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魔娘「好きです」
145
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/17(火) 13:28:45 ID:V32ZWt3.
〜〜〜〜〜自宅
ただいまー
...買い物に行ってるのかなぁ?
ああーー女に会うと楽しいんだ...お母さんも明るいんだぁぁあいいなーいいな
ブツブツブツブツブツ
テレビでも見て時間を潰そう
ポチッ
テレビ「ザーーーーザーーーー」
つまらないなーポチッ
ピンポーン!
お、帰ってきたか、トコトコ
「男ー、鍵開けてー」
お母さんの声だ...早く開けないと
146
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/17(火) 13:39:00 ID:V32ZWt3.
「女もいるわよー男ーあけてーー」
はいはい今開けるよ。ガチャ
グサッ
男「あれ?」
母「楽しいね男」
147
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/17(火) 15:27:01 ID:V32ZWt3.
俺をかばって女が死んで、お母さんが俺を殺した。
きっとお母さんも、あのあと死んだのだろう。
どこで間違えたのだろう、一体どこで。
もしかしたら女も生きていて俺も生きていて、お母さんも生きていて、みんな生きていて。
そんな未来もあったかもしれない。
ーーーENDーーー
148
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/17(火) 15:31:39 ID:V93GGIBo
おつかれさま!
149
:
148さん、ありがとうございます!
:2015/02/17(火) 15:51:02 ID:V32ZWt3.
ーーーーーーー
ーーーー
ー
〜〜〜〜〜?
男「......くっ...ん?、ここは...」
?「や、起きた?」
男「わ!誰!?」
?「おはよう」
男「え、え?だ、だれ?」
?「お、は、よ、う」
男「お、おはようございます」
?「よろしい!君が男だね」
男「なんで俺のこと...」
?「いやーなんていうかずぅとみてたからさ」
男「見てた?俺のことを?」
150
:
祝150!ENDっていったけど、まだ続きます、ごめんなさい。
:2015/02/17(火) 15:59:03 ID:V32ZWt3.
?「そう、まぁ女のついでだけど」
男「(女のことも)あ、あなたは一体...」
?「僕の名前はビューレイスト、ロキの兄さ」
男「ロキ、え、は?どういうことですか」
ビューレイスト「あ、そういえば自分のこと言ってなかったねあの子、あはは」
男「...」
〜〜〜〜〜
男「つまり、女はロキっていう名前の神様で、女が探していた彼っていうのがあなた。それで名前がビューレイストと...」
ビ「そう!いいね、飲み込みが早くて助かるよ」
男「で、その、俺は死んだんでしょうか?」
ビ「そうだね」
男「(そうだねって...軽いなぁ)」
151
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/17(火) 16:07:00 ID:V32ZWt3.
ビ「君は自分の母親に刺されて死んだ、そしてすぐ後に聖戦が始まり世界は形を失った」
男「形を失ったって...、!あれ!?」
ビ「ははは、今頃気づいたのかい?君の身体は、もう無いんだよ、君が君だと思っているのは君の意識さ」
男「そ、そんな馬鹿な」
ビ「そんな馬鹿なことが目の前で起こっているだろ?この亜空間で」ふふふ
男「そ、それじゃあ女は!」
ビ「形を失ったのは世界であり、別の世界から来た僕たち神は、聖戦の干渉を受けない」
ビ「つまり、女は完全になくなってしまったね」ハァー
男「ーーっ!くそっ!」
152
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/17(火) 16:23:45 ID:V32ZWt3.
ビ「いやいや、君は人なりに頑張っていたさ、そんなに自分を責めるなぁ」
男「っ!あんた!女の兄さんなんだろ!?なんで助けなかったんだ!!」
ビ「そ、そんなに大声出さないでくれよ...しょうがないだろ、あの子がいけないんだ」
男「...あんた、知ってんのか?女の目的を」
ビ「...あぁ、知ってるよ、それを果たすためには僕の力が必要だということも」
男「どんな!いったいどんな!ーーーー
ビ「たかが人間一人が首を突っ込んでいい問題じゃない」ピシャリ
男「ーっ!」
男「お、女とはたった数日しかいなかったけど...それだけど!
女【一回、クレープ食べて見たかったの!】
それだけど!!
女【いままでかくまってくれてありがと】
153
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/17(火) 16:33:33 ID:V32ZWt3.
男「それだけど!好きなんだ!!」
ビ「......」
男「.........っ」
ビ「僕はね、人間が好きじゃない、だけど本は好きだ」
ビ「【大切なものは 目に見えない】このフレーズが好きでね、正直な話、今の君も姿がなく目に見えない、これってそういうことなのかな?」
男「俺に力をかしてください」
ビ「はっはっは、大丈夫、僕は君の味方さ」
男「え?」
ビ「さっきはすこし凄んで悪かったね、実は君があの子のことが好きなことも知ってるし君たちの未来も知ってる」
154
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/17(火) 16:39:51 ID:V32ZWt3.
男「そ、それって」
ビ「だけど、あいつに挑むのは得策じゃない」パチンッ
グォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!
男「ーーっ!」ゾクッ
ビ「ほら、軽く戦意喪失しかけてる、そこでだ、スペシャルゲストに来てもらってる」
男「え、ゲスト?」
トコトコ
?「...」ぺこ
男「あ、はい」ぺこ
?「お、お父さん、頑張って...っ!」
男「は、お、お父さん!?」
155
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/17(火) 16:45:19 ID:V32ZWt3.
ビ「さっきも言ったでしょ?君たちの未来を知っていると、君の娘の魔娘ちゃんだ」
男「え、じゃあ君のお母さんは」
魔娘「女です」
男「!!!」
ビ「無理矢理にだけど、かなり頑張ったよ、ここまで連れてくるのは」
男「み、未来から...そんなことが」
魔娘「若い頃のお父さん、お母さんがね、伝えて欲しいって」
男「女が...?」
156
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/17(火) 16:46:22 ID:V32ZWt3.
魔娘「好きです」
157
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/17(火) 16:51:39 ID:V32ZWt3.
魔娘「って」
男「...ぅっ...うっ...」
魔娘「泣いてるの?お父さん」
男「俺、頑張るから、頑張るから!」
ビ「よーーーし、それじゃあいきますか!!」ツンッ
ズズズズ...
男「ど、どこに!?」
ビ「いけばわかるさ」
魔娘「お父さん!いってらっしゃーい!」
男「うわああああああああ!!!!」
158
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/17(火) 16:55:25 ID:V32ZWt3.
2day〜〜〜〜〜朝(二週目)
男「わっ!」
女「あっ!」
男「...え、お、女!?」
女「え、は、はい」
男「おんなーーーっ!!!!」ギュゥゥゥ
女「え、えーーっ!/////」ぷしゅーー
母「朝から元気ねぇ」
159
:
今日はここまで!
:2015/02/17(火) 17:04:22 ID:V32ZWt3.
