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糞ったれBAR NEETのようです
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川д川「」カタカタカタカタ
川д川「……おっ、レア装備ゲットォ」カタカタカタカタ
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「あ?『あけおめ〜ことよろ〜』って何だぁ?」
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「あ―もう年越してたのかよぉ。1年なんかあっという間だよなぁ」ピンポーン
川д川「……」ピンポーン
川д川「……無視だ無視ぃ、こんな時間にインターホン鳴らすとかロクな奴じゃねえだろうしぃ」ピンポーンピンポーン
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川 ゚ -゚)「テキーラマエストロ?」
( ´_ゝ`)「簡単に言うと、テキーラ専門のソムリエみたいな資格だな。テイスティング含めてテキーラに対する知識が問われる」
(´<_` )「テキーラバーなんかのスタッフはこの資格を取得している人が多いな。もちろん、俺達みたいな一般人が取得している場合もあるがな」
川д川「こいつらテキーラ限定で考えりゃあ、俺なんかよりもよっぽど詳しいからなぁ、それこそテキーラ馬鹿だわなぁ」
(;´_ゝ`)「ちょいちょ―い! 酷い言いようだな―」
(´<_` )「まあ、否定は出来んがな」
川 ゚ -゚)「ほお、つまりテキーラのスペシャリストなのか。それは凄いな」
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( ´_ゝ`)「日本人はクラブやら居酒屋に置いてある安いテキーラを一気飲みしてトラウマにする場合が多いが、それはかなり勿体ない話だ」
(´<_` )「現に欧米諸国では高級酒として有名だしな。テキーラが流行ったのもハリウッドでブームが起きたからだと言われているしな」
川 ゚ -゚)「ほう。それは知らなかったな」
( ´_ゝ`)「ちなみにテキーラが入っているショットグラスは『カバジート』というものだ。まあ、ここら辺はどんなバーに行っても置いてある筈だ」
川 ゚ -゚)「ショットグラスにも名前がついているのか。ところでこの赤いドリンクは何だい? 見たところチェイサーのようだが……」
(´<_` )「ああ、これはテキーラ専用のチェイサー『サングリータ』だ。そのまま飲んでも美味しい筈だ」
川д川「ほれぇ、試しに飲んでみなぁ」
川 ゚ -゚)「どれ……ん、これは」チビ
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川* ゚ -゚)「美味いな。スパイスを加えた『ブラッディーマリー』のような味だ」
( ´_ゝ`)「確かに近いな。アルコールは入っていないが。このサングリータのレシピは俺達が調合してミルナに渡しているんだ」
(´<_` )「トマトジュースにオレンジジュースにライム。そこにペッパーやチリソースやらガーリックパウダーやらその他もろもろを加えている」
( ´_ゝ`)「色々と組合せを試してみるのも楽しいぞ。通になるとテキーラによってサングリータのレシピも変えるからな」
川 ゚ -゚)「深い世界だな。ところでテキーラと言うと塩を舐めるイメージが強いのだがアレはどうなんだ?」
( ´_ゝ`)「ん―ぶっちゃけ好みだな。俺はロスアルトス派だからあまり塩は使わない」
(´<_` )「俺はバジェス派だからよく使うな。まあ、全員が全員という訳では無いが」
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川; ゚ -゚)「なんだそのバジェスだとかロスアルトスだとか……?」
(´<_` )「おっと失礼。簡単に言うとテロワール、まあ、もっとザックリ言うなら地方の事だ。地方によって大まかに味わいが変わるんだ」
( ´_ゝ`)「ロスアルトスは甘めの物が多く、バジェスは辛めが多いな。無論、例外はあるが」
川 ゚ -゚)「地方によって味が変わるのか」
(´<_` )「土地の問題や高度の問題もあるからな。色々と飲み比べて好みを探すのがベターだな」
川 ゚ -゚)「むう……複雑なのだな」
( ´_ゝ`)「まあ、あれこれ説明するよりかは飲んだ方が早いよな」
(´<_` )「とりあえず俺達のオススメのテキーラを飲んでみてくれ」
( ´_ゝ`)「先ずは俺から。バジェス地方の『エラドゥーラ プラタ』だ!」
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【エラドゥーラ プラタ】
馬蹄のマークが目印のアガベ100%『テキーラ』。
アルコール度数は40゚である。
原料となるアガベを全て自社農園で栽培し、酵母を使わず自然発酵させている拘りの1品。
値段は2000円前後だがその味わいは下手なウイスキー高級テキーラに勝るとも劣らない。
酒屋などによく売られており、入手難易度も低いのも魅力の1つ。
アガベ本来の瑞々しい自然な甘さと、テキーラ独特のフレッシュな酸味が絶品。
ほとんど樽熟成していない、このプラタはシルバーとも呼ばれている。
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( ´_ゝ`)「一気飲みせずにチビチビ愉しんでくれ。塩とライムはお好みでどうぞ」
川 ゚ -゚)「せっかくだから塩もライムも頂こう。口に運ぶ順番に決まりはあるのかい?」
( ´_ゝ`)「一般的には塩、テキーラ、ライムの順かな? まあこれも好みだがな」
川 ゚ -゚)「では、そうしよう」ペロッ チビチビ
川 ゚〜゚)「……」モシャモシャ
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「……」チビチビ
川 ゚ -゚)「……いや、これは」
川*゚ -゚)「美味いな……いや、吃驚だ」チビチビ
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( ´_ゝ`)b「よし! また1人テキーラに目覚めたな!」
d(´<_` )「流石だな。兄者」
川*゚ -゚)「何と言うか、本当に瑞々しいんだな。昔飲んだあの臭みが殆ど無い」
川*゚ -゚)「何といっても飲み口が非常に爽やかだ。塩のお陰なのかは分からないが思ったより甘味もある」
(* ´_ゝ`)「ハッハッハッ。これでテキーラへのトラウマは払拭されたようだな」
川*゚ -゚)「ああ、まさに『流石』だな。このサングリータとの組み合わせも最高だよ」チビチビ
(´<_` )「では次はロスアルトス派の俺のオススメだな。『パトロン アネホ』を味わってくれ!」
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支援
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【パトロン アネホ】
プレミアム・テキーラのブレイクにもっとも成功したといえるテキーラ。
アルコール度数は40゜で、言うまでも無くアガベ100%である。
その味わいを一言でまとめるなら、とにかく『柔らかい』。
口の中でふんわりと広がる、その柔らかい味わいは安っぽいアルコールの辛さや刺など一切感じさせない、まさに高級酒の貫禄がある。
味わいは、蜂蜜や焦げたバターや砂糖を感じさせるほど濃厚かつ、甘い。
アネホは決して安いとは言えない値段だが、機会があるなら是非とも味わって欲しい。
