[
板情報
|
R18ランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【ぼく勉】成幸 「桐須先生と結婚か…」
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:38:53 ID:Tfu534GU
日野「みんな覚えてるんだよ。ちょっとドジだけど、いつも一生懸命に私たちのことを想い続けてくれた、優しい先生のこと」
真冬「……っ」
日野「だから、せんせーも同窓会に来てね。私たちの過ごしたあの青春は、桐須先生も確かに入ってるんだから」
真冬「……………ええ」
--もう一度、ちゃんとやり直せるだろうか。ずっとずっと憧れ続けた。青春の学園生活を
真冬「約束。その時は…きっと顔を出すようにするから…!」
日野「うん…………せんせー、やっと笑ってくれた。やっぱりせんせーには、笑顔が一番よく似合ってるよ!」
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:39:27 ID:Tfu534GU
--七緒アイスアリーナ出口
店員「ありがとうございましたー」
成幸「ふう…なんだかんだで、結構滑ってたんですね。すっかり日が落ちてますよ」
真冬「不吉。滑るとか落ちるとか、そんな言葉を受験生があまり口にするものではないわよ。唯我くん」ジロッ
成幸「あはは、気を付けます。それで…少しは気が楽になれましたか? 先生」
真冬「そうね…とりあえず、明日は学園に復帰するつもりだから。課題の方はしっかりやっておくように」
成幸「はい! 先生」ニコッ
真冬「………」フゥ…
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:40:04 ID:Tfu534GU
--間違ってるかどうかなんて、本当に終わっちまうまでわからねーもんさ
--楽しいかどうかも選択が間違いかどうかも…結局、終わってみなきゃわからないじゃないですか
真冬(…ほんと、そうね)フッ…
真冬「………唯我君」
成幸「はい……え?」
--黄昏を過ぎた空は暗くなりつつあり、ともすれば見間違えたのかもしれない。けれど
真冬「感謝。ほんとうに--ありがとう」
--そう告げた先生の表情は本当にきれいで…どこか笑っているようにも見えた
了
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:42:12 ID:Tfu534GU
幕間
--もしもの話
美春「で、でも姉さまは諦めると約束してくれるなら…ッ」///
成幸「お姉さんとのことで協力してほしいんです!!!」
美春「…してくれるのならっ、返事をして下さい! 唯我成幸さん! !」///
成幸(だめだ、聞いていない…よくわからないけど、とりあえず美春さんに同調すればいいのか?)
成幸「わ、わかりました! だからとにかく話を聞いて下さい! お姉さんのことなんです!!」
美春「へっ?」
260
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:42:45 ID:Tfu534GU
--数分後
成幸「…というわけで美春さんに協力を」
美春「わかりました。他ならぬ姉さまの為にも、最高の環境を用意しちゃいますよぉ」フンス!
成幸「良かった…じゃあよろしくお願いしますね、美春さん!」
美春「はい…確かに言質は取りましたから。こちらこそよろしくお願いしますね。唯我成幸さん」
成幸「……? は、はい」
261
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:43:34 ID:Tfu534GU
--数日後
うるか「そういえば、桐須センセー元気になったんだってね。よかったー!」
成幸「だいぶ例のブームも落ち着いたみたいだし。何よりだな」
真冬「そうね、唯我君」
うるか「わっ!?」
成幸「せ、先生!?」
真冬「喧騒。二人とも声が大きいわよ」
262
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:44:07 ID:Tfu534GU
うるか「すみません。先生もう体調は大丈夫なんですか?」
真冬「ええ、問題無いわ。ありがとう武元さん。唯我君も」チラッ
成幸「はい。先生」
真冬「それと…話は聞いたわ。正直かなり驚いたのだけれど」
成幸「へ?」
真冬「………」フッ
成幸・うるか「!」
真冬「……美春のこと、よろしく頼むわね。唯我君」ボソッ
成幸(…え?)
263
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:45:14 ID:Tfu534GU
--下校中
うるか「しかし今日はびっくりしたなー。桐須先生が笑うところ見たのって初めてかも。けど…なんか寂しそうな感じだったよね。成幸何か知ってる?」
成幸「え? いや…さっぱり心当たりがないけど…」
成幸(でも先生が言った言葉…美春さんを頼むって、どういう--)
うるか「あり? こんな時間内に校門前に誰かいるよ……って、なんか成幸に手を振ってるみたいだけど?」クイッ
成幸「え? …ってあの人は!?」
264
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:45:48 ID:Tfu534GU
美春「一日千秋。お待ちしておりました。唯我成幸さん」ニコッ
成幸「え?(変装してるけど…美春さん?)ど、どうしてここに!?」
うるか「(年上かな? キレイな人)やっぱり成幸の知り合いだったんだ。初めまして、武元うるかです。お姉さんのお名前は?」
美春「名乗るほどの者ではありません。ですが、彼との関係を説明するのであればそうですね。婚約者(フィアンセ)…と言うべきでしょうか」ポッ…
成幸「はあっ!?」
うるか「くぁwせdrftgyふじこlp」ズガーン!!!
