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暇潰し:ロール練習スレ 2ndエディション
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立てておく
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>>520
ドゾー
【虚無虚像】
この能力者がいる限り、概念・精神に関する能力は全く作用しなくなる
そして該当する能力者は「相手には正常に効果が働いている」と言う幻想を強制的に抱いてしまう
しかし現実には全く効果が作用していないため、その能力者一人だけが思い込んでしまうのだ
「虚言」や「思い込み」「拒絶」と言った概念に関係する能力は全く効果を発揮しなくなる
精神攻撃を仕掛けるものは、実際には何も起こらず自らが混乱の極みに陥ることだろう
発動条件はないが、オンオフもこの能力者は操れない
強制的に作用し続け、範囲はスレッド内全体に及ぶ
例外として「独力で身に着けたチカラ、実力」はこの効果は発動しない
あくまで「能力だけ」で効果が発揮する概念・精神のみである
虚無・虚像の解除方法は無いが、この能力者を塵一つなく消し去れば効果も解除される
……ただし、殺した相手が該当する能力者の場合はこの能力が永劫に発動されてしまう
身体能力は一般人並みで、拳銃を持っている
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【それはストライプのスーツを着こなす、身なりの良い青年だった】
【長い前髪を横に流し、睫毛の長い目を露出させている彼は一見柔和そうだけれど】
【痩躯から滲み出ている軽薄さと獰猛さが、彼の危険性をありありと示している】
──さて、と。
クズ共のお掃除と行きたい所だけど……どうしようかなぁ、僕一人じゃ何も出来やしない。
【顎に手を当てて思案してみせる彼の眼前に広がる夜の街はとても賑やかで華やかだ】
【しかし彼にはそれが気に入らない。無力なくせに世を楽しむ無能力者の存在が許せない】
【己の無力が招いた悲劇ですら能力者の所為にして、能力者に事態の解決を頼む弱者が腹立たしいのだ】
>>521
/ありがとう
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【能力者の街】
【既に通行人がいなくなった大通りに、一人の少女が歩いていた】
【金髪のショートカットに碧眼、その小さめの背からは「ボーイッシュ」という印象が受けられる】
あーもう…今日も仕事かぁ
面倒だなー…まったく…
【そんな少女は、なにか不機嫌そうにそう呟いて】
【端末を適当にいじりながら街中を歩く】
ふわぁぁ…あぁ眠い…
なんでこんな時間にシフト置くかな、上司のやつ…
【今の時間は既に11時前、まだ子供の少女にとってはかなり眠い時間で】
【大きなあくびをしながら、自らの上司に悪態をつき】
【涙ぐんだ目をこすりながら、あたりを見回して歩みをすすめる】
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>>523
……おや?
【不意に大通りへ目を向ければ、少女が一人目に入った】
【遠目でも器量良しと分かる少女だったが、娼婦特有の“それらしさ”は見受けられない】
【ならば自ずと答えは見えてくる──そう考えた男は、何か面白いことを思い付いたらしく】
【懐から一挺の拳銃を取り出せば、歓楽街の暗がりに潜む浮浪者に銃口を向けて】
さて、まずは“どちら側”か見せて貰おうかな。
【引き金に掛けた指に力を込めた】
【月を揺らす発砲音と悲鳴、それに隠された短い断末魔】
【賑やかな歓楽街を切り裂く数多の騒音は、大通りまで届く事だろう】
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>>524
【めんどくさそうな表情を露骨に出し、少女が歩いていると】
【少女の進む道とは反対方向の歓楽街から異様な騒音が聞こえ】
【それを聞くやいなや、少女の気だるそうな目が凛としたものに変わり】
…早速、か
【呆れたように短く呟くと、素早く踵を返し】
【決して早いとはいえないが、やや早歩きで歓楽街へと向かい】
うわー…ひどいなこりゃ
まーた能力者がやらかしたのかな…?
面倒だなぁ…
【撃たれた浮浪者を囲んでいると思われる人だかりを見て、少女は率直な感想を呟き】
【なにが起こっているのか確認するため、人だかりへと向かう】
【…その時、少女の視界に一人の青年が映った】
【姿だけなら普通の青年――だが、少女が感じたのはただならぬ気配】
【その気配に少女は思わず青年を見つめ、睨む】
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>>525
【懐に拳銃をしまい込み、浮浪者を囲む野次馬の一人になれば】
【突き刺さる様な敵意らしきものを背中越しに向けられ、青年は口元を歪めた】
【扠、その感情は何色哉──と】
ああ君、この辺りに居ちゃ危ないよ。
誰かが銃で、能力者を撃っちゃったみたいなんだ……頭がイカレてるんだろうね、次に誰を撃つか分からないや。
君もこの辺りから離れた方が良い。犯人が愉快犯だとすれば、女の子なんか格好の標的だろうから。
【踵を返して少女を見れば、足早に近付いて善人を装う】
【目撃者に犯人像を吐露される心配は無い。その類の臆病者は既に逃げ出してしまったからだ】
【勿論正義感の強い“クズ”が居れば話は別だが……ここは能力者の街。そんな強い人は、この掃き溜めから疾く去っている筈】
【故に、そうと知っている彼は堂々と振る舞う。無関係を装って、少女の反応を窺うのだ】
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>>526
【普通の一般人ならば、少女がこんなに気にするわけはない】
【人だかりの事など忘れてしまうほど、少女は青年の気配に飲まれ】
【数分の間、言葉を発すること無く青年を見て】
…っ
あ、あぁ、そうだったのか…
最近は物騒だからね…ん、御忠告ありがとう
でも生憎、私は能力者だから銃程度じゃあ死なないよ
【青年の言葉を聞いて、ようやく我に返り】
【その堂々とした振る舞いに、若干違和感を覚えつつ】
【頬に冷や汗を伝わせながら、青年の言葉に言い返す】
【自分は能力者だ、と言うことを告げながら】
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>>527
“やっぱり”……そうなのかい? だとしたら、いや……けれど……。
【能力者だと言う少女を見て数秒考え込めば、決意した様に彼女の瞳を見る】
【青年の奥底に見える危うさを見抜けなければ、少女は地獄に堕ちる事となろう】
【周囲に気を配り、時折視線を移しながらも……それでも真っ直ぐに少女を見る、彼の欺瞞を見破れなければ】
──それなら、君に犯人の“駆除”を頼みたい。
実は僕、犯人の顔を見てしまっているんだ……僕もヤツに顔を見られてる、後で僕がどうなるか分かったものじゃない。
怖くて、怖くて、堪らないんだよ……お願いだ。無力な僕を、どうか助けてはくれないか。
【血の臭いには慣れているだろうか。浮浪者の血液の臭いを既に覚えてしまっているだろうか】
【だとすれば酷く危うい。少女の肩を掴んで頼み込もうとする彼の腕、それにこびり付いた硝煙の臭いを判別出来なければ】
【少女は『人としての幸福』から遠く離れてしまう事だろう】
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>>528
【少女は警戒しながら青年を見つめて】
【先ほど感じた違和感の正体をつかむため、思考を巡らせ】
【絡まった糸がほどけたように、違和感の正体が思い浮かんだ】
【なぜ、この男はこんなにも落ち着いているんだ――と】
【能力者の街で慣れているといっても、ここまで堂々と出来るわけがない】
……嫌だね
君みたいな血の匂いのする人のお願いなんて、聞きたくない
それに、僅かだけど君の手から硝煙の匂いがする
…私を騙そうだなんて、十年早いよ
【そう確信した少女は、落ち着いた様子で青年に言う】
【淡々としながらも、ニヤリと勝ち誇ったように笑い】
【一歩その場から下がって、青年の手から逃れる】
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>>529
成程、中々賢しいね。喧騒に當てられて冷静な思考力を失う程未熟でも無いらしい。
──うん、合格点。
【冷たく優しく厳かに、囁く様な素振りで呟けば】
【少し乱れたスーツを直し、懐から拳銃を取り出した】
【そうしてグリップを握って銃口を空に向ければ、数度発砲】
【野次馬に興じていた無能力者達がけたたましい悲鳴を上げながら、我先にと逃げ出して行った】
……さて、自ら「能力者だ」と名乗りを上げた君に──能力者は人より秀でていると考えている節のある君に、提案がある。
長話は若者らしく無いから率直に言わせて貰うけれど……。
【“クズ”共が影すら見せない事を確認すれば、片手で銃を弄びつつ口を割る】
【歓楽街の暗がりで倒れる『浮浪者だった肉塊』に目を向ければ、様を見ろと言わんばかりに目を細め】
【愉悦と優越に溺れた声色を以て、少女に語り掛けるのだ】
──この街の名を変えてみないかい? 「能力者の街」ではなく、「能力者だけの街」にしないかい。
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>>530
やっぱり、君が犯人だったわけか
…随分と厄介なことをしてくれたね
【やや怒りが混じった口調で少女は言う】
【それは、人を殺したのに平然としている目の前の男に対する憤怒で】
【先ほどまでの気だるさなど微塵も感じられない目付きで青年を睨み】
…あぁ、先に言っておくけど
私は、この能力を人を傷つけるために使うつもりはない
【青年の言葉を遮るように口を開く】
【この力は、人を傷つけるためにあるものではないと】
【目の前の青年に対し、怒りに満ちた声で】
…答える価値もないね
【呆れたように、青年の言葉を聞いて首を横に振った】
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>>531
一体何を怒っているんだい?
