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ミセ*゚ー゚)リ平面世界の住人のようです
119
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 20:26:16 ID:y6I0m31w0
…
(')(`*)「はぁ!はぁ!ミセリのパンツ被りながらするランニングは最高だな!!はぁ!はぁ!いい匂いだ!!どこまでも走れるぜ!!」スンスン
(゚、゚トソン「あんた何してるのよ」
(')(`)「お!トソン、どうした?」スンスン
(゚、゚トソン「どうしたはこっちのセリフよ」
(')(`)「ミセリのパンツを被りながらジョギングをしてるだけだが?」スンスン
(゚、゚トソン「ふーん、なかなかいい趣味してるじゃない」
(')(`*)「おお!わかってくれるか!!」はぁはぁ
(')(`)「そんな君にはコレをやろう」スンスン
(゚、゚トソン?
120
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 20:27:04 ID:y6I0m31w0
…
(')(`*)「はぁ!はぁ!ミセリのパンツ被りながらするランニングは最高だな!!はぁ!はぁ!いい匂いだ!!どこまでも走れるぜ!!」スンスン
(゚、゚トソン「あんた何してるのよ」
(')(`)「お!トソン、どうした?」スンスン
(゚、゚トソン「どうしたはこっちのセリフよ」
(')(`)「ミセリのパンツを被りながらジョギングをしてるだけだが?」スンスン
(゚、゚トソン「ふーん、なかなかいい趣味してるじゃない」
(')(`*)「おお!わかってくれるか!!」はぁはぁ
(')(`)「そんな君にはコレをやろう」スンスン
(゚、゚トソン?
121
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 20:30:53 ID:y6I0m31w0
(')(`)つ\)(/スンスン
(*')(`)んーいい匂いだ
(*')(`)「ミセリのパンツ、しかも染み付きだ」はぁはぁ
(゚、゚トソン!!!
(゚、゚トソン「流石ね、幼馴染を産まれた時からやってるだけあるわ」
(')(`*)「そう言うな、照れる」はぁはぁ
\)(/⊂(゚、゚*トソン「じゃあ」スンスン
(゚、゚*トソン
なんて芳しい匂い…AAAクラスじゃない
く(゚)(゚*トソンすちゃ
(゚)(゚*トソン…スゥゥゥゥゥ、はぁ
(゚)(゚*トソン「最高ね」はぁはぁ
(*')(`)「だろ?」はぁはぁ
…
122
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 20:32:55 ID:y6I0m31w0
(゚、゚トソン「ドクオがミセリのパンツ被りながら走ってるところを見つけたのよ。しかも染み付きパンツまで持ってたわ」
ミセ*゚ー゚)リ…
('A`)「俺は何を考えながらそんなことしてるんだよ」
((ミセ#゚ー゚)リ))…
ミセ#゚ー゚)リ「変態!!」バシンッ
('A`(#))「待って、今の話のどこに信じる要素があったの?」
ミセ*゚ー゚)リ「全部、しかも容易に想像できた」
('A`(#))「俺のイメージって何?」
ミセ*゚ー゚)リ「それは…」
…
123
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 20:34:32 ID:y6I0m31w0
…
('A`)「ふぅ、今日も大収穫だ」
('A`)つ\)(/
(')(`)ゝ「よし、フィットするな。」
(')(`)「やっぱ排気ガスとかのことを考えるとマスクは欲しいよな」
(')(`)「えーっと、あとは」
(')(`)つ\)(/
(')(`)「あったあった、レース付きのパンツ」
(')(`)「ふう、俺の股間はレース付きのヤツじゃないと満足しないからなぁ」
(')(`)「…あとは料理用のパンツか」
(')(`)つ\)(/
(')(`)「お!あった!紐パン、しかも黒いな。」
(')(`)「こいつじゃないとロールキャベツに合わないんだよな」
(')(`)「あとは…」
(')(`)「ミセリのママのやつのも欲しいな」
(')(`)…
(*')(`)「フヒヒッ!この前見たAVを思い出しちまうぜ!!」
…
124
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 20:36:49 ID:y6I0m31w0
…
ミセ#゚ー゚)リ「私のパンツで料理とか作ってるんでしょ!?」
('A`)「作るわけねーだろ、布なんか食べれねーよ」
(゚、゚トソン(この前作ったとは言えない、しかも染み付きで)
ミセ#゚ー゚)リ「私のし、ゴニョゴニョパンツで作ったんでしょ!?一つ無くなってたもん!」
(#'A`)「作らねーってば!」
(゚、゚トソン(やっぱ布はいけないわね。まぁ完食したけど)
ミセ#゚ー゚)リ---------*---------('A`#)
ミセ#゚3゚)リ「なによ!しらばっくれちゃって!」
(#'A`)「おかしなこと言ってるって分からねーのか!?」
(゚、゚トソン(あー、パンツ被りたくなってきた。ミセリのパンツどうにかして手に入れたいなぁ〜)
ミセ#゚ー゚)リ「もう!出てって!ドクオがとったんでしょ!?私のパンツ!」
(#'A`)「なんでミセリのパンツを俺が盗むんだよ!」
ミセ#゚ー゚)リ「被ったんでしょ!?トソンちゃんが私のし、ゴニョゴニョパンツをドクオが被ってたって言ってじゃない!」
(#'A`)「んなこと嘘に決まってるだろ!な!トソン」
(゚、゚トソン「え?ごめん聞いてなかった」
ミセ#゚ー゚)リ「私のパンツ被ってたんだよね!?」
(#'A`)「お前の嘘だろ!さっさとミセリに説明しろ!」
125
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 20:38:43 ID:y6I0m31w0
(゚、゚トソン「え?え?パンツ?」
(゚、゚;トソン(やべぇ、パンツ欲しいって口に出てたかな)
(゚、゚トソン「そ、そのさ、冗談よ!冗談!ミセリの染みパンが欲しいなんて私は言ってないわ」
ミセ*゚ー゚)リ??
('A`)??
ミセ*゚ー゚)リ「どーゆーこと?」
('A`)「まったく意味が掴めないんだが」
(゚、゚トソン「え?」
ミセ*゚ー゚)リ「トソンちゃんが言ったんじゃない」
('A`)「パンツのことだよ」
(゚、゚トソン「だから、私が染みパン欲しいみたいに口ずさんでたことでしょ?ジョークよジョーク」
ミセ*゚ー゚)リ…
('A`)…
126
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 20:41:37 ID:y6I0m31w0
(゚、゚トソン???
ミセ*゚ー゚)リ「トソンちゃん私のパンツ盗んだ?」
(゚、゚トソン!!!
(゚、゚;トソン「そんなわけないでしょ!?ちょっと黄色くなった白レースなんて私知らないわ!」
ミセ*゚ー゚)リ…
('A`)…
ミセ*゚ー゚)リ「…ごめんね?ドクオ」
('A`)「いいよ、誤解解けたし」
(゚、゚;トソン(や、やばい!このままだと私が変態扱いされる!)
(゚、゚;トソン(下手したらミセリのブラを着けて興奮したり!)
(゚、゚;トソン(私の制服とミセリの制服を交換して興奮したりも!)
(゚、゚;トソン(全部バレる!?完全な計画の上に成り立ってたというのに!)
ミセ*゚ー゚)リ「トソン被告、これから余罪追求をします。よ〜ロレイッヒィィイですね?」
('A`)「さて、お前のことだからパンツ以外にもなんかやってるんだろ?吐けよ。楽になるぜ」
(゚、゚トソン…
(゚、゚トソン「じつはぁ…」
…
127
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 20:44:50 ID:y6I0m31w0
…
以下当時のトソンをお楽しみください
128
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 20:53:23 ID:y6I0m31w0
ミセ*゚ー゚)リ「トソンちゃんいらっしゃぁい」
(゚、゚トソン「お邪魔シマウマ」
(゚、゚トソン「わぁ!やっぱりミセリの部屋はミセリの部屋だね!」
ミセ*゚ー゚)リ「それほどでもぉ〜」
リハ*゚⊿゚)「トソンちゃん、いらっしゃい。普通の緑茶だけどどうぞ」
(゚、゚トソン「ありがとうございます!」
ミセ*゚ー゚)リ「そだ!下の部屋にトソンちゃんの絵があるんだ!持ってくるね!」
ミセ*゚ー゚)リ「お母さん!」
リハ*゚⊿゚)「はいはい、じゃあ手を繋ぎましょっか」
ガチャ
129
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 21:00:33 ID:y6I0m31w0
(゚、゚トソン…
(゚、゚トソン(気になる!タンスの中に拡がっているエデンが!)
(゚、゚トソン(でも覗いてるところを見られたらやばい!!)
(゚、゚トソン…
(゚、゚トソン「まぁ少しならOKっしょ」
ガララ
(゚、゚*トソンはぁはぁ
(゚、゚*トソン「あの子、以外に大胆な下着持ってるのね」
(゚)(゚*トソンすちゃ
(゚)(゚*トソン「んー、グレイト!!!」
(゚)(゚*トソン「この匂い!タンスと柔軟剤とミセリの仄かな匂いの融和!最高じゃない!」
あ!あったぁ!!
(゚)(゚*トソン!!!
(゚、゚*トソン「名残惜しいけど一旦外さないとね。家で楽しもっと」
…
130
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 21:01:52 ID:y6I0m31w0
…
-o-o-⊂(゚、゚トソン「あー、ついでにブラも持ってきちゃった」
(゚、゚トソン…
(゚、゚*トソンすちゃ
(゚、゚*トソンはぁはぁ
(゚、゚*トソン「ミセリと私ってバストサイズも近いのね!ブラの温もりを感じるわ!!」
(゚、゚*トソンはぁはぁ
…
131
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 21:03:18 ID:y6I0m31w0
…
ミセ*゚ー゚)リ「たっだいマンゴー」
リハ*゚⊿゚)「あら!お帰りなさい」
('A`)「お邪魔しまーす」
(゚、゚トソン「お邪魔んボー」
リハ*゚⊿゚)「いらっしゃい、ゆっくりしていってね」
ミセ*゚ー゚)リ「はぁ!快適!」バサ
(゚、゚トソン!!!
(゚、゚トソン(そういえばミセリと私って体の大きさも似てるよね…)
(゚、゚トソン…
(・、・トソン…
('A`)「じゃあ二階に行こうぜ」
ミセ*゚ー゚)リ「ほらほら右手は預けまっせ」
ミセ*゚ー゚)リ「トソンちゃん!左手はどうだい?」
(・、・トソン…
ミセ*゚ー゚)リ???
ミセ*゚ー゚)リ「トーソーンーチャーン!!!」
(゚、゚トソン!!!!
ミセ*゚ー゚)リ「手は?」
(゚、゚トソン「ご、ごめん、トイレ行っていいかな?」
132
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 21:06:31 ID:y6I0m31w0
ミセ*゚ー゚)リ「いいよぉ〜先二階上がってるね?」
(゚、゚トソン「うん」
リハ*゚⊿゚)「じゃあ私は台所にいるから何かあったら言ってね?あとミセリ、ちゃんと制服はかけておくのよ?」
ミセ*゚ー゚)リ「ふぁぁい後で〜」
リハ*゚⊿゚)「もう、天邪鬼な子ね」
(・、・トソンじー
ミセ*゚ー゚)リ「じゃあマイマウス!両手を出して!」
('A`)「俺はネズミかい」
ミセ*゚ー゚)リ「にゃぁぁぁお!」
(・、・トソン…
(・、・トソン二階行ったわね?
(・、・トソンささっ
…
ミセ*゚ー゚)リキュッキュッ
ガチャ
(゚、゚トソン「ごめん、ちょっと遅れちゃった」
('A`)「まぁ仕方ねーだろ。ウンコだろ?仕方ない仕方ない。」
(゚、゚トソンふん!
('A゚)ヒギッ!!
…
133
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 21:07:56 ID:y6I0m31w0
…
(゚、゚トソン「っていうかぁ?そんな感じっていうかぁ?」
ミセ*゚ー゚)リ…
('A`)…
('A`)「判決をどうぞ」
ミセ*゚ー゚)リ「有罪」
(゚、゚;トソン「そ、そんな!?どうかご慈悲を!!!」
ミセ*゚ー゚)リ「汝、犯さざるべき罪を犯したなり。有罪なのじゃ」
(゚、゚;トソン「ま、待ってください!!」
('A`)「此の期に及んでまだ抗うか、いい加減楽になれ」
(゚、゚;トソン「確かに私は貴女の染みパンツでチョコフォンデュをしたりしたけれど!」
ミセ*゚ー゚)リ…
(;'A`)…
(゚、゚;トソン「貴女に危害を加えようとかじゃないの!好奇心を抑えられなかったの!!貴女のパンツじゃなきゃダメなの!!!」
ミセ*゚ー゚)リ「うん、もはや異論の余地もなく有罪。これからは私の家に入れません」
(゚、゚;トソン「ま、まって!!」
('A`)「これにて閉幕閉幕」
ミセ*゚ー゚)リ「ボンキュッボン!」
134
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 21:11:06 ID:y6I0m31w0
ミセ*゚ー゚)リ!!!
(゚、゚;トソンそ、そんな…
(゚、゚;トソン嘘と言ってよ…
ミセ*゚ー゚)リ「ペン」
('A`)「ホイットニーヒューストン」
ミセ*゚ー゚)リキュッキュッ
ミセ*゚ー゚)リペタペタ
ミセ*゚ー゚)リカンカン!
(#'A`)ええい!控えおろう!
(゚、゚;トソンどうかご慈悲を!
…
135
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 21:12:12 ID:y6I0m31w0
…
ミセ*゚ー゚)リ「でけた!」
('A`)「どれどれ?」
(゚、゚;トソン「ち、違うの!私は!!」
('A`)「顔を赤くしながらパンツを被ってる絵か、トソンの変態性を余すことなく表現した絵だな」
ミセ*゚ー゚)リ「どうぞ、これからは私の代わりにこの絵で愉しんでください」
(゚、゚;トソン「そ、そんな!?」
…
136
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 21:13:20 ID:y6I0m31w0
…
人間には隠された自己がある。
それは緊急の時や誰もいない世界、はたまた夢の中で姿をあらわすだろう。
そう、私のパンツでチョコフォンデュをしたトソンのように。
ごめんね、冗談を抜きにして引いた。
137
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/11(金) 21:14:00 ID:y6I0m31w0
…
平面の裁決は貴女にだけ下される
138
:
名も無きAAのようです
:2016/11/11(金) 22:22:10 ID:oJXHH09k0
このやきう民みたいなトソン欲しい
139
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 12:13:37 ID:UxMjUrZk0
第11話
平面の呼声
140
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 12:14:48 ID:UxMjUrZk0
イ从゚ ー゚ノi、…
('A`)(おお、初めて銀髪の女の人見た。
)
(*'A`)(しかもかなり可愛い!!今日はいい誕生日だ。)
('A`)…
(*'A`)(エロゲーだったら生き別れの幼馴染パターンだよな!いや、ここは一目惚れパターンか)
イ从゚ ー゚ノi、「こんにちは、ドクオ君」
(*'A`)(お!?)
(*'A`)(え?マジか、これなんてエロげパターン???ココは忘れたフリをしてドックンサイテーパターンだよな、
よし!知らないフリをしよう。マジで見覚えないけど)
141
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 12:15:29 ID:UxMjUrZk0
('A`)「えっ、と、どこかで会ったことあるかな?」
イ从゚ ー゚ノi、…
イ从゚ ー゚ノi、「ふふふ、そうか。そうだよな。」
('A`)???
(;'A`)(いきなり納得したぞ。意味がわからん)
('A`)「ええと、ゴメン。どういうこと?」
イ从゚ ー゚ノi、「君は全て忘れているから分からないんだよ。たったそれだけさ」
('A`)???
(;'A`)(ホントにどゆこと?)
イ从゚ ー゚ノi、「ああ!そうだ、自己紹介をしておこう。愛しの君に名前を知ってもらっていないというのもアレだからね」
('A`)??
(;'A`)(もしかして、危ない人に絡まれてる?でも名前知ってたよな?)
142
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 12:16:26 ID:UxMjUrZk0
イ从゚ ー゚ノi、「私の名前は魄、魂魄の魄だね。でも今は白い方の白で呼ばれているのかな」
(;'A`)「へ、へぇ〜」(聞いた方が良いかな、どこで会ったかって)
イ从゚ ー゚ノi、「どうした?」
(;'A`)「なんでもないよ!」(かといって聞くのもなぁ、なんか言われるとめんどいし)
イ从゚ ー゚ノi、「でも懐かしいね、相変わらずだ」
(;'A`)???
