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レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
('A`)お化け・物の怪・都市伝説向け就職案内所のようです
554
:
名も無きAAのようです
:2013/07/12(金) 02:16:07 ID:pxLrn2IA0
ちょこちょこ投下してくれるって言ったじゃない (`;ω;´)
555
:
名も無きAAのようです
:2013/07/28(日) 23:19:56 ID:gp53iCbsO
今みつけて一気に読んだ
クソ面白いなあ、続きすごく読みたい
という訳で期待あげ
556
:
名も無きAAのようです
:2013/08/08(木) 00:51:43 ID:lr3xMX3k0
待ってる
557
:
名も無きAAのようです
:2013/08/11(日) 02:47:17 ID:Jp1PKhhs0
いつまでパンツぬいでりゃいーんだ
558
:
名も無きAAのようです
:2013/08/15(木) 02:30:45 ID:X.QGY/yo0
待ってる
559
:
名も無きAAのようです
:2013/08/22(木) 16:36:42 ID:jgF5/hRY0
待ってます
560
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 16:17:05 ID:cn6VTK8Q0
3話のかきため終わりました!!!!!!!!
ただ投下できる時間がなかなかとれないのでもう少しお待ち!!!!!!ください!!!!!!!!!!!!
申し訳!!!!!!!!!ない!!!!!!!!!!ナッシング!!!!!!!!!
おそらく投下は午前中になります!!!!!!!!!モーニン!!!!!!
561
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 16:19:23 ID:kV9J3beg0
投下楽しみに待ってやす!!!!!!!グッドラック!!!!!!!!
562
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 16:59:55 ID:JzB1oZAEO
信じないぞ!!!!!こいつは偽物だ!!!!!!!!
563
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 19:29:21 ID:2y5196S.0
今さら疑うものか!私は
>>560
を信じる!
564
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 21:10:50 ID:z1rJ090U0
明日になればわかる
565
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 21:15:20 ID:R9x.PIDM0
待ってる!!!!!からな!!!!!!
566
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 08:02:39 ID:uG01BNrk0
待ってるぞ
いいな?
待ってるぞ
567
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 09:08:19 ID:NjSedTuI0
いやっほほほほほほほほほおおおおおおお
568
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 12:29:52 ID:AugXBkSU0
午前…中……
569
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 12:53:10 ID:ebgdNBG60
いつの午前中かは言っていない
つまりその気になれば来年の午前中だってありうる、ということ……
570
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 13:09:36 ID:PjSo4plkO
釣りでも何でも構わない!
いくらでも待ってやるさ!!
571
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 14:58:31 ID:YxSstSXk0
昼になってしまいました!!!!!
572
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:00:40 ID:YxSstSXk0
カラスが鳴き始めるころ!!!!!
('A`)「遺書、書いとこうかな……」
{@] ^ω^)「時期に閻魔省の奴らも地獄から戻ってくるお……いよいよやばいお……」
(,,>Д<)ブエーックショイ!!
('A`)「やっぱりギコは丈夫だな……」
{@] ^ω^)「よっ、狼男……」
(,,;゚Д゚)(本当に命がかかっているだけに怒るに怒れない……)
('A`)「いっそとっとと国外逃亡を……」
{@];^ω^)「あ!それ僕も連れてってお!!」
('A`)「お前の格好じゃ空港じゃ即連行だぞ」
{@] ^ω^)「もうマジで終わった感じあるお……」
('A`)「短い人生だった……」
「諦めるのはまだはやいぞドクオ!!!」
{@] ^ω^)「だ、誰だお!?」
573
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:01:34 ID:YxSstSXk0
('A`)「この声は……」
バァ―――――――――――ン!!
_
( ゚∀゚) r‐‐、
_,;ト - イ、 <_プー゚)フ
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) _人人 人人_
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| > 俺たちだ!<
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' |  ̄Y^Y^Y^Y ̄
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i
| / `X´ ヽ / 入 |
※イメージ
('A`)「エクストにジョルジュ!!お前らどうして……いやどうしたエクストお前その首……どっち向いてるんだ……」
<_;プー゚)フ「イメージだっつってんだろ!!!」
{@] ^ω^)「あ、朝の人たち!!」
(,,;゚Д゚)「?」
_
( ゚∀゚)「所長がお前らがヤバいかも、って言ってたからな。何とか早く抜け出してきたってわけよ」
<_プー゚)フ「で?その様子だとマジで困ってるんじゃないのか?」
('A`)「あぁ……実は……」
574
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:02:16 ID:YxSstSXk0
!!!説明中!!!
<_プー゚)フ「なるほど……そんなことが……しかし重要書類をなくしちまうとは情けねぇなぁ」
{@] ^ω^)(ちゃんと『そっち』の事情のことは隠しておくんだおね)ヒソヒソ
('A`)(あぁ。こいつらを信用してないわけじゃないがリスクは減らしておきたいしな。命に関わるし)ヒソヒソ
_
( ゚∀゚)「いやちょっとおかしいだろ」
(;'A`)「ギクゥ!!えぇ!!?何がぁ?」
{@];^ω^)「充実度99パーセントの説明なのに?」
_
(;゚∀゚)「いや、ほら凧のくだりとか……」
('A`)「え?何が?」
{@] ^ω^)「成功確率テンナインのナイスプランなのに?」
_
(;゚∀゚)「天狗がバラエティバズーカごときに後れを取るわけないだろ!!あほか!!!」
{@] ^ω^)「た、確かに……」
('A`)「気が動転してたからしょうがないな……朝喫茶店で女性店員と会ったダメージが尾をひいてたし……」
{@] ^ω^)「それひきずってたのかお……」
(,,゚Д゚)「え〜っ、じゃあ俺の墜落はろくに考えもせずに作戦実行したその結果だったんですか……とんだ墜落損ですよ……」
(;'A`)「と、とにかく!はやくあいつらつかまえないと!!」
(,,゚Д゚)「ドクオさん、話題そらす時に『とにかく』使うの好きですよね……」
(;'A`)「んもぅ、今そんなとこ突っ込まないで!!」
_
( ゚∀゚)「他の職員が出てくるまで時間もあんまりないしな……今から1時間が勝負、ってとこだな」
575
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:03:26 ID:YxSstSXk0
<_;プー゚)フ「しかし天狗が相手か……あいつら、はっやいからなぁ……」
('A`)「……いや、いい作戦がある!!」
(,,゚Д゚)「正直もうドクオさんの作戦に付き合いたくないんですけど……」
(;'A`)「つ、次のは大丈夫だって!!ギコは現場には来てもらわなくていいから!!」
(,,゚Д゚)「?それじゃどうやって……」
('A`)「力を借りるのさ!!みんなのな!!」
――――――――――――――――――――――――――――――……………………………………………
576
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:04:06 ID:YxSstSXk0
30分後!!!!!!
( ´_ゝ`)「ふぃ〜っ、観光もあらかた済ませたしそろそろ帰るか」
(´<_` )「そうだな、母者が帰ってくる前に戻らないと命がない」
( ´_ゝ`)「母者の外出なんてちょっと久しぶりだったしな。ちょいとはしゃぎすぎちゃったな」
(´<_` )「まぁな、オンとオフの切り替えができる、そんなメリハリ天狗を目指しているからな」
( ´_ゝ`)「天狗にだって些細な毎日に一つまみのスパイスは必要だものな」
(´<_` )「そうだな……ん?それにしてもなんか臭くないか?」
( ´_ゝ`)「うわ!これサバの臭いだよ!!!昼間といい人間どもサバ好き過ぎ!!夕飯時だからってもう!!!もう!!!」
(´<_` )「こっちから臭いするな……仕方ない、迂回していこう」
( ´_ゝ`)「いや、そっちからもにおいする……より遠回りになるけどあっちから行くか……」
(´<_` )「そうだな……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
577
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:06:47 ID:YxSstSXk0
(´<_` )「おい、ちょいとまてまて兄者」
( ´_ゝ`)「ん?どうした流石の弟者」
m9(´<_` )「ほら、あれ」
( ´_ゝ`)「わ!!めっちゃ光ってる!!!なにあれ昼間あんなの無かったじゃん!!!」
(´<_` )「さっき見た地図からするに……おそらくSSKタワーってやつだな。夜になると光るんだろう。タワーのお約束だ」
( *´_ゝ`)「この猛暑だと節電必至なのに……けしからん!!見に行くぞ!!!」
(´<_` )「言葉に反してウキウキホイホイだな兄者」
( *´_ゝ`)「好奇心は誰にも縛られるべきではないのである!!!!」ビューン!!!
(´<_` )「あ!兄者一人だけ抜け駆けはずるいぞ!!!」ビューン!!!
――――――――――――――――――――――……………………………
578
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:07:42 ID:YxSstSXk0
―地上から230メートル、SSKタワー―
( *´_ゝ`)「おお、これがタワーか!光ってる光ってる!!!すわっちゃーお!!!ひゃあああああああ!!!!!!!!」
(´<_` )「結構高いな……よいしょっと」
( ´_ゝ`)「うーむ、座り心地悪いなあ。まぁこのへんはただの鉄組みだからしかたないのか」
(´<_` )「修行のときの正座に比べたらどうってことはないがな」
( ´_ゝ`)「鉄なんて所詮硬いだけだしな。近くに母者がいないだけでもう大違いだよ」
(´<_` )「うーん、しかしこれ、鉄にしてはなんかごわごわしてないか?」
( ´_ゝ`)「あ、確かになんだろこれ。最新テクノロジー?」
(´<_` )「んー、でもなんかいっつも触ってるような感触だぞ?」
「そりゃそうだ。そいつは俺の『毛』だからな」
( ´_ゝ`)「へぇ、これ毛だったのか」
(´<_` )「流石の兄者も知らなかっt・・・・って」
( ´_ゝ`)「え?」(´<_` )
シュルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!!!!
( ;´_ゝ`)「な……!!!」
579
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:08:37 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)「……ッ!!!!」バッ
ギュルルルルルルルル!!!
__
く 。 |||⌒ヽ <うおおおおおおおおおおおおん!!!!
| Λ.||| / ̄)_
く ゜ |||( _).__)
 ̄ ̄ビチィ!!
(´<_`; )「あ、兄者ァ!!!!くそ!!何だこの兄者を縛る縄のようなものは!天狗の力でちぎれぬなど……!」
「だから言っただろ?『毛』だよ」
(´<_` ;)「!!誰だっ!!!!」
「自己紹介が遅れて済まなかったな……」シュルシュル……
=┃_________
=┃ (゚∀゚ ) 「俺はジョルジュ。ジョルジュ長岡だ……!」
┃ > ⌒ヽ
┃ / へ / /i
┃ (/二二_ノ/
┃ ┣¨ 〉 / ・/!!!!!
