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( ^ω^)ひたすら嘘予告をしていくようです
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( ω )「はぁ…ふぅ…」
ぼろ布めいた服を纏う男が、息を切らしながら、そして背後を頻繁に気にしながら、歩みを進める。
手をつく壁はべっとりと湿り、足元さえ見えぬ闇が彼の精神を、その心に宿るほんのわずかな希望を容赦なくへし折ろうとしてくる。
( ω )「はぁ…はぁ…」
だがそれでも、彼は歩みを止めない。止めればそこで、心折れてしまうからだ。ほんのわずかな希望を頼りに、そしてそれを折らないように、彼はひたすら前へと進む。
やがて、それに答えるかのように、暗い暗い穴の奥がほんのりと明かりを帯び始める。
( ω )「!」
男の足が少しばかり早まる。折れかけていた希望が少しばかり膨らむ。だが、この地は、それを許さない。
( ω )「オ゛ッ!?」
ズル、と彼の足が有るはずの地面を踏み外した。いや、初めからそこに地面などなかった。
( ω )「オ゛オオオッ!」
声にならない叫びをあげ、男は底の見えぬ穴を落ちる。また死ぬのか…いや、死ねないのか…。叫びに反して彼の心は静かだった。
―――…どれほど時間が経ったろうか、彼は体の痛みで目を覚ました。
( ω )「ハァッ…ハァッ…また…いや…ここは…?」
だが、そこは幾度となく死に見た景色ではなかった。黒っぽい草が生える、薄暗い洞だった。遠方の裂け目のような隙間から、明るい光が差し込んでくる。
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