(;'A`)(この人やっぱり昔の知り合いなのか?俺が忘れてるだけか?)
イ从゚ ー゚ノi、「残念だったね、お父さん。過労死してしまうなんて」
('A`)!!
('A`)「父の、知り合いなんですか?」
イ从゚ ー゚ノi、「いいや、君の知り合いだよ」
イ从゚ ー゚ノi、「くくく、まぁあんなコトが有れば人間じゃ耐えられないか」
('A`)??
('A`)「すみません、今なんて?」
イ从゚ ー゚ノi、「なんでもないよ、ミセリちゃんには知らせてないのかい?」
('A`)…
('A`)(ミセリのことも知ってるとなると昔に遊んでくれた人なのかな?)
143
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 12:17:33 ID:UxMjUrZk0
('A`)「一応、仕事が忙しくて海外に行ってるって伝えてます」
イ从゚ ー゚ノi、「へぇ、残酷な事実は教えてあげないのかい?」
('A`)…
('A`)「ミセリに、心配かけたくないんで」
イ从゚ ー゚ノi、「へぇ」
('A`)「だから、父のことは内密にしてもらえますか?」
イ从゚ ー゚ノi、「別に話そうなんてことはしないよ」
イ从゚ ー゚ノi、「…変わらないねえ、君たちを見てるとあの時のコトを思い出すよ」
('A`)「あの時って?」
イ从゚ ー゚ノi、「楽しかったなぁ…
君は命を差し出そうとして彼女は眼を差し出した」
('A`)「は??」
イ从゚ ー゚ノi、「じゃあね、私はこの街にいるから。
何かあったら私の名前を呼びなさい、
今回は何も取らずに助けてあげるよ」
イ从゚ ー゚ノi、「じゃあね」
('A`)「え?あ、はい」
('A`)…
('A`)「なんだったんだ?」
('A`)…
('A`)「ミセリの家に行かなきゃ、確かミセリはミルフィーユでよかったんだよな?」
…
144
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 12:18:25 ID:UxMjUrZk0
…
ミセ*゚ー゚)リ「いらっしゃぁい」
('A`)「へいへい」
ミセ*゚ー゚)リ「さぁパーティしよっか」
('A`)「2人だけで?」
ミセ*゚ー゚)リ「う(゚、゚トソン「こんにちくわ!」ガチャ
ミセ*゚ー゚)リ…
('A`)「なんだ、トソンも居るのか。ミセリから許してもらったの?」
(゚、゚トソン「何言ってんのよ!あれ冗談でしょ、ね?ミセリ」
ミセ*゚ー゚)リ「すみません、この家ではパンツのチョコフォンデュは出してないのでお引き取り願えますか?」
(゚、゚トソン「ちょ、そんなのいいよ!ミセリと一緒ならなんでも食べるわよ!」
ミセ*゚ー゚)リ「家に帰って食事してください」
(゚、゚トソン「もう、ミセリったら!ツンデレなのね?ツンの立場がないじゃない!」
145
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 12:19:10 ID:UxMjUrZk0
( ^ω^)「まったく、その通りだお」
(゚、゚トソン「は?」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオの誕生日パーティでしょ?私も混ぜてよ」
ミセ*゚ー゚)リ…
(; ゚∀゚)「はぁ!はぁ!ここがパーティ会場か!?」
('A`)「え?こんなに呼んだの?というかジョルジュに至ってはタキシードじゃねーか。何しに来たんだよ」
(; ゚∀゚)はぁはぁ、
( ゚∀゚)「誕生日なんだって?」
('A`)「そうだけど」
( ゚∀゚)「ふぅ、この俺に言わないなんて野暮だぜ」
('A`)「なんじゃそりゃ」
川; ゚ -゚)「内藤、津出、人を置いてくとはどういう了見だ」はぁ、はぁ
146
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 12:20:09 ID:UxMjUrZk0
ξ゚⊿゚)ξ「あ、来たの?」
( ^ω^)「別に帰ってても良かったんだお」
川# ゚ -゚)「ドクオを見かけたと思ったら急に走り出して!私を置いてったことについては何も無しか!」
ξ゚⊿゚)ξ「えぇー?クールはクールなんでしょ?一匹オオカミにわざわざいう必要あるかなって」
川 ゚ -゚)「ま、まぁ確かにクールだが、それにしたってなぁ」
( ^ω^)「クールはクールだからわざわざ言葉をもらうよりクールに去る方が良いんだお、クールだけに」
川 ゚ -゚)「クールクール言い過ぎだろ、何言ってるのか分からん」
ミセ*゚ー゚)リ…
('A`)「人多いな、」
('A`)…
('A`)「ミセリ?」
ミセ*゚ー゚)リ「ん?なに?」
('A`)「いや、何か考えてるのかなって」
ミセ*゚ー゚)リ…
ミセ*゚ー゚)リ「なんでもないよ」
('A`)「そう?」
ミセ*゚ー゚)リ「うん」
…
147
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 12:21:12 ID:UxMjUrZk0
…
リハ*゚⊿゚)「ドクちゃんもお友達増えたのね、嬉しいわ。毎年いつもの4人しか居ないんだもの。今日はご馳走いっぱいあるから食べていってね」
( ゚∀゚)「お友達なんてそんな…心の友と書いて心友と呼んでください」
( ^ω^)「心友どころかストーキングしてるお」
ξ゚⊿゚)ξ「ストーカー(自称心友)の方が良いわね」
(; ゚∀゚)「そ、そんなことしてないし!」
(゚、゚トソン(ミセリが飲んだコップミセリが飲んだコップミセリが飲んだコップミセリが飲んだコップミセリが飲んだコップミセリが飲んだコップミセリが飲んだコップ…)
(・、・トソン…
('A`)「ほら、ミルフィーユ」
ミセ*゚〜゚)リ「んー、おいひぃ」もぐもぐ
('∀`)「食べながら喋るなよ」
川 ゚ -゚)「ミセリは甘いものが好きなんだな」
ミセ*゚ー゚)リ「デイダラちゃんは好きじゃないの?」
川 ゚ -゚)「デイダラじゃねーよ。
まぁそれなりに」
ミセ*゚ー゚)リ…
ミセ*゚ー゚)リプニ
川 ゚ -゚)!!?
川; ゚ -゚)「な、なにをするだぁぁ!!」
148
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 12:22:34 ID:UxMjUrZk0
( ^ω^)「焦りすぎだお」
ξ゚⊿゚)ξ「アレね、人と関わらなすぎて距離感が掴めないのよ。そっとして置いてあげなさい」
( ^ω^)「それもそうだおね」
川# ゚ -゚)「お前ら失礼すぎるぞ。乙女がお腹を摘まれたっていうのにその反応」
('A`)「いいじゃねーか、クールの姉御。
クールの姉御は太っても姉御ですぜ、むしろ貫禄も増しますって。
これからはクール・ボッチじゃなくて
クール・ピッグですよ」
川# ゚ -゚)ふんぬっ!
('A゚)ピギィ!!
川# ゚ -゚)「デリカシーの欠片もないようだな」
( ^ω^)「そうだお、今のはドクオが悪いお。
そこはクール・ファット・ボッチみたいな言い方しないとダメだお」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね、そっちだと科学者っぽいし怒らないっしょ。
もうちょっとひねってC-Fat・Botti(しーふぁっとぼってぃ)の方が良いんじゃない?」
川# ゚ -゚)「科学者っぽいから怒らないってなんだよ。むしろボッチとファットっていう無関係な単語が入ってる分さらに怒り心頭だよ。」
ξ゚⊿゚)ξ「そう?C-Fat・Bottiいいじゃない。改名しなさいよ」
川# ゚ -゚)「と言うかお前のは私の名前がほとんど無くなってるじゃないか。なんでファットとボッチの方に重点が置かれてるんだよ。おかしいだろ。」
149
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 12:23:38 ID:UxMjUrZk0
ミセ*゚ー゚)リ…
ミセ*゚ー゚)リプニプニ
川* ゚ -゚)ひゃぁ!
川* ゚ -゚)「や、やめろ!くすぐったい!」
∪(゚、゚トソンずずず
(゚、゚*トソンはぁ、はぁ
ミセ*゚ー゚)リ「…ふむふむ、体重■■kgといったところですか」ボソ
川; ゚ -゚)!!?
ミセ*◉∀◉)リ「くくく、その反応、コレはいいネタ掴んじゃいましたねぇ」
川; ゚ -゚)!!???
ミセ*゚ー゚)リ「うーん、ジュース飲みたいな」チラッ
('A`)「ん?ジンジャエール?」
ミセ*゚ー゚)リ「ドクオは取りに行かなくていいよ」チラッ
川 ゚ -゚)「よし!ジンジャエールだな?私が取りに行こう」
ミセ*゚ー゚)リ「ありがと!!」
ミセ*゚∀゚)リニヤ
…
150
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 18:45:54 ID:UxMjUrZk0
…
川 ゚ -゚)「どうですか?」モミモミ
ミセ*゚ー゚)リ「苦しゅうないぞ」
川 ゚ -゚)「ではこのままお揉みいたしますね」
ミセ*゚ー゚)リ「うむ」
ξ゚⊿゚)ξ「あら、クールったらミセリに仕えてんの??」
川 ゚ -゚)「何を言ってるんだ!!無理を言って召使いをさせてもらってるんだぞ!!!」
ミセ*゚ー゚)リ「そうだよ!」
ミセ*゚∀゚)リニヤリ
151
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 18:48:00 ID:UxMjUrZk0
('A`)「ほれ、ミセリ。ミルフィーユ」
ミセ*゚ー゚)リん、
ミセ*゚〜゚)リもぐもぐ
( ゚∀゚)「はい、アーン♡」
('A`)「え?それは俺にやってんの?」
( ゚∀゚)「そうだけど」
('A`)「じゃあ」
('〜`)
( ゚∀゚)「フヒヒッ!コレは彼氏しかできない行為っしょ!!」
152
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 18:50:26 ID:UxMjUrZk0
( ^ω^)「ナチュラルにキモいお」
ξ゚⊿゚)ξ「ストーカーにそんなこと言っちゃダメよ」
( ^ω^)「それもそうだったお」
(゚、゚トソン「そうね、まったく。ストーカーなんて低俗なことしちゃダメよ」
ξ゚⊿゚)ξ「リアルストーカーがそれ言う?」
(゚、゚;トソン「す、ストーカーなんてしてないし!何言っちゃってんのよ!?」
(゚、゚;トソン「保護者的な行為よ!断じてストーカーではないわ!」
( ^ω^)「言い訳乙」
ξ゚⊿゚)ξ「白々しいわね。白状しなさいよ、どうせミセリのパンツでチョコフォンデュとかしたんでしょ?」
(゚、゚トソン!!?
(゚、゚;トソン(なぜバレてる!?)
ξ゚⊿゚)ξ「この前チョコフォンデュができるお店の前で言ってたでしょ?『あー、パンツじゃなくてミセリをチョコフォンデュしたいな』って」
153
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 18:57:48 ID:UxMjUrZk0
ミセ*゚ー゚)リ…
(゚、゚;トソン「そ、それは!!!」
('A`)「危害を加える気満々じゃねーか」
川 ゚ -゚)「是非してもらいたいものだな」
ミセ*゚ー゚)リ「ん?何か聞こえたよオールザファイブクーちゃん」
川 ゚ -゚)!!!!
川# ゚ -゚)「トソン!お前なぁ!!!」
(゚、゚;トソン「え!?なになに?私、あんたになんかした!?」
ミセ*゚ー゚)リ!!!
ミセ*゚ー゚)リ「ペンペン!」
('A`)つ\
('A`)「ほいほい」
ミセ*゚ー゚)リキュッキュッ
ミセ*゚ー゚)リペタペタ
ミセ*゚ー゚)リクーちゃんのウェイトはフィフティーファイブ!!!
川; ゚ -゚)やめろぉぉぉぉぉ!!!
…
154
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 19:03:59 ID:UxMjUrZk0
…
川゚々゚)ふひっ、ふひっ
ξ゚⊿゚)ξφ「メモメモっと」
( ^ω^)「クールって確か170前半だから別に普通じゃないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「女の子はどんな体重でも気にするのよ」
( ゚∀゚)「ほーん」
('A`)「クールの姉御、安心してください。55だろうが555だろうがおんなじですよ」
川 ゚々゚)「クルウはクールじゃないんだよ!!」
('A`)「え?」
川 ゚々゚)「クルウなんだよ!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「これからは55クルウに改名ね」
( ^ω^)「えげつないお」
('A`)「というかこの横にある数字何?」
(゚、゚トソン「…」
(゚、゚トソン(私の横にあるの私の体重なんですけど)
ξ゚⊿゚)ξ!!!?
ξ;゚⊿゚)ξ「ほ、ほんと何かしらね!!」
ミセ*◉∀◉)リ「どくおー」
('A`)「なに?」
ミセ*◉∀◉)リ「いいこと教えてξ#゚⊿゚)ξ
「オラァッ!!!」
ミセ*゚A゚)リぐふぅ!!
ミセ*○∀○)リはひっ、はひっ
ξ゚⊿゚)ξ「ご、ごめん!ミセリ!!手が滑っちゃって!!」
(;'A`)「だ、大丈夫か!?ミセリ!!」
155
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 19:07:35 ID:UxMjUrZk0
…
個々人の持つ秘密とは花そのものだ。
多くの人間という名の虫が寄り付いてくる、
人によってはそれが致命的になり枯れる人間もいる。
秘密は花の園、不幸が蜜の味のように。
156
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/12(土) 19:08:48 ID:UxMjUrZk0
…
平面の呼声を貴方にだけ伝えてみたい
157
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 16:59:06 ID:84Cl4CXc0
第12話
平面の感動
158
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 17:24:12 ID:84Cl4CXc0
(‘_L’)そう!貴方はダイオードさんの子供だったんだ!!!
ハハ ;ロ -ロ)ハ…
/ ゚、。; /ほ、本当なの…ハロー
ハハ ロ -ロ)ハ…
ハハ -)ハそうよ…!!
ハハ ;-;)ハ悔しかったの!!!父さんを殺されて!!家族をバラバラにされて!!!
/ ゚、。 /…は、ハロー、いえ、愛礼…
ハハ ;-;)ハう、うう、
159
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 17:25:34 ID:84Cl4CXc0
ミセ*゚〜゚)リボリボリ
リハ*゚⊿゚)ウルウル
('A`)ドキドキ
160
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 17:30:20 ID:84Cl4CXc0
(‘_L’)そうですね?ハローさん。いえ、愛礼さん
(‘_L’)シャキンさん殺しは貴女の仕業だ
ハハ -)ハ…ええ、そうですよ
/ ゚、。 /そ、そんな!!!
/ ゚、。 /愛礼はそんなことはしないわ!!きっと何かの間違いよ!!この子が!!
/;、; /この子が人殺しなんてだいそれた事出来るわけないじゃない…
ハハ ロ -ロ)ハ…
ハハ -)ハかあさん、ゴメンなさい。どうしても
ハハ ;-;)ハどうしても許せなかった!!父さんを殺されて!!ビコーズ兄さんも自殺して!!
ハハ ;-;)ハあいつがのうのうと生きてるのが許せなかった…ゴメンなさい
ハハ ; A;)ハゴメンなさい!!かあさん…私…わだじっ!!!!!
161
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 17:47:39 ID:84Cl4CXc0
リハ*;⊿;)ぶわっ
(;'A`)ハラハラ
ミセ*゚〜゚)リボリボリ
162
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 17:57:37 ID:84Cl4CXc0
…
リハ*;⊿;)ぐすん
リハ*;⊿;)「やっぱり『–探偵フィレンクト–慈愛の罪』は名作ね!」
(*'A`)「すげーっすね!これ!!」
(*'A`)「ハローの仕掛けたトリックは、時間差によって本来は完全犯罪になってたはずなのに!!!
