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(  ω )千年の夢のようです

123 ◆3sLRFBYImM:2016/07/20(水) 19:57:16 ID:RYml97060
含みを隠さず笑い続ける不死者は、もはやクマーを見てはいなかった。

空いた掌で目頭を覆い、口許を隠している姿はまるで悪巧みをする少年のように無邪気で、殺人鬼の如き狂喜を撒く。
次第に小さくなる笑い声の代わりに膨らむ、禍々しい雰囲気が下水路を埋め尽くしていく。


…会話はもう成立しないだろう。
ドクを横目に、クマーは平静を装いながらその脇を通り抜けようとした。


(・(エ)・) ( 主と同じ、不死の人間……、あれが )


──根本が違う。
チャンピオンとして闘っていたあの人形とは雲泥の差だ。

そして思い知る。
すれ違う瞬間、あまりの寒気に身震いを抑えられなかった自分がいることに。


「……さて、行きますかねぇ〜…ひひひ♪」 (( ( 'A)

((エ)・ ) 「…」


クマーが通ってきた道を戻るこの不死者は、殺意の塊を原動力としているのかもしれない。

ワカッテマスが、自分たちを造り出したように "生をもって死を弄ぶ" 者ならば。
この男は、"死をもって生を弄んでいる" ように見えた。


「あぁ、言い忘れるところだった」


暗闇から暗闇へと…。
不死者ドクの声が、反響して聴こえる。


    「お前さあ…ウォール高原の出身とかきいたんだけど」

              「もうその街は無ぇよ、ひっひひひ!」

((エ)・ ) 
                         「…てめーみたいな奴がいったいどこまで生きられるのか、気が向いたら見届けてやるからなぁ〜♪」

((エ)・ )



((エ)  )


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