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('A`)は異世界で戦うようです
302
:
1
:2014/06/18(水) 23:41:57 ID:Crg8TgR60
ξ゚⊿゚)ξ「親友だからこそ言えるの。あいつの生き方は到底理解されるものではないから。ま、そういう意味ではドクオの存在は大きいんじゃない? あれもあれで十分変人だし」
(*゚ー゚)「それは言えてますね」
ツンの評価はしぃから見ても正当なものだと思う。以前の生活がどんなものかは知らないが、身に余る強大な力を手にしてなおそれを正しく使おうとする様は渡辺とどこか似ている。
騎士団のように大層なものを掲げているわけでもなく、あくまで個人として戦っているのだから、偽善者と言われても否定はできないだろう。
ξ゚⊿゚)ξ「似た者同士、なんだろうけどね。ちょっと妬いちゃうわ」
(*゚ー゚)「ツンさんにはツンさんにしかできない立ち位置があるように思えますけれど」
ξ゚⊿゚)ξ「なんていうのかな、根っこの部分で私と渡辺は違うから理解をしてあげられないのよ。例えばの話、渡辺を殺そうとしたやつがいるとする。そいつが命の危機に晒された時、渡辺は迷いなくそいつを助けようとするわ」
(*゚ー゚)「なるほど」
恐らく、ツンはそれを認めることができない。助ける必要があるのかと疑問を持ってしまうと言いたいのだ。
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオはそんな渡辺の生き方を肯定するんじゃない? 少し話をしたけど、あいつはそういうやつだなって思った」
ツンという人間は意外にも洞察力に優れているらしい。こんな短時間でここまで分析できる人間はそうそういない。しぃだってドクオという人間をはかりかねている。
ショボンやモララーはドクオを一定の位置で評価しているようだが、しぃにとってはただの馬鹿な大人くらいにしか思っていなかった。
かと思えば人のために危険を省みずに死地へ赴く度量を持っていたりするので、やはり分からない人間だ。
ξ゚⊿゚)ξ「だから私はここまで堕ちて、あいつの気持ちや考え方を少しでも理解できるんじゃないかって思う。お手本のような馬鹿もいるし、ようやくイーブンよ」
(*゚ー゚)「私には難しい話です」
ξ゚⊿゚)ξ「あんたもその内分かるんじゃない? 何事も経験よ経験」
それからしばらくツンと渡辺やドクオの話をしたが、しぃには彼女の言いたいことを真に理解することができなかった。
自分がもう少し大人になったとき、彼女の言葉を理解するのだろうか?
そうすれば、しぃも騎士団として立派に胸を張れるんだろうか?
彼女の疑問に答えるものは、ここにはいなかった。
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