」
(*'A`)「運命の悪戯か母親のダイオードさんによって不完全なトリックになったところとか!あんなとこまで繋がってるなんて!!」
リハ*;⊿;)「ほんとね!やっぱり何回見ても飽きないわ!」
ミセ*゚ー゚)リ「えー、そうかな?」
リハ*;⊿;)
('A`)
リハ*゚⊿゚)「ちょっとミセリ」
('A`)「ほんとに見てた?」
163
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 18:16:53 ID:84Cl4CXc0
ミセ*゚ー゚)リ「見てたけどさぁ〜やっぱり運的な事、多すぎじゃん?」
ミセ*゚ー゚)リ「しかも現実的に考えて探偵なんて捜査現場に入れないっしょ。そもそも被疑者だし」
リハ*゚⊿゚)
('A`)
リハ*゚⊿゚)「何言ってるのよ!」
('A`)「そうだぞ!」
ミセ*゚ー゚)リ「2人ともちゃんと現実見ようよぉ〜」
リハ#゚⊿゚)「もう!探偵フィレンクトが傑作だってことは周知の事実なのよ!!?」
(#'A`)「ミセリ!!とりあえずもう一回見るぞ!!」
ミセ;゚ー゚)リえ、えぇ!!?
…
164
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 18:43:56 ID:84Cl4CXc0
…
(‘_L’)「ふぅ、まさかこんな時まで事件に巻き込まれるとはね」
(´・∀・`)「貴方は!!!」
( ・´ー・`)「フィレンクトさんか!!」
(‘_L’)「ええ、そうですよ」
爪#゚ー゚) 「まったく、だからフィレンクトさんに付いてくのやだったんですよ!!」
(‘_L’)「まぁまぁ、そうおっしゃらないで」
(‘_L’)「今回の容疑者は私、じぃを含めた…」
(‘_L’)
爪゚ー゚)
(,,゚-゚)
〈::゚-゚〉
(;;・∀・;;)
ミ*゚∀゚彡
( ^^ω)
(‘_L’)「の7人ですか」
( ・´ー・`)「いやいや、フィレンクトさん達は除外しても問題ないでしょう」
(´・∀・`)「そうですよ!」
165
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 18:47:10 ID:84Cl4CXc0
(‘_L’)「どのような可能性も考慮する。」
(‘_L’)「基本ですよ。警部」
( ・´ー・`)「まぁフィレンクトさんがそうおっしゃるなら…」
(´・∀・`)「仕方ないですね、でも捜査協力はしてくれるんですよね?」
(‘_L’)「ええ、もちろんですよ」
爪#゚ー゚) 「さっさと終わらせて観光しますよ!!」
(‘_L’)「わかってますよ。爺ヶ岳さん」
爪゚ー゚) 「それと私は犯人じゃありませんからね!!」
(‘_L’)「一緒に居たんだからわかってますよ」
166
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 18:47:56 ID:84Cl4CXc0
…
ミセ*゚〜゚)リボリボリ
(;'A`)ドキドキ
リハ*゚⊿゚)ドキドキ
167
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 18:56:22 ID:84Cl4CXc0
…
(‘_L’)「被害者は…」
(´。ω゚`)
(‘_L’)「書房沼峰(しょぼうぬまみね)、45歳」
( ・´ー・`)「ええ、この方ですね」
(´・∀・`)「しかし相当恨まれていたようですね。ナイフで腹を刺された後に目を繰り出されている」
(‘_L’)…
(‘_L’)「それで事件時にアリバイが有ったのは?」
( ・´ー・`)「それが…」
(´・∀・`)「誰もアリバイが無いのです」
(‘_L’)…
(‘_L’)「つまりは」
( ・´ー・`)「誰にでも可能だった…」
(´・∀・`)「ただフィレンクトさん達に関しては監視カメラと実際の目撃証言が多数ありますので問題ないかと」
(‘_L’)…
(‘_L’)「死亡推定時刻は?」
( ・´ー・`)「午後2時といったところですか」
(´・∀・`)「うーむ、これはまた面倒な事件ですね」
168
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 19:04:56 ID:84Cl4CXc0
…
ミセ*゚O゚)リふぁぁ
(*'A`)ドキドキ
リハ*゚⊿゚)ドキドキ
…
169
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 19:19:05 ID:84Cl4CXc0
…
(‘_L’)「で、被疑者達の書房さんとの関わりは?」
(´・∀・`)「それが…」
( ・´ー・`)「どうやら全員関わりがあるようで…」
(‘_L’)「どういうことですか?」
( ・´ー・`)「まず逆者さんからですね」
( ・´ー・`)「逆者さんはかつて書房さんの強引な地上げによって家を追い出されたそうです」
(‘_L’)…
( ・´ー・`)「次に石井さんなんですが、石井さんは書房さんにお金を借りていたらしく不当な金利に悩んでいたそうです」
(‘_L’)…
( ・´ー・`)「B-Maraさんはアメリカの方で書房さんの会社に勤めているらしいんですが、社内でのパワハラが酷かったそうです」
(‘_L’)…
( ・´ー・`)「風椎さんはどうやら娘さんのようですね、ただ隠し子だそうですが…」
(‘_L’)…
( ・´ー・`)「で、最後の長谷川さんは同僚だそうです。なんでも久々に旅行をすることになって一緒に来たとか」
(‘_L’)…
(‘_L’)「ふむ、風椎さんと長谷川さんの動機は不明ですか」
170
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 19:21:42 ID:84Cl4CXc0
( ・´ー・`)「ええ、ですが…」
(´・∀・`)「正直な話あの2人にも動機は有るかと」
(‘_L’)「つまり?」
(´・∀・`)「調べていくと書房さんのお父さんがこの前死亡してたんですよね」
( ・´ー・`)「シャキンさんだそうです」
(‘_L’)…
(‘_L’)「ふぅ、世間は狭いものですね」
( ・´ー・`)「で!書房さんにはどうやら隠し子である彼女しか子供もいないそうで」
(‘_L’)「つまりは遺産ですか」
(´・∀・`)「しかも不思議なことに書房さんの奥さんも先月なくなってるんです!」
(‘_L’)…
(‘_L’)「で、長谷川さんの方は?」
( ・´ー・`)「こっちに関してはいまさっき聞いちゃったんですよね」
( ・´ー・`)「ようやくあのクソ野郎が死んだとかなんとか」
(‘_L’)…
(‘_L’)「つまりは全員動機有りですか」
(´・∀・`)「そういうことになりますね」
…
171
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 19:22:56 ID:84Cl4CXc0
…
ミセ*-一-)リ〜zZ
(*'A`)ドキドキ
リハ*゚⊿゚)ドキドキ
…
172
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 19:35:25 ID:84Cl4CXc0
…
(‘_L’)「つまりは…」
ミ*゚∀゚彡「父は死んで当然の人間です」
…
〈::゚-゚〉「ふん、あの男は悪魔だ。虫のいい言葉の裏にはどす黒い悪がある」
(‘_L’)「ほう?詳しくお願いできますか」
…
(;;・∀・;;) 「わったーしはいつも殴られそうになたのです!!!
ロッカーを目の前でブレイク!怖かったです!!!」
(‘_L’)「そうですか」
…
( ^^ω)「ん?あいつがなぜ嫌いなのかって?決まってるだろ!あいつはうちの女房に手を出してたんだ!!!」
( ;;ω)「それでうちの女房は自殺して…それをこの前初めて知って!!!」
( ;;ω)うう、
(‘_L’)「そういうことですか…」
…
(,,゚-゚) …
(‘_L’)…
(‘_L’)「只者ではないようですね」
(,,゚-゚) …かちゃ
(‘_L’)「納めなさい。いま不要な争いをしても意味がないでしょう」
(,,゚-゚) …
(,,゚-゚) 「で、何を聞きたい?」
(‘_L’)「午後2時に何をしていたか、ですかね」
…
173
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 19:36:13 ID:84Cl4CXc0
…
ミセ*-∀-)リえへへ、そう?じょーず?
リハ*;⊿;)ぐすん
(;A;)うるっ
…
174
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 19:37:23 ID:84Cl4CXc0
…
(‘_L’)…!
(‘_L’)「そういうことか!」
( ・´ー・`)!
(´・∀・`)!
(‘_L’)「被疑者を全員集めてください」
(´・∀・`)「はい!」( ・´ー・`)
…
175
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 19:38:10 ID:84Cl4CXc0
…
ミセ*-∀-)リどくおーごはんぅ〜
(*'A`)ワクワク
リハ*゚⊿゚)ドキドキ
176
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 19:59:54 ID:84Cl4CXc0
…
(‘_L’)「まずはじめに」
(‘_L’)「なぜ目をくり抜くために使ったと思われる凶器が見つからないのか、から」
爪゚ー゚) (早くしてくださいよぉ〜夜のしたらばで花火を見たいんだから!)
(,,゚-゚) …
〈::゚-゚〉…
(;;・∀・;;) …
ミ*゚∀゚彡…
( ^^ω)…
(‘_L’)「そもそも犯人は凶器を使っていません。いえ、正確に言えば凶器に仕立て上げたのです」
(´・∀・`)!!?( ・´ー・`)
( ・´ー・`)「そんなことは不可能だ、旅館の中のものでそれらしいものなど一つも無い」
(´・∀・`)「第一、人の目をくりぬける道具があるわけが…!!!」
(´・∀・`;)「ま、まさか!?そんなバカなことがあるはずがない!!!もし使ったとしてもあと処理に困るはずだ!!処理をすれば気づかれるし処理をしなくても検査でバレる!!」
( ・´ー・`)「何を話している?」
(´・∀・`)「簡単な話さ。人の目を綺麗にくり抜くには曲がった形状があればいい」
( ・´ー・`)!!!!
(;・´ー・`)「ま、まさか!?」
爪゚ー゚) ???
(,,゚-゚) ?
〈::゚-゚〉?
(;;・∀・;;) ?
ミ;*゚∀゚彡…
( ^^ω)?
177
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 20:01:05 ID:84Cl4CXc0
ミセ*-ー゚)リうーん?
('A`)ドキドキ
リハ*゚⊿゚)ドキドキ
178
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 20:02:53 ID:84Cl4CXc0
…
(‘_L’)「そう、ココは古い旅館ではありますが人の目をくり抜くことの出来る道具自体は存在する」
(‘_L’)「スプーンです。
犯人はあらかじめここの旅館が使用しているスプーンを用意しておいたのでしょう」
(‘_L’)「自分のスプーンを使用後、部屋に来る女将に回収。洗わせればいい」
(;・´ー・`)「し、しかし!!スプーンに血が付いていれば気がつくはず!!それになぜ刺されていたのだ!?」
(‘_L’)「簡単です、まずスプーンの血からいきましょうか。
スプーンの血は自分で舐めたのです。
次にさした道具、コレは氷柱です。鋭利な刃物に仕立て上げた氷柱を使用。その後に自分で処理したのでしょう」
(;・´ー・`)「な、何をバカなことを言ってるんだ!?それにそんな荷物を持っていた人間なんて…」
(´・∀・`)「書房さんの娘さんは小さいクーラーボックスを持っていましたよね?」
ミ*゚∀゚彡…
ミ*゚∀゚彡「ええ、父に地元のアイスでも食べてもらおうかと思って持ってきていたんですよ」
(´・∀・`)「…見せていただいても?」
ミ*゚∀゚彡「いいですよ?いまさっきと同じで何も入ってはいませんが」
(´・∀・`)…
(´・∀・`)「そうですね、何もおかしなところはない。血液反応もありませんし…」
179
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 20:03:59 ID:84Cl4CXc0
…
ミセ;゚ー゚)リ…えぇ?こんな展開?
('A`)ドキドキ
リハ*゚⊿゚)ドキドキ
180
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 20:07:15 ID:84Cl4CXc0
( ・´ー・`)「フィレンクトさん、流石にコレは無理がありますよ。血液反応はどこにも出なかった。まぁ食器はまだとは言え…氷柱は無理では?それに食べたというのもおかしいし…」
(‘_L’)「風椎さんの口は調べてないんですよね?」
( ・´ー・`)「え?」
(´・∀・`)「は?」
( ・´ー・`)「当たり前じゃないですか。そんな場所、普通調べませんよ」
(‘_L’)「私の見る限り唇に血が付着する要因はゼロですね。怪我もしていませんし」
ミ;゚∀゚彡…
( ・´ー・`)…
(´・∀・`)…
(‘_L’)「仮にもしコレで反応がなければお好きなようにしなさい。謝罪なり訴訟なり自分のしたいようにすればいい。」
(‘_L’)「ただ、」
(‘_L’)「調べれば分かるばすですよ、恐らく唇にも血は付いたでしょうから。スプーンの血も、氷柱の血も、双方とも付いてるはずです」
ミ*゚∀゚彡…
(´・∀・`;)…
(;・´ー・`)…
(´・∀・`;)「申しわけありません」
(;・´ー・`)「調べさせていただいても?」
181
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 20:08:19 ID:84Cl4CXc0
…
ミセ;゚ー゚)リええ!?現実に居ないっしょこんなやつ
('A`)ドキドキ
リハ*゚⊿゚)ドキドキ
182
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 20:13:05 ID:84Cl4CXc0
…
ミ*゚∀゚彡「愛してたの…父を…」
ミ*;A;彡「私も母さんも!!」
ミ*;A;彡「でもあの男は私たちを知らぬ存ぜぬで!!!」
ミ*;A;彡「なのにあの男は急にすり寄ってしたのよ!!自分の妻が死んで天涯孤独になるかもしれないって!!」
ミ*;A;彡「母さんは過労で死んで!!辛かった!ずっと辛かったのに…!!!」
ミ*;A;彡「あの男はそれも知らないで!!」
ミ*;A;彡うう、うわあああん!!!
183
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 20:15:03 ID:84Cl4CXc0
…
ミセ;゚A゚)リえぇ!?こんな展開!?
(#;A;)なんてやつだ!書房め!!
リハ*;⊿;)うう、哀しい話ね
184
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 20:22:36 ID:84Cl4CXc0
…
(,,゚-゚) 「しかしなぜ私が一般人でないと分かったんだ?」
(‘_L’)「ふ、殺気が少々漏れていたのでね。もしや裏稼業の方かと思いまして」
(,,゚-゚) 「ほう?ならなぜ私が犯人じゃないと思ったんだ?」
(‘_L’)「…貴女のような女性が不必要に対象を痛めつけるかという疑問もありましたし」
(‘_L’)「それ以上に貴女のような下っ端が彼のような跡取り息子の暗殺に駆り出されるかという疑問もありましたし」
(,,゚-゚) …
(,,゚-゚) 「そうだな、今回のは独断だ。奴には個人的に恨みがあった、いや、そのためにこの世界に来た、か。」
(‘_L’)…
(‘_L’)「そうですか」
…
185
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 20:23:40 ID:84Cl4CXc0
リハ*゚⊿゚)「明かされる衝撃の事実ね!」
(*'A`)「道理で鋭い眼をしてたわけだ!!」
ミセ*゚ー゚)リ「ええ?」
…
186
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 20:29:19 ID:84Cl4CXc0
…
(*'A`)「いやぁ!いいっすね!!探偵フィレンクト!」
リハ*゚⊿゚)「そうねぇ!『-探偵フィレンクト-猟奇に浮かぶ子供』はハラハラドキドキするわね!」
ミセ*゚ー゚)リ「そうかなぁ?」
(*'A`)
リハ*゚⊿゚)
('A`)「いやいや、見たんでしょ?」
リハ*゚⊿゚)「そうよぉ」
ミセ*゚ー゚)リ「ええ!?でもさぁ」
ミセ*゚ー゚)リ「現実にこんなやついる!?居ないでしょ?たったそれだけじゃん」
('A`)
リハ*゚⊿゚)
(#'A`)「よし!!!次は!!」
リハ#゚⊿゚)「『-探偵フィレンクト-勝利の破爪』ね!!!」
ミセ;゚ー゚)リえ、えぇ!!?
…
187
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 20:53:25 ID:84Cl4CXc0
…
ミセ*゚ー゚)リ…
(*'A`)「やっぱフィレンクトさんはカッケェー!!」
リハ*゚⊿゚)「もう本当にクールアンドダンディーね!」
ミセ*゚∀゚)リ「スゴイスゴイ」
ミセ*゚ー゚)リ!!!
ミセ*゚ー゚)リ「ペン!」
('A`)「ほい」
ミセ*゚ー゚)リキュッキュッ
ミセ*゚ー゚)リペタペタ
ミセ*゚ー゚)リじっちゃんの名にかけて!!
