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糞ったれBAR NEETのようです
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川д川「」カタカタカタカタ
川д川「……おっ、レア装備ゲットォ」カタカタカタカタ
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「あ?『あけおめ〜ことよろ〜』って何だぁ?」
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「あ―もう年越してたのかよぉ。1年なんかあっという間だよなぁ」ピンポーン
川д川「……」ピンポーン
川д川「……無視だ無視ぃ、こんな時間にインターホン鳴らすとかロクな奴じゃねえだろうしぃ」ピンポーンピンポーン
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川д川「……」ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
川#д川「……」ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン川#д゜川「うっっっっっるせええぇぇんだよおぉぉぉ糞ったれがああはああぁぁぁぁぁ!!」ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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( ;∀;)「ふええぇぇぇん!!ミルナ―――!!」
川#д川「こんな時間に泣いて喚いて人様の家に上がり込んで来るんじゃねぇよ糞ったれがぁ!!何しに来たんだぁ!?」
( ;∀;)「何でもいいから酒をくれよ―!!今日は酔いたい気分なんだよ――!!」
川#д川「だぁかぁらぁ!人様の家を酒場代わりにするなってあれほど……ってバカ野郎!抱き付いてくんじゃねえ!!このパジャマお気に入りなんだよぉ!!」
(# ;∀;)「酒を寄越せ酒を寄越せ酒を寄越せ酒を寄越せ――!!」
川#д゚川「ああぁぁぁ!もう分かったから少し落ち着きやがれ糞ったれがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
……………………………
………………………
…………………
……………
………
…
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川#д゚川「んでぇ? こんな夜中に泣きながら人様の家に上がり込んで、俺の至福のネトゲタイムを破壊した理由をお聞かせ願いましょうかぁ? 糞ったれぇ」
( ;∀;)「グスッ……たんだよお……」
川#д川「あぁん?」
(# ;∀;)「また振られたんだよお――! 最近ミセリちゃんの付き合い悪いと思ってたらさっき他の男とデートしてる現場を目撃しちゃったんだよおおぉぉぉぉ!!」
川;д川「……まぁた失恋かよぉ」
(# ;∀;)「問い詰めたら逆ギレされて『あんたみたいな顔だけ男、アクセサリー代わりにしかならないし捨ててやるわ!』って言われるし……グスッ」
川д川「あぁ、まあ、何だぁ? 新年そうそうお疲れ様ですぅ」
( ;∀;)「あんまりだぁ……あんまりだよミルナ―!!」
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川;д川「あぁもう分かった分かったぁ。騒いでないでコイツでもクイッと飲んでとっとと潰れちまえよぉ」コトッ
( ・∀;)「何この酒?……どっかで見たような……」
川д川「お前、何で現役のバーテンダーなのにコイツを知らね―んだよぉ」
(# ・∀・)「僕はまだ見習いだからいいんだい! とにかくこのお酒について教えてよマスター!!」
川#д川「だぁれがマスターだ糞ったれぇ!! ああもう、説明してやっからとっとと飲みやがれってんだぁ!!」
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【イエーガーマイスター】
ドイツ生まれのハーブ系『リキュール』。
そのレシビはアニスや甘草など、実に56種類もの様々なハーブをブレンドし、原料としている。
「狩人の守護聖人」という意味の名を持つこの酒の色はトロリとした赤色で、ラベルに印刷された鹿のマークからか、本物の鹿の血液が入ってるという噂も一時期流れていた程。
アルコール度数は35°、エキス分は15.7%で、現代ではクラブやバーなどで若者達がテキーラの代わりにショットで煽るシーンがよく目撃される。
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( ・∀・)「あ―イエーガーかこれ。ウチの店でもたま―に出るよ。映画にも出てたよね、『ハングオーバー』ってやつ」
川д川「知るかぁ。つ―か、なぁんで現役のバーテンダーがこんな有名な酒を忘れてたのかねぇ?」
( ・∀・)「ウチはウィスキーメインのバーだからあんまりリキュールなんか出ないんだもん。と、まあとにかく頂きます」クイッ
川д川「おうおう。いい飲みっぷりだことでぇ」
( ・∀・)「……」ゴクゴク
(* >∀・)「……かぁ!! 甘くて臭くて美味いね!! あんな糞ビッチなんか死んじまえ!! やっぱりリキュールは甘さが命だねコンチクショウ!!」
川д川「女の愚痴を漏らすか酒の感想を語るかどっちかにしろよ糞ったれぇ。ほら、もう1杯」トクトク
(* ・∀・)「へへんだ! 今日はとことん飲んでやるんだからな!!やっぱりリキュール最高!!」
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川д川「人ん家でよくもまぁ、このリキュール馬鹿がぁ……つ―かよぉ、お前。あの人とはどうなったんだよぉ? 」
( ・∀・)「へ? 誰の事?」
川д川「前にお前が連れてきた黒髪ロングの女だよぉ。ジンばっかり飲んでたジンマニアの」
( ・∀・)「ああ、クールさんのこと? あの人はただの友達だよ。恋人もいるみたいだしね」
川д川「ああ、そうなのかぁ」
( ・∀・)「あれ? もしかしてミルナの好みだったりする?」