成幸「ちょっ! 何言ってるんですか美春さん! うるかが誤解するでしょ--はっ!?」クルッ
265
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:46:23 ID:Tfu534GU
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
うるか「…………」グッ …グッ…
成幸「えっと、うるか…さん?(何故ストレッチを?)」タラーッ
うるか「う…………うわあああああん。成幸のばかああああああ! でもお幸せにいいいいいいいい」ダッーー
成幸「う、うるかああああ!!!」ズガーン!
美春「諸行無常…彼女には申し訳ないことをしましたが仕方ありません。とにかくこれで私達を遮るものはなくなりました。それでは行きましょうか。唯我成幸さん」
成幸「え? ど…どこへ?」
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:46:55 ID:Tfu534GU
美春「私の実家です。お付き合いを始めたのですから、まずは父さま母さまに報告しないと」
成幸「お付き合いッ!? 何で!?」
美春「両親を説得するのは中々骨が折れると思いますが、比翼連理。これから二人で力を合わせて頑張りましょう! …それと、言い遅れましたが」
成幸「?」
美春「ふつつか者ですが…これからよろしくお願いしますね。唯我成幸さん」/// ポッ
成幸「……どうしてこうなった」ズーン…
美春エンド -完-
267
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:47:52 ID:Tfu534GU
--お疲れさまでした。実績を達成したことにより次のシナリオが新たに開放されます。
・関城沙和子ルート
・桐須姉妹丼ルート
--ぼく勉ポータブル鋭意開発中--
268
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:48:26 ID:Tfu534GU
以上です。ネタ元は神回こと101・102話から
理珠捜索ssと同じテイストで
・成幸はどうやって日野さんを探しだしたのか?
・何故美春は現場にいなかったのか?
・日野さんがウェディングテーマを弾いた後の流れは?
辺りの部分を自己補完してみました。幕間についてはエイプリルフールネタということで。嘘から出た実であってほしいですが
長編で先生のヒロイン力がめきめき上がって嬉しい限りです。ヒロイン力に応じたSSを書けるよう頑張ります。
ではまた
269
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 16:52:09 ID:Tfu534GU
投稿は以上ですが、使用不可能文字を使ってたみたいで文字化けしてる部分がありました。すみません。先輩と日野さんのヒャーの後はハートマーク、ピアノ演奏の部分は音符を入れてました
また後ほど修正したのを上げたいと思います。失礼しました
270
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 17:42:15 ID:Tfu534GU
>>242
の修正です
♪♪♪〜
成幸「はやっ! もう来た」ピッピッ
成幸「ええと…これが番号だな。なんか先輩からのメッセージも続けざまに来てるけど…」ピッピッ
『後輩のことだから、どうせまた女が関係しているんだろ? まったく悩みが尽きないな、このたらし野郎が ( *゚∀゚)⊃) ‘ д’)』
成幸「あーもうあの人は…(しかも決して間違ってはないんだよな…)」ズーン…
成幸(でも…これで取っ掛かりを作ることはできた。感謝します先輩。あとは俺が--)ピッピッ…
「もしもし?」
成幸「もしもし…あ、はい。そうです。小美浪あすみさんの後輩で唯我といいます。突然の電話ですみませんが、どうしても訊きたいことが--」
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 17:48:25 ID:Tfu534GU
>>251
の修正です
--数時間後・七緒アイスアリーナ
成幸「俺は先生を…幸せにしたいです!」
真冬「--っ!」/// ハッ!?
\\チャーン チャーッチャ チャーチャッ チャーチャッ//
日野「色々茨の道だと思うけど…ちゃんと卒業してからお幸せにね、せんせー!!」ヒャーッ!
成幸「ウェディングテーマ!?」
真冬「誤解ッ!!! 決してそういうのではないわよ日野さんっ!!」カァアア
日野「そんなこと言っても。顔が赤くなってるよ。せんせー」ニヤニヤ
真冬「きっ禁止! からかうのは止めなさいっ!!」
日野「あははっ…! 懐かしーねそれ。確かせんせーが初めて教壇に立った時にも言ってたっけ」ハハッ
以上です。
272
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 19:56:27 ID:aJNucWtY
おつんここ
273
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 21:01:39 ID:c9Q74Rag
乙です
ポータブルの発売予定はいつかな?
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 21:16:17 ID:ISAwJaNQ
おつ!
ぼく勉のゲーム出てほしい
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/06(土) 01:54:59 ID:to7lUyVg
こういう原作保管のssすき
276
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:07:06 ID:dJxVpxUY
第2回人気投票が開催された記念に全員回を投下したいと思います
【ぼく勉】水希「キスマーク作戦よ!」
277
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:08:47 ID:dJxVpxUY
--朝・唯我家、玄関前
花枝「それじゃあ先に行くから。成幸のこと頼むわね」
双子「水希姉ちゃん行ってきまーす」
水希「うん、行ってらっしゃい。心配しないでお母さん。お兄ちゃんのことは全て私に任せてくれれば。ふふ、ふふふ…」
花枝「一番心配なのはあんたの将来なんだけどね……まあいいわ。じゃあよろしく」ガラガラ- ピシャン
水希(ええお母さん。私の将来のためにも、必ずやお兄ちゃんを救ってみせるわ!)スタスタ…
278
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:11:23 ID:dJxVpxUY
--居間
成幸「zzzz…」
水希(また今日も机で寝ちゃってる…成績が伸びなかった中学時代もこういうことはあったけど…)チラッ
水希(ノートの束に多くの参考書…今のお兄ちゃんならここまでする必要はない。理由はわからないけど、それもこれもあの人【古橋さん緒方さん】たちに勉強を教えているから…)プルプル…
水希(やっぱり顔なの!? それともあの極悪なサイズのアレなの!? お兄ちゃんが巨乳派なのは何となくわかってるけど、それなら私にだってまだまだ十分な余地が--)ハッ!?