('A`)それ金田一
…
ミセ*゚ー゚)リ「でけた!」
('A`)「どれどれ?」
リハ*゚⊿゚)…
リハ*゚⊿゚)「さてはミセリ、途中で寝たわね?」
ミセ*゚ー゚)リぎくっ
リハ*゚⊿゚)「『-探偵フィレンクト-勝利の破爪』にはこんなもの無かったわ」
ミセ;゚ー゚)リ「あ、アレだよ!ほら!ちょっと私の世界を混ぜ込んだみたいな!!」
('A`)…
('∀`)「よし!次は『-探偵フィレンクト-霊園の墓場』を見ようか!」
ミセ*゚ー゚)リや、
ミセ;゚ー゚)リやだぁぁぁ!!!!
…
188
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 20:56:40 ID:84Cl4CXc0
…
人はそれぞれの感性の中生きている。
もちろん違うことは当たり前だ、だからこそ争いは生まれる。
しかし面倒なことに人それぞれで感動だとか感心だとかの正なる部分も違うのだ。
それらの相違はいずれ意見の対立を生み出す。
たとえ負の方向の話でなくとも。
そう、今回の話のように
189
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/13(日) 21:05:01 ID:84Cl4CXc0
…
平面の感動を貴方にだけ晒してあげる
190
:
川*´∀`)
:2016/11/16(水) 20:32:12 ID:5pFspReQ0
第13話
平面の誘惑
191
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/16(水) 20:33:56 ID:5pFspReQ0
ミセ*゚ー゚)リ「うーん、何か食べたいなぁ」
('A`)「例えば?」
ミセ*゚ー゚)リ「甘いもの!!!」
('A`)「そうだなぁ、チョコとか?」
ミセ*゚ー゚)リ「まあそんな感じ?」
川 ゚ -゚)「まったく、太るぞ。ただでさえ体重が4キロも増えたんだろう?」
ミセ*゚ー゚)リ!!?
ミセ;゚ー゚)リ「なんでクーちゃんがそんなこと知ってるの!?」
川 ゚ー゚)にやり
川 ゚ -゚)「さて何でだろうな??」
ミセ;゚ー゚)リ「ま、まさか私の体重とか知ってたり?」
川 ゚ ー゚)「XXKgだろ?」
192
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/16(水) 20:35:12 ID:5pFspReQ0
ミセ;゚ー゚)リ!!!
川 ゚ -゚)「さて、」
川 ゚ -゚)「おい!ドクオ!いいこと教えてやるぞ!」
ミセ;゚ー゚)リ「な!!?」
ミセ*;゚ー゚)リ「まって!クールボッチ!!!」
川 ゚ -゚)「あーあ、ジョークのつもりだったのにミセリがそんな風に私を呼ぶんじゃな。私も口を滑らせてしまうというかなんというか」
ミセ*;゚ー゚)リ「分かったよ!クーちゃん!お願いだから待って!!」
('A`)「二人ともなんの話してるの?」
川 ゚ -゚)「ミセリに聞いてみたらどうだ」
('A`)「なんの話してたの?」
ミセ*゚ー゚)リ「何でもないよ!!」
('A`)??
193
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/16(水) 20:36:10 ID:5pFspReQ0
川 ゚ 々゚)「XXなんだよ!!!」
('A`)「は?XX?」
川 ゚ 々゚)「Xミセ*;゚O゚)リ「あーあぁ!!!!!!!!」
(;'A`)「急に叫んでどうしたの?」
ミセ*゚ー゚)リ「私の魂の叫びだよ!!!あーあぁ!!!!!」
('A`)「マジでどうしたんだよ」
川*゚ 々゚)「うふふ♡楽しいんだよ!!!」
川 ゚ 々゚)「あーあぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
川 ゚ )('A`)あーあぁーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(#'A`)「俺の耳にさけばないでくれます?耳がキンキンするんで」
川 ゚ 々゚)「ドックンのエッチ!!」
('A`)「何がだよ」
194
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/16(水) 20:39:40 ID:5pFspReQ0
('A`)「何がだよ」
川 ゚ 々゚)「ミセリッチの体重知ってるんでしょ??」
ミセ*゚ー゚)リ「クーちゃん?その話やめよっか」
('A`)「知るわけねーだろ」
川 ゚ 々゚)「そーなの?」
川*゚ 々゚)「やった!!ミセリッチの秘密を掴んでるのは私だけなんだね!!!!!!!!!」
川*^々^)〜♪
('A`)「というかクールの姉御はいったいどうしたんだよ。」
川#゚ 々゚)「川 ゚ 々゚)は川 ゚ -゚)じゃないんだよ!!!!謝罪として私と遊ぶことを義務づけるんだよ!!!」
195
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/17(木) 00:47:30 ID:dP6iqLg.0
川 ゚ 々゚)「というわけで鬼ごっこなんだよ!」
('A`)「ええー?メンドクサイ」
川 ゚ 々゚)「私を捕まえたらミセリッチの秘密を教えてあげるんだよ!!」
ミセ*゚ー゚)リ!!?
('A`)「おっし!じゃあ一分な」
川*゚ 々゚)「じゃあ開始ね!!」
ミセ*゚ー゚)リ!!!!???
ミセ*゚ー゚)リ「まっ川 ゚ 々゚)「くるうは星なんだよーン」たったったった
ミセ*;゚ー゚)リ「んな!?」
('A`)「いーち、にーい」
ミセ*;゚ー゚)リ「ドクオ!!絶対追いかけちゃだめだからね!!」
('A`)「でもそしたら姉御がかわいそうだぜ?」
ミセ*゚ー゚)リ「でもだめ!!」
('A`)「じゃあ俺と一緒に行ってミセリがその秘密とやらを聞いてよ。話しても大丈夫そうだった俺にも話してよ」
ミセ*゚ー゚)リ…
ミセ*゚ー゚)リ「じゃあ…いいよ」
('A`)「じゃあ数えなおすわ」
…
196
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/17(木) 00:48:31 ID:dP6iqLg.0
('A`)「クールはどこにいるのかな」
ミセ*゚ー゚)リ「んー、いないね」
川 ゚ 々゚) (ふふふ、すぐ後ろを付けてることに気付いてない!!)
川*゚ 々゚) (いたずらがしたくなってきたよ!!!)
ヒュードロドロ
('A`)!!?
ミセ*゚ー゚)リ「なんでいまこんな音楽が流れてるんだろ」
('A`)「ミセリ、テヲツナゴウカ」
ミセ*゚ー゚)リ…
('∀`)「ドウシタ?コワイノカイ?」
ミセ*゚ー゚)リ「 ドクオ、声が裏返ってるよ」
('∀`)「ソンナワケナイジャナイカ、ハハミセリハオモシロイナ」
川 ゚ 々゚)<ぴちゃ!ぴちゃ!
('∀`)…ぱたり
ミセ*゚ー゚)リ…
197
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/17(木) 00:49:27 ID:dP6iqLg.0
ミセ*゚ー゚)リ「クーちゃんの体重はV川 ;゚ -゚)「やめろー!!!!!!」
ミセ*゚ー゚)リ「つーかまーえたー!」
川 ゚ -゚)!!?
川 ゚ -゚)「私は今まで何を」
ミセ*゚ー゚)リ「クーちゃんが蟹股で走りながら発狂してたんだよ」
川 ゚ -゚)「そんなわけないだろう…だよな?だよな?」
ミセ*゚ー゚)リ…
ミセ*゚∀゚)リニやり
ミセ*゚ー゚)リ「ううん、ほんとにしてたよ。だからドクオが気絶してるんだし」
川 ;゚ -゚)「なん、っだと?」
198
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/17(木) 21:33:24 ID:dP6iqLg.0
ミセ*゚ー゚)リ「まあまあ、そんなに見られたわけじゃないよ?私とドクオと一部の人だけだし。」
川 ゚ -゚)「いやいや、みられたんだろ?同じじゃん、私、頭おかしい風にみられたじゃん」
ミセ*゚ー゚)リ・・・
ミセ*゚∀゚)リ…
ミセ*゚ー゚)リ「とりあえずドクオを運ぼ?」
川 ゚ -゚)「あ、ああ、」
199
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/17(木) 21:34:48 ID:dP6iqLg.0
…
ミセ*゚ー゚)リ「あー授業大変だったね」
('A`)「そうだな」
川 ゚ -゚)「 ドクオ」
('A`)「何?」
川 ゚ -゚)「聞きたいことがあるんだが」
('A`)「何が聞きたいの」
川 ゚ -゚)「私、
がにまミセ*゚ー゚)リ「ペン!!!!!!!!」
川 ゚ -゚)「ちょっミセ*゚ー゚)リ「ドクオ!!!!!早く!!!!!!!!」
('A`)「ほいほい」
ミセ*゚ー゚)リきゅっきゅ
ミセ*゚ー゚)リペタペタ
ミセ*゚ー゚)リあ!クーちゃんが蟹股になってる!!
川 ゚ -゚)え
('A`)え
…
200
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/17(木) 21:35:44 ID:dP6iqLg.0
…
ミセ*゚ー゚)リ「でけた!!」
('A`)…
川 ゚ -゚)…
川 ゚ -゚)「まさかこんな風に走ってたのか?嘘だよな、嘘だと言ってくれ」
('A`)「落ち着いてください、蟹股戦士。女の子の蟹股は結構需要あるらしいですよ」
川 ゚ -゚)・・・
川 ゚ -゚)「そんな慰めいらねーよ」
……………
('A`)「じゃあ帰るか」
ミセ*゚ー゚)リ「うん!」
川 ;゚ -゚)嘘だ…嘘だと言ってくれ…
201
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/17(木) 21:37:17 ID:dP6iqLg.0
平面の誘惑、それはまるで子供の様に無邪気で、邪悪で、純粋だ。
それを押さえつけるのはあまりにも惨い。無理に押さえつければ本来の形としてではなく歪な形に成形されてしまう。
だからと言って誘惑にいつまでも身を投げ込めばいいというわけでもない。そうしていれば最初は楽だろうが後になって後悔することになるだろう、それを許容できるほど人間は強くない。だからこそ自分がしたはずの選択肢のはずなのに、失敗や後からより良い選択肢があったことに気が付くといつまでもうじうじしてしまう。
どんな人間でもそうだ、生きている限り必ず何度も繰り返す。
そう、平面世界にいる私でさえ…
202
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/17(木) 21:38:15 ID:dP6iqLg.0
…
平面の誘惑を貴方にだけ捧げたい
203
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:19:18 ID:xCLNNZDg0
第14話
平面の罪悪
204
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:19:58 ID:xCLNNZDg0
イ从゚ ー゚ノi…
イ从゚ ー゚ノi「いい日だ。」
イ从゚ ー゚ノi「今日みたいな日はいつぶりだったかな?」
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_______________________________
________________
_____
205
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:21:22 ID:xCLNNZDg0
(#=゚д゚) 「このくそオオカミめ!!!!!!」
鞭が振るわれる。空気を割く音はまるで雷が落ちたかと思うように鋭い。
イ从゚ ー゚ノiッ!!!!!
イ从;-;ノiキャイン!!!!!(イダイ!!!やめろ!)
(#=゚д゚) 「くそが!!!!うちの家畜を殺しやがって!!!!!」
イ从;-;ノiクウウン…(なぜ、なぜ、なぜ)
(#=゚д゚)「どうしてくれるんだ!!!!この!!! 殺してやる!!!!!」
ガララ
('A`)「父さん?」
(=゚д゚) !!!!!
(=゚д゚) 「どうした?毒太郎、お前は体が弱いんだから寝てなさい。」
('A`)「うん、でもお父さんの怒ってる声が聞こえたから、」
(=^д^)「悪いことをしたオオカミさんがいたから懲らしめていたんだよ。」
('A`)「そうなの?」
(=゚д゚) 「ああ、そうさ」
206
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:22:03 ID:xCLNNZDg0
イ从;-;ノiきゃうん!!!!!(だれか!!!!!)
(=゚д゚) !!!?
('A`)!!!
(;'A`)「と、父さん、そ、それ、」
('A`)!
(;'A`)「ゴホッゴホッ!」
(=゚д゚) !
(;=゚д゚)「毒太郎!!!」
(;'A`)「父さん、オオカミさんが、かわいそうだから、だから、手当てしてあげて、」
(;=゚д゚)「な、なにを言ってるんだ!お前が先だ!!!」
(;'A`)「だ、だめ、オオカミさんが先じゃないと…」
(;'A`)ゴホッゴホッ
(;=゚д゚) 「ああ、わ、分かった!!分かったから今は安静にしよう、な?」
イ从;-;ノiクウウン・・・(い、たい、生き、たい、生きたい)
207
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:23:03 ID:xCLNNZDg0
後で知った話だがこの男には動物の声が聞こえるらしく、家畜達が殺されようとすると決まってそこに現れたそうだ。私は運が良かった、普通の場合に限れば治療を受けるどころか殺されていただろう。だが,数奇な能力を持つこの青年によって難を逃れた。
208
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:24:03 ID:xCLNNZDg0
('A`)「君、名前は?」
イ从゚ ー゚ノi・・・
('A`)「うーん、普通は喋るんだけどなあ。父さんが酷いことしたから喋らないのかな。」
(*'A`)つソ〜っ
イ从#゚ A゚ノiグルるる
(;'A`)「うう、触らせてはくれないか。」
イ从゚ ー゚ノi・・・死ね
('A`)!!!
イ从゚ ー゚ノiお前ら、死ね
('A`)…
('A`)「今までもひどい目にあったの?」
イ从゚ ー゚ノi死ね、死ね、死ね、
('A`)・・・
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_______________________________
________________
_____
209
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:25:03 ID:xCLNNZDg0
生きるために侵す咎のどこに罪があるというのか。
生きるために喰らう私のどこに罪があるのか
210
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:26:54 ID:xCLNNZDg0
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_______________________________
________________
_____
イ从゚ ー゚ノi・・・
イ从゚ ー゚ノi「あの時の青年の魂は再びこの世界にきた。」
イ从゚ ー゚ノi「くくく、なんと喜ばしいことか。」
イ从゚ ー゚ノi「しかし・・・生きていれば、いや、存在していれば面白いことがあるものだ。」
211
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:27:56 ID:xCLNNZDg0
_______________________________________________________
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_____
雷撃が山を砕く、まるで、かつて私に降り注いだ鞭のごとく。
212
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:29:03 ID:xCLNNZDg0
ミセ*;A;)リおどうしゃぁぁぁん!!!おがあしゃぁぁぁあん!!!
リハ*;⊿゚)う、うう、あな、た
( ;A;)ああ、ああ、 (;メA`)がは、ど、どくおJ('-`;)しだれか、この子たち、だけ、でも
J( '-`)しがくっ
久しぶりだな、こんなところで人間を見るのも…!!?
あれは?まさか?
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_____
213
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:30:01 ID:xCLNNZDg0
助けてあげようか?ただし君か女の子、どっちかは死んじゃうけど。
ミセ*;A;)リうあああああん!!!!ううううう、うあああ!!!!おとうしゃああん!!おかあしゃああん!!!やだあああ!!!やだあああああ!!!!!!!
(;A;)ううう、
(;A;)たしゅけて、
(;A;)おねがいしましゅ、たしゅけて、、
(;A;)ぼくは、ぼくはどうなってもいいから!!!
(;A;)ミセリちゃんだけでも!!たしゅけて!!!
…
へぇ、君いい子じゃない。
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_______________________________
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_____
214
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:30:55 ID:xCLNNZDg0
イ从゚ ー゚ノi「ふふふ、いい思い出だ。」
イ从゚ ー゚ノi「・・・楽しかったなあ」
_______________________________________________________
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________________
_____
215
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:32:02 ID:xCLNNZDg0
ミセ*゚ー゚)リ「ふんふんふん、パンがgood♪」
('A`)「あんまり手を振りすぎるなよ?転んだら受け身取れないだろ?」
ミセ*゚ー゚)リ「ドクオを下敷きにするので大丈夫です」
('A`)「何言ってんだよ、いざ下になったら変態扱いだろ?」
ミセ*゚3゚)リ「いいじゃん!!!こんなかわいい乙女の体の下に来れるんだよ!?」
ミセ*゚ー゚)リ〜♪
('A`)「ま、それもそうか」
ミセ;*゚ー゚)リ!!!??
('A`)???