〜〜〜〜〜
女「図書館行くまえにちょっと待ってって言われたけど、長くないかしら...?」
男【おんなーーーっ!!!!】ギュゥゥゥ
女「(人の男の人は朝、その...エッチになっちゃうって聞いてたけど、あんなにとは////)」
〜〜〜〜〜
ビ「よっ、来てくれたね」
男「!その顔!クレープ屋さんの定員さん!」
ビ「ほぉー覚えててくれたんだ、まぁいいや、これから君のするべきことを確認したいが...その前に」
男「その前に?」
ビ「女がいままで何をしていたのか、そして目的は、について話そうと思う」
男「...」ゴクリ
160
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/18(水) 13:38:26 ID:NsbIFVds
乙
161
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/18(水) 20:19:05 ID:K/PGVT7E
ビ「最初は神も人間も同じだったんだよ、ただ生きる世界が違うだけ」
男「同じ?」
ビ「違いは、僕たちの世界には僕たちしかいない。つまり君たちのところで言う他の動物や植物などの生き物がいないんだよ」
男「そんなことが、ありえるんですか?」
ビ「ありえるさ、その中で僕たちは偶然にも生きる力を見つけ、偶然にも他の世界の存在に気づき、偶然にも今現在まで、人を管理するようになった」
男「俺たちを管理ですか?」
ビ「そう、管理といっても、ただ君たちの歴史を記録し、君たちの進化を観察していた」
ビ「いつしか、その仕事が僕たち一族の仕事となった」
162
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/18(水) 20:27:05 ID:K/PGVT7E
………
男【何億年の長さの書類?仕事って...】
女【それはもう終わったわ、今ら別の仕事、まぁ個人的な仕事だけど】
男「!でも女はもう終わったって」
ビ「それで聖戦の開幕ってわけさ」
男「なんで!?」
ビ「進化が止まったからさ」
男「し、進化?」
ビ「実を言うと"こういう世界"はたくさん存在して、その中には動物、または植物が頂点に君臨している世界もあるんだ」
男「動物って、ライオンとかですか?」
ビ「そう、人間じゃない動物が世界を制している、また未だに頂点が決まっていない世界もある」
163
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/18(水) 20:35:23 ID:K/PGVT7E
ビ「他の世界とココが違うのは一つ、頂点が違う方向へ進化してしまったこと」
男「...」
ビ「抗おうとしなくなった...もとい平和ボケってやつだね、そんでもって廃棄」
男「そんなこと!あんたらに決める権利なんかないだろ!」
ビ「権利とかそういうんじゃないんだよ、第一決めるのは僕ではないし、むしろ反対だ」
男「それじゃあ聖戦を止めるのが女の目的...」
ビ「そう!これで女の話はいいね、次はこれからするべき事の話」
男「これからって、聖戦がいつ起こるか分からないし...」
164
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/18(水) 20:41:37 ID:K/PGVT7E
ビ「...?あれ?もしかして気付いてない?」
男「え?」
ビ「今は○月○日、君が女と出会った一日後だよ」
男「!?え!うそ!」
ビ「嘘じゃないよ、僕だって頑張ったんだから」
男「貴方の能力って...」
ビ「僕の名前、ネットで調べるとね...あんまり情報がでてこないんだ」
男「(ネット知ってるんだ)...?はぁ」
ビ「記録の鑑賞を受けない、これが僕」
165
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/18(水) 20:42:10 ID:K/PGVT7E
ビ「...?あれ?もしかして気付いてない?」
男「え?」
ビ「今は○月○日、君が女と出会った一日後だよ」
男「!?え!うそ!」
ビ「嘘じゃないよ、僕だって頑張ったんだから」
男「貴方の能力って...」
ビ「僕の名前、ネットで調べるとね...あんまり情報がでてこないんだ」
男「(ネット知ってるんだ)...?はぁ」
ビ「記録されない、それが僕」
166
:
すみません、間違えました。
:2015/02/18(水) 20:50:28 ID:K/PGVT7E
ビ「記録されないって事は記憶されない。人にも、もちろん世界からも」
男「(分かったような、分からないような)」
ビ「はは、まぁとにかく、あと3日で奴らヒジン教だっけ?の儀式をやめさせる」
男「あと、3日...」
ビ「その上で、人間はこんなにも儚い生き物だと証明する」
男「そんなのどうやって」
ビ「ヒントは【違い】、おそらく儀式を止めた後、前の周で起きた事が起きなくなったり、またその逆だったり」
男「...今回の行動で変わったことが重要...」
ビ「そうっ!いいね!そこに人間の儚さはきっと存在する」
167
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/18(水) 20:57:30 ID:K/PGVT7E
ビ「何か思い出したいことがあったら僕を心の中で読んでくれ、君の記録を見せるよ」
男「わ、わかった」
ビ「あ!最後に一つ、小人のドワーフはでてこないよ、僕が前の周で回収した」
男「(あと3日で...やるしかない)」
〜〜〜〜〜
女「おっそーい!何してたの!?」
男「ごめん、ごめん、トイレ、はは」
女「そう?、出かける前に済ませといてよねっ」
男「(女を死なせやしない......絶対に)」
男「それじゃあ図書館にいこうか」
女「そうね(図書館に行くなんていったかしら?)」
168
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/18(水) 21:09:45 ID:K/PGVT7E
〜〜〜〜〜図書館
女「ふむふむ」ぺらぺら
男「......(これから何が起こるか整理しよう)」
女と一緒に広い公園へ行きクレープを食べる
↓
そこで事件の話を聞く
男「(いや、今回はドワーフはいないのか...だとしたら、一体何が起こる?)」
女「...?貴方、ずいぶんと静かなのね?具合でも悪いの?」
男「え?あ、いや、大丈夫、それより何か分かったのか?」
女「ええ...」ゴゴゴゴゴ
女「ここ、見てみて、そう地域特集って所」ずいっ
男「...」
男女「(一回、クレープ食べて見たかったの...)一回、クレープ食べて見たかったの!」
男「...そうか」
女「クレープよクレープ!って...暗いわね」
169
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/18(水) 21:17:21 ID:K/PGVT7E
男「いや、甘くて美味しくて柔らかいよな」
女「!貴方!分かってるじゃない!早速行きましょ!」
男「(確かここで少女ちゃんと出会うんだよな)」
………
【君のお母さんと連絡が取れないし、それに 少女 って子知ってるでしょ?君が図書館で話してるのを見たって人がいたんだ。その子も昨日の夜自殺してるし...】
男「(あの時の警官は自殺って言ってたけど)...あっ」
少女「あ、お、男さん?」
男「ひさしぶり、少女ちゃん」
少女「お久しぶりです!」ペコっ
女「誰よその子」コショコショ
男「近所の知り合い」
170
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/18(水) 21:23:53 ID:K/PGVT7E
女「(ふーん...)」チラッ
少女「...っ...っ」オドオド
女「(嫌われてるわねー男...したかたがないわ)」
女「始めまして少女ちゃん!私たちこれから公園に行くんだけど一緒に行かない?」にこにこ
少女「え?あ、そ、その...」
男「!?(言わなかったぞ!こんなこと)」
女「♫〜〜」にこにこ
少女「え、えっと」
女「♫♩〜〜」にこにこ
少女「わ、分かりました」
女「(場所は設けたわ、あとは男しだいね)」
171
:
今日はここまで!短くてごめんなさい
:2015/02/18(水) 21:31:28 ID:K/PGVT7E
〜〜〜〜〜広い公園
男「人がたくさんいる...」
女「?公園なんだから当然でしょ?」
少女「あ、あのそれでお二人はどうして公園へ?」
女「クレープを食べにきたのよ、
ね?」
男「あぁ、少女ちゃんも食べる?」
少女「い、いえ、大丈夫です」
女「そう、ところでなんだけど、少女ちゃんの身の回りで何か怖いことは起こってないかしら?」
少女「(ーっ!!)、い、いえ、特には」
男「(事件が起きてないってことは女はまだビューレイストに繋がりそうな事件を調べてるところか)」
女「...そう」
172
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/21(土) 07:12:07 ID:sAk5dQAQ
乙
173
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/21(土) 12:42:25 ID:45aLztgw
男「俺はクレープ買ってくる、少女ちゃん、味何がいい?」
少女「私は、本大丈夫ですから...」ギュルルル
男女「.......」
少女「〜〜〜っ!!す、すみません!」
男「少女ちゃんの分も適当に買ってくるよ」
女「わたしはストロベリーね♫」
男「りょーかい」トコトコ
女「......」ジー
少女「...っ...っ」ビクビク
女「ふふふ、あなた嘘が下手ね」
少女「な、何のことでしょうか?」ドキドキ
女「とぼけるつもりー?なにか怖いこと、起きてるんでしょ?あなたの周りで」
174
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/21(土) 12:43:12 ID:45aLztgw
少女「!私!なんのことかさっぱり!」
女「(ビンゴ♫思わぬ収穫ね......それにしても嘘下手過ぎ...)」
女「大丈夫よ隠さなくて、私はその専門だか」
少女「専門......」
女「ズバリ当ててあげるわ!貴方を怖がらせてるのは...」
〜〜〜〜〜
男「えっと、チョコとストロベリーとバナナで」
店の人「あいよー!」ドン
男「!(あれ?あいつじゃない、ってか早っ)」
店の人「へへ、お兄ちゃんが驚くのも無理はねぇ、うちはスピードが売りなんでね」
男「そ、そうですか、ありがとうございます」ガチャ
175
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/21(土) 12:53:55 ID:45aLztgw
〜〜〜〜〜
男「おーい買ってきたぞ...
