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【ガヴドロSS】サターニャ「ソードアート・オンライン?」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 00:50:07 ID:G2YbFmz.


オリジナル要素多数

2以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 00:51:35 ID:G2YbFmz.
ガヴリール「よし、運良くみんな手に入れることが出来たな」

ヴィーネ「よかった…。限定1万本だったものね」

サターニャ「ふんっ! この大悪魔がいるんだもの、当然の結果だわ。でもこれってそんなに面白いの?」

ガヴリール「んー、まあ前評判がよかったから競争率凄かったんだろ」

ラフィエル「MMO、しかもフルダイブのVRなんて初めてですからね。ガヴちゃんに誘われたのがきっかけですけど、私は早く帰ってプレイしたいくらい楽しみですよ♪」

ヴィーネ「半ば強引に誘われた気もするんだけど…」

ガヴリール「細かいことは気にすんなって。それじゃそれぞれ家帰って、次はゲームの中で会おう」

サターニャ「そうね! これを手にするまでは睡魔にやられてたけど、一刻も早くプレイしたくなったわ!」

ヴィーネ「ガヴ、面白いからって徹夜してゲームなんてしないからね?」

ガヴリール「えー、なんで?」

3以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 00:52:20 ID:G2YbFmz.
ヴィーネ「当たり前でしょ。明日は家から引っ張り出してでも学校に連れていくからね」

ガヴリール「やだ」

ヴィーネ「あんたねぇ、子どもじゃないんだから…」

ラフィエル「まあまあ二人とも、その辺にしてください。ログインはもう出来るみたいですし、早くしないと出遅れちゃいますよ?」

ガヴリール「そうだったな! んじゃ、各自解散! ゲームの世界で会おう!」

ヴィーネ「ちょっとガヴ!」

サターニャ「行っちゃったわね」

ラフィエル「ガヴちゃんは相変わらず可愛いですね♪」

ヴィーネ「とりあえず私たちも帰りましょうか。話しはゲームの中でもできるんだし」

ラフィエル「そうですね♪ それじゃゲームの中で♪」

サターニャ「わかったわ」


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4以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 00:53:07 ID:G2YbFmz.
ガヴリール宅

ガヴリール「さてと、初期設定はこんな感じでいいか」

ガヴリール「これがナーヴギア…」

ガヴリール「ずっと発売されるのを待ってたんだ。意地でも1週間は部屋に篭ってやり続けてやる…!」

ガヴリール「ヴィーネは面倒くさいけど、知ったこっちゃないね」

ガヴリール「よっしゃ、それじゃ準備も出来たし行きますか!」

ガヴリール「LINK START!」


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5以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 00:54:47 ID:G2YbFmz.
〜第1層主街区 はじまりの街〜

ヴィーネ「あ、来た来た。サターニャこっちよ!」

ガヴリール「おせーぞ」

サターニャ「ごめん、迷っちゃったわ!」

ラフィエル「大悪魔様でも迷うことがあるんですね♪」

サターニャ「ゲームとか初めてだから仕方ないじゃない」

ヴィーネ「でもここ、ほんとに広いわよね。しかも凄いリアル…」

6以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 00:55:28 ID:G2YbFmz.
サターニャ「それにさっき窓に映る自分の顔見たら全然違うし」

ラフィエル「あらっ? サターニャさんはいつも通りじゃないですか」

サターニャ「えっ? どっからどう見ても違うと思うんだけど…。でもあんた達、よく私だってわかったわね」

ガヴリール「そりゃまあ、馬鹿なオーラが溢れてたからな」

サターニャ「なによ! ゲームなんだからそんなこと有り得ないでしょ!?」

ヴィーネ「喧嘩しないの。とにかく4人揃ったことだし、ガヴ、まずは何をすればいいの?」

ガヴリール「そうだな、とりあえずこういうゲームはレベルを上げて強くならないと話にならないからな。フィールドに出てモンスターでも倒すか」

ラフィエル「早速戦闘ですね。頑張ります♪」


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7以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 00:56:30 ID:G2YbFmz.
〜第1層〜 西のフィールド

ガヴリール「ヴィーネ! そっち行ったぞ!」

ヴィーネ「きゃっ!? このイノシシみたいなの早いわね」

ラフィエル「ヴィーネさん落ち着いてください♪ 一層目のモンスターなので、ゆっくり倒しましょう」

サターニャ「ゲームの中だから走っても全然疲れないわね! ヴィネット、私が代わりに倒してくる!」

ヴィーネ「気をつけてね!」

ガヴリール「…あいつ元気だな」

ラフィエル「サターニャさんは体を動かすことだけは得意ですからね」

サターニャ「ふっふーん、そんな突進当たらないわ! うりゃっ! …ってうわぁ!?」

【片手細剣 リニアー】

ヴィーネ「えっ!? 今サターニャの剣光ったわよね!?」

8以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 00:57:19 ID:G2YbFmz.
ラフィエル「えぇ。魔法…でしょうか。それに凄いスピードでしたね。イノシシが一撃です」

