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ヒビキ「アニキ肌でチャンピオンを目指す」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 21:42:33 ID:QFWIF.VA
ワカバタウン・裏路地
短パン小僧「た…助けて欲しいでやんすぅ…」ガクガクッ
チンピラ1「何だァ?ジョウトのガキは人にぶつかったら謝罪金も払わないんかよ?」
チンピラ2「俺等三代目カントー連合の新たな新天地の門出を穢してくれてよぉ?」
コラッタ「コラァッ!」ポンッ
チンピラ1「何だクソネズミがァッ!」ゲシッ
コラッタ「コラァッ!」ズサァッ!
短パン小僧「コラッタ!」
チンピラ2「何だジョウトはトレーナーだけだでなくポケモンもザコかぁ!」
短パン小僧「ゆ…許さんでやんす、このド外道ー!」ダッ
チンピラ1「舐めんなよ、クソガキ…!」ブンッ…
短パン小僧「くっ…!」
ガシッ
短パン小僧「………へっ?」
?「エエ根性しちょるのォ、坊主」
2
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 21:59:10 ID:QFWIF.VA
チンピラ1「な…誰だテメェは!」
?「誰だとはこっちのセリフじゃのぅ。カントーかホウエンか知らんが、おどれら誰のシマでデカいツラしちょるんじゃ?」クルクルッパシッ
短パン小僧「黄金の…十手…?」
チンピラ2「おーおー!マッ金金の十手なんぞ、ジョウトのガキは派手好きじゃのぅ!」
チンピラ1「良い機会だ!テメェもボコってその十手を貰うとするか!」ポーイッ
チンピラ2「おおっ!」ポーイッ
ズバット「ズバッ!」ポンッ
ドガース「ドガァ-」ポンッ
?「ホォー。ポケモン勝負か。いいのぅ、俺ァは拳もじゃが、コッチも十八番じゃ!カチコめ、デンまる!」ポーイッ
デンまる「メェー」ポンッ
短パン小僧「め…メリープ…?」
チンピラ1「………ぷっ。ギャハハハハッ!何だその如何にもザコそうなポケモンはよォ!」
チンピラ2「モコモコしててカワイイでちゅねー」
デンまる「メェ?」モコモコ
3
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 22:12:05 ID:QFWIF.VA
?「ファンシーな見た目に惑わされちょったら、痛い目みるぞ!デンまる、ほうでん!」
デンまる「メェェェェッッッ!!!」バチバチィィイッ!
ズバット「ズババババッ…!」ビリビリッ
ドガース「ドガガガ…!」ビリビリッ
チンピラ1「一発で二匹も…!」
チンピラ2「やべぇぞ…逃げ…!」ダッ
バキィッ!ボキィッ!
チンピラ1・2「「おぼぉっ…!」」ズサァッ!
?「逃がす訳ないじゃろォ…?そうじゃ、最初の質問に応えちゃるわ」クルクルッパシッ
ヒビキ「俺ァ、ヒビキ!巷で『ワカバの黄金番長』と呼ばれちょる、ワカバタウンのヒビキじゃ!」
チンピラ「」チーンッ
ヒビキ「おっ、聞こえちょらんかったか。スマンスマン!ガハハハッ!」
短パン小僧「ま…まさか死んで…?」
ヒビキ「心配すな!俺ァ、ケンカはするがどんなド阿呆でも命は奪わんのが流儀でのぅ!」
4
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 22:24:51 ID:QFWIF.VA
ヒビキ「おー、そうじゃそうじゃ」ギロッ
短パン小僧「へっ…?」ビクッ
ヒビキ「………」ザッザッ…
短パン小僧「オ…オイラ…金は…」
ヒビキ「オラよ」シュシュッ
コラッタ「コラッ…」ジワァ…
短パン小僧「へっ…」
ヒビキ「この街にゃポケセンも無いきのぅ。気休めじゃがコイツで傷治せや」
短パン小僧「あ…ありがとうでやんす…」
ヒビキ「それにしても、坊主。最初はビクついてた癖にポケモンを傷つけられた途端立ち向かうなんざ、中々の根性じゃのぅ!」ガシッ
ヒビキ「ま、じゃあのぉ!」ザッ
短パン小僧「か…カッコイイ…!」