僕は能力者に怯えるだけの日々から、とある男を解放してあげたに過ぎないよ。
【宣いつつ銃の弾倉を出し、ポケットから新たなものを取り出せば】
【古い“それ”を投げ捨てて新たなものに入れ替えた】
【そうして再度拳銃を弄び、さもどうでも良さ気に口を開くのだ】
面白い事を言うね、だったら何の為に使うのかな。
真逆、僕達能力者を「化物」だとか「人でなし」と呼び、それを裁く為だとか言うんじゃないだろうね。
止めてくれよ、そんな言葉遊びをする為にホームレスを“助けた”訳じゃない。僕らは歴とした「人」だよ。
【馬鹿にした様で笑う彼に怒りを覚えてはいけない】
【もしも覚えてしまったなら、決してその正義感を嘘にしてはいけない】
【心が折れてしまったら、青年の思う壺だからだ】
嗚呼、えっと。協力する気は無いんだったよね?
それじゃ、さよなら。そこそこ面白かったよ。
【告げ、息をする様に銃口を少女に向け】
【引き金に掛けた指に力を込めようとする】
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>>532
解放…?
戯言を、そんなのは人殺しを正当化する言い訳に過ぎない!
【青年の言葉に、思わず少女は声を荒げて言い返す】
【人一倍正義感が強い性格なためか、人を殺し、それを正当化しようとする青年が許せないのだろう】
…人を殺しておいて、自分はバケモノじゃない?ひとでなしじゃない…?
巫山戯るのも大概にしてくれよ
人を殺しておいて、笑ってられるなんて―――
【その怒りは既に頂点へと達し、少女は震え声で言い】
【ポケットから端末を取り出して、素早くそれを操作し】
【青年の笑い声で、堪忍袋の緒が切れたのか】
君は、どう考えても人じゃない!
【そう、簡潔に青年に言い返すと】
【少女の周りに、電子で出来た蝶が舞った】
【そして青年が放った弾丸が、少女へ届くその瞬間】
【辺りは、無機質な電脳世界…「仮想空間」へと姿を変えた】
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>>533
人間ってのは何時だって、言い訳しながら生きているだろ。
人を傷付けないと言いながら「外道故に」と理由を付けて僕を裁こうとする、君の言えた事じゃないね。
【青年の言葉が間違っているか如何かは、正しく人に依るだろう】
【だがそれは「見様に依っては至極正しい」という側面も持っている】
だったら君も人間じゃない。
君も僕を殺したいんだろう、殺すんだろう。そうしてその後に得も知れぬ充実感を覚えて笑うんだ。
正義を全う出来た──そんな理由で人殺しを正当化するヤツを、君は人間と呼べるかな。所詮はエゴが生んだ殺害者に過ぎないのに。
【仮想空間の中、青年は笑い続ける】
【世界の中にもう一つ、世界を創造する……それがどれだけ大変で、どんな性質を持っているのか知っているから】
【「仮想」と言う「虚実」を知っているから、青年は笑う】
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>>534
じゃあ、君は人殺しが正当だとでも言うのか?
それに…人を殺した人間は、既に人じゃない
だから私は、君を裁く
【そう言うと、少女が徐ろに手をかざすと】
【そこから一本の真紅の槍が出現し】
恐らく君は、この先何人もの人間を殺める
それなら、今ココで君という人間を殺すのが一番だ
多数が助かるのなら、私は少数の人間を殺す
…ふふ、自覚しているよ、私は既に人間じゃないということ、これが正しいとは言えないことだってことは
【多数を救うためならば、少数の犠牲は問わない】
【そんな歪んだ理論に基づいた少女は、皮肉めいた口調で語り】
【その真紅の槍を構え、矛先を青年の頭へと向け】
私は、「正義の味方」だ
正義の味方は、悪を裁く
例えその悪が、どんな「正義」を持っていようとも―――!
【自らを正義の味方だと言い放ち】
【青年の笑いをかき消そうと、真紅の槍を青年の喉へと穿つ】
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>>535
それこそ戯言じゃないか、人は何をしても人だよ。君はその事実から目を背けているだけさ。
──そんな事、誰よりも知ってる癖にね。
【青年には真紅の槍なんてものは視えない……現実世界には存在しない】
【何故ならそれは「仮想空間」という虚実の中で創られた、虚数の塊に過ぎないからだ】
【常に真実と共に在る青年に、それは視認できないしする必要も無い】
君が胸に抱いているその考えを、僕も実行しているだけだと言うのに。
無能力者が能力者を快く思っているとでも? 逆さ、寧ろ鬱陶しくて仕方が無いみたいだよ。
そうしてその不満は何れ、僕らの命を以て払拭される──僕はそれを防いでいるだけだと言うのにね。
【青年一人を殺せば、一般市民数十が助かる。一般市民数百を殺せば、能力者数千が助かる】
【ただそれだけの違いなのだ】
馬鹿だなぁ。ル◯ーシュ然りZE◯MAN然り、正義馬鹿は嫌われるって知らないの?
七つの大罪に一つ加えるとしたら、それは「行き過ぎた正義」なんだぜ。
【青年は決して避けない。その必要が無いからである】
【あらゆる「紛い物」を消し去る力を有している彼が回避を試みる必要なんて、今は更々無いのだ】
【故に青年は銃を構え、銃口を少女の腹部に定める】
【現実の一撃を加えんが為に、トリガーを引こうとする】
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>>536
…五月蠅い…!
私は、大衆が望む理想の「正義」に基づいて行動しているだけだ!
君に、君に指図される筋合いはないッ!!
【図星を突かれた…とでも言おうか】
【少女は青年の言葉を掻き消すように、声を荒げ言い返し】
罪を犯した人間を裁く、これの何処が悪い!