川д川「バカ言ってんじゃねえよ糞ったれぇ。俺が女に興味無いの知ってるだろうがぁ」
( ・∀・)「その発言だけ聴くとゲイっぽいよね……っと、もう1杯」ゴクゴクカラン
川д川「ハイハイっと。つ―か何でわざわざ家に来るかねぇ、お前はぁ」トクトク
(* ・∀・)「そりゃ異常なまでの種類の酒を、異常なまでの安値で楽しめるBARなんてここの他に知らないからね!」
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川#д川「ウチはBARじゃねえっつってんだろうが糞ったれぇ!! ここはただの、俺の自宅だぁ!!」
( ・∀・)「でもお客にミルナの話をすると皆、行ってみたいって目をキラキラさせてるよ?」
川#д川「お前マジでこれ以上、勝手に他人をウチに連れ込むんじゃねえぞぉ?」
( ・∀・)「ケチんぼ。っていうか、いい加減にBAR開業しちゃえばいいのに。金ならあるんでしょ?」チビチビ
川д川+「金はあるぅ。時間もあるぅ。だが働いたら負けかなって思ってるぅ」キリッ
(# ・∀・)「こんの腐れニートが!!」チビチビ
川д゚川「普段の10倍の金とるぞ?」
(;・∀・)「ごめんちゃい!!」
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川д川「ったく糞ったれがぁ……俺も久々にリキュール飲むかねぇ」
( ・∀・)「イエーガー?」
川д川「俺、それ嫌いだしぃ。コイツを飲むわぁ」
( ・∀・)「ん? ドランブイじゃん」
川;д川「なぁんでイエーガーが分からなかったのにコイツは知ってるのかねぇ?」
( ・∀・)「ほら、ウチってウィスキーメインのBARだからさ」
川;д川「……関係あんのかぁ? それぇ?」
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【ドランブイ】
イギリス生まれのモルトウィスキーベースの『リキュール』。
1745年、スコットランドの王族チャールズ・エドワード・ステュアートが戦に敗れたさいに、献身的に尽くしたとされるジョン・マッキノンという男に褒美として王家秘伝の酒、ドランブイの製法が授けられた。という伝説が残っている。
ハイランド産のモルトにハーブや厳選されたハチミツをブレンドして作られているため、ドロッとした濃厚な甘さの中にハーブの華やかな香り、そしてモルトウィスキーの力強いアルコールが燃え上がる。
アルコール度数は40゜、エキス分は35%。
ストレートの他、お湯割りやスコッチと混ぜたカクテル『ラスティネイル』として飲まれている。
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( ・∀・)「王家の酒だなんてまた贅沢だね―」
川*д川「知るかぁ。んな高くも無えだろうがぁ。あぁ、甘くて美味いわぁ」チビチビ
(* ・∀・)「イエーガーだって甘いじゃないか」チビチビ
川*д川「俺はよぉ、ハチミツとかメープルシロップとか、そういう甘さが好きなんだよぉ」チビチビ
(*‐∀‐)「ふぅん。あ、イエーガーお代わり」
川д川「……お前、今日泊まってくつもりかぁ?」トクトク
(* ‐∀‐)「いやぁ、意外と心の傷が深くてだね―今日は1日付き合ってくれると嬉しいな―」チビチビ
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川д川「どうせ直ぐに次の女見つける癖によぉ、糞ったれがぁ」
(* ・∀・)+「まあ、そこはほら!! やっぱり僕ってイケメンだからね!!」
川д川「そんでアクセサリー代わりにされてぇ、また捨てられる訳だなぁ」
( ;∀;)「」ブワァ
川*∀川「ケケケッ!ざまぁ無えなぁ」
(# ;∀;)「うるさいうるさ―い!僕はミルナと違ってモテモテなんだからな!!」
川д川「俺もその気になりゃあ女なんか幾らでも作れるけどな。金の力でぇ」
(# ;∀;)「うわあ―――ん!! この勝ち組ニートがあぁぁ!!」ゴクゴクカラン
川*∀川「ケケケッ! ばぁかばぁか!!」
(# ;∀;)「今日はとことん飲んでやるんだからな !この家の酒を全部飲み干してやる―!!」
川д川「1000種類以上の酒を飲み干せるなら勝手にどうぞぉ?」
(# ;∀;)「無理に決まってんだろバカやろ――!! そんでもってミセリちゃんのバカやろ―!!」ゴクゴクカラン
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川д川「あぁ、はいはい。今日は付き合ってやっから好きなだけ泣き言わめいとけぇ」チビチビ
(* ;∀;)「うわあ――ん!! ミセリちゃんありがとう!! ミルナの糞ビッチ!! でも大好き――!!」
川;д゚川「色々混ざって気持ち悪い事になってっからちょっとは飲むペース落とせぇ!!」
(* ;∀;)「ミルナちゃん大好きだよぉ!ミルナちゃんのナマ足!ミルナちゃんのナマ足!!」
川#д川「だから飲み過ぎなんだよ脚フェチの変態……って何でこっちににじりよって来るんだよ、おい!? マジで離れやがれぇ!!」
(* ;∀;)「ミルナちゃんミルナちゃんミルナちゃ――ん!!」
川#д゚川「やっぱりとっとと帰りやがれ!! この残念男があああぁぁぁぁぁ!!」
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【CLOSE】
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えっ?ミルナホモ?
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やった!連載だ!
にしても珍しそうな酒出すねぇ。ちょっと飲んでみたいかも
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おつ!
楽しみが増えた!
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乙!
大好き
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乙
ミルナに忍び寄るホモの魔の手
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乙
馬鹿話の人かな?