「ズバリ当ててあげるわ!貴方を怖がらせてるのは...」
女「神様の仕業ね!?」ドヤァァ
少女「........」
男「(なにいってんだー!!だいたい神様かどうかなんて少女ちゃんにわかんねーだろー!!)」
女「ふふん、どう?ビックリして声も出ない?」
少女「...ぅ...ぅうぅぅぁああ!!」
男「お、おいおい大丈夫か少女ちゃん!...っ女!少女ちゃんに変なこといってんじゃーねー!」
176
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/21(土) 12:54:50 ID:45aLztgw
女「へ、変なことって、本当のことでしょ!?」
男「少女ちゃんは神様の存在とかしらねぇだろ!」こしょこしょ
女「あ...」
少女「おどござーん!この人こわいですー!!」ギュウウ
男「この人は海外からきた人でな、そのなんて言うか、日本語があんまりうまくないんだ...っ!だから、いまのも全然意味はないと思うぞ!!」
男「ほ、ほら女も!外人のマネしろ!!」こしょこしょ
女「え!?あ、ワ、ワタシ、クレープダイスキデース、クレープカミサマデース!」...チラッ
少女「た、たしかに外人さんだ、」
男「!な!そうだろ!」
少女「......」ギュウウ
女「......む」
177
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/21(土) 13:02:48 ID:45aLztgw
少女「む?」
女「!む、ムズカシーデース、ニッポンゴハー」
少女「本物の外人さんだー!」キラキラ
男「(結果オーライ...だな)」
少女「...//」ギュウウ
女「(嫌われてなかったのね、安心したような、なんというか...)」
〜〜〜〜〜自宅
男「(その後、女は終始外人のマネをしながらクレープを食べていた)」
男「(事件の話も聞けず、結局少女ちゃんのメールアドレスしか選られた情報は無かった...)」
男「間に合うんだろうか...」
女「ん?どうしたの?」
男「い、いや」ガチャ
母「夕ご飯だよー」
男「...........(やることはたくさんだな)」
178
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/21(土) 15:34:28 ID:sAk5dQAQ
乙
179
:
少女の「うぁぁ」ってセリフ、あれ泣いてます、
:2015/02/22(日) 09:57:12 ID:6njUQJhI
〜〜〜〜〜夜
男「いま、大丈夫か?」
ビ「よっと、はいはーい」
男「俺の記憶を確認したいんだか」
ビ「りょーかーい」ズズズ
ア【...なんて...ことだ...おれは...】すぅ...
男【あいつら!どこに行ったの!?】
女【消えたのよ、憎悪に飲み込まれて周りが見えてなかったのね...もともとは気高い種族...気付いて、耐えられなくなってしまったのよ...】
男「そうだ、今夜はドワーフを退治したんだった...」
ビ「みたいだね」
男「でも、今日はドワーフは出ない、公園にもなにもなかったし」
ビ「もうちょい先もみてみるかい?」
男「あぁ、たのむ」
180
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/22(日) 10:08:20 ID:6njUQJhI
〜〜〜〜〜
ビ「どうだい?何か見えてきたかい?」
男「そうだ、明日は女と話すのがなんか気まずくて街に出かけたんだった」
ビ「そうそう」
男「で、宗教の勧誘を受けて本屋さんいって、そのあと幼馴染にあったんだ」
【こちらにいる2人は、我々のヒジン教とはまったく関係のない者たちです!】
男「(宗教の勧誘...何か関係ありそうだな...)」
ビ「それで、明日のご予定は?」
男「ヒジン教を潰す、明日の夜に深夜VIPビルで爆発が起こるはずだ」
【ピロンピロン!えー、ただいま先ほどの爆発事故についての情報が入りました。新たに死者一名確認されました。】
【友さん です】
男「...っ」ギリ
181
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/22(日) 10:23:47 ID:6njUQJhI
3day〜〜〜〜〜朝
男「今日で爆発を止めなきゃ(前の周は夜中まで公園にいたから、起きるのがお昼だったんだよな、たしか)」
男「...早めに行動しよう」ガチャ
〜〜〜〜〜街
男「(宗教勧誘はどこだ?見つけたらただじゃおかない...)」
?「すみません、これ」ペラ
男「ーーっ!」ギロッ
?「わっ...あ、あれ?男か?」
男「え......と、友?」
友「.........よっ」
男「友っ!!!」ガバッ
友「うおっ!どうした!」
男「よかった!よかった!」ギュウウ
友「?」ギュウウ
182
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/22(日) 10:29:32 ID:6njUQJhI
〜〜〜〜〜
友「今夜、深夜VIPビルにいくな〜?」
男「あぁ、直球だけどお前の身が危ない」
友「久しぶりにあったと思ったら、抱きつかれて、それにいきなり俺に仕事にいくなって...」
男「仕事...?」
友「あれ、男知ってて言ったんじゃないのか?俺の仕事」
男「いや、知らない」
友「宗教だよ、エツジン教って知らないか?」
男「宗教!だったらなおさら!...あれ?ヒジン教じゃないのか?」
183
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/22(日) 10:37:34 ID:6njUQJhI
友「!お前そこまで知ってんのか!...怖いな〜さっきの熱いハグも本物だったりして...」ソソソ
男「詳しく教えてくれないか?友の仕事、あと俺はゲイじゃない」
友「ん、あぁ分かった、まず最初に
言っておくが宗教って言っても、俺は神なんか信じちゃいない」
男「?どういうこと?」
友「ビジネスだよビジネス、日本だとどうしても昔のことで、【宗教】って聞くといいイメージがないかもしれないが」
友「その考えは危険だ、決めつけってやつだな」
男「それとビジネスって...」
友「その勝手なイメージのせいで、宗教法人も今、やりくりが大変なんだ」
男「へぇ」
184
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/22(日) 10:46:35 ID:6njUQJhI
宗教については、あくまでお話なので、よろしくお願いします。
友「小さいところ店は大きい店に買収されるだろ?それと同じさ、宗教法人も今はどんどん合併されてる」
男「いや、考えがちがうんだろ?宗教によっては」
友「そうだな、だかヒジン教とエツジン教は別だ、もともとが同じでそれが分裂した形態をとっている」
友「似たところがたくさんだ、もちろん考えが違うから分裂したんだかな」
男「友はエツジン教?ってやつとヒジン教のどっち側なんだ?」
友「どっち側とかないんだ、俺はその二つをくっつける仕事をしてる」
185
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/22(日) 10:54:44 ID:6njUQJhI
男「合併の仲介人みたいな?」
友「そう、ただなエツジン教はいいんだ、大きいところだかやばいことはしてない、問題はヒジン教だ」
友「仲介人として、いろいろと調査をするんだが、なんかやばいんだよなー」
男「いまさらだけど、俺にそれ言っていいのか?」
友「構わないさ、ヒジンはやり方が危なっかしくて信者の数も激減、もうすぐ無くなる...と思ってたんだけどなぁ〜」
男「問題が?」
友「教祖が変わってから、まったく分からん、まぁお前の方にもここらの宗教はヤバイって伝わってるんだったら、近い将来警察にしょっぴかれるんだろうな」
186
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/22(日) 11:01:03 ID:6njUQJhI
男「けど今夜の仕事は行くんでしょ?」
友「もちろん!仕事だからな」
男「......」
友「心配すんなって!これでも防衛術は身につけてるんだぜ?単独の調査が多いからな」
男「で、でも」
友「俺の方は話したぜ、今度は男のばんだ、なんでそこまで詳しい?」
友「...お前もヒジン側か?」ギロッ
男「(ダメもとで話してみよう...)」
〜〜〜〜〜
友「ほーん、で俺が死んで神様が降臨っと...それで世界は破滅ね〜」
男「いいたいことは分かるけど、信じてくれないか?」
187