水希(……危ない危ない。今の私はSAKUSHI。そんな事を考えている場合じゃなかったわ。ここは素数を数えて落ち着かないと)2,3,5,7,11,13…
水希「…よし落ち着いた。というわけで、かねてからの計画をいよいよ実行するときが来たわね」サッ
水希「こっそり拝借したお母さんのリップ。これを唇に塗って…」ヌリヌリ…
279
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:12:13 ID:dJxVpxUY
水希(そう--私は気付いたの。古橋さんも緒方さんも、決して押しの強い性格じゃない。そしてそれが私との決定的な差!)キュピーン!
水希(リップを塗った唇でお兄ちゃんにキスマークを付ける。首裏辺りなら鈍感なお兄ちゃんは気付かないだろうから、それをあの二人が目撃すれば…?)
文乃『うぺえっ!? な、成幸くん…それって…まさか…?』プルプル…
理珠『な、なな成幸さん…』プルプル…
成幸『…? どうした? 二人とも』
文乃『な、何でもないの! あーっといっけない! 私そろそろアレがアレする時間だからっ!!』ダダッ-!
理珠『酷いです。成幸さん不潔ですっ!!!』ダダッー!
成幸『ふ、古橋! 緒方ーー!!!(風呂ならちゃんと毎日入ってるんですけどーー!?)』ガーン!
水希「ふ、ふふ…完璧。完璧だわ」
280
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:14:39 ID:dJxVpxUY
水希「よし、リップの準備もOK。あとは想いを乗せた私の唇を…たっぷりと受け取って。お兄ちゃん…」ググ…
水希「………」プルプル…
水希「…ッはあ! はあ…だ、だめ。いざとなると緊張しちゃう。仕方ないわ。こうなったら直接お兄ちゃんの首裏に!」スッ
ヌリヌリ…
水希(うん、それらしくなった。これならお兄ちゃんが鏡を見てもバレないうえに、他の人からは目立ちやすい)
水希「これで準備は万端。あとはお兄ちゃんを起こすだけね」ニコッ
281
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:15:25 ID:dJxVpxUY
成幸「んん…」
水希「おはようお兄ちゃん。早く起きないと遅れちゃうよ」ニコッ
成幸「悪い。寝坊しちまったんだな…母さんたちは?」
水希「今日は早く家を出ないといけなかったから、もう出発しちゃったよ。じゃあ私もそろそろ学校に行くから、お兄ちゃんも遅れないようにね」
成幸「ああ、ありがとう。水希」
水希(計画通り)ニヤッ
282
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:16:40 ID:dJxVpxUY
--洗面所
ジャー…バシャバシャ…
キュッ
成幸「ふう。さっぱりした…けど、今日は寝癖がしつこいな(机で寝てたせいか?)」
成幸(仕方ない。一度全部頭を流してしまうか。水道代がかさんでしまうけど)ジャー…
成幸「うん。今度は大丈夫だな。そういや洗ってる途中で赤い塗料みたいなものが流れていったけど…?」
--ねーねー兄ちゃん、ここでお絵かきしてていい?