┃ / y i
┃ / ,/ /
┃ ( </ /
┃ \ ( , 〈
┃ ` | |
┃ / | |
┃ ゝ-| 〈
┃ / __)
┃ (_ノ
┃
┃
580
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:09:32 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)「タワーの中から……そして眉から伸びる黒い縄……まさかお前……」
_
( ゚∀゚)「へへ。気付いたか?タワーのテッペンから半分くらいまでは表面を俺の『毛』で覆ってるんだよ」
(´<_` ;)「そして自身もそれで包み、あたかもタワーの一部であるように、姿を隠していたというわけか……」
_
( ゚∀゚)「ご名答」
(´<_` ;)(こいつ、浮いている……のではなく、毛でタワーを掴んでいるのか!なんという強靭な毛!!!)
(´<_` ;)「しかし聞いたことなんてないぞ!!!そんな無茶苦茶な毛など!!!!」
_
( ゚∀゚)「厳密には毛、じゃねぇな。『こいつ』は俺の相棒だ」
(´<_` ;)「『こいつ』……?『相棒』……?」
_
( ゚∀゚)「『麻桶(あさおけ)の毛』……」
(´<_` ;)「は?」
_
( ゚∀゚)「阿波の妖怪だよ。加茂村の彌都比売(やつひめ)神社、その神体の麻桶に入ってる毛だ。ま、今は俺と一体化してるがな」
581
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:10:12 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)「いやだから毛だろ!!ただの!!!」
ギュウウウウウ!!!
( ゜_ゝ゜)「ギエエエエエエエエ!!!!」
(´<_` ;)「あ、兄者!!!」
_
( ゚∀゚)「あーあ、怒ってるじゃねえか。こいつ結構怖い妖怪なんだぞ?人だって襲う」
(´<_` ;)「く、くそっ!!!!兄者!!!」
_
( ゚∀゚)「そしてこいつにはもう一つ、素敵な名前がある偉大なる人物から与えられている」
( ゜_ゝ゜)「くそ……くそぉ……」ギチギチ
_
( ゚∀゚)「いくぜ……『麻桶毛(まゆげ)』っ!!!!!!!」ビュォ!!!
┃
┃ _人人_
三 ( ;゜_ゝ゜) <おおおお!? ┃ > ビル <
三 ミ三三三彡 ┃  ̄Y^Y^Y ̄
_____________________三__ミ三三三彡 ┃
( ゚∀゚) 三 ミ三三三彡 ┃
/_ ̄つ⊃ <オラっ!!! 三 ノノ ノノ ┃
/ /,>" > 三 ∪ ∪ ┃
(_ノ (__) ┃
┃:;
\ひぎぃ!!!!/┃:;::;;_人人人人_
三 ( ;×_ゝ(┃:;:;> ごっつんこ<
三 ミ三三三┃:;:; ̄Y^Y^YY^Y^ ̄
________________________________三___ミ三三三┃:;
( ゚∀゚) 三 ミ三三三┃:;:;:;ビタアアアアン!!!!!
/_ ̄つ⊃ 三 ノノ ノノ┃:;
/ /,>" > 三 ∪ ∪ ┃:;
(_ノ (__)
582
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:11:24 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)「兄者ァ!!!」
_
( ゚∀゚)「あとは人目につかないよう屋上に移動して……と」ヒュン
( ×_ゝ×)「ばたんきゅ〜」
(´<_` ;)「く、くそっ!!!取りあえず上空に逃げていったん体勢を立て直さないと……!!」バサバサッ
_
( ゚∀゚)「逃がすか!!」シュビビッ!
(´<_` ;)「っと!!危ない!!!」
_
( ゚∀゚)「あーくそ、だいぶ上までいきやがったな……」
(´<_` ;)「この辺までくれば……」
「大丈夫ってか?ちょっと気ぃ抜きすぎなんじゃないの?」
(´<_` ;)「な……!?」
583
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:12:22 ID:YxSstSXk0
<_プー゚)フ 「いや、いずれにせよ、もうすでにお前の退路は断たれているのだ!!!」
( (
モクモク ) ノノ
(( ,,,;)
) ノ
( _ ⌒) モクモク
( (
) ノ
)ノ
(´<_` ;)「煙に顔が……!?しかも喋って……?……!?」
<_プー゚)フ「煙とは失礼な!!これはれっきとした、俺自身の姿だ!!」
(´<_` ;)「だぁ!もうさっきからわけがわからん!!なんなんだよ!!!たかが煙だろ!??吹き飛ばしてやる!!!」ブンッ!
ビュオオオォォォオオ!!!
<_プー゚)フ「お、天狗の羽団扇か!だが……」
(´<_` ;)「……!!馬鹿な!!微動だにしないだと!!」
<_プー゚)フ「人の話は最後まで聞くもんだ。お前が今目にしているもの、それは俺が視覚化した『姿』に過ぎない。実体じゃぁないんだよ」
(´<_` ;)「は?」
584
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:15:30 ID:YxSstSXk0
<_プー゚)フ「二流霊能力者だとな、身体から抜け出たそれに強い光当てたり刺激与えると肉体が苦しむんだとよ。ったく軟弱だぜ!!」
(´<_` ;)「いやだから」
<_プー゚)フ「俺は違う!!身体から抜け出すのではなく俺自身がそれに変わることができる!!!肉体はそこにはない!!つまり死角なし!!!」
(´<_` ;)「だから!!お前は何の話をしているんだ!!!」
<_プー゚)フ「言ってなかったか?」
(´<_` ;)「全く!!」
<_プー゚)フ「へっ、じゃあ冥土の土産に教えといてやる!!!……いくぜっ!!『エクトプラズム』!!!」
ズモモモモモモモ……
(´<_` ;)「こ、これは……!!?」
585
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:16:24 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)(煙が俺の周りを囲んでる……!!閉じ込めようってのか!?)
(´<_` ;)「だがこの煙はただの『姿』で実体はないんだろ!?だったら簡単に抜け出して……」
<_プー゚)フ「おっと、言い忘れてたけどよ」
(´<_` ;)「なんだよ!!」
<_プー゚)フ「エクトプラズムは、物質化『も』できるんだよなぁ」
(´<_` ;)「なっ……!!」
ズモモモモ……
(´<_` ;)(くそ!!もうこんなに近く!!上下前後左右、球形で囲まれているようだ……!こんな狭い空間じゃ羽団扇を使えば俺がバラバラになっちまう!!)
ズモモモモモモ……
(゜<_゜ ;)「ぐおっ!!もう無r……」
ズモモモモモモ……
<_プー゚)フ「捕獲完了っと。じゃ、下に降りて……」ズモモ
<_プー゚)フ「ジョルジュ!!捕まえたぞ!!お前のまゆげで縛っておいてくれ!!」
_
( ゚∀゚)「あいよ!」シュビビビビ
(゜<_゜ )「んぐむぅ!!」ギュッ
586
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:17:12 ID:YxSstSXk0
_
( ゚∀゚)「へっ、お仲間同士大人しく縛られてな」
( ´_ゝ`)「お仲間?そんなやすっぽいもんじゃないぜ」
(´<_` )「繋がる絆と燃え上がる意思!そう!俺達こそ」
バァ――――――――――――――ン!!!!!!
_人人 人人人人人人人人_
( ´_ゝ`) > 流石ブラザーズだ!!!< (´<_` )
 ̄Y^Y^Y^YY^Y^Y^YY^Y^Y^Y ̄
<_プー゚)フ「はいはい」
_
( ゚∀゚)「お、ケムリマンから元に戻ってる」
<_プー゚)フ「さすがにあれだけやったら疲れるからな」
( #´_ゝ`)「ちぃくしょぉ!!!天狗なのに人間に捕まるとか屈辱的なんですけどぉ!!!」
(´<_` )(……兄者、羽団扇、持ってるか?)ヒソヒソ
( ´_ゝ`)(え?持ってるけどどうしたの?腕縛られてるから使えないけど……)ヒソヒソ
(´<_` )(どこにある?)ヒソヒソ
( ´_ゝ`)(後ろの左ポケットに)ヒソヒソ
(´<_` )(把握した)ヒソヒソ
587
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:17:58 ID:YxSstSXk0
<_プー゚)フ「しかしこいつらどうするよ」
_
( ゚∀゚)「とりあえずドクオがくるまで……」
<ヤ、ヤンッ!!クスグッタイ!!
_
(;゚∀゚)「何だ何だ!!?」
<_プー゚)フ「あ!あいつら!!」
バァ――――――――――――――ン!!!!!!
(´<,` )
_ノ_ (//_ゝ//)
〉 \
/ ノ ̄
 ̄´
_
(;゚∀゚)「口で団扇を……!!」
(´<,` )「ふふふ、油断したな人間たち!!」
(//_ゝ//)「弟者よ……人前で兄のお尻を口でまさぐるなんて……そんな子に育ってしまうなんて……」
(´<,` ;)「ええい兄者は静かにしていてくれ!!今はこっちが優位でクールにキメなきゃならんのだ!!」
<_プー゚)フ「チッ」ジリッ
(´<,` )「おっと、少しでも変な動きをしてみろ!この建物ごとお前らを吹き飛ばしてやる!!」
_
(;゚∀゚)(クッ……俺らだけならまだなんとかなるが……この建物の中にはおそらくまだ人がいる……!!)
<_;プー゚)フ「ぐぬうぅ……」
588
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:18:45 ID:YxSstSXk0
(´<,` )「ふふふ……ぶっ飛ばされたくなかったら大人しくこちらの指示に従うことだな!!」
<_;プー゚)フ「……あっ」
(´<,` )「取りあえず身体を縛ってるこいつをほどけ!!」
_
( ゚∀゚)「……遅かったじゃねーか」
(´<,` )「そうだよ遅いんだよ早くしろ!!!」
<_プー゚)フ「悪いがその頼みはきけないな」
(´<,`#)「……そうか、それならこっちにもやり方ってもんがある」
(´<,`#)「この建物ぶっ壊す!お前らも吹き飛ぶ!!!!それで解決だ!!!!」
( ;´_ゝ`)「おい弟者!!そんな威力であおいだら俺もぶっ壊れちゃうって!!!おーい!!!」
(´<,`#)「ふんっ!!!」ブンッ!!