ガヴリール「ソードスキルってやつじゃないかな」

サターニャ「ちょ、今の何!? 私の動きめちゃくちゃ早くなかった!?」

ガヴリール「落ち着けって。さっきのサターニャの突進はソードスキルってやつだよ」

ヴィーネ「それは何なの?」

ガヴリール「んー、私も詳しくは知らないんだけど、説明書に書いてあったんだよね」

サターニャ「説明書? 私はそんなもの読んでないわよ?」

ガヴリール「読まなくてもスキルは発動するからな」

ヴィーネ「それじゃサターニャは偶然見つけたってことになるわね…」

ラフィエル「凄いですサターニャさん♪」

9以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 00:58:10 ID:G2YbFmz.
サターニャ「そ、そう? ま、大悪魔の手にかかればこれくらいは当然よ!」

ヴィーネ「それでソードスキルの説明は他にないの?」

ガヴリール「確か読んだ限りだと、剣や投擲、体術なんかにもソードスキルがあるらしい。武器ごとに色々あって、今のサターニャのスキルは細剣術のリニアーってやつだと思う」

ラフィエル「ということは、私が持ってる武器ではリニアーというスキルは使えないということですよね?」

ガヴリール「そういうことになるな。ラフィエルの武器は斧だからリニアーは使えないってことになる」

ヴィーネ「なるほどね。結構ゲームって難しいわね」

ガヴリール「慣れるまでは大変だろうけどその内覚えるよ」

サターニャ「あんまりわからないけどわかったわ! とにかく強くなればいいのよね!」

ガヴリール「……面倒だからお前はそれでいいよ」

10以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 00:58:58 ID:G2YbFmz.
ラフィエル「すみませんガヴちゃん、お話が変わるのですが、目の前に表示されてるものは何なのでしょう…」

ヴィーネ「私も聞きたかったわ。色々書いてあるみたいだけどさっぱりわからないわ…」

ガヴリール「あぁ、それはモンスターを倒したから報酬を貰いましたよっていう通知みたいなもんだ」

サターニャ「報酬?」

ガヴリール「基本的にゲームはモンスターを倒せばお金とアイテム、それに経験値が貰える仕組みになってるからな」

ヴィーネ「そうなんだ。それじゃ今表示されているのは──」

ガヴリール「6コル、は恐らくお金のことだろうな。それと経験値も書いてあるけど、アイテムはドロップしてないか」

サターニャ「あれっ? 私は8コルよ」

ヴィーネ「私は3コルしか貰ってない…」

ラフィエル「私は5コルですね。ガヴちゃん、何故差があるのでしょう」

ガヴリール「多分貢献度じゃないか? 誰がどれだけダメージを与えたか、っていうのをプログラムが判断してるんだと思う」

11以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 01:00:27 ID:G2YbFmz.
サターニャ「それじゃどんどん敵と戦った方がいいってことね!」

ガヴリール「確かにその戦い方だと稼げるし強くはなるけど、HPがゼロになっても知らないからな」

サターニャ「なによ。ゼロになればどうなるの?」

ガヴリール「デスペナルティがつく」

サターニャ「ですぺる?」

ガヴリール「デスペナルティな。このゲームのデスペナルティがどんなものかは知らないが、簡単に言えば倒されると、持っているアイテムを失ったりレベルが落ちたりするんだ」

ヴィーネ「そうなんだ。それじゃなるべくゼロになるのは避けないといけないってこと?」

ガヴリール「そういうことになるな。場合によってはしょうがないデスもあると思うから、そこは臨機応変に対応しないとだけど」

サターニャ「うぅ…。さっきから新しいことばかりで勉強してる気分になるわね…」

ラフィエル「確かに、ゲームと言っても情報が大事ということなのでしょうか」

ガヴリール「ラフィエルいい事言った! そうなんだよ。ゲームで強くなるためには情報がとにかく大事なんだ。そのためにはまず──」

12以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 01:01:26 ID:G2YbFmz.
ヴィーネ「っとごめんガヴ、その説明の前にちょっといい?」