216
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:33:22 ID:xCLNNZDg0
私という存在が、人間の欲と下らん悪なる善によって生み出されたのならば、君という、私の力によってあるべき世界から外れた人間はどのように扱われるべきなのだろうか。
一人で生きることのできない乙女よ、ささげよう
217
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/21(月) 20:34:03 ID:xCLNNZDg0
平面の罪悪が罪悪である理由を。
218
:
名も無きAAのようです
:2016/11/21(月) 23:45:22 ID:GhrfsnN.0
なんかこんな少女漫画が20年前くらいにあったのを思い出した
219
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:38:49 ID:OjuU8Oso0
第15話
平面の慈愛
220
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:39:49 ID:OjuU8Oso0
イ从゚ ー゚ノi、…
イ从゚ ー゚…
イ从゚ …
…
ミセ;゚ー゚)リ!!!??
('A`)???
221
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:40:41 ID:OjuU8Oso0
('A`)「どした?」
ミセ;゚ー゚)リ「今の…なんでこんなところに!?」
('A`)???
('A`)「本当にどうしたの?」
ミセ;゚ー゚)リ「早くお家帰ろう!」
('A`)???
('A`)「まぁいいけど」
ミセ;゚ー゚)リ「急いで!!」
(;'A`)「走ると転ぶぞ!ただでさえ歩くのだってきついんだろ?っておい!」
ミセ;゚ー゚)リグッ
なんで!?なんでなの!?
なんでここに!!?
222
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:41:37 ID:OjuU8Oso0
____________________________________
________________________
____________
______
ミセ;゚ー゚)リはぁ、はぁ、はぁ、
(;'A`)「日頃運動してないとヤベーな」
リハ*゚⊿゚)「あらおかえり」
ミセ;゚ー゚)リ「た、ただいま!ドクオ!!早く二階いこ!」
('A`)「ったく、焦るなよ?怪我するよ」
ミセ;゚ー゚)リ「いいから早く!!」
('A`)「へいへい」
リハ*゚⊿゚)?
223
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:42:21 ID:OjuU8Oso0
____________________________________
________________________
____________
______
ミセ;゚ー゚)リはぁ、はぁ、はぁ、
('A`)「そんなに急いで本当にどうしたの?トソンがストーカーでもしてたの?」
ミセ;゚ー゚)リ「違うよ…」
なぜ彼女が、いや、あれがここにいたの!?
もう終わりじゃなかったの!?
224
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:43:03 ID:OjuU8Oso0
('A`)「大丈夫か?下から飲み物でも持ってくるよ」
ミセ;゚ー゚)リ!!
ミセ;一)リだめ!
ミセ;つ一)リ'A`)ぎゅ
('A`)???
ミセ;一)リ行かないで…
('A`)「いや、別にいいけど」
225
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:43:44 ID:OjuU8Oso0
____________________________________
________________________
____________
______
かつて魄と言う人狼がいた。
226
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:44:55 ID:OjuU8Oso0
魄は人の魂を食い荒らし、恐れられた。
それと同時に彼女は崇められた、人ならざる力を求めるものたちによって。
その信仰はやがて魄を神に仕立て上げ、
彼女は永遠を彷徨う邪な神となったと伝承されている…
ドクオの記憶はすでにないけれど、
アレは魄だった、間違いなく魄だった。
かつて私達と出会い、私たちの運命が歪んだ象徴そのもの。
でも魄はこの街には居ないはず、
あの山からは離れられないはずなのに…
227
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:45:53 ID:OjuU8Oso0
ミセ;つ一)('A`)…
('A`)「落ち着いた?」
ミセ;一)リ…
('A`)「どうしたの?」
ミセ;一)リ「ごめん、すこし、すこしね、」
('A`)「すこし?」
ミセ;一)リ…
ミセ;一)リ「なにも、なにも聞かないで…」
('A`)「…OK、分かった。しばらくこうしてよう」
ミセ;一)リ「ありが、とう、」
228
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:46:34 ID:OjuU8Oso0
____________________________________
________________________
____________
______
ミセ;-一-)リぐぅ、ぐぅ、ぐぅ
('A`)「眠ったか」
('A`)「にしても何に怖がってたんだ??」
ミセ;-一-)リおど、しゃん、おが、しゃん、や、やだ、
('A`)???
('A`)「汗かいてるな、タオルあるか?」
('A`)「んーっと、ミセリのお母さんに貸してもらうか」
がちゃ
ミセ;-一-)リうー、うー、
229
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:47:20 ID:OjuU8Oso0
____________________________________
________________________
____________
______
イ从゚ ねぇ君
ミセ*;A;)リ!!!
ー゚ノi、そこの男の子が死ぬのと
ミセ*;A;)リ…
イi、从貴女の目の見え方が変わるの
ミセ*;A;)リ…
イ从ー゚ノi、どっちがいい?
230
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:48:06 ID:OjuU8Oso0
____________________________________
________________________
____________
______
ミセ;-一-)リう、うう、
がちゃ
('A`)「…まだ寝てるか、それにしても随分と汗をかいてるな。嫌な夢でもみてんのか?」
ミセ;-一-)リあ、うう、、わか、た
('A`)???
('A`)「とりあえず顔の汗拭いとくか、体は…もちろんダメだよなぁ」
('A`)…
231
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:48:51 ID:OjuU8Oso0
('A`)「嫌な夢、か。嫌な夢なんてサッサと覚めるに限るな」
('A`)…
('A`)「なぁ、ミセリ。お前の目が治るのはいい夢なのか?それとも悪い夢なのか?」
('A`)「お前の目が普通の人みたく見えるようになったら、俺は、俺は…」
('A`)…
(;'A`)「何考えてるんだ。ミセリが普通になれたらそれ以上に嬉しいことなんてないじゃないか。なのに、なのに、」
('A`)…
('A;)「なんでこんなに辛くて堪らないんだろうな」
ミセ;-一-)リうう、う、
('A`)「…俺、ナーバスなのかな」
232
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:49:43 ID:OjuU8Oso0
____________________________________
________________________
____________
______
ミセ*゚ー゚)リキュッキュッ
ミセ*゚ー゚)リペタペタ
ミセ*゚ー゚)リゴシゴシ
ミセ*゚ー゚)リ「でけた!」
233
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:52:24 ID:OjuU8Oso0
ミセ*゚ー゚)リ「ドクちゃん!見て!絵!」
('A`)!!!
(*'A`)「わぁ!これ僕!!?」
ミセ*^ー^)リ「そうだよ!ドクちゃんだよ!」
(*'A`)「ミセリちゃん!ありがとう!」
ミセ*゚ー゚)リ「えへへ、うん!」
( "ゞ)「ミセリは本当にドクオ君が好きなんだね」
ミセ*゚ー゚)リ「うん!」
リハ*゚⊿゚)「ちゃんと手綱掴んどかなきゃダメよ?」
ミセ*゚ー゚)リ???
( ;"ゞ)「そういうことは子供に言わないの」
リハ*゚⊿゚)「いいじゃない!コレも大人の女からのアドバイスよ!」
( "ゞ)「大人の女というよりはもうおばリハ*゚⊿゚)「おかしな言葉が聞こえたけどなんて言おうとしたの?まだピチピチの26歳よ?」
( "ゞ)…
( "ゞ)「ママは相変わらず綺麗だなぁって」リハ*゚⊿゚)「あらやだ!嬉しいわぁ」
( "ゞ)(せめても言葉遣いを昔のままにしてほしかったな。今の言葉遣いじゃおばさんって言われても仕方ないよ)
リハ#゚⊿゚)ふん!( ;"ゞ)!?!?!?ドゴッ
( ;"ゞ)うげっ!
リハ*゚⊿゚)「失礼な人!」
ミセ*゚ー゚)リ???
ミセ*゚ー゚)リぽふ('A`)???
ミセ*゚ー゚)リ「しつれいなひと!」
('A`)???
( ;"ゞ)「ああ!もう!ミセリが真似しちゃったじゃないか」
リハ*゚⊿゚)「貴方がいけないのよ?失礼なこと考えるから」
( "ゞ)「はいはい」
234
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:53:40 ID:OjuU8Oso0
、____________________________________
________________________
____________
______
235
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:54:21 ID:OjuU8Oso0
イ从゚ ー゚ノi、幸せな過去だね
イ从゚ ー゚ノi、でもこちら側に来てしまったんだよ
イ从゚ ー゚ノi、普通の人と同じ幸せなんてもう手に入らないよ
イ从゚ー゚ノi、ドクオ君を差し出せば君だけは幸せになれただろうにね
私はドクオなしの世界で生きていこうなんて思わない
イ从゚ ー゚ノi、そう?
そうだよ、貴女がなぜ私の目をこんな風にしたかなんて知らないけど、私は今のままでも充分幸せよ。
イ从゚ ー゚ノi、あっそ
イ从゚ ー゚ノi、せめても君が真実の私の目の前で、それを言えることを願うよ
イ从゚ ー゚ノi、こんな寂しい妄想の中じゃなくてね
236
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:55:03 ID:OjuU8Oso0
____________________________________
________________________
____________
______
(*'A`)これもらっていい!!?
うん!
(*'A…これ、…って、い!、?
ドクオ…?
(*'…、れ、…て、い、…?
ドクオ!!?
…て、い、、?
ドクオ!!!!!
237
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:55:43 ID:OjuU8Oso0
イ从゚ ー゚ノi、
イ从゚ー゚ノi、…
イ从゚ ー゚ノi、人並みの幸せなんて手に入ると思うなよ?
238
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:56:23 ID:OjuU8Oso0
____________________________________
________________________
____________
______
ドク、わだ、貴方、たいせつ。でも、あ、た、きえ、私、ひとり。ただ、あ、たの、じあい、うけと、たい。
239
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:57:05 ID:OjuU8Oso0
平面のじ、い、をあ、た、けに、うけと、てほ、し、。
240
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:57:45 ID:OjuU8Oso0
____________________________________
________________________
____________
______
お前の目が平面しか映さないのは何も私の呪いではないんだよ。
私の魂とつながりを持っただけ。いずれお前の中の自我を喰いつくして置き換わるだろう。
241
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:58:27 ID:OjuU8Oso0
平面の慈愛
242
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:59:11 ID:OjuU8Oso0
改め
243
:
川•´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/23(水) 18:59:55 ID:OjuU8Oso0
平面の悲哀をお前に与えよう
244
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:20:35 ID:pXQ1x4RA0
第16話
平面の偏頼
245
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:21:42 ID:pXQ1x4RA0
ミセ*;-一-)リうう、
ミセ*;-一゚)リうん?
(;A-)ぐう、ぐう、みせり・・・
ミセ*゚ー゚)リ「ドクオ、側にいてくれたんだ。」
ミセ*゚ー゚)リ「ありがとう、ドクオ、」
ミセ*゚ー゚)リ・・・
ミセ*゚ー゚)リ「外、すごい暗いな」
246
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:25:09 ID:pXQ1x4RA0
________________________________________________________________________________________
_______________________________________________
____________________________
__________________
イ从゚ ー゚ノi人並みの幸せなんて手に入ると思うなよ?
__________________
_____________________________
__________________________________________________
_____________________________________________________________________________________________
247
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:26:15 ID:pXQ1x4RA0
ミセ*゚ー゚)リ「私は、ドクオが居ればそれだけで、」
(;A-)うう、みせ、り、
ミセ*゚ー゚)リ!!!
ミセ*゚ー゚)リ「ドクオ?汗をかいて?それに、泣いてる。なんの夢を見ているというの?」
(;A-)うう、うああ、うう、
ミセ*゚ー゚)リ(;A-)ううう、
ミセ*-一つ(;A-)すっ
ミセ*-一つ(;A-)うう、みせ、り、いかない、で
ミセ*-一つ(;A-)行かないよ、どこにも
ミセ*-一つ(;A-)うう、ううう、
248
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:27:52 ID:pXQ1x4RA0
________________________________________________________________________________________
_______________________________________________
____________________________
__________________
ああ、体が重いな。なんだこれ
ミセ*゚ー゚)リ「なにしてるの?」
あれ?ミセリ?なんだか小さいな。
ミセ*゚ー゚)リドクちゃん!ほら!行こっ!おやまさんおやまさん!!
え?山?
249
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:28:59 ID:pXQ1x4RA0
・・・
そうだ、思い出した。懐かしいな、ところどころ支離滅裂に成ってしまっているけど、これは俺の記憶か。
ミセ*゚ー…さぁ
!!!?
ミセ*…
…
なんだ?砂になった??
イ从゚ ー゚ノiやあ
え?あの時のお姉さん??ミセリが砂になったら今度はあの時のお姉さんが出てきた?
イ从゚ ー゚ノi彼女にとっての幸せって何?
何でそんなことを?
イ从゚ ー゚ノi知りたいんだよ
イ从゚ ー゚ノiもし答えられないならべつにいいよ
あ、そうですか。ミセリの幸せは俺にもちょっと良くわからないです
イ从゚ ー゚ノiじゃあ君にとっての幸せは?
俺?俺ですか?
イ从゚ ー゚ノiああ、君だよ。ドクオ君
俺は、俺にとっての幸せは、
250
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:30:12 ID:pXQ1x4RA0
ミセリが普通の人と同じように生きていけること?
251
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:32:49 ID:pXQ1x4RA0
それが俺にとっての幸せ?
え?そうのか?じゃあなぜ胸が痛いんだ?ミセリの幸せを考えたはずなのに、
イ从゚ ー゚ノi…そうか、いいことを聞けたよ。
イ从゚ ー゚ノiじゃあね
________________________________________________________________________________________
_______________________________________________
____________________________
__________________
252
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:34:35 ID:pXQ1x4RA0
('A`)「うん?」
('A`)・・・
('A`)「変な夢を見たな。もしかして俺が、俺自身がミセリと離れることを恐れているから、あんな夢を見たのか?」
ミセ*-ー-)リぐー
('A`)「ミセリ」
('A`)「俺は、お前の、幸せを、願っているよ」
(;A`)「願っているはずなんだ…!!!それが俺にとっての、幸せのはずなんだ!!!」
(;A;)「なのに、なんでこんなに、お前が普通に生きられるようになったことを考えたら、涙が止まらないんだ?」
________________________________________________________________________________________
_______________________________________________
____________________________
__________________
253
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:36:30 ID:pXQ1x4RA0
ミセ*゚ー゚)リうん?
ミセ*゚ー゚)リ「ふああ、よく寝た。もう朝だ。」( -A-)ぐー
ミセ*゚ー゚)リ・・・
ミセ*゚ー゚)リ!!?
ミセ*;゚ー゚)リ「私、ドクオと一緒の部屋で一夜を明かしたの!?」
ミセ*゚ー゚)リ「ま、いっか」
ミセ*゚ー゚)リじー( -A-)んぐぐ、ぐー
ミセ*゚ー゚)リ「ぺん、どこかな?」ガサガサ
ミセ*゚ー゚)リ「うーん?これ、かな?」
ミセ*゚ー゚)リ「紙はあるかなあ?ええと、ドクオは確かここに入れてるんだよね」ガサガサ
ミセ*゚ー゚)リ「お!!あた!!」
ミセ*゚ー゚)リ〜♪
ミセ*゚ー゚)リきゅっきゅっ
ミセ*゚ー゚)リぺたぺた
ミセ*゚ー゚)リがさがさ
254
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:37:40 ID:pXQ1x4RA0
________________________________________________________________________________________
_______________________________________________
____________________________
__________________
ミセ*゚ー゚)リ「でけた!!」
ミセ*゚ー゚)リぺたぺた
ミセ*゚ー゚)リ〜♪
(。日゚)ん?
ミセ*゚ー゚)リ「どう?私の絵」
(。日゚)「そもそも顔に張り付いてて分からないんだけど」
ミセ*゚ー゚)リ「そう・・!?」
255
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:40:43 ID:pXQ1x4RA0
ミセ*;゚ー゚)リ「え!?今、部屋が!!」
256
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/28(月) 21:42:24 ID:pXQ1x4RA0
(。日゚)「どうしたの?」
ミセ*;゚ー゚)リ「う、ううん。なんでもない。」
(。日゚)「そうか?」
ミセ*;゚一゚)リうん、なんでも、ないの
257
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/29(火) 21:25:21 ID:YDbOWloQ0
信頼の中にある依存心は、いつの間にか当人の心の奥深くまで蝕んでいく。私の中にある貴方への強い依存の心は境界を飛び越え貴方のものを蝕んでいく。だが、これには条件がある。それは私の目が平面しか写せないことであり、私が普通の生活を享受できない事が絶対に必要な条件だ。
それに終わりが見えた時、私はどのように生きていけばいいのだろう。ドクオ・・・
258
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/29(火) 22:14:53 ID:gWIwf/8M0
平面の偏頼は貴方にだけ圧し掛かる
259
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/30(水) 19:49:43 ID:CRECtnh20
第17話
平面の嘆き
260
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/30(水) 19:53:45 ID:CRECtnh20
セ*゚ー゚)リ…
ミセ*;゚ー゚)リなぜ今になって!?
