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( ω )千年の夢のようです
69
:
◆3sLRFBYImM
:2016/06/07(火) 23:22:54 ID:uoQSJDlE0
近くは二年前にも首元を抉られたのだと、彼は言った。
自らを指さし、しかしぴったりとボタンで留められたその襟首は露出を避けている。
デルタは言葉を続けた。
( "ゞ) 「やられた方は死に物狂いだったさぁ。 必死になればなるほど、生き物ってえのは本能に抗えないもんだぁよ」
川 ゚ -゚) 「ほかの生物が、人を食べる…のか??」
( "ゞ) 「……餌が見つからなくて、出てくるんだろうなぁ。
生き物なんて、どれも生きていくのに精一杯よお」
川 ゚ -゚) 「…」
『弱肉強食って言葉が、昔あった』
川 ゚ -゚) ( シャキン…… )
いつかの仲間の言葉が記憶に浮かび上がり、すぐに消える。
クーが知る由もない、この山の自然は大陸内においても些少たるものだった。
土地面積に対して樹木の育ちも悪く、人の手入れがなくなれば緑は消失し、禿げてしまう。
自然が、自然を拒む島。
草食動物は数を減らし、そんな獣を餌としていた肉食獣もだんだん居なくなっていく……そんな場所だ。
徐々に日射しが強くなる。
遮る葉が少ないために直射する陽が、目覚めたての網膜を刺激した。
_,
川 ´ -゚) ( ……眩しい )
浴びたことのない太陽光と、大地を彩る緑黄。
肺を満たす酸素に染み付く匂いを、慣れることはあるのだろうか。
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