コラッタ「コラァ…」
5
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 22:50:15 ID:QFWIF.VA
翌朝
母「ヒビキー!ちょっと下りて来なさーい!」
ヒビキ「あ゛ぁ、何でい、マミー!」タッタッタ
母「アンタ、お隣のウツギ博士って知ってるわよね」
ヒビキ「あー、あのナヨナヨした奴か…」
母「ウツギ博士がアンタを呼んでたのよ。行ってあげて」
ヒビキ「何で俺が…」
母「一応ウツギ博士やコトネちゃん家とはお歳暮を贈りってる仲なんだから、こんくらいの仁義は通せよ、クソガキ」ガシッ
ヒビキ「お…おう…」
母「それも家の流儀だろうが」
ヒビキ「………行ってきます」
母「行ってらっしゃい」ニコッ
6
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 23:25:36 ID:QFWIF.VA
ウツギ研究所
助手「本当に彼を呼んで良かったんですか、ウツギ博士。彼はこの街一の不良ですよ…?」
ウツギ「し…仕方ないでしょう!だって最近野生のポケモンも強くなってるし、頼みのコトネちゃんは一年前に旅に出て連絡なんて碌に無いし…!」ビクッ
助手「この町でコトネちゃんの次に強いトレーナーって言ったらヒビキくんだけですからね…」
ウツギ「あー、来て早々に暴れだしたらどうしよう…」ガクブルッ
ヒビキ「おーう!来たぞォナヨナヨ博士ー!」ドォンッ!
ウツギ「ひやぁあっ!いらっしゃいませぇご主人様ァッ!」ドゲザッ
助手「ビビりすぎっ!」
ヒビキ「………流石に俺も引くぞ」
ウツギ「あっ…え……コホンッ。ヒビキくん!実は君に頼み…が……!」
ヒビキ「ほぉー…」ギロォッ…
ウツギ「もし宜しかったら僕の知り合いのポケモン爺さんと言う人がポケモンのタマゴを手に入れたと言ってたので貰って来て欲しいとか、思っちゃったりして!」アセアセ
ヒビキ「で、場所は…?」ギロォ…
ウツギ「ヨシノシティの北の外れに住んでおります!失礼を重々承知の上ですが、道中の最近強くなっている野生のポケモンが増えているのでここのポケモンを一匹持ってっても構いませんので、どうか殴らないでー!」ギャー
ヒビキ「ん、ポケモンをくれるのか」キョトンッ
7
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 23:31:07 ID:QFWIF.VA
ウツギ「ハィイッ!そこの装置の三匹、チコリータ、ヒノアラシ、ワニノコ!そのどれか一匹、いや全部でも良いんで!」
ヒビキ「ホォー。じゃあコイツ…頂くきのうぅ!」ポーイッ
ヒノアラシ「ヒノォ!」ポンッ
ヒビキ「ここまでしてくれるんなら、仁義を通さん訳にはいかんのぅ!」
ヒビキ「この漢・ヒビキ!そのお使い、引き受けた!黄金の舟に乗った気でおれや!」クルクルッパシッ
ウツギ「よ…宜しくお願いしますぅぅ!」
ヒビキ「では行くぞ、アラシまる!やっぱ漢は炎タイプじゃのう!」
アラシまる「ヒノォー!」ボォォッ!
ヒビキ「ガッハッハッ!」
バタンッ!
ウツギ「こ……怖かったァァァアッ…!」ジョロロロロッ
8
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 23:42:58 ID:QFWIF.VA
―――
――
ヒビキ「しかし、ワカバの外とは久々じゃのぅ…」
短パン小僧「アニキー!」
ヒビキ「あ゛ぁ?おどれは昨晩の…」
ゴロウ「うっす!申し遅れやした!オイラは短パン小僧のゴロウ!こちらは相棒のコラッタ!」
ヒビキ「ホォー。おどれ元気になったんじゃな!やっぱポケモンは元気が一番じゃ!」
コラッタ「コラッ!」ピンピンッ
ゴロウ「アニキが此度何やらお使いを頼まれたと小耳に入れやして、昨晩の御恩として!そのお使い、このゴロウめを舎弟としてご同行させて貰いたいでやんす!」
ヒビキ「ホォー。やっぱおどりゃぁ、エエ根性しちょるなぁ…」
ゴロウ「願わくば、この若輩者にポケモンバトルのご指導を…!