【手に握った真紅の槍を振りかざし】
【間違った正義の元に、青年へ槍を放つ――】
【その瞬間、空間内に銃声が木霊した】
【普段の彼女ならば、相手に銃を引かせるなんて失態はしないだろう】
【だが、少女の精神の歪みがあまりにも大きかったために、その銃弾を止めることは出来ず】
なっ――
【少女の腹を、銃弾が貫いた】
【熱した熱を流し込まれるような、そんな猛烈な痛みに襲われた少女は、思わず膝を付き】
【喉から溢れる血を吐くと同時に、周りを覆っていた仮想空間が「消滅」した】
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>>537
大衆の望みとは何か。真の罪とは何か。正義は何処に在るか。
それら全てを曖昧に感じ取るしか無い君が、偉そうに正義を騙るなよ。
僕の様な人間を「悪」として裁くなら、それらを明確に捉えて語れる様になってからにしてくれ。
【少女の言葉を笑って返せば、彼女の四肢に銃口を定めてトリガーを引こうとする】
【彼女が抗わない限り、止めない限り、懇願しない限り──何度でも撃とうとするだろう】
【決して死なない様に、気を遣いながら】
大衆は平穏を望んでいる。けれどその平穏は、もう一方の大衆を屠殺する事でしか成し得ない。
【幾度も】
罪とは何も、法律に違犯した行動を指すものではない。平穏を乱すものこそが罪だ。
故に多くの“大衆”は望んでいる平穏を諦め、誰かが成してくれるその時を待ち続ける。
──他者を己の理想に沿わせて一方の平穏を乱し、己側の平穏を守りながら。
【幾度でも】
だから「正義」の定義が揺らぎ続ける。多くの者が真の正義を「悪だ」と謳うから。
世界は何時も嘘に満ちていて、僕ら「弱者」は息を潜めるしか無い。
安住の地を求めて、彷徨うしか無い──!
【躊躇うこと無く、撃つだろう】
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>>538
【既に少女は、絶望の淵に立たされていた】
【目からは光が消え失せ、体は恐怖と絶望により小刻みに震えている】
【それもその筈だ、自らの切り札が容易く破られ、その理想すらも打ち砕かれた】
【そんな少女が、目の前の青年に抗うことなど出来るはずもなく】
ぐ、あっ…!
【次々と、少女の四肢に弾丸が打ち込まれていく】
【苦しそうに少女は短く悲鳴をあげ、苦痛と屈辱による涙を流し】
うっ…
【悲鳴を上げる気力すら無いのか、銃弾が命中しても力なく声を上げるのみで】
はぁっ…はぁっ…
もう…やめ、て…
【能力者と言えども、精神はまだ無垢な少女】
【こんな苦痛に耐えきれるはずもなく、涙ながらに懇願する】
【許してくれ、と】
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>>539
君が裁いた「悪」の内の幾らかが、今と同じ様に許しを請うただろう。
けれど君はその「悪」を許したのかい? 情けをかけて見逃したかい?
【弾が尽きた為、リロードを試みる】
【機械的で暖かみの欠片も無い音と共に弾倉を外せば、新たな弾薬を幾つか懐から取り出して】
【慣れた手付きでカートリッジに装填した後、重みの増したそれを銃に差し込んだ】
君が語った正義はそんなにも柔らかなものだったのか。
意外だな、それなら僕も泣いて謝れば良かったよ。
【銃身で己の肩を叩く青年の笑い顔は、吹き抜ける様に爽やかだ】
【絶対的な優位にあるこの状況で泣けと言われたら、恐らく困ってしまうだろう】
……まあ良い、もう一度君の正義を訊こうか。
──この街の名を変えてみる気は?
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>>540
つ…
【その言葉に、思わず少女は口を噤む】
【彼女が裁いてきた「悪」には、このように命乞いをした者は多数居た】
【しかし、少女は誰一人として許すことはなく、少女は正義に従って殺した】
【そんな事があったからこそ、少女は更に怯える】
【自らも、同じように殺されるのではないか――と】
くっ…!
【自分に力があったなら、と少女は嘆いた】
【しかし、この状況で嘆いても無駄】
【満身創痍の状態で、反撃できるはずがないと悟っているから】
―――…あり、ます
【そして少女は、青年の問いにそう答えた】
【消え入りそうな、か細い…恐怖に震えた声で】
【その姿は既に、「正義の味方」等ではなく……一人の、非力な少女だった】
【電脳胡蝶】 ――END
/申し訳ない、そろそろ眠気がやばいのでこの辺で…
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>>541
OK、それじゃあ君を迎え入れよう。
安住の地を求める僕ら「旅団」は、来る者拒まず去る者皆殺しが信条なんだ。組織としての基本だよね。
【一層爽やかに笑えば銃を懐に収め、少女の肩を掴んで持ち上げる】
【羽みたいに軽い彼女の体を持ち上げるのは楽だったが、血でスーツが汚れてしまう】
【今宵選んだスーツは数ある物の中でも一番のお気に入りの為、あまり喜ばしくなかったが】
【致方なしと考えた彼は、取り敢えず歩く事にした】
さて、と──この子の過去はどうするかなぁ、ついでだから関係者は全員消しておこうかな……。
まあ良いや、面倒臭い。その辺のクズを騙してやらせよう。
【「旅団」の本拠地へと。地獄の入口、タルタロスへと────】
【虚無虚像】……end
/乙でした、おやすみなさい。
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だれかいないかなーっと
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ここにいるぜぇ
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なにか使って欲しい試作能力的なものはあるかい?
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よこせください
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>>545
【未来予知】
この能力者は、数秒先の未来を予測することが出来る
具体的には、相手の撃った銃弾が何処に命中するか等を予測し
軽々と避けることが出来る能力。
しかし、この能力は「そうなることが決まっている未来」しか予測できず
相手がどう避けるか、次に何の行動を取るのかといったような「運」が左右する未来は予測不可能
つまり、銃や魔法系の能力には滅法強いが
生物を使う能力や、近距離系の能力者には弱い
身体能力 反射神経抜群
初期装備 手に収まるサイズの武器を一つだけ
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>>546
【確率変動】or【God Dice】
この能力者は、物事の「確率」を自在に変えることができる。
例えば、サイコロの出目が1になる確率が1%でもあるなら
その確率を変動させ、確実に1が出るような確率に変えることが出来る。
逆に、99%の確率で1が出る確率になっていても
100%でない限りは、確率を操作し1を出ないようにすることが可能
しかし、上記の通り100%起こることが決まっている運命と
絶対に起こるはずのない0%だけは確率を変動することが出来ない。
が、この能力には致命的な弱点があり
それは「確率を変動する際、大きな隙ができる事」
なのでこの能力を連発するのはかなり危険。
身体能力 そこそこ
初期装備 タロットカード
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>>547
/俺にはむっずかしい能力っすな…
/手に収まるサイズの武器って、爆竹とか画鋲とかってことかな…?
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>>549
/まぁ簡単に言ってしまえば数秒先の未来が見えて、敵の攻撃(主に飛び道具系)を避けれる能力よ
/銃とかナイフでもオッケーよ
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>>550
/いや、読める未来と読めない未来の区分が結構難しいな、って。ま、空気読みでやるけど
/手に収まるってそういうことか…なるほどね
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エラーウゼェ
-
よし、この能力を調整しよう
【射撃強化】
この能力者は、銃の弾丸に魔力を纏わせて
射撃の効果を大幅に上げることが出来る。
強化できるのは主に「威力」「貫通力」「有効射程」の3つ
そしてそれらを強化することにより、普通の拳銃でかなり遠くの敵も狙うことが可能
ちなみに、能力とは別にこの能力者はかなり視力が良い。
また、この能力者の狙撃の腕はかなりのモノで
例えるのならのび太と同じレベル。
身体能力 軍人
初期装備 好きな銃(爆発系を除く)一丁
-
【人の少ない公園内に、乾いた音が木霊した】
【その音と同時に、辺りに火薬による硝煙の香りが充満し】
【ふぅ、とため息をつくような声が聞こえた後】
んー、この銃あんまりよくねぇなぁ…
ま、支給品だし我慢すっかぁ
【呑気で陽気な、女性の声が聞こえてきた】
【その声の主は、先ほどの音の正体と思われる「銃」を所持しており】
【女性の視線の先には、何かで貫いたような穴が開いている木があり】
さーて
早く行かないと遅刻しちまうなー
【そう切り捨てるように言うと、女性は踵を返し】
【駅の方面へとつながっている出口へ歩き始めた】
-
にゃんにゃんにゃんッ!
御猫様に能力を授与していいじょっ!