酒の味の表現での『柔らかい』という真の意味を理解できる筈だ。
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川 ゚ -゚)「今回は塩無しで頂こう」チビチビ
川 ゚ -゚)そ「!?」
川; ゚ -゚)「こ……これは」チビチビ
(´<_` )「どうだい、パトロンのお味は」
川*゚ -゚)「これは凄いな。テキーラとはこんなにも香り高く甘い酒だったのか!」チビチビ
川*ー -ー)「蜂蜜やバターを思わせる自然な甘さだ……これは下手なウイスキーなんかとは比べ物にならない味わいだ」チビチビ
川*゚ -゚)「そしてやっぱりこのサングリータとの味わいが最高だ」チビチビ
(´<_` )「パトロンはテキーラの中でもかなり甘い方だからな。おまけにアネホとなればその味わいは格別だ」
川 ゚ -゚)「そう言えば先程から気になっていたのだが『プラタ』や『アネホ』とはどんな意味なんだい? ブランドの名前かい」
( ´_ゝ`)「おっと、俺らとした事が」
(´<_` )「その説明をすっかり忘れていたぜ」
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川д川「簡単に言うと熟成期間の名称だわなぁ」
川 ゚ -゚)「熟成期間?」
(´<_` )「ミルナの言う通りテキーラには熟成期間によって名称が変わるんだ」
( ´_ゝ`)「殆ど熟成していない、もしくは全く樽熟成していない物は『ブランコ』。2ヶ月以内の熟成が『レポサド』」
(´<_` )「1年以内が『アネホ』だな。樽熟成が長ければ長いほど樽の香りがついて滑らかな味わいになり、高価になる」
( ´_ゝ`)「逆に短い物は安価だし原料のアガベの瑞々しい甘さが主張されたものになるんだ」
(´<_` )「ちなみに『プラタ』はちょっとした例外でブランコとレポサドの間みたいなものなんだ。まあ他にも色で識別する場合もあるが、ややこしいから置いておこう」
川 ゚ -゚)「なるほど……そういう意味があったのか」
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川д川「よぉ、クールゥ。『エラドゥーラ』と『パトロン』のどっちが好みだったぁ?」
川 ゚ -゚)「甲乙つけがたいが、インパクトの差で『パトロン』かな」
川д川「りょおかぁい。ちぃと待ってなぁ」スタスタ
川 ゚ -゚)「?? しかし、昔飲んだテキーラとは同じ種類とは信じがたい味の違いだな」
( ´_ゝ`)「まあ、原料の違いがあるからな」
川 ゚ -゚)「同じテキーラなのに原料が違うのかい?」
(´<_` )「厳密に言うと比率の違いだな。原料のアガベを100%使っているものと、トウモロコシやサトウキビを混ぜ合わせた『ミクスト』という物があるんだ」
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「日本で一般的に流通しているのは『ミクスト』が多いからな。ちなみに今日飲んでもらったのは両方とも100%の物だ」
川 ゚ -゚)「なるほど。本当に奥が深い世界だな」
川д川「お待たせぇ。ほれ、詳しくなったところで乾杯しようぜぇ」ゴトン
Σ(´<_`;)「ちょっ!?」
(;´_ゝ`)そ「えっ! マジで飲んでいいのコレ!?」
川 ゚ -゚)「これもテキーラなのか?」
(* ´_ゝ`)「テキーラですとも! 1本で軽く1万は越える高級テキーラ!!」
川; ゚ -゚)「高いな……」
(* ´_ゝ`)「やったぜ―――さんくすミルナ――!」
川∀川「クールが『パトロン』が好きって言ってたからなぁ、同じロスアルトス地方の『ドンフリオ 1942』持ってきてやったぜぇ。ケッケッケッ」
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【ドンフリオ 1942】
オーナー自らの名を冠した『ドンフリオ』シリーズの最高級『テキーラ』の1つ 。
テキーラ界の金字塔と言っても過言では無いだろう。
アガベ本来の瑞々しい甘味にバニラの華やかな甘さ。
さらにそれを包み込むようにバターや砂糖、キャラメルといった濃厚な甘味が後追いし、口内に溶けるように広がる。
甘く、スムースで、香り高い。
万人が美味いと言うであろうこの『テキーラ』の味わいはスピリッツ界の中でも恐らく目を見張る物があるだろう。
値段も高く、置いてあるバーも少ないが機会があったら逃すこと無く飲んで欲しい。
とにかくこの酒は、濃厚で、甘いのだ。
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( ´_ゝ`)「」チビチビ
(´<_` )「」チビチビ
川д川「」チビチビ
川 ゚ -゚)「」チビチビ
(* ´_ゝ`)「あぁ……バジェス派の俺でも蕩けてしまいそうだ」
(´<_` *)「こんなに濃厚な甘さが味わえるスピリッツはなかなか無いよな……最高だ」
川*д川「ん―やっぱり美味いなぁ」
川 ゚ -゚)そ(これは……本当にテキーラなのか!? さっきの『パトロン』よりも何倍も甘いぞ!!)
川д川「どうよぉ、クールゥ?」
川 ー -ー)「言うまでも無いだろう……」
川*゚―゚)「最高だよ」
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川*∀川「だなぁ……あぁ美味いなぁ」チビチビ
川*゚ -゚)「」チビチビ
(* ´_ゝ`)「いや―この香り、流石だよな弟者」チビチビ
(´<_` *)「ああ。この味わい、流石だな……兄者」チビチビ
川*゚ -゚)(……誰にも邪魔されずに静かに飲めるという理由でこの部屋に通っていたが)
川*゚ -゚)(今日みたいに新しい世界を教えてくれるならば、もっと色んな人と話してみるのもいいかもしれないな)
川 ー -ー)(……ああ)チビチビ
川*ー -ー)(美味いな……)
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【CLOSE】
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以上です。
次どうしようかな?
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おつ
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乙。甘い酒ってうまそうだ
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>>164 訂正
誤
( ´_ゝ`)「ん―ぶっちゃけ好みだな。俺はロスアルトス派だからあまり塩は使わない」
(´<_` )「俺はバジェス派だからよく使うな。まあ、全員が全員という訳では無いが」
正
(´<_` )「正味な話、好みだからな。俺はロスアルトス派だからあまり塩は使わない」
( ´_ゝ`)「ん―俺はバジェス派だからよく使うな。まあ、全員が全員という訳では無いが」
致命的なミス……
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テキーラは臭くなるから苦手だー
おつ
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乙!!
今度行きつけの店でテキーラ飲んでみる
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おつ!
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乙!テキーラって飲んだことないけど試してみたくなった!