ヒビキ「………っしゃあ!おんしの仁義を通さんとする心意気気に入った!付いて来たけりゃ付いて来い!」
ゴロウ「よ…宜しくおねがいしやす、アニキー!」
9
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 23:49:46 ID:QFWIF.VA
――――
――
ウツギ「あー本当に怖かったぁ…」
助手「でも引き受けてくれて良かったじゃないですか」
ウツギ「あぁ、うん…。僕だって本当は彼が困ってる人を決して見捨てない仁義の厚い子だってのは分かってるんだけど…どうもあの剣幕で迫られたら、ね…」
助手「ですよね…」
ウツギ「またあんな怖い思いしたら僕またおもらししそうだよ…」
助手「」ドサッ
ウツギ「えっ…助手く…ん…?」
チャキッ…
ウツギ「へっ…?」
ニューラ「ニュラ…」チャキッ…
?「動くな…そして喋るな…」ギロォッ…
ウツギ(イヤアァァァァァァァァァァァッッッ!!!)ジョロロロロロロロォォォ!!!
10
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 23:53:35 ID:QFWIF.VA
ヒビキ 持ち物 メガジッテ
手持ち二匹
ヒノアラシ NN アラシまる
Lv5
たいあたり にらみつける
メリープ NN デンまる
Lv 10 もちもの デンリュウナイト
たいあたり なきごえ
ほうでん わたほうし
11
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/08(水) 08:05:26 ID:dUpo6Qd2
なんやこれ
こんなん期待するしかないやん
乙
12
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/08(水) 08:14:13 ID:dUpo6Qd2
申し訳ないでやんす。下げ忘れたでやんす。
13
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/08(水) 22:54:55 ID:MYm./Enw
29番道路
ヒビキ「アラシまる、ひのこじゃァッ!」
アラシまる「ヒィノォッ!」ボボボッ!
オタチ「オワタァッ!」ボォォッ!
ヒビキ「何でぃ。最近野生のポケモンが強くなったって言ってもこんな物か」
ゴロウ「流石ッス、アニキ!貰ったばかりのヒノアラシをそんなに操れるなんて!」
ヒビキ「もっと張り概のある奴はおらんのかのぅ…」クルクルッパシッ
ゴロウ「………アニキのその十手って、ホンモノの黄金なんでやんすか?
ヒビキ「おう、家に代々伝わる代物でのぅ。俺も何かの抗争で死んだパピーからこの十手とメリープのデンまるを譲り受けたんじゃ」
ゴロウ「黄金の造りもエエでやんすけんど、この柄の紐の先に付いてる石も綺麗でやんすねぇ…」
ヒビキ「あぁ、それな。デンまるの尻尾にも同じ模様の石が付いちょるが、よう分からん」
ゴロウ「うむぅ…何か高価な物としか言いようがないでやんすねぇ…」
ヒビキ「ガハハッ!そんな欲しそうな目で見てもやらんぞ!」
ゴロウ「滅相でもないでやんす!ほら、そんな事よりヨシノシティに付いたでやんすよ!」
14
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/08(水) 22:58:28 ID:2198EJws
きたぜ。
15
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/08(水) 23:07:17 ID:MYm./Enw
ヨシノシティ
ゴロウ「ホント、何にもないでやんすよね。ヨシノシティって」
ヒビキ「オラ、そんな滅相な事言うもんでないわ。何も名物らしい物が無いのが名物って事もあるんじゃ」
ゴロウ「アニキも行ってるじゃないでやんすか…」
コロコロッ…
ヒビキ「あ゛?りんご?」
女「すいませーん!そのリンゴ、私のなんです!」タッタッ
幼女「りんごー」
ヒビキ「おう、姉ちゃんのか。気をつけや」スッ
女「ありがとうございますっ!」ペコリッ
ゴロウ「………綺麗な人でやんすねぇ」ボー
ヒビキ「よお見てみィ。エエのは顔だけじゃないで」ツンツン
女「?」タユンッ
ゴロウ「眼福でヤンス…///」ハナジー
16
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/08(水) 23:14:15 ID:MYm./Enw
つんつんっ
ヒビキ「あ゛?」チラッ
幼女「みてみてー。きせるー」スッ
ゴロウ「三歳くらいの子が何てモンを持ってるんでやんすかね…」
女「あっ、ダメでしょ!人前でそんなの見せたら!」
幼女「えー」
女「すみませんっ。この子が変な事してしまって…」
ヒビキ「娘ちゃん、ちっこいのに煙管たァ、粋じゃねェか!将来が楽しみじゃのぅ!」ナデナデ
幼女「にひひー♪」キラッ
ヒビキ「………その石は」
女「もう、お兄ちゃんたちに迷惑かけちゃダメだよ?」スッ
ゴロウ「オイラ達は別に気にしてないでやんすよ」
女「ホントにすいません。じゃあ私達はこれで…」
幼女「ばいばーい」フリフリ
ヒビキ「おう、じゃーのぅ!」スッ
17
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/08(水) 23:20:00 ID:MYm./Enw
ヒビキ「仲のエエ姉妹じゃのぅ…」
ゴロウ「割と歳は離れてる姉妹でやんすね。お姉さんの方はアニキより三歳位年上でやんすかねぇ」
ヒビキ「13、14位か。良い発育しとるのぅ」
ゴロウ「アニキって結構スケベでやんすね」
ヒビキ「漢とはそう言うもんじゃろ?」
ゴロウ「違いないでヤンスね」
ヒビキ(あの煙管に付いてた石…。俺の十手に付いてるのと同じ様に見えたが…気の所為かのぅ…?)
