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(  ω )千年の夢のようです

20 ◆3sLRFBYImM:2016/02/19(金) 21:18:08 ID:WEBAMmVw0
愚かしいことに。
知ろうとすれば知るほど今度は、
指をくわえて結末を待つだけの無謀さを嫌でも思い知らされる。


あらゆる想定に行動を備える者もいれば、
本能のまま、来るものを拒まぬ姿勢で過ごす者もいる。
����だがそれすら。
等しく自分の世界でしか物事を見ない証拠に他ならぬことを、いつか気付ける日がくるのだろうか…?


川 ゚ -゚)
     《コツ…コツ…》

たったいまブーツを鳴らして歩くクーは、ずっと考えている。
少なくとも…記憶のあらん限り。


人間のもつ、他の動物とは恐らく決定的に異なる部分。

ヒトという種のためでなく、自分のためでもない…。
昨日まで何も知らなかった隣人のために、
今日を共に生きるための感情を分け与えるという性質。


川 ゚ -゚) 「少し遅くなってしまったな」


自己を犠牲にしてでも誰かに寄り添う心。
誰もが大なり小なり抱えていて、ある日、不意に湧き上がる "情" だ。
はみだし者のチンピラも、性を自覚する前の幼子も、
死を控えた老人にも、それはいつか芽生えるものだ。


だからこそ悩み、病み、時に自ら命を投げ出してしまうこともあるかもしれない。
幸い生き永らえたとしても知らず知らずのうちに歪み、
その気もないのに周囲を傷付ける刃を研いでしまう者もいるかもしれない。


誰かと時間を共にするからには、そういったリスクもある。
喜びと哀しみは表裏一体だ。


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