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川д川「……ねみぃ」
川д川「でももうすぐ客来るしなぁ。とりあえず頑張って起きてねぇとなぁ」
川д川「どうせ、あの女の事だしぃ? 適当にジンばっかり飲んでくんだろうなぁ」
川д川「つってもレア物なんか殆ど切らしてるからなぁ。まあ安酒でも文句は言わせねぇけどよぉ」
ピンポーン
川д川「あぁ、来た来たぁ。『よぉ、入って来いよぉ』っと」ガチャッ
川д川「……」
川д川「グラスでも磨いておくかぁ」
川д川「……」キュッキュッ
川;д川「……こんな事やってっから、俺ん家がBARだって勘違いされるんだよなぁ、きっとぉ」
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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川 ゚ -゚)「やあ、しばらく」
川д川「はいはい、どうもこんばんわぁっと」
川; ゚ -゚)「……相変わらず君はパジャマにスリッパなんだな」
川д川+「シルク100%パジャマだぜぇ?」キリッ
川; ゚ -゚)「そこは別にどうでもいいのだが。着替えようという発想には至らないのかい?」
川д川「ダルいめんどいしんどい辛い」
川; ゚ -゚)「ニートの鏡だな君は。ああ、忘れない内に渡しておこう」
川д川「なぁんだこれぇ?」
川 ゚ -゚)「ウチのレストランで販売している土産用のケーキだ。モララーから甘いものが好きだと聴いてな」
川д川「ふぅん。まあ、ありがたく頂戴しとくわぁ」
川 ゚ -゚)「いつも美味い酒を飲ませて貰ってるからな。と言うわけでジンをくれ」
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川д川「ジンマニアだなぁ、本当にぃ。いつも通りマラッカでいいのかぁ?」
川 ゚ -゚)「いや、今日はビーフィーターを頼む」
川д川「?? クラウンジュエルかぁ? それともウェットかぁ?」
川 ゚ -゚)「いや、ごく普通のビーフィーターだよ。47°でお願いするよ」
川д川(珍しいなぁ、いつもはレア酒ばっかり飲む癖によぉ)
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【ビーフィーター・ジン47゜】
ロンドン・『ドライ・ジン』の一種で、ラベルの赤い制服を身につけた男の姿がトレードマーク。
名前の由来は、その芳醇と力強い風味を持つ味のイメージから、屈強なことで知られた「ビーフィーター」という実在した人物の名をつけたと言われる。
まさにジンの王道で、そのレシピはトウモロコシと大麦から蒸溜した蒸留酒をベースにして、ジュニパー・ベリーやコリアンダーなどで風味付けがなされているが詳しいレシピは不明。
通常、アルコール度数40°の物と47°の物の2種類で販売されており、こちらは人気の47°の方にあたる。
最近ではコンビニやスーパーなどで手軽に入手でき、その手軽さとコストパフォーマンスの良さから多くのBARでカクテルベースとして重宝されている。
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川д川「ほらよぉ。いつも通り、常温ツーフィンガーのストレートだぁ」コトッ
川 ゚ -゚)「ありがとう。しかし、ここはいつもながら素晴らしいBARだな」
川;д川「だからBARじゃ……いや、もう否定すんのもめんどくせぇ」
川 ゚ -゚)「酒の種類は当然だが、やはり室内の雰囲気というのは重要だ。この前、仕事の関係で大きなBARに行ったときに痛感したね」チビチビ
川д川「雰囲気ねぇ。まあ俺はあんまし気にしねぇけどなぁ」
川 ゚ -゚)「しかしこの空間のデザインはかなりセンスがいいと思うのだが。君の発想かい?」チビチビ
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川д川「うんにゃあ。知り合いにデザイナーが居てよぉ。完璧にソイツ任せだなぁ」
川 ゚ -゚)「君の事だ。『金はいくらでも払うから適当にカッコよくしてくれ』とでも言ったのだろう?」チビチビ
川;д川「……なぁんで分かったんだぁ?」
川 ゚ -゚)「君ほど分かりやすい人間もそうは居ないからな。っと、次はゴードンを頼む」カラン
川д川「へいへいっとぉ。度数はぁ?」
川 ゚ -゚)「もちろん、47.3°だ」
川д川「マニアは細けぇなぁ……ほらよぉ」コトッ
川 ゚ -゚)「ありがとう」
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【ゴードンズ・ジン47.3°】
イギリス生まれの『ドライ・ジン』
アレクサンダー・ゴードンによって1769年に製造され、その製造法は今ではイギリスの特許を取得している程。
その製造方法は世界中で12人しか知らないらしい。
アメリカでは何故か低クオリティのブランドと見なされているらしいのだが、日本では根強い愛飲者が数多く存在する程に人気の銘柄。
その最大の特長は他のジンには譲らないドッシリとした濃厚な味と風味である。
重厚なその味わいはカクテルベースに使用したさいにも、力強くその風味を主張してくる。
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川 ゚ -゚)「……ふむ。久々に飲むがやはり味が濃いな。やはり男性的な味と言われるだけはあるな」チビチビ
川д川「つ―かよぉ、いつもと違ってどうして庶民的なジンばっかり飲むじゃねぇかぁ」
川 ゚ -゚)「あぁ。実は末の妹にジンを布教してやろうと思ってな。その選別に来たわけだ」
川д川「妹ぉ?」
川 ゚ -゚)「ああ、あいつもようやく酒の飲める年齢になったからな。2番目の妹のジン嫌いを移される前に布教しなければ」
川д川「あんた何人姉妹なんだよぉ?」
川 ゚ -゚)「姉が1人、妹が2人の4人姉妹さ。しかし、私の姉妹の中ではジンの評判はあまり良くなくてね。主に香りが」
川д川「あぁ、まぁ、確かに独特の臭いだしなぁ」
川 ゚ -゚)「全く、それが素晴らしいと言うのに……という訳で、入手しやすくて初心者にも優しい銘柄を探していた訳だよ。」
川д川「っつ―とぉ、『ビーフィーター』『ゴードン』『ギルビー』『ボンベイ』『タンカレー』『ウィルキンソン』辺りかぁ?」
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川 ゚ -゚)「ああ。だが初心者に飲ませるからこそ、必要最低限のクオリティは必要だ」
川д川「んじゃ『ギルビー』と『ウィルキンソン』は外しとくかぁ」
川 ゚ -゚)「それにあまり癖が強いのも良くないな。例えるならウィスキーが苦手な人間に『オクトモア』や『ラフロイグ』を勧めるようなものだからな」
川;д川「なんでよりによってアイラの2つなんだよぉ。んじゃ、まあ『ボンベイ』は外すかぁ、あれは華やかで美味いんだけどなぁ」
川 ゚ -゚)「実質は3択だな。という訳で次はタンカレーを頼むよ」
川д川「はいよぉ」トクトク
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【タンカレー】
イギリス産の『ドライ・ジン』。
4回の蒸留により生み出される、キレのある味わいが人気。
日本ではジンに迷ったらタンカレー買うべしと勧める人が多数おり、それ程までにクオリティの高い1品。