幼女「ねえ、ママー。きょーのばんごはんなーに?」
女「ふふっ。何にしよっか」
18
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/09(木) 13:10:32 ID:E.kqohJI
キーストーンが付いた煙管ってもしかしてハードボイルドのレッドの?
19
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/09(木) 22:31:46 ID:eP4j9ZNU
30番道路
ヒビキ「おぉうっ!邪魔するぞ!」ガチャンッ!
ポケモン爺さん「うぉうっ!びっくりした!何者ですかな、キミ達は」
ヒビキ「俺ァ、ワカバの黄金番長、ヒビキ様じゃ!」ドォンッ!
ゴロウ「舎弟のゴロウでやんす!」
ポケモン爺さん「おおっ!ウツギ博士からお話は聞いておるぞ!キミが何時もウツギ博士を泣かしているヒビキくんだね!」
ヒビキ「本当に泣かせちゃるぞ、あのウジウジ博士」ポキッポキッ
ポケモン爺さん「ほっほっほ。噂通りの元気な子ですな、オーキド博士」
オーキド「全く、昔のアイツを思い出させてくれるのう」
ヒビキ「こっちの爺さんは誰じゃ?」
オーキド「儂の名はオーキド。自慢ではないが、ウツギ博士より高名なポケモン博士じゃよ」
ゴロウ「自分で言っちゃうでやんすね」
ヒビキ「まあ、誰でもエエがの。それより爺さんズ。何かポケモンのタマゴか何かを俺に配達して欲しかったんじゃよな?」
ポケモン爺さん「そうだったそうだった。コレはエンジュシティの知り合いから譲り受けたタマゴなんだが、何が産まれるか分からんのだよ」
オーキド「そこでポケモン爺さんの友達の儂がウツギくんに任せた方が良いと推薦したんじゃ」
20
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/09(木) 22:44:28 ID:eP4j9ZNU
ポケモン爺さん「じゃあヒビキくん、キミにこのタマゴを預ける。しっかりウツギくんに届けておくれ」スッ
ヒビキ「おうさっ!あんなナヨナヨでもアラシまるを貰った借りがあるからな!仁義は通すのが俺の流儀じゃ!」
オーキド「所でヒビキくん。キミのポケモンを見せてもらえぬか?」
ヒビキ「別に構わんぞ」ポーイッ
アラシまる「ヒノォー!」ポンッ
デンまる「メェー!」ポンッ
オーキド「………成程。貰ったばかりと聞くヒノアラシもかなり懐いておる」
ヒビキ「じゃろ?」ニッ
オーキド「キミは人の家に入る時いきなりドアを蹴り飛ばす様な噂通り悪童のようだが、ポケモンに対する愛情は本物のようじゃな」
オーキド「益々似ているのぅ、アヤツに…」
ゴロウ「アヤツ、でやんすか?」
オーキド「………ヒビキくん、キミにもこれをやろう。ポケモン図鑑じゃ」スッ
ヒビキ「ポケモン図鑑?」
オーキド「ポケモンにかざすだけで、そのポケモンのタイプ、特性、生態や技も分かるハイパーテクノロジーじゃ」
ゴロウ「科学の力ってスゴイやんすねー」
21
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/09(木) 22:55:01 ID:eP4j9ZNU
ヒビキ「今日はやけに貸し借りを作る日じゃのぅ。じゃが有難く受け取らせてもらうぞ!」
ゴロウ「アニキ!オイラにも触らせて下せぇよぉ!」タッタッ
ヒビキ「おうっ、後でじゃ後で」タッタッ
ポケモン爺さん「………そんなに似てるんですか、その子に」
オーキド「ヒビキくん程感情を表に出す事はなかったが、人一倍にポケモンを愛し、大人に勝るような強靭なハードボイルドな精神を持ってた奴じゃった…」
ポケモン爺さん「ハードボイルド…。彼とは少し違うな、彼はどっちかと言うとヤンキーや番長みたいな…」
オーキド「同じじゃよ。どっちも大人に対する礼儀がなっとらん」
22
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/09(木) 23:08:31 ID:eP4j9ZNU
――――
――
ゴロウ「しかしどんなポケモンが生まれてくるんでやんすかねー」
ヒビキ「さっぱり分からん!じゃが卵焼きを何人分でも作れそうじゃ…」
ドォンッ!
