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歩夢「君の超高校級の心は輝いてるかい?」

128 ◆8TImjtGSKs:2017/11/02(木) 22:55:20 ID:0dk4MlJQ
────赤い門の前

ルビィ「……」

廊下の隅、ライオンに怯える小動物のように、彼女は縮こまっていた。

身体は小刻みに震えていて、顔からは完全に血の気が引いている。

歩夢「ルビィちゃん、大丈夫……? ダイヤさん、呼んで来ようか?」

ルビィ「……ん、なさい」

歩夢「え?」

ルビィ「ごめん、なさい。今は……お姉ちゃん、呼ばないで」

歩夢「……分かった」

ルビィ「それに、大丈夫なワケない。あんなもの見せられて、ルビィたち、どうなっちゃうの……?」

歩夢「……きっと、大事になっているんだから警察が動く。じきに助けが来るから、それまでの辛抱だよ」

自分にも言い聞かせるように、彼女に精いっぱいの言葉を投げかける。

そうしないと、自分までルビィちゃんと同じようになってしまいそうだったから。




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