ぱーへくとかっくいいィのを寄越すでおじゃるっ!
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よし、やろうか
【雷契約者】
あなたは雷の精霊と契約して、力を借りた人間である
武器に雷の属性を纏わせることができ、以下の3種類の雷魔術の他様々な雷魔法が使える
身体能力は高い方。
〔サンダー〕敵単体に小さな雷を落とす初級魔術。
威力は高くないが連発ができる
〔セレティアスソード〕自分の周囲半径15m以内に、雷によって形造られた巨大な剣を落とす中級魔術、
連発が効かないがその剣を手にとって戦える
〔ライトニング・ウォール〕雷の壁を自分の目の前に発生させる防御魔術
ただの雷ではなく、銃弾など雷を貫通する攻撃も跳ね返す
また、雷の精霊の使徒(魔物、魔獣の類でも良い)を一匹(人?)召喚できる
上記の魔術と、放電が使える。
>>55
偏見だがこれがかっこいいと思う
【騎士徒手】or【Knight of owner】
この能力者が手にしたものは、なんであれ「武器」と化す。
簡単に言ってしまえば鉄パイプでも小石でも、能力者が掴めば
鉄パイプは「鈍器」として硬く重くなり、小石なら「投擲武器」として軽く硬くなったり
その形状を生かした、相応の力を持つ「武器」となる。
しかし、武器へ変化させられるのは無機質のみで
人間や動物、植物などは掴んでも武器にはならない。
また、元々武器である銃やナイフ、剣などを掴んだ場合
特に変化は起きず、そのまま武器として使用することが可能。
身体能力はいろんな武器を使いこなせる程度
-
>>556
デビルカッケェェーッ!!
perfect気に入ったぞんっ!猫に相応しきチカラだぜぇっ!
よしきた存分に猫様ちゃんと遊んで良いぞ
-
ねこにゃんダンスねこにゃんダンス♪
【フリフリ尻尾を左右にふって、クルクル月夜を踊り明かす】
ねこにゃんダンスっ!
【ピコピコ耳を動かして、ユラユラ元気にダンスする】
ねーこーのいーちにーち、いそがし、すぎるぅーっ!
【月に照らされロシアンブルー、闇に溶け込む黒曜石】
とーら三毛猫、………???
ねこにゃんdance♪ねーこにゃんダンスっ!
【さあ今宵も、一夜の享楽を】
ねこにゃんダンスっ♪
【猫様と共に楽しもう】
-
【バリッ、と乾いた音が木霊した】
【電気を放電したような、短いが確かに鳴った音】
【そんな音の出処には――一人の少女が立っていた】
【その少女は肩にかかるほど長い金髪を持っており】
【静かに風が吹くたびに、その綺麗な髪が揺れる】
――♪
【それと同時に、高層ビルの屋上に歌が流れた】
【綺麗に澄んだ、清く穢れなき静かな声】
【恐らく、金髪の少女が歌っているのだろう】
―――♪
【いつまでも聞いていられそうなほどに、美しい歌だ】
-
>>559
ねーこ……る?
んーー……誰かいる系?はっきりくぅーーきりっ!
みーえーないっ!ですにぃ♪
【踊りを止めて上を見上げると、金の人影がうっすらと】
んーんーんー……あ、そうかそうか単純明快
登って見れば良いんじゃーん?
きゃー、猫様ちゃん冴えてるぅ♪
【ペロリと唇を舐めて腕捲り
人とは違う、黒檀と石膏の量腕が覗く
トントンと足踏み、煉瓦と鉛の足が鳴る】
よーーい……ドンッ!
【気合い一閃、強化された武器(両手両足)は唸りを上げ
猫はビルの側面をかけ上がる】
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>>560
―――…?
【空にポッカリと浮かんでいる月を見上げながら】
【静かに歌を続けていると――ビルの下から、何やら騒がしい音が】
…何…?
【その音を聞くやいなや、少女は眉をしかめ】
【「五月蠅い」と言わんばかりに、体に電流を走らせ】
【寄りかかっていた手すりから離れ】
邪魔しないで…
【ダウナー系、と呼ばれるであろう少女は呟くと】
【駆け上がってきた「猫」に向け、一筋の雷を放った】
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>>561
うぉっ、ぴんちチックな状況にも猫はめげないよっ!
猫ったらがんばり屋さんっ!後で飴ちゃん買ってあげようっ!
【迫り来る雷撃、猫は黒檀の腕をビルにめり込ませ、コンクリートの礫を掴みとる】
【牙をむき出し強化された礫を雷撃に投げ付けて威力を散らし
パリパリとした雷撃の破片を肌に感じながら、一気に屋上に躍り出る】
にゃっふいっ!ビリビリ中学生っ!
猫は電子レンジ禁止なんだぜぇ!
いきなり攻撃とは無礼講過ぎるぞなもしっ!
気に入らねぇからミンチにしてやるじぇぇっ♪
【ビシッとポーズを決めて、少女と対峙する
距離は二息で詰めれる程、二人の間を夜の風が騒ぐ】
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>>562
【テンションが高めな、アッパー系な猫とは違い】
【少女は「喧しい」と言いたげな表情で猫を睨み】
【スッ、と猫へ右手をかざし】
静かな夜だったのに…
貴女のせいで、台無し
【抑揚のない声に、静かな怒りを交えながら】
【ぶっきらぼうに言葉を呟いて】
「Shut Up」(黙れ)
【その右手から、敵意剥き出しの電流を放つ】
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>>563
命令してんじゃねぇっ!猫様に命令出来んのは猫様だけだっ!
「stand UP!」(立ち上がれっ!)
【若干馬鹿ながらそう返すと、少女に向かって一直線に駆け出す】
てめぇのその不景気な面が猫様のテンションだだ下げてンだよっ!
台無しは此方の台詞だっ、死に晒せっ!
【電流を石膏で受け止め、多少散らされた電流が猫の肌を焼く
ジリジリと焦がす電流を受けながら、黒檀を振り上げ、少女に向けて降り下ろす】
ギャハハハッ!
-
/すまない、ちょっと返信遅れる
-
/65871334 57426 887 1124
/(おっけ、待ってるよー)
-
ねむねむねむ……ひゅーー……
【欠伸を一つ、猫様は眠ってしまった】
/すまにゃー、眠気timeダズェ…
/絡みアリがぬーん♪
-
//暇潰しってさ、自分の作った能力でロールしてもいいの?
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いいっていってんだろ
-
分かった教えてくれてthx
【幽閉された小宇宙】コズミック・サテライト
この能力者は光の魔法陣を召喚する事が出来るそして魔法陣が貼られた場所の重力を操る能力を持っている
召喚出来る回数は1レスに4個が限界
相手の四方に魔法陣を貼る事により相手を文字通り『幽閉』する事が出来る
幽閉された相手は能力の威力を差し出す事で解放される
解放されて2レス間は攻撃の威力は無いも同然になる(ネタ能力には無効。精神系の能力には通用する)
また、魔法陣を貼った場所に今ある宇宙とは別の小宇宙を作り出す事が出来る
この小宇宙は短命で、周りにあるもの全てを吸い込み消失するだろう
もちろんそれはこの能力を使う貴方も例外ではない為最期の手段とも言える
吸引力はダイソン→カービィ→ブラックホールと上がっていく
小宇宙の中でも戦う事ができ、この能力者を倒せば元の世界に帰れるだろう
また、『幽閉』と『小宇宙』は同時に使用できない
-
えっと…なになに…
街に潜む能力者と戦ってみよう♪だと…?
【突然彼の元へ届いた手紙】
【それに従い男は能力者の集まる街に来たのだった】
どうせ暇だったんだ、ちゃんと報酬はあるんだろうな?!