成幸「……大方寝ている時にあいつらに落書きでもされたんだな。危ない危ない」ホッ…
成幸「さて、無事に準備も済んだし、そろそろ出掛けるか」クルッ
成幸「それじゃ、今日も頑張ってくるよ。親父…行ってきます」ニッ
283
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:17:10 ID:dJxVpxUY
--昼休み・一ノ瀬学園・3-B教室
大森「あー暑い。秋なのに今日はえらく気温が高くねぇ?」パタパタ
小林「大気の影響で今日は夏日に戻るらしいからね。だから今日は夏服」ニコッ
成幸「小林が正解だよなあ。さすがにこんな暑さじゃブレザーなんざ着てられん……ん?」パタパタ
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:18:46 ID:dJxVpxUY
--ワイワイガヤガヤ
「これとかどう?」
「いいけど、ちょっと派手過ぎない?」
「大丈夫っしょ。お祭りなんだし」
大森「隅っこの方でなんか盛り上がってんなあ。おーい! そこで何やってんの?」
うるか「おーっす大森っち。成幸にこばやんも」タタッ
成幸「なんだ。うるか達だったのか。何やってんだ?」
うるか「今度水泳部の皆で街のハロウィンパーティーに行くことになってさあ。そのときに付けていくタトゥーを選んでるんだ」
成幸「タトゥーって…入れ墨のことだろ? そんなことして大丈夫なのか?」
うるか「あはは、違うって。あたし達の選んでるのはシールだよ。シール」
成幸「シール?」
うるか「そうそう。例えばこんなのとかさ」サッ
成幸「うん? キスマークか? それ」
285
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:19:58 ID:dJxVpxUY
うるか「そうそう。ものは試しにやってみよーか。ちょっと腕借りるね。成幸」ヒョイッ
成幸「お、おい!」///
うるか「ん。こうやって…と。はい完成。どうかな?」
成幸「うわすげえな。本物そっくりだ」
うるか「でしょー♪ 種類も色々あるからねー。どれを選ぼうか絶賛悩み中ってわけ」
成幸「なるほどな。で、これを消すにはどうしたらいいんだ?」
うるか「え? あ……」タラーッ
成幸「……おい」
うるか「えーっと、その……結構強力なやつだから、すぐには消えないかも」テヘペロ
成幸「お、ま、え、は〜!」
うるか「いだだだだ! 成幸ギブギブギブ!」ヒャーッ♪
小林「本当に仲いいよねえ。あの二人は」ニッ
大森「ちくしょー! 俺も武元さんとあんなスキンシップしてみたいぞーーー!」シクシク
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:21:08 ID:dJxVpxUY
--放課後・図書室
成幸「--てなことがあってな…」
理珠「成程。いかにもうるかさんらしい適当さですね」
文乃「あはは。でもそれ、本当によくできてるよね。誰かに付けられたみたい」
成幸「そうやって既に散々いじられたから勘弁してくれ。おまけに当の本人は部活だし……」ズーン
理珠「まあ、うるかさんのやることなので、事故にでも遭ったと思うしかないですね。そろそろ切り替えて勉強を始めませんか?」ガサゴソ
成幸「そうだな…って、何やってんだ? 緒方」
理珠「ええ。赤マーカーのインクが切れてしまいましたので、ここで交換をと」
成幸「へえ。マーカーなんてインクが切れたら使い捨てだと思ってたな。ちょっと見てみてもいいか?」ヒョイッ
理珠「あ、成幸さん! そこを握っては!」
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:21:48 ID:dJxVpxUY
成幸「え? うわっ」ピュッ パシャッ
理珠「…インクが飛び出てしまうので気をつけて下さいと」
成幸「すまん…一歩遅かった」ズーン…
文乃「シャツに掛かっちゃったね…しかもこれ…」
成幸「キスマークだな…どこから見ても…」
文乃「……」
成幸「……」
文乃「も、モテモテだね。成幸くん」アハハッ…
成幸「過程が全然嬉しくないんだが…」ズーン
理珠「とりあえず水洗いをした方が良いのでは?」
成幸「いや、水洗いだとかえってシミになるしな。このまま家に帰って水希に頼んでみるよ」
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:22:21 ID:dJxVpxUY
--30分後
カリカリカリカリ
カリカリカリ
カリカリ…カリ…
文乃「……はっ!?」
成幸「どうしたんだ? 古橋」
文乃「え? あ、ううん。何でもないよ」アハハ…
文乃(ううっ…昨日は夜遅くまで頑張ったから、数式が私を眠りにいざなってきちゃう。でもここで寝るわけにはいかない………いかな……いか…)
289
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:23:25 ID:dJxVpxUY
--キラキラキラキラ
文乃「ん? ここ…は?」
「ようこそいらっしゃいました。古橋文乃さん」
文乃「あ、あなたは!?」
「私は神です。主に食と乳を司っています」
文乃「食と…父?」ホエ?
「そのちちではありません。胸です胸。バスト、二つの双丘」
文乃「なるほど、平原は対象外と?」ピキッ
「いえ、神は常に平等です。平原はおろか水平線でもクレーターでも。とにかく突起さえ付いていればそれは乳なのです」
文乃「突起って…(///)いやそうかもしれませんけど(ていうかクレーター? 一体どんな…)」ゴクリ
「まあ意義について語り合うのはまた今度にいたしましょうか。さて、古橋文乃さん」
文乃「は、はい」
290
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:24:58 ID:dJxVpxUY
「あなたの飽くなき食への追求と巨乳への渇望に、私はいたく感心しました。よって、あなたの望みを叶えるべくこの地に連れてきたのです」
文乃「ほ、本当ですか?」
「ええもちろん。これまで本当によく耐えてきましたね。まな板、つるぺた、胸部装甲、大陸棚、ニューホライズン、永遠のゼロ、Dr.ストーン、地球の重力に逆らいし者。数々の蔑称はさぞやあなたの心を苦しめたことでしょう」ヨヨヨ…
文乃「ほとんどが今はじめて浴びせられた言葉なんですが…」
「それも今日で終わりを告げるのです!」バッ!
文乃「スルーしやがった。だよ」
「さあ古橋文乃さん。そこにBからJまでのアルファベットを付けたお饅頭を用意しました」
文乃「わ、いつの間に」
「想像の通り、食べたお饅頭がそのままあなたのバストサイズへと変わるのですが…果たしてどれを選びますか?」
291
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:26:26 ID:dJxVpxUY
文乃「じゃ、じゃあG…いえ、Jです! Jを選ばずして何を選べと!?」キリッ!