ヒビキ「うおっ!」ドテッ
?「うわっ…!貴様!ちゃんと前を見ろ!」
ヒビキ「おう、すまんな。少しばかり余所見しておったわ…」
ころころっ…
ゴロウ「アニキ!タマゴが!」
ヒビキ「おっと。マズいマズい…」スッ
23
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/09(木) 23:10:06 ID:eP4j9ZNU
?「待て!それは私のタマゴだ!」
ゴロウ「そんな訳ないでやんすよ!これはアニキのでやんす!」
?「お前の奴はその足元に落ちているだろう!」
ヒビキ「おっ。タマゴがもう一個あるのぅ」
?「貴様の近くに落ちているから、それが貴様のタマゴではないのか?」
ヒビキ「確かにそうかもしれんのぅ…」
?「全く…。人にぶつかった挙句、人のタマゴを間違えるとは失礼な奴らめ…」バサァ
ゴロウ「………アニキ。あの人、こんな所であんな恰好、恥ずかしくないんでやんすかね?」
ヒビキ「ゴロウ、人の趣味にあまりツッコむのは悪いことじゃぞ」
ヒビキ「じゃがあの姉ちゃんも大きかったのぅ、おっぱい」
ゴロウ「ピッチリスーツがエロいでやんすね」ハナジー
24
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/09(木) 23:20:34 ID:eP4j9ZNU
ヨシノシティ
ゴロウ「もう夕方でヤンスねぇ」
ヒビキ「さっさと帰って寝たいのぅ」
ドォンッ!
ゴロウ「本日二度目!」
謎の少年「………邪魔だな」
ヒビキ「オイ、おどれァ。人にぶつかっといてそれは無いんじゃねぇのかのぅ?」ギロッ
謎の少年「あ゛?」ギロッ
ゴロウ「アニキ!?さっきの姉ちゃんとエラく態度が違くないでやんすか!?」
ヒビキ「おぉうっ!俺ァ、女にゃケンカ売らん流儀じゃが男は別じゃ!」
ゴロウ「まさかの女尊男卑!」
25
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/09(木) 23:33:12 ID:eP4j9ZNU
ヒビキ「おんしもポケモントレーナーじゃのぅ?おい、バトルしろよ」チャキッ
謎の少年「雑魚に用は無い」
ヒビキ「雑魚…じゃと?」ピクッ
謎の少年「俺には貴様がただツッパっているだけの奴にしか見えぬ。そんな雑魚に用は無い」
ゴロウ「コイツ…!」
ヒビキ「おぉう…俺が雑魚かどうかはちゃんとバトルしてから判断せぇよ!カチこめ、アラシまる!」ポーイッ
アラシまる「ヒノォー!」ポンッ
謎の少年「チッ…ニューラ!」ポーイッ
ニューラ「ニュラァ…」ポンッ
ヒビキ「やる気になってくれたか…。嬉しいのぅ…!ひのこじゃ!」
謎の少年「貴様の様な傲慢野郎に灸を添えてやるだけだ。ひっかく!」
アラシまる「ヒィノオッ!」ボボボッ!
ニューラ「ニュラッ…!」ジャキィンッ!
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