ミセ*;゚ー゚)リどういうことなの!?
コンコン
ミセ*゚ー゚)リ「は、はーい」
('A`)「オーっす」
(゚、゚トソン「私もいるよ!」
ミセ*゚ー゚)リ「ドクオ、おっハアーちまき、パンツ魔神ちゃんもおっぱあー。」
('A`)「学校行こうぜ」
(゚、゚トソン「もう!私はそんな名前じゃないよ!」
ミセ*゚ー゚)リ「私のパンツでムニエル作ったんでしょ?知ってるんだからね?」
(゚、゚トソンギクウウ
('A`)「変態はおいてさっさと行くか」
ミセ*゚ー゚)リ「うん」
ミセ*゚ー゚)リあ。
('A`)!!!
('A`)ぐぐぐ
('A`)「あぶねー、大丈夫か?」
ミセ*゚ー゚)リ「え、あ、う、うん平気平気」
(゚、゚トソン「珍しいわね、ミセリが自分の部屋で転ぶなんて」
ミセ*゚ー゚)リ!!!
ミセ*;゚ー゚)リそ、そうだね、あはは、
('A`)?
261
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/30(水) 19:58:09 ID:CRECtnh20
__________________________________________________________________
_______________________________
______________________
_____________
ミセ*;゚ー゚)リ「うわっ!」
('A`)よっと!
(;'A`)「どうしたんだよ?やけに転ぶな。」
262
:
名も無きAAのようです
:2016/11/30(水) 20:02:03 ID:CRECtnh20
ミセ*゚ー゚)リ「あ、あはは、そうかな」
(゚、゚トソン「そうね、まるで今までの自分じゃなくなったみたいな」
ミセ*゚ー゚)リ!!!
('A`)「なんじゃそりゃ」
(゚、゚トソン「怪我した状態が長引くとそれに慣れて今までの生活のほうが難しくなるじゃない?そんな感じ?」
('A`)「なんかあったっけ?」
ミセ*;゚ー゚)リ「な、なんでもないよ!ほら、学校行こ?」
(゚、゚トソン ('A`)???
263
:
名も無きAAのようです
:2016/11/30(水) 20:05:41 ID:CRECtnh20
__________________________________________________________________
_______________________________
______________________
_____________
ミセ*;゚ー゚)リなに、これ
('A`)「どうした?」
(゚、゚トソン「顔真っ青よ?体調悪いの?」
ミセ*゚ー゚)リ(机が飛び出してる、ううん。この部屋にいる人たち全員。)
ミセ*゚ー゚)リ(昔見ていたはずの景色、それなのに今は不自然な不気味さしか感じられない)
ミセ*;゚ー゚)リ(ドクオ以外が3次元に来るだけでここまで違うというの!?)
('A`)…
264
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/30(水) 20:11:55 ID:CRECtnh20
('A`)(いつもは見ない人間までまじまじと見ている、明らかに様子がおかしい・・・まさか目が普通に見えるようになった!?)
(;'A`)(くそ!何でこんなに胸がモヤモヤするんだ!?)
('A`)(落ち着くんだ、きっと何かを書こうとみんなを見ているだけなんだ。そうだ、きっとそうだ、)
('д`*川「パラリラパラリラ!!ペにさす様のお通りよ!」
ミセ*゚ー゚)リうわっと
('A`)!!!!
(;'A`)「まさ、か、」
('、`*川「あんたら邪魔なのよ!!さっさとおうちに帰ってママのキューティクルでも観察してな!!」
(゚、゚トソン「うるさいわね、上野動物園あたりから脱走したのかしら?」
('д`*川「なんですってええ!!!!!!!!!!!!!?」
(;'A`)「みせ、り、」
ミセ*゚ー゚)リ?
ミセ*゚ー゚)リ「どうしたの?ドクオ」
(;'A`)「うう、」
ミセ*゚ー゚)リ??
265
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/30(水) 20:13:31 ID:CRECtnh20
__________________________________________________________________
_______________________________
______________________
_____________
(;'A`)・・・
ミセ*゚ー゚)リ・・・
ミセ*゚ー゚)リ「どうしたの?ドクオ」
266
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/30(水) 20:18:34 ID:CRECtnh20
(;'A`)「なあ、ミセリ」
ミセ*゚ー゚)リ「なに?」
(;'A`)「俺は、お前のそばに10年くらい前からずっと近くに居る」
ミセ*゚ー゚)リ「うん?それがどうしたの?」
(;'A`)「本当のことを言ってくれ、お前、もう普通に見えてるんじゃないか?」
ミセ*゚ー゚)リ!!
(;'A`)「なあ、どうなんだ?俺の思い過ごしなのか?」
ミセ*;゚ー゚)リ「それは、」('A`;)
ミセ*;゚ー゚)リ(私は、私は、)
ミセ*゚ー゚)リ「う、ん、そうだよ、」
('A`)!!!
('A`)「そう、か」
267
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/30(水) 20:19:46 ID:CRECtnh20
息が詰まるかと思った.俺の言ってほしくない言葉が彼女の口から漏れ出すと、たちまち俺の体から魂が抜けるような錯覚に陥る。来るべき日が来ただけだというのに、彼女が幸せになれる時が来たというだけなのに、俺の卑しい心がそれを許容できない.
268
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/30(水) 20:24:17 ID:CRECtnh20
'A`)「よかった、な」
('∀`)「ミセリのお母さんにも報告しないと」
ミセ*゚ー゚)リ・・・
ミセ*゚ー゚)リそう、だね
__________________________________________________________________
_______________________________
______________________
_____________
269
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/30(水) 20:27:22 ID:CRECtnh20
リハ*゚⊿゚)!
リハ*゚⊿゚)本当なの?ミセリ、
ミセ*゚ー゚)リうん、
リハ*゚⊿゚)…どうしたの?そんな悲しそうな顔をして
ミセ*゚ー゚)リちょっと、ね
リハ*゚⊿゚)…ドクオ君は居なくならないわよ?
ミセ*゚ー゚)リ!!
リハ*゚ー゚)大丈夫、そんな顔しないの。もし不安ならドクオ君に告白させればいいのよ。ドクオ君はミセリにゾッコンなんだから!
ミセ*゚ー゚)リママ、
リハ*^ー゚)ね?
ミセ*゚ー゚)リ、うん!
270
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/30(水) 20:28:44 ID:CRECtnh20
私は再び帰ってきた。
平面の世界からあるべき世界に。
それが不幸を呼ぶか、幸を呼ぶかなんて誰にも分からないけど。
…
271
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/11/30(水) 20:29:34 ID:CRECtnh20
平面の嘆きが聞こえる
272
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 21:37:59 ID:bYbojvvk0
第18話 平面の抑圧
273
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 21:39:24 ID:bYbojvvk0
ミセ*゚ー゚)リ
あれから1週間が過ぎた。私の生活はまだ完全には、以前のように戻っていないのだけれど、それなりに慣れたように思える。
だけど、これは始まりに過ぎなかった。
274
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 21:42:45 ID:bYbojvvk0
…この物語は平面の世界に追いやられた私の怪奇伝であり、もはや疑う余地のないほどに、運命の悪戯に翻弄されるのである。
275
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 21:44:14 ID:bYbojvvk0
ミセ*゚ー゚)リコンコン
ミセ*゚ー゚)リ「ドクオー!!!!!!!!ミセリちゃんがきたよー!!!」
ミセ*゚ー゚)リ「おーい、勝手にドア開けちゃうよー?」ガチャ
ミセ*゚ー゚)リ「いつまで寝てる、!!!?」
ミセ*;゚ー゚)リ「なに、これ」
ミセ*;゚ー゚)リ「目?」
ミセ*;゚ー゚)リ「どういうこと?それに、部屋が所々黒いし、変なにおいもする。まさか、これ、血?」
ミセ*;゚ー゚)リ「ドクオ?どこにいるの!?ドクオ!!!!?ドクオ!!!!!!」
276
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 21:46:53 ID:bYbojvvk0
私の声はドクオの家中に反響したが何一つとして帰っては来なかった
______________________________________________
____________________________
_______________
______
277
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 21:48:24 ID:bYbojvvk0
パ⊿゚)「ありがとうございました、ドクオさんに関しては私どもの方で捜索いたしますので、発見出来次第お電話を掛けさせていただきます」
リハ*゚⊿゚)「わかりました、それと、あの目と血は一体・・?」
ノパ⊿゚)「鑑定したところ人間のもののようです」
リハ;゚⊿゚)ッ!!?
リハ;゚⊿゚)「それってつまりは・・・」
ミセ*゚ー゚)リ・・
ミセ*゚一゚)リ・・・
ノパ⊿゚)「何とも言えませんね、事件性が有りますので」
ミセ;゚ー゚)リ(何が起こってるというの?ドクオ、あなたは無事なの??)
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____________________________
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______
278
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 21:52:32 ID:bYbojvvk0
夜がさざめく、夕暮れは黒に塗りつぶされた
279
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 21:56:59 ID:bYbojvvk0
(メA;)ハア、ハア、
(メA;)ミセ、リ、何でだい?
ガサ
(メA;)!、早く、逃げないと、
ねえ、くるしい??
(;メA;)どうしてこんなことをするんだい?
いいじゃない、別に
(メA;)に、逃げないと、
(メA; )ウグ、ハア、
そんなノロノロしてちゃ逃げられないよ?
(メA;)うう、どうして、どうして?俺が嫌いだったのかい?
…幸せのため、かな?
(メA;)俺は、君の幸せの邪魔をしてしまったのかい?
だから私の幸せのためだよ、邪魔とかじゃないんだよ
280
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 21:59:22 ID:bYbojvvk0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
281
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:01:11 ID:bYbojvvk0
ミセ*゚ー゚)リ!!!?
ミセ;゚ー゚)リ「何、今の。頭に、浮かんできて、」
リハ*゚⊿゚)「どうしたの?」
ミセ*゚ー゚)リ(怪我をしたドクオ、それに、あの嫌な雰囲気、)
リハ*゚⊿゚)「ミセリ?どうしたの?」
ミセ*゚ー゚)リ「私、ドクオの居場所に心当たりがあるの」
リハ*゚⊿゚)!!
リハ*゚⊿゚)「どこなの?」
ミセ*゚ー゚)リ「行ってくるね、ママ」
リハ*゚⊿゚)!
リハ;゚⊿゚)「待ちなさい!ミセリ!まだ取り調べが・・・
282
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:03:56 ID:bYbojvvk0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
ミセ*゚ー゚)リ着いた
かつて、全てが始まった場所に、因縁が蠢くこの地に再び帰ってきた
ミセ*゚ー゚)リあそこには抜け道があったはず
283
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:05:37 ID:bYbojvvk0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
ミセ*゚ー゚)リよかった、まだ大丈夫みたい
木々が騒めく、歓迎をしているかのように木枯らしが吹き荒れる
ミセ*゚ー゚)リ…行かなくちゃ
足が震える、体がこの地から引き返そうと躍起になっている
ミセ*゚ー゚)リドクオ、待っていて
284
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:06:18 ID:bYbojvvk0
_____________________________________________
____________________________
_______________
______
285
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:11:59 ID:bYbojvvk0
第19話
平面の始まり
286
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:12:46 ID:bYbojvvk0
(*'A`)「白!(しろ)見てみて!お魚さんがいっぱい泳いでいるよ!」
イ从゚ ー゚ノi「ふーん、あんま美味しくなさそう」
('A`)「白はすぐにそういう風な見方をするんだから!」
イ从゚ ー゚ノi「別にいいじゃん」
('A`)!
(*'A`)「わぁ、小っちゃいお魚さん。子供なのかな?お父さんとお母さんは何処にいるんだろう」
イ从゚ ー゚ノi「サカナは普通、親の近くに居ないよ」
('A`)「なんで?」
イ从゚ ー゚ノi「食われちまうからさ」
('A`)「お父さんとお母さんが子供を殺しちゃうの?」
イ从゚ ー゚ノi「サカナはそういうの気にしないんだよ」
('A`)「でも僕のお父さんは近くに居て守ってくれるよ?殺したりなんかしないよ?」
イ从゚ ー゚ノi「私だって魚の事なんか分からない、ただそういう風に聞いただけだ」
('A`)「誰から?」
イ从゚ ー゚ノi「昔の仲間さ」
('A`)「そうなんだ」
287
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:15:52 ID:bYbojvvk0
そう言うと私は透き通った水に体を浸からせた
288
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:18:29 ID:bYbojvvk0
イ从゚ ー゚ノi「やはりこの時期の水は心地よいな」
チャプ
('A`)「そうだね、冷たくて気持ちいい」
289
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:24:32 ID:bYbojvvk0
毒太郎は私が水に入った少し後に、足をほんのちょっぴり浸けてそう言った。
290
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:27:30 ID:bYbojvvk0
('A`)「ねえ白」
イ从゚ ー゚ノi「なに」
('A`)「まだ人間嫌い?」
イ从゚ ー゚ノi・・・
イ从゚ ー゚ノi「人間は嫌いだけどお前は別に嫌いじゃないよ」
('A`)・・・
(*'A`)「そっかぁ、嬉しいな」
291
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:28:56 ID:bYbojvvk0
毒太郎は体も弱く、父が其れなりの富豪ということで、友達ができなかった。だから私の一言に顔を赤らめていた。
292
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:31:37 ID:bYbojvvk0
('A`)「白、」
イ从゚ ー゚ノi「何?」
('A`)「白は僕のそばに居てくれる?」
寂しさか、それとも別のなにかは知らないが、毒太郎は不安そうに私に尋ね、彼の輝いた瞳が愁いを帯びる
イ从゚ ー゚ノi「さあね、」
('A`)
瞳がうるうると涙を蓄える
293
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:33:58 ID:bYbojvvk0
イ从゚ ー゚ノi「…まあ、死なない限りそばに居てやるよ」
(*'A`)パア
(*'A`)「うん!」
294
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:35:55 ID:bYbojvvk0
私には彼をほっとくことが不思議とできなかった。きっと彼の中にある友愛や母への親愛への渇望が、私に内在する何かを捉えたのだろう。
______________________________________________
____________________________
_______________
______
295
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:38:11 ID:bYbojvvk0
一年二年と時間が過ぎる。私のような野良狐は、普通2〜3年くらいで病気だとか天敵だとかに殺されてしまう、私の家族や友は皆死んでいった。だが私はこの冬で4年目になる雪を見ることになる。
296
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:40:15 ID:bYbojvvk0
(*'A`)「白、」
297
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:43:12 ID:bYbojvvk0
人間の成長とは恐ろしいものだ、小さかった彼はいつの間にか大きくなってしまった。子供の一年は大人の一年よりもはるかに早く進んでいるように思える。
298
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:44:48 ID:bYbojvvk0
冬には、私たち狐は発情期を迎える。しかし私は少しおかしいのかそういうのが殆どなかった。だが毒太郎の、この言葉を聞いて、私は心臓が壊れたんじゃないかというくらい強く胸の高鳴りを感じたことを、未だに覚えている。
299
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:46:04 ID:bYbojvvk0
イ从゚ ー゚ノi「なに?毒太郎」
(*'A`)「雪,きれいだね」
イ从゚ ー゚ノi「そうだね、きれいだ」
(*'A`)「白みたいに綺麗で、透き通ってる」
イ从゚ ー゚ノi「…そういうセリフは人間の女に言ってやるものだよ」
297の後にこれが入って298に続きます
ミスしました
300
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:47:22 ID:bYbojvvk0
イ从゚ ー゚ノi「もう10か11だろう?女の子の一人や二人、知っていないのかい?」
(;'A`)「う、そういうのは聞かないでくれよ、」
イ从゚ ー゚ノi「それもそうか、顔もよくない、いや、むしろ悪い君が女の子の知り合いを作るなんてむりか」
('A`)「はっきり言うなぁ、僕だって傷つくんだよ?」
イ从゚ ー゚ノi「そうか、それはすまなかったな」
301
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:48:51 ID:bYbojvvk0
なんとなくお互いに、お互いの言いたいことがわかる。
302
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:51:11 ID:bYbojvvk0
('A`)「暫く一緒に居よっか?」
イ从゚ ー゚ノi「君、体強くないだろう?」
('A`)「そうだけど白と一緒にいると落ち着くんだ」
イ从゚ ー゚ノi「ふーん」
303
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:52:54 ID:bYbojvvk0
人間の欲も生き物の欲も変わらない。そこには生と死があって、それの恐怖から逃れるために様々な行動をする。私と毒太郎がそばに居るのもそのためなのだろうか・・・
304
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:56:49 ID:bYbojvvk0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
(=゚д゚) 「毒太郎」
('A`)「はい、父さん」
(=゚д゚) 「急かもしれんが縁談が決まったぞ」
('A`)「え?」
(=゚д゚) 「村一番の美人で名高い宗流さんだ。しかも地主だからうちの生活もさらに良くなるぞ」
(;'A`)「まって、僕まだ15さいだよ!?結婚なんてまだ早いよ!」
(=゚д゚) 「毒太郎、分かってくれ。私は心配なんだ、お前は以前助けた野良狐に構って、女の人と関りを持たない。これでは私の祖先の家が途絶えてしまうよ」
(;'A`)・・・
305
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 22:58:59 ID:bYbojvvk0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
('A`)「白」
イ从゚ ー゚ノi・・・
('A`)「言わなきゃいけないことがあるんだ」
イ从゚ ー゚ノi「会えなくなる、か?」
('A`)「知ってたの?」
イ从゚ ー゚ノi「狐は耳がいいからな」
('A`)「そっか、そうなんだ、」
イ从゚ ー゚ノi「ああ、そうだよ」
306
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:00:14 ID:bYbojvvk0
会話にぎこちなさが生まれる、私も毒太郎も避けられぬ未来に身を凍えさせた。
307
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:02:40 ID:bYbojvvk0
('A`)「ねえ、」
イ从゚ ー゚ノi「なに?」
('A`)「白はそばに居てくれるんだよね?」
イ从゚ ー゚ノi「うん、でも毒太郎、きっともう、」
308
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:03:23 ID:bYbojvvk0
私は毒太郎に伝えようとしたのだけれど、その先のことばが出てこない。
309
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:07:13 ID:bYbojvvk0
('A`)「うん、うん、」
彼の瞳は動揺と悲しみを隠せなくなっていた
310
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:09:23 ID:bYbojvvk0
(;A;)「白と離れたくないよ、僕、僕、」
イ从゚ ー゚ノi
311
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:11:02 ID:bYbojvvk0
いずれ来る時だったのだ。それがきっと今日来ただけ。私だってもう長くはないだろうしお別れなんてすぐにも来る予定だった。
でもね、私も嫌だよ。毒太郎、あなたのそばに死ぬ間際まで居たかった。せめても貴方が結婚して幸せな家庭を築いて、私を失った悲しみも記憶も失ってくれれば、私はもう何も言わないよ。あなたの幸せだけ願ってるから。
312
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:12:48 ID:bYbojvvk0
イ从゚ ー゚ノi「君の幸せを願っているよ、毒太郎。」
イ从゚ ー゚ノi「じゃあね、私の事は忘れて幸せになって」
(;A;)「いやだ、いやだよ、白、」
313
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:15:00 ID:bYbojvvk0
彼の小さな声がずっと聞こえた。私は振り返ることもできずにそのまま去った。
314
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:16:07 ID:bYbojvvk0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
315
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:17:48 ID:bYbojvvk0
('A`)lw´*‐ _‐ノv
316
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:18:33 ID:bYbojvvk0
遠目から確認した彼の姿は幼さを感じさせるが立派な大人そのものだった。隣にいるのは宗流という女性だろう。確かに美しい女性だ。獣の私では勝ち目も何もないだろう。
317
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:20:46 ID:bYbojvvk0
私は心の奥底に、体を引き裂かれるような何かを感じながら、やがて深い眠りに堕ちた
318
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:22:16 ID:bYbojvvk0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
(;'A`)!!!!