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乙や感想ありがとうございます。
ちなみにテキーラマエストロは実在する資格です。
勉強も楽しいのでおすすめ。
夕方に投下します。
僕っ娘とビール。
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っしゃ!楽しみにしてる!僕っ娘って誰だろ…
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トソンかな
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【BAR Dokuo】
(゚、゚トソン「何で非番の日までわざわざ店に来てるんですかね? この残念男さんは」
(;・∀・)「いいじゃないか別に! あと残念男って言うな!」
(゚、゚トソン「残念イケメンの方がいいですか? 毎回毎回付き合っては1ヶ月以内にフラれるモララー先輩」
( ;∀;)「うわああぁぁぁんオーナー! 後輩の筈なのにトソンちゃんが苛めるよおおおぉぉぉ!!」
('A`)「ねえ、今って営業時間中だからね? 非番のモララーはともかくトソンちゃんは絶賛仕事中なんだからね?」
(゚、゚トソン「だって客来ないじゃん。こんなショボい店に」
('A`)「うん、あのね? 俺一応君の上司だからね? それなりの言葉づかいっていうものがね? その、ね?」
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(;・∀・)「あ―あ―本当だったら今頃レモナさんとデートの筈だったのになあ……畜生! どうして僕はいっつも肝心な時にフラれるんだよ!!」
(゚、゚トソン「ルックス以外のスペックが屑だからじゃないですか? まあ、ありとあらゆる点で底辺のオーナーよりはマシだと思いますけど」
('A`)「あれ? 今俺の悪口言う必要あったかな? わざわざ悪態つく必要あったかな? ねえ?」
(゚、゚トソン「オーナー、うっさい。存在が」
(;'A`)そ「存在が!? トソンちゃんの中で俺はどういう存在の訳!?」
(゚、゚トソン「……ゴミ?」
(;'A`)「シンプルに来たね!? ものスッゴいシンプルに存在を全否定して来たよこのバイト!!」
(;‐∀‐)「は―。僕はせっかくの休日になんでこんなボロっちいBARで過ごさなきゃならないんだか」
('A`)「おいこら、見習い。おいこら」
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ドントストップミーナーウ♪
( ・∀・)「あっ、電話だ……ミルナから? 珍しいな」
(゚、゚トソン「ミルナってモララーさんが通ってる激安BARのマスターさんでしたっけ?」
( ・∀・)「大体間違ってるけど大体そんな感じだね。っと『もしもし―どしたの―?』」
('A`)「ねえ、トソンちゃん。どうして見習いのモララーには敬語を使ってオーナーの俺にはタメ口なのかな?」
(゚、゚;トソン「いや、ボクだって人間以外に敬語使うとかちょっと抵抗あるし……」
(;'A`)そ「人外!? まさかの人外なの、ねえ!? ある意味ゴミよりも生々しくて傷つくからね、その言葉!!」
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( ・∀・)「うん。あっ、クールさんも来るのね?分かった分かった。は―い」プチッ
( ・∀・)「オーナー!」
('A`)「ん? どした」
( ・∀・)「ちょっとトソンちゃん借りますね!」
('A`)「……はっ?」
( ・∀・)「んじゃそ―いう事で。行こうトソンちゃん」スタスタ
(゚、゚トソン「分かりました。よく分からないですけど分かりました」スタスタ
(#'A`)「ちょっちょっ! 待て待て待て―――!! トソンちゃん!? 君、仕事中なんだよ!? なに勝手に帰ろうとしてんの!?」
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(゚、゚トソン「いや、ボクちょっと顔面性犯罪者の男と二人っきりとか耐えらんないし」
(;'A`)そ「顔面性犯罪者!? 何そのひたすらに心を抉る言われの無い非難!! っていうかトソンちゃん居なくなったら俺1人で店廻さなくちゃならなくなるんだって!!」
(゚、゚トソン「ど―せ客来ないから大丈夫っしょ。あっ、ボクの給料は定時分までちゃんとつけといてね。じゃなかったら殺す」
「トソンちゃ――ん! 行こ――!」
(゚、゚トソン「んじゃそ―いう事で。お疲れさまです」スタスタ
カランカラン
('A`)「……」
('A`)「……」
(#;A;)「……もう嫌だあの鬼畜バイト」グスン
( ・∀・)「トソンちゃんってオーナーのこと嫌いなの?」
(゚、゚*トソン「いえ、ボクなりのアプローチですよ。ボクってツンデレなので」
( ・∀・)「あれれ〜? 僕の知ってるツンデレとは180°違うよ〜?」
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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ガチャ カランカラ―ン
( ・∀・)「お待たせ―。クールさんいる?」
川 ゚ -゚)「やあ、モララー。久々だな」
( ・∀・)「やっほ―。あっ、クールさんはトソンちゃんの事知ってるよね?」
(゚、゚トソン「うわっ! このバーカッコいいなぁ……あっ素直さん。お久しぶりです」
川 ゚ -゚)「やあ都村君。私の事はクールで結構だよ」
(゚、゚トソン「ではボクの事もトソンで結構です」
(*゚∀゚)「あっ! 残念イケメンが彼女連れて来てるぞ!!」
(;・∀・)「モララーだよモララー!! いい加減名前覚えて!! それから彼女は仕事先の後輩だからね!!」
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(゚、゚トソン「どうも、『都村トソン』といいます」
(*゚∀゚)「ウチは赤羽根つーだぞ! モララーの後輩ってことはバーテンダーなのか!?」
(゚、゚トソン「ボクはただのバイトなので簡単な物しか作れませんけどね」
川 ゚ -゚)「君が作る『ダージリンクーラー』は美味いと思うけどね」
(゚、゚*トソン「嬉しいです」
( ・∀・)「そう言えば肝心のミルナは?」
(*゚∀゚)「なんか奥の方で作業してたぞっ! ……あっ来た」
川д川「ようモララー。来やがったなぁ」
( ・∀・)「やっほ―ミルナ。あっ、この娘は後輩のトソンちゃんね」
川д川「ふ―ん、どうもぉ」
(゚、゚;トソン「……あ、どうも」
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川 ゚ -゚)「いきなり君から出来るだけ人数を集めてこの部屋に来い、と電話が来た時は驚いたよ」
(*゚∀゚)「ウチは貞子の家、結構好きだから先輩に誘って貰えて嬉しいぞ!」
川#д川「貞子って言うなこの糞ったれのクソチビのクソガキィ!!」
(;*゚∀゚)「がっ……ガキじゃないもん!! ウチは大人のレディだもん!!」
(゚、゚;トソン「ねえ、先輩。なんであのオーナーらしき男は貞子みたいな髪型でパジャマにスリッパで接客してるんですか?」ヒソヒソ
( ・∀・)「ああ、うん。そこら辺は後でじっくり説明するよ」ヒソヒソ
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川*д川「んじゃぁ、いよいよお披露目と行きますかぁ!」
川 ゚ -゚)「お披露目?」
川*∀川「奥の部屋に来てくれぇ、ケッケッケッ」スタスタ
(*゚∀゚)「何だ何だ―、やけに機嫌よさそうだぞ―?」スタスタ
(゚、゚;トソン「何が始まるんですか?」スタスタ
( ・∀・)「さあ……?」スタスタ
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…………………………………
