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( ω )千年の夢のようです
111
:
◆3sLRFBYImM
:2016/07/20(水) 19:32:48 ID:RYml97060
あれほど苦しめられた頭痛も、今ではすっかり消えている。
時間にして数秒も経過していないことは、霞みとなり消滅していく八岐大蛇と、己の魔導力が教えてくれる。
見上げた先の、ショボンの顔が近い。
ときめきなど覚えるはずもないが、彼に抱えられていることに遅れて気付き、息を吐いた。
クーは立ち上がり、我が身を支えてくれていたショボンに軽く礼を陳べる。
共に眺めるは、もうもうと立ちこめる【グランデス】の痕跡、そして砂煙。
睨むは…奥に潜む呪術師の影。
ショボンの視線は動かない。
ジョルジュも、氷結して物言わぬ金髪の青年を腕に抱えながら同じく、行く末を見守っている。
川 ゚ -゚) ミ,,゚Д゚彡
この世界では珍しい風貌をしている青年、ナナシ。
クーが生きてきた時の流れにおいてすら、ハインを除けば唯一、金髪の人間を見た気がする。
いくら痛みに苛まれようと、クーにとっては馴染み深い魔導力のコントロール。
無関係な人間をむざむざ巻き込むつもりなど毛頭ありはしなかったが、ここはジョルジュの行動と意思を尊重し、なにも言わないでおく。
だが、些か視野を狭めていたのも確かだ。
──それよりも問題は。
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