( ;゜_ゝ゜)「ぎゃああぁあああ!!!死んだ!死んだ!!死……あれ?」
(´<,` ;)「何……で……?何も起こらない!!?」
_
( ゚∀゚)「肩……」
( ;´_ゝ`)「何?」
_
( ゚∀゚)「肩におかれてる手にも気づかないようじゃまだまだだな……『そいつ』がお前らに触れてる限りな、お前らは『天狗』ではなくなるのさ」
(´<_` ;)「なっ!!」バッ
(;'A`)「くそ、やっと、捕まえたぞぉおぉお……」ゼェゼェ
589
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:19:28 ID:YxSstSXk0
( ;´_ゝ`)「お前は……昼間の!!」
<_プー゚)フ「まぁ捕まえたのは俺達なんだがな。ってか遅いぞお前。案の定バテバテだし」
(;'A`)「念のために建物内の人に出てってもらってたから時間食って……その分急いで階段駆け上がってきたんだよ!!!」
(´<_` ;)「くそ、お前ら仲間だったのか……しかし、何故だ!?だとしたら何故待ち伏せなどできた!?」
( ;´_ゝ`)「そ、それに、昼間感じたお前のにおいも全然感じなかったぞ!!」
('A`)「……そう、臭いだ。お前らが探知に『臭い』を使ってるってこと……それは昼間のファーストコンタクトの時点である程度見当はついていた」
('A`)「『同族のかほり』、確かにそう言った。そしてもう一つの確証……お前らが凧におびき寄せられたときだ」
(´<_` ;)「あ、あれもお前らの仕業だったのか!!」
<_プー゚)フ(あの糞作戦か……)
('A`)「お前らの性格なら、珍しいものには何でもかんでも突っ込んできそうなもんだが、あの時は違った。団扇を使った……まるで警戒するように」
('A`)「何を嫌がっていたのか?そりゃ1つしかない。臭いだ。バズーカに仕込んだ網にたっぷり染み込んだサバの臭い。お前らはそれを感じた」
( ;´_ゝ`)「くっ……」
('A`)「離れたところから網に染み込んだサバの存在を認識できるのは、視覚でも、聴覚でも、触覚でも、味覚でもない。嗅覚だけだ」
('A`)「妖怪にありがちな『第六感』的なものかとも思ったが、それも違うとその時分かったよ」
(´<_` ;)「な、何故だ!!」
590
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:20:16 ID:YxSstSXk0
('A`)「ファーストコンタクトのとき、お前らは俺の仲間のその時の探知範囲……半径1、2キロの外から俺を探知した」
('A`)「だけどギコ……あー、凧のときは、サバ網があるにも関わらず、それにまるで気付かず、近くにおびき寄せられた。視認できる距離でやっとサバに気付いたんだ」
('A`)「そしてその時……覚えてないか?あのときお前らはギコと『対面』した……『風が顔面直撃する』って言ってた、ギコと対面したんだ」
('A`)「つまりギコがいたのはお前らから見て風下、臭いなら届きにくいはず……探知に使っているのが主に『臭い』だとすれば、その二回の探知能力の差に納得がいく」
( ;´_ゝ`)「で、でもそれだけでなんでここにくるって……!」
('A`)「後は簡単だ。風向きを計算して、各ポイントでサバを焼く。その臭いを避けるようにお前らは移動するだろうから、それを使ってお前らをここまでおびき出す」
('A`)「それにその臭いは、俺の臭いを掻き消してくれる……嫌なものの臭いってのは、他のものより鼻につくもんだからな」
('A`)「そしてここで待機。好奇心旺盛なお前らなら、周りより目立つここ、sskタワーに、きっと来てくれると思ってたよ」
(´<_` ;)「ち、畜生……!」
591
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:20:58 ID:YxSstSXk0
―河原―
(,,゚Д゚)「おお、いい具合に焼けてきたな……!」パタパタ
(,,゚Д゚)「確かこの4つ目のポイントが最後だったよな……はぁ、最初からこういうのだったらよかったのに」ジュウゥ
(,,゚Д゚)「よし、それじゃあいただきます」
―ビルの屋上―
{@] ^ω^)「ふいぃ、やっと全部のポイントで焼き終わったお」
{@] ^ω^)「それじゃいただ……」
{@] ゜ω゜)「――――――――――――!!!」
トンッ
{@] ω )ガクッ
「……悪いね、少し眠っててもらうよ」
―廃病院入り口付近―
瓜゚∀゚)「しししししし!!サバの差し入れたぁ気が利くこって!!!」
瓜゚∀゚)「しかし……ついにきちまったなぁ……しししし!!」
瓜゚∀゚)「まぁ精々上手くやるこったな!!!!ししししししし!!!!」
592
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:22:11 ID:YxSstSXk0
( ´_ゝ`)「で、何であんたらは俺たちを捕まえようとしたんだ?」
('A`)「お前ら人から奪っておいて……昼のアレだよ!!俺からぱくった資料!!!」
(´<_` ;)「あ、あれな……あ〜、あれかぁ〜」
( ´_ゝ`)「あ、あれなら燃えちゃったぞ」
('A`)「え?」
(゜<_゜;)「ば、バカ兄者!!!そんなこと言ったらころされるぞ!!!!」
( ;´_ゝ`)「え?あ!!!大事なもの燃やしちゃってごめんなさい!!!おねがい!!!!命だけは!!!!!」
('A`)「燃えた……つまり見られることはない……」
('A`)「てことは、この一連の作戦は……ただの取り越し御苦労……」
('A`)「は……ははは……はははははははは……」
( A )ガックリ
<_;プー゚)フ「まぁ、終わりよければすべてよし、ってことで……」
( ´_ゝ`)「なんだ、怒ってないの?じゃあはやく解放し――――」
「終わってないし、よくもないし、怒ってないわけがないよ」
<_;プー゚)フ「!!!?誰だ!?」
_
(;゚∀゚)(な……んだこの威圧感……肌が裂けそうだ!!今まで気配を潜めていたというのか!?これだけ強大な力を!?)
( ゜_ゝ゜)「ひぃ、こ、この、声、は」
(゜<_゜ )「んままままままままままままままままままさか」
593
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:24:59 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんたら、よくも抜け出して好き勝手やってくれたね」
(゜<_゜ )「はっはははははははははははははははははははははははははははは」
( ゜_ゝ゜)「じゃじゃじゃじゃじゃじじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃ」
_
(;゚∀゚)(母者……こいつらの母親、つまり増援か!!?)
<_;プー゚)フ(くっ……新手の天狗……しかし……力がこいつらとは段違いだ!!!!)
( ゜_ゝ゜)「あわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ」
(゜<_゜ )「おろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろ」
_
(;゚∀゚)(おいおい冗談じゃねぇ!!こんなの聞いてないぞ!!!)
<_;プー゚)フ(だがこれだけの力ならブーンが気付くはず……何故連絡が来ない!?
594
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:29:41 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「しかし人間にこうもまんまとやられちまうとはねぇ」ギロッ
<_;プー゚)フ「ッ!!」
_
(;゚∀゚)(絶望的!!!逃げることすらできるかどうか……!)
( ゜_ゝ゜)「あ、あの、はは、は、じ、じゃ……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ふん、あんたらはあとでたっっっっっっっっっぷり絞ってやるから覚悟しときな」
(゜<_゜ )「ヒィィィィィイイイイイイイ!!!!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「それより今は……」キッ
_
(;゚∀゚)(視線がこっちに流れてきただけなのに……汗が全身から噴き出る!)
@@@
@#_、_@
( ノ`)「こっちに用がある」ザッザッ
<_;プー゚)フ(へ、へへ……まじでヤバいんじゃないのかこれ……死ぬんじゃね?)
595
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:33:14 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)ザッザッ……
_
(;゚∀゚)
@@@
@#_、_@
( ノ`)ザッ……
<_;プー゚)フ
@@@
@#_、_@
( ノ`)「……ドクオ、久しぶりじゃないか」
(;'∀`)「へ、へへ……いやぁお久しぶりです」
_
( ゚∀゚)<_プー゚)フ「……は?」( ´_ゝ`)(´<_` )
596
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:34:07 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「しっかしあんたは相変わらずほっそいねぇ!!ちゃんとご飯は食べてるのかい?」
(;'∀`)「いやぁ、忙しい時期なんかは毎日三食というわけには」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「だめじゃないかちゃんと食べなきゃ!!!身体壊したら元も子もないよ!!!わかってんのかい!!?」
(;'∀`)「わ、わかってますって」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「どうせインスタントやら出前やらで済ませてるんだろう!?まったく!!栄養もちゃんと考えてるの!!?」
(;'∀`)「そ、そこまでは手が回らないというか……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ったく、早くいい嫁さんもらいなさいよ……いつまでも女の子が怖いなんて言ってないで……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)ガミガミガミガミ ('A`;)
597
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:35:00 ID:YxSstSXk0
_
(;゚∀゚)「どうなってんだあれ……」
( ;´_ゝ`)「さぁ……」
<_;プー゚)フ「顔見知り……ってかもう里帰りした息子に接する母ちゃんみたいになってるな……」
(´<_` )「……そういや、俺たちが他の天狗のとこで修行してる間、人間が1人、3年ほどウチに修行に来てたって言ってたな」
<_プー゚)フ「もしかしたらそれがドクオ……」
( ´_ゝ`)「あー、それであいつから同族っぽいかほりがしてたのか」
_
(;゚∀゚)「あいつ……天狗のとこで修行なんてしてたのか……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)ガミガミガミガミ ('A`;)
598
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:36:49 ID:YxSstSXk0
30分後!!!!!!!
