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(  ω )千年の夢のようです

41 ◆3sLRFBYImM:2016/02/19(金) 22:00:41 ID:RR8t2NkE0
誤解��������。
呆気なく突き詰めてしまえば、ただその一言につきる。
しかしこの時ジョルジュは一瞬、答えに窮した。


当時こそ彼の記憶には残らない…一族に呪われし深い闇と常に向き合っていたのは、
他でもないワカッテマスのほうだ。

不本意に生まれ、
   他人の記憶に苦しみ、
      味方すら誰一人いない…、
鮮血の世界で孤独に生きた和香。

  _
( ゚∀゚) 「����…遺された記憶をどう思うかはお前次第のはずだろ」


人格を統合して以来。
いや、正しくはそれよりも前からずっと、ジョルジュは考えて続けていた。


和香には延々に託され、ジョルジュには継がれなかった一族としての記憶…。
その差は一体なんだったのか?

苦しみ続けて歪んだ怨念の象徴を尻目に、
自分だけが悠長に眠っては気まぐれに目を覚まし、正義感を振りかざしていた。
和香だけに負の遺産を押し付け、己は遊び呆けていたようなものだ。


だが、夢の中で交わした和香との約束を忘れた日は一日たりともない。
想っては奮い立ち、同時に苛まれる年月を彼なりに過ごしてきた。

  _
( ゚∀゚) 「本物のお前ですら、薄々気付いていたんだぞ…」


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