lw´#‐ _‐ノv!!!
('A`)!!!
319
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:23:12 ID:bYbojvvk0
白、僕もそっちに行くよ…
320
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:24:18 ID:bYbojvvk0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
321
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:25:12 ID:bYbojvvk0
私は、最後の友であり、最も愛した男の声によって再び目覚めた
322
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:26:03 ID:bYbojvvk0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
323
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:28:42 ID:bYbojvvk0
イ从゚ ー゚ノiこれ、は
324
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:29:42 ID:bYbojvvk0
私には見慣れぬ手足が生え、そして、かつて毒太郎に持ち上げられて見た景色と同じ景色を見ていた
325
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:30:42 ID:bYbojvvk0
イ从゚ ー゚ノiゆめ、か?でも感覚はある・・・
イ从゚ ー゚ノiそうだ、もし、これが夢なら、
326
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:31:45 ID:bYbojvvk0
私は真っ先に毒太郎の事を思い浮かべた、愛しき君に会おうと考えたのだ
327
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:32:32 ID:bYbojvvk0
イ从゚ ー゚ノiここは?私が最後に目を閉じた場所?なら毒太郎のいる家は・・
328
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:34:44 ID:bYbojvvk0
慣れぬ足を必死に動かし私は彼のいる家に向かった。
329
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:35:45 ID:bYbojvvk0
______________________________________________
____________________________
_______________
_____
330
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:37:14 ID:bYbojvvk0
(=;д;)毒太郎!!!!毒太郎!!!!!!!!あああああああああああああ!!!!!!!!
イ从゚ ー゚ノiああ、あああ、
331
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:38:44 ID:bYbojvvk0
酷い血の匂い、鼻が利かなくなりそうな、いや違う。血の匂いのせいじゃない。毒太郎の血だと分かったからだ、だからこんなに頭がくらくらするんだ
332
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:40:08 ID:bYbojvvk0
lw´; _;ノvああ!!毒太郎さん!私を押し入りから守って死んでしまうなんて!!!
(`・ω・´)残念なことだ。まったくもって残念だ
lw´; _;ノv私を庇ったばかりに、ううう、うああ!!!
333
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:41:13 ID:bYbojvvk0
女は泣いていた、強い毒太郎の血と、無理に声を上げている不自然さを醸しながら。
私にはわかってしまった。この女は泣いていない、自分の罪をごまかすために泣いている。
334
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:43:04 ID:bYbojvvk0
何と醜いことか。なんと穢らわしいことか。
335
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:44:07 ID:bYbojvvk0
______________________________________________
____________________________
_______________
_____
336
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:45:17 ID:bYbojvvk0
lw´;‐ _メノv助けて!!助けて!!!
イ从゚ ー゚ノi一つ聞きたいことがある
lw´;‐ _メノvな、なんですか!
イ从゚ ー゚ノi毒太郎を殺したのはお前か?
lw´;‐ _メノv!!!
イ从゚ ー゚ノi真実を言え
lw´;‐ _メノv…
イ从゚ ー゚ノi真実を言えば助けてやる
lw´;‐ _メノv…はい
337
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:46:30 ID:bYbojvvk0
イ从゚ ー゚ノiなぜだ、
イ从#゚ A゚ノiなぜ殺した!!?
lw´;‐ _メノvだって!だってあの人はいつもいつも白だとかいう狐の事しか話さなくて!
lw´;‐ _メノv寂しかったの!ずっとずっと!!何年も何年も同じことばっかり!!!
lw´; _メノv私の事愛してないんじゃないかって!それで、私、私!!!
イ从゚ ー゚ノi…
338
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:47:57 ID:bYbojvvk0
人間なら欺けただろうに、目の前にいるのは獣なのだ。女、お前という邪悪はそれを知らない。
339
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:49:41 ID:bYbojvvk0
从゚ ー゚ノi真実を言えと言ったはずだが?
lw´; _メノvそれが真実で!!!
イ从゚ ー゚ノi男でもできたんだろう?
イ从゚ ー゚ノiお前の体から汚らしい精液の匂いがする
lw´; _メノv!!!
lw´;‐ _メノv…
340
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:50:46 ID:bYbojvvk0
女の顔から冷汗が落ちる
341
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:52:09 ID:bYbojvvk0
イ从゚ ー゚ノi死ね、屑が
lw´;‐ _メノvいや、いや、いや!!!!
イ从゚ ー゚ノi安心しろ、お前の魂は永遠に苦しみ続けるのだ
342
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:53:52 ID:bYbojvvk0
魂に干渉する力なんぞ私は持たない、せいぜい怪我を直したりするくらいの力しか今でも扱えないが、真に受けた女は大きな悲鳴を上げて死んでいった。その声に反応して屋敷に居た人間たちがやってくる、すぐさま私は彼らに問う
343
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:55:39 ID:bYbojvvk0
毒太郎を苦しめたのは貴様か?
344
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:56:37 ID:bYbojvvk0
と。
______________________________________________
____________________________
_______________
_____
345
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/01(木) 23:57:32 ID:bYbojvvk0
時間が過ぎ、やがて私は神格された。そのうち、私は彼らの醜さを何度も何度も見せられ頭がおかしくなりそうだった。だが、それでも消えないこの憎しみは現代の世界にまで保存された。
そして話は今に戻る。
346
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/02(金) 23:30:42 ID:xCe1owLY0
______________________________________________
____________________________
_______________
_____
347
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/02(金) 23:31:55 ID:xCe1owLY0
ミセ*゚ー゚)リ「あの人狼が居るのはこの山のはず、きっとドクオもここに・・・」
ミセ*゚ー゚)リ「待っていて、ドクオ、必ずあなたを助けるから。」
348
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/02(金) 23:42:38 ID:xCe1owLY0
やがて乙女は,
自分を動かす絶対的な何かを知ることになる
349
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 00:07:18 ID:v1KUDybw0
…
平面の始まりはやがて終局に向かうだろう
350
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 00:21:50 ID:v1KUDybw0
第20話
平面の真実
351
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:28:48 ID:v1KUDybw0
イ从゚ ー゚ノi「」
(メA⁻)
イ从゚ ー゚ノi「」
(メA⁻)
352
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:30:10 ID:v1KUDybw0
眠りにいざなわれた彼は死んでいる風にさえ見える。もし私に以前のような力が有れば、多少なりとも彼の傷を修復できるだろうが、時代が変われば概念など簡単に変わる。
神は科学によって駆逐されようとしているこの時代、私のような偶然により神に仕立て上げられた存在は随分と非力になってしまった。
353
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:32:37 ID:v1KUDybw0
イ从゚ ー゚ノi「水でもとってくるか」
(;メA⁻)うう、ミセリ、
イ从゚ ー゚ノi「…君はなぜ彼女に固執するんだい?わざわざここまで来て、まだ空虚な夢の中で抗うというのか」
(;メA⁻)どうして、どうして、
354
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:36:00 ID:v1KUDybw0
彼の顔は毒太郎に瓜二つで、かつての魂の転生体だろうと私は確信している。そんな彼の、他人によって滅茶苦茶な運命を辿らされるところは変わっていないのかもしれない。
355
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:37:25 ID:v1KUDybw0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
イ从゚ ー゚ノi
チャプ
イ从゚ ー゚ノi「…つめたいな」
356
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:38:35 ID:v1KUDybw0
恐らくはあの女の事を愛しているのだろう、それ故に私は…
357
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:41:10 ID:v1KUDybw0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
ミセ*;゚ー゚)リハア、ハア、ハア、
ミセ*;゚ー゚)リ「ドクオ、どこにいるの?この山に居るはずなのに、」
358
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:47:06 ID:v1KUDybw0
以前、あの女に助けられたときはこの一本道を下ることになったはず。だと言うのに今はなぜか道がうねっている。
359
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:48:26 ID:v1KUDybw0
ミセ*゚ー゚)リ!!!
ミセ*゚ー゚)リ「これは、」
ミセ*゚ー゚)リ「血、」
ミセ*;゚ー゚)リ「ドクオ!!!」
360
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:49:06 ID:v1KUDybw0
私は引き返すべきだったのだろうけど歩みを止めなかった
361
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:51:20 ID:v1KUDybw0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
イ从゚ ー゚ノi「随分とましになってきたな」
(メA`)「ありがとうございます」
イ从゚ ー゚ノi「君の体の何かを代償にすればその目も直せるんだがね、」
(メA`)「どういうことですか」
イ从゚ ー゚ノi「なんでもないさ」
362
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:52:06 ID:v1KUDybw0
イ从゚ ー゚ノi…
イ从゚ ー゚ノi「ふ、くくく、はははは・・・」
(メA`)「いきなりどうしたんですか?」
イ从゚ ー゚ノi「君は愚かだね」
(メA`)「え?」
イ从゚ ー゚ノi「君のような愚か者を見ていると楽しいということさ」
(メA`)???
イ从゚ ー゚ノi「忘れているだろうけどね、昔、君とあの子はここで死にかけたんだよ」
(メA`)「覚えてますよ、あの時からミセリは、世界が平面に見えるように成ってしまったんだから」
イ从゚ ー゚ノi「そうじゃないんだ、君は私に言ったんだよ」
(メA`)「何をですか?」
イ从゚ ー゚ノi「この私に、自分がどうなってもいいからあの女の子を助けてほしいってね」
(メA`)「そんなこと言った覚えありませんよ」
イ从゚ ー゚ノi「当たり前だ、あの時ついでに記憶も消したからな」
(メA`)「なぜ?」
イ从゚ ー゚ノi「…君にはあまり覚えていてほしくなかったから、かな?」
(メA`)「俺に、覚えていてほしくなかったんですか?」
イ从゚ ー゚ノ「ああ、あの時の私は嬉しさと嫉妬に挟まれていたからな。」
363
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:53:20 ID:v1KUDybw0
今まで蔑んでいた人間に私はなってしまった、そしてそれを見られることに心の奥底の私が抵抗したんだろう。
私はそれのために記憶を消した、それでも狂ったままだったが。
364
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:55:10 ID:v1KUDybw0
(メA`)「嬉しさと嫉妬ってどういうことですか?」
イ从゚ ー゚ノi「君らのようにお互いがお互いのために死ねるなんて、思ってもいなかったってことさ」
(メA`)「そうなんですか」
イ从゚ ー゚ノi…
イ从゚ ー゚ノi「…そのあと私は死にかけだった女の子の母親と君の父親は何とか助けたが、やはり人間というのは愚かだね」
イ从゚ ー゚ノi「自殺、か」
365
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:56:10 ID:v1KUDybw0
何とも笑える話だ、助かった命を使ってまですることが自殺か。私は毒太郎が与えてくれた命を投げ出しはしなかったいうのに、この子の父親は愛する人を失った絶望からか自殺してしまった。
私は乾いた笑いなのか心の奥底から笑っているかもわからないまま居る。
366
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 01:57:48 ID:v1KUDybw0
イ从゚ ー゚ノi「目を代償に使ったというのに意味はあまりなかったのかもしれないな」
(メA`)「目を代償に使った?」
イ从゚ ー゚ノi「ああ、そうさ。あの女の子の目を使って君たちを助けたんだ」
イ从゚ ー゚ノi「目には特別な力が宿っていてね、それを死にかけの人間の肉体修復に力を使わせてもらったよ」
(メA`)「じゃあ、ミセリの目があんなふうになった理由は、」
イ从゚ ー゚ノi「そういうことさ」
367
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 02:00:18 ID:v1KUDybw0
少々語弊がある。あの女の子の両目を使わなくてもよかったのだ。
片方の障害が長引くとしても、もう片方を正常のままにしておくこともできた。其れでも私は両目を使った。
…余りにも人間の汚い部分を見続けた私は、転生体の彼と、あの女の子に意地悪のようなことをしたのだ。
つい最近までそれが愉快で仕方なかったが、遠目から彼を確認しているうちに昔の私に少しづつ戻ってしまった。
368
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 02:02:36 ID:v1KUDybw0
ガサ
イ从゚ ー゚ノi!!!
(メA`)!!!
369
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 02:04:13 ID:v1KUDybw0
ミセ*;゚ー゚)リハア、ハア、ハア、
ミセ*゚ー゚)リ「ドクオ!!!」!
ミセ*゚ー゚)リ(よかった!まだ生きてたんだね)
(メA`)「ミセ、り」
ミセ*゚ー゚)リ「ドクオ!早くこっちに!!」
イ从゚ ー゚ノi…
ミセ*゚ー゚)リ!
