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勇者「世界が違っても変わらないものはありますよ」
1
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/07(月) 00:46:25 ID:fMH4nUfs
初めましての方は初めまして 今までの作品を読んだことのある方はありがとうございます
このssはシリーズ作品の続きですこれを読む前に
美少女「君にどうしても言いたいことがある...」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1474346114/
男「この学校...やばすぎだろ...」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1474556109/l30
女「この学校に常識は通じない!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1474930412/l30
男5「人生って何があるかわからないから面白いよな」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1486680427/l30
男妹「この学校にきて良かった...そう思うよ」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1495729469/l50
を読むことを推奨します 誤字、脱字など多いですがそれでもよろしければどうぞ
82
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/20(日) 00:40:30 ID:OZz4Iad6
女3「まぁあのレベルの神力になるとちょっとやそっとじゃ直らないと思うけど...」
男「女!ここに居たのか...」
女「おい男 ここは病院だぞ静かにしろ」
美少女「少なくとも病院のソファーで女3の膝を枕にして横になってる女には言われたくないんだけど...」
女3「い、いつの間に...」
女「お前の膝、なかなか寝心地がいいぞ」
男4「よくもまぁ人の妻の膝で寝れるなお前...」
ヨルム「ママ...来たよ」
83
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/20(日) 00:46:28 ID:OZz4Iad6
女3「あなた...ヨルム...どうしてここに?」
男4「ヨルムから話を聞いたからさ それより大丈夫なのか?女4のひい爺さん」
美少女「結構無理してたもんね...」
メイド「もうすぐですよ...」
女4曾祖母「悪いねえ...おんぶしてもらっちゃって...」
女4「ひいおばあちゃん...メイドさんも...」
メイド「ちょうど売った後に偶々出会ってね...母さんも居るって聞いたから飛ばして来たんだよ」
女「飛ばしてきたって...お前...自転車の2人乗りは駄目だろ...」
メイド「何言ってんの母さん 走って来たに決まってるでしょ その方が速いし」
男「尚更駄目でしょ...」
84
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/20(日) 00:55:58 ID:OZz4Iad6
女4曾祖母「でもお蔭様で早く着くことが出来ました...ありがとうございます」
メイド「いえいえそんな...当たり前のことをしたまでですよ」
女「ところで女...勇者はどうした?」
メイド「勇者さんなら男の代わりにホームクリーニングに行ったけど...」
男4「どうして勇者が...」
メイド「偶々会ったからよ なかなか来ないから向こうから来たんだって そしたら救急車で行っちゃったから仕方なくって感じで」
女「あいつ、今は手術のアシストやってるからな...今日は無理だろうし...勇者ドンマイだな」
美少女「誰が手術してるの?」
女「母さんと男と女6」
男「手術も出来るのかよ校長...多才だな...」
女「私もびっくりしたよ まさか医師免許持ってるとは...」
85
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/20(日) 01:02:18 ID:OZz4Iad6
一旦切ります
86
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/21(月) 16:30:40 ID:wG8RBYG6
枕元に何か凄いいっぱい人が立って続き書けって俺に迫ってくる夢を見た...俺、疲れてるのかな...
87
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 18:21:04 ID:aYVOGjMQ
女3「...もしかしてだけど 医療知識知ってたからヨルムの命を創造出来たのかもしれないわね」
男4「ヨルムの命を? どういうことだ?」
女3「そういえばあの時、あなたは気を失っていたわね...あの時ね あなたをヨルムが庇った時 ...一回死んだのよ この子」
男4「えぇ!? そうなのか?ヨルム」
ヨルム「うん...自分でもこれは駄目だなって思ったんだ...でも気が付いたらみんなの顔が見えて不思議だったんだよ」
男4「じゃあ校長は...」
女「ああ お前の考えている通りだ 母さんが父さんに支えて貰ってやっと立てる程の体力を使って...お前の子供の命を創造したんだよ」
男「でもその様子だとお前には言ってなかったみたいだな」
美少女「お母さんは照れ屋だからね だからじゃない?」
88
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 18:32:53 ID:aYVOGjMQ
ヨルム「...でもおかしいな パパはあの時、私が最後に叫んだアレを聞いていたでしょ? なら、死んだってわかってたんじゃないの?」
男4「あの時な...お前がぶっ飛ばされることに怒ってたから...死んだこと、知らなかったんだ てっきり気を失ったのかと思ってたんだ...」
メイド「何というか...おめでたい人だね...」
男4「何とでも言え ヨルムが生きていればそれでいいんだ」
美少女「出た...男4の子煩悩...」
女4「全く違う話題で盛り上がってるけど...今、ひいおじいちゃんの手術してるんだよね...」
女4祖父「まあまあ...いいじゃないか こいつらが頑張っていたのは事実だろ? ...お前は最後の方に来て応援しただけらしいけど」
女4曽祖母「馬鹿! 応援するのも大切なことよ? 女4、貴女は決して無力じゃないからね?勘違いしては駄目よ?」バシン
女4「う、うん...」
男「ところで話は変わるけどさ 男4、お前は今 そのヨルムを育てることに夢中になってるけど...こっちの世界にもヨルムンガンドが居ること忘れてないか?」
女3「大丈夫よ ちょくちょく会いに行ってるし...この人も考えがあってこんなことを...」
男4「ヤベッ 忘れてた」
美少女「駄目だこりゃ...」
89
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 19:00:43 ID:aYVOGjMQ
男4「確かにな...そろそろヨルムを他の3人に会わせた方がいいな 特にこっちのヨルム お前も興味あるだろ?」
ヨルム「うん...一度会ってみたい...」
男4「じゃあ今度の休みに会わせるか あいつらも会いたがってると思うし」
女「気になってたんだが...お前達がこっちに来ている間、誰がお前達の子供の面倒を見ているんだ?」
女3「えっ?トール様とヘイムダル様だけど」
男「主神の次に偉い神が面倒見てるのかよ...主神は父さんだけどさ」
男4「トールは順列2位だけど...ヘイムダルはそこまで高くないぞ?」
メイド「じゃあどうして面倒見てるの?」
男4「あー...なんて言えばいいかね....俺さ、両親2人とも小さい時に死んでるんだよ その時に俺を引き取って育ててくれたのがあいつなんだよ」
男「育ての親ってことか...」
男4「そういうこと 女3と結婚する時は大変だったな...なかなか許可してくれなかったんだよ」
女3「あの時は大変だったわねー 双方から猛反対されて...」
男父「私とフリッグが言ってやっと許可したもんな」
男母「説得するのは大変だったわよ」
90
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 19:07:48 ID:aYVOGjMQ
男「父さん、母さん 来たんだ...」
男父「教頭から連絡を受けてな...お前達も来ているって聞いたから急いで来たんだよ」
男母「大丈夫なの?女4のひいおじいさんは」
女「わからん...今、母さん達が手術しているところだ」
男母「校長が!? あの人、手術出来たのね....」
男父「資格持ってるって聞いたことあるが....冗談じゃなかったのか...あれ?男7は?」
女4「ひいおじいちゃんは校長先生達のアシスタントをしています」
女「あの子は眼がいいし...内地に居た頃は軍医をやってたからな...適役だろう」
メイド「えっ?そうなの?母さん」
女「姉であるお前が知らないとかどういうことだよ...旅してた時に調べてないのか?」
メイド「ほんの少しだけしか知らない...」
女「マジかよ...」
91
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 19:15:01 ID:aYVOGjMQ
ブー ブー
女「誰だ?こんな時に電話してくるのは...」
メイド「私の携帯だ 掛けてきてるのは....どうしてこの人が? もしもし」
閻魔『もしもし、僕だよ ちょっと今、問題が起こってさ 君の意見聞きたいから悪いけど冥界に来てくれる?』
メイド「えっ? でも今、病院だからすぐには行けないんだけど...」
閻魔『大丈夫 僕が呼ぶから じゃあね』
女「誰からだ?」
メイド「閻魔 何か問題が起こって私の意見を聞きたいみたい 病院だからすぐには行けないって言ったら呼ぶから大丈夫だって言ってたけど...」
ゴゴゴゴゴゴゴ
男「な、何だ?地鳴り?」
男母「違うわね...これは...」
ピカッ
男4「あれ?男達は?」
ヨルム「消えちゃった...」
92
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 19:19:11 ID:aYVOGjMQ
〜冥界〜
男「うおっ」ドスン
美少女「痛たたたた...まったく、手荒なやり方で呼ぶね」
女「何で私達まで...」
男父「全くだ 私と母さんは無関係だろ」
男「父さん達も呼ばれたのか?」
男母「そうみたいね...」
メイド「どういうことだよ 閻魔」
閻魔「いやー悪いね いきなり呼び出したりして ちょっと僕の手じゃどうにかならない問題だから君達の力が必要だったんだよ あっ、先代様 お久しぶりです」
男父「...母さん? 先代ってどういうことだ?」
男「そういえば母さんが閻魔やってたのって父さんには内緒だったね」ヒソヒソ
93
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 19:28:17 ID:aYVOGjMQ
美少女「うん まさかこんな形でバレるとは母さんも思わなかっただろうね」ヒソヒソ
女「召喚されるとはなぁ...フリッグも運が悪い」ヒソヒソ
男父「その様子だとお前達も知ってたのか」
3人 ギクッ
男「ま、まあね 校長先生から偶々聞いたんだよ な、美少女」アセアセ
美少女「う、うん まさか母さんが2代目閻魔だったなんて思わなかったよ そうでしょ?女」アセアセ
女「あ、ああ その時にフリッグからお前には内緒にしてくれなんて一言も言われないからな 本当だぞ!?」アセアセ
メイド「嘘付くの下手だね...母さん達...」
男父「そうなのか?母さん そういえば随分と前に友達の家に行くとか言って長い間留守にしてたことがあるが...」
男母「はぁ...これだからお父さんには内緒にしたかったのよ...そうよ、私はその時、校長に頼まれて閻魔をやってたのよ」
閻魔「あの時はありがとうございました 一つ一つ丁寧に教えて貰って...お陰様で職務を全う出来ましたよ」