……………………………
………………………
…………………
……………
………
…
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川*∀川「ジャジャ――――――――ァンってなぁ! どうよコレェ!?」
(;・∀・)「これって……」
川; ゚ -゚)「もしやビールサーバーか?」
川*∀川「ケッケッケッ! 正解だぁ!! 隣の部屋まで壁をぶち抜いてビールサーバーようの部屋を作ったんだよぉ!!」
(;・∀・)「これ、下手なBARよりよっぽど設備整ってるよね。個人宅にこんなしっかりしたビールサーバーってあんた……」
川; ゚ -゚)「君の酒への情熱にはいつも驚かされるよ。それにしても中々種類も揃っているな」
川*д川「とりあえず日本ビールは『ヱビス』だなぁ。あとは俺の好みでぇ『ハイネケン』『バドワイザー』『ギネス』『デュベル』『ホブゴブリン』だぁ!!」
(;*゚∀゚)「なんかよく分からないけど凄いっていうのは分かるぞっ」
(゚、゚;トソン(ボクのバイト先がものすっごいショボく思えてくるんですけど)
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川*∀川「つ―訳でぇ! ビアルームの開設を祝って乾杯しようぜぇ!! もちろんビールでなぁ!」
川*∀川「さぁオーダーを聴くぜぇ! 今日は好きなだけ飲んでくれよぉ!!」
川 ゚ -゚)「ビーフィーターで『ドッグスノーズ』」
( ・∀・)「僕は『ミント・ビア』」
(*゚∀゚)「ウチは『パナシェ』―」
(゚、゚トソン「あっ、じゃあローゼスの黒で『ボイラー・メーカー』を」
川#д゜川「なぁんでテメェらどいつもこいつもカクテルばっかりなんだよ糞ったれがああああああぁぁぁぁ!!」
川; ゚ -゚)「いや……そうは言われても」
(*゚ぺ)「ウチも先輩もビールはあんま好きじゃないんだぞ―」
( ・∀・)「僕も基本的にいつもハーブリキュールと混ぜてるからな―」
(゚、゚;トソン「ビール単体だとお酒飲んだ気がしないんですよ。度数弱すぎて」
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【ドッグスノーズ】
<参考レシピ>
・ドライ・ジン…45㎜
・ビール…適量
冷やしたグラスにドライ・ジンを注ぎ、よく冷えたビールを適量注いで軽くステアする。
『ドライ・ジン』に『ビール』を加えたシンプルなビアカクテル。
度数は11度前後だが作り方も簡単なので度数の調整も簡単。
見た目はビールと変わらないが、ジン独特の刺激的かつ華やかな香りと味わいが加わっているため、かなりハードな飲み口となっている。
自宅でも簡単に作れるので、普通のビールに飽きた人に是非とも試して頂きたい1杯。
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川 ゚ -゚)「うむ、まあたまに飲むにはいいな。ジンの華やかさにビールの炭酸に、この苦味」ゴクゴク
川 ゚ -゚)「欲を言えば真夏に飲めたら最高なのだが……まあ仕方ないな」
(* ・∀・)「いやぁ―甘くて苦くて最高だね―。やっぱりリキュールはハーブ系だね」ゴクゴク
(* >∀・)「ミントの爽やかとビールの組み合わせって言ったら、たまんないね!!」
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【ミント・ビア】
<参考レシピ>
・ビール…適量
・グリーン ペパーミントリキュール…15ミリ
冷えたグラスによく冷やしたビールを適量注ぎ、グリーン ペパーミントリキュールを加えて軽くステアする。
ミントの清涼感がたまらないビアカクテル。
アルコール度数は6°前後だが、これも簡単に調節が可能。
同じハーブ系リキュールのビアカクテルとして知名度では『カンパリ・ビア』に劣るものの、根強いファンがいるカクテルであり、ビアバーなどでよく飲まれている。
色合いは淡い緑色で見た目もなかなか面白く、好みがハッキリと別れるカクテルである。
ちなみにグリーン ペパーミントリキュールは『JET 27』がおすすめ。
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ついさっきエールとラガーの違いを知った
支援
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【パナシェ】
<参考レシピ>
・ビール…1/2
・レモネード…1/2
冷えたグラスによく冷えたビールとレモネードを同時に注ぐ。
「混ぜ合わせる」という意味のフランス語が名前の由来であるビアカクテル。
アルコール度数は2°前後なのでお酒に弱い方でも安心だ。
本来はレモネードを使用するのだが、日本ではレモン風味の炭酸飲料で代用することが多い。
機会があったらレモネードから自作するのも面白いかもしれない。
作り方のポイントとしては、大きめのグラスにレモネードとビールを同時に注ぐのがミソ。
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(*゚∀゚)「ビール単体じゃ飲めないけどこれならウチでも美味しく飲めるぞっ!」チビチビ
(*^∀^)「名前も何だか可愛くてオシャレだし。大人のレディーのウチにピッタリだなっ」
( ・∀・)(あの娘の中の大人のレディー像はどうなってんだろ?)
(゚、゚*トソン「まさかヱビスビールでボイラーメーカーが飲めるとは……贅沢だね」ゴクゴク
(ー、ー*トソン「お―美味しい。幸せ―」
川#д川「結局みぃんな混ぜ物しやがってよぉ……糞ったれがぁ」
( ・∀・)「ミルナだってよく『シャンディガフ』とか飲んでたじゃん」ゴクゴク
川;д川「いや、まぁよぉ。そうだけどよぉ」
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【ボイラー・メーカー】
<参考レシピ>
・バーボン ウイスキー…45ミリ
・ビール…適量
冷やしたグラスにバーボンを注ぎ、よく冷えたビールを適量注いで軽くステアする。
『ドッグスノーズ』のウイスキーバージョン。
度数も大体同じで、調整も簡単。
ボイラー技師がすぐに酔っぱらうために缶ビールの中にバーボンを突っ込んだ事が始まりだと言われているが詳しい事は不明。
バーボン独特の香りや重厚な甘みがビールの苦みとうまくマッチングしている。
こちらも是非、自宅で試して頂きたい。
ちなみに作中でトソンが飲んでいるものはバーボンが2倍入っているかなりハードなドリンク。
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-
川 ゚ -゚)「しかし、つー。よく『パナシェ」なんか知っていたな」ゴクゴク
(*゚∀゚)「大人のレディーになるために色んなお酒を調べたんだぞっ」
川; ゚ -゚)(お酒詳しい=大人はちょっと違う気がするのだが)ゴクゴク
川д川「っていうかよぉ、トソンだっけかぁ? かなああぁぁり濃いめに作ったけど大丈夫なのかぁ?」
(゚、゚*トソン「あっ大丈夫です。ボク、1日でウイスキー丸々1本は余裕で飲みほしちゃう人なんで」ゴクゴク
(;・∀・)「あいっ変わらず怖いくらいの酒豪だよね……」
川д川「(ボク?)そりゃあ凄いわなぁ。ふだんはウイスキー飲んでるのかぁ?」
(゚、゚トソン「基本的にはそうですね。スコッチもバーボンもカナディアンも大好きです。もちろんそれ以外も」ゴクゴク
-
( ・∀・)「ウチの店でバイトしている理由もウイスキーが好きだからって理由だもんね―」
川д川「お前んとこのバーはウイスキーが強いんだっけぇ?」
(゚、゚トソン「基本的にスコッチとジャパニーズ推しですね。オーナーの趣味で」
( ・∀・)「ハコもここと比べたら狭いけどね―。種類もあんまり無いかもしれないけど」
川д川「自分で言うのも何だけどよぉ、あんまりウチと普通のバーを比べない方がいいぜぇ?」
(*゚∀゚)「貞子の家はそこら辺のバーなんて目じゃないからなっ」
川#д川「だぁかぁら貞子言うな!」