@@@
@#_、_@
( ノ`)ガミガミガミガミ ('A`ゝ)ゲッソリ
<_;プー゚)フ「おいそろそろ会議終わっちまうぞ」
_
(;゚∀゚)「こんなデカい力、探知部の奴らが見逃すわけがないしな……」
( ;´_ゝ`)「かといって母者を止めるなんて……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)ガミガミガミガミ
(´<_` ;)「無理だよなぁ……」
<_;プー゚)フ「俺らはいいけどドクオとお前らは下手したら連れて行かれちまうぞ……」
_
(;゚∀゚)「天狗のとこにお世話になってたやつが閻魔省にいるなんて、上が放っておくわけがないしな……」
( ;´_ゝ`)「えぇ……兄者スーパーピンチなんですけど」
(´<_` ;)「母者に見つかった以上ここから逃げるわけにもいかないしな……勝手に移動したら更に怒られるし……」
<_;プー゚)フ「うーむ」
「モナモナ、心配には及ばないモナよ」
_
(;゚∀゚)「……その声は」
599
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:37:36 ID:YxSstSXk0
( ´∀`)「探知部に退魔局、彼らは今頃お酒飲んでフラフラしてるモナよ。一応ハインちゃんにもモララー君にも釘さしといたから、大丈夫モナ」
<_;プー゚)フ「所長!なんでここに!」
( ´∀`)「何でって……ちょっと用があって」
_
(;゚∀゚)「用?」
( ´∀`)「そうそう……おーい!!母者さん!!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ガミガm……おや、モナーじゃないか。あんた、ドクオにあたしが今日来るって伝えてなかっただろう。伝言頼んどいたのに!」
( ´∀`)「いやぁ色々あって連絡できなかったモナよ。そのお詫びにはい、これ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「まんじゅう一箱たぁしけてるねぇ……まぁドクオには結果会えたからいいものの」
(ヾA`)「え?俺に会いに来てたんですか?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そうそう。はいこれ」ポイ
(ヾA`)「これは……」キャッチ
600
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:38:27 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんたがウチに忘れてった充電器とパンツだよ。この前タンス整理してたらひょいっと出てきて」
(ヾA`)「えぇ〜……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「捨てようと思ったどそれはちょっとあんまりだし、かといって、とっておくのもなんだか渡すの忘れそうで歯がゆいし、で届けに来たんだよ」
(ヾA`)「あー、どうもすいません……」
_
(;゚∀゚)「パンツと充電器を届けるためだけに……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「じゃ、用も済んだことだしあたしは帰るよ。このバカ息子共と一緒にね」
( ゜_ゝ゜)「へ、へへぇええええっ!!!!」
(゜<_゜ )「帰るます!!帰るます!!!帰るでます!!!」
(ヾA`)「なんかすいませんね……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「いや気にしなくてもいいよ。ほかにも用事はあったし、これはついでだ」
( ´∀`)「……」
601
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:39:18 ID:YxSstSXk0
(ヾA`)「用事?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「……近頃、やたらハイペースだと思わないかい?」
( ´∀`)「『そっち』の存在の出現、モナね?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そう。あたしたち天狗も、あまり新参者にはしゃがれたっていい気持ちはしないからね」
(ヾA`)「まさか、実力行使で根こそぎ殲滅、ってわけでもないでしょう?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「当たり前だよ。取りあえずは各地の天狗を集めて集会だ。これからどうしていくのか、をね」
( ´∀`)「で、結果はどうだったモナ?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「出席率自体あまり良くなかったよ。自分のシマは自分らでやるから口出しするな、なんて強情ジジイどもは多いからね」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ただ集会内では、しばらく様子見、って声が多かったからそれに従うことにしたよ。事が小さいうちはあんたら人間でもなんとかできるからね」
(ヾA`)「俺たちゃ雑用ですか……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「別にあたし等のために働けっつってるんじゃないんだよ。むしろその逆さ」
(ヾA`)「逆……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「事が大きくなれば、あんたらじゃ手に負えなくなる。あたしらも干渉せざるを得ない。だからお互い」
( ´∀`)「邪魔だけはしないように、ってことモナね?」
602
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:40:18 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ふん。察しが良くて助かるよ。ただ、協力するってワケじゃあないからね。あくまで目的が一緒、それだけだ。こっちに不利益なことが出るようだったら……」
(;ヾA`)「……だったら?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「遠慮なくぶっ潰すよ」
_
(;゚∀゚)<_;プー゚)フ ゴクリ……
@@@
@#_、_@
( ノ`)「……まぁというわけで今日はもう帰るよ。ほら!!!あんたたちとっとと飛ぶ!!!!」バサバサッ
( ゜_ゝ゜)「ひゃい!!!!御意!!!!」バサッ
(゜<_゜ )「仰せのまにまにままに!!!!!」バサッ
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あー、それとドクオ!!!!」
(;ヾA`)「なんですかー!?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「人間の女の子がダメだからって妖怪やら何やらに手当たり次第アタックなんてことはするんじゃないよ!!!みっともない!!!」
(;ヾA`)「しませんよ!!!!!!」
(´<_` )「あれはモテないからって二次元の天狗にはまっちまった俺達へのあてつけなのかなぁ……兄者よ……」
( ´_ゝ`)「母者、パソコンの中の女の子たちのこと『妖怪:巨大眼』って呼んでたしなぁ……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あと食事はしっかり栄養のバランスを考える!!野菜ジュースで済まさない!!!!」
(;ヾA`)「大丈夫ですって!!!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「身体壊すんじゃないよ!!!じゃ、行くよあんたたち!!!」ギュオッ!!
( ;´_ゝ`)「は、ひょえい!!!!」ビュン!!
(´<_`; )「は、ひ、ふぁい!!!!」ビュン!!
603
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:41:10 ID:YxSstSXk0
( ´∀`)「行ったモナね」
<_;プー゚)フ「っふー……」
_
(;゚∀-)「はぁ……生きた心地がしなかった……」
(;ヾA`)「まぁ初見はビビるよな……」
<_;プー゚)フ「いやお前にもビックリだよ!何で天狗のところに!」
( ´∀`)「それは僕が行くように言ったからモナ」
_
(;゚∀゚)「所長が!?」
( ´∀`)「まぁその話は置いといて……君らはまだすべきことがあるはずモナよ」
(ヾA`)「……あ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
604
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:41:51 ID:YxSstSXk0
( ^ω^)「はっ!!」パチ
('A`)「お、目が覚めたか」
( ^ω^)「ここは……」
('A`)「俺の借りてたホテルだよ」
( ^ω^)「あ……ほんとだ生臭い……」
('A`)「まぁ無事でよか」
( ;^ω^)「ま、待ってくれお!!もう一回起きるところからやり直させてくれお!!」
('A`)「え?いや、なん」
( -ω-)スゥ…
('A`)「勝手に始めやがった」
( ^ω^)パチ
( ^ω^)「知らない天井だ……」
('A`)
( ^ω^)
('A`)「気は済んだか」
( ^ω^)「はい」
605
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:42:33 ID:YxSstSXk0
('A`)「そんなことする元気がありゃあ大丈夫みたいだな」
( ^ω^)「そっちこそ、こんなとこにいるってことは作戦は成功したんだおね?」
('A`)「あぁ。奴ら、俺らに捕まる前に、どっかであの資料燃やしちまったらしい」
( ^ω^)「えぇ……じゃあ僕らは骨折り損ってことかお……」
('A`)「ま、終わりよければ、だ」
( ;^ω^)「いや僕得体のしれない何かにやられてたんだけど……」
('A`)「あぁ。あいつらが帰ってたの見届けた後、所長に促されてお前のポイントに行ってみてビックリしたよ。お前が白目向いて倒れてんだもん。あとサバはもう炭になってた」
( ^ω^)「サバもったいなっ」
('A`)「おまえがやられたのは多分母者……あー、天狗のボスみたいなもんだ。お前が探知のときに出す『波』を怪しんだんだろうな」
( ^ω^)「とんでもない反応のデカさだったお……それに、僕の最大探知範囲の外から一瞬で僕のとこまで来てたお。どんだけ速いんだお……」
('A`)「母者さんはちょっと規格外だからな……サバもきかないよ。敵に回ったらやばい。まじでやばい」
( ^ω^)「ん……?てことは現時点では敵対してるわけじゃないのかお?」
('A`)「あぁ。様子見だとさ。とりあえず邪魔だけはしてくれるな、だとよ」
( ^ω^)「ううむ……あ、そうだ。他のみんなはどうしたのかお?」
('A`)「ん?あぁもうみんな帰ったよ。ギコはちょっと大変だったけど……」
( ^ω^)「大変って?」
606
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:43:15 ID:YxSstSXk0
===========================================
('A`)『おーいギコ、もう終わったぞ』
(,,゚Д゚)『お、やっと来ましたか。結構時間かかりましたね』
('A`)『あぁ……説教が長引いたからな……』
(,,゚Д゚)『?なぜ遠い目を……』
('A`)『何にせよもう大丈夫だ。帰っていいぞ』
(,,゚Д゚)『ふー、やっとですね……長い一日だった……』
('A`)『ん?そういやなんでギコは今日この街に来てたんだっけ?』
(,,゚Д゚)『そりゃぁ代理出席をたのまれ……て……』
トゥルルルルルルル
(,,゚Д゚)『……』
('A`)『……』
(,,゚Д゚)『……はい、もしもし』ピッ
『おい……俺は夕方までには会場に着くようにって言ったよな……?』
(,,゚Д゚)『……うん……ごめん……うん……うん……ほんと……うん……ごめん……』
('A`)(Sorry)
===========================================
607
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:44:54 ID:YxSstSXk0
('A`)「てな具合だな」
( ^ω^)「ひでぇ」
('A`)「まぁ埋め合わせはしてやる予定だから……」
( ^ω^)「まぁ僕も同罪みたいなもんだし、今度会ったらご飯でもおごってやらなきゃいかんおね」
('A`)「ん、そうだな」
( ^ω^)「じゃ、僕たちも帰るお……ってあれ?」
('A`)「どうした?」
( ^ω^)「僕の肩のトゲトゲその他衣装は?」
('A`)「あぁ、あれならジョルジュがお前をここまで運ぶとき邪魔だからってどっかに捨ててたぞ」
( ^ω^)「おい」
('A`)「まぁこれを機にお前も少しは目立たない、ってことの大切さを認識するんだな……そのモヒカン革ジャンだけでも十分目立つけど……」
( ^ω^)「おい……俺は現代覇者なんだぜ……?社会に馴染むことなんかこれっぽっちも望んじゃないのさ……」
('A`)「ぶっちゃけこの時間に駅の周りであんな恰好してると怖いあんちゃんたちに絡まれるぞ」
( ^ω^)「このままでいいです」
('A`)「自分を捨てるのにためらいなかったな……」
608
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:45:46 ID:YxSstSXk0
( ^ω^)「ん?そういえばドクオは車で来たのかお?」
('A`)「あぁ、そうだな。お前は?」
( ^ω^)「電車だお」
(;'A`)「うーん……今の格好でも駅に行くのはちょっとなぁ……八時まわってるけど人はまだまだ多いし」
( ;^ω^)「朝はちゃんと人が少ない時間帯狙ってきたんだけど……こんな長引くとは思ってなかったから帰りはあんまり考えてなかったお……」
('A`)「じゃあ俺が乗っけてってやるよ。おまえの家うちの近所なんだろ?」
( ^ω^)「お、いいのかお?」
('A`)「近くってことはどうせ大した距離じゃないしな。向こうに着くころには交通量も少なくなってるだろうしそんなに負担にはならないよ」
( ^ω^)「恩に切るお。今度何か御馳走するお」
('A`)「じゃ、もう行くか」
( ^ω^)「お」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
609
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:46:35 ID:YxSstSXk0
('A`)「そろそろ着くかな」
( ^ω^)「おっ、この道まっすぐだお」
('A`)「あー、そうだ。途中晩ごはん買っていきたいんだけどいいか?」
( ^ω^)「かまわないお」
('A`)「じゃあまっすぐ行って……」
( ^ω^)「おっ」
('A`)「左折して」
( ^ω^)「おっ」
('A`)「次の信号を右に行って」
( ^ω^)「おっ」
('A`)「よし、着いた」
( ^ω^)「……お?」
('A`)「ん?」
610
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:47:17 ID:YxSstSXk0
( ^ω^)「僕、うちの住所教えたっけかお……?」
('A`)「は……?だってここ……」
。。。。。。。。
│内藤弁当│
゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜
( ^ω^)「ここ……僕の家だお……」
('A`)「内藤弁当……内藤雷蔵……あぁ……」
( ^ω^)「僕もちょいちょい手伝ってるんだけど……今までドクオは見たことなかったおね」
('A`)「まぁ俺は夜にはあんまり来ないしな……ん?」
('A`)(そういやキュートはここで弁当買ってたんだよな?)
