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ミセ*゚ー゚)リひどい妄想のようです(゚、゚トソン

334名も無きAAのようです:2014/09/23(火) 04:09:17 ID:z7iKVcEg0

背中から熱が伝わってくる。俺をすっぽりと覆い隠してしまおうとするように弟者が抱きしめている。
強固な力はほどけるわけもなく、一拍遅れて弟者の匂いが漂ってくる。無性に甘く感じるこの香り。
ちょうど耳元に顔があるのか吐息が耳を掠める。ぞくぞくと背筋が震えてしまう。

(´<_` )「兄者」

そんな声で呼ばないでくれよ。
身体の奥が熱い。どろどろと溶けてしまう、あぁ、嫌だ。駄目だ。
ふ、と力が抜けた。崩れ落ちかけた俺の身体をしっかりと弟者は抱きしめて離さない。

(´<_` )「すげぇ甘い匂いがする」

すん、と首筋に鼻をこすりつけながら言う。嫌だ、嫌だ。堕ちたくない。弟の前では絶対に。
腰あたりに硬い感触を感じて、首を振る。考えたら駄目なんだ。
荒くなる呼吸を必死に抑えながら手を伸ばす。薬さえ飲めばマシになるのに。

唐突に身体が浮く。そのまま動いて、ベッドの上に優しく降ろされた。
近くなったサイドボードに手をかけるが全く力が入らない。
ちくしょう、目さえ見なければ、声を聴かなければ、匂いを嗅がなかったなら。


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