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男「モテる代わりに難聴で鈍感なキミたちへ告ぐ 〆!」

71以下、名無しが深夜にお送りします:2016/11/18(金) 21:29:39 ID:Itku9HE6
男「……やれやれ、面倒だからシャワーで済ませるかしら」

男(空の湯船の中を覗くだけで幼馴染のありがたみを再確認させられる。不自由なかった生活に揺らぎが生じると、怠惰にいられたのも陰の支えあってこそだったのだな、と)

男(ふと、鏡越しにシャンプーの泡まみれになった自分と目があってしまった。酷い目付きだ。無意識に眉間へ皺を寄せて悪人面を作っている)

男「全っ然気楽なんかじゃねーよ。まったく……」

男(週末の夜を迎える気分は昔から高揚としたものだが、明日は明日でシリアスなイベントがきっと約束されているのだろう。憂鬱とは違った心労が肩にクる)

男「あの頃はもっと明日を楽しみに出来てたはずなんだがな。あの子と会って、別の子が待っていて、トキメキ連発よ……」

男「今の俺は、アレだ……」

男「物語を回す為にある歯車の一つみたいな……」

男(または駒とも呼べる。型に嵌まらない、妥協を許さなかったラブコメ主人公の日々が懐かしい)

男(この俺がいる“創造の世界”は形容しがたい脅威にじわじわ浸食されていき、ゆっくり内側から崩壊を進めているに違いない。神は死んだ、そして――――)

生徒会長『――――廃病院とはまた変わっているな。大体、放棄された建物は立ち入り禁止じゃないか?』

男の娘『じ、じつはちょっと前にみんなで肝試し目的で中に入っちゃってたりするん、ですけど……』

先輩『えー! なにそれ面白そうっ、どうしてわたしも誘ってくれなかったかな〜!?』

男「話、早速脱線しそうになってますよ。明日のことをみんなで考えるんじゃなかったんですか」

男(その為のスカイプに備わったグループ通話を活用した作戦会議なのである。PCちゃん、キリキリ唸る)


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