( ^ω^)「どうかしたかお?」
('A`)「あぁいや、ここに『そっち』の奴らが買いに来ることはなかったのか?」
( ^ω^)「んー、記憶にないお。僕が手伝うのは探知部の仕事が終わった五時以降だし……」
('A`)(つまりその時間に探知はできないてことか……それで五時以降に弁当買ってたキュートには気付かなかったのか)
( ^ω^)「ま、とにかく今日のところは僕のおごりだお。好きな弁当持ってくといいお」
('A`)「おお、まじか!じゃあ……」
――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
611
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:48:11 ID:YxSstSXk0
('A`)(……一応三人分貰ってきたけど、あいつらどうせ晩御飯食べ終わってるだろうし、明日の朝にでも食べるか……)カツカツ
(;-A-)(しかし本当に予想外に時間食っちゃったな……もうすぐ11時だぞ……夕方にはこっち着く予定だったのに……)カツカツ
('A`)(あいつらは……まぁちょっと多めにお金おいといたし大丈夫だろ。あーでも一応遅れるって連絡しといたほうがよかったか)カチャ
('A`)「ただいまー」ギィ
(´゜ω゜`)「どくおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」ダダダダダダダダ
o川;゚Д゚)o「どっくうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううん!!!!」ダダダダダダダダ
(;゜A゜)「ぎ……ぎゃぁあ!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「何か……何か食べるものを……」ズリ…ズリ…
o川;゚Д゚)o「食べ物……食べ物ぉ……」ズリ…
(;'A`)「べ、弁当ならあるぞ」ガサッ
(´゜ω゜`)「ギャオヲォァア!!!!キシェァアアアアアアア!!!!!」バッ
o川;゚Д゚)o「キェエエエエエエエエエエ!!!!!!」バッ
(;'A`)「俺の分の弁当まで……あぁ……もういいや……」
バクバクモシャモシャモシャバクバク
―――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
612
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:48:59 ID:YxSstSXk0
(;'A`)「で、何であんなことになってたんだ?金は渡しといただろ」
(´・ω・`)「そ、それは……のっぴきならない事情が……もうホントのっぴきならなくて……のっぴきならない中ののっぴきならないで……」
o川*゚ー゚)o「えっとねー、確かどっくんの電話の後すぐに宅急便が来たと思ったら」
(´・ω・`)「おいやめろ」
o川*゚ー゚)o「『ダイビキ』っていう妖怪だったんだって!!ショボンが言ってた!!でね、一万円持ってかれちゃったの」
(´・ω・`)「おいおい盛るなよ正確には9840円だろ」
('A`)「おい」
(´・ω・`)「はい」
('A`)
(´・ω・`)「はい」
――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………………
613
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:51:12 ID:YxSstSXk0
妖怪ダイビキ!!!!!!しかし奴は!!!!!四天王最弱に過ぎない!!!!!!!!
上に構えるのは!!!!!妖怪コウザヒキオトシ!!!!お化けクレカ!!!!!そして都市伝説リボバライ!!!!!!!!!!
天狗と家計!!!!!!!両方の問題を!!!!!守るのだドクオ!!!!!!そう!!!!!!!君が!!!!!!!!!!!
次回は近いうちに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今回の半分以下の長さの!!!!!!予定!!!!!!です!!!!!!!!!!!!!!!
614
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:58:34 ID:y.Z8ce1gO
面白かった!乙乙
615
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 16:00:07 ID:wyqVzIcs0
乙!!!!!です!!!!!!!
616
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 16:06:19 ID:JDxlZWe.0
乙です!!!!!!
617
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 17:46:18 ID:AugXBkSU0
待ってる!!!!!
618
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 20:08:32 ID:7MUo2fsI0
今回も面白かった!!!!!
乙!!!!!
619
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 23:13:46 ID:jMwFbDZIO
乙!!!!!疑ってごめんね!!!!!!!
620
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 23:34:11 ID:oyDu7Jrw0
乙だ!!!!!!!!!!!!!!
621
:
名も無きAAのようです
:2013/08/26(月) 04:19:33 ID:bKaQ6lEk0
乙!!!!
622
:
名も無きAAのようです
:2013/08/26(月) 04:25:00 ID:G05xJlL60
妖怪ダイビキww
623
:
名も無きAAのようです
:2013/08/26(月) 21:42:04 ID:YWvQDc3o0
他にもレンタイホショウとか…
624
:
名も無きAAのようです
:2013/08/28(水) 16:14:29 ID:c.RD2yKc0
やっぱり最高に面白い
ストーリーもだけど、物語がまだ進んでない段階でこんなに面白いのは魅力あるキャラを書いてるからだよなー
とにかくおつおつ
次も期待
625
:
名も無きAAのようです
:2013/08/30(金) 01:27:19 ID:neUDnsws0
母者みたいなジョーカーキャラ好き
626
:
名も無きAAのようです
:2013/08/31(土) 00:11:06 ID:QGUK15KY0
ミセリは合格するのかな
627
:
名も無きAAのようです
:2013/08/31(土) 00:44:13 ID:TSx/KVSI0
もうショボンどうしようもねえな
628
:
名も無きAAのようです
:2013/09/01(日) 23:14:35 ID:1rcNtf8I0
>>626
キュートじゃね?
629
:
名も無きAAのようです
:2013/09/11(水) 22:35:32 ID:0a.vcEMw0
|д゚)チラッ
630
:
名も無きAAのようです
:2013/09/15(日) 08:20:48 ID:B6rMJXKU0
>>626
どうせバカのイメージが先行したんだろw
631
:
名も無きAAのようです
:2013/10/05(土) 00:21:55 ID:E5mLvlkU0
まだかなー
632
:
名も無きAAのようです
:2013/11/02(土) 00:44:20 ID:uIldTHPM0
期待
633
:
名も無きAAのようです
:2013/11/30(土) 00:56:17 ID:ibqn1gJI0
2ヶ月経っちゃったか・・・
面白いんだけどな・・・
それでも期待
634
:
名も無きAAのようです
:2013/12/31(火) 21:57:52 ID:T5MxHnusO
年内には来なかったか……
635
:
名も無きAAのようです
:2014/01/31(金) 21:17:40 ID:bPv7JOds0
もう今年も1ヶ月たったよ
636
:
名も無きAAのようです
:2014/02/21(金) 23:26:09 ID:qeoCMzjU0
帰ってこいよー!
637
:
名も無きAAのようです
:2014/02/22(土) 05:29:41 ID:KZ6Fw3mMO
待ってるよ
638
:
名も無きAAのようです
:2014/04/18(金) 10:44:07 ID:7L5Mrh0Q0
待ってるよ
639
:
名も無きAAのようです
:2014/04/18(金) 20:44:06 ID:WG7XgJI.0
俺も待ってるよ
640
:
名も無きAAのようです
:2014/05/16(金) 00:26:16 ID:83wL7B8Q0
お、俺だって待ってるんだからな!
んー、なんかマタンキかモララーってイメージのセリフ
641
:
名も無きAAのようです
:2014/10/07(火) 06:10:19 ID:lINYNBSk0
まってます
642
:
名も無きAAのようです
:2014/10/07(火) 09:15:59 ID:C6hr5kb.0
久しぶりに読み返したけどやっぱ面白かった
続き待ってるよ
643
:
名も無きAAのようです
:2014/10/08(水) 01:36:56 ID:YlYtl0oQ0
面白かった
次が楽しみだな
644
:
名も無きAAのようです
:2014/10/08(水) 10:06:12 ID:yOGgeT6g0
読んでビックリ最後からすでに一年
好きなのになー
645
:
名も無きAAのようです
:2014/10/08(水) 23:12:31 ID:r2zBVOZU0
えっもう一年!?
戻ってきてほしいなあ
646
:
名も無きAAのようです
:2015/02/11(水) 21:52:01 ID:eTH8GQGo0
期待のあげ
647
:
名も無きAAのようです
:2015/02/12(木) 14:42:38 ID:t7rEr0Es0
読み直してきた
戻ってきてほしいな
四天王にやられたのかな
648
:
名も無きAAのようです
:2015/03/01(日) 22:22:33 ID:VhD1WEek0
テンポよくて読みやすいし面白い!
期待して待ってる!
649
:
名も無きAAのようです
:2015/03/02(月) 06:50:15 ID:N1bMRVoA0
再開したかと思ったじゃねーかよ
無駄上げすんな
650
:
名も無きAAのようです
:2015/03/08(日) 11:20:45 ID:ScBwJ7pc0
お待たせしててほんとすいません…
やっと気持ちに余裕が出来たので、本日8時頃から投下したいと思います。
お待ちくださった皆様、放置して本当にごめんなさい!
651
:
名も無きAAのようです
:2015/03/08(日) 12:32:17 ID:9d42GF9kO
ヒャッハー! 投下だァー!
652
:
名も無きAAのようです
:2015/03/08(日) 12:41:04 ID:77mvVozg0
待ってたぞー!!!
653
:
名も無きAAのようです
:2015/03/08(日) 18:40:56 ID:dlUcTeP60
やったぜ!
酒だぁ!酒持って来い!!
654
:
名も無きAAのようです
:2015/03/08(日) 21:09:48 ID:dlUcTeP60
(´・ω・`)
655
:
名も無きAAのようです
:2015/03/08(日) 21:41:01 ID:BiIieoH20
ちょっと遅刻してるだけさ、HAHAHA
656
:
名も無きAAのようです
:2015/03/23(月) 00:00:43 ID:72JlpGw60
なぁにこのくらい誤差でしか無いまだ慌てる時間じゃない
657
:
名も無きAAのようです
:2015/05/24(日) 10:07:42 ID:yHd/1/960
わたしまーつーわ
658
:
名も無きAAのようです
:2015/08/30(日) 22:48:10 ID:nc870Kr.0
そろそろ8時かな?
659
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:02:30 ID:ucPh22mc0
おまけ!!!!
