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暇潰し・ロール練習スレ 其の四

931【魔紐編手】>>921:2013/08/27(火) 01:00:03 ID:Jb0KMi960
>>930

【――放たれた双線は、「獲物」を失い虚空を貫く】
【対向するのでもなく、退けるわけでもなく、ただ「少女」は―――それを、「躱し」】

【蚊を払うかの如き動きで己の「糸」を避けられたことに、女子高生は苛立ち…同時に】

最高だな……面白ぇ、少し遊んでやるよ

【昂った。これまでにない「敵」を目の前に、少女の心は否応なしに鼓動を早めて】
【放った糸を手元へと戻して笑みを浮かべる。そして次に糸を出した先は――己が「拳」】
【纏われた糸は繭のように、幾つもの層によって形作られ、じわりじわりと硬度を増していき】

【「少女」が地面へ降り立つのとほぼ同時に、女子高生の「拳甲」の生成も終わる】
【そうしてその拳を、舞い降りた「少女」へと向ければ――】

……俺もだ
俺も殺されるより――殺すほうが、好きなんだよ

【その声に呼応するかのように、拳甲に「焔」が宿る】
【燃え盛る紅蓮は彼女の闘争心とでも言うかのように、赤く紅く宵闇に煌めいて】
【焔が揺らぎ、「少女」が無謀にも丸腰で此方へと歩み寄ってきた刹那】

【――「焔」の軌跡が、女子高生の駆けた道を示すように掻き消えてゆく】
【女子高生の動きは最早「疾走」ではなく「跳躍」。一瞬にして間を詰めるように、女子高生は駆け出せば】

だから……一撃で、殺してやるよ――ッ!!

【駆けた勢いそのままに、焔を宿しし拳を振り上げれば――女子高生はニヤリと笑い】
【逡巡の間もなく、未だ衰えぬ炎駒を目の前の「少女」へと振り下ろす――!】




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