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/22(日) 12:12:25 ID:6njUQJhI
友「そんな漫画みたいな話信じるかっていいたいところだけど、お前クスリやってる訳じゃないみたいだしな〜」
男「はぁ?(やってるわけないだろ)」
友「いや、でも俺じゃなきゃクスリやってるやつって思われるぞ?実際言ってることハチャメチャだし」
男「まぁ、そうだけど」
友「...そんなに心配ならついてくるか?」
男「え、いいの?」
友「他の人には内緒にな、今回は俺も一人じゃ不安だからな、はっはっは」
男「(だったら、行くなよ...)分かった」
188
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/22(日) 15:46:09 ID:p2B4jjGk
乙
189
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/23(月) 17:40:22 ID:zydk8n1Q
男「(友とはそこで別れた、今夜適当な時間に連絡をくれるそうだ)」
男「まさか、友が生きてるなんてな(それに仲介人って、ビラも配ってたし忙しいんだな)」トコトコ
男「(たしかこの後は幼馴染と出会った気が...)!」
幼「......」とことこ
男「ひさしぶり!幼馴染だよな!?(初対面を装うのも大変だなぁ)」
幼「......え?」
男「ほら!男だよ!昔なかよかった」
幼「あ......男、ひさしぶり」
男「お、おう(なんか前とテンション違うぞ?)」
幼「...それじゃ」とことこ
男「お、おう...」
190
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/24(火) 17:42:53 ID:PKj4/ZAU
乙
191
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/26(木) 22:46:23 ID:LpG7poj.
〜〜〜〜〜本屋さん
男「前の周も、幼馴染と話したあとに本屋さんに行ったんだよな」
男「(ロキ...女の名前なんだよな)」とことこ
北欧神話 インド神話 日本神話
男「やっぱり、たくさんあるなぁ〜」
ふひひひ
男「!?」
色白の男性「やっぱ、ティターニアたんはかわいいなぁふひひひ」
男「(この人前もいたなぁ...!この人なら神話に詳しいかも)あ、あの」
色白のだんせい「ふ、ふひ!?な、なんでつか!?」
男「(ビックリした〜)ロキって神様知ってますか?」
色白の男性「ロキでつか、ふひひ北欧神話の神様でつね...」スッ
男「これは?」
色白の男性「こ、これに載ってると思われ、分からなかったらインターネッツで調べるのもまた良いかと、ふ、ふひひ」
男「ど、どうも」
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/26(木) 22:58:37 ID:LpG7poj.
〜〜〜〜〜自宅
母「女ちゃーん、ちょっといいー?」
女「はい、なんですか?お母さま」
母「悪いんだけど、お買い物いいかしら?私これから出かけなきゃいけなくて...」
女「ぜんぜん!構いませんよ」ニコ
母「ありがとー!じゃこのメモに書いとくから、近所のスーパーで...って場所分かる?」
女「大丈夫ですよ、いってらっしゃい」
母「ほんと、ごめんねーじゃいってくるねー」ガチャ
〜〜〜〜〜
男「ロキ...終わらせる者、閉じる者の異名をもつ神...」ペラペラ
男「空中や海上を走れる靴をもっている...(それで空が飛べたのか)」
男「(それにしても、えげつないことしかしてないなぁ)」
女【私、昔はひどいことしてたの...】
男「(...)あ、あのすみませ...あれ?もういないや」
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/27(金) 05:31:43 ID:/2.x6hME
いるからね
194
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/27(金) 07:51:56 ID:XmslgzbE
男「でだ、俺がこれからすることを確認したいと思う」
ビ「どうぞ」
今日は3日目、5日目のパズズの召喚が完了するまでにヒジン教の儀式を止める。
これまでに変化があったことは、まず2日目の【ドワーフ】の事件がなくなっていること、それと宗教勧誘の人が【友】になっていたこと...あと【幼馴染】の様子が変わっていること。
そして前の周で、これから起こることは明日の4日目に深夜VIPビルを中心に大規模な爆発事件が起こり、そのヒジン教が起こした爆発により友が死ぬ。
その次の日の5日目にパズズが召喚される、その時に【女】が死んで警察から【少女】ちゃんが自殺したと伝えられる、そのあと俺は【母】に殺される。
前の周で死んでしまった人を助け、その後の変化を見つけ人の儚さを証明...
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/27(金) 08:03:21 ID:XmslgzbE
男「あれ?儚さを証明って、誰に?それにどうやって?」
ビ「もちろん神様ってやつにさ、それもとっても偉い、どうやってってことについても心当たりが......あ」
男「え?」
ビ「いや、なんでもないよ」ニヤニヤ
男「?とにかく、今日の夜に友を守り、少女ちゃんには自殺させないように頑張る...難しいけど」
ビ「そうだね、まずは深夜VIPビル爆破を阻止しなきゃ何も始まらないね」
男「そうだな、一応少女ちゃんと連絡もとっておこうっと」ぽちぽち
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/27(金) 13:13:03 ID:XmslgzbE
---mail---
男[連絡交換した男です。
って言っても表示されてるか(笑)
昨日は女が変なこと言ってごめんね(^_^;)
一応近所のお兄さんってことで、何か困ったことがあったら何でも力になるからネ〜
いつでも連絡ください
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ]
男「こんなもんでいいか、いきなり自殺を考えるのはやめてくださいなんて言えないからなぁ」
ビ「絵文字かわいいね」
男「よしっ!あとは家に帰って、夜に向けて休もう!」
プルルルルル
男「?少女ちゃんからか?...いや母さんから」ポチ
母[はぁはぁ男っ!今どこっ!?」
男「え、街...だけど、どうしたの、そんな声あげて」
母[女ちゃんがっ!女ちゃんがっ!」
ビ「......」
母「爆発事故に巻き込まれたのっ!!」
男「.........え?」
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/27(金) 13:26:06 ID:XmslgzbE
〜〜〜〜〜総合病院
男「女ぁっ!」ガラッ
女「......すぅ...すぅ」
母「!お、男」
男「どういうことだよっ!なんだよ!!爆発事故って!!そんなの知らないぞっ!!」
母「男...落ち着いて、大丈夫だから」
男「何が大丈夫なんだよ!?」
母「お医者さんが命に別条はないって」
男「......っ!そ、そっか...で事故って、どこでだよ」
母「うちのすぐ近くよ」
男「近く...、!!」
母【!またぁ?】
男【またって、前にあったの?爆発事故】
母【あんたはニュースとか見ないからね、昨日近くであったのよ】
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/27(金) 13:39:04 ID:XmslgzbE
男「(そうだ...そうだ...くそっ!なんで、何で気がつかなかったんだっ!!くそっ!!!)」
母「私がいけないの、女ちゃんにスーパーにおつかい頼んだから...」
母【楽しいね男】
男「っ!!!お前かっ!知ってて行かせたんだろっ!?俺だけじゃなくて女も殺そうとしたのかっ!?」ガッ
母「ぐっ!ち、ちがう...ぐぐ」ギュウウ
男「知ってて行かせたんだ知ってて行かせたんだ!!!!」グギギギ
母「ーーーっ!ーーっ!!」バタバタ
ビ「やめなさい、自分の母親を殺すつもりかい?」ぐい
母「かっ!げほっげほっ!...はぁはぁ」
男「はぁはぁ?あれ?いま何を...」
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/27(金) 15:09:25 ID:r2oUYCuE
乙
200
:
祝200!!