(゚、゚;トソン「ん? 家? 店じゃなくて?」
( ・∀・)「ああ、そこからだよね。ええとだね……」
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……………………………………
……………………………
……………………
………………
…………
……
…
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初遭遇支援
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(゚、゚;トソン「信じられない……」
( ・∀・)「まあ、最初はそんな反応になるよね」
川 ゚ -゚)「まるで始めてここに来た時の私のような反応だな」
(゚、゚;トソン「なんでそんなにお金があるんですか!? いや、そもそもどうしてそこまでお酒に詳しいんですか!? っていうか何でニートやってるんですか!?」
川д川「ん―、まあ色々あってなぁ。ちなみにニートなのは働くのがダルいからだぁ」
( ・∀・)(毎回これ聞かれると、はぐらかすよね。普通に教えちゃえばいいのに)
(゚、゚;トソン「うわぁ、勝ち組って本当にいるんですね。ボク、嫁いでもいいですか?」
川д川「お断りだぁ、女にゃ興味ねぇよぉ」
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(゚、゚;トソン「……ソッチ系の方?」
川#д川「ぶちのめすぞ糞ったれぇ!! 単純に恋愛ってもんに興味が無いんだよぉ!!」
(*゚∀゚)(貞子の口から恋愛とか聞くと何か笑えるな)
川 ゚ -゚)「まだ若いのに、随分とストイックなんだな」
川д川「ケッ! 金があると薄汚い女が寄って来るんだよぉ、クールだって分かるだろぉ?」
川 ゚ -゚)「私?」
川д川「お前、そこら辺の女優なんか目じゃねえ程に美人じゃねぇかよぉ。そうすっと外ズラしか見ない鬱陶しいのが寄って来るだろうにぃ」
川д川「ったくよぉ、災難だよなぁお前もぉ。美人過ぎんのも大変だわなぁ」
川 ゚ -゚)「……」
(;・∀・)「相変わらずだよね、ミルナ」
(;*゚∀゚)「うわあ……」
(゚、゚;トソン「天然ですかね? いや、確かにクールさん美人ですけど」
川д川「あぁん?」
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川 ー -ー)「……いや、気にしないでくれ。うん、君にそんな気が無いのは分かってる」
川д川(俺、何か変な事言ったかぁ?)
(゚、ートソン「先輩もこんな風に自然に口説ければ残念男の称号を返上できるんじゃないですか?」
(;・∀・)そ「うぐっ!?」
川д川「??」
川 ゚ -゚)「あぁ、そう言えば新しい彼女とはどうなったんだい? 確か有名女子大のお嬢様だとか」
( ;∀;)「……先日、フラれました」グスン
川;д川「まぁた失恋したのかよぉ」
(# ;∀;)「うるしゃいうるしゃい! 畜生! どうして僕はいっつもこうなるんだ!!」
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(*゚∀゚)「ルックス以外が残念だからじゃないのか?」
(゚、゚トソン「先輩は昔っから中身がスカスカなんですよ。優しさをはき違えているタイプですね」
川 ゚ -゚)「ああ、優しいイイ人だけど友達止まりってやつか。なるほど」
( ;∀;)「うわああぁぁんミルナ―――!!」
川#д川「泣くな喚くな糞ったれえええぇぇぇ!!」
( ;∀;)「みんなが苛めるよおおおぉぉ慰めてミルナ――!!」ダキッ
川#д川「だぁかぁらぁ! 引っ付くな気色わりぃ!!」
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(゚、゚;トソン「もしかして……やっぱりそうなんですかね?」ヒソヒソ
川 ゚ -゚)「うむ、ミルナも女性に興味が無いと言っていたしな」ヒソヒソ
(*゚∀゚)「モララーってイケメンだからなっ。イケメンにはホモが多いって言うし」ヒソヒソ
(゚、゚トソン「夜はどっちが女なんですかね? やっぱり先輩かな?」ヒソヒソ
(*゚∀゚)「友達の腐女子が言うには普段ツンツンしていよ奴ほど夜は弱いらしいぞっ」ヒソヒソ
川 ゚ -゚)「なるほど、そういう世界があるのか」ヒソヒソ
( ;∀;)「ミルナミルナミルナ―――!!」ギュウッ……!
川#д゚川「気色わりぃ事言ってる暇があったら俺を助けやがれ糞ったれどもがあああああぁぁぁぁぁぁ!!」
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【CLOSE】
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以上です。支援ありがとうございます。
次は顔面ピアスとV系とパーティードリンク。
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おつおつ
V系は大体察しがつくけど顔面ピアスって誰やろ
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乙です!モララー本当残念なイケメンだなぁ…
あとミルナは鈍感だ
自宅にビールサーバー欲しい
次回も楽しみにしてる!
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乙
次も楽しみ
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的確に残念イケメンだなぁモララー……
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乙
ギネス飲みたいなー
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そろそろ赤霧島の季節だぜ
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相変わらずのモララーの扱いwww
赤霧に限らず、若い焼酎や原酒なんかも並ぶ、焼酎好きにはたまらん季節だわ
でもBARに並んでるイメージがないわー
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今夜投下します。下ネタ注意。
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楽しみにしてるぞ!
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おお、今夜も楽しみだ
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川 ゚ -゚)「最近ミルナにいきなり呼び出される事が多くなったな」テクテク
川 ゚ -゚)「彼みたいな人間はなかなかいないからな。大事にしたいところだ」テクテク
川 ゚ -゚)「……たまに天然の口説き文句が飛んでくるのが難点だが」テクテク
川 ゚ -゚)「彼にだったら、いつか打ち明けても大丈夫だろうな」テクテク
川 ゚ -゚)「私の『秘密』を」テクテク
川 ゚ -゚)「……」テクテク
川 ゚ -゚)「っと、着いたな」ピンポーン
川 ゚ -゚)「……」
『待ってたぜクールゥゥゥ早く上がって来いよおおおぉぉ!! ケッケッケッケッケッケッ!!』ブチッ
川 ゚ -゚)「……」ウィーン
川 ゚ -゚)「……」
川;゚ -゚)「……なんかやけにテンション高くなかったか?」
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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ガチャ
川 ゚ -゚)「……こんばん(*<●><●>)「ヒャッホ―――――もっと酒持って来やがれへっぽこバーテンダー!!」
川;ー -゚)そ(うるさっ!?)
