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( ^ω^)きっとよくある冒険譚のようです

225名も無きAAのようです:2015/02/20(金) 23:53:38 ID:UFLVQn1o0

ドクオは一人手綱を握っていた。
ぼんやり運転しつつ瘴気について考える。
仮説に過ぎなかった考えが頭をよぎる。


('A`)(もしかしたら瘴気は
聖水で払える何かと
逆の何かが混ざっているのかもしれん)

(;'A`)(だから聖水で助けられない人がいるんだな
村の奴ら大丈夫か?)

('A`)(時々瘴気に対して強い人がいるという
ただ個人差にすぎず、長い間活動していると人は弱る)

('A`)「そもそも聖水ってなんなのかね」

<_プー゚)フ『神の水じゃね? 俺あれ嫌い』

('A`)「成仏するからか?」


ドクオは自らの守護霊に対応する。
そして結果的にブーンに嘘をつくことになったかもなと感じた。

彼は旅に出始めてから魔力の消費無しで霊との会話が可能になっていた。
最近のことだったため忘れていたのだった。
何となくツンの故郷に向かっているということもあって里を思い出していた。


彼は一応故郷が好きではあった。
故郷の年下や同年代が心配でなければそもそも旅に出ていなかった。

子供がいないだけで村はあんなに静かにならない。
同年代の未成年もまた、多くが瘴気に倒れていた。
そのため若いほど瘴気に弱いと知っていた。

故郷のみんなが倒れた時彼は不思議だった。

何故他のみんなより弱い自分が平気なのだろう。
何故この里では普通な皆が倒れているのだろうと。

何となく里の他の人にもそう思われている気がした。


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