:2015/02/27(金) 19:23:45 ID:dzJpJDqM
ビ「君、自分の母親の首をしめてたよ」
男「い、いや、そんな、ちがう」
ビ「人間ってこんなにも変わるんだね、ビックリ」
男「あ、ああぁ」
母「お、男...独り言なんて、顔色悪いよ?...けほっけほっ」
男「(なんで!俺の心配するんだよ!くそっ俺いまなにしてた!?親の首しめてたのか!)」
母「お、お母さんちがうよ?なんにも知らなかったの、だ、だから私そんな...」
男「ごめん!夜には帰るよ!」ガチャ
〜〜〜〜〜公園
男「...どうしちまったんだ、俺」
ビ「女が事故に巻き込まれたことは事実として受け止めなきゃ、やるべきことはこれからのことさ」
男「ああ...」
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 17:38:30 ID:vp57WuWo
しえん
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 20:13:23 ID:ckLYNwTc
乙
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 20:30:23 ID:5Cv2rqpc
男「...なぁ、神様から見て人間ってどう写ってるんだ?」
ビ「急にどうしたんだい」
男「この数日で体験したことが夢みたいで」
ビ「夢じゃないさ、ロキが死んだことも君が死んだことも事実さ、実際に起きた出来事」
男「バカみたいじゃないか?お前からしたらさ」
ビ「...?バカみたい...?」
男「あぁ、誰かが死んだ、とか世界が滅んだ、とかお前らからしたら次元が違う、スケールが違うどうでもいいことだろ?」
ビ「自分の母親の首をしめていたことに相当まいってるね君」
男「まだ心臓がバクバクいってるんだ、この先もきっとこんなことか起こるんじゃないかって」
ビ「いいじゃないか恐怖心は誰にだってある」
男「誰にだってか...自分の行動で他人の命を奪ってしまうかもしれないんだぞ...そんな恐怖心がお前ら神様にもあるっていうのかよ」
ビ「前にも言っただろう、僕たちは君たちと何ら変わりのない」
男「俺たちと違って、ただ偶然が続いたってことか?」
ビ「あぁ、ただそれだけ今回の行動で何かが変わるのは確信できる、ただそれが前よりも良くなるかなんて僕にも分からない」
ビ「賭けさ、一回限りの」
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 20:40:04 ID:5Cv2rqpc
男「一回限り...」ゴクリ
ビ「この能力も便利なだけじゃない、一歩間違えれば僕の存在も記録されなくなり本当に消滅してしまう」
男「そんな...」
ビ「僕はロキを救いたい、大切な人を助けたいと思うのは人間か神かなんて関係ないさ」
男「...あぁ」
ビ「それにだ!人間と実際に話してわかったことなんだが」
男「...?」
ビ「君たちはこれからもっと進化する、身体とかじゃない、もっと別のところだ」
男「進化...ねぇ」
ビ「久々だよこんな気持ちは......絶対に君たちの最後まで見届けたい」
男「そっか、なんていうか照れるな」
ビ「照れるか、ハハハハっ...あれ?」
男「ん?どうした?...あ」
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 20:56:08 ID:5Cv2rqpc
少女「......」とことこ
男「少女ちゃん...(前と同じ通りなら明日自殺するんだよなぁ)」
男「...よしっ、少女ちゃん!よっ!」
少女「わっ!...あれ、男さん?」
男「少女ちゃんが見えたもんだからさ、はは」
少女「お久しぶりです!」ペコっ
男「いま暇?少し話さない?」
少女「え...ひ、暇です!すっごく暇ですっ!」
男「お、おう(明るいぞ...?)」
〜〜〜〜〜
男「そっか、よく散歩するんだね、ここらへん」
少女「はい、家に居てもやることないので」えへへ
男「はは、今年高校受験だろ?たしか」
少女「...はい、勉強嫌いで」えへへ
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 21:07:57 ID:5Cv2rqpc
男「あっ、そうだ俺のメール見てくれた?」
少女「はい!もちろん、わさわざありがとうございます、私の返信も見てくれました?」
男「いや、あれ?届いてたっけ?」ポチッ
ピコンっ
男「あ、いまきた、ごめんね気づかなかった」
少女「あはは、私の携帯ガラケーですか、スマホとの相性良くないかもです」
男「スマホ買ってもらったら?高校受験がんばって親を説得してさ」
少女「、そ、そうですね、そうすれば受験勉強がんばれるかも」
少女「男さんは!その、女さんとどんな関係なんですか?」
男「え、いきなりどうしたの?」はは
少女「......」
男「(奴隷とご主人様の関係だよ...なんて言ったら間違いなく勘違いされるしな〜)ただの友人...」
少女「?」
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 21:14:39 ID:5Cv2rqpc
女【いままでかくまってくれてあり
がと】
男【そんな、も、もうお別れみたいに...】
女【短い間だったけど楽しかったわ、それに私のやろうとしてることは間違ってないって、自信が持てた】
男「いや...仲間だ...大切な」
少女「仲間...ならチャンスあるよね」ブツブツ
男「どうかしたの?」
少女「え?いえ!なんでもないです!!」
男「ならいいけど...(とても明日自殺する人には見えない、女の事故と同じように、前の周とは変わってきてるのか?)」
男「(勝負にでるか)」こほん
少女「?」
男「いきなりだけど単刀直入に聞きたい」
少女「は、はい」ドキ
男「少女ちゃんは今、何かに苦しめられていないか?...それも自分を追い込んでしまうほど」
少女「!!!い、いえ!ど、どうしたんですか、いきなり!」
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 21:23:31 ID:5Cv2rqpc
男「俺は少女ちゃんの力になりたいんだ」
少女「ほ、本当に大丈夫ですから!!」ガタッ
男「あっ、まって!」
少女「それじゃあ!すみません!帰ります!」たったった
男「(ここで帰らせたらダメだ!)」ガタッ
〜〜〜〜〜
少女「ーーーっ!」たったった
男「くそっ(曲がり角だ!見失うわけにはっ!)」たったった
ざざっ
少女「きゃっ!」ドカ
学生「わっ!」ドカ
男「!!」ざざっ
学生「あれ?少女さん?」
少女「が、学生君...ごめんね、じゃ!」
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 21:35:07 ID:5Cv2rqpc
男「(まずいっ!)」ダッ
学生「あなた!なんですかっ!!」ガバッ
男「え」
学生「少女さんを襲うんなら!ぼ、僕が相手にあるぞ!」
男「あ、あるぇ?」
〜〜〜〜〜
学生「ごめんなさい!そういうことだとは知らないで!」
男「いや、あの時の君の判断は正しいよ...ってか証拠がないのによく信じられるね、俺と少女ちゃんが友達だって」
学生「分かりますよ!考えてみたら、ほんとうに襲われてたら、他の人に助けを呼びますもん」
男「そうだね(そうかな?)」
学生「そ、それじゃあ、本当にすみませんでした...」ガタッ
男「こっちもごめんね...あっ!待って!」
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 21:43:10 ID:5Cv2rqpc
学生「え?」
男「君って少女ちゃんと同じクラスなの?」
学生「はい、そうです」
男「最近少女ちゃん変わったとかない?何かに悩んでるとか」
学生「悩みですか...あ」
男「何かあるんだね!?」
学生「いや、なんていうか男さんもご存知でしょ?」
男「な、なにが」
学生「なにがって...そりゃクラスで馴染めてないことですよ」
男「それ本当!?」
学生「あれ?もうご存知かと」ピピピピ
男「いや、全然知らなかった...」ピピピピ
学生「男さんの鳴ってますよ」
男「あ、ごめん」ポチっ
友[もしもし、今いいか?]
