レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
( ^ω^)千年の夢のようです
-
グランドスタッフに生き残る評議会員、あるいは他の外套姿の者達に
感情というものは大概残っていない。
空っぽだ。
泣くことも…笑うことも…
怒ることも、悲しむこともない。
現代人類には表現できなくなった、"心" 。
たとえ言葉を駆使し、喜怒哀楽というものを伝えられたとしても、
果たして真意まで解らない。
たとえば訝しげに顔を歪める井出の表情は、他人にしてみれば理解しがたい反応に映る。
「グランドスタッフにおいて感情をもつと評される6名のうち、雌三名。
君たちには古来伝わった運命の女神たる称号を与える。
私には無意味でも、言霊は君たちの力になるのだろう」
彼女たちの反応は気にすることなく、外套の男は三者三様の衣装を差し出した。
特注品の儀式衣裳。
いまや珍しい、色彩とデザインを伴う、実用外に見出だされる感情の賜物。
受領者の意思などお構い無しに手渡した。
評議会が導きだしたキーワードと共に、未来は彼女たちに握られる。
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板