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暇潰し・ロール練習スレ 其の四

932【魔法扱人】 >>926:2013/08/27(火) 01:18:19 ID:itI0OUyU0
>>931

 あはは、それは、きぐーだね
 わたしたち、いい友だちになれるかも、しれないよ?

【弾けた声で言って、少女は無邪気に笑う】
【迫る焔にも、その殺意にも動じずに】

 でもね……ごめんね、おねえさん
 わたし、まだやりたいことがあるんだぁ。全然、満足してないんだぁ

【少女が、操り人形みたいな唐突さで、その右手を振るう】
【いや――正確には、右手に"見えない何か"を持って】

【少女が、腕を動かす】
【ぐちっ、と――>>931の手甲ごしに伝わるであろう、生暖かい"肉"の感触】
【桃色と黄色と白色が混じった何かが、生暖かい何かが、>>931の顔に飛び散るだろう】
【同時に、紅い液体が、まるで風船がはじけ飛んだかのように、広がって】

 ねえ、おねえさん
 わたし、人の心のイロを、集めるのが好きなんだあ

【唐突に、呟かれるのはそんな言葉】

 死んだ人ってね、とっても、良いイロがするの
 がんばってる人は、真っ赤っ赤ないちごのイロ
 クールでかっこいい人は、氷みたいにとうめいで澄んだイロ
 ……ねえ、おねえさんは、どんなイロがするのかなあ?

【瞬間、手甲にかかるであろう、抵抗】
【それは、今まさに少女を貫かんとする拳を防いでいた"何か"が、少女の手によって動かされ、手甲を押し返さんとする、力】

【――それは"棒"だった】
【少女の身長より少し長い程度の、一本の棒】
【素材はわからない――何故なら、その表面には、桃色の筋肉やら、赤色の血管やら、白色の骨やらが纏わりついて、まるでそれ自身が行きているかのように動いているから】
>>931の攻撃を受け止めたであろう部分からは、今も尚止まらぬ紅い血を流し、筋肉が蠢いて"再生"している】
【血管は筋肉を伴いながら少女の右手と"融合"して、どくんどくんと脈動する】

【それは、まるで――怒りや、哀しみや、憎しみ。そういった負の感情をごちゃまぜにして創ったかのような、"負"そのもの】
【吐き気を催すグロテスクさは――そう、まさに"絶望"そのもので】

 ――わたし、それがすっごく、気になるなあ

【そして、少女が――少女とは思えないほどの力で、手甲を押し返し】
【しゃりぃぃぃん――同時、鳴り響くのはそんな澄んだ音。刀を、鞘から出したかのような音】
【くるんくるんと回転する棒からは、一本の、銀色の残滓が続いていて――】

【――"棒"ではない。それは"鎌"だ】
【命を刈り取る、死神の"鎌"】




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