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 21:52:08 ID:5Cv2rqpc
男[もしもし、大丈夫]
友[予定が早まった、今夜の10:30だったが、9:00になった8:00に俺の家にきてくれ、この前教えたよな?場所]
男[うん教えてもらったよ、わかったよ]
友[それだけ、それじゃあな]
男[あいよ]ピッ
学生「あ、あの」
男「ごめんごめん」
学生「それじゃあ僕帰りますね」
男「連絡交換してくれないか?」
学生「え、あ、はい」
男「少女ちゃんのことで、聞きたいこともあるし、それに急がなきゃまずいことになる」
学生「?はぁ、よく分かりませんが、いいですよLINEでいいですか?」ポチポチ
男「ありがとう」ポチポチ
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 22:00:17 ID:5Cv2rqpc
〜〜〜〜〜自宅
男「ただいま〜」そろぉ
母「おかえりー」
男「か、母さん俺...」
母「大丈夫よ」
男「ほんとごめん、あやまってすむことじゃないけど」
母「それだけ女ちゃんのことが心配だったんでしょ?」ふふ
男「...うん」
母「...まぁ?お母さんとしては?これから何かあっても、落ち着いてまずは、ちゃんと話して欲しいなー」
男「...ほんとごめん」
母「冗談だって!女ちゃんもあと何日か安静にしてれば退院なんだから!あんたが元気に迎えないでどうすんの!」バン
男「そうだよね」
ビ「いいお母さんだね」
男「...まぁな」
母「?」
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 22:12:28 ID:5Cv2rqpc
〜〜〜〜〜自室
ビ「今日は、思わぬ収穫があったね」
男「少女ちゃんのことか?」
ビ「それもそうだけど、学生って子だよ、あれはいいパイプだね」
男「パイプって...」
ビ「あの子は少女ちゃんが学校のクラスで、あまり馴染めてないことを、少女ちゃんの友人である君が知ってるものだと思っていたんだよね?」
男「そうだな...全然知らなかった」
ビ「君は少女ちゃんと言う子をどれだけ知っているんだい?好きな食べ物は?趣味は?家族は?兄妹はいるのか?お家はどこにあるのか?」
男「なにひとつ分からない、近所でよく会うってだけで、名前しか知らない...」
ビ「だろうね、だから学生ってパイプは大きいよ」
男「あの子を通して少女ちゃんを知るってことか」
ビ「どこで事実と事実が噛み合うか分からないからね〜いやぁおもしろいね〜」
男「おもしろいって...やっぱお前、人間見下してるだろ...」ボソ
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 22:25:13 ID:5Cv2rqpc
ビ「いやーほんと久々だからね、こうやってあれこれ考えるのは」
男「これまでにもあったのか?こんなことが」
ビ「まーねー、っと約束の時間まで、まだ時間があるね」
男「いろいろ準備しなきゃいけないからな」
ビ「少し話をしてもいいかい?」
男「いいけど、それ長い?」
ビ「いや簡単な話さ、君が死んで、僕が世界を過去からやり直させた」
男「......」
ビ「もしだ、もし僕たちの前に一度世界やり直した人がいるとしたらどう思う?」
男「!!」
ビ「どう思う?」
男「それって...どういう...」
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/01(日) 22:35:10 ID:5Cv2rqpc
ビ「その人にとって最愛である世界を君の意思が変えてしまった、まぁ実際に変えたのは僕だけどね」
ビ「もしかしたら最愛の世界はこれまで通りに進むかもしれないし、もしかしたら全く逆の世界になってしまうかもしれない」
男「.......何が言いたいんだ?」
ビ「君の行動で何かが無くなったり、何かが新しく生まれたりする、まるで神だ」
男「......」ゴクリ
ビ「しかし、君が世界を変えてしまうかもしれないということよりも、君は世界によって支えられている」
男「俺を励ましてくれてるのか?」
ビ「そんな難しく考えなくていい、肩の力を抜いてごらんってことさ」
男「ありがとう、でさっきの話って実話か?」
ビ「なーいーしょー!それより準備するんでしょー?」
男「...うぃ」
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/02(月) 07:34:34 ID:81XO3O6I
20:00〜〜〜〜〜友の家
男「うおっ、いい部屋に住んでるな〜」
友「言ったろ?ビジネスだって」
男「さっきも気になったんだけど9時からだろ?なんでこんなに早く集まることになったんだ?」
友「ん?...いや別に...な」
男「やっぱ今回の相当やばいってことで防御装備でも貸してくれんのか?はは」
友「...はは、いまお茶いれる」とことこ
男「それにしても本当にいい部屋だな、ここ」
友「見た目だけじゃないぜ?セキュリティもしっかりしてる、おかしな行動は取らないことだな」カチャカチャ
男「い、いやしないって」
サッ
友「本当か?」ガシッ
男「!?(いつのまに背後に!)」
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/02(月) 07:55:53 ID:s7zBXvvI
乙
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/02(月) 21:53:20 ID:6UKUO0LU
友「悪いがこのままで話を続けさせてもらう」ガシッ
男「お、おい!どういうことだよっ!」ジタバタ
友「正直な話、街でお前から深夜VIPビルのことを聞かれてから、疑ってた」
男「疑ってたって...俺をかっ!?」
友「当然だろ?お前が開口一番にビルのことや、俺がまだ話していないヒジン教のことまで知っていた」
男「そ、それは...」
友「お前は昔から嘘がだったな...だか人は変わる、俺と幼馴染のように」
男「幼馴染?どういうことだ」
友「てめぇのその態度も俺を試してるかのようにしか思えねぇんだよ!!」グイッ
男「ーーっ!かっ!」
友「なぁ覚えてるだろ?あのゲーム機、コントローラー持ち込んで良く俺の家でやってたよな!?」ガシッ
男「(く、くるしいっ!)」ジタバタ
219
:
すみません!誤字です
:2015/03/02(月) 22:04:11 ID:6UKUO0LU
× 友「お前は昔から嘘がだったな...だか人は変わる、俺と幼馴染のように」
↓
○友「お前は昔から嘘が下手だったな...だか人は変わる、俺と幼馴染のように」
友「はぁはぁ...会社から止められたよ」
男「ーっはぁはぁ、な、なにを?」
友「今夜の話し合いさ、お前のことがあって心配になって確認をとったんだ、どこかから情報が漏れてるんじゃないかってな」
男「......」
友「そしたら、ストップさ、街でのお前みたいな顔で、同じように止められたよ」
男「お、俺は...」
友「分かってるさ!!お前がつながってないことぐらい!!情報を与えて泳がせておくつもりだったが、無理だ!ここで俺に誓って欲しい!!」
男「俺は...」
友「...うっ...うっ」
男「俺は違うよ、誓う」
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/02(月) 22:16:02 ID:6UKUO0LU
男「話してくれないか?俺はお前の味方だ」
友「...うっ...うっ分かった...話す」
友「俺がやってるのはビジネスでも慈善事業でもない...ただの復讐だっ!!」
男「復讐?どういうことだ」
友「さっきのお前の様子だと本当に知らないようだな...幼馴染だよ」
男「今日幼馴染を街でみたぞ?」
友「今日はどんな顔してた!?明るく笑ってたか!?それとも暗い表情だったか!?」
男「ど、どういうことだよ...」
友「俺は幼馴染と付き合ってたんだ」
男「!」
友「お前は中学卒業してから離れた高校に行ったから知らないだろ?」
男「あ、あぁ初耳だ」
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/02(月) 22:31:46 ID:6UKUO0LU
友「それじゃあ、幼馴染の両親が離婚したっていうのも知らないよな」
男「離婚...!」
友「あぁ、そこから幼馴染は...いや幼馴染の母親もおかしくなり始めた、宗教を始めたのさ」
男「お母さんについたのか、あいつらしいな...」
