したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

( ^ω^)ひたすら嘘予告をしていくようです

63名も無きAAのようです:2013/11/20(水) 01:33:42 ID:fM6XBg1U0
 
(;'A`)「はぁっ……はぁっ……! クソッ! クソォッ!」

ようやく逃げ込んだ荒れ果てた資材倉庫の中で、ドクオは誰に向けるでもない怒りを撒き散らしていた。

川lli - ) ヒュー...ヒュー...

その腕の中では彼が命を懸けて愛したはずの女性が意識を失いぐったりと腕を垂らしていた。
彼女の顔色は信じられないほど悪く、吐く息は弱々しげで、その生命の灯火が今にも消えようとしているのは誰の目にも明らかだった。

(#;A;)「ちくしょうっ! くそったれめ。化け物どもめ……。許さねぇ。全員残らずたたっ殺してやる!!」

(;^ω^)「ド、ドクオ……気持ちはわかるけど今はとりあえず落ち着いて……」

そんな親友と姿を見て、ブーンはただありがちな慰めの言葉をかけるしかなかった。
ドクオはその言葉に、ブーンの胸ぐらを掴みあげることで応じた。

(#;A;)「落ち着け!? これで落ち着けって!? クーがやられたんだぞ!! これで落ち着いていろってのか!!」

(#^ω^)「だったら! そのクーに最期に残された時間を怒りのままに終わらせるつもりなのかおっ!!」

襟元を掴んで激高するドクオを、しかしブーンは一喝する。

(#^ω^)「今のクーを見ろお! この期に及んで薄甘い嘘で誤魔化す意味なんてない、だから簡潔に事実を述べるお。
       ……クーはもう助からないお。ツンと同じように。だったらその最後の数分を、どうしてクーの望むようなドクオでいてあげられないのかお!!」

(#;A;)「…………ッ!」

ブーンの言葉にドクオは黙りこむ。
その怒声が気付け代わりとなったか、倒れこんだクーがゆっくりとまぶたを開けた。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板