370
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 02:05:39 ID:v1KUDybw0
冷ややかな目線が私に向けられる。私にはそれの理由がこの時、分からなかった
371
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 19:59:09 ID:BdugQp2A0
(;メA`)「ミセリ、何でだ?教えてくれ。俺がいけなかったのか?」
ミセ*゚ー゚)リ「え?」
イ从゚ ー゚ノi「いまさら何をしに来たんだい?殺し損ねたから殺しに来たのかい?」
ミセ*゚ー゚)リ「え?え?」
ミセ*;゚ー゚)リ「どういう、こと?」
(;メA`)「覚えていないのか?」
ミセ*;゚ー゚)リ「何を?」
(;メA`)…
372
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 20:05:18 ID:BdugQp2A0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
平面の真実は貴方にだけ明かされる
373
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 21:54:48 ID:BdugQp2A0
最終話
平面の人間
374
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 21:56:16 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リ…
ミセ*゚ー゚)リ「ねぇ、ドクオ」
('A`)「なに?」
ミセ*゚ー゚)リ「少し外行かない?」
('A`)(前みたいに危ないわけじゃないし、いいか)
('A`)「いいよ」
______________________________________________
____________________________
_______________
______
375
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 21:57:13 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リ「お星さま綺麗だね」
('A`)「そうだな」
ミセ*゚ー゚)リ「月がきれいだね」
('A`)「そうだな、明るくて綺麗だ」
376
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 21:57:59 ID:BdugQp2A0
会話にぎこちなさが生まれる。以前のような自然な会話を心掛けるんだけれども、どうにもうまくいかない
377
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 21:59:05 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リ「そういえばね、摸螺君が
378
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 21:59:47 ID:BdugQp2A0
ミセリの口から俺以外の男子の名前が出るなんて、前なら考えられなかったな。
379
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:00:42 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リ「ねぇ、聞いてる?」
('A`)「え?ああ、聞いてるよ」
380
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:01:28 ID:BdugQp2A0
嘘をついた、聞いてなんかいない。正確に言えば、聞いても体が聞こうとはしない、頭に彼女の言っていることが入ってこない。
381
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:02:20 ID:BdugQp2A0
セ*゚ー゚)リ「むぅ、本当に?」
('A`)「ほんとほんと」
ミセ*゚ー゚)リ「なんか適当だなぁ」
('∀`)「そうか?」
382
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:03:00 ID:BdugQp2A0
無理に笑みを浮かべる、そうでもしなければ、頭の中をぐちゃぐちゃにする何かに押しつぶされてしまいそうだったからだ。
383
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:04:11 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リ「少しその公園でやすもっか」
('A`)「そうだな」
______________________________________________
____________________________
_______________
______
384
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:05:07 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リ「本当にどうしたの?様子が変だよ?」
('A`)「あれだよ、季節の変わり目で少し疲れてるんだよ」
ミセ*゚ー゚)リ「そういえばそうだね、いままでの暑さが嘘みたいに涼しくなったもん」
('A`)「そうだな」
ミセ*゚ー゚)リ「…もう10年か、あっという間だったな。」
385
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:05:55 ID:BdugQp2A0
そうだ、俺は10年近くミセリのそばに居たんだ、いつの間にか俺はミセリに依存していたんだろう。だからこんな風におかしくなっているんだ。
386
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:06:58 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リ「10年もありがとうね、ドクオが居なかったら私、きっと生きていけなかった」
('A`)…
('∀`)「感謝されることでもないさ」
387
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:07:56 ID:BdugQp2A0
俺は、胸の中に出てきた苦しみを、無理に押さえつけた。ミセリが俺のそばから離れることへの予感、それを肯定的に見れない自分への嫌悪感。様々な苦しみを抑えた。
388
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:08:45 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リ「私トイレに行ってくるね?」
('A`)「家まで我慢したら?」
ミセ*゚ー゚)リ「いいじゃん!少しだけだよ!」
('A`)「へいへい」
ミセ*゚ー゚)リタッタッタッタ
('A`)「行っちまったか」
389
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:09:39 ID:BdugQp2A0
イ从゚ ー゚ノiスッ
イ从゚ ー゚ノi「やあ」
('A`)!?
(;'A`)「え!?あの時のお姉さん!?何でここに?」
イ从゚ ー゚ノi「なに、別れのあいさつでもしておこうかとね」
('A`)「別れの挨拶?」
イ从゚ ー゚ノi「故郷に帰るのさ」
('A`)「そうなんですか?」
イ从゚ ー゚ノi「君たちを見ていたら故郷に帰りたくなったんだよ。昔の自分と、あの人を思い出してね」
('A`)「大切な人ですか」
イ从゚ ー゚ノi「ああ、そういうわけだ。じゃあな」
('A`)「あ、はい、それじゃ」
('A`)…
('A`)「大切な人、ミセリがほかの誰かと結婚したら俺は天涯孤独か。その時の故郷にはもう、俺を待ってるやつも居ないだろうしな」
390
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:10:36 ID:BdugQp2A0
父さんが死んだ理由が少しわかったかもしれない、俺と同じように依存していたんだ。自分の愛する人に依存していたんだ。そしてそれはいつの間にか当人を狂わせる、俺もおかしくなったのだろうか
391
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:12:08 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リ…
ミセ*゚ー゚)リねぇ
('A`)!!
('A`)「ミセリ、トイレすんだのか?」
ミセ*゚ー゚)リなんであいつと話していたの?
('A`)「あいつ?あのお姉さんのこと?故郷に帰るらしいから少し話をしただけだよ」
392
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:12:52 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リあなたは私から離れるつもりなの?
('A`)「どうした?そんな怒った顔して、なんかあったのか?」
ミセ*゚ー゚)リ私の事を捨てるつもりなの?
('A`)???
('A`)「捨てる?いきなり何の話をしてるんだ?」
ミセ* Д)リ私が目を犠牲にしてまで!あなたと生きようとしたのに!あなたは私の事なんか知らんぷりなの!?そうなんでしょ!?最近のドクオは私の事なんか気にかけてないじゃない!!!
('A`)「え?」
ミセ*゚ー゚)リ グチャ
(メA`)え
ミセ*゚ー゚)リそれなら死んで?私のために
393
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:14:08 ID:BdugQp2A0
(;メA`)あ、
(メA`)ドン
ミセ*゚ー゚)リ!?
(;メA`)ハア、ハア、タッタッタッタ
ミセ*゚ー゚)リやっぱり逃げるの?私がこんなにあなたの事を思っているのに
ミセ*゚ー゚)リあのオオカミと一緒に、逃げるの?
ミセ*゚ー゚)リゆるさない
ミセ* Д)リ貴方は私と一緒に生きなきゃいけないの。そうやってしか生きちゃいけないの!!
394
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:20:25 ID:BdugQp2A0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
395
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:22:19 ID:BdugQp2A0
ミセ*;゚ー゚)リ「私がドクオを殺し損ねた?」
ミセ*;゚ー゚)リ「何の話をしているの?その傷は魄がつけたもので、私じゃないよ、:
イ从゚ ー゚ノi…
(;メA`)「覚えて、いないのか?」
ミセ*゚ー゚)リ「そ、そうだ!!」
ミセ*゚ー゚)リ「そいつが私を操ったのよ!そうでしょ!?夢の中にも出てきて!」
イ从゚ ー゚ノi「なんの話をしている?夢?あいにくだが私にはそんな力はないよ」
ミセ*゚ー゚)リ「嘘よ!そんなはずない!だって!!あなたは私の夢の中に出てきて!それで、」
396
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:32:40 ID:BdugQp2A0
イ从゚ ー゚ノi「それでなんだ?」
ミセ*;゚ー゚)リ「それで言ったじゃない!人並みの幸せなんて手に入らないって!」
イ从゚ ー゚ノi「一つ君に問おう」
ミセ*゚ー゚)リ「なによ」
イ从゚ ー゚ノi「今までのは人並みの幸せ以上のものじゃなかったのかい?」
ミセ*゚ー゚)リえ?
イ从゚ ー゚ノi「いままでドクオ君とともに過ごせたのは人並み以上のものじゃなかったのかい?」
ミセ*;゚ー゚)リ「それを貴方が壊すって!!」
イ从゚ ー゚ノi「今の話だと手に入らない話をしているのであって、君はすでに手に入れてるんじゃないのかい?」
ミセ*;゚ー゚)リ「だ、だからそれを奪うってことなんでしょ!?」
イ从゚ ー゚ノi「そうか?とりあえず私には心当たりは無いが」
ミセ*;゚ー゚)リ「嘘言わないで!!」
397
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:34:26 ID:BdugQp2A0
ミセ*;゚ー゚)リ「ドクオ!早くこっちに!貴方は騙されてるの!そのオオカミに!!!」
イ从゚ ー゚ノi「ふむ、誤った伝承のまま現代に伝わっているのか」
ミセ*;゚ー゚)リ「早く!!!私とそいつ!どっちを信用するの!?」
(;メA`)…
ミセ*;゚ー゚)リ…
398
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 22:42:50 ID:BdugQp2A0
ミセ*;゚ー゚)リ私を、信用できないの?
ミセ*;゚ー゚)リ貴方は、私を、信用できないの?
ミセ*;゚ー゚)リねぇ
ミセ#゚ー゚)リねぇ!!!!
(;メA`)一回落ち着くんだ、ミセリ
ミセ# Д)リ落ち着いてるわよ!!!
ミセ# Д)リ私は!!私は!!正常よ!貴方がおかしいのよ!
ミセ# Д)リそんな会って間もない女を信用して!何で私を信用できないの!?
ミセ# Д)リあんたなんか知らない!
タッタッタッタ
(メA`)おい!ミセリ!!!
(;メA`)くそ!
イ从゚ ー゚ノi待て
(;メA`)なんすか!?早く追わないと!
イ从゚ ー゚ノi今は暗い、危ないぞ。私が追ってやる、まっていろ
(;メA`)…
(メA`)俺が行かなきゃいけないんです
イ从゚ ー゚ノiなぜ?
(;メA`)また後で話します!
タッタッタッタ
イ从゚ ー゚ノiおい!
イ从゚ ー゚ノi…一応後ろについていくか
399
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:15:17 ID:BdugQp2A0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
400
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:17:06 ID:BdugQp2A0
ミセ*;A;)リうう、うああ、なんで?なんで?
ミセ*;A;)リこんなにあなたの事を思っているのに何であなたは無視するの?
ミセ*;A;)リ目の見える私は用済みなの?
ミセ*;A;)リううう、
ガサ
(メA`)!
(;メA`)ミセリ!
401
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:17:52 ID:BdugQp2A0
ミセ*;A;)リ!
ミセ*;A;)リドクオ?
(メA`)よかった、急に飛び出していったから。ほら、さっさとこっちにこいよ。洞窟の中は危ないから
ミセ*;A;)リ…
(メA`)…
(メA`)家に帰ろう。みんなに心配かけちゃうからさ
ミセ*;A;)リ…
ミセ*;A;)リドクオは、ドクオは私の事どう思っているの?
(メA`)俺?俺は、
ガラ
(メA`)え?
イ从゚ ー゚ノi!!!
イ从;゚ ー゚ノi(まずい!間に合うか!?)
イ从;゚ ー゚ノiクッ!
402
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:18:34 ID:BdugQp2A0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
403
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:19:16 ID:BdugQp2A0
(;'A`)いったッ、
ミセ*;゚ー゚)リドクオ!?大丈夫!?
('A`)う、うん、
('A`)でも、
(;'A`)俺たち、閉じ込められちまったな、
ミセ*゚ー゚)リ…
404
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:19:56 ID:BdugQp2A0
不思議と嫌な気持ちがしない、私はドクオと二人だけの,この空間に安堵を覚えてしまった。
405
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:21:00 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リドクオ、そっちに居るの?今行くね?
('A`)あぶねーから俺がそミセ*;゚ー゚)リきゃあ!!
('A`)!!!
(;'A`)大丈夫か?ミセリ。しっかりキャッチできたか?
ミセ*゚ー゚)リ…
406
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:24:09 ID:BdugQp2A0
なんていう温かさ。忘れてしまっていた何かがすぐ近くに戻ってきた気がする
407
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:26:08 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リぎゅ
('A`)ぎゅ
('A`)…
('A`)(お姉さん、俺を庇ったけど大丈夫だったのか?)
('A`)(それにミセリと俺だけでどうする?こんな暗闇の中を過ごすというのか?)
('A`)…
('A`)(なんだろう、息が聞こえない。自然と一体化したような気さえ思い起こされる)
ミセ*゚ー゚)リねえ、
('A`)なに?
ミセ*゚ー゚)リなんだかドクオがすごい近くに居る気がするの
('A`)居るじゃん
ミセ*゚ー゚)リちがうの、違うの
('A`)…
408
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:27:17 ID:BdugQp2A0
ミセリの言いたいことが分かった気がする、俺もミセリの近くに居るって、すぐそばに居るってわかる。今までのような距離としてじゃなくて、もっと別の何かとして
409
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:28:15 ID:BdugQp2A0
('A`)そうだね、俺もいま、そう思ったよ
ミセ*゚ー゚)リそっか
______________________________________________
____________________________
_______________
______
410
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:29:03 ID:BdugQp2A0
長い時間、感覚が壊れたのか、それとも実際にそうなのかはわからないけど、俺たちは一つの意識の集合体になっていく。
ふわふわしているような、何とも言えない白の世界。
それが俺たちを包み込む。
411
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:30:04 ID:BdugQp2A0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
412
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:32:14 ID:BdugQp2A0
やがて世界を分けていたはずの線引きは跡形もなく消滅する
413
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:34:05 ID:BdugQp2A0
ガラ、ガラ
川;゚ー゚シャ「いたら返事をしてください!!!いませんか!?」
(;゚^゚)「どうだ?いたか?・・・!!!!」
(゚^゚)「この子達か、息は…」
______________________________________________
____________________________
_______________
______
414
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:45:05 ID:BdugQp2A0
(メA`)「でよー、俺言ったわけ、ホモじゃねーよってさ。そしたらさージョルジュの奴いきなりおっぱい連呼し始めたんだよ」
(゚、゚トソン「道理で最近おっぱいおっぱい言いながら、萌えフィギアを撫でてたのね」
川 ゚ -゚)「そういうことか、あまりにも気持ち悪かったからビックリしたがそういうわけだったのか」
( ^ω^)「おーい!ジョルジュー!おっぱいフィギアいるかおー?」
( ゚∀゚)ノシおっぱい!おっぱい!!
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオがおっぱい好きは嫌いって言ってたわよ」
( ゚∀゚)!?
( ;∀;)ちっぱい!ちっぱい!!
( ^ω^)「ツン!ディすられてるおwwwwww」
ξ#゚⊿゚)ξフン!!
( ;゚ω゚)ホゲッ
415
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:46:07 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リかきかき
ミセ*゚ー゚)リでけた!!
(メA`)「お?」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃじゃーん!」
416
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:47:18 ID:BdugQp2A0
ミセ*゚ー゚)リ(メA` )
417
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:48:09 ID:BdugQp2A0
ミセ*^ー^)リ(メA`*)
418
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:49:12 ID:BdugQp2A0
END
419
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:49:58 ID:BdugQp2A0
______________________________________________
____________________________
_______________
______
420
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:50:40 ID:BdugQp2A0
('A`)「白、お帰り」
イ从゚ ー゚ノi…
イ从゚ ー゚ノi「毒太郎?毒太郎なの?」
('∀`)「もしかして僕の顔忘れちゃった?」
イ从゚ ー゚ノiああ、うああ、
イ从; A;ノi「毒太郎!!毒太郎!!!」
('∀`)「改めて、お帰り。白」
イ从; A;ノi「うん!うん!!!ただいま、ただいま、毒太郎!」
421
:
川*´∀`)
◆atQbEDFLlU
:2016/12/03(土) 23:51:35 ID:BdugQp2A0
本当に お し ま い
422
:
名も無きAAのようです
:2016/12/04(日) 00:54:17 ID:qcVaJ/tc0
面白かった。
投下ペースもよくて、最後まで楽しめました。
お疲れ様でした
423
:
名も無きAAのようです
:2016/12/12(月) 08:45:32 ID:21gMxVWY0
乙〜
こういう雰囲気の作品すき
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