川*∀川「おらぁモララーこっちにも1杯だあぁ! 今夜は寝かさねえぞぉ!? ケッケッケッ!!」
(*#^;;-^)「ギャハッ! ミルナったらなんかその台詞エッロ〜い!」
川*∀川「エロいのはテメェの頭だろうが糞ったれビッチがぁ! ケッケッケッ!!」
(*#^;;-^)「ギャハッ! バレた? あっモラちゃん、こっちにもお代わりね―!!」
(;・∀・)「ひぃ! ちょっ……ちょっと待って……!」
-
(#<●><●>)「おっせえぞへっぽこ! ヤキ入れんぞゴラァ!!」
(# ;∀;)「はいはいただいまあああぁぁぁ!!」
川 ゚ -゚)(……)
川 ゚ -゚)(……)
川 ゚ -゚)「What happened ?」
-
川*д川「おっクールゥ! やっと来たかぁ待ってたぜぇ!?」
(#゚;;-゚)「あれ〜あの娘ってミルナの新しい女? かっわいいじゃん!」
川д川「ダチだぁダチィ! ちゃんと説明しただろうがぁ!!」
川;ー -ー)「……ミルナ、とりあえずところどころツッコませて貰っていいだろうか?」
(*#^;;-^)「ギャハッ! ツッコムとかヤッらし〜!!」
川;゚ -゚)(なんだこの女は……)
川#д川「ややこしいからテメェはモララーんとこ行ってろ!」
(*#゚;;-゚)「はぁ〜い」
川д川「……でぇ? どしたよぉ?」
川#゚ -゚)「いや、どうしたじゃないだろう!? どうしたはこっちの台詞だ!」
川;д川「おぉ?」
-
川#゚ -゚)「まず何でこんなに大音量でクラブミュージックをガンガンに流してるんだよ!? 見た目だけならオーセンティックバーのこの部屋にはミスマッチ過ぎるだろう!?」
川#゚ -゚)「それからあのやけに整った顔立ちでモララーをこき使ってる男と、さっきの顔面ピアス女は一体誰なんだ!? あきらかに私とは住む世界が違う住人な気がするぞ!!」
川#゚ -゚)「それに一番ツッコみたいのはどうして私を急に呼び出したかだ! 明らかに私のキャラクターはこの空間にそぐわないのは君なら分かる筈だろう!!」
川;゚ -゚)「はぁはぁ……」
川;д川「おぉ……長文ご苦労様ぁ」
川;ー -゚)「で、教えてくれないか?」
川д川「ああ、まあ音楽はとりあえずノリで流してるだけだぁ。客人がこういうノリが好きだからよぉ」
川 ゚ -゚)「客人と言うと……」
-
(#゚;;3゚)「ね〜モラちゃん。お姉さん暇なんだけど―」
(;・∀・)「ちょっ!? 絡みつかないで下さいよ! 急いでお酒作ってる最中なんですから!!」
(#^;;-^)「え〜? ツマンナイから構ってよ―」
(* ・Д・)「ちょっどこ触ってるんですか!? あっそこはダメ……!!」
(*<●><●>)「おいゴラァへっぽこ――!! 酒が亡くなったぞ―――!!」
(・∀・;)「あんたもう飲んだの!? それ作ってから10秒経ってないよね!?」
(#<●><●>)「ごちゃごちゃ言ってね―でとっとと酒持って来やがれ―――!!」
≡(# ;∀;)「ただいま持って来まあああぁぁぁす!!」
川 ゚ -゚)「見慣れないあの2人の事だよな。明らかに」
-
川д川「おぉ。男の方は最近よく来るようになった下の階に住んでるワカッテマスってやつだぁ」
川 ゚ -゚)「かなり粗暴そうだが大丈夫なのか? アレは」
川д川「普段は糞みたいに真面目なんだぜぇ? 確か有名な進学校の教師だとかぁ」
川;゚ -゚)「あんなのが教師で日本の未来は大丈夫なのか……」
川д川「んでぇ、もう1人の方がクールに会わせたいやつなんだわぁ」
川 ゚ -゚)「……私に会わせる?」
川#д川「おい糞ったれの糞ビッチイイィィ!! こっち来いよおおおぉぉ!!」
-
(#゚;;3゚)「ビッチじゃないし〜! 私は旦那一筋だよ!」
川д川「さっきまでモララーの股間まさぐってた癖によく言うぜぇ」
(*#^;;-^)「フェラまでは浮気じゃないって知ってた? ギャハッ!」
川;゚ -゚)(……本当にミルナの交遊関係はどうなってるんだ)
川д川「ほらぁ、こいつがお前と話をしたがってたクールだよぉ」
(#゚;;-゚)「改めまして―はっじめましてお嬢様〜!」
川;゚ -゚)「待て! 私が話をしたがってたとはどういう意味だ!?」
川д川「あぁ、まぁそういう反応になるわなぁ。おいビッチィ、名刺渡してやれぇ! 説明が面倒だぁ!」
(#゚;;-゚)「ホイホイっと。ワタクシこ―いうものでございま〜す」
川;゚ -゚)「?? はぁ、どうも」
-
川 ゚ -゚)「 ……『インテリア・スペースデザイナー 箱入しぃ』?」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「……」
川;゚Д゚)「……!?」
川;゚Д゚)「『箱入しぃ』!? メディアによく露出している有名デザイナーの、あの箱入しぃなのか!?」
(*#^;;-^)「いや〜ん! 有名デザイナーだなんて照れちゃう濡れちゃう困っちゃ〜う!」
川д川「まあ、その箱入しぃで間違ってないと思うぜぇ? こいつメチャクチャ儲けてるしぃ」
川;゚Д゚)「いや!? 別人過ぎないか!? ワイドショーなんかで顔を見たことはあるが清楚で理知的なキャラクターだったじゃないか!?」
-
(*゚ー゚)←普段の顔 カチッとしたスーツスタイルに薄化粧
(#゚;;-゚)←現在の顔 露出過多な洋服に顔面ピアスだらけ
(*#^;;-^)「清楚で理知的なんてうっれしい!! おだて上手なんだから―このこのぉ〜!!」
川;゚ -゚)「ちょっ!? 距離が近いですよ!」
川д川「こいつはオンとオフを分けるタイプの人間なんだよぉ。どっちかっつぅとこっちの方が素だけどなぁ」
川;゚ -゚)(まさかニュースで話題になった美人デザイナーの素顔がこんな顔面ピアスだらけの痴女だとは知らなかった。いや、知りたくなかった)
川д川「こいつが俺の部屋のデザイン全般やってくれてっからよぉ。……ほら、クールが前に言ってたやつあっただろぉ?」
川;゚ -゚)「新店舗のデザイン案の事か?」
-
川д川「そおそおぉ、だからこいつ紹介してやろうと思ってなぁ。まぁ、少々さわがしいのは大目に見てくれぇ」
(#^;;-^)「プライベートくらい、はっちゃけたいしね! ギャハッ!」
川;゚ -゚)「そういう事だったのか……いや、有りがたい。恩にきるよ」
(#^;;-^)「んっふふぅ〜ミルナの友達ならアタシの友達だしね! 頑張ってデザインしてア・ゲ・ル。ギャハッ!!」
川;゚ -゚)「あっ、ありがとうございます……(いささかキャラが濃すぎないか?)」
川д川「んじゃ、まぁ。とりあえず面子も揃ったところで乾杯だなぁ」
(#゚;;3゚)「ちょっとちょっと! まだ私の旦那が来てないでしょ!!」
川;д川「あっ……忘れてたぁ」
川 ゚ -゚)「旦那?」ピンポーン
-
川д川「噂をすればってやつだなぁ『どうぞぉ、上がって下さいなぁ』っと」
(*#゚;;-゚)「私の旦那さんもミルナと仲良しなんだよ! 超イケメンなんだから期待してね〜ん!!」
川;゚ -゚)「は……はぁ」
川;゚ -゚)(この人の旦那か……似たように顔面ピアスだらけなのか? もしくは逆にカッチカチに堅いサラリーマンとか?)
