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('A`)は異世界で戦うようです
319
:
1
:2014/06/21(土) 16:39:30 ID:YKMrFccY0
その後の処理は一介の学生である渡辺には難しい話だし、ましてやドクオだって貞子と戦った以外はなにもしていないのだ。
('A`)「渡辺はなんか勘違いしてるぞ、それ」
从'ー'从「ほぇ?」
('A`)「あの時渡辺がいなきゃ俺は間に合わなかった。しかもツンの狙いはおれだだったわけで、渡辺が王都にいなかったらツンは貞子と戦う理由はなかったんだぞ?」
从'ー'从「でも、ツンちゃんに何もしてあげられなかったのは事実だよぉ」
('A`)「そんなことはないだろ。魔法が使えない状況で、渡辺はツンのために盾になってた。文字通り命をかけてたじゃん」
从'ー'从「……」
('A`)「何もしてないなんて言うなよ。ツンは入院しちまったけど、みんな生き残れたんだ。恥じることなんて何もない、渡辺は胸を張っていいんだよ」
ドクオは自分の言える精一杯を口にする。こちらに来て初めて会ったとき、ドクオは彼女に慰めの言葉すら言えなかった。けれど、今は違う。数回の戦いはドクオにとって少しの自信と勇気をくれた。そしてそれをくれるきっかけになったのはいつでも渡辺なのだ。
渡辺がいつも誰かのことを思って動いているのは知っている。そのために何をすべきかも理解しているだろう。ならばあの状況で彼女がしたことは最善で間違いのないものだった。
从'ー'从「……でも」
('A`)「それに、ツンの入学とかそういうのは俺達にはどうしようもないことだと思うぜ。渡辺は学生、俺は一般人、騎士団の連中とは役割が違う」
騎士団の本懐は王都に住む民のために、そして守るべき王族のために動くこと。ならばツンの処遇については自分達にできることなんてたかが知れている。
('A`)「嫉妬するのも分かるけどな。それだけ渡辺にとってツンは大事な友達なんだろうけど、渡辺がいたからツンも学校に通えるんだ。十分だろうよ」
从'ー'从「そうなのかなぁ……」
('A`)「ツンは渡辺に感謝こそすれ、悪態なんて吐いてなかったぞ」
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