ガヴリール「ん、なんだ? これから強くなる上で最も大事なことを話すんだけど」

ヴィーネ「それは現実世界でご飯食べてからにしない? だってほら、もうお昼の1時よ?」

サターニャ「そうね。現実の私はきっとメロンパンを欲しているに違いないわね」

ガヴリール「飯なんて食わなくていいだろ。1食くらい抜いても死にはしない」

ヴィーネ「駄目よ、きちんと3食食べなきゃ。それにゲームが発売されたからって、今日は徹夜なんてさせないからね」

ガヴリール「チェッ、ったくしょうがないな。30分だけだぞ」

ラフィエル「せめて1時間は欲しいです」

ガヴリール「えー、もう…。それじゃ1時間でいいよ。私は落ちないしとりあえず早く戻ってきてくれ」

サターニャ「私がいないからって、あんな雑魚にやられるんじゃないわよ」

ガヴリール「誰がサターニャの手なんか借りるかっての。ほれ、さっさと落ちろ」

サターニャ「言われなくても帰るわ──あれっ?」

13以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 01:02:51 ID:G2YbFmz.
ガヴリール「…? 何してんだよ。早く行けってば」

ヴィーネ「……ちょっと待って。あれっ? ガヴ、このゲームってどこからログアウトするの?」

ガヴリール「ん、あぁ言ってなかったっけ。手を上から下に振り落とせばウィンドウが──」

ラフィエル「やってもないんですよ。どこを見てもログアウトボタンが」

ガヴリール「そんな訳ないだ……ん? ほんとだ、ないな」

サターニャ「でしょ? もう、どうなってるのよこれ…」

ガヴリール「GMにもメッセージ飛ばせないみたいだ…。バグか?」

ヴィーネ「バグ? なんなのそれ」

ガヴリール「不具合みたいなもんだよ。まあなんにせよ、復旧するまでは現実世界に戻れないってこと」

ヴィーネ「えっ!? 嘘、午後から雨の予報だったから洗濯物取り込まなくちゃいけないのに!」

ガヴリール「不具合なんだから仕方ないだろ。多分運営は今頃てんやわんやだろうな」

ヴィーネ「そんな…。早く復旧してくれないと困るわ…」

14以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 01:04:02 ID:G2YbFmz.
ラフィエル「こればかりは仕方ないですよね…。私も外に干しているので戻ったらまた洗濯しないといけないのでしょうか…」

サターニャ「私は……特にやらなきゃいけないことはないわね」

ガヴリール「ま、しょうがないからもう少し戦いに慣れておこうぜ」

サターニャ「仕方ないわね。こうなったらもう少しあんたに付き合ってあげ──」

ゴーン ゴーン

サターニャ「きゃっ!? な、何、この鐘の音?」

ラフィエル「気味が悪いですね…」

ヴィーネ「不具合のアナウンスとか?」

ガヴリール「わからない、でも何かあるんだろう」

サターニャ「ガヴリール、一度街に戻った方が良さそうじゃな──」

ヴィーネ「サターニャ!? なに、あの子どこへ行──」

ラフィエル「えっ!? お二人共どちらに──」

ガヴリール「おい! くそっ! なんなんだよ、 一体何が起きて──」


────────────────────────

15以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 01:04:50 ID:G2YbFmz.
ラフィエル「ガヴちゃんこっちです!」

ガヴリール「みんな! よかった、お前ら無事か」

サターニャ「いきなり変な所に連れてこられるなんてなんなのよ…」

ヴィーネ「それにそこら中にプレイヤーが集まってるみたいだけど、やっぱりGMから連絡があるのかな」

ガヴリール「いや、それならメッセージが来るはず」

サターニャ「だったら何が始まるっていうのよ」

ガヴリール「そんなの私に聞かれても──」

『おいっ! 空に何か出てるぞ!』

ガヴリール「ん、空?」

ラフィエル「ほんとですね、何か降ってきました」

ヴィーネ「モンスター、じゃないわね…。あれがこのゲームのGMっていう人なのかな?」

サターニャ「だとしたらやっぱり説明が──」

16以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 01:05:42 ID:G2YbFmz.
『プレイヤーの諸君、ようこそ私の世界へ。私がGMの茅場明彦だ』

ガヴリール「私の、世界…?」

『既に諸君の中にも気付いている者がいるかもしれないが、このゲームにはログアウトボタンがない』

サターニャ「やっぱりその話だったのね。よかった──」

『しかしそれは不具合ではない』

ヴィーネ「……えっ?」

『繰り返す。ログアウトボタンがないのは不具合ではなく、ソードアート・オンライン本来の仕様である』

ガヴリール「仕様、だって…?」

『このゲームはログアウトは出来ず、ゲーム内でHPがゼロになったその瞬間、君たちの頭に付けられているナーヴギアから脳に高出力マイクロウェーブが照射され、脳を破壊する』

ヴィーネ「そんな、嘘よね…。ガヴ! そんな出鱈目ないわよね!?」

ガヴリール「そんなのわかるかよ!」


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