男母「貴方がいきなり押しかけて閻魔やらせてくれ閻魔やらせてくれってせがんだからね...まぁ、そろそろ辞め時かなとは思ってたけど」
男父「どれくらいやってたんだ?」
男父「3000年くらい?」
男父「結構やってたんだな...」
94
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 19:29:37 ID:aYVOGjMQ
>>93
の修正 下から2番目の言葉は男母が言ったものです
95
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 19:36:11 ID:aYVOGjMQ
女「でもどうして女だけじゃなくて私達まで呼んだんだ?オーディンに至ってはお前とは初対面だろ?」
閻魔「彼は主神だからさ...ほら、死神長が居ただろ?あの子が今度、閻魔になるから死神長に空きが出来るからさ...彼女に指名してもらったんだよ 次期死神長を そしたら...」
ペルセポネ「別にいいでしょ?ハデっ君 死神長は実力で私を選んでくれたんだから」
男「だ、誰?その女の人」
閻魔「...僕の奥さん ペルセポネだよ」
美少女「あぁ...なるほど...よりによって自分の奥さん選ばれたから一悶着あったんだね...」
メイド「そんなことで私、呼び出すなんて....暇じゃないんだよ?私」
女「んな訳無いだろ 暇さえあればアニメ見てる奴が...365日暇じゃねーか」
メイド「母さんだって暇さえあればゲームやってるでしょ」
女「私は学生だからいいんですー ちゃんと勉強してるからお前とは違うんだよー」
96
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 19:46:03 ID:aYVOGjMQ
ペルセポネ「何か喧嘩し始めたけど...」
男母「気にしないで いつものことだから で?どういうこと?ハデス あの子にもちゃんと訳があって選んだんでしょ?それをどうして嫌がるの」
閻魔「ペルちゃんには辛い目にあって欲しくないんだよ 死神になるって言った時も反対したんだよ?」
男「あぁ...こいつも惚気夫婦の1人だったか...」
ペルセポネ「ハデっ君が閻魔として頑張ってるんだから奥さんである私も頑張らなきゃ駄目でしょ?」
美少女「何というか...バカップルだねこりゃ...」
男父「やれやれ...で、その選んだ死神長とやらは何処に居るんだ?」
閻魔「ああ...彼女なら僕達が言い合ってる時に仲裁しようとした時に鎌取られたから...ほら、あそこに隠れてるよ」
死神長 プルプル
男「うわっ...前に会った時とは別人って程の変わりっぷりだね...」
男父「ん?お前...どうしてここに居るんだ?主神であるお前が...」
死神長「あ...オーディン...こ...こんにちは...」
男「えっ!?主神?!」
美少女「おい女 詳しく話を聞かせてもらおうか」
女「別に...あいつ、行き場が無かったから死神の仕事をやらせただけだが?」
97
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 19:53:33 ID:aYVOGjMQ
男「父さん...死神長って誰なんだ?」
男父「エジプト神話の太陽神って言ったらわかるだろ? はぁ...トトも探してるんだぞ?お前のこと」
美少女「エジプト神話の太陽神で主神って...ラーじゃない」
死神長「う...うん....元...だけど...ね...」
女「おいおい...この調子だと話終える時には日が暮れるぞ 鎌返してやれ」
閻魔「あぁうん はい鎌」スッ
パシッ
死神長「はぁ...やっと普通に話せるや 久し振りだねオーディン」
男父「最初見た時はお前ってわからなかったぞ 肌が白くなってるし 褐色だったのに...」
死神長「随分とここに居るからね 肌も白くなるさ それにあたしは追放された身 主神なんてもう昔のことさ」
98
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 20:10:43 ID:aYVOGjMQ
美少女「確かラーって自分を信仰してくれないからって騒いだ末に追放されたんだっけね」
死神長「ありゃ作り話さ 本当はあたしがダラけてたのを見かねた他の神があたしを追放したんだよ だから今のあたしは主神じゃない トトが主神代理をやってるみたいだけどね」
男「だ、ダラけてたんだ....」
女「私とよく遊んでたもんなー 度が過ぎる程に」
メイド「母さんが度が過ぎるって言うことは...余程のことだねこりゃ...」
男母「それで行く当てがないラーを女が私に相談してね...当時は閻魔だったから死神の職を与えたのよ そうしたらまさか死神長になるなんて....思わなかったわよ」
男父「そうは言ってもな あれからお前が居なくなってエジプト神話のあいつら、困ってたんだぞ?居なくなったことで色々大変なことが起こって...だからずっとお前を探してる 皆、お前に戻ってきて欲しいんだよ」
死神長「そう言われてもねぇ...今のあたしは死神長だよ? あいつらとはもう縁を切ってるし 今更戻るなんておこがましいって」
閻魔「それに彼女には4代目閻魔になってもらうしね」
男父「はぁ...お前もクロノス封印に携わった1人じゃないか なんてあいつらに言えばいいんだよ」
死神長「元気でやってるって伝えてよ」
99
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 20:17:50 ID:aYVOGjMQ
男「やっぱり主神やってただけにクロノス封印に関わってたんだね....」
美少女「ということは何度か命、狙われたの?」
死神長「何回かね 最近は来てないな あいつ、無間地獄に居るのに一向に反省しないしね...少し前なんか無間地獄から脱走しようとして大変だったし」
閻魔「あの時は彼に助けられたね ね?補佐君」
閻魔補佐「いえ...大したこと無いですよ 私はあの時、すべきことをやったまでですから」
女「お、夫!? どうしてお前が...」
メイド「と、父さん...」
男「そういえば女の夫って校長に無間地獄に落とされたんだっけ...」
美少女「じゃあ脱走しようとした時にクロノスを抑えたの?」
閻魔補佐「いえ、それだけではありません クロノスが脱走しようとしたのに応じて大勢の者が便乗していましたから...それらの鎮圧もしました」
閻魔「彼には頭が上がらないよ 流石、大巫女の父だけあって速やかに鎮圧してね それで、彼には僕の補佐をしてもらうようになったんだ」
女「じゃあ何でこの前来た時は私に会わなかったんだよ」
閻魔補佐「私は一度無間地獄に落ちた身ですから...貴女に会えるような身分ではありませんよ」
100
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 20:27:59 ID:aYVOGjMQ
メイド「まさか父さんが閻魔の補佐をしていたなんて...知らなかった...」
閻魔補佐「大きくなりましたね...女 貴女にも詫びなくてはなりません 幼い身である貴女を一人きりにしてしまいましたから...」
メイド「そんなこと無いよ...またこうして会えただけ充分だって それに私は父さんの足元にも及ばないし...」
閻魔補佐「いえ 貴女は立派に巫女をやり遂げました 貴女の父親であることが誇らしいですよ」
男「うぅ...生き別れた親子が今こうして再会する...感動するなぁ...」ポロポロ
美少女「めっちゃ泣いてるし...」ポロポロ
男父「お前も泣いてるじゃないか ったく涙脆い奴だな」
女「まさか夫を補佐にするとはな...お前のセンスを疑うよ こんな馬鹿の何処が役に立つんだって」
閻魔「君のネーミングセンスには負けるさ それよりもだ 今日こうして呼び出した件、忘れてないかい?」
101
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 20:35:59 ID:aYVOGjMQ
男「えっ?死神長が誰か教えるのと親子を再会させる為じゃないのか?」ポロポロ
閻魔「違うよ ペルちゃんが次期死神長になることだって」
男母「ペルセポネ 貴女、死神長になる覚悟は出来てるの? 数多くの死神を率いるってことは責任も貴女にあるってことなのよ?」
ペルセポネ「はい 出来てますよ」
男母「なら決まりね いい?ハデス 死神長であるラーが勧めて本人もやる気なら貴方にそれを止める権利は無いわ 彼女が次期死神長よ」
閻魔「でもなぁ...大変だよ?死神長」
ペルセポネ「大丈夫だって それとも私を信用出来ないの?」
閻魔「とんでもない ペルちゃんのことはいつだって信じてるさ」
閻魔補佐「閻魔様は仕事は早いのですがいつも奥様のことになるといつもこれですからね....」
メイド「頑張れ父さん」
男「そういや女の旦那さん...名前なんだっけ?」
女「夫だよ」
男「まんまだな 夫さんって、男7に話し方そっくりだよな」
メイド「まぁそうだね 男は父さんに似たし 話し方が似てもおかしくないよ」
102
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 20:50:19 ID:aYVOGjMQ
閻魔補佐「男のことを知っているのですか?」
男「知っているというか....同級生だよね」
美少女「彼の孫にあたる女4が召喚した時に偶々召喚されたんだよ で、紆余曲折の末、学校に入学して...今は友人である女4の義理のひいおじいさんの手術の手伝いをしてるよ」
メイド「立派になったよ 男は」
閻魔補佐「そうですか...あの子にも長い間会ってませんからね...一目でいいのでまた会ってみたいですよ」
閻魔「...じゃあさ 彼が結婚式挙げる時に会わせてあげるよ いいでしょ?先代様 それくらいのことなら」
男母「別にいいわよ 閻魔である貴方が決めたならね」
閻魔「じゃあ決まりだ 楽しみだねー彼の結婚式 相手は誰だと思う?」
男「うーん...あいつ、無駄に義理堅いからな...とんでもない人と結婚するかもしれない...」
美少女「孫の女4だったりして」
女「まさかー それは無いだろ まぁ、出来なくは無いがな 戸籍上ではあいつ、女4の遠い親戚ってことになってるから」
メイド「じゃあ近親婚出来るんだ...」
女「まぁあり得ないがな 真面目なあいつのことだ 誤っても女4と結婚なんてしないだろ デキ婚でもない限り」
男「デキ婚?何それ」
男母「できちゃった婚の略よ お腹に赤ちゃんが居ることをきっかけに結婚することね」
103
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 21:03:42 ID:aYVOGjMQ
男「えっ!? 赤ちゃんって結婚してからじゃないとできないんじゃないの?」
女「は? お前何言ってんだ?子供は...」
ギュッ ゴキッ
美少女「ハハハ そこまでにしようか女」
女「でもほ そほそほいっはほうはいひいじゃはいは?」モゴモゴ
男「なんて言ってるんだ?」
メイド「多分...『でもよ、そろそろ言った方がいいんじゃないか?』って言ったんだよ」
死神長「女は耳がいいからこれくらいなら聞き取れるか」
男「言った方がいいって何を?」
美少女「男には関係ないことだよ 気にしないで」
104
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 21:05:19 ID:aYVOGjMQ
男母「男は昔から性知識に疎いからね...保健の授業も確か、何言ってるのかわからないって言ってなかった?」
男「うん さっぱりわからないね」
ペルセポネ「こりゃ重症だね ハデっ君」
閻魔「どうするんだろうね...この様子だと次の世代が生まれないよ?」
美少女「ご心配無く 私がどうにかしますから」
メイド「嫌な予感がする...」
閻魔補佐「女 彼らのこと、よろしくお願いしますね」ヒソヒソ
メイド「任せてよ 父さん あの子達は私の子孫だしね」ヒソヒソ
105
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/22(火) 21:10:12 ID:aYVOGjMQ
一旦切ります
106
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/23(水) 23:28:31 ID:s5adciPY
〜病院〜
男4「あれから暫く経つが一向に帰ってくる様子が無いな...」
