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これを魔女の九九というようです
217
:
名も無きAAのようです
:2015/06/20(土) 12:50:29 ID:vdSRrPRY0
軽く体を揺すると、その体がひどく重くなっていた。
すっかり脱力しきっていて、まるで死んでいるように見えて……。
(´・_ゝ・`)「…………」
彼女を床に寝かせ、そして今に至るというわけだ。
( 、 *川「…………」
(´・_ゝ・`)「…………」
体が怠くなってきた。
頭がぼんやりとしてきて、意識していないと呼吸するのを忘れてしまいそうだった。
流石に辛くなり、僕も床に横たわった。
燃えるような春の夕焼けが、西へと去っていこうとしていた。
代わりにもうじき夜がやってくる。
その前に僕は意識を保っていられるだろうか。
(´・_ゝ・`)「ペニサスくん」
僕はなんとなしに話しかけた。
(´・_ゝ・`)「君に出会って幾日も経っていないけど僕は幸せだったよ」
( 、 *川「…………」
(´・_ゝ・`)「君は自分が透明な存在だと言っていたけど、僕も同じだったんだよ」
( 、 *川「…………」
(´・_ゝ・`)「子供の頃、僕はずっと特別な何かになりたいと、そうなれると何故か妄信していた。そうではないと高校生の頃に気付いたけど、大人になれば誰かが必要としてくれると信じて生きてきた」
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