【男は能力者を探しに街へ繰り出した!】
-
俺も仲間に入れてくれよ〜(マジキチスマイル)
【完全天使―重装型】
あなたは光魔法を使いこなす天使だ
だが、その光魔法は既に僅かな光を発すること程度にしか使えない
天使は銃器に魅入られてしまったのだ・・・
自分の周囲に火器、銃器を自由に召喚できる
自分の足に装着するミサイルポッドやキャノン砲も自由自在だ
ただし、重さは否定できないので重くなる
つまり、機動力は削がれてしまう
天使ならば勿論、空も飛べるはず
-
>>572
//おっけー!
-
さぁ誰かいないか!
【片翼天使】
この能力者は刀身が長い刀『正宗』を所持している
主な戦闘方法は刀と体術
剣閃という斬れ味を持った衝撃波を飛ばすことができる
まるで地面が縮んだかのように錯覚してしまう高速の走行法「縮地」を習得している
これにより相手との距離を一気に詰めることができるだろう
ただし「縮地」は直線移動しかできないため注意が必要である
身体能力は高い
初期装備『正宗』
-
いるから困る
【砂岩鳥栖】
この能力者は砂の妖怪である
体が砂で構成されており、どうとでも形を変える事ができる
ただし、当然砂であるので尖ったものや刃物は不得手
体の一部だけでなく、全部を成形して大蛇になったり砂山から足だけ出てる、なんて事も可能
砂なので火には抜群に強いが、大量の水、風には弱い
水分量が多ければパワーと風耐性が高くなり、少なければスピードと変形性能が高くなる
手足がぶった切られてもその部分が砂となるだけでダメージはない
ただし吹き飛ばされないうちに砂は回収しよう
弱点は心臓の位置にある石
これを破壊すると死亡する
パワーは上の中
あまり素早い機動をすると砂が崩れる
-
【とある国に黄金週間と呼ばれる時期がある】
【いろいろな祝日が重なり長い連休になってしまったというだけなのだが、それでも長い連休は嬉しい物だ】
【そしてそんな黄金週間は能力者にだって例外無くある】
【ここは『能力者の街』と呼ばれる都市の中の繁華街】
【連休ということもあり人がごった返しており、いつもより活気があるのが分かる】
ふふんふん♪
折角のお休みだし楽しまないとね!
【そんな繁華街を歩く一人の少女】
【格好は至って普通で黒いワンピースに麦わら帽子】
【なのだが、一つおかしいとすれば背中に背負っている日本刀】
【ゆうに少女の背丈以上の長さを誇るその日本刀が少女とミスマッチしているだろう】
【それが影響してか少女の周りは心なしか人が少ない気がする】
新しいお洋服も欲しいし
美味しいデザートも食べたいしぃ・・・お金ならあるしねぇ
【少女が肩から提げているポシェット】
【実はこれ、ポシェットに見えるが歴とした財布である】
【そんな異様な少女は休日を満喫すべく繁華街の中心へと歩いて行く】
-
>>576
【まあ世の中とかく難しい事に、華やかな場所は影が多い】
【ちょっとした隙間や物陰に、よく分からん輩がいるもんだ】
【こいつもそんなよく分からん一人】
【ズルリズルリと、何故かサンドバッグを引きずり引きずり、日陰を縫うように歩いて行く】
【黒づくめロングコート、お前はブラックジャックか】
【クッソ暑そうな格好の男が、突然足を止め、サンドバッグの鎖を伸ばす】
【グッと足を踏ん張れば、ジャリリと不思議な足音】
【なんたる怪力、振り回しもせず数十キロのサンドバッグをぶん投げた】
【投げた先には件の少女】
【少女が人間なら殺しかねない話だが】
-
>>577
【ぽかぽかとした陽気に誘われ眠気が襲ってくる】
【そんな日向の少女は繁華街を満喫しているらしく、手にはクレープなんぞを持っていたりする】
【というか少女何故こんな日本刀を持って歩いているのだろうか】
【答えは単純明快、能力者だから】
【それに少女にも属している組織があり、時には休みの日であっても襲われる事は珍しくない】
むむっ!?
何奴!?
【そう、例えば目の前からサンドバッグが飛んできたりとか】
【よくある話なのである】
むぅ・・・折角のおやすみなのに・・・
【クレープを投げ捨て背中の日本刀に手をかけ鞘に収まった状態のまま構える】
【そして目の前から飛んでくるサンドバッグをいなし躱す】
誰だよぉ!
私は今日おやすみなのにぃ!
【鎖の先には一人の男】
【犯人は奴で間違いないだろう】
何の目的か言ってもらおうかい!
あとクレープ弁償だからねっ!
-
>>578
能力者が昼日中からうろうろしているのが気に入りませんでした
無能力者が楽しそうにしてるのもあまり気分のいい物ではありませんが
【ノロノロ、というよりノシノシか、鎖を手放し、ゆっくり少女に歩み寄る】
【見るからに体格がいい、体重など下手すると少女の倍もあるかもしれない】
皆様がせっかくの休日を楽しんでいらっしゃるのに
そんな凶器を見せびらかして脅して回るのはよろしくないと、私は思いますよ
【極太の両腕を広げ、これから包み殺すぞと言わんばかり】
【見えない顔から情報はないが、口調はむしろ陽気な方で】
【例えるならイベント前座の漫才師】
【一体何者かというのはのちにわかる、多分】
-
>>579
【姿を表した男はとりあえず大きい】
【少女は見上げるような感じで相手を見ながら話を聞いている】
べ、別に能力者だからってそんなの関係ないもーん!
まぁ・・・ここ繁華街だしね
【とは言っても恐怖感を抱くわけではない】
【能力者の戦いで勝敗を決めるのは体格では無い、能力の使い方だ】
【と考えている少女である】
休日なんだから楽しまなきゃ・・・ね?
それに見せびらかしているつもりじゃないわよ、あんたみたいな奴が急に襲ってくるなんて事もあるからぁ?
それで・・・棒立ちしてると危ないよ
【年相応の微笑みを浮かべる少女】
【次の瞬間には刀を抜き、鞘を背中へと背負い両手で構える】
私はさっさと終わらせたいわ
-
>>580
ふむ、中々肝っ玉が座っていらっしゃる
逃げるなら逃がそうかと思っておりましたが
【予定が狂った、すこし足を止めて考える】
能力者というのは日陰者なのですよ
あまり表に出る物ではありません
【これで逃げないなら叩きのめすしかあるまい】
【少しだけ足を広げて】
予定では十分程で終わりますよ
【思い切り振りかぶって、右フック】
【さっきからだが完全に殺す気で来ている】
【その割に攻撃は大振りなのだが】
-
>>581
【肝っ玉が座っていると言われればそうかもしれない】
【彼女の場合、慣れてしまっているだけなのだが】
に、逃げるなんてダサいことしないわよ!
私はこう見えて【片翼天使】なんて呼ばれてるんだから!
【どう考えても天使というよりは小悪魔】
【長大な日本刀を構える少女はなんだか違和感がある】
日陰者?ははーん
あんたそういう考えだからそんな陰湿になるのよ?
別に能力者だろうと無能力者だろうと日陰者っていうのは大体そういうコンプレックス抱えてるのよね
【相手は臨戦態勢なのだろう】
【どうやらやるしか無いのだろう】
さぁて10分後に倒れてるのはどちらかしら?
