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( ω )千年の夢のようです
29
:
◆3sLRFBYImM
:2016/02/19(金) 21:42:17 ID:WEBAMmVw0
工房を出たクーは夜の【ロータウン】を走る。
数分前に比べれば強く叩かれるブーツの底が、整備されていない路地のタイルをガツ、ガツと削る。
『化け物モナ…。(´∀`メメ;)
気を失う前にみえたのは、黄色い瞳と����』
( 化け物… ) 三 川 ゚ -゚)
慣れない疾走に長い黒髪がなびく。
手入れ済みの艶やかさが宵の寒気を吸い込み、張り詰めた緊張を演出した。
はためく外套は防寒具の役目を忘れ、口元からは白い息が流れた。
槍が化け物なのか…。
( アサウルス……? ) 三 川 ゚ -゚)
自然とその単語を思い浮かべ、クーは首をかしげた。
……どこで知ったのだろう?
名前は知っているのに、記憶からは何も引き出せない。
こんな時、クーは思考をさっさと切り替える。
自分の記憶ほどあてにならないものはない。
現状を把握するならば、客観的に見直してみるのだ、と。
…モナーの赤黒い痣は呪術の跳ね返り。
…魔導力そのものによるダメージ。
それはまるで "偽りの湖" における穢れのような����
「!!」 (゚- ゚ 川
����今まさに街のどこかで膨張し続けている、
赤黒い魔導力…【ウラミド】の波動と同じものだ。
(推奨BGM:Fire Above the Battle)
https://www.youtube.com/watch?v=GmR3AALCPzo
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