「流石は古橋さん。まさに渇望の女王と呼ぶに相応しい選択です。しかしよろしいのですか? 副作用として酷い肩凝りや、イミテーション(パッド)疑惑があなたを待ち受けているのですよ。ここは現実的にC〜E辺りで手を打ってみては?」
文乃「いえ…私の周りは既にGまでが日常の一部と化しています。それでは私は戦えません。JはジャンプのJ。今の私には、大いなる飛躍が必要なんです!」キリッ!
「そうですか…あなたの覚悟、しかと承りました。ではこれを授けましょう。あなたに希望の未来があらんことを」
文乃「ありがとうございます神さま、いえ…乳神さま! このご恩は一生忘れません!」ウルウル
乳神「ええ……それでは」ニコッ
スゥーッ…
文乃「……行っちゃった。あとはこれを食べるだけ。長い道のりだったけど、これでようやく一緒にブラを買いに行けるよ。りっちゃん、うるかちゃん!」
文乃「いただきまーす!」パクッ!
--痛あっ!
文乃「へっ?」パチッ
292
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:29:02 ID:dJxVpxUY
文乃「ほ、本当にごめんね成幸くん…」ハワワワ…
成幸「い、いや大丈夫だよ古橋。幸い耳たぶだし、噛まれたといっても一瞬だったからさ。それにもう痛みは引いてきてるし」ハハ…
理珠「とはいえ歯形がしっかり残ってますね。少し血も滲んでますし、絆創膏などで隠してみては?」
文乃「そ、そうだね…成幸くん、動かないでね」ピトッ-
成幸「あ、ああ…悪いな」///
理珠「それにしてもいきなり成幸さんに噛みついたのでびっくりしました。一体どんな夢を見たというのですか? 文乃」
文乃「………」
成幸「古橋?」
文乃「……うん。とっても良い夢だったよ。だけど…その分だけ起きたときの現実は辛くなるの。だからさあ、聞かないでくれると嬉しいなあ。りっちゃん…」ウルウル
成幸(一体どんな夢を見たんだ…)タラーッ
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:30:43 ID:dJxVpxUY
--数時間後、メイドカフェ・ハイステージ
あすみ「悪いな後輩。急に呼び出しちまって」
成幸「いえ、大丈夫です。それにしても今日はかなり混雑してますね」
あすみ「ああ。イベント期間中なうえにウェイターが一人病気でダウンしちまったからな。マジで助かったよ。悪いが予備の服も無いんでエプロンだけ付けたら早速入ってくれ」
成幸「わかりました。ならもうOKです。運ぶのはこのオムライスでいいですか?」ヒョイッ
あすみ「ああ、15番テーブルまで運んでくれ。ケチャップはアタシが向こうでかけるから」スタスタ…
成幸「わかりました」スタスタ…
294
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:31:40 ID:dJxVpxUY
あすみ「お待たせしました〜。あなたのピクシーメイドあしゅみぃがお料理をお届けにあがりました〜♪」キラキラ-
客1「待ってました。あしゅみーちゃん!」パチパチ
客2「んほぉ〜今日もよろしく頼むね」
あすみ「はい! 精一杯ご奉仕させていただきましゅみ〜♪ それでご主人様。本日はオムライスにどんなメッセージをご希望されましゅみ?」
客1「あ、じゃあ俺は名前で」
客2「僕はハートマークをお願い」
あすみ「了解でしゅみ♪ じゃあ早速……っ!?」ピタッ
客1「どうしたの? あしゅみーちゃん」
あすみ「ご、ご主人様…そ、そのTシャツは…?」
客1「あ、気付いてくれた? この間こいつと例のあのランドに行ってきたんだよねー。そこで買ったTシャツなんだけどほらほら、かわいいでしょ」
あすみ「ひっ!?(げっ歯類!)」バッ!!!
成幸「え? わっ!」ドンッ!!
ドガシャーン!
