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暇潰し・ロール練習スレ 其の四
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>>932
【甲から全身へと奔るその感覚は――幾度と無く、味わってきた感覚】
【生まれてから数えきれぬほどに、拳を振った数だけ感じ取ってきたその感覚――】
【故に女子高生は、違和感を覚えた。そうして飛び散る「何か」が、頬に飛び散った時】
【ようやく女子高生は気がついた。自分が拳を当てたのは、「少女」ではなく】
【得体のしれぬ、「ヒト」の素材で形作られたモノであるということに――】
―――は…?
【思考が追いつかなかった。理解するよりも早く、行動として女子高生はそのモノから手を離し】
【一歩退きその全貌を眺める。だが、目から入ってくる情報は――総じて理解しがたきもので】
【女子高生の頬に冷や汗が伝った。いくら覆い隠そうと消えることのない本心が】
【――「理解するな」と警報を鳴らす。「視界に入れるな」と忠告を告げる】
【だが女子高生は……目の前に佇む面妖なものから、目を逸らすことが出来ず】
何だ、コレ―――
【次第に呼吸が荒く、汗が女子高生の表情に滲み始める】
【限りない「絶望」を、積み重なった「怨念」を前に――ただ女子高生は、驚愕し】
【手甲が押し返されると同時に、漸く女子高生は自分の置かれた状況を思い出す】
【そうしてもう一度見返してみれば――「少女」が持つのは、「魂」を屠る魔障の鎌で】
【嫌な方向へと、胸の鼓動が高まって行く。眼帯で覆い隠した右目が、否が応にも疼き】
ッ――クソが……見かけに惑わされるなんて、俺らしくねえ
死神なんぞ、何度も殺ってきた――お前も同じように、殺ってやるッ!!!
【…叫ぶように発された言葉は牽制ですらなく、己の恐怖を誤魔化すための言葉にも聞こえ】
【冷や汗を拭い、手甲をパラリと解けば、次に編み出したのは数本の糸】
【4つ生み出された糸たちには、それぞれ異なる属性魔力が編み込まれて――】
【女子高生は臆すること無く、鎌を持った目の前の少女へと糸を撃ち出していく】
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