ガチャ カランカラン
(#゚;;-゚)「あっ!! 来た来た」
川д川「久々ですねぇ、どうもぉ」
【+ 】ゞ゚)「いや、遅くなりまして申しわけないです」
川 ゚ -゚)「」
-
【+ 】ゞ゚)「おや、初めてお会いする方だ。初めまして」
川;゚ -゚)「あ……あぁ、初めまして。私、素直クールと申します」
【+ 】ゞ゚)「これは御丁寧にどうも。私『棺オサム』と申します」
(#^;;-^)「も〜うオサムちゃん硬いっつ―の! 硬いのはアソコだけで十分だから! ギャハッ!!」
【+ 】ゞ゚)「おやおや、これは失礼」
川;゚ -゚)(……)
川;゚ -゚)(……よ、予想の斜め上だった)
川;゚ -゚)(まさか顔面ピアス女の旦那が顔面刺青男だったとは……!!)
川д川「んじゃ、まぁ乾杯すっかねぇ……どしたぁ、クールゥ?」
川;ー -ー)「いや、ちょっと疲れただけだよ。主に脳ミソの方が」
川д川「??」
-
…………………………………………
…………………………………
…………………………
……………………
………………
…………
……
…
-
川д川「酒は全員に回ったなぁ?」
(*<●><●>)「おいへっぽこ―。何だこの酒は?」
( ・∀・)「『ソコ・ライム・ショット』ですよ。テキーラだとすぐに酔っちゃうんで作っといたんです」
(#゚;;-゚)「テキーラとか、なっつかしい! あんなの飲んだらすぐに発情しちゃうわ!!」
川;д川「お前はエロから少し離れやがれぇ、糞ったれぇ」
【+ 】ゞ`)「ウチの嫁が非常識で申し訳ないです」
(;#゚;;-゚)そ「オサムちゃん酷くない!?」
川;ー -ー)(そう言うあなたの出で立ちも十分に非常識だと声を大にして叫びたい!)
【+ 】ゞ゚)←真っ赤なロン毛に全身ゴシック。顔に棺桶の刺青
川д川「うっしぃ。んじゃまぁとりあえず……」
川∀川「乾杯いいぃぃぃ!! ってなぁ?」
-
【ソコ・ライム・ショット】
<参考レシピ>
・サザンカンフォート…適量
・ライムジュース…適量
・(カットライム…適量)
冷やしたショットグラスにサザンカンフォートとライムジュースを適量注ぎ、好みによってライムを入れる。
サザンカンフォートを美味しく、手軽に味わうために考案されたカクテル。
どちらかというとカクテルの名前として覚えるよりも、飲み方のスタイルの1つとしておぼえておいた方が良いかもしれない。
サザンカンフォートの果実味あふれる自然な甘さとライムの酸味が絶妙にマッチ。
度数も低めなので女性も安心してパーティー気分を味わえる。
ちなみにソコ(SOCO)とはサザンカンフォート(Southern Comfort)の愛称。
.
-
(*<●><●>)「おっ! 意外に飲みやすいじゃね―か!」ゴクッ
川 ゚ -゚)「ショットで飲むにしてはかなりアルコール控えめだな」ゴクッ
(*#゚;;-゚)「何だかなっつかしい味がする〜何のお酒なの?」ゴクッ
川д川「『サザンカンフォート』っつぅリキュールだぁ。確か桃やらレモンやらを混ぜ混んだ果実系のリキュールだわなぁ」
川д川「有名どころのカクテルだと『シシリアンキッス』とかに使われるリキュールだぁ。 まあ、普通にジンジャーエールで割っても美味いけどなぁ」ゴクッ
【+ 】ゞ゚)「ミルナさんは本当にお詳しいですね」ゴクッ
-
川д川「好きこそものの、ってなぁ。んでぇ、次は何飲むよぉ?」
(;・∀・)「当然のようにオーダー聴いてるけど、作るのは僕なんだからね!?」
【+ 】ゞ^)「美味しく頂いてます」ニコッ
(;・∀・)「あっ、どうも……(この人はこの人で丁寧過ぎるし、見た目とのギャップがあり過ぎて扱い辛いな)」
(#゚;;-゚)「クラブミュージックがガンガンな訳だしぃ? やっぱり気分が上がるやつがいい!!」
(*<●><●>)「おっ! ならアレ飲もうぜアレ!! ちょうど今『この曲』が流れてる訳だしよ!!」
川 ゚ -゚)「まあ、確かに分かりやすい酒ではあるな。モララー、私からも頼む」
( ・∀・)「はいは―い」
(*#^;;-^)「モラちゃ〜ん! 最高に美味しい『セックス』飲ませてね? ギャハッ!」
【+ 】ゞ`)「こらこら、ちゃんと『セックス・オン・ザビーチ』って注文しなさい」
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【セックス・オン・ザ・ビーチ】
<参考レシピ>
・ウォッカ…1ミリ
・メロン リキュール…20ミリ
・フランボワーズ リキュール…10ミリ
・パイナップルジュース…80ミリ
氷を入れたグラスに材料を注ぎステアする。
映画『カクテル』で一躍有名になった何ともセクシーなカクテル。
余談だが、映画の中には1回も登場しておらず、そもそも映画オリジナルのカクテルだったのでは無いかとも言われている。
そのせいなのかレシピやスタイル、バリエーションもかなり種類があり気になる人は注文する際にリキュールやジュースの指定をした方が良いかもしれない。
味わいは爽やか、かつフルーティー。
3種類のリキュールが入っている割には度数も10°前後と飲みやすいので女性に勧めるにも適している。
.