女3「あれは恐らく召喚する神力ね...でも桁違いの神力を他愛もなく使うなんて...」
男4「俺達とは違うんだよ...あっちは本家だからな...所詮俺達は分家だよ」
女4「??? 本家とか分家とかどういうこと?」
男4「本当にお前、何も知らないんだな...いいか?本家というのはな...」
パン
女4祖父「おっ 終わったようだな」
ウィーン
美少女母「いや〜 お疲れ様〜 頑張ったわね〜男」
女6「正直君が居なければこの手術をやり切ることは出来なかっただろうな...どうだ?高校を卒業したらうちに来るか?」
男7「いえ...私はあくまでもアシスタントとしてやれることをやっただけですから...」
女4祖父「なぁ父さん 親父は?」
男7「今は眠ってますよ 手術は無事終わりました」
女4曽祖母「ほっ...良かった...」
107
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/23(水) 23:42:58 ID:s5adciPY
美少女母「でも暫くは入院してないと駄目だからね〜 ここ数日はICUに居るのは間違いないわ〜」
女4祖父「あいしーゆー?何だそれ?」
女4「集中治療室だよ おじいちゃん」
男4「あの歳で全身麻酔となると解けるのは暫くかかるだろうな...まぁ、それが正解だろう」
女4「で...これからどうするの?」
女6「私は術後もやるべきことがあるから勿論残る これでも院長だからな イザナミ、お前は?」
美少女母「帰るわよ〜ほら、汗だくだし〜」
男7「私は...」
女4祖父「まぁ、帰るのが当然だよな 父さんも疲れただろうし」
女4「あっ、じゃあ帰りに喫茶店寄ろうよ 私もバイトだし」
男4「えーと...俺達はどうする?」
女3「ここに居る理由も無くなったものね...ヨルムはどうしたい?」
ヨルム「オムライス食べたい」キラキラ
男4「てことはお前らと同行することになるのか...」
108
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/23(水) 23:50:02 ID:s5adciPY
〜喫茶店〜
女4「ほら、ひいおじいちゃん 入って入って」
男7「わわっ...押さないで下さい」
マスター「いらっしゃ...ん?貴方は...」
男7「バイトさん?どうして貴方が此処に...」
マスター「そういう貴方も...何故その姿で...」
男4「おっとまた面倒事に巻き込まれるなこりゃ...」
女4「??? マスター、ひいおじいちゃんのことを知っているんですか?」
109
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/23(水) 23:57:32 ID:s5adciPY
マスター「知ってるも何も...彼はよく来ていましたから...でもおかしいですね...あれから数十年経っていますが...」
男7「まぁ...色々ありましてね...そういう貴方もまったく変わってないですよね?」
女4祖父「薄々勘付いてはいたがよ...年月を重ねても変わらない見た目でマスターが何処となく人間離れしてるってことはな いい機会だ白黒はっきりつけさせてもらおうか 女4も気になっているだろ?」
女4「まぁ...そうだね...」
女3「以前、女から聞いたのよね マスターは神でも人でも無いって」
男4「じゃあ何だって言うんだよ」
マスター「...宇宙人ですよ」
男4「えっ?」
マスター「私はこの星の者ではありません 世間一般的には宇宙人と呼ばれる者です」
110
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/24(木) 00:12:11 ID:R2qTBXQI
女4「でも宇宙人って何か灰色の肌で細いイメージがありますが...」
マスター「それは違うよ テレビでよくやるUFOは全て偽物だ 第一、あんな物で宇宙空間を移動するなんて夢物語にも程があるからね」
男7「じゃあ実際は...」
マスター「ロケットですよ まぁ、今ある最新技術のものを発展させたものを想像して下さい 墜落した時に全て壊れましたがね...」
女4祖父「じゃあその時に先代のマスターに...」
マスター「ええ 燃料切れで墜落し傷を負った私を引き取って治療してくれました せめてもの恩返しで手伝っていたら...こうなったって訳ですよ」
男4「故郷に帰りたいとか思わないのか?」
マスター「私の星は...私が離れて少しした後で無くなりました...巨大隕石の衝突で...」
男4「あっ...その...悪かったな 嫌なことを思い出させて」
マスター「謝らなくて結構ですよ もう昔のことです それに今の生活にも満足してますから」
男7「まさか貴方にそんな過去があるとは思いませんでしたよ...貴方の淹れたコーヒーは美味しいものでした」
111
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/24(木) 00:21:59 ID:R2qTBXQI
マスター「いえいえ あの頃はお湯を沸かすのもままならなかったのでとても飲めるようなものでは...今は少しマシになったのではないですかね ご賞味下さい」 スッ
男7「いただきます」
女4曽祖母「でもどうして地球に?」
マスター「当時の私はある任務を受けていました...私達の星もまた、人口問題を抱えていましてね...移住出来る星を求めていたのですよ」
女3「それで、地球が移住出来るのではないかと調査をしてたら燃料切れで墜落したと?」
マスター「いえ...偶々打ち上げられたミサイルに直撃しましてね...それで運悪く燃料を積んでいた部分に損傷が生じてあれよあれよという間に墜落したのですよ どうですか?コーヒーの味は」
男7「凄いですね 昔飲んだ物も良いと思いましたが...更に良くなっていますよ」
マスター「それは良かった」
112
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/24(木) 00:33:05 ID:R2qTBXQI
女4「あっ、だから勇者が女性だとわかっても驚かなかったんですね?」
マスター「まぁ...それもあるね 異星人である私にとって全てのことが未知なることだからというのもあるけど...何処となく彼女の仕草が女性っぽかったからね ああやっぱりねと思ったんだ」
男4「それな あいつ、男の頃から何か女々しかったんだよな...趣味も行動も...虫見て驚いた時なんかこっちが驚いたし...」
ヨルム「おかわり」
マスター「はいどうぞ 貴方のことは勇者ちゃんからよく聞いてますよ いつも一緒に行動している仲なんですよね?」コトッ
男4「まあな 昔は俺と勇者と男3でバカ3人組とか言われてたよ...でも最近のあいつは何処かおかしいんだよな...急に俺達に対して敬語使うようになったし...」
女3「海でもそのこと言ってたわね」
男4「だって少し前まではタメ口だったのにある日突然敬語になったんだぜ?違和感ありまくりだろ」
113
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/24(木) 00:34:51 ID:R2qTBXQI
一旦切ります
114
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/25(金) 11:40:03 ID:NQM/yW5Q
ガチャ カランカラン
マスター「いらっしゃい」
男5「マスター、コーヒー一つ」ドスン
男4「堂々と俺の横に座るなよお前...」
男5「なぁ男5 お前、姉さん見なかったか?」
女3「どうして女を探してるの?」
男5「そろそろ出してもいいと思うんだよ...時期的にな」
女4「何を?」
男5「...会長の写真集」
男4「さ、流石ファンクラブ会長...考えることがチゲーや でもあの男が許可するか?」
男5「馬鹿言え だから外堀から埋めていくんだろうが あっ、どうも」
マスター「熱いから気をつけてね」
115
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/25(金) 11:41:31 ID:NQM/yW5Q
>>114
お前が男5だろ...2回目の男5の言葉は男4に向けて言った言葉です
116
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/25(金) 11:51:48 ID:NQM/yW5Q
女4祖父「いきなり来て話題を掻っ攫ったなあいつ...」
男7「まぁ、それが叔父様ですから...」
女4祖父「そっか...助手さんが俺の婆ちゃんだからあの人は俺の大叔父さんなのか...あれ?親族多くね?」
男5「おうそうだな 後、姉貴、姉さん、カグツチの3人居るからな忘れんなよ」
女4祖父「ま、マジかよ...」
男4「寧ろ今まで気付かなかった方がおかしいんだよな...で?さっき外堀から埋めるって言ったがどういうことだ?詳しく聞かせろよ」
男5「まず男が文句言っても強制的に実行出来るようにする 母さんと男6とヨミ姉さんと姉貴 この4人と会長の許可さえ出ればもう決まったも同然だな だが...探してもヨミ姉さんが見当たらないんだよ...朝、女3が女4の家に連れて行ったから向かったら病院行ったって聞いてそっち行っても居ない で、母さんに会ったから聞いたら喫茶店行ったって言うから来たんだよ でも居ないし...」
女4「お母さんなら病院で待ってた時にメイドさんに掛かってきた電話の後の地鳴りみたいな神力で何処か行ったよ」
男5「女に掛かった電話の後?また、冥界が絡んでるのか...面倒なんだよな黄泉比良坂行くの...あー、仕方ねえ うじうじ言ってても何も変わらんしちょっと行って来るわ マスター、これお金ね」
マスター「ちょうどだね またのご来店を」
117
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/25(金) 12:02:29 ID:NQM/yW5Q
バタン カランカラン
ヨルム「台風みたいに来て行ったね...あの人...あっ、おかわり」
マスター「はいどうぞ 小さいのによく食べるね」
男4「ヨルムはよく食べるからな...でも会長の写真集か...あいつも実質野良の写真部だからな...でも男が出版を許す訳ないからって外堀から埋めるってのはどうかと思うんだよな...」
女3「でもあなたも欲しいんでしょ?会長の写真集」
男4「まぁ、欲を言えばな 女を探してるってことは許嫁と男6には既にその話はしているんだろう...で、校長にはさっき会った時に話したって訳か...」
女4「ファンクラブが絡むと男5って行動早いもんね...」
女3「でもよく冥界に召喚されたなんてすぐわかったわね男5...まだわからないのに...」
男4「あいつは日本の神だからな...メイドさんってあいつの姪なんだろ?だったらどういう用で呼ばれたかはともかく何処に連れて行かれたかはわかるんじゃねえか?」
女4曽祖母「女4...さっきから思ってたんだけどこの人達って...」
女4「ひいおばあちゃん 世の中にはわからない方がいいこともあるんだよ」
女4曽祖母「そう...じゃあ私は聞いてるだけにしますかね...」
118
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/25(金) 12:17:49 ID:NQM/yW5Q
女4祖父「そういえばさ 父さんが生まれた年っていつなんだ?何か凄い昔に生まれたってのだけは分かってるんだが...」
男7「私が生まれた年ですか?うーん...なんて言えばいいのですかね...」
男4「伊勢神宮なんだろ?確か生まれたのってさ 建てられた年が7、8世紀辺りだからそこら辺なんじゃないのか?」
男7「いえもっと昔ですよ 確かに文献には7、8世紀に建てられたとありますが...本当はもっと昔に建てられた物ですよ 西暦が生まれる以前からあったのではないでしょうか...」
女3「えっ?伊勢神宮ってそんなに昔からあるの!?」
女4「あれは人が造った物なのかどうかも怪しいからなぁ...お母さんに聞けばわかるんじゃない?」
男4「まぁ、そうなんだけどよ 産んだ本人が一番覚えてるだろうし...でも今ここに居ないだろ?だから考えてるんだろうが」