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:33:09 ID:dJxVpxUY
客2「う、うわ? だ、大丈夫? あしゅみーちゃん」
あすみ「……だ、大丈夫でしゅみー。ちょっと足を滑らせちゃって。こんな粗相をしてしまった私を叱ってもらえますか? ご主人様」ウルウル
客1「も、もう仕方ないなー、あしゅみいは…」
客2「こ、今度から気をつけるんだよ」
あすみ「はい! ありがとうございますご主人様。次はちゃんとできるよう頑張りましゅみ〜♪」ニパッ
客1・2「んほぉ〜! あしゅみいちゃん最高ぉぉッ!!」
成幸「……」ホッ…
296
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:34:23 ID:dJxVpxUY
--控え室
あすみ「すまん後輩! 大丈夫だったか?」
成幸「あ、はい。何ともないです。先輩の方こそ大丈夫でしたか?」
あすみ「ああ、後輩が受け止めてくれたおかげだよ…っておいおい!? 袖にケチャップ付いてんじゃねーか」
成幸「あ、本当だ。いやでもこれくらいなら家で染み抜きすれば大丈夫ですから。気にせんで下さい。今は時間も無いですし」
マチコ「あしゅみー! お呼びだよー!」
あすみ「ちっ、アタシが洗いたかったけど、そんな暇も無さそうだな。すまん後輩、もし取れなかった時はクリーニング代払うから。またアタシに言ってくれよな」
成幸「わかりました。ありがとうございます」
297
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:35:18 ID:dJxVpxUY
あすみ「しっかしそのケチャップ跡、まるでキスマークみたいな形してんのな」
成幸「あ、やっぱりそう見えますよね…」ズーン
あすみ「まあな。よく見たら服にも手首にも付いてるじゃねーか。もしかして耳たぶの絆創膏もソレ系か? 全くモテる男は辛いな後輩」ニヤニヤ
成幸「う、その…言っときますけど、決して先輩が思ってるような経緯で付いたものじゃないですからね」ジロッ
あすみ「どうだか。お前なら全部本物って言われてもおかしくないと思うけどな」
成幸「何言ってるんですか。そんなことあるわけないでしょう?」
あすみ「なんなら一つくらい本物作ってやろうか? アタシなら一向に構わないぞ?」クイクイッ
成幸「あーもう! 時間ないんですよね!? 仕事に戻りますよ先輩!」///
あすみ「ひっひっひ。やっぱカワイーな。後輩は」ニコッ
298
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:36:18 ID:dJxVpxUY
--数時間後・帰宅途中
成幸「ふう…疲れた」
成幸(結局あれから休む暇なく動いてたなあ。制服のシャツも洗わないといけないし、今日はさっさと--)スタスタ…
真冬「………」チョコン
成幸(……うん、何となく予想はしてた。予想はしてたけど)ハア…
成幸(先生…またトラブルに巻き込まれて…? いや、でもたまには先生自身の力で解決してもらわないと。ここは心を鬼にして)スタスタ
真冬「ぁ……」
成幸(見ないフリ、見ないフリ、見ない……)チラッ
真冬「………っ」グスッ…
成幸「〜〜〜っ!」
299
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:37:36 ID:dJxVpxUY
成幸「…で、今日は何があったんですか? またゴキブリとか」ハア…
真冬「き、禁句。その忌まわしい言葉を口にしないで! …でもその通りよ唯我君。あの虫と地下で遭遇してしまったかの」
成幸「ん? 地下」
--説明後
成幸「……つまり、明日はゴミの日だから今日中に地下のゴミ置き場に捨てに行ったんですよね。だけど途中にゴ…がいたから慌ててゴミを置いて逃げ帰ってしまったと」
真冬「その通りよ唯我君。結構な量だったから、そのまま放置していては近所の人に迷惑がかかってしまうわ」
成幸「それにしたってずっとマンションの前で待ち続けているとか…今日だってたまたま俺が通りかかったから良かったですけど」ハア…
真冬「ほ、他に方法が思いつかなかったのよ。それに…あそこに座っていれば唯我君に会えるような気がしたから…」ボソッ…
成幸「え…?」ドキッ
真冬「っ!」ハッ!?
300
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:38:09 ID:dJxVpxUY
真冬「も、勿論! できれば助けてもらえたらと思っていただけよ。他意は無いわッ!」///
成幸「そ、そうですよねッ! 勿論心得ておりますっ!!」///
真冬「コホン…そういうわけで、一緒に地下へ来てほしいのだけれど…お願いできるかしら? 唯我君」
成幸「ええ、わかりました」
301
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:39:15 ID:dJxVpxUY
--下り階段・踊り場
成幸「(そういやこの時間に来るのは初めてだな…)結構暗いんですね」
真冬「電灯。階段を降りた先の通路に明かりのスイッチがあるわ」
成幸「じゃあまずはそれですね。それと先生、そんなに袖を引っ張られると歩きにくいんですが…」チラッ
真冬「ご、ごめんなさい。アレがどこから出て来るのかわからないから、つい…」ギュッ
成幸「(参ったな…)わかりました。じゃあせめて袖じゃなくて俺の手を握っててもらえますか?」
真冬「え?」
成幸「こっちの方がまだ動きやすいですから。退治するなら片手で事足りますし」ヒラヒラ
真冬「唯我君…」
成幸「そういうわけなんで。さっさと行って終わらせてしまいましょう」スッ…
真冬「え、ええ…」スッ…
ギュッ-
302
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:43:03 ID:dJxVpxUY
--地下
…カチッ
パッ、パッ、パッ-
真冬「完了。電気がついたわ」
成幸「見たところ異常は無さそうですね。先生が持ち込んだゴミはどこですか?」
真冬「もう少し奥の方ね。確かそこの角を曲がった辺りだったと思うけど…」
成幸「わかりました。じゃ行きましょうか」キュッ-
真冬「ええ」
303
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:44:40 ID:dJxVpxUY
成幸「……」スタスタ…
真冬「……」スタスタ…
真冬(…………唯我君の手、大きくて暖かい。普段はあんな様子でも、やっぱり男の子なのね…)
真冬(……不思議。さっきはあれだけ震えていたのに、今は心が落ち着いている。そういえば…以前銭湯に行った時も--)
--何かしら…この包まれるようなほっとする感覚…心地いい……
真冬「……」トクン…
成幸-「…先生?」
真冬「ひゃっ!? な、何かしら? 唯我君」ビクッ!