-
( <●><●>)「頼んだわいいけどジュースみて―な味なんだな。女っぽい酒だ」ゴクゴク
(*#^;;-^)「私はこれ大好きだよ―。名前もイカしてるけど甘くて飲みやすいしね!」ゴクゴク
【+ 】ゞ゚)「うん。フルーティーで美味しいですね、これはパインの味かな?」ゴクゴク
( ・∀・)+「今回はオーソドックスに『メロンリキュール』に『フランボワーズリキュール』にパインジュースのパターンで作りました」
川д川「この酒も数えきれない程にレシピがあるからなぁ。作り手によって味がバラけるんだよなぁ」ゴクゴク
川 ゚ -゚)「私も普段はこの手の酒は飲まないが、モララーの作るものなら安心して飲めるな」ゴクゴク
(* ・∀・)「いやあ―照れるな―」
(#<●><●>)「チッ! 飲んだ気しね―ぜ!! へっぽこ―『ニューヨーク』をロックグラスに満タンに作ってくれや!!」
≡(;・∀・)「もう僕はへっぽこで固定なんですね!! 了解で――っす!!」
川;゚ -゚)(どこに行ってもモララーの扱いは変わらないんだな……)
-
(#゚;;-゚)「ねえねえ、お兄さんってホストっぽいけど現役のプレイヤー?」
( <●><●>)「あん? とっくに引退したっつ―の。今はまともにセンセーやってんだよ」
(#^;;-^)「ギャハッ! 似合わね―!!」
川 ゚ -゚)(やっぱりホストだったのか。それっぽい感じはしたが)
(#<●><●>)「ったくよ―! 女の相手すんのが嫌になって夜から引退したっつ―のに、今度は小便臭いガキ共からキャーキャー言われてイイ迷惑だっつ―の!!」
(#゚;;-゚)「イケメンも大変だね〜」
( <―><●>)「っつうかよ、オサム? だっけ? あんたどっかで見たことあるんだよな―」
【+ 】ゞ^)「おや、私の顔を知ってる方と会えるとは嬉しい限りですね」
-
(#゚;;-゚)「そりゃオサムちゃんはスターだもん! 知ってて当然っしょ!」
【+ 】ゞー)「スターだなんて辞めなさいな。こんな目立つ格好をしていても私の存在を忘れてしまったファンの方だっているんですよ?」
川 ゚ -゚)「ファン?」
【+ 】ゞ゚)「私、以前バンドの方でボーカルをやらせて頂いてまして……まあ、過去の栄光ですが」
(*<●><●>)そ「あぁ!! 思い出した思い出した!! あんた『ブラック・サンブーカ』のボーカルだろ!?」
【+ 】ゞ゚)「おや、バンドの名前まで覚えて頂けているとは。嬉しいです」
(*<●><●>)「いや、だってメッチャ売れてたじゃん!! 俺も学生の時にちょうどV系が流行ったからよ、あんたのアルバムもガンガン流してたぜ!!」
【+ 】ゞ^)「光栄です」
-
川д川「俺も名前は知ってたからよぉ、しぃのヤツがそんな有名人と結婚するって聞いた時は吃驚したぜぇ」
川;゚ -゚)(本当にミルナの交遊関係は一体どうなってるんだ……)
( <●><●>)「つ―かよ―、しぃちゃんとミルナはどういう繋がりなのよ? 歳だって結構違くね?」
川д川「地元でバカやってた時の腐れ縁だぁ。まあ、当時つるんでた先輩の彼女っつう微妙なポジションだったがなぁ。気があったんだよぉ」
(#^;;-^)「あの時のミルナは相当ヤンチャだったからね〜思い出したらマジで笑える! ギャハッ!!」
(*<●><●>)「おっ! ミルナも族あがりなのか!?」
川д川「そんなたいそうなもんじゃねえよぉ。ただの悪ぶってたガキの集まりだぁ」
川;゚ -゚)(……この空間、キャラ的に私だけ浮いてないか?)
-
( ・∀・)「はいはいワカさんお待たせ―!」
(*<●><●>)「おっ! ごっくろう!!」ゴクゴクゴクゴク
(#゚;;3゚)「ね―ね―ミルナ―。あのエロい酒飲みたいんだけど〜」
川;д川「もうちょい具体的に言えよぉ。エロい名前のカクテルなんざ腐るほどあるだろうがぁ」
【+ 】ゞ゚)「……君の好きなカクテルなら、『ブロウジョブ』かい?」
(#゚;;-゚)「ああ、そうそう!! 『ブロウジョブ』だ『ブロウジョブ』!! 美味しく作ってね?」
川;д川「あんなもん重ねるだけなんだから美味しく作るも糞も無いだろうがぁ……」
-
(;・∀・)「あの―そんなカクテル僕知らないんだけど……」
川д川「だろうなぁ、普通のバーで頼むやつはあんまいないだろうしぃ? 俺が作るぅ」
(*#^;;-^)「いやぁんミルナやっさしい! 美味くできたらブロウジョブしてあげようか? ギャハッ!」
川;д川「旦那の前で堂々とアホな事ぬかしてんじゃねぇよ糞ビッチがぁ」
川 ゚ -゚)(?? 知らない酒の名前だな)
(#゚;;-゚)「あっ、よかったらクールちゃんも飲む!? っつ―か飲みなよ!!」
川 ゚ -゚)「はぁ……そこまで言うならば」
川;д川(あぁ、クールのやつは絶対に意味を理解してないなぁ、こりゃぁ)
-
【ブロウジョブ】
<参考レシピ>
・カルーア…1/3
・ベイリーズ クリーム…1/3
・ホイップクリーム…1/3
材料を混ぜ合わせないように静かに注ぎ、最後に添えるようにホイップクリームを乗せる。
試験管や小さなグラスで味わうシュータースタイルのカクテル。
材料からも分かるように、かなり甘く、濃厚。
甘いのが苦手な方には向いていないかも知れない。
飲む際には思わず冗談かと疑ってしまうような独特の作法があり、ある意味ではパーティーに最適かもしれない。
名前の由来は、あえて書かない。
.
-
(*#^;;-^)「ギャハッ! これ飲むのもひっさびさ!」
(;・∀・)「うわぁ、見るからに甘そうだね。これレシピ何?」
川д川「『カルーア』『ベイリーズ』『生クリーム』だなぁ」
(; <●><●>)「ドッロドロに甘い組み合せかよ。胸焼けしそうだぜ」
川д川「俺は好きな味だけどなぁ」
(;・∀・)「いや、そりゃあんた甘党だもの」
川 ゚ -゚)「ふむシュータースタイルとは珍しい。頂くとしよう」
-
ああ、生クリームってそういう
-
(#゚;;-゚)「こ〜ら! クールちゃん手を使ったらルール違反だぞ!」
川 ゚ -゚)「はい?」
(#゚;;-゚)「このカクテルを飲む時には手を使っちゃいけないってルールがあるんだよ!」
川;゚ -゚)「ならどうやって飲めばいいんだ?」
(#^;;-^)「ギャハッ! ソ・レ・は……」
(#ー;;-ー)「」ハムッ
川 ゚ -゚)(……はっ?)
(;・∀・)そ「えっ!? グラスごと口にくわえちゃうの!?」
(*<●><●>)「ヒャッハッハッ! なかなかソソるじゃね―か!!」
(#゚;;-゚)「ん……」ゴクン カラン
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>>259
そういうことか
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