(*´・ω・`)「んぁあああ美味い…美味い…」モグモグ
o川*゚〜゚)o「いい感じの味付けじゃ…弁当特有の…少し濃い目なのが…空のお腹にズドンと響く……!!」
('A`)「マジでショボンはマジでお前いい加減にしろよ」
(´・ω・`)「いやまぁこうして美味しいお弁当が食べられるんだからセーフだよセーフ」
('A`)「アウトだよ」
(´・ω・`)「空腹は最高のスパイスって言うじゃない?僕はそのための演出をしただけさ……」
('A`)「お前の部屋のLANコンセントアロンアルファで埋めるぞ」
(´・ω・`)「すいませんでしたもう二度としません二度とですこの言葉は絶対です誓います」
660
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:03:49 ID:ucPh22mc0
('A`)「ほんといい加減にしろよもう……もうさぁ……」
o川*゚ー゚)o「うーん!やっぱり内藤弁当は美味しいね!」
('A`)「あー、そういやキュートは前から内藤弁当でよく買ってたのか」
o川*゚ー゚)o「そうそう!私がよく行く時間帯は太った男の人がニヤニヤしながらいつもレジ打ってたなぁ」
('A`)(( ^ω^)だ……)
o川*゚ー゚)o「どっくんもよく行ってたの?」
('A`)「ん?あぁ、あそこ昼時はいっつも店主のおじさんがレジやってるから女の人と顔合わせないで済むしよく使うよ」
o川*゚ー゚)o「動機が大概アレだね……」
('A`)「大概アレとか言われると……へこむから……やめて……」
('A`)「言葉のチョイス……」
661
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:05:06 ID:ucPh22mc0
o川*゚ー゚)o「ん?でもいつもは大概アレな動機で内藤弁当に行くのに今日は何でこんな夜中に行ったの?」
('A`)「いや、知り合いがさ、おごってくれるって言うから……」
('A`)「あとね、大概アレとか言うのはね、ちょっとよくないんじゃないかなぁって」
('A`)「よくないよほんとそういうの」
o川*゚ー゚)o「へぇ〜!太っ腹な同僚さんなんだね!!」
('A`)(……一応あいつが閻魔省職員ってのは黙っといた方がいいかな……)
('A`)(こいつが試験に落ちたらただの一都市伝説としての職を持たせるわけだし、変に情報与えるわけにもいかないか……)
o川*゚ー゚)o「そっか…考えてみればどっくんは大概アレな動機のせいで普段行く店も限られるのか……」
('A`)「だからさぁ……ね……あのね……」
662
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:06:02 ID:ucPh22mc0
(´・ω・`)「そうそう。ドクオはほんとアレだからアレ過ぎてもう日常生活もろくに送れないんだよなぁ〜ははは」
('A`)「糞便乗ショボ眉お前ほんとふざけんなよぶっとばすぞ」
(´・ω・`)「お?アレなドクオが怒ってる〜こわい〜アレレレレアレ〜」
(´>ω<`)キャッ
o川*゚ー゚)o「ショボン気持ち悪っ」
(´>ω<`)
(´・ω・`)「えっいやちょっ……ちょっと待って待って」
(´・ω・`)「いつものキュートならそこ乗ってくるとこでしょちょっと」
o川*゚ー゚)o「いや、なんかそういう気分じゃないんで……」
663
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:06:44 ID:ucPh22mc0
(´・ω・`)「こいつ……普段あれだけ調子のってるくせに……ん?」
(´・ω・`)「そういえばドクオは?」
o川*゚ー゚)o「え…ショボンがキャッって言った辺りでアロンアルファ持ってショボンの部屋に向かってたけど……」
(´・ω・`)「おいおい」
(´・ω・`)
o川*゚ー゚)o
(´・ω・`)
(´・ω・`)「おいおい」
――――――――――――――――――――――――…………………………………
664
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:08:13 ID:ucPh22mc0
以上です!!!お久しぶりです!!!!!逃亡!!!しないよ!!!!!!
ほんと時間空け過ぎて!!!すいません!!!!!!
次の!!!話も!!!!今月中には絶対投下します!!!!
短い話ですけど!!!よろしくお願いします!!!
重ね重ね!!!長い間放置してすいません!!!!!!!
久しぶり過ぎて!!!話を忘れてる方もたくさんいると思うので!!!!!
読み返したりしていただくと!!!嬉しいです!!!!グラッド!!!!
初めて読む人も!!!!いてくれたら嬉しいです!!!グラッド!!!!!
というわけで!!!!これからもよろしくお願いします!!!!!!!!
アディオス!!!!!
665
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 05:59:12 ID:411wF3NY0
待ってた。でもまだ待ってる。頑張ってください♪
666
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 06:27:30 ID:m/xU/7EE0
おう待ってぞ
667
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 10:31:47 ID:iYYOHk7A0
おっ8時になったかおつ
668
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 10:31:52 ID:4.e0QjNY0
やったぜ!!!!!!
669
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 12:39:29 ID:WvXEaDLAO
マジかよ!!!!!!
670
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 14:33:19 ID:uoixmjxc0
本当に本当に嬉しい
待ってるぞ
671
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 19:19:40 ID:rGJ2143k0
http://ssks.jp/url/?id=348
672
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 20:31:27 ID:mJZ2EKms0
おかえり!!!!!!!!
673
:
名も無きAAのようです
:2016/01/18(月) 20:36:55 ID:YZ/lsgRM0
20:00かおかえり!!!!
674
:
名も無きAAのようです
:2016/01/19(火) 19:58:37 ID:XICIxI86O
おかえり!!おかえり!!!
嬉しすぎて1から読み返してきたよ!復習はバッチリだよ!さあ来い!
675
:
名も無きAAのようです
:2016/01/19(火) 21:15:58 ID:6O2MPTCk0
釣りかと思ったのにまじか!!!!!!!!!!
676
:
名も無きAAのようです
:2016/01/19(火) 22:43:01 ID:AiukpJdE0
待ってた!!
677
:
名も無きAAのようです
:2016/01/19(火) 23:16:40 ID:n7cHl19Y0
http://ssks.jp/url/?id=348
678
:
名も無きAAのようです
:2016/01/20(水) 02:32:18 ID:tH8XZZU60
まじかよ!マッハで読み直してくる!乙乙!
679
:
名も無きAAのようです
:2016/01/20(水) 10:47:54 ID:YwWROy1w0
まーた無駄上げしてるやついるかと思ったら帰ってきただと!?
680
:
名も無きAAのようです
:2016/01/20(水) 16:39:29 ID:vsjVHMCE0
おかえり!!!
読み返してきたわ
681
:
名も無きAAのようです
:2016/01/31(日) 08:05:54 ID:F/8/jUfg0
今気づいた
乙乙
682
:
名も無きAAのようです
:2016/01/31(日) 14:24:36 ID:B3tiLes60
今日来るんだな待ってるぜ
683
:
名も無きAAのようです
:2016/01/31(日) 19:57:48 ID:Uyjk3WRg0
こういう街と妖怪モノ好きだわー
684
:
名も無きAAのようです
:2016/02/01(月) 01:31:56 ID:wsVLtMlQ0
すいません!!どうしても時間が取れませんでした!!
ただもう書きあがってるので!!あとは投下するだけです!!!!
ただ今週は月!!火!!が!忙しいので!!!
来るとしたら水!!木!!金のいずれかに!!!
ただ!!!まとまった時間が取れないかもしれないので!!
昼と夜で2回に分けて!!投下すると思います!!!!!!
延期延期で申し訳ない!!!!
685
:
名も無きAAのようです
:2016/02/01(月) 01:44:36 ID:IBTJBS/s0
がんば
作者の!の数だけアフリカの子供たちが救われるらしい
686
:
名も無きAAのようです
:2016/02/01(月) 07:56:00 ID:Ccj3FvIE0
なぁに2年も待ったんだ一週間や一ヶ月程度余裕よ
687
:
名も無きAAのようです
:2016/02/01(月) 11:09:13 ID:gqNhkwgQ0
投下が楽しみだ
688
:
名も無きAAのようです
:2016/02/01(月) 12:19:17 ID:aiZu6p560
http://ssks.jp/url/?id=348
689
:
名も無きAAのようです
:2016/02/03(水) 19:11:10 ID:vOXEzl/E0
>>686
すげぇ皮肉www
690
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:36:37 ID:uSXkQ3eM0
就職案内所秘書官認定試験まで
残り12日!!!
o川*´Д`)o「ふあぁ……最近ろくに寝てないような気がするよ……」
(´・ω・`)「一日8時間は寝てるくせにどの口が……」
('A`)「で、ちゃんと進んでるのか?」
o川*´Д`)o「ご覧のとおり朝食中にもやっとかないと消化しきれないよ……」
('A`)「いやいやずっとテレビしか見てねーじゃねーか」
o川*゚ー゚)o「さっきやったことを頭の中で反芻してるの!全くこれだからもてない男は……」
('A`)「もてないのは今関係ないだろ……やめろよ唐突に心をチョップしてくるの……」
691
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:37:19 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「まぁ実際結構厳しいペースなんだよね。このままじゃ」
o川;゚ー゚)o「えっ!?そうなの!!?」
(´・ω・`)「だって君しょっちゅう居眠りしてるし……」
o川;゚ー゚)o「せ、成長期!成長期だから!!!」
('A`)「そういや昨日も俺より早く寝てたよな……まだ10時頃だったのに」
o川*゚ー゚)o「睡眠不足は乙女のお肌に禁物なんだよ?これだからもてない男は……」
('A`)「やめろよ……それ言われたらもう何も言えなくなっちゃうじゃんかよ……」
('A`)「やめろよ……やめろよ……」
(´・ω・`)(めんどくせぇなぁこいつ)
692
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:38:06 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「うーむ、なんにせよキューちゃん大奮闘しなきゃならないってことだよね!!」
(´・ω・`)「そうそう。頼むよホント……僕の将来の自由時間かかってんだから……」
o川*゚ー゚)o「え?」
(;´^ω^`)「えっ!!?あっ!!いやぁ何でもない!!何でもない!!一切まったく何にもない!!!!!」
o川*゚ー゚)o「ふーん、まぁいいや。早く食べ終わっちゃおうっと」パクンチョ
('A`)「やめろよ……やめろよ……」
(;´・ω・`)(あっぶねー!!ドクオがうわごとモードで助かった!!!九死に一生をGETだ!!!!)
('A`)「やめろよ……やめろよ……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………………………………
693
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:39:21 ID:uSXkQ3eM0
死!!!!!!!!!!!!!!
誰しもが味わう平等な未来!!!!!公平!!!!!!人生の終着点!!!!!!!!!!!
しかし!!!!!!それは!時にあまりに耐えがたく!!!!!受け入れがたく!!!!!!!!理解しがたい!!!!!!!
怨念がおんねん!!!!そう!!!!それがまさしくそうなのだ!!!!!!
しかしそこは!!!生けるものにとってアンタッチャブルな領域!!!!!!!
想いを巡らせ!!!!!巡り巡らせ!!!!!!!されど届かず!!!!!!!!
恋!!!!!それはまさしく恋そのもの!!!!!!!!
だから何だというのか!!!!!何でもないのだ!!!!!!!!!!!!
('A`)お化け物の怪都市伝説向け就職案内所のようです
・第4話〜地縛霊〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
694
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:40:57 ID:uSXkQ3eM0
お昼時!!!!
o川*゚ー゚)o「ふぃ〜、一段落だよ」
(´・ω・`)「お疲れ。お昼にしようか」
o川*゚ー゚)o「ショボンはバイオやってたの?珍しいね」
(;´・ω・`)「ばっ…この僕がゲームなんぞに現を抜かすわけないだろ!!僕は天才マッドサイエンティストのフランケンシュタイン様だぞ!!ヒヒッ(裏声)!!!」
o川*゚ー゚)o「でもさっきからショボンの部屋からバェァイオヘァゼァードゥ…って聞こえてたよ」
(;´・ω・`)「う、うっげぇ〜!!ヘッドホンのプラグ抜けてたのかよ!!!!」
695
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:44:03 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「で、お昼ご飯どうする?どっくん帰り夕方になるらしいけど……」
(;´・ω・`)「ハッ!そうだ!」
(´・ω・`)「昼ごはんはカップ麺だよ。ちょっと高級なのとやっすいの、2つあるんだけど……そうだ!どっちがいいかキュートに選ばせてあげよう!!」
o川*゚ー゚)o「えっ、本当!?」
(´・ω・`)「うん。ただ……さっき僕がゲームしてたことをドクオに黙っててくれたら……ね」
o川*゚ー゚)o「わかった!!」
(´・ω・`)(ちょろいな……やはり僕の負担軽減にはもってこいの素材……なんとしても合格してもらわねば)
o川*゚ー゚)o「じゃあお湯沸してくるね!!」
(´・ω・`)「うん」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………
696
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:44:45 ID:uSXkQ3eM0
〜映画館〜
('A`)「おばちゃん、今やってるやつ、大人二枚ちょうだい」
リハ´∀`ノゝ「おや二枚とは珍しいね、彼女でもできたのかい?」
(;'A`)「ちゃっちゃちゃちゃちゃちゃっちゃちゃちゃちゃうわ!!コイツ!コイツのぶん!」
(,,゚Д゚)「あ、ども…」
リハ´∀`ノゝ「ど、どくおちゃんまさか…」
(;'A`)「いやいや違うから!!女に相手にされないから男に手を出したとかじゃないから!!こいつは…そう後輩!!後輩なんだな〜!コリャ!!」
697
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:48:33 ID:uSXkQ3eM0
リハ´∀`ノゝ「あら、そうなの?あたしはてっきり友達連れてきたのかと」
(;'A`)「んンンそうですよねぇええええ!!それが自然な発想!!!そりゃそうだ!!!つって!!!!!」
(,,゚Д゚)「俺が言うのもなんですけど、そんだけ必死な姿見せられるとかえって勘違いされちゃうと思うんですけど……」
(;'A`)「やめろや!!」
リハ´∀`ノゝ「ほほ、仲がよさそうで何よりだねぇ」
(;'A`)つ「えぇいもういくぞギコ!はいおばちゃん、これお代!」
リハ´∀`ノゝ「まいどありがとね」
――――――――――――――――――――――……………
698
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:50:27 ID:uSXkQ3eM0
<僕は君を愛していた…なのに!