成幸「着きましたよ。このゴミ袋の束ですよね?」
真冬「え、ええ。間違いないわ…」ドキドキ…
成幸「結構ゴミ置き場に近かったんですね。これなら早く終わりそ--」ヒョイッ
304
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:48:30 ID:dJxVpxUY
ゴキブリ「……」コンニチハー
成幸「あ」
真冬「〜〜〜〜っ!?」ギュウウッ!!!
成幸「いだだだ先生強い強い! 背骨! 背骨折れちゃうって、あっ!?」グラッ
真冬「きゃっ!」
ドガシャーン!! --CHUッ
成幸「!?(いま首の裏に柔らかい感触が!?)」
305
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:49:01 ID:dJxVpxUY
真冬「ご、ごめんなさい…怪我はない? 唯我君っ」ムクッ
成幸「え? は、はいっ…! そ、それよりゴキブリは?」キョロキョロ
ゴキブリ「……」ココダヨー
真冬「ひっ!」ゾワワッ!!
成幸「(まずいっ! 雑誌を手放したうえに下敷きになったこの体勢じゃ!)手! 手を離して逃げて下さい! 先生!」
真冬「手…?」ハッ!?
ゴキブリ「--♪」カサカサカサー
真冬「…っ!」ギュッ…
真冬「拒否…そのまま握っていて。唯我君っ」ヒョイッ
成幸「(それ、俺の持ってた雑誌!?)先生ッ!?」
306
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:50:03 ID:dJxVpxUY
真冬「え、えいっ!!!」ブンッ!
ゴキブリ「グフゥッ!!」キュウ…
シーン……
成幸「……あ」
真冬「……や」
ギュッ!
真冬「や、やったわ唯我君! 初めてあの虫を退治できたわ!」パアアア
成幸「す、すごいです! やりましたね、先生!」パアアア
成幸・真冬「…っ!?」ハッ!?
真冬「ま、まあ…あまり浮かれるようなことでも無いのだけれど…」パッ!
成幸「(お、思わず両手で握り合ってしまってた)そ、そうですね!」パッ!
307
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:51:06 ID:dJxVpxUY
真冬「………」ドキドキ… ///
成幸「………」ドキドキ… ///
真冬「……か、解決。元凶も退治したことだし、そろそろ作業を再開しましょう」プイッ
成幸「は、はい…」
308
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:54:14 ID:dJxVpxUY
ゴソゴソ…
成幸「よいしょっと……ゴミ袋集め終わりましたよ、先生」
真冬「ええ、いまゴミ置き場の扉を開くわ。……あとその、唯我君」
成幸「はい」
真冬「謝辞。こんなこと頼めるの君しかいなかったから、その…いつもありがとう」///
成幸「いえ、いつも先生にはお世話になってますから」ニッ
真冬「ええ。それじゃ開けるわね」ガチャ
ゴキブリ「……」カサカサカサカサ
成幸「………」タラーッ
真冬「………っ」グラッ
バターン!
成幸「し、失神!? しっかりして下さい先生! 桐須先生ーーー!!!」ガビーン!!
309
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:55:17 ID:dJxVpxUY
--数十分後・唯我家
成幸「ただいまー」ガラガラー ピシャッ
葉月「あ、兄ちゃん帰ってきた」
和樹「兄ちゃんおかえりー」
成幸「おー、ただいま」
水希「お帰りなさいお兄ちゃん♪ 今日は学校どうだった?」ニコニコ
成幸「ああ、まあいつも通りだったかな。とはいえ今日はやけにトラブル続きだったけど」ハア…
水希「そっかあ。大変だったねお兄ちゃん(よし!)」キュピーン
310
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 17:57:26 ID:dJxVpxUY
成幸「ああ…で、そのことで水希に頼みがあるんだが」
水希「何なに? 何でも言ってお兄ちゃん! そ、その…お、お兄ちゃんが望むのだったら私の方はいつでも--」
成幸「サンキュー。いや実はさっき言ったトラブルで制服のシャツがあちこち汚れちゃってな。悪いけど染み抜きしてほしいんだ」
水希「(なーんだ…)うんわかった。早速洗ってくるから、まずはブレザーを脱がないと」
成幸「お、おい…自分でやるって」
水希「いーのいーの。お兄ちゃん疲れてるんだから私に任せ……て…?」
成幸「……水希?」
311
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 18:00:31 ID:dJxVpxUY
水希「おおおおお兄ちゃん……そ、そのシャツに付いてるのって……もしかしてキ、キキキキスマーク?」
成幸「へ…? あ! いやこれは違うぞ! 近くでよく見てみろって」グイッ
水希「て、手首にまで!? そ、それに…その耳たぶに張られた絆創膏も…もしや…?」
成幸「あ、いやこれはその…」
水希「(ま、まさか消えてたの? 私の付けたマークが!)お、お兄ちゃん、ちょっとだけ後ろ向いてみて!」
成幸「ん? あ、ああ…」クルッ
312
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 18:01:22 ID:dJxVpxUY
水希「ブッフォ!!!」バターン
葉月・和樹「うわああっ? 水希姉ちゃんが倒れたー!?」
成幸「ど、どうしたんだ水希!? しっかりしろー!!!」
水希(ふ、ふふ…。私の付けたキスマークを消すどころか上書きするなんて…やるわね。緒方さん、古橋さん、そして…まだ見ぬ嫁候補たち。だけど、次こそ…は……)ガクッ
成幸「み、水希ーー!!!」ガーン!