ジン独特の華やかさと上品かつ、確かな松ヤニの風味。
完成度の高いその味わいは「ジンのロールス・ロイス」など様々な呼び方で称賛されている。
また、特徴的なボトルデザインも人気の秘密。
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川* ゚ -゚)「うむ、流石はジンのロールスロイスだな。ケネディが愛していたのも頷ける」チビチビ
川д川「まあ、無難っちゃあ無難だろうよぉ。ちなみに妹にもストレートで飲ませるつもりかぁ?」
川 ゚ -゚)「いや、流石にそれは厳しいな。手始めに『ジントニック』か『ジンリッキー』を勧めるつもりさ」
川д川「ジントニ飲ませるくらいなら『ギムレット』やら『ジンライム』の方が美味いのによぉ」
川 ゚ -゚)「ギムレットにはまだ早すぎるさ。2つの意味でな」チビチビ
川д川「『長いお別れ』だっけなぁ。んでぇ? 結局どうすんだぁ?」
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川 ゚ -゚)「ふむ。ロールスロイスも捨てがたいが今回は王道を勧めてみようかと思う」
川д川「ビーフィーターかぁ。まぁ、いいんじゃねぇ?」
川 ゚ -゚)「この銘柄ならモララーのBARにも置いてあるしな。彼にジントニックでも作って貰うことにするよ」
川д川「あぁ、そう。まぁ確かにアイツにの作るカクテルは美味いけどねぇ」
川 ゚ -゚)「ああ、彼の腕は天才的だよ。あれでもう少し知識や教養が身に付いたら言うこと無しなんだけどな」
川д川「アイツに教養なんか期待してやんなよぉ。スクール時代から馬鹿だったんだからなぁ」
川 ゚ -゚)「君とモララーはバーテンダースクールの同期だったとか?」
川д川「まぁなぁ。俺はすぐに辞めちまったけどよぉ」
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川 ゚ -゚)「君の知識とモララーの腕が合わさったら無敵な気もするけどね」
川д川「馬鹿言うなぁ。モララーは馬鹿だからモララーらしいんだよぉ」
川 ゚―゚)「ふふっ……確かにそうかもな。そろそろチェックを頼む」
川д川「3杯だから300円」
川; ゚ -゚)「相変わずのどんぶり勘定だな、ほら」
川;д川「だぁかぁらぁ、毎度毎度5000円も要らねぇっつぅのぉ」
川 ゚ -゚)「気持ちだよ、取っておいてくれ。ここみたいに落ち着いて酒が飲める場所は他に無いんだ」
川д川「はぁ? BARなんざそこら中にあるだろうがぁ」
川 ゚ -゚)「1人で飲んでいると、周りの小蝿共がうっとおしくてね。その分ここは静かでいい」
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川д川「ふぅん。美人過ぎるのも大変なんだなぁ」
川 ゚ -゚)「……」
川д川「あぁん? なんだぁ?」
川 ゚ -゚)「いや、気にしないでくれ。君がそんな気で言っている訳では無いのは分かっているよ。」
川д川「??」
川 ゚ -゚)「ではまた来るよ。次は姉妹の誰かを連れて来る」
川;д川「おいぃ……頼むからこれ以上常連を増やさないでくれよぉ」
川 ゚―゚)「他の経営者に聞かれたら呪われそうな言葉だな。では失礼する」
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カランカラーン
川д川「安酒3杯に5000円貰ってもなぁ、なぁんか逆に申し訳無いわなぁ」
川д川「……ん? 札の下に紙切れが混じってやがるぅ」
川д川「『アドレスしか教えていなかったので電話番号を教えておくよ。用があったらかけてくれ。
別に用が無くてもかけてくれて構わないがな。
クールより』……ってなんだぁ?」
川д川「なぁんでわざわざメアド知ってるのに番号なんか渡すのかねぇ?」
川д川「……」
川д川「変なやつぅ」
川д川「……」
川д川「……とりあえず寝るかぁ」
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【CLOSE】
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乙
お酒の事分かんなくてもスラスラ読めるなあ
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ジン好きの俺歓喜
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惚れちまったか?
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前の作品どこらにあるんだろ
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前総合(ドクオ)の950あたりやで
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飲みたくなるのう
乙です
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なに?連載化すんの?
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しゃるとりゅーず おいしい
じかいは しょーとかくてるの
おはなし
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馬鹿話がこれになったんだとしたら悲しい
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お前が気に入らないからってわざわざレスしにくんじゃねぇよ
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酒飲みとしては支援
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川д川「」カタカタカタカタ
川*д川「……っしぃ!! クリアだぜぇ!」カタカタカタカタ
川*д川「……ケケケッ。こんなミッション軽い軽―ぃ」カタカタカタカタ
川д川「今夜はあと30分で経験値10倍キャンペーンだからなぁ。徹夜でPCにかじりつきだぁ」カタカタカタカタ
川*д川「ひたすらネトゲに徹する1日……これぞニートの醍醐味だわなぁ」ピンポーン
川д川「……」ピンポーンピンポーン
川д川「いやいやいやぁ? 今日はモララーもクールからも連絡来てないから誰も来ない筈だぞぉ?」ピンポーンピンポーン
川д川「無視だ無視ぃ。これから俺は伝説の弓兵として冒険の旅へ……」ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
川д川「冒険の旅へ……」ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
川д川「冒険……」ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
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ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン川#д川「だ・か・ら・うっるせえんだよおぉ糞ったれええええぇぇぇぇ!!」ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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(*゚∀゚)「よっ!久々だな貞子!!」