<嘘つき!フレッドなんてもう知らない!
('A`)「……悪いな急に呼び出して」
(,,゚Д゚)「人目につかないところで話したい事があるとは聞きましたけど…何で映画館?」
('A`)「ま、見ての通りだ」
(,,゚Д゚)「あー…俺たち以外客いないですね……」
('A`)「週末なんかはちょいちょい入るらしいけどな。平日はこんな感じで閑古鳥が鳴いてるよ」
699
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:51:24 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「でも別にここじゃなくても人通りの少ないとこならどこでもよかったんじゃないんですか?」
(;'A`)「いやいや、自分で言うのもアレだけど、警察官であるお前が怪しい人物と人通りの少ない場所でコソコソ話してるところが見つかったらまずいだろ」
(,,゚Д゚)「の割にはけっこう俺ら外で話してません?あと喫茶店とかでもちょいちょい」
('A`)「いやぁ、今回は内容がトップシークレッツだからちょっとな」
(,,゚Д゚)「えぇ……めんどくさ……」
(;'A`)「いいじゃん仕事抜け出してくつろげるんだから!」
(,,゚Д゚)「横の人がドクオさんじゃなけりゃ文句ないんですけどね……」
700
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:52:37 ID:uSXkQ3eM0
(;'A`)「ちょっとぉギコ君辛辣〜!ひどいよぉ!前はもっと優しかったのにどうしちゃったのぉ〜!!」
(,,゚Д゚)「凧」
('A`)
(,,゚Д゚)「墜落」
('A`)「ごめん」
<一生君だけを見ていたいんだ…
(,,゚Д゚)「しかし何で一昔前の恋愛映画なんか……」
('A`)「個人経営だからなここ。平日は客入らないし、このスクリーンはおばちゃんが趣味で映画選んでんだよ。思い出の映画だったり趣味全開だったり」
701
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:54:14 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「おばちゃん…さっきの人とは知り合いなんですか?てか女性なのに大丈夫なんですか?」
(,,゚Д゚)「あ……もしかして『そっち』の方ですか?」
('A`)「いや普通のおばちゃんだよ。まぁそれなりに顔合わせてるし俺も慣れたんだろうな。時間つぶしたいときなんかよく来てたんだよ」
(,,゚Д゚)「確かにここ雰囲気いいですもんね……懐かしいにおいがするというか…好きだなぁこういうの」
('A`)「でも近々閉めちゃうらしいんだよなぁ」
(,,゚Д゚)「えっそりゃ何でまた」
('A`)「おばちゃんが腰悪くしてるらしくてな。窓口のとこで一日中座りっぱなしだし」
(,,゚Д゚)「手伝ってくれる人……家族とかはいないんですかね」
('A`)「娘がいるんだけど今は結婚して別の町で暮らしてるって。で、旦那さんはだいぶ前に亡くなったらしい」
(,,゚Д゚)「あーそりゃまた」
('A`)「まぁここも半分道楽で続けてるようなもんだって言ってたからなしょうがないよ」
702
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:55:44 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「はぁ……なんか残念ですね」
('A`)「ま、よくある話だろ……さて、世間話はこれくらいにして本題に移ろうか」
(,,゚Д゚)「お、やっとですか」
('A`)「ん、この前の天狗に関する報告書なんだがな。お前にも色々口裏合わせたりして欲しいこととかあってな」
(,,゚Д゚)「凧」
('A`)「ごめん」
('A`)「えっと、まずは時系列を追って……」
(,,゚Д゚)「凧」
('A`)「ごめん」
703
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:57:21 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「とりあえず俺が天狗と接触したのはこの公園で」
(,,゚Д゚)「凧」
('A`)「ごめん」
('A`)「で、このときは内藤が一緒にいたんだけど」
(,,゚Д゚)「凧」
('A`)「ごめん」
<愛してるよジーナ……
<フレッド……
(,,゚Д゚)「凧」
('A`)「ごめん」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
704
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 11:58:42 ID:uSXkQ3eM0
〜事務所〜
o川*゚ー゚)o「ふいぃ、一段落一段落……」
( ∵)ゴエェ
「オラ!!いけ!!オラ!!」カチャカチャ
o川*゚ー゚)o(隣の部屋から声が聞こえる……ってことはショボンずっとゲームしてるなぁ……)
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「それにしても静かだなぁこの辺。他に聞こえる音といえば時計の音と変なうめき声だけ……」
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「ん?うめき声……?」
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「なんじゃこりゃぁ……」
705
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:00:34 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「オラッ!!当たれや!!オラッ!!いいぞ!!いいスコア出てる!!よしよしよし!!」カチャカチャ
<しょぼ〜ん!!
(´・ω・`)「ん?隣の部屋…キュートか?悪いが今それどころじゃ…」カチャカチャ
o川;゚ー゚)o「ショボンってば!!!」ガチャンコ
(´゜ω゜`)「ゥワァオ!!!」ビクッ
o川;゚ー゚)o「ねぇねぇねぇちょっときて!!!」
(´・ω・`)「あ」
_____________
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|.... |:: | | ::|
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706
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:01:21 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「んんんんん!?!???」
(´・ω・`)「いやいやいやいや」
(´・ω・`)「えええええええええええええええええええええええええええええええ」
o川;゚ー゚)o「ねぇねぇ大変だよ!ショボン!!」
(´゜ω゜`)「あぁぁああぁ!!?!じゃかましいんじゃ小娘コラてめぇ毎度毎度邪魔しやがってどついたろかワレ!!オォン!!?」
o川;゚ー゚)o「そんなことよりはやくきて!!」
( ´ °ω°`)「『そ ん な こ と』!!?!?!」
( ´ °ω°`)「いいか??えぇ!?!?ゲームってのは一瞬一瞬の魂の輝きを繋ぐ作業であって!?!?それを!?!?てめぇは!!!?!」
o川;゚ー゚)o「幽霊!!幽霊が出たの!!!」
707
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:03:23 ID:uSXkQ3eM0
( ´ °ω°`)「俺の『魂』がよ…鳴りやまねェんだよ…ってん?幽霊??」
o川;゚ー゚)o「そうそう、なんかゴエェって!!」
(´・ω・`)「ゴエェ、幽霊……あぁ、あいつか……」
o川;゚ー゚)o「ショボン知ってるの!?」
(´・ω・`)「ん、まぁね……でも一応見てみようかな。そっちの部屋だっけ」
o川*゚ー゚)o「ウス!!」
708
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:04:07 ID:MzuNNbuU0
http://urx.red/rNMm
709
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:04:28 ID:uSXkQ3eM0
( ∵)ゴエェ
(´・ω・`)「あーやっぱりこいつか」
o川*゚ー゚)o「お知り合いだったんだね!!」
(´・ω・`)「お知り合いって程では……顔を合わせた程度の関係で……」
o川*゚ー゚)o「この幽霊、結構ここに来るの?」
(´・ω・`)「こいつは地縛霊みたいなもんだからなぁ、『来る』ってよりは『居る』、って感じだね」
o川*゚ー゚)o「なんと!!地 縛 霊 !!」
o川*>▽<)oタハーッ
(´・ω・`)(うっぜぇ…)
710
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:05:09 ID:uSXkQ3eM0
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「地縛霊ってことはさ、ここで死んだとかそういうやつなの?」
(´・ω・`)「まぁそうなるのかな」
o川*゚ー゚)o「だったらここで起きた殺人事件とか事故とか調べたらこの…人…?の身元が分かったりするんじゃないの?」
(´・ω・`)「いやまぁ無理でしょ」
o川*゚ー゚)o「えー!何で!」
(´・ω・`)「ここ、所謂いわくつき物件ってやつでさ。ウチの敷地含めてここの周辺で死んだ人が多すぎて特定のしようがないんだよ」
o川*゚ー゚)o「いやいやいやいや……え……何ここそんなにヤバい場所だったの……え……」
711
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:05:51 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「なんでも遡ること室町時代、ここ一帯の地主の気が触れて、農民を自分の家に集めて火を放ち百数十人を焼き殺したことがあるらしくて」
o川*゚ー゚)o「うえぇ……この近くにそんな場所が」
(´・ω・`)「ここ」
o川*゚ー゚)o「?」
(´・ω・`)「この建物が建ってる土地な、その跡地」
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「今までお世話になりました。私は実家に帰ることにします」
712
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:06:42 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「まぁまぁ待て待て」
o川;゚Д゚)o「待てないよ!!一刻も早くここを出ないとわが身に何が起こるか分かったもんじゃないよ!!!」
(´・ω・`)「いや、今はもうそれに関しては問題ないはずだよ」
o川;゚ー゚)o「そ、そうなの?」
(´・ω・`)「確かに、その事件の祟りかは知らないけど、それからの数百年間、この近辺ではやたらめっちゃか人が死ぬことが多かったらしいんだけど」
o川;゚ー゚)o「駄目じゃん!!!!」
(´・ω・`)「まぁでもその辺の祟りなり霊なりは、ここに事務所を構えてからあらかたドクオが片付けたからね」
o川*゚ー゚)o「そ、そうなんだ……でもよくそんな場所選んだね……」
(´・ω・`)「あいつもめちゃくちゃ金に余裕があるってわけではないからね。このくらいの事務所使うには普通の場所なら資金繰りが厳しくなってくるし」
713
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:08:07 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「ここなら、いわくつきだし安くで事務所構えられて、周りの人も住みやすくなってwin-winってやつさ」
o川*゚ー゚)o「んなぁるほどぉ!!」
o川*゚ー゚)o「……ん?でもあの地縛霊さんは……?」
( ∵)ゴエェ
(´・ω・`)「こいつ、ドクオがいない時に限って出てくるんだよなぁ」
o川*゚ー゚)o「どっくんに見つかるとやられちゃうって分かってそうしてるのかな」
(´・ω・`)「どうだろ。でも狙ってやるのは難しそうだけどなぁ」
o川*゚ー゚)o「そうなの?」
714
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:08:47 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「幽霊ってのは大抵自分の意思とは関係なく出現に『条件』が付されてるもんだからね」