女4祖父「結局振り出しに戻ったのか...でも凄い昔に生まれたのは確かなんだよな?」
男7「ええ...姉様が活躍した功績が書物として残されていれば話はまた変わって来るのですが...」
男4「女から嫌になる程聞かされたよ メイドさんって4歳の時から妖怪退治してたんだろ? しかも途中から空飛べるようになったらしいし 恐ろしいよなそう考えると まぁ、弟のお前もとんでもないけど」
男7「そんなことは無いですよ...私は逃げてばかりでしたから...臆病者としか呼ばれていません」
119
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/25(金) 12:34:52 ID:NQM/yW5Q
女4曽祖母「そう言いますがね...お父さんは貴方を優しい人だったっていつも言っていましたよ? 人殺しを決してせず、功績よりも仲間の命を優先したって」
男7「そのせいでいつも殴られていましたがね...まぁ、人殺しが正当化されていた当時は私のような者は異端者だったのでしょう」
マスター「...帰ってくる度に貴方の目は段々と輝きを失っていましたよ...何故自分じゃないのかっていつも嘆いていましたよね...」
男7「教え子が死ぬとわかっていて見送ることは辛いことですよ...出来るなら代わりたかった...」
女4「でもひいおじいちゃんは今こうしてここに居るじゃない 確かに軍人であった過去は消えないけどさ 大事なのは今なんじゃないの? 私も辛い過去があったけどさ...今はこうしてみんなが居るから楽しいよ」
女4祖父「お前には迷惑掛けたもんな...」
女4「自分で進んでやったんだからおじいちゃんは悪く思わないでよ 誰だって何かしら思い出したくないことはあるけど...でもそれを理由に今から目を背けていいとは私は思わないね」
120
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/25(金) 12:54:14 ID:QHZ2bYhA
〜黄泉比良坂〜
メイド「あーもう 雑草みたいにまた湧いてて限が無いよ...」ペタッ
女「そう言うなって 妖怪退治はお前の本職だろ?」
メイド「元だよ元! まったく...私以外やってくれる人は居ないのかな...はぁ...」ペタッ
男母「でも貴女が一番向いてるのは事実だと思うけど?」
男父「私の力だと出力誤るとこの地が消し飛ぶからな...その分一つ一つ送る方が無駄な力を使わずに済むから良いんじゃないのかい?」
メイド「やってみてから言って欲しいんですがねぇ...これ、結構辛いんですよ?ばら撒けばいいって訳じゃないですから」ペタッ
美少女「これ始めてどれ位経った?」
男「かれこれ1時間は経ったんじゃないかな 多分手術終わってるよ...きっと...」
ビュウウウウ
メイド「こ、この風は...」
男5「何か大変そうだな...手伝おうか?」
女「男5...どうしてここに?」
121
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/25(金) 12:59:21 ID:QHZ2bYhA
男5「姉さんに用があってな ほっ」ブン
ビュウウウ
男父「これはまた凄い風だな...下手をすると私達まで吹き飛ばされるぞ...お前ってそんな力あったのか?」
男5「まぁ、俺は色々と呼び名があるからな その中に荒神ってのがある 荒ぶる神って意味でな やろうと思えば嵐も起こせるぜ?」
男「うわァァァァァァァァァァァァ」ピュー
ガシッ
美少女「大丈夫?男」
男「いやー 君が居なかったら飛ばされてたよ ありがとう美少女」
女「おいおい...やり過ぎだぞお前」
男5「えっ?そうか? じゃあこんなもんでいっか」
メイド「やり過ぎってレベルじゃないと思うんだけど...ここだけ台風通ったって言っても通じちゃうよこれじゃあ」
122
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/25(金) 13:03:36 ID:QHZ2bYhA
男5「俺は壊すのは得意だからな おっ、会長 今の表情いいね」カシャカシャ
女「お前も変わらんな...で?私に用とか言ってたが...」
男5「そうそう そのことなんだがさ ちょっと向こうでしないか?ここだと不味い」
女「まーた何か企んでるのか...悪いが面倒事は御免だぞ?」
男5「大丈夫だって 姉さんも聞けば賛成してくれるさ」
男「で...僕達は一体ここからどう帰ればいいんだろうね...」
メイド「私の神力だとちょっとしか行けないし...母さんは叔父さんに連れて行かれちゃったしなぁ...」
男父「じゃあこういうのはどうだ?神力とはまた違うがな」カキカキカキカキ
パァァァァァァ
〜学校前〜
男父「よし、着いたぞ」
男「あれ?ここは学校?」
123
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/25(金) 13:09:02 ID:QHZ2bYhA
メイド「何したんですか?」
男父「なに、ちょっと魔法を使っただけさ ルーン文字を使ってな」
美少女「あっ、じゃあさっき書いてた魔法陣みたいなのは魔法を使う為だったんだ...」
男父「こんな時の為に学校に魔法陣刻んでおいて正解だったな...これは魔法陣を通して二箇所の場所を行き来出来る魔法だ まぁ、魔法陣を書かないと使えないのが面倒だが神力を使わないから疲れることが無くて良いんだよ」
男母「お父さんがルーン文字使って魔法使うの、久し振りに見たわね...」
男父「なかなか使う機会が無いからな...使わない方が良いのもあるが」
メイド「あっ、でも母さん達がまだ向こうに居るけど」
男父「あの風を引き起こせるんだ すぐに帰って来れるだろう」
124
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/25(金) 13:10:54 ID:QHZ2bYhA
一旦切ります
125
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 08:38:53 ID:6uhhLLNs
スーッ
美少女「おい芸能の神様 何処に行こうと言うのかね?」
女5「芸能の神じゃない! 踊りの神!」プンカプンカ
男「えっ?女5って神なの?」
美少女「そうだよ ほら、岩戸隠れの時に裸踊りした神居るでしょ?アメノウズメ あれが女5」
女5「私は真剣にやったんだからね それを皆が寄ってたかって笑って...」
男母「あの格好で踊るんじゃそりゃ皆、笑うわよ」
男「...僕は笑わないよ だって真剣にやってたんでしょ?なら笑ってはいけないと思うんだ」
美少女「男...」
男「もし良ければなんだけどさ...女5、踊り見せてくれないかな」
女5「え、えぇ!? でもあれは準備がいるからなぁ...わ、わかった じゃあ家に来て」
男父「お前、カグツチの家に居候してるじゃないか」
女5「そうだけど...いいからこっち!」グイッ
126
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 08:49:38 ID:6uhhLLNs
男「お、おぉ...予想以上に力強いな...」
タタタタタタッ
美少女「男が連れて行かれた...」
男母「大丈夫よ そのうち戻ってくるだろうし」
〜現国先生の家〜
女5「ここが私の家」
男「でもここって現国先生の家なんだよね?」
女5「うっ...まぁ、居候しているのは否定出来ないけど...でも今は関係ないでしょ ほら、入って入って」
男「お、お邪魔します」
女5「今はあいつ居ないから多分大丈夫な筈...じゃあ準備するからそこで待ってて」ガチャン
男「うん わかった」
男(女5とは部費以外で話した機会が無かったからあまり知らなかったけど...まさかアメノウズメだったとはなぁ...)
127
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 08:58:29 ID:6uhhLLNs
女5「よ、よし 出来たよ」ガチャ
男「じゃあやってくれ」
〜数分後〜
女5「...これで終わり やっぱり笑えるよね...」
男「す、凄い...何というか...その...綺麗だった...」
女5「本当に?お世辞とかは嫌だからね」
男「嘘じゃない 流石、神様だね...一応僕なりに評価をしようと思ったんだけどさ 見入っちゃって書けなかったよ...」
女5「嬉しい...」
男「えっ?どういうこと?」
女5「確かにあの場はお酒が入ってたけど、私の踊りが笑われたのは悲しかったんだよね...挙げ句の果てには芸能の神にされるし...でも男はちゃんと見てくれた ありがとう」
男「そんなことは無いよ 僕は真剣に何かをやる人は好きなだけだからさ...」
女5「男大好き」ギュー
男「お、おい...僕には美少女が居るから...」
美少女『おいお前...僕の男からさっさと離れろよ』ゴゴゴゴゴ
男「ま、窓に美少女が...」
128
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 09:04:23 ID:6uhhLLNs
美少女「まったく...心配だから後を追って来たら男を抱きしめるとか私に喧嘩売ってるの?」
女5「そ、そんなこと無いって あれは表現の一つであって...」
美少女「今度からは私に許可を得てから抱きしめるように わかった?」
男「何もそこまで言わなくたっていいじゃないか 彼女は一生懸命踊ったんだぞ?」
美少女「裸踊りの何処が良いんだよ あんなの、笑えるだけじゃない」
男「おい美少女 女5に謝れよ 君は誤解してる」
女5「いいよ男...どうせわかってもらえないって...でもありがとね さっきの言葉は嬉しかった もし私の手が必要になったらいつでも言ってよ 喜んで手伝うから」
男「女5...」
女5「さてと 今度踊るダンスの振り付け考えないとね」
129
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 09:14:10 ID:6uhhLLNs
男「...美少女、話がある 踊りを見せてくれてありがとう女5 じゃあ僕はこれで失礼するよ」
女5「うん じゃあね」
〜外〜
男「いつも思うんだが君はどうして人を色眼鏡で見るんだい?」
美少女「そんなこと言われてもな...」
男「人がコンプレックスとして気にしていることを面白おかしく弄るなんて人としてどうかと思うんだけど 君だって食べ過ぎだって言われたら気分が悪いだろ?それと同じだよ」
美少女「う、うん...」
男「確かに君は可愛いし、頭も良いし運動神経抜群だけど...そういう所は僕は嫌いだな」
美少女「反省します...」ズーン
男「そこまで落ち込まなくていいよ わかってくれればいいんだ まだ時間あるし、これからどうする?」
美少女「何か食べたい」
男「相変わらず君は食べることが好きだな...分かったよじゃあこの前出来たお店あるから行こう」
美少女「やった! 一緒に行きたいと思ってたんだよねー」
130
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 09:27:08 ID:6uhhLLNs
〜学校 職員室〜
現国先生「今、女5の身が危ないような予感がしたんだが...」
担任「気の所為だろ あいつは人に恨みを買うようなことはしないだろうし」
現国先生「だよな 俺の勘違いか」
美少女父「おいカグツチ さっき提出した書類のここ、間違ってるぞ 修正しろ」
現国先生「えっ?間違ってないと思うんだが...」
美少女父「二重尊敬になってるだろ これじゃあ相手を貶すことになる」
現国先生「あっそっか...わかったすぐに直す」
担任「お前な...それでも国語の教師か?」
現国先生「うるさいな...アマ姉さんは黙ってろよ」
131
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 09:37:06 ID:6uhhLLNs
プルルルルルル
担任「こんな時に誰だ?...もしもし?どうした」
女『私、ツクヨミ 今、伊勢神宮に居るの...』
担任「おい何の真似だ 悪ふざけなら切るぞ」
女『ちょ、ちょっと待ってくれ 本当に困ってるんだよ』
担任「はぁ? どうせお前のことだからまた帰って来れなくなったとか言うんだろ?男5に言え 私は今、仕事中だ」
男5『俺もここに居るんだよ』