川#д川「我が物顔で入り込んで来んじゃねぇよ糞ったれのチビガキがぁ!! あと貞子って呼ぶんじゃねぇ!!」
(#*゚∀゚)「おい! ウチみたいなピッチピチの女子大生に向かってチビガキだなんて失礼じゃないか!!」
川#д川「人様に礼儀を唱える前にテメェの行動を省みやがれってんだぁ!! こんのクソガキのクソチビの糞ったれがああぁぁぁ!!」
(;*゚∀゚)「ウ、ウチのどこがガキなんだよっ!! クール先輩と2歳しか変わらないんだぞっ!!」
川#д川「肉体年齢も精神年齢も小学生の癖して大人ぶってんじゃねぇよチビガキィ!! ホットミルクでもチビチビ舐め回してとっとと寝てろぉ!!」
(*゚ぺ)「ウチは大人のレディーだぞっ!! ニートの癖に生意気だぞっ!!」
川#д川「ニートが気に入らないならわざわざ俺の家に入り込んで来るんじゃねぇよ!! 頼むから帰りやがれぇ!!」
(*゚∀゚)「BARに来たのにお酒飲まないで帰ったら失礼じゃないか。全く常識の無いニートだな!」
川#д川「お・ま・え・が・常識を語るなあああぁぁぁぁぁ!!」
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(*゚∀゚)「なぁなぁ、ウチお腹減ったんだけど何か頂戴よ。甘いものがいいなぁ」
川;д川「居座る気満々じゃねえかよおおぉぉぉ!! 俺様の至福のネトゲタイムがああぁぁぁ!!」
(*゚ぺ)「なぁなぁ、お菓子早く―。あとお酒も早く―」ブーブー
川#д゚川「鼻の穴から『スピリタス』流し込むぞチビガキがあああぁぁぁぁぁ!!」
……………………………
………………………
…………………
……………
………
…
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(*゚∀゚)「あまあま♪」←チョコ食ってる
川;д;川(グッバイ……俺の経験値10倍キャンペーン)グスン
川#д川「んでぇ!? 大人(笑)のレディー(爆)さんは何をお飲みになりやがるんですかぁ!?」
(*゚∀゚)「なんか言葉の節々に悪意が感じられるけど大人なウチはスルーするぞ! ウチはカクテルが飲みたいんだ!!」
川д川「はぁいはぁい。チビガキらしくカルーアミルクでいいですねぇ?」
(#*゚∀゚)「チビガキ言うな!! そういうカクテルが飲みたい訳じゃないんだ!!」
川д川「んだようっせ―ガキだなぁ。何が飲みて―んだよぉ?」
(*゚∀゚)「シャカシャカするタイプのカッコいいカクテルが飲みたいんだ!!」
川д川「あぁん? もしかしてシェイカー使えって言ってんのかぁ?」
(*゚∀゚)「そうそうそれそれ! あのカッコいいグラスに、大人のレディーにピッタリなカクテルを頼むぞ!!」
川д川「よっしゃあ、帰れぇ」
(;*゚∀゚)そ「何でだよ!?」
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川#д川「ウチはそもそもBARじゃねぇんだよぉ!! 何が悲しくて素人に毛が生えたような腕前で、人様にシェイカーを振らなきゃならねぇんだよ糞ったれがぁ!!」
(;*゚∀゚)「何でこんなにお酒がいっぱいあるのにシャカシャカできないんだよっ! あんなの簡単そうじゃんか!!」
川#д川「あぁもう、うっせぇうっせぇ!! どうしても飲みたきゃ他所のちゃんとしたBARで飲んでこいよぉ!!」
(;*゚∀゚)「だって普通のBARって高いじゃないか!! 1杯のお酒で1000円だなんてボッタクリもいいとこだぞ!!」
川#д川「それが普通なんだよ糞ったれがあぁぁぁ!! ガキは大人しく簡単便利なカルーアミルクでも舐め回してろタコオオォォォ!!」
(;*>∀<)「嫌だ嫌だ!! シャカシャカしろよ―シャカシャカしろよ―!!」ジタバタジタバタ
川;д川「ジタバタしてんじゃねえよこの小学生がああああぁぁぁ!!」
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ガチャガチャ! カランカラーン
( ・∀・)「ミルナ―酒くれ―……って、あれ? お客さん?」
川#д川「よっしゃあモララーいいとこに来たあぁぁ! 来る前に連絡しろって10回以上言ってるだろうとか、何でお前が勝手にウチの合鍵持ち出してるんだとかツッコミどころ満載だけど今日はスルーだあああぁぁぁぁ!!」
(;*>∀<)「シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ――!!」ジタバタジタバタ
(;・∀・)「うおっ!? えっ? 何? どういう状況!? ミルナが取り乱して小学生児童が半泣き!?」
(#*゚∀゚)つ「誰が小学生だあぁぁ!! つ―ちゃんパーンチ!!」
(;・Д(#)「ひでぶっ!? 何で僕は登場早々に殴られてんの!?」
川#д川「とにかく俺の話を聴けや糞ったれ共がああああぁぁぁ!!」
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…………………………
……………………
………………
…………
……
…
( ・∀・)「はぁ。クールさんの大学時代の後輩さんなのね」
(*゚∀゚)「そうだぞっ! ウチの名前は『赤羽根 つ―』!! ピッチピチの女子大生なんだからな!!」
( ・∀・)「僕は『毛利 モララー』。そこのマスターの友達さ」
川#д川「だぁれがマスターだ糞ったれがぁ!! ところでチビガキィ! お前にとっちゃあ朗報だぁ!!」
(*゚∀゚)「だからチビガキじゃない……って朗報?」
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川д川「そこにいるモララーはなぁ、正真正銘のバーテンダーだぁ! しかもその腕は超一流だぁ!! お前のお望み通りの物を作ってくれるだろうよぉ!!」
(*゚∀゚)「ほんとかっ!! 兄ちゃん顔だけじゃなくて中身もカッコいいんだな!!」
(;・∀・)「全く話が読めないまま働かせようとするの止めてくれない!? 僕さっきまで8時間も働いてたんだけど!?」
川д川「んでぇ? レディーさんはぁ、なぁにが飲みたいんですかぁ?」
(*゚∀゚)「う―んと―……」
( ・∀・)「わぁお、無視かよ。参ったなコンチクショウが!!」
(*゚∀゚)「甘くて大人のレディーに似合うカクテルが飲みたいぞ!!」
川д川「まぁた質めんどくさいご注文でぇ……んじゃあ、モララー頼んだぜぇ」
(# ・∀・)「あぁもう僕が作るのは確定なんですねコンチクショウ!! っていうかそんなアバウトな注文じゃ作れないよ!?」
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(*゚ぺ)「えぇ―? でもウチはカクテルの名前なんか『ジントニック』や『カルーアミルク』ぐらいしか分からないぞ―?」
川д川「っつ―かよぉ、バーテンやってんだからアドリブで作るのなんか日常茶飯事だろうが糞ったれぇ」
(;・∀・)「うぅ……そういう注文が来たら1回オーナーに流しちゃうから1人じゃ捌けないんだよ!!」
川;д川「使えね―なぁ糞ったれがぁ……『ホワイトレディー』でも出しとけ」
( ・∀・)「あっ! それならよく作るから得意だよ!! 材料にシェイカー借りるよん」
川д川「ホワイトキュラソーはしっかり『コアントロー』使ってやれよぉ?」
(*゚∀゚)(なんだかドキドキしてきたぞっ!!)