【相手の初動を見れば少女も動く】
【相手の大振りな打撃を横に飛んでかわし、振り返る動作と同時に日本刀を振るう】
【完全なるスピードタイプである】
-
……あーあ、破れた
【お前が悪い】
【ザックリ切り裂かれた袖から流れ出す砂粒】
【サラサラと、いくらでも出てきそうな流れを見ながらつぶやく】
まあ陰湿なのは砂じゃなくて泥ですからね
もっと極端だと沼ですか
まあどれも貴女の脅威で私の味方である事は確かですが
【突然、男が崩れ落ちた】
【そしてその足元に広がって行く砂地】
【砂山が、さっきまで着ていたコートを置き去りに、スライムの如く這い回る】
天界で一日お日様浴びてる天使様なら余計殺さなくちゃなりませんね
我々悪魔のように一生暗い湿った地面を這い回る気持ちを分かっていただきましょう
【少女の周りを囲むように、グルグルと這い回る砂山】
【隙あらば後ろから横から、一撃を加えよと機を伺う】
-
>>582
/安価を忘れる気持ちも分かっていただきましょう
-
>>583
【刀の刀身が相手に触れた瞬間に少女は違和感に気付く】
【肉の感触ではない、肉よりも硬くそして流動的な何か】
あんたっ・・・厄介ね
【相手の切り口から漏れ出したそれ】
【見間違えることはない、砂だ】
ふぅん・・・あんた砂人間ってわけ
なるほどね・・・確かに脅威だわ
【少女に焦りの色が浮かぶのが見て取れるだろう】
【何せ相性が悪い】
【幾ら切った所で致命傷は与えられない、それにこちらは生身だ】
【相手が砂の山に成ったかと思えば既に周りを囲っている】
へぇ?面白いじゃない・・・
やれるもんならやってみなさいよ!
【一先ずはこの囲いから抜け出す必要があるだろう】
【少女が行った動作は至って簡単】
【ただ、前に走るだけ】
【だがその速度は尋常では無く、まるで地面が縮んだかのように一瞬のうちに数メートル先へと移動するだろう】
-
>>584
/二人しかいないし気にスンナー
-
>>585
【動いたっ!】
【さあ足を取れっ!】
【取れない】
【砂は汗をかかないが、かけるものならかいている】
【ここまで圧倒的なスピード差があると、向こうはいつでも逃げられるのにこちらは殺るか殺られるか】
【だからこそ足を取るべきだったのに】
お望みとあらばやって見せましょう
悪魔の技、地獄の電信棒
【もう少しいいネーミングはなかったのか】
【ザザザと砂が集まり、すぐに数mはあろうかという柱を形作る】
【それが少女めがけて一気に倒れこんでくるのだ】
【いやリーチギリギリだけど】
-
>>587
【地面を縮めるかのような高速走行法『縮地』】
【その圧倒的な速度は恐らくトップレベルだと少女は自負している】
【だがそれなりにリスクもある】
【それは、直線移動しか出来ないということだ】
あら?どうした?追いついてないよ?
私はこう見えてスピードタイプだからね
【止まった少女は再び日本刀を構え振り返る】
【そして後ろの光景に唖然とした】
ちょっ・・・どんだけ砂保有してんのよ!
え?うそっ・・・
【少女の何十倍はあるであろう砂の柱】
【その長さは逃げた先でも余裕で届くだろう】
【倒れてくる柱に向け日本刀を振るえば刀からは斬撃が放たれ柱を両断しようと試みるだろう】
【しかし、両断したところでその射程に対した変化は生まれなかった】
【そして轟音とともに少女は砂の柱に飲まれた】
-
>>588
【残念、切られてなかったらコンクリートで殴られたくらいの話だったのに】
【ただ砂を浴びせかけるだけの技になってしまった】
【少女を埋めた砂山の上に、少し遅れて黒光りする石が落下した】
【その石が潜ると、また砂山は動き出す】
そうですか、スピードタイプ……
なら脚をへし折ってみたらさぞかしお困りでしょう
【瞬時に少女の頭が顔を出し、埋まっているのは腰から下】
【砂風呂極楽とかそういう話では無い、中では少女の脚を折ろうと、膝関節の逆技を両足にかけているのだから】
天使様が無様に這い回る姿、私は見てみたいんですよ
【どこにあるのかわからない口から、嘲るような声を出す】
【そして、取り込んだ例の石を少女の脚に食い込ませたりしてみる】
【意味はない、痛いだけ】
-
>>589
【それでも大質量の砂が頭の上から落下してくればかなり痛い】
【そんな感じで頭に直撃、意識も朦朧としている少女】
【そのためか砂に潜った石は見ていなかったらしい】
ぐぬぅ・・・
首いたーい・・・
【朦朧としていた頭、しかし両足に異変】
【それは直様痛みへと変わる】
ぐぅっ・・・
【足を折ろうとしているのだろう】
【力を込めて抵抗しているがいつまで持つかは時間の問題だろう】
【そこに更に痛み、まるで硬い物で足をグリグリされているような】
ぐぬぬ・・・
【顔は苦痛に歪み汗も垂れている】
【そして半ベソである】
【負けず嫌いな少女は意地でも耐えるつもりだろうか】
こっの!
【刀を振りかざせば足をグリグリしている物体があるであろう位置に向かって突き刺そうとしている】
-
>>590
【キィン、とか何とか澄んだ音がした】
【多分外には砂のせいで聞こえない】
【とにかく男の急所中の急所に刃が食い込んだ】
【痛いの痛くないのってもう、半分程砂を置き去りにして飛び退く程度に痛かった】
やはり両足だけじゃダメでしたね……
全身圧殺しないと……
【とはいえ今の砂の量では無理】
【そこで役に立つのが例のサンドバッグ、あれの中身を補給すれば生き返る】
押し潰し、絞め殺す
地獄の万力刑、サンドワインダー
【サンドワインダーはそういう類の蛇ではない】
【ともかく、残った砂で大型の蛇へと姿を変える】
【もたげた鎌首は少女に舌を伸ばし、尻尾はそろそろとサンドバッグへ】
【このまま気づかれずに補給出来たらいいが】
-
>>591
【何かに当たった感触がした】
【かと思えば体を高速していた砂が退いて行き自由になる】
【飛び起き数本後ろに下がり刀を持ち直す】
べ、別に痛くなんて無いし?
なにその蛇、っていうかさっきの石ころみたいなの何?
あれ突ついたらあんたえらく驚いてたけど
【砂で出来た大型の蛇の動きを注視しながら先の石ころのような物を探す少女】
【見当たらない辺り砂の中に潜っているのか】
ふぅん・・・
じゃあその砂が全部崩れるぐらい切り刻めばいいのね・・・
やってやるわ!
【尻尾の動きには気付いていない】
【というか先の石ころを壊すのに必死らしい】
【刀を幾度も振るえば斬撃が蛇に向け放たれるだろう】
-
>>592
【シャーッと開いた下顎がまず崩れた】
【それを皮切りに、バサバサと全身くまなく切り刻まれる】
【大小とりまぜ十数個の山が道のど真ん中につくり上げられた】
【例の石も、幼稚園の砂山くらいしかなくなった山のうえに、ちょこんとかわいらしく乗っかっている】
【畜生こんなことならサンドバッグの紐は最初からほどいておけばよかった】
砂漠は滅びません、何度でも蘇ります
【しぶとい、さすが悪魔しぶとい】
【少しの砂でも四本脚を作り、剥き出しの石を核にサンドバッグに向かって走って行く】
【知らない人間がみたらまっくろくろすけだと思うだろう】
-
>>593
【やがて刀を地面に向ければ目的の物を見つけ嬉々とした表情になるだろう】
やっと見つけたわよ!
さぁ観念しなさい!
【ゆっくりと歩きながら黒い石ころへと近づいて行く少女】
【しかしもう少しというところで少しの砂を従え移動を開始】
【呆気に取られる少女】
別に何度でも蘇ればいいじゃない
そのたんびに私が打ちのめしてあげるから!
【少女が一本踏み出す】
【そして次に行われるのは高速の走行法】
【サンドバッグへと近づく砂の塊目掛けて走れば手を伸ばす】
【黒い石ころを掴もうとしているのに気付いているだろうか】
-
>>594
……お離しくださいお離しください
【砂団子と化した悪魔、掴まれるままに宙へ】
何度でも打ちのめされますから
まず蘇らせてください
あそこの袋の中にねじ込んでくれると嬉しいです
【悲惨な事に元悪魔であった砂は、ずんずん風ですり減って行く】
【ここまで追い詰められて反省も悪態も無く、生きることばっかり言ってるのは図太い話だが】
【本人もはや何もできないまな板の鯉】
-
>>595
【むぎゅっと掴んだそれは石ころの感触】
【少女はというと面白い玩具を手に入れた子供のように楽しそうだ】
えーここで離したら面白くないじゃん?