担任「何でお前まで...あぁ、あの話をする為か で?仕事中の私に何を望むんだ?」
男5『頼むよ姉さん 迎えに来てくれ...』
担任「ヤダね 金ならあるだろ切るぞ」
女『今、持ち合わせて無いんだよ...だから今、姉さんの助けが必要なんだ』
132
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 09:37:50 ID:6uhhLLNs
担任「姉貴に頼めばいいだろ 何で私に...」
女『この時間の姉やんは昼寝をしているんだ だから電話を掛けても出ない』
担任「ひ、昼寝...姉貴らしい...でも抜け出せないのは事実だ 今も父さんに睨まれているしな 切るぞ」
男5『た、頼む 姉さん...いやアマちゃん』
担任「その名前で私を呼ぶということは...私を正妻にする覚悟は出来たということか?」
男5『え、えーと...それは...その...』
担任「一生そこにいろ」
133
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 09:46:11 ID:6uhhLLNs
男5『わ、分かった アマちゃんが正妻だ』
担任「本当か?後からやっぱり嘘でしたとか通じないからな」
男5『本当だ 嘘じゃない』
担任「はぁ...分かったよ 迎えに行く でも私は今忙しいのは本当だから代わりにあいつを送るからそれで我慢してくれ」
男5『あ、ありがとう...』
担任「今日の夕飯は楽しみにしてくれ じゃあまた後でな」ピッ
美少女父「お前...恐ろしいな...」
担任「何のことだ?父さん 生憎だが私はもう一本電話をしなくてはならないんでな ...もしもしヤタガラス 今、大丈夫か?」
ガイド『ちょっと...アマテラス様 その名前で呼ばないで下さいよ ガイドと呼んで下さい』
担任「お前がヤタガラスなのは変わらないだろ 大丈夫なのか?」
ガイド『まぁ、暇ではありますが...どうかしましたか?』
担任「私の夫と愚妹が伊勢神宮に居る 悪いが迎えに行って家まで送ってくれないか?」
134
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 09:52:15 ID:6uhhLLNs
ガイド『えー...あそこ、遠いんですよね...』
担任「頼む 式であるお前だから言えるんだよ』
ガイド『後で何かしてくれますか?』
担任「...じゃあ今年の修学旅行の私のクラスのガイド役、お前にすると言ったらどうだ?」
ガイド『すぐに行きますよ ちょうど誰かを導きたいと思ってたんですよねー 伊勢神宮でしたよね?では失礼します』
担任「...現金な奴だな」
現国先生「姉さんの式はヤタガラスってのは知ってるが...どうして修学旅行の姉さんのクラスの担当になるだけで引き受けたんだ?」
美少女父「あいつがバスガイドをやっていることは知ってるだろ?修学旅行のバスガイドをあいつは前々からやりたがっていたからな...夢がこんな形で叶うとは思わなかったんだろ」
現国先生「ふーん...単純だな」
担任「そう言ってやるな あいつのガイドは優秀だぞ?それよりも父さん、今日はこれで帰らせてもらうぞ」
美少女父「料理作る時間が欲しいか...はぁ、お前も人のこと言えないな 仕方ない、残りは私がやっておくよ」
担任「助かる」
135
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 10:00:41 ID:6uhhLLNs
〜伊勢神宮〜
女「姉さん、誰に送るって言ってたっけ?」
男5「多分、ヤタガラスだな あいつは姉さんの式だから」
ブゥゥゥゥーン
女「な、何だ!? バスが目の前で止まった...」
男5「そっか 姉さんは知らないだったな...あいつ、今はバスガイドなんだよ」
ガタン
ガイド「お待たせしました お二人様 さ、乗って下さい」
女「ヤタガラス...随分と変わった格好だな...」
ガイド「妹様...今の私はガイドです そう呼んで下さい」
男5「よし、乗るぞ」
女「バスガイドなのにお前、バスの免許も持ってるのか...」
ガイド「こんなこともあろうかとってヤツですよ アマテラス様も人使いが荒いですね...偶々今日は休みだったから良かったものの...あっ、右側を見て下さい 綺麗な海が見えますよ」
女「職業病だな...この状況でガイドをするなんて...」
136
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 10:14:46 ID:6uhhLLNs
〜マンション 男6の部屋〜
男6「...あの まだかな」
勇者「もうすぐ終わります」ゴシゴシ
男6「いつも来る彼なら30分もあれば終わるのだがね...やはりお姫様は違うか 使用人に任せっきりだからな」
勇者「今の私は学生です」ゴシゴシ
男6「ハハハ そうだったね 悪い悪い、忘れてたよ」
勇者「...ふぅ 終わりました」
男6「3時間27分か...まぁ、初めてにしては上出来とするか お疲れさん」
勇者「男7さんはこの作業を本当に30分で?」
男6「初回はね 今なら15分程度で終わってるよ」
勇者「す、凄いですね...」
男6「彼だからあの時間で終わるというのもある 彼の眼は汚れのある場所を的確に見つけることが出来るからね」
勇者「私には到底出来ない所業ですね...」
男6「そうだな さて、彼の代わりとはいえ 君が頑張ったのは事実だ 給料として受け取ってくれ」スッ
137
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 10:18:19 ID:6uhhLLNs
勇者「こ、こんなに沢山...受け取れませんよ」
男6「君の労働に見合った報酬だよ 疲れただろう?」
勇者「ま、まぁ...疲れましたけど...」
男6「ならば受け取りたまえ 私は慈悲で君に金を渡す訳ではないのだからね」
勇者「は、はぁ...では受け取らせてもらいます」
男6「タクシーを呼ぼうか?その足だと家まで行けるか不安だろう?」
勇者「いえ 大丈夫ですよ これくらいならまだ...」
バタン
男6「やれやれ...だから言ったんだ タクシーを呼ぼうかとな 自分の体調ぐらい気遣うことを知らないのか よいしょっと」
ポイッ ボフン
男6「今日は2人分作るとするか...」
138
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 10:19:46 ID:6uhhLLNs
>>137
修正 体調ぐらいじゃなくて体調を です
139
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 10:30:57 ID:6uhhLLNs
〜勇者の家〜
メイド「ただいまー...ってあれ?勇者さん、まだ戻って来て無いんだ...あれ?メールが来てる」
男6『恐らく君は勇者の帰りが遅くて心配しているのではないかと思い、彼女の携帯からメールをさせてもらった 私は男6だ 彼女は現在、私の部屋のソファーの上で眠っているよ 別に迎えに来いという訳ではない 今日の夕食は君の分だけで充分だ 家までは私が送る』
メイド「な、何これ...えーと、こういう時はどうすれば...でも夕食は私の分だけでいいって書いてあるし迎えに行かなくてもいいのかな?まぁいいや そのうち戻って来るだろうし 洗濯物寄せて畳んどこっと」
〜数分後〜
メイド「よし、終わり」
ピンポーン
メイド「あれ?宅配便は来る予定は無いだろうし...どちら様ですか?」ガチャ
男7「あっ、姉様 連絡も無しに来てしまいましたが...今、宜しいでしょうか?」
メイド「大丈夫大丈夫 ちょうど洗濯物を畳み終わったところだから 散らかってるけど上がってよ」
140
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 10:47:02 ID:6uhhLLNs
〜リビング〜
メイド「手術はどうだったの?」
男7「無事終わりましたよ 恐らく安静にしていればもう安心ではないかと」
メイド「男ってお医者さんだったんだねー お姉ちゃん、知らなかったよ」
男7「いえ、一時期軍医をやっていただけですから...」
メイド「もー すぐそうやって謙遜するんだから 偉い偉い」ナデナデ
男7「あの...姉様?私が今日、訪ねに来た理由を話してもよろしいですか?」
メイド「あぁうん そうだったね で?今日は何の用で来たの?」
男7「もうすぐ母様の誕生日ですよね?何を差し上げようかと思ったのですが...何も思い浮かばなくて...姉様に相談すれば何かわかるのではないかと思い、こうして参りました」
メイド「そうか...母さんの誕生日、もうすぐだったね 忘れてたよ プレゼントか...花束は喜ばないと思うんだよね」
男7「やはりそうですよね...」
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/08/26(土) 10:54:47 ID:A60M0jwg
黄泉のご馳走でも振舞おう
142
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 10:55:08 ID:6uhhLLNs
メイド「うーん...こういうのは昔から知ってる人に聞くのが一番なんじゃない?フレイヤさんに聞くのはどうかな?電話してみるよ」
〜数分後〜
保健先生「来たわよ ツクヨミの誕生日祝いでしょ?あの子は盛大に祝われるのは好まないからね〜 去年は私と2人でひっそりと祝ったわ」
男7「その時はどのようなことを?」
保健先生「ケーキを食べて、その後は思い出話をしたわね...他は特にしてないわ」
メイド「何かあっさりしてるね...」
保健先生「毎年そんなものよ?昔のあの子は大人しかったのよ だからサプライズとかそういうことされるとあの子、泣いちゃうのよ」
メイド「母さん、涙脆いもんね...私と再会した時も泣いてたし」
男7「私の時もそうでしたね...」
保健先生「でも折角、子供達である貴方達2人が祝おうとするんだから思い切って盛大に祝福するのも良いと思うわよ?ずっと会いたがっていたからね」
メイド「じゃあやっぱりサプライズが良いかな」
保健先生「そうね...でもちょっとしたことでもツクヨミは勘付くから慎重に事を運ばないと駄目ね 疑わせたらその時点でアウトと思った方が良いわ」
男7「やはり知人である貴女様に相談して正解でしたね、姉様」
メイド「そうだね 流石、幼馴染なだけあって母さんのことを知り尽くしてる 子供である私達だったらわからなかったことも」
保健先生「そんなこと言わないでよ 照れるわね」
143
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 10:57:39 ID:6uhhLLNs
>>141
おい、ペルセポネさんとイザナミさんの悪口はよせよ
144
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 11:04:16 ID:6uhhLLNs
〜次の日〜
美少女「それでさ...」ヒソヒソ
男「うん いいねそうしよう」
女「何の話をしてるんだ?お前達」
美少女「ん?いや、今度の生徒会で話す議題について話しててね」
女「珍しいな...お前らがそんなことを話し合うなんて」
男「これでも生徒会長と副会長だぞ?やる時はやるさ」
女「そうか...じゃあ出来たら私に言ってくれよ 他のメンバーに伝えるのは私の役割だからな」
美少女「うんそうするよ」
男(あ、危なっ...あともう少しで女にバレる所だった...)
美少女(今年は生徒会を挙げて祝おうってことにしてるからね...女には迷惑掛けてるし)
女(なーんか怪しいんだよな...最近、私の顔を見て避ける奴らが多い...嫌われるようなことしたかな...)
145
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 11:16:35 ID:6uhhLLNs
男5「おっ、会長...男も一緒か」
男「??? 僕が一緒じゃ駄目なのか?」
男5「まぁ...そうだな 会長に相談したいことがあるんだよ」
美少女「ここじゃ不味いことなの?」
男5「そうだな ここだと非常に不味い」
男(女の誕生日祝いのことか...)
女(昨日話してた写真集のことだな...)