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【ホワイト・レディー】
<参考レシピ>
・ドライ・ジン…1/2
・ホワイトキュラソー…1/4
・レモンジュース…1/2
材料を氷とともにシェークする。
ジンベースの『ショートカクテル』。
TPOを気にせず楽しめるのでカクテル入門者にもオススメ。
いわゆる『サイドカースタイル』とされるこのカクテルは、ジンの香りとアルコールの熱がホワイトキュラソーの甘さと華やかな香りにつつまれ、レモンジュースが全体の味を引き締めてくれる。
色もまるでベールのような美しい白なので女性に勧めるのもオススメ。
ちなみに元々のレシピでは『ドライ・ジン』ベースでは無く『ホワイトペパーミント』ベースだったそうだ。
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( ・∀・)「お待たせ致しました。『ホワイト・レディー』でございます」
(*゚∀゚)「おぉ!! 白いぞ!! なんだかふんわり輝いてるみたいだぞっ!!」
川д川「時間外手当て、ごくろうさぁん」
(# ‐∀‐)「……今日は無料で飲ませてもらうんだからな!」
(*゚∀゚)「いっただきま―す!」
(*゚∀゚)「」ゴク……
(*゚∀゚)そ「……んっま――い!! 甘いのにスッゴク上品な香りが口いっぱいに広がるぞ――!!」
川д川「そりゃあ、まぁなぁ。モララーが作るんだから美味いだろうなぁ」
( ‐∀・)+「照れるなあ。ちなみにそれはジンベースのカクテルだからね、クールさんも好きな味だと思うよ」
(*^∀^)「先輩とお揃いか……えへへ! なんだかウチも先輩にちょっとだけ近付けた気がするぞ!!」
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川д川「……お前、ベースに『ボンベイサファイア』使ったな?」ヒソヒソ
( ・∀・)「え? 女の子受けがいいだろうからって使ったけど……マズかった?」ヒソヒソ
川д川「いやぁ、別にぃ」
川д川(チビガキのだぁい好きな先輩にボンベイで作ったカクテルなんざ出したらぁ、逆に説教喰らいそうな気がするぅ。っつうのは内緒なぁ)
(*^∀^)「えへへ、美味しいなぁ! ウチは幸せだぞ!!」ゴク……
(* ・∀・)「そこまで喜んで貰えると残業したかいがあったね」
(*゚∀゚)「じゃあ次は何がいいかな―?」カラン
(;・∀・)「いい余韻を残して終われると思ったらまだ働かせるつもりかいコンニャロウ」
(*゚∀゚)「えへへっ、せっかくの機会だからな! 美味しいカクテルの名前をいっぱい覚えておくんだっ!!」
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川д川「糞ったれのチビガキがぁ……次はどんなんがいいんだぁ?」
(*゚∀゚)「ん―と、さっきのやつは確かに甘かったんだけど、ちょっとイメージしてたのと違ってたんだっ」
( ・∀・)「イメージ?」
(*゚∀゚)「ウチはあぁいう、さっぱりスッキリ甘いやつも好きなんだけど」
(*゚∀゚)「ケーキとかアイスクリームみたいに、トロンとしてズッシリ甘いやつが1番好きなんだっ!!」
(;・∀・)「またふわっとした注文が……(『スゥィート・マティーニ』じゃダメだよな―? あれなら得意なのに)」
川〜川「……」
川д川「あぁ、お前よぉ。チビガキィ」
(#*゚∀゚)「だからチビガキじゃなくて、つ―ちゃんだってば!!」
川д川「知るか糞ったれぇ。お前、チョコミントは好きかぁ?」
(*゚∀゚)「ミント? 普通に好きだぞ? たまにアイスとかで食べると美味しいしな!」
川д川「んじゃあ、話は早ぇわなぁ……モララー!」
( ・∀・)「ほえ?」
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川―川「『バッタ』作ってやれぇ」
( ・∀・)「……お、『バッタ』だね!」
川―川「……」
( ・∀・)「……」
川―川「……」
( ・∀・)「……」
川―川「……」
( ・∀・)「……」
川―川「……」
( ・∀・)「……『バッタ』?」
川#д川「『グラスホッパー』作れって言ってんだよ糞ったれがあああぁぁぁぁ!!」
(;・∀・)そ「あっ!そういう意味か了解で―――――す!!」
(*゚∀゚)(あの兄ちゃんってイケメンだけど何だか残念なオーラが全身からただよってるぞ)
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【グラスホッパー】
<参考レシピ>
・グリーン ペパーミントリキュール …1/3
・ホワイト カカオリキュール …1/3
・生クリーム…1/3
・(ナツメグ…少々)
材料を氷とともにシェークする。
好みによって注いだカクテルの上にナツメグを少々振りかける。
『グリーン ペパーミントリキュール』ベースのショートカクテル。
元々はデザートカクテルだが、最近では特に気にされることはない。
パステルグリーンが最大の特徴で、その味を例えるなら、まさにチョコミントアイス。
生クリームが材料に使用されていることもあり、味わいはかなり濃厚で、官能的なまでに甘い。
ミントの味がかなり強く主張するので好みを選ぶが、甘党の方なら1度飲んで損は無いカクテルだ。
もともとは『プース カフェ スタイル』のカクテルだったが、現在は上記のようなシェークするものが主流となっている。
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(;*゚∀゚)「うわぁ!! すっごい色だぞ!? アメリカのお菓子みたいだぞっ!?」
( ・∀・)「独特の色だよね―。水色というか黄緑というか」