o川*゚ー゚)o「どゆこと?」
(´・ω・`)「例えば特定の時間帯だけ出現したりだとか、ある天気の場合にのみ出現するとか、あるいはその組み合わせとか」
o川*゚ー゚)o「なんか前のあたしみたいだね!」
(´・ω・`)「そうだね。そしてその条件が満たされた時、霊は自分の意思と関係なく出現する」
(´・ω・`)「地縛霊はその条件に加えて場所が特定されてるって感じかな」
o川*゚ー゚)o「なるほど」
(´・ω・`)「ま、例外はもちろんいるけどね。意志が強すぎる奴なんかは自分の力で出てきたりできちゃう」
o川*゚ー゚)o「ほぇ〜」
715
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:09:29 ID:uSXkQ3eM0
( ∵)
(´・ω・`)「で、だ。コイツに何らかの出現条件があったとすれば、ドクオとのエンカウントを全回避するのはとても難しくなる」
o川*゚ー゚)o「そっか、例えば『時間帯』が出現条件にあったら、一回でもその時間にどっくんが家にいたらアウトだもんね」
(´・ω・`)「そ。まぁもし僕らがここに引っ越して来た後に定着した地縛霊なら、『ドクオの不在』自体が出現条件になる可能性は0ではないけど……」
(´・ω・`)「でもコイツはそれ以前からここにいたっぽいし」
o川*゚ー゚)o「それが何か関係あるの?」
(´・ω・`)「僕らが来る前に死んでるのに、ドクオが近くにいないことが出現条件になるってのはおかしいだろ?普通、条件は幽霊の性質に依存するからね」
o川*゚ー゚)o「性質?」
(´・ω・`)「まぁ単純に雨の日に死んだら雨の日っていうのが出てくる条件になったり、生前猫が好きだったら猫を抱えた人が近くにいるのが条件だったりとか」
(´・ω・`)「要はその人自身の特徴・人格や死に関する要件みたいなものさ」
716
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:10:37 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「なるほど〜!だから生前とか、死んだときとかに関わりがなかったはずのどっくんが出現条件に含まれるのはおかしい、と!」
(´・ω・`)「そうそう」
o川*゚ー゚)o「う〜んじゃあやっぱり偶然なのかぁ」
(´・ω・`)「んーでも幽霊になってからそれまで関わりのなかったような人物に憑りついたりするケースもあるしなぁ」
(´・ω・`)「例えば、家で死んでそのまま成仏できなかった霊が、自分の家族を目の前で殺されてそいつに憑りついて殺した、みたいな話もあるしね」
o川;゚ー゚)o「なんか凄まじいね……」
(´・ω・`)「そうだね。こういう風に死後に何らかの変化がある場合もあるっちゃあるけど…」
(´・ω・`)「ただやっぱりそれも強い思念があったからで、一度も出会ったことがないドクオにこいつがそういう特別な念を抱くかというと……」
o川*゚ー゚)o「微妙だよね…」
717
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:11:21 ID:JE/22mCg0
支援
718
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:12:52 ID:uSXkQ3eM0
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「そういえばどっくんはこの幽霊のこと知ってるの?」
(´・ω・`)「あぁ、知ってるよ。最初のうちはこいつが出現してからドクオを電話で呼び寄せようとしてたんだけど、そんな時に限って毎回連絡つかなくて」
o川*゚ー゚)o「それもこの幽霊のせいなの?」
(´・ω・`)「んー、どうだろ」
o川*゚ー゚)o「ショボンにもわかんないことはあるんだね」
719
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:13:38 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「幽霊に関しちゃケース毎に対応が全然違ってくるからなぁ。分析しようにも僕じゃ触れないし」
o川*゚ー゚)o「あたしの口の時みたいに?」
(´・ω・`)「そうそう。で、一応幽霊を触れる手袋も作ってはみたんだけど」
つ∋∋ ギャン!!
o川*゚ー゚)o「ほわぁ!すごい!!」
(´・ω・`)「でも手袋付けたままだと直接素手で触れないから意味なくて」
o川*゚ー゚)o「アホ」
(´・ω・`)「ドクオには必要ないし今ではキッチンで鍋つかみとして使ってるよ」
o川*゚ー゚)o「宝の持ち腐れどころの騒ぎじゃないよ……鍋つかみて……」
(´・ω・`)「ま、ドクオも無理に成仏させる必要はないって言ってたしね」
720
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:14:35 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「そうなんだ……でも気になるね」
(´・ω・`)「何が?」
o川*゚ー゚)o「なんでこの子がこうして幽霊としているのか」
(´・ω・`)「うーん、一般論になるけど、成仏できない幽霊……亡者って言うんだけど、こいつらってのは大概は未練を抱えてるもんなんだよ」
o川*゚ー゚)o「未練っていうと、やり残したこととか、後悔みたいな?」
(´・ω・`)「そうそう。それが現世と魂とを繋いでるんだ」
o川*゚ー゚)o「じゃあそれが分かればこの子も成仏できると!」
(´・ω・`)「まぁそうなんだけどいかんせん情報が少なすぎてね……こいつ喋らない上に顔ももうわかんなくなっちゃってるし」
o川*゚ー゚)o「そうだね……なんかもののけ姫のことだまみたいな見た目だし……こわ……」
721
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:15:26 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「これだけ人の形を失ってるってことは、自然消滅が近いのかもしれないな」
o川*゚ー゚)o「自然に消えることなんてあるの?」
(´・ω・`)「未練だとか、あとは怨念だとか…その辺は言ってみれば精神エネルギーみたいなものだからね、年を経れば弱くなるケースが多いよ」
(´・ω・`)「現世と魂の結びつきが弱くなれば、姿や声といった現世へ干渉出来る手段も失われていくんだ」
o川*゚ー゚)o「だからこの子は声も出ないし姿もなんかあやふやなんだ……」
(´・ω・`)「そ。それでいくとこいつはもう消えそうだし、それに無害っぽいから放置してるってワケ」
o川*゚ー゚)o「ほへー……っていつの間にかいなくなってない?」
(´・ω・`)「ほんとだ、気付かなかった」
722
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:16:45 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「疲れちゃったのかな」
(´・ω・`)「どうだかね。何かしらの条件が満たされたのかもね」
o川*゚ー゚)o「う〜ん……」
(´・ω・`)「はいはいこの件はもういいから早く勉強しときな」
o川*゚ー゚)o「ちぇ〜はいはい!!」
バタン
(´・ω・`)「ふぅ〜そういや説明しとくの忘れてたんだったな……いい機会だった」
723
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:18:18 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「さ〜て部屋でゲームの続きをしなきゃな。確かハイスコア更新できそうなとこまで行ってた気がs」ガチャリ
_____________
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(´・ω・`)「あ」
(´・ω・`)
(´゜ω。`)
――――――――――――――――――――――――……………………………………
724
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:19:15 ID:uSXkQ3eM0
夜!!!!
('A`)「ふいぃ、ただいまただいま」
o川*゚ー゚)o「あっ、おかえりー!!!」
(ヽ´・ω・`)「おかえり、ご飯の準備できてるよ」
('A`)「おー」
('A`)(無駄な労力をさせられた感じのやつれ方をしている……)
o川*゚ー゚)o「あっ!そうだ!!ねぇどっくん!!!!」
(;'A`)「ヒゲェ!!耳元で叫ばないで!!……鼓膜が……」
o川*゚ー゚)o「えっとね!昼間に幽霊が出たの!」
('A`)「幽霊……あぁ、ショボンが前に言ってたやつか」
725
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:20:01 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「どうにかしてあげられないのかな」
('A`)「んー、現状被害ないみたいだし、無理に成仏させる必要もないんじゃないか?」
o川*゚ー゚)o「でもでも、やっぱりかわいそうじゃない?もうすぐ消えちゃうんでしょ?」
('A`)「俺は直接見たことないから何とも言えないけど、その霊自体が苦しんでる様子はなかったんだろ?」
o川*゚ー゚)o「なんかぽけーってしてた」
('A`)「じゃあ特に問題ないだろ。むしろ余計なことしないほうがいいぞ。互いにとって」
o川*゚ー゚)o「う〜ん、でもなんか寂しそうなんだよね」
726
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:20:43 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「……あんまり入れ込むなよ、命取りになる」
(ヽ´・ω・`)「そうだよ、下手すりゃキュートもそっち側に引きずり込まれる……よいしょっと」ドン
('A`)「お、今日親子丼か」
(ヽ´・ω・`)「卵の賞味期限近かったからね」
(ヽ´・ω・`)「無駄なことばかりに時間を割いた結果…人生の賞味期限が切れかかってる僕にはお似合いの一品、ってわけさ…へへ…」
('A`)(めんどくさい感じの疲れ方をしている……)
o川*゚ー゚)o「……」
727
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:21:35 ID:uSXkQ3eM0
(ヽ´・ω・`)「ほら、二人ともさっさと手を洗ってきな」
('A`)「ほいほい」
o川*゚ー゚)o「……」
(ヽ´・ω・`)「ほら、キュートもさっさとする!」
o川*゚ー゚)o「え、あ!うん!!」タタタ…
('A`)「……」
(ヽ´・ω・`)「大丈夫かな、彼女」
('A`)「うーむ、やっぱり自分が『そっち』の存在だったから、共感しちゃうのかね」
(ヽ´・ω・`)「ま、それも諸々含めて経験だね」
('A`)「……そうだな」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………………
728
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:24:11 ID:uSXkQ3eM0
数日後!!!!!!!
<あぁ…フレッド!
<どうしてあなたは私の前からいなくなってしまったの!
( '〜`)ポリポリ
つ゜Щ
(,,;゚Д゚)「遅れてすいません!近くで事故あったもんで駆り出されちゃってて」
('A`)「あぁ、いいよ。今日は時間余裕あったし」
(,,゚Д゚)「すいません…あ、ここポップコーンも売ってるんですね」
( 'A`) 「結構おいしいんだよな。ここに来るといっつもこれ食ってその後はずっと1人で作業してるよ」
つЩ
729
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:24:55 ID:uSXkQ3eM0
<どうしようもない程!辛い思いをしたの!!
(,,゚Д゚)「えぇ…映画は見ないんですか?映画館なのに……」
('A`)「おばちゃんがどうせ俺は映画見ないだろうって来るたび同じ映画流すもんだからもういいかなって……」
(,;,゚Д゚)「それ映画館としてどうなんですか……」
('A`)「まぁ俺もいつもここを休憩所として使ってたわけだしな……おばちゃんも好きな映画流せて都合いいんだろ」
(,,゚Д゚)「まぁドクオさん恋愛映画を楽しめる程の感性持