2人「「じゃあ向こうで話して来たら(どうだ)?」」
美少女「そうだね...じゃあ向こうに行こうか」
スタスタスタスタ
美少女「で?何の話?」
男5「2つある 1つ目は姉さんの誕生日祝いのことだ 姉さんに内緒で生徒会メンバーを呼んで話し合う機会を設けておいた」
美少女「おぉ 助かるよありがとう」
男5「気にすんなって で、2つ目なんだがな...その...これは個人的なお願いになるが...」
美少女「私達の仲でしょ?遠慮なく言ってよ」
146
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 11:23:25 ID:6uhhLLNs
男5「...写真集出さないか?」
美少女「え?写真集?」
男5「以前からファンクラブ内から要望が出てたんだ...でも会長にそんなこと言えないし、男が許可してくれるとも思えない...」
美少女「じゃあどうして今話したの?」
男5「昔は俺も写真を撮る技術が無かったから夢のまた夢だと思ってたんだが...この前の写真コンテストで優勝したこともあるし、そろそろ良いんじゃないかと思ったんだ」
美少女「男にこのことは話したの?」
男5「いや...まだだ まず会長に話してから...」
美少女「じゃあ駄目だね 男の許可が無いなら無理だよ だって男は私の彼氏なんだよ?」
男5「でもあいつにそんなこと言ったらタコ殴りにされるし...」
美少女「そりゃ男5が言ったら殴られるよね どういう目的で写真集出すかって言わないと」
男5「まずファンクラブ会員の要望に応える為だな 男6に昨日話したら喜んでくれた やっとかって言ってたがな 2つ目は俺の腕を改めて確認する為 姉さんに話したら呆れながら認めてくれたよ 3つ目は会費だけじゃファンクラブを維持するのが足りないからな、その資金集めの為だ 姉貴に相談したらそれがいいと言ったよ」
美少女「やっぱりファンクラブも許嫁が一枚噛んでたんだね」
男5「ああ ファンクラブが立ち上がったのも姉貴の後押しがあったのもあるしな」
美少女「じゃあ男にそのことを話したら?多分納得してくれると思うよ?変な写真は撮るつもりは無いんでしょ?」
男5「勿論だ 如何わしい写真を撮るつもりは更々ない グラビアでは無いからな」
147
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 11:31:36 ID:6uhhLLNs
美少女「...だってさ 男」
男5「え!?聞こえてたのか?」
男「この程度の距離ならね グラビアとかそういうのはわからないけど...ファンクラブを維持させるのに必要なら仕方ないな...でも1つだけ条件がある」
男5「な、何だよ...」
〜学校〜
女5「まさか私がポーズの担当になるとはね...確かに手が必要ならいつでも言ってとは言ったけどさ」
男「踊りの神である君が一番ぴったりだと思ったんだよ」
女3「衣装係で私呼ぶのもどうかと思うけどね...もっと居るでしょ」
男「いや、女3だから良いんだ」
女3「ふーん...まぁ、頼まれたからには全力を尽くすわ」
男5「幾つかの担当をお前に任せるって条件だったが...よりによって企画役を母さんに任せるとか...大丈夫かよ」
男「大丈夫だって 喜んで引き受けてくれたし」
美少女母「出来たわよ〜 こういう構成はどうかしら〜」
148
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 11:39:18 ID:6uhhLLNs
許嫁「広報担当であたいを選ぶのは考えたね〜 てっきりヨミちゃんに頼むかと思ったけど〜」
男「商業の神なら校長程ではないけど人脈はあると思うからね ファンクラブの広報係というなら尚更ね」
許嫁「任せてよ〜 在庫が幾らあっても足りないって程の売り上げにしてみせるからね〜」
女2「でもよりによって私に化粧をさせるか...そこまで上手くないぞ?」
男「何を言ってるんだ この前の旅行の時の君のメイクは上手だった だから君に頼んだんだよ」
女2「そ、そうか?」
男「ああ」
女2「し、仕方ない奴だな そこまで言うのならやれる限りのことはさせてもらうよ」
149
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 11:47:24 ID:6uhhLLNs
女4「会長、入りまーす」
美少女「よろしくお願いします」
美少女母「まずはこの場面からね〜 小道具係の人、頼んだわよ〜」
ガヤガヤワイワイ
男5「何か思ったより良い感じだな...さて、俺も準備をするか」
〜数日後〜
男妹「...で、出来たものがこれと」
男5「ああ でも最終確認がお前とはな...旅行帰りなのに...悪いな妹」
男妹「別に気にしてないよ うーん...この場面さ、ちょっと露出し過ぎない?」
男5「そうか?じゃあここ、よろしくな」
男4「了解 頼んだぞ、男3」
男3「分かったよ」
男5「他はあるか?」
男妹「....特に無いね これで良いんじゃないかな?」
150
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 11:55:11 ID:6uhhLLNs
男「おい男5 ちょっといいか?」
男5「ん?どうした?」
男「さっき、ファンクラブのサイトの広告として打ち込む予定の紙を見たんだ...これ、どう思う?」スッ
男5「これ、姉貴が作ったのか?」
男「ああ、そうだ」
男5「ちと文章が硬いな...これじゃあ途中で読む気が失せる」
男「だよな だからそう言ったらこれを渡された」スッ
男5「今度は軽過ぎる...校外にも会員が居るんだぞ もっと当たり障りのない文章にしてくれ」
許嫁「む〜 文句が多いぞ?スサ君」
男5「そう言うがな姉貴 今回の写真集は絶対に成功させないと駄目なんだよ 分かってくれ」
許嫁「仕方ないな〜...じゃあこれでどう?」カタカタカタカタ
男5「...まぁ、悪くないな これで行こう」
151
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 11:59:00 ID:6uhhLLNs
男「後は校長が出版社に話をつけてもらえば終わりかな...」
男5「思った以上にお前、この企画に関わってるな どういう風の吹き回しだ?」
男「どうせやるなら1番良いのを作りたかっただけだよ」
男5「まぁ、会長はお前の彼女だもんな...売れ残ることは無いと思うが用心して損は無いか」
男6「万が一、売れ残るなんてことがあった場合は私が全部買うから安心しろ」
男5「...こういう奴も居るしな」
152
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 11:59:30 ID:6uhhLLNs
一旦切ります
153
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 23:39:33 ID:6uhhLLNs
男「一応確認の為に聞いておきたいんだけどさ...」
男5「まだ気になることがあるのか?」
男「いや、大したことじゃないよ 僕はファンクラブに入会してないからわからないだけなんだ その...美少女のファンクラブの会員の総数って大体どれくらいなんだ?」
男5「そうだなー 1000万人?」
男「おい どう見てもこの県の総人口より多いぞ...というか東京の人口ぐらいじゃないか...多過ぎだろ...」
女「当然だ 私とフレイヤがかんがえたさいきょうのびしょうじょなんだからな」ドヤァ
男5「彼氏持ちでこれなんだからな」
男「何だよ まるで僕が彼氏なのが不満みたいな言い方じゃないか」
男6「否 寧ろその逆だよ 君が彼氏になってから彼女の輝きは更に増した 安っぽい言い方をするならば太陽を凌駕する程にな」
女「おう 変態は黙ってろ」
男6「へ、変態!? 私は変態ではないぞ」
男5「変態という名の紳士ってのはもう時代遅れだから勘弁な 彼氏居る人の写真集めまくってるんだから充分変態だろ 国家予算の3倍の金額を出したしな」
男「その金でファンクラブの維持をすることは容易なんじゃないのか?」
女「お前...いつも美少女がどれだけ食べてるか分かっててその言葉を言ったのか?あの金は全て美少女の食事代に回されるだろうな 遅かれ早かれ ここ最近益々食べる量が増えてるし...」
男「あぁ...なるほど...そういうことか なら腑に落ちるね」
154
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 23:49:41 ID:6uhhLLNs
許嫁「流石にヨミちゃんが言ったのは誇張してると思うけど...あのお金はちゃんと近いうちに有効活用されるからね〜 男の家の改築とかに」
男「へ?どうして僕の家を改築するんだ?」
許嫁「する必要があるからだよ〜 天才が産まれるからね〜 あっ、これはお母たまから聞いた話ね」
女「また情報源:母さんか でも言ってること確実に当たるんだよな...あの金額を使い切るなんて大量に実験機材でも買わないと無理だぞ」
許嫁「でもお母たまがそう言ってたんだからそうなんでしょ〜 あたいもその頃には何か偉くなってるらしいしね〜」
男5「姉貴が偉くなる?まさか...天と地がひっくり返ってもあり得ないぞ」
許嫁「言ったなスサ君 じゃあもしあたいが偉くなったらどうする?」
男5「姉貴の子供の専属カメラマンになってやるよ」
許嫁「じゃあ決まりだね〜 忘れないでよ?」
女「おいおい...姉やんは商業の神だぞ?偉くなろうとしたらすぐになれるからな 男5、その賭けは間違いなくお前の負けだよ」
男5「そこまで言うか姉さん...じゃあもし賭けに俺が買ったらどうする?」
女「高天原を逆立ちで一周してやるよ」
155
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/26(土) 23:58:22 ID:6uhhLLNs
男「なぁ許嫁 高天原一周ってどれくらいなんだ?」ヒソヒソ
許嫁「そうだな〜 北海道から沖縄までの距離くらい?」ヒソヒソ
男「マジすか」ヒソヒソ
許嫁「マジっす」ヒソヒソ
女「何話してるかわからんがまぁ安心しろ、私は姉やんを信じてるからな 母さんも言うんだし間違いなく偉くなる」
男「でも具体的に目標めいたものが無いと後からあーだこーだ言い争うよね それはどうするんだ?」
男6「じゃあこういうのはどうだ? 男8と許嫁が共同で会社を立ち上げてそれが世間に知れ渡るようになったら」
男5「何だそれ 姉貴と男8が会社を立ち上げる?」
男6「許嫁は商業の神なんだろ?町工場が潰れかけたのを立て直したということを耳に挟んだことがある ならば会社経営などお茶の子さいさいなのではないかと思ってな」
許嫁「いいねそれ じゃあ高校卒業後に会社立ててみるよ どんな会社にしようかな〜」
女「多分、姉やんのことだからきっと凄い会社になるよ」
156
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 00:07:30 ID:LkRiJaew
男5「このご時世に高卒で会社立てるとかそもそも銀行が金貸してくれないだろ」
許嫁「甘いなスサ君 あたいを舐めないで欲しいね お母たまには劣るけどあたいなりの人脈があるんだよ〜」
男5「そもそも男8がその話に賛同してくれるかがまず問題なんじゃないのか?」
男8「別に俺は構わないぞ?」
男5「お、お前っ...いつから居たんだよ」
男8「男6が変態って言われた辺りからだな 許嫁は凄い神様なのは知ってるからな 多分大丈夫だろ」
許嫁「流石、私のダーリンだね」
男8「おいおい 急に抱きしめるなよ びっくりするだろうが」
男「多分結婚しても長続きするわ この2人」
女「お前もな」
157
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 00:23:07 ID:LkRiJaew
男8「話は変わるがな 男、お前に聞きたいことがある」
男「ん?何だ?」
男8「お前の名前は知ってるけど名字をどうしても思い出せないんだよ...何だっけ?」