川д川「御託はいいからさっさと飲みやがれぇ」
(*゚ぺ)「何で貞子が偉そうにしてるんだ? 飲むけどさ」ゴク……
(*゚∀゚)そ「!?」
(*゚∀゚)「」ゴクゴクゴクゴク
(;・∀・)「ああ!? ちょっ、そんな一気に!?」
(*゚∀゚)+「んっ……ま――――――い!!」
川∀川「ケケッ、やっぱハマったなぁ」
-
(*゚∀゚)「とろっとろでズッシリ甘いぞ! なのにミントだからさっぱりしてるし!!」
(*゚∀゚)「氷の粒々の歯応えがまるでチョコチップみたいな触感で全然飽きが来ないし!!」
(*゚∀゚)「何て言うか、高級なアイスがもっともっと高級な奴にレベルアップしたような? ……ああ―上手い言葉が見付からないぞ!!」
(;・∀・)「ま―そこまで喜んで貰えると嬉しいよ? ただそれ僕が働いてるとこで飲むと800円するんだけどね」
川д川「お前の腕で800円なら安い方だと思うけどなぁ?」
(;‐∀‐)「いや、そうは言われても一気飲みされちゃうと悲しいものがあるよ」
(*゚∀゚)「おかわり――!!」
(;・∀・)「あぁはいはい!! 僕は馬車馬のように働きますよっと!!」
川д川「あっ、ついでに俺にも同じやつぅ」
(# ・∀・)「おいこら家主―――!!」
-
………………………
…………………
……………
………
……
…
-
(* -∀-)「……Zzz」
(# ・∀・)「飲むだけ飲んで寝やがったなコンニャロウ」
川д川「お前、あともうちょいしたら送ってってやれよぉ」
(;・∀・)そ「ええっ!? 僕、結局全然飲んでないのに!?」
川∀川「まあ、そういう日もあるってこったなぁ。ケケケッ」
(;‐∀‐)「とんだ厄日だよ……この娘このまま泊めてっちゃえばいいじゃん」
川д川「大して付き合いの無い男の家に泊めさせる訳にも行かないだろうがぁ、糞ったれぇ」
(;・∀・)「ほんっとにミルナって変なところは常識人だよね」
川д川「うっせ―んだよぉ、ほれぇ」
(;・Д・)そ「ん? ……って何じゃこりゃあ!?」
-
川д川「タクシー代。こんだけありゃあ足りんだろぉ?」
(;・∀・)「10万もありゃそりゃ足りまくりですよ!?こんなに要らないって!!」
川д川「足りないよりゃあ、余る方がいいだろうがぁ。釣りはいらねぇよぉ」
( ・∀・)「……ほんっとにミルナって基本的に非常識だよね」
川#д川「お前にしろチビガキにしろ、
とりあえず言っとくぜぇ? お前らが言うなっつ―んだ糞ったれ共がぁ!」
(*゚∀-)そ「んにゃっ!? 寝ちゃってたぞ」
( ・∀・)「あっ、起きたね? そろそろ送ってくよ」
(;*゚∀゚)「うぅ……まだまだ色んなカクテル飲みたいのに頭フラフラだぞ……」
川д川「そりゃあ度数も度数だからなぁ」
(;* -∀-)「あの『グラスホッパー』ってやつみたいに濃厚で甘いカクテルもっと知りたかったぞ……貞子も止めてくれたら良かったなのに―」
川#д川「だから貞子って言うなっつってんだろうがぁ!!」
-
川∀川(……ん? いいこと考えたぁ)
川∀川「うし、じゃあ最後にとっておきのオススメカクテルの名前を特別に教えてやるぜぇ」
(*゚∀゚)そ「本当か!? 甘くて美味しいのか!?」
川∀川「ああ本当だぁ。なんてったって俺が『一番好き』なカクテルだからなぁ」
( ・∀・)(ん? ミルナの大好物のカクテルってもしかして……)
川∀川「ただこのカクテルにゃあ、注文する時に色々作法があってだなぁ……」
(*゚∀゚)「ふむふむ」
……………………………
……………………
………………
…………
……
…
-
〜後日 とあるBARにて〜
(*゚∀゚)「」ゴクゴク
川 ゚ -゚)「そんなに気に入ったのか?『グラスホッパー』」
(*゚∀゚)「貞子に教えてもらったんだ! デザートみたいで美味しいぞ!!」
川 ゚ -゚)「そうか。君にピッタリの酒が見つかって良かった」
(*゚∀゚)「あっ! あとな先輩! 貞子から他にもオススメのカクテルも教えてもらったんだ! ちょっと作法が変わってるんだけど」
川 ゚ -゚)「ん? 作法?」
(*゚∀゚)「え―と……確か注文の時に大きな声で台詞を叫ぶんだとか」
川 ゚ -゚)(台詞? そんなカクテル聞いたことないが)
-
(*゚∀゚)「すみませ―ん! 」
(´・_ゝ・`)「ご注文は?」
(*゚∀゚)「えっと―(台詞は確か……)」
(*゚∀゚)「『悶えるくらいに激しくシェイクした―』」
川 ゚ -゚)「は?」
(*゚∀゚)「『甘くとろけるオーガズムを淫らな私に恵んで下さいな――!!』」
川; - )「ぶふぉっ!?」
(;*゚∀゚)「えっ!? 先輩!?急に吹き出してどうしたんだ!? バーテンさんも何で前屈みになってるんだっ!?」
川; - )(ミルナめ……やってくれたな……!!)
川*∀川「貞子呼ばわりした仕返しだぁ糞ったれぇ……ケッケッケッ」カタカタカタカタ
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【CLOSE】
.
-
乙
-
面白い
どっちも良いな
乙です
-
乙
こっちも毎回楽しみにしてる
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いいねぇノリがおもしろい
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乙だぜ
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経験値10倍逃したのはかなり痛いはず
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ミルナ何吹き込んでんだwww
グラスホッパーは一番好きなカクテルだから、出てきて嬉しい。久しぶりに飲みたくなったな。
乙!
