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男「モテる代わりに難聴で鈍感なキミたちへ告ぐ 〆!」
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/10(月) 23:13:22 ID:6vCtUKXg
不良女「だってここに書いてあるんですけど! 『男くん、遂に私へ振り向かず他の泥棒猫へ揺らぐの巻』 ・・・・・・はぁ!?」
男「それはこっちの台詞だっ、何なんだここに書かれてある事!! お、俺は知らない! 一体何だコレ!?」
男(闇の記録一段に重苦しく称された綴りを読み進める。この俺が、転校生との交際を始め、それを公言して回っていた、と)
男(目が離せなかった。教えてくれ、この記録は何なのだ? 手帳へ悲哀の篭る文章が連なる中、唐突に)
男・不良女「日付、飛んだ?」
不良女「ちょ、ちょっと待って! 書き始めとかいつなんだよ!? 適当に捲ったページだぞ今のって・・・・・・!!」
不良女「・・・・・・あ?」
男(怪訝そうに小さく声を漏らした不良女から手帳を奪い、書き記された日付を確認すれば)
不良女「な、なぁ? あたしらが出会ったのって今年に入ってからだよネ? 何か時系列、っていうの、おかしくね?」
男「さ、最後付近のページの内容を読みたい!! どんな事が書かれてある!?」
不良女「えっ・・・・・・わ、『私の証明』?」
不良女「『最初は夢見と思い込んでいた。だが、時空は確かに歪み、異なった過去を繰り返し続けている』」
不良女「『このネクロノミコンを振り返るたびに、私の中へ覚えのない過去が甦ってくる。かつて崩壊したセカイの悲劇をも。降り注ぐ空の破片が街を壊し、白く染め上げた事も』」
不良女「『観測者であると自惚れるつもりはないが、この現象に説明がつかない・・・・・・。起点、男くん。彼が謎を握る鍵とし、現象“悪霊”の発端であると睨んでいる』」
不良女「『・・・・・・ここ数日の記憶がない。残念ながら、私が異常を来したと思われ』」
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