【喋る石ころにそう返しながらサンドバッグへと近づく】
【そして何か思い浮かんだような表情】
うぅーん・・・
じゃあ条件つきね
ひとーつ!あんたは私の部下になること!
ふたーつ!自分の事を日陰者とか言わないことー!
みーっつ!クレープ弁償して!
【サンドバッグの前に立ちながらそんなことを叫び出した】
【サンドバッグを切り裂き砂が露わになれば黒い石ころをその中に押し込んでみる】
-
>>596
貴女が何を言ってるのか理解がたいのですが
【ズボッと、サンドバッグの裂け目から腕だけが飛び出してきた】
貴女のように人の形をしてる人はいいでしょうが
まったくただの砂が日陰者でないわけないでしょう
知り合いにスライムも岩男もいますが皆私と同じく気持ち悪がられてきたんですから……
あと私お金無いです一銭も無いです
人の下につくのも嫌です
【腕に続いて頭も生えてきた】
【砂の表現力の限界、エジプトの石像のような瞳のない目とハゲ頭】
では私はこれで
またご縁があれば
【条件を一つも飲まずに蘇生だけして逃げようという、汚いなさすが悪魔汚い】
【ズリズリと上半身だけ出して、サンドバッグを引きずりつつ去ろうとする】
-
>>597
【サンドバッグから徐々に蘇生しようとしている砂人間】
【なんだか条件を拒否しようとしているような発言をしている】
・・・よし、もっかい黒い石ころ取り出すか
【再び刀を構え今にも去ろうとしている男へと】
人の形してようが中身はあんたと一緒よ
『能力者』って時点で同類でしょ?
大体ねぇ、日陰者日陰者うるさいっつぅの!
私は日向大好きだけどさーたまには日陰に行きたくなる事もあるわけ!
だからもうちぃっと自信持っていきなよぉ?
【それだけ言えば再び一歩踏み出し、気づけば男の目の前に立っているだろう】
【そして刀を向ける】
さぁ!どうする!
-
>>598
……へーへ、分かりましたよ
ギンギンギラギラ日向のお砂
タクラマカン砂漠の悪魔ですよ私は
部下でもトイレ掃除でも何でもやりますよ、死ぬよりマシです
【もう呆れたとでも言うかのように両手を挙げ、当然地面に倒れる】
しかし何故貴女はそう私を構うんです
思いっきり叩きつければ砕けるのに
【うねうねとまたサンドバッグの中へ潜り込む】
【当然叩きつけられないようにだ】
-
>>599
【やがて男が諦めたように見えた少女は勝ち誇った表情を浮かべる】
うん、それでいいのよ!
あんた素直じゃない、そっちのほうが私は好きよ?
【背中の鞘を取り納刀】
【そして元の通り背中に背負う】
ん?なんで構うかって・・・
お、面白いからに決まってるじゃない!
ほら、クレープ買いに行くよ!
【ふん、と背中を向けるとさっさと歩き出してしまった】
-
>>600
悪魔が素直とはね
悪魔が人に好かれるなんてね
笑うに笑えません
【サンドバッグに閉じこもって、自嘲気味に笑う】
【男が生まれてこのかた無かった方向の展開だ】
貴女のほうが数千倍面白いですよ……
【小さく呟いた、こういうことを聞かれると殺されかねない】
いやだから私一銭も無いですってば
クレープ買えませんよ
【何を諦めてもそこはどうにもならない】
【しかし部下である以上追わねばなるまい、サンドバッグから生えた二本の脚が少女を追う】
【知らない人間が見たら通りますよだ】
/本スレ立ったらしい
-
/みたいだけど、なんだかねぇ・・・
/とりあえず締めとく
>>601
素直なのはいいこと!
悪魔だろうと人間だろうと
っていうか私は天使だから、あんたは付き従いなさいよ!
【その理屈は何か違う気がする】
【というか少女は名前が天使というだけなのだが】
【そんなことは気にしていないらしい】
ん?なんか聞こえたよ?
気のせいかなー?
【どんどん歩いていた少女はふと振り返る】
【しかし後ろを見て少々面食らう】
いや、別にいいんだけど
せめて人型とか・・・いやそれでいい!そっちのほうが面白いからさ!
【足だけ人間(少女命名)を見ると可笑しそうに笑っている】
【やがてクレープ屋についた】
お金無い?
別にいいよ、部下に奢るのが上司ってもんでしょ?
あ、クレープ2つで
【既に注文している】
【何だかんだで楽しそうな少女であった】
-
誰かやりませんか
【廻空魔烏】or【Nemain】
烏の魔女。雷を生成・操作するものを中心に様々な魔術を修得しているが
数ある魔術の中でも特異なものが“自身の体を多量の烏にバラけさせる魔術”であり、その烏の声は人の心を酷く掻き乱す。
またその嘴は、形を持たない物や魂のみの存在でさえも啄めるのだと言う。
身体能力は然程高く無いけれど、傷の治りが他人よりも少し早い。
-
いいですとも!
【氷華閃舞】
幻の名刀”雪華”(ゆきばな)を所持している
抜刀すると冷気が刀から放出され振れば雪の結晶が舞う
その結晶は任意で爆発させる事ができ爆発に当たると衝撃とその部位が凍りつく
また刀から氷の竜を飛ばす事も可能
能力者自体は華の形状をした氷柱を召喚させ操る事ができ氷柱も爆発させられる
剣術の達人であり身の動きの速さも申し分ない
-
嗚呼、もう。
さっさと死んでくれないかな、時間の無駄なんだよね。
【痩せた体をスーツで覆った、軽薄な雰囲気の青年が腹立たしげに呟く】
【何かを踏み躙る様な動作を取っているが、果たして彼の足元に在るのは】
能力すら持たないゴミクズの癖にさぁ、偉そうに僕らを見下してんじゃねぇよ。
どうしようも無いくらいにイラつくんだよねー、そう言う態度取られると。
【壮年の男性である。青年と同じ様にスーツを着こなしているが、己の血で汚れてしまっていて】
【本来はシックな格好良さを魅せる筈だが、今となっては見る影もない】
【その不様を面白く感じたのか、骨を折る感触が心地良かったのかは定かで無いけれど】
【青年の口角は、醜く歪んでいた】
-
【蒼く白い、汚れのない着物を纏った女性が街中を歩いていた】
【凛とした表情に、後ろで束ねられた淡い水色の長髪】
【如何にも雅といったような姿の女性の腰には、一本の刀】
……血の匂い、か
【そして、街を吹き抜けた風を受け、女性は静かに呟く】
【そう、先ほどの風には「血」の香りが含まれていて】
いやはや、面倒な事になりそうだ
【フッ、と面倒そうに微笑んで】
【風の元、血の臭がする方向へと足を向けた】
-
>>606
【その先にはやはりと言うべきか、青年と男性が居る筈である】
【……尤も、青年に踏み躙られている男性は刻々と“男性だったもの”に変化し続けている為】
【女性が着く頃、その場所に佇むのは“青年一人”になっているのかも知れないのだけれど】
【そんなこと。こんな街では些事と呼ぶのも気が引けるだろう】
『私は醜く貧弱な豚です、二度と能力者様には逆らいません』……ハイ復唱。
【問題は、人を痛めつけると言う行為に悦楽を覚え始めていることなのだ】
-
>>607
そこの青年
こんな夜更けに人殺しとは―――
中々に面白い趣味をしておるな
【そんな青年を見かけた女性は、何処か飄々とした態度で話しかけた】
【目の前の「男性だったもの」を流し見ながら】
くっくっ
何、邪魔はせんよ
心行くまで、満足するまで続けるが良い
【やはり、何処か掴み所のない口調で】
【青年のその様子を、やや遠くから眺めている】
-
>>608
──“人殺し”?