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しばらくはこっちの更新をメインにしまふ。
次はワカッテマスとワカンナインデスとバーボン。
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グラスホッパーうまそうだな。
他にもお菓子みたいなカクテルとかってあるのか?
次の話期待。
-
川д川「久しぶりになっちまったなぁ」
川д川「次の投下は21日だぁ……まぁ、最近放置気味だったから覚えてルやつがいるかは知らないけどよぉ」
川д川「ちなみに次はバーボンの話だからよぉ。まあ、バーボン好きな奴はツマミでも用意して読んでくれたら有りがたいわなぁ」
川*∀川「んじゃぁ、俺はニートらしくネトゲに興じるぜぇ? ケッケッケッ」
次回……バーボン&バーボンベースカクテル
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キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
待ってた!!!!
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まってたぞおおお
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楽しみ!!
-
楽しみ
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うれしい!楽しみにしてる!
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川д川「」ペラペラ……
川д川(いつもやってるネトゲがメンテナンス中だからたまには漫画読んでるわけだがぁ)ペラペラ
川д川(やっぱりおもしれぇなぁ……『その男、所詮「犬」のようです』はぁ)ペラペラ
川д川(個人的には東のマフィアチームに頑張って欲しいけど展開がなかなか読めないしなぁ)ペラペラ
川д川「」ペラペラ
川д川(しっかし暇だなぁ……こういう時に限ってだぁれも来ねぇんだからよぉ)ペラペラ
川д川「」ペラペラ
川д川「」ピンポーン
川д川「モララーの糞ったれかぁ? それとも小学生のチビガキかぁ? ……ったく、来る前に電話しろって言ってるのによぉ」
-
川д川「まあ暇だからいいかぁ、どっこいしょっとぉ」
川д川「はいはい。『どちら様ですかぁ?』っとぉ」
『あの……私、下の階に住んでいる稚内というものなのですが』
川д川「……」
川д川「……」
川;д川「……誰だぁ?」
-
【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
.
-
川;д川「いやぁ、もう本当にごめんなさいぃ」
( ;<●><●>)「いえ、私達は大丈夫なのですが……ご友人はかなり酩酊されているようでして」
(* ‐∀‐)「ミルナ―……ヒック……」
( ><)「このお兄ちゃんが『ミルナ―酒寄越せ―』って叫びながらエントランスに倒れてたんです」
( ;<●><●>)「とりあえず手当たり次第にインターホンを押して確認しようと思ってたのですが……3階から確認して良かったです」
川;д川「本当にウチの糞ったれがご迷惑おかけしましたぁ……とりあえず立ち話もアレですしぃ、中へどうぞぉ」ガチャ
-
( ><)そ「うわっ!!凄いお部屋なんです!!」
( ;<●><●>)「これは……驚きました。お店を経営されているのですか?」
川д川「いやぁ、ただの趣味ですぅ。あ、その糞ったれはそこら辺のソファに転がしといて下さいなぁ」
( ;<●><●>)「(明らかに趣味のレベルを越えている気がするのはワカッテマス) はぁ、では」
(* ‐∀‐)「ヒック……ミルナ―……酒―……」
(* ><)「お兄ちゃんのお部屋カッコいいんです!! お兄様の昔のお店よりカッコいいんです!!」
川д川「お兄様のお店ぇ?」
(; <●><●>)「……以前、私がホストクラブに勤めていまして」
川д川「はぁ、なるほどぉ。通りで整った顔立ちでぇ」
-
( ;<●><●>)「いえ、そんなことは……自己紹介が遅れましたが、『稚内ワカッテマス』と申します。現在は都内の高校で教師をしています」
( ><)「僕は『稚内ビロード』なんです! 20になったばかりの専門学生なんです!!」
川д川「こりゃ、どうもご丁寧にぃ。俺は『此方ミルナ』ですぅ。ちなみに無職ですぅ」
( ><)「……ミルナお兄ちゃんはニートさんなんですか?」
( ;<●><●>)「こら! ビロード!!」
川д川「あぁ、お気になさらずにぃ。実際ニートですしぃ」
( ><)「働いて無いのにこんなにお酒がいっぱいあるなんて凄いんです! お金持ちさんなんです!」
川д川「まぁ色々あって金だけは腐る程あるもんでなぁ」
(* ><)「凄いんです! カッコいいんです!!」
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( <●><●>)(このマンションに住んでいる時点で平均以上の所得があるのは間違いないでしょうし、前職は株関係でしょうかね? まあ、深く詮索しない方がいいのはワカッテマス)
川д川「あのぉ―ところで礼と言っちゃあなんですがぁ、何か飲んできますかぁ?」
( ;<●><●>)「いえいえ!そこまで厚かましい真似は(* ><)「飲みたいんです!!」
( ;<●><●>)「こら! ビロード!!」
(;><)「あぅぅ……でもお兄様―」
川∀川「ケケケッ、弟さんは正直だなぁ。好きなもん飲んできなぁ」
(;><)「あぅぅ……」
( <―><―>)「」ハァ
( <●><●>)「ご好意を無下にすべきで無いのはワカッテマス。では1杯だけ」
(* ><)「ヤッタ―なんです!!」
川д川「んじゃあ、準備するからちょいと待っててくれなぁ」
-
………………………………
…………………………
……………………
………………
…………
……
…
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川д川「んじゃあ、注文を聴きますかぁ」
(* ><)「本当のBARみたいでカッコいいんです!」
( <●><●>)(仕事柄、付き合いも兼ねて色々なBARに顔を出してきましたが……見劣りしない完璧な店構えですね)
川∀川「ケッケッケッ、嬉しいこと言ってくれるじゃないのぉ。んでぇ、ビロ坊のご注文はぁ?」
(* ><)「えっと―、それじゃあ……」
川д川(ま、言うてもチビガキつーちゃんと似たり寄ったりな雰囲気だしなぁ)
川д川(『カルーアミルク』か『モスコミュール』辺りが妥当かぁ? いいとこ『ジントニック』だろうなぁ)
( ><)+「『クレメンタイン』のハーフショット。ストレートのチェイサー付きで」キリッ
川д川「」
川д川「」
川;д゚川「お……おう」
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