男「は?僕の名字?神宮だけど」
男8「神宮?珍しい名字だな...」
女「こいつには私の娘の血が流れている そして娘は伊勢神宮の巫女だ 勿論一門だよ まぁ、神宮ってのは奈良時代辺りから呼ばれたんだけどな」」
男8「てことはお前、血筋スゲェ奴なんだな」
男「ま、まぁそうなるね お前は?」
男8「俺か?確か...箱入とか言ってたな」
男「は、箱入? 聞いたことないぞそんな名字」
男8「俺だって聞いたことない 調べても出て来なかったしな 何でだろう...」
女「姉さんの子孫って今は箱入って名乗ってるのか...」
158
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 00:43:43 ID:LkRiJaew
男5「天孫の子孫がどうしてそんな名字になったんだ?」
女「お前の子孫だろ?知らないのか?」
男5「知るかよ 俺、ずっと高天原に居たからな」
男「じゃあ先生なら知ってるかも...」
〜職員室〜
担任「男8の名字がどうして箱入なのか?私に聞かれてもなぁ...」
女「姉さんも知らないのか?」
担任「子孫のことまでは知らん 私には引き篭もってる娘が居たからな 今もそうだが」
男「えっ?娘さん居るんですか?」
担任「そりゃ居るさ 私が何人産んだと思ってるんだ」
男5「あ、あのさ その話題はまた後にしようぜ」
女「あれのせいでますますクシナダと姉さんの仲が悪くなったもんな...」
男「また許嫁が何かやらかしたのか?」
許嫁「いや?あたいは何もしてないよ?」
159
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 00:59:17 ID:LkRiJaew
女「男5には姉さんとクシナダ姫 2人の妻が居ることはもう知ってるだろ?」
男「ああ知ってるよ 先生の方は話を聞いてもよくわからなかったけど...確か男5が酔っ払った勢いで先生を孕ました?それがきっかけなんだよね」
男5「お、おい...もっと言い方があるだろ」
男「そんなこと言われてもなぁ...で?それがどうしたんだ?」
女「当然2人とも子供を産んでいる ところがまぁ...皮肉なことにな 姉さんの娘とクシナダの息子が互いに一目惚れしたんだよ」
担任「私は勿論反対したんだ 男5にも絶対に認めてはならないって念を押した だが...結果として2人は結婚したんだよ」
男「へー親の反対を押し切って結婚したんだ...で?この話の何処が駄目なんだ?」
許嫁「その後だね〜 結婚した後の2人は幸せな生活を送ってたんだけどさ...突然何処か現れた女の神に夫の方が取られちゃってね〜 で、奥さんであるアマちゃんの子が自宅に戻って引き篭もったんだよ〜」
男「何でそんなことが起こるんだよ」
担任「さぁどうしてだろうな?私としては夫が母親から悪い部分を受け継いだからこうなったと思ってる」
女「蛙の子は蛙ってことだよ こいつが浮気性だから息子もそうなったんだ」
担任「おいツクヨミ スサ君の悪口は許さんぞ」
160
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 01:05:31 ID:LkRiJaew
男8「それでどうなったんだ?夫の方は」
担任「結婚したよ しかも後から来た方を正妻にしてな」
男「許せないな...親の反対を押し切ってまで結婚したのに...誰なんですか?その夫は」
男5「オオクニ...学食長だよ」
男「が、学食長!?」
担任「嘘だと思うなら直接本人に聞くといい 忘れてると思うがな」
男「そ、そんな筈は...」
ガラッ タタタタタタタッ
女「おい男! ったく...追うぞ」
許嫁「あれ〜おかしいな〜 ダーリンの名字の由来を聞きに来た筈なんだけど...」
男8「まぁいいじゃないか こっちの方が面白いし」
161
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 01:20:45 ID:LkRiJaew
〜学食〜
女「だ、大丈夫だろうか...」
男5「凄い剣幕だったからな...」
男6「勢いで着いてきてしまったが...これ、私は関係ないことだよな」
男8「まぁそう言うなよ 乗りかかった船だ 最後まで付き合え」
男「どうしてそんなことを!」
ドゴッ
女「お、おい...この音、殴ったぞ...」
男5「やばいな...あいつを止めるぞ」
学食長「殴られてもなぁ...もう彼女とは終わったんだよ」
男「でも愛し合って結婚したんでしょう!?」
学食長「もう昔のことだよ...今更、よりを戻したいと言ったとしてもあいつが許してくれる筈がない」
男「あ、あんたって人は!」
グッ バシッ
162
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 01:31:24 ID:LkRiJaew
女「そこまでにしろ...どうせこいつに言ったってわからないさ すまなかったなオオクニ」
学食長「気にせんよ...俺も昔は若かった...それがあいつを怒らせてしまうことを引き起こしたんだろうな...」
男「今だってまだやり直せる筈だ!あんたが奥さんを愛してるって言うなら! あんたは過ちを繰り返すことを怖れてるんだよ!ちゃんと自分の気持ちと向き合え!」
男5「こいつを連れていくぞ」
許嫁「何処に?」
男5「少なくとも此処ではない何処かだ」
男「逃げるなこの卑怯者ォォォォォ」ズルズルズルズル
〜店長の家前〜
男「離せ!まだ話は終わってないんだぞ」ジタバタ
女「今のお前は興奮している 一旦落ち着け」
男「落ち着いてられるか 愛し合ってるのにどうして別れるんだよ!」
163
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 01:36:29 ID:LkRiJaew
男5「ならもう1人の方の言い分を聞けばいい ちょうど家は目の前だしな ただ...話してくれるかは別だが」
男6「確か、ここに住んでいるんだったな アポは私が取ってみる 訳を話せば入れてくれるかもしれない」
許嫁「男6 どうして君もこんなことに肩入れするの?」
男6「私も恋をしたことはある...だから男が怒るのにも理解出来るのさ もしかすると男なら別れた夫婦の仲を取り持つことが出来るかもしれない...可能性があるならそれに賭けてみるのも悪くないと思ってね」
〜数分後〜
男8「...思ったより時間かかってるな」
店長「俺達が幾ら言っても無理だったんだぞ?本当に出来るのか?」
男6「大丈夫さ 男ならきっとな」
女「おっ、来たか」
店長「父さん...スセリに会いに来たって本当か?」
男5「俺ではなく男がな 話を聞きたいそうだ」
店長「あいつ、ここ数百年も引き篭もってるんだぞ?高天原から部屋ごと持って来てもずっとこの調子だし...」
男「取り敢えず...会わせて下さい」
店長「無理だと思うけどなぁ...まぁ上がってくれよ」
164
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 01:43:59 ID:LkRiJaew
〜店長妹の部屋前〜
店長「ここがスセリの部屋だ」
女「何か泣き声が聞こえるんだが...」
店長「ずっとこの調子だよ 訳を聞こうにも話してくれない 飯を置いたら出るかと思ったらいつの間にか食べ終わって空き容器を置いてるし...」
男「あの...初めまして 僕は男と申します」
男5「自己紹介し始めたぞ...」
男6「取り敢えず黙っていよう」
男「オオクニさんのことで話を聞きたいのですが...」
シクシクシク
男「...もう彼のことは愛してないんですか?」
シクシク...ピタッ
女(ん?泣き声が止んだ?)
店長妹『愛してますよ...今でも』グスッ
店長(し、喋った...今までどんなことを言っても泣いてたあいつが...)
男「じゃあどうして別れたんですか?」
165
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 01:55:10 ID:LkRiJaew
店長妹『だ、だって...大国さんはもう私のことなんか相手にしてくれないんですもの...』
男「それは貴女の独りよがりなのでは?本当は相手の気持ちを確認するのが怖いんじゃないですか?そうやって自己完結して思い出に浸れば時が解決してくれると思っているんでしょうけどね 行動を起こさなければ何も変わりませんよ?」
店長妹『あ、あんたに...私の何が分かると言うのよ...』
男「分からねーよ だって何も話してくれないもの そうやって殻に閉じ籠ってる限りな!神様だか何だか知らないけど数百年も引き篭もってる馬鹿には誰も目を向けてくれないよ!悔しかったら部屋から出て来やがれ 本当はもう愛してないんだろ!」
ガチャ グイッ
店長妹「愛してるって言ってるでしょ!馬鹿って言う方が馬鹿なのよ!」グワングワン
男「ほ、ほら...この通り部屋から出して見せたよ...く、苦しい...」
店長妹「あっ...」
店長「お、お前...凄いな...」
男「こういう人は甘やかすと駄目なんだよ...きつく当たらなきゃ...」
166
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 02:05:24 ID:LkRiJaew
〜リビング〜
店長「こうして顔を合わせるのは久しぶりだな...スセリ」
店長妹「そうだね...ホヒお兄ちゃん」
男「さてと 改めて話を伺いましょうか 先程は失礼しましたね」
店長妹「あ、あの時は私も動転して...申し訳ありません...」
男5「スセリは元々大人しくて優しい子なんだ...だからだろうな オオクニが他の神と結婚したら自分が本妻だと主張したりせず、黙って部屋に引き篭もった」
店長妹「お父さんってそんなに若い顔してたっけ?随分と見てないからわからないや」
女「そりゃ何百年も引き篭もってたら親の顔も忘れるわな...因みに私は叔母のツクヨミ で、こっちは」
許嫁「ヒルコだよ〜 久し振り〜」
店長妹「え、えーと...どちら様でしたっけ?」
ズテン
許嫁「あたいも貴女の叔母ちゃんだよ〜」
店長「でも俺の顔は覚えてたんだな...」
店長妹「ホヒお兄ちゃんは私に優しくしてくれたからね...いつもご飯、扉の前に置いてくれたし その時にちょっとだけ見てたんだ」
167
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 02:19:47 ID:LkRiJaew
店長「そっか...でももう引き篭もるのは勘弁してくれよ お前が泣く声はもう嫌になる程聞かされたからな」
男8「余計なことだと思うが扉の鍵、閉めれないようにしておいたぞ まぁ、また元に戻すことも出来るがな」
男6「仕事が早いな...」
男8「まぁこれでも工場の跡取りなんでね これくらいならすぐに出来るんだよ」
男「どういう経緯で貴女は大国さんと別れたのか...聞かせてもらいませんか?」
店長妹「ある日、私はいつものように大国さんが帰って来たからお出迎えをしたの そうしたら...」
男「彼の服に自分のものではない女性の髪の毛が付いていたのを見た...ということですか?」
店長妹「はい...」
女「何で分かったんだよ」
男「ほら、よくあるだろ?夫の迎えをして服を預かった時に自分が見たことない物を見たらもしや...ってこと」
男5「お前、それドラマの見過ぎだ」
店長妹「でも大国さんは当時、色々な神と仕事をしていたから付いていてもおかしくないかなと思ったの それが1ヶ月も連続して付いていなければ...」
許嫁「そりゃ疑いたくなくても疑っちゃうよね〜」
店長妹「思い切って彼に聞いて見たんだ...この髪の毛...誰のって そしたら彼、ヤカミヒメのだって言ったのよ...しかもお腹に赤ちゃんが居るって...私はまだ赤ちゃん居なかったのに...」
168
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 02:31:00 ID:LkRiJaew
女「それで自分はもう愛されてないと思って自宅に帰って引き篭もったってことか」
店長妹「はい...」