馬鹿言わないでくれよ、僕は人間を殺した覚えなんて無い。
僕がこの足で踏み躙っているのは、単なるゴミクズだぜ。
【足に力を入れると、男性の首がいとも容易く折れてしまった】
【小気味良い音を立てつつ絶命した男性“だったもの”を見下せば】
……ふーん。
それじゃ、遠慮なく続けさせて貰うよ。燃えるゴミは焼却処分しなくちゃならないからね。
【少し離れた位置に留まった女性を一瞥した後、気障に指を鳴らす】
【途端に薄紫色の雷が男性の遺体を包み、焦がし、燃やし、喰らい尽くしていく】
【気付いていない事は無いと思うけれど……これで『青年は能力者である』と言う事を決定づけてしまった】
-
>>609
ほう、ゴミクズか
…して、そのゴミクズは何処にあるのだ?
よもや、その足元の男性が「ゴミクズ」だとは言うまいな
【全てを見透かすように、女性は青年を見据えて】
【ふむ、と一考した後に青年に言い】
…お主、能力者か
奇怪な能力を使うのだな
【その雷を見て、女性は物珍しそうに呟いて】
【スラリ、と帯刀していた刀を抜けば】
その能力を人殺しに使うとは、見逃しては置けぬ行為よ
お主、相応の覚悟は出来ているであろうな
【先ほどまでとは違う、「侍」の眼光で青年を睨みつけ】
【どこか怒りの篭った声で、静かに青年へ言い放つ】
-
>>610
そう言ったつもりだけど。齟齬があったみたいだから言い直そうか。
僕が踏んでいた男は人間じゃない、弱いくせに強者に縋り生き永らえているゴミクズだよ。
【これで誤解されずに済むよね、と付け加えた青年の微笑は酷く妖しい】
【けれど。その妖しさに艶やかさなぞは微塵も無く、あるのは腐臭に似た胡散臭さのみだった】
覚悟だって? ゴミ掃除をするのに覚悟が居るのかい?
こりゃあ面白い。ねぇ君、もしかして芸人さんかな。凄く笑えるよ、そのネタ。
【既に炭と化した遺体を蹴り、風に散らせば女性に目を向け】
【琥珀色の双眸で、酷く厭な視線を送り付ける】
【それは青年の余裕を表す行為だ。人の速度と雷の速度では、あまりにも差が開き過ぎている】
【その利点を知っているからこその余裕、微笑である】
-
>>611
くっくっく
他者を貶して満足するお主のほうがゴミクズに相応しいのではないか?
【馬鹿にするように、女性はくつくつと笑い】
【冷気を纏った剣を、音も立てずに構え】
人を殺すと言うことは
殺される覚悟があるということだ
無論、それが「ゴミクズ」で在ってもな
それも理解できぬお主が、「掃除」を語るとは笑止よ
【やはり変わらぬ声で、女性はそう言い返すと】
【剣をゆらりと揺らし、身体を前のめりに倒して――】
――雹
【暗示をかけるように呟くと、青年に向かって一直線に駆け】
【そのまま、青年の身体を斬り上げようと刀を振るう】
-
>>612
あの馬鹿共が僕ら能力者を貶していないとでも言うのかい?
君の言い分だと、“ヒト”と呼ばれる生物の大半がゴミクズになっちゃうぜ。
他者を貶して喜ぶと言う点では、僕も彼らも同じなんだから。
【人の悪口を口にしない聖人なんて、この星には存在しない】
【宣いつつ女の挙動──攻撃に移る為の予備動作だろう──を見て取れば、再度指を鳴らす為の準備をする】
人を殺してるつもりなんて無いんだから、そんな事言われても困るね。
【女性が駆けた途端、夜気を奔る“破裂音に似た何か”……青年が指を磨らして鳴らした音】
【それに伴って女を襲うのは紫電では無い。かと言えば、痩せた青年の拳でも無い。もっと言えば──青年の体自体が、無い】
【代わりに太刀筋を遮るのは一枚の羽である。どこまでも黒く深い、闇色の羽】
【それが数枚ひらと舞い散り、凡そ人並みとは言い難い剣速を嘲笑うのだ】
【ふと、背後を視れば。幾十もの烏が群れを成し、寄り添い合っては人の形を取ろうとする様を目にするだろう】
-
>>613
―――えっ?
【確かに今、女性の剣筋は青年を襲っていた】
【が、あるはずの手応えは無く、代わりにあるのは一枚の羽】
【そんな予想外の出来事に、女性は思わず素の声を出して驚愕し】
…ふむ
鴉、か…中々に奇妙よな
しかし、私の剣筋は燕ですら逃れ得ぬ
鴉如き、何羽でも断ち切って見せよう
【烏が集まっていく様子を見て、そんな言葉を呟き】
【再び、一秒もかけずに刀を構えなおして】
【一瞬の内に身体を傾かせ、先ほどと同じように青年に詰め寄って】
【今度は上から、青年を両断すべく斬りかかる】
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>>614
──■■■■!
【人の形を模そうとした烏共だけれど、変化し切る前の不完全な状態の所で袈裟斬りを受けてしまう】
【途端にバラけ、各々が違う方向に飛び立った──が、数羽ばかりが血を流しつつ地に墜ちていて】
【それらは断末魔か怒号か、女の鼓膜を突き破るかと勘違いする程の声量で鳴く】
【脳を灼きそうなくらいに煩いその鳴き声は、正しく人の脳髄を焦がす雷である】
【耳にすればする程に心を壊す魔声。女が一般人に近い思考を持っているなら、耳を塞ごうとする筈だ】
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>>615
鳥を斬るというのは、余り好みではないのだがな
まぁ仕方あるまい
【鳥を斬った手応えを感じ、女性は残骸見て呟き】
【そしてそのまま、刀を鞘へ仕舞おうとしたその瞬間】
っ!?
【その思いがけない悲鳴に、女性は一瞬怯み】
【手にしていた刀を手放し、直ぐに耳を塞ぐ】
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/すまねぇ…眠気が限界だ…
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>>616
■■、■■、■■■■■!
【尚も続く咆哮、それに耳を塞いだ女の上空から】
【二羽の烏が、互いを雷で結びつつ彼女に接近していく】
【線状の紫電が迸るエネルギーを以て彼女を焦がさんと、烏を供給点にして飛来しているのだ】
【目指すは首。当たって首が飛ぶことは無いだろうが、皮膚や肉ごと気道を焼かれてしまうだろう】
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>>617
/偉そうにしつつボコられる計画が……了解した、おやすみ
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だれかヤロウゼ・
【西行桜花】
この能力者は亡霊であり、霊を統べる者である。
常に自分の周りには霊魂が浮かんでおり、また常人では見えない霊を見る事が出来る
また光を操る能力者でもあり、光線や光球、蝶を象った弾幕で攻撃も可能
亡霊であるため「空を飛べる」が「壁をすり抜ける事」はできない。
あらゆる物理攻撃が相手に通じない代わりに、あらゆる攻撃でダメージを受けない。(能力の効果は通る)
ただし自身が「悪の心」「狂気」を持っていた場合、あらゆる攻撃で自分にダメージを受けるようになる……が、自分は死ぬ事は無くただ痛みだけが走る。
この能力者が現れると同時に、どのような環境であろうと一本の巨大な桜の樹が誕生する。
その桜の開花状況はロール最初のコンマ1桁の数字によって変わり、その数字により開花状況が変わる。
【例)コンマ1桁が8=八分咲き、コンマ一桁が6=六分咲き】
その桜の開花状況は、そのまま同時に操れる霊の数となる。
コンマ0の状態は【満開】の状態となり、霊を際限なく召還可能。
ただしこの桜はこの能力者と一心同体、傷つけばダメージを負い、木が散ればこの能力者も散る。
例外として、巫女やシスターと言った神職に関係する者からの攻撃は普通に受け、桜の木に関係なく消滅・封印される場合がある。
身体能力は亡霊であり、初期装備として扇子を二本所持
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