了
313
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 18:02:52 ID:dJxVpxUY
幕間
--水希が倒れた同時刻・真冬の部屋
真冬「ふう…久々に部屋がすっきりしたわね。けど…」
真冬(疑惑。あの虫に驚いていたからよく覚えていないけど…唯我君の上に倒れこんだ時に、唇に触れたのって…)スッ…
真冬「………」トクン…
真冬「……っ!」ブンブンッ
真冬「さ、些事! こんなこと気にしていてもしょうが無いわね」///
314
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 18:05:56 ID:dJxVpxUY
幕間2
--深夜
--キラキラキラ
乳神「またお会いしましたね。古橋さん」ニコッ
文乃「おととい来やがれ! だよ!!!」幕間2
--深夜
--キラキラキラキラ
乳神「またお会いしましたね。古橋さん」ニコッ
文乃「おととい来やがれ! だよ!!!」#
315
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 18:26:02 ID:dJxVpxUY
以上です。ネタ元は72話幕間より。
SAKUSHI水希ならこういう使い方をするのではないかと思いました。
話自体はかなり前から書いてたのですが、途中の文乃の神との対話シーンが流石にやり過ぎかと思ってお蔵入りにしていました。が、この前出たノベライズの話があまりにも凄過ぎたのでこれならいけると判断。先生とのマンション探検記と併せて最後まで楽しく書けました。ありがとうノベライズ。
さていよいよ第2回人気投票も開催されましたね。
皆魅力的だから誰に投票しようか迷っちゃうなー(棒読み)
冗談はともかく、今回はシチュエーションも投票できるということで、スレタイの内容で送るべきか、本編での結末に期待して別のにするか絶賛悩み中です。良い案があればまた教えて下さいw
ではまた
316
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/10(水) 22:28:35 ID:dJxVpxUY
>>299
訂正です
真冬「き、禁句。その忌まわしい言葉を口にしないで! …でもその通りよ唯我君。あの虫と地下で遭遇してしまったかの」×
真冬「き、禁句。その忌まわしい言葉を口にしないで! …でもその通りよ唯我君。あの虫と地下で遭遇してしまったの」〇
317
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/11(木) 02:16:42 ID:hdcl2HDk
おつんここ
一回の更新量多くてええな
318
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/11(木) 02:29:07 ID:A7fyQesY
Dr.ストーンは草生える
あと、お前ら野暮なこと書くなよ?
319
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/11(木) 06:05:47 ID:GiPOfnJU
>>317
ありがとうございます。更新が気まぐれなぶんその辺り意識しています
>>318
確かにスレチな内容のうえに野暮でしたね。失礼しました。
>>まとめサイトさん
いつもまとめていただきありがとうございます。可能でしたら後書きの部分を以下のように修正してもらえると助かります
以上です。ネタ元は72話幕間より。
SAKUSHI水希ならこういう使い方をするのではないかと思いました。
話自体はかなり前から書いてたのですが、途中の文乃の神との対話シーンが流石にやり過ぎかと思ってお蔵入りにしていました。が、この前出たノベライズの話があまりにも凄過ぎたのでこれならいけると判断。先生とのマンション探検記と併せて最後まで楽しく書けました。ありがとうノベライズ。
ではまた
320
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/11(木) 06:19:24 ID:GiPOfnJU
>>314
二重になっていたので訂正
幕間2
--深夜
--キラキラキラキラ
乳神「またお会いしましたね。古橋さん」ニコッ
文乃「おととい来やがれ! だよ!!!」#
321
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/11(木) 17:02:30 ID:io5vwtwM
おつおつ
322
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/11(木) 22:34:05 ID:aIwiPOMg
おつ
323
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/28(日) 21:50:21 ID:l7IMpmQ6
GW中に新作期待
324
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/05/04(土) 19:03:02 ID:6R3RRHy.
>>323
ちょこちょこ書いてますがGWが逆に忙しい仕事に就いてるためちょっと難しそうです
なるはやで頑張ろうと思います。一応先生を予定
ちなみに前回投下したキスマーク話ですが
先輩…服の袖口にケチャップ
理珠…服の胸元にインク
うるか…手の甲にシール
文乃…耳たぶに噛みつき跡
先生…首筋にリップ跡
前回の投票結果を反映して下に行くほどキスマーク?と言えるものになってたりします。よかったらまた再読のほどを
それでは
325
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/05/05(日) 04:13:29 ID:KMAsS5FQ
返事ありです
無理しない程度に頑張って下さい
再読しました。投票順位を反映させるとは芸が細かい。二回目も先生が一位だと確信してる
326
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/14(金) 13:13:34 ID:QFeHNXPc
好き♡
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板