男「...ここに来る前に大国さんに...今は僕の学校の学食長をやっているんだけど...彼に話を聞いたんですよ...貴女と同じようなことを話してくれました...まぁ、彼の場合は浮気をしたことですがね...」
店長妹「やっぱりもう私のことは忘れてましたよね...」
男「忘れていませんでしたよ?貴女のことを聞いたらすぐに悲しい顔をしましたから...彼もまた忘れられないんでしょうね 貴女と共に過ごした日々を...だからこそ、僕は彼を許せなかった...悪いと分かっていて謝れないでいた彼を...」
男5「男...お前...そういう理由であいつを殴ったのか...」
男「悪びれも無く話したならまだ我慢は出来た でもあの人は後悔していながらも昔のことだと自分に言い聞かせて忘れようとした 今でも愛している筈なのに...」
ガタッ
店長「ど、どうした?」
店長妹「私、もう一度だけ大国さんに会いたい 彼がもし私のことをもう愛していないと言うならもう忘れる...でもそうじゃなかったら...」
男5「俺がぶん殴るよ あいつがああなったのも俺が原因だしな...」
169
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 02:38:21 ID:LkRiJaew
店長「確か学校だったよな?俺が送ろう」
男6「ええ...では... あの、タクシー呼んだけど」
男8「そういやお前、金持ちだったな...」
男6「二台呼んでおいた 多分全員乗れると思う」
〜数分後 学校 学食〜
メイド「あの...学食長 本当に大丈夫なんですか?さっきから顔色が悪いですけど...」
学食長「ちょっと昔を思い出してね...」
男5「おい オオクニ!」
メイド「この声は伯父さん?」
学食長「どうしたんだ父さん...また来たりし...!? どうして君が...」
店長妹「お久し振りです...大国さん 私のこと、覚えていますか?」
学食長「忘れる訳が無い 君は俺の...ごめん でもどうしてここに?」
男5「お前に喝を入れる為だ! 歯ァ食いしばれェェェェ」
ドゴッ
170
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 02:49:25 ID:LkRiJaew
男5「痛いか?痛いよな でもスセリはその何十倍も胸が痛かったんだ お前が浮気したことがな お前は俺とは違う人生を生きて欲しかった...なのにお前は俺とまったく同じ道を歩み...そして挙げ句の果てにはスセリを悲しませやがった」
男「貴方は心の中で自分がしたことに後悔した筈だ あの時、どうして謝ることが出来なかったんだろうって」
女「言っておくがこれが正真正銘最後の機会だ 泣きの一回とかはあり得ないからな お前は今でもスセリを愛しているのか?それとも愛していないのか? この場ではっきりと言ってもらおうか」
許嫁「嘘ついたらお母たまに言って学食長、辞めさせてもらうからね〜」
店長「逃げようとしたら地獄の果てまでお前を追うから覚悟しろよ」
店長妹「どうなんですか?大国さん」
学食長「俺は...俺はお前のことを...今でも...あ、愛している...悪かった...この通りだ...」
女「じゃあこれは離婚したことで悲しんだ姉さんの分だ!」ドゴッ
許嫁「これは同じく悲しんだクシちゃんの分」ドゴッ
店長「これは妹を悲しませた俺達兄弟の怒りの分」ドゴッ
男「そしてこれは...自分の心に正直になれなかった貴方自身の分」ドゴッ
171
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 02:58:52 ID:LkRiJaew
男5「顔を上げろ オオクニ...お前はもう逃げるな それが親として俺が言えることだ わかったな」
学食長「...ああ」
店長妹「大丈夫?腫れてるよ?」
学食長「なに、暫くすれば治るさ...」
女「ああ、男 言い忘れていたがな オオクニはもう随分と前にヤカミヒメとは離婚している だからお前の考えているようなことは起こらんから安心しろ」
男「そ、そうなの?」
男5「ああ、そうだ それなのにスセリと縁を戻さなかったから俺達は参ってたんだ...男、お前には世話になったな」
男「い、いや...僕は思ったままにやっただけだからさ...褒められるようなことじゃないよ」
店長「じゃあオオクニ 後でお前の家にスセリの部屋の荷物、持ってくよ これからはまた同棲するんだろ?」
学食長「い、いきなりか!?」
店長「だってよりを戻すってことはそういうことだろ?」
メイド ポカーン
女「女...無理に理解しようとするな 長い年を経て漸く元の鞘に収まっただけだ」
メイド「え?...ああ、そうなの?」
172
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 03:04:56 ID:LkRiJaew
男6「さて...私は家に帰るとするか...男8、君はどうする?」
男8「そうだなー 俺もやる事無いし...帰るとするか 行くぞ許嫁」
許嫁「あーもう 待ってよ〜」タタタタタタッ
女「見ろよ...さっきまで雨降ってたのに虹が架かってる」
男「そうだな...」
美少女「あーこんな所に居た 探したんだよ?2人とも 途中で居なくなっちゃったから妹が困ってたんだから」
男妹「はいお兄ちゃん チェックは終わったよ」
男「えーと...これ何だっけ?」
男5「会長の写真集だ」
男「あーアレね 忘れてたよ」
173
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 03:05:49 ID:LkRiJaew
一旦切ります
174
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 08:00:01 ID:LkRiJaew
美少女「あともう少しで終わるって時に居なくなるなんて止めてよね...何してたの?」
男5「俺の娘と息子を復縁させたんだよ」
美少女「は?どういうこと?」
男5「そのままの意味だが?」
女「こいつ凄いからな 数百年も引き篭もってた奴を部屋から出したんだ」
男妹「どういうことか詳しく聞かせて欲しいんだけど...」
〜〜〜
男「...ということなんだよ」
美少女「この短い時間の間でそんなことしてたんだ...」
女「でもまいったな...姉やんがもう先に帰ってしまった」
男5「あっ本当だ 姉貴の姿が見当たらないと思ったら先に帰りやがった」
男「もう許嫁が居なくても大丈夫だろ?校長が後は何とかしてくれるだろうし」
175
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 08:13:37 ID:LkRiJaew
男妹「それよりもさ、お兄ちゃん 私に何か言うことあるんじゃないの?」
男「お土産ちゃんと買ってきたのか?」
男妹「勿論買ってきたよ でもそのことじゃない...」
男「じゃあ何だよ...」
美少女「相変わらず男は鈍いね...」
女「じゃあお前ならわかるのか?」
美少女「当然だよ これから食べるご飯のことでしょ?」
女「それはお前だろ ほら、まだ言ってないだろ?帰って来たこいつに向かって」
男「えっ?お帰りって?確かにまだ言ってないけど」
男5「良かったな妹 お帰りって言ったぞ」
男妹「誘導されて言うのは嬉しくないんだけど...まぁいいや ただいま 私が居ない間、妹2はちゃんと起きれた?」
男「昨日は寝坊してたな...でもラジオ体操のスタンプカードには何故かスタンプが押してあったんだよな...それが不思議でさ」
女「多分それ、母さんの仕業だな 女3が母さんが妹2の姿になってラジオ体操に参加したって待合室に行く前に聞いた」
美少女「またお母さんか...」
176
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 08:38:00 ID:LkRiJaew
女「昨日、母さんは女4の曾祖父さんの手術やっただろ?となると...美少女妹2と一緒にラジオ体操をした後、女4の家に救急車を呼び、病院で手術して家に帰ったのか...」
男5「ラジオ体操した後に手術したのかよ...母さん...」
美少女「しかも妹2と一緒にね...確か妹2は昨日、テニスの大会だった筈」
男「全国大会だろ?結果はどうだったんだ?」
男妹2「優勝したよー 昨日、優勝トロフィー見せてもらったもん」
美少女妹2「あれはあんたが見せろって言ったから仕方なく見せたのであって...」
男「優勝したのか...流石、美少女の妹だけあって凄いな」
美少女妹2「いえ...練習の成果が偶々出ただけですから」
女「何処かの誰かさんにもこの謙虚さを見習って欲しいもんだな」
美少女「えっ?私?」
女「お前以外に誰が居るんだよ 大食い怪獣美少女ゴン」
男5「何だそのB級映画に出て来そうな名前...」
177
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/27(日) 08:39:54 ID:LkRiJaew
一旦切ります
178
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/31(木) 04:08:41 ID:RiN5TBYc
女「だってこいつ、やろうと思えば巨大化できるんだぞ?」
男「まだあったか...美少女の特技」
美少女「伸縮化と同じ系統だね...果たしてそれは特技と言えるのかな...」
男5「それよりもだ 会話に2人の妹2が参加していることに気付いてないだろ...お前ら」アセアセ
男「ん?...あれ?いつの間に...いつから居たんだ?2人とも」
男妹2「ついさっきだよー」
美少女妹2「昨日の男妹2が母さんだとは...一本取られたよ」
美少女母「妹2なら気付いてくれると思ったんだけどね〜 あっ、終わらせたわよ〜準備」
179
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/31(木) 04:23:13 ID:RiN5TBYc
男5「確か遊園地行った時も姉さんを欺いたんだったな、母さん」
美少女母「そんなこともしたわね〜 あの時、アマちゃんがいきなり私のこと褒めたからちょっと驚いたわ〜 あの子はそういう子じゃないから...」
男「昨日のラジオ体操用に作ったおにぎり、いつ持っていったんですか?あの時は母さんしか居ませんでしたけど...」
美少女母「それ、私よ? あの状況では貴方の母の姿が一番相応しかったからね〜」
男「えっ...じゃあ本当の母さんはあの時何をしていたんですか...」
美少女母「トイレに居たわね〜」
美少女妹2「でもおかしいな...私が家を出た時には母さんの靴があったけど...」
美少女母「フフフ...甘いわね〜誰が靴を一足しか持っていないと言ったの?」
美少女「そういえばお母さんの靴...それぞれ2つずつあったね...」
女「本当に変わったよな...母さん 昔は悪戯なんてしなかったのに...」
180
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/08/31(木) 04:24:47 ID:RiN5TBYc
一旦切ります
181
:
ジャガー大佐
◆Gr8Y4GYMSs
:2017/09/02(土) 08:02:43 ID:ugZ.WaXw
美少女父「いや、そうでもないぞ 昔から母さんは茶目っ気に溢れていた 宴会の時にアマテラスとヒルコの酌を隙をみて入れ替えていたしな」
美少女母「あれ、見られてたの? バレてないと思ったんだけどな〜」
美少女父「何千年お前の夫やってると思ってるんだ」
美少女「尚、馴れ初めは平打ちです」
女「ビンタされて一目惚れするとかあり得ないよな?普通」
美少女父「おいツクヨミ その言い方は語弊があるぞ 母さんに一目惚れした直後に平手打ちされたんだからな」
男「烏のフン付けられて怒ってたんですよね?確か」
美少女母「ええそうよ で、その時にフン付けたのがあの子」
数学先生「??? どふかしまひた?」モグモグ
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