友「そこで怪しい宗教団体だ、何も俺は全ての宗教団体がヤバイなんて思ってはない、ただあそこだけは異常だ」
男「......」
友「ヒジン教...あそこは!薬を!信者に流してる!」
男「!!!」
友「ヒジン教がエツジン教から分裂していたことを含めて薬のことは、この仕事を始めて知ったよ」
男「でも薬なんて、警察が動くでしょ!?」
友「動かなかった...何年たっても、だから俺は団体に近い場所での仕事をしたかった...幼馴染のためにだ」
男「(じゃ、じゃあ幼馴染は今、薬物依存になってるってことなのか?)」
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/02(月) 22:44:21 ID:6UKUO0LU
友「俺も街でたまに幼馴染に会うよ」
友「日によって様子が全然違う...心はもう...うっ...うっ」
男「友......」
友「なんで薬をやったのに、捕まってないか...不思議だろ?それがその薬の怖いところさ!」
友「薬物反応は一切でないんだよ!!世間からはただの精神異常扱い!!」
男「そんな...」
友「だから今、精神疾患として病院に通ってる...病院の場所も家の場所も知ってるんだ!...だけど...だけど怖い」
友「話しかけた時、【どっちかの幼馴染】なのが、とても怖い...!」
男「そんなことがあったのか...」
友「さっきは感情的になってすまない...できれば今夜であいつらの化けの皮を剥がしたい、協力してくれるか?」
男「...もちろん」
223
:
お話まだまだ続きます。長くてごめんね
:2015/03/02(月) 22:54:12 ID:6UKUO0LU
〜〜〜〜〜病院
女「...すぅ...すぅ」
ビ「.........お前も」なでなで
女「...すぅ...すぅ」
ビ「お前も僕を置いて行ってしまうのか...」なでなで
9:00前〜〜〜〜〜深夜VIPビル
友「時間ピッタリだな」
男「緊張する...」
友「さっき防御装備渡しただろ?大人数人なら大丈夫さ、はは」
男「本当かぁ?」
友「相手が人間じゃない限りな、例えば神とか悪魔とか!はは!」
男「...(笑えない)」
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/02(月) 22:56:16 ID:6UKUO0LU
長く書けなくてごめんなさい!
おやすみなさい
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/02(月) 23:12:55 ID:dUWMdt0k
おやすみなさい
乙
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/03(火) 12:18:44 ID:LLu27iFM
友「事前にICカードはもらってある」シャッ
ピピー、ガチャ
男「おぉーセキュリティばっちりだな」
友「同時にもう、逃げられねぇってことだ」
男「べ、別にケンカしに行くわけじゃないだろ?」
友「薬の証拠を見つかれば、それにこしたことはない...けど相手側が言い分によっちゃぁ」
男「...よっちゃぁ?」ゴクリ
友「我慢できねぇだろうな」ギロッ
男「...とにかく気合いれて行こうぜ」
ウィーーン.........
..................ガチャンッ!
〜〜〜〜〜ビル内部1F
男「うぉぉ...広いな...」
友「あぁそうだな、っと俺は何回かきたことあるからな...エレベーターはあっちだ」とことこ
男「(外からは想像ができない程の広さだ...)」とことこ
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/03(火) 22:48:35 ID:L/KEn81Y
友「今夜の話し合いは7階でだ」ポチ
男「(エレベーターの内装も結構凝ってるな)」
ウィーーーーーン
友「.........」
男「.........」
ウィーーーーーン
男「...なぁ宗教って、人の心の闇なのかな...?」
友「自分に自信がないから、神様に教えを乞う(こう)ってことか?それりゃ失礼だろ」
男「そっか、だよね...別に悪いことじゃないんだよね宗教から何かを学ぶってことは」
ウィーーーーン
友「...今日、ほんとは怖かった」
男「え?」
友「一人で戦わなくちゃいけないかもしれないって考えて、とても怖かったんだ」
友「だから会社から止められた時に素直にやめようって思った」
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/03(火) 22:59:42 ID:L/KEn81Y
友「でももしかしたら、もしかしたらお前が...一緒に戦ってくれるかもって思ったんだ」
男「俺はあくまで平和的解決をの...
友「ありがとう、感謝してる」
男「...面と向かって言われると照れるな...」
ウィーーーーーン
男「それはそうと長くないか?エレベーター」
友「あれ、階数表情されてないぞ?」
ウィーーーーン...ガタンっ
男「うおっ!」ガタンッ
友「ーーっ!」ガタンッ
ピーーーン、カーー
男「どうなってんだ?開いたけど」
友「...とりあえず出て、階段でいくか」
男「了解」とことこ
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/04(水) 11:08:58 ID:YHfhsElQ
乙
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/05(木) 16:54:09 ID:Ri0yTqm6
〜〜〜〜〜6F
男「...ここは何階だ?」とことこ
友「案内図みてみろ、6階だ」
男「(あ、ほんとだ)それにしても本当に綺麗なところだな」
友「オフィスがこれだからな...最上階の7階はもっと綺麗なんだろ」
男「(友が言ってたビジネスって、案外本当のことかもしれない)」
友「部屋の区切りもガラスってのがムカつくぜ...本当、綺麗なとこだな」
男「あれ?」
友「ん、どうした?...第3会議室...?」
男「あぁ、電気もついてないのに部屋に書類が残ってるぞ」
友「ほんとだ、会議室なのにガラスじゃ中丸見えだな、はは」
男「(んーーなんて書いてあるんだ?...cs?メセ...?よく見えん)」
友「っと見つけたぜ階段だ、月が明るいせいか暗くてもよく見える」
男「だな、いくか」とことこ
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/06(金) 18:44:40 ID:I7vx3qCI
〜〜〜〜〜7F
友「○○社の友です。」コンコン
......どうぞ
男「俺はどうすれば...」ボソッ
友「少し待っててくれ」
友「失礼します。」ガチャ
男「(いっちゃった)」
ビ「緊張するね」
男「うおっ!ビックリした!いきなり出てくるなよ」ボソッ
ビ「いやーすまない、ウズウズしてきてね」
男「ウズウズぅ?」
ビ「これから何やら楽しいことが起こるんだろ?」
男「爆発のことか、楽しくともなんともねぇよ、今から止めるんだ」
ビ「あれ?止めちゃうの?」
男「当たり前だろ...止めなきゃ友が死ぬ、そうなったら前の周と同じじゃないか」
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/06(金) 18:53:19 ID:I7vx3qCI
ビ「友と一緒に離れればいい、そうすれば友は死なずにこの建物だけが爆破される」
男「友はやる気だぞっ、今から一緒に帰るなんてできるわけないだろ...それに友だけを助ければいいって単純な話じゃないだろ」
ビ「ふーん、まぁいいや...あっ!」
男「...?なんだよ」
ビ「ここの宗教ってヒジン教だよね」
男「そうだな」
ビ「ってことはビルもヒジン教の所有物ってわけだ」
男「?、だから?」
ビ「なんで自分たちのビルを爆破させるの?」
男「え、いや...そりゃ...あれ?」
ガチャ
友「入っていいぞ」
男「あ、うん」
〜〜〜〜〜7F会議室
友「こちら、助手の男です」
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/06(金) 19:11:48 ID:I7vx3qCI
男「え、あ」
友「......」ドン
男「じ、助手の男です。よろしくお願いします...」
男性「えーヒジン教の司祭を務めさせていただいている司久(もりひさ)といいます、よろしく」
司「いや、最上階の会議室だけガラスじゃないものでね、もう一人きているなんて分かりませんでしたよ」はは
友「それで話をもどしますが...
司「だから私は反対ですし、なにより下の者が何をいうか...」
友「そんなにエツジン教への加入を拒否されるのは何か理由があるんじゃないですか?もともとは同じ会だったんでしょう?」
司「い、いや、別に何も」
友「それともなんですか、人には言えない何か"ヤバい"ことでもしてるんですか?」ズイッ
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/07(土) 00:27:17 ID:kgmQE5GU
男「お、おいっ友!失礼だろっ」
司「こ、この際だから言わせていただきますけどねっ!あなた方のほうが"ヤバい"ものに首突っ込んでるんじゃないんですか!?」
友「こ、こいつっ」ガタッ
男「おいっ!落ち着けっ!」グイッ
友「ーーーっ!」
司祭「わ、私がどれほどの思いで...っ!」
男「司久さんもっ!とりあえず落ち着いてくださいっ!」
司「わたしはっ!......わ、わかりましたよ」ブツブツ
男「えーっと、どうやらお互いの意見に食い違いがあるそうなので...いったん両者の言い分ってやつをまとめてみませんか?」
友「おい、男どういうことだ、俺の見方じゃなかったのかよ」
男「冷静にならないと見えてこないものもあるだろっ、幼馴染の解決策とかっ」
司「...?」
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/07(土) 00:34:32 ID:kgmQE5GU
〜〜〜〜〜
友「俺の言い分ってやつは、あんた達ヒジン教のトップがクスリを下の信者達にばらまいてるってことだ」
司「なっ!?どういうことですかっ!?」
男「お、おちついて」
司「あ、あなた方の魂胆は分かりましたよ、抜け出した私たちをはめたいのでしょう!そうなんでしょう!」
友「今夜、てめぇが俺をはめようとしてたんだろ...」ボソッ
男「この意見についてどうなんですか?司久さん」
司「もちろん違いますよ、私はあなたがたのように腐ってはおりません」
友「......っ」ギリッ
男「え、えっとでは次は司久さんの意見です」
司「あ、はい、えーこほん、私の意見というのはズバリ友さんあなたの信頼性の無さですよ」
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/07(土) 00:46:31 ID:kgmQE5GU
友「俺の信頼性の無さ?どういうことだ」
司「そのままの通りですよ、あなたは信用がありません」
友「俺は仕事で来てるんだぞっ!信用が無いわけないだろっ!」
司「では友さんに一つ質問いいですか?」
男「......」
友「...なんですか?」
司「あなたのその仕事...クライアントは?」
友「はぁ?もちろんエツジン教団体だよ」
司「そこですよ!そこ!それが友さんの信頼できないところです!」
男「もう少し詳しく説明していただけますか?」
司「エツジン教は大きくなりすぎた...彼らが所有する権力は、もはや私の想像を超えているでしょう」
友「......」
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/07(土) 00:51:27 ID:kgmQE5GU
司「エツジン教はもはや宗教という枠を通り越して、ただの暴走機関に成り下がっているのです!だから私たちは抜け出したのです!」
男「(どういうことだ?)」
友「その話じゃまるでエツジン教が悪みたいじゃないか」
司「だから!さっきから言ってるじゃないですか!エツジンは.........
ガチャ
男「え?」
ゾロゾロゾロゾロゾロ
司「な、なんだね!?君たちは!?」
友「どうなってやがる!あんたの仕業か!?」
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/07(土) 00:59:58 ID:kgmQE5GU
グギャァォァァァァァァァァァァアアアアアア
男「うおっ!(なんて声だっ)」ビリビリ
司「くそっ!口止めってことかっ!」
友「は!?どういうことだっ!?」
司「あなた達ついて来なさい!!死にたくなければっ!!」たったった
男「(や、やばい追ってくる)」
ゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロ
男「と、とにかくいくぞ!」たったった
友「お、おう!なにかやばいぞ!こいつら!」たったった
〜〜〜〜〜
男「ここは...ってどういうことですか!?司久さん!!」たったった
司「私たちは嵌められたんですよ!!」たったった
友「一体誰に!?」たったった
司「あなたのクライアントのエツジン教団体ですよ!!」たったった
友「なんで俺たちが狙われてるんだっ!分かるように説明しろっ!!」たったった
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/07(土) 01:09:14 ID:kgmQE5GU
司「とにかく今は逃げることだけを考えてください!」ガチャ
男「!(隠し扉だ)」
司「これで一気に下りますよっ!」さっ
男「おっし!」さっ
友「なにがどうなってんだ...」
ゾロゾロゾロゾロ
友「く、くそっ」さっ
〜〜〜〜〜深夜VIPビル裏口
ブルルルルルンブルルルルン
司「早くこの車に乗って!」
男「友っ!早くっ!」
友「お、おう!」ドサッ
男「よしっ!」ドサッ
司「スピードマックスでいっきますよぉぉ!!!!!」
ブロロロロロロロロロロロ
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/07(土) 08:55:26 ID:BC3JbGFA
しえん
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/07(土) 09:55:41 ID:oSveGfOA
乙
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/07(土) 10:07:46 ID:P.z8/Mvc
特定の人物、団体とは一切関係ありません、よろしくお願いします
〜〜〜〜〜車内
ブロロロロロロロ
司「追って来てますか?」
男「いや...いませんね」
友「そろそろ、さっきの集団がなにか教えてくれてもいいんじゃないすか?」
司「......さっきも言ったでしょ、エツジン教の人達ですよ」
男「ヒジン教は元々はエツジン教からの派生でしょ?分裂したからってそんなに仲が悪いんですか?」
司「派生...ね、私たちにとって元エツジン教だったってことだけでも、忌々しいですよ」
友「両宗派に一体何があったんだ?」
司「......きっかけは1995年の出来事です...」
司「当時の日本では例のない大震災、テロ...誰から見ても"混沌"... その一言につきました」
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/07(土) 10:24:15 ID:P.z8/Mvc
司「教師をしていた私にとって、この出来事に自分の無力さを叩きつけられたように感じました」
友「あ、あんた...教師だったのか」
司「これからの日本を築いていくには技術の進歩でなく教育の力が必要だと、そう確信していました」
男「教育の力...」
司「そうです、話がそれますが、中東では今この瞬間にも少年達が銃を手に取り、人を殺しているという現実があります」
司「彼らは知らないのです、命の重さを...人を殺してはいけないと、それは罪なのだと、そう教育されていないから」
友「......」
司「...話を戻しますと、そこから私たちのエツジン教が始まりました」
司「教師のできる教育には限界があります、が宗教ならばそれが無い」
司「人という枠を越えて、生き物の皆を愛する、それが越人教の教えでした」
男「......でした?」
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/07(土) 10:51:35 ID:P.z8/Mvc
司「エツジン教は落合という女性とともに設立しました、最初はうまくいってたんですよ...でも彼女は次第に利益を重視するようになりました」
男「利益って、入門金みたいな?」
司「そうです...それもエスカレートしていき、ついにはクスリまで」
友「っ!クスリはエツジン側が流していたのかっ!」
司「はい、もちろん私は止めようとしました...だけど何者かに阻止されクスリの出どころを特定するどころか、彼女に近づくこともできませんでした」
男「強力なバックがいるのか...」
司「今夜現れた彼らは、エツジン教の信者ですよ、月と蛇の教団の印を確認できました」
男「...月と蛇...」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
男【?なんのマークだ、あれ?】
女【んーと、蛇と〜月?】
男【同じマークの服をきた人が、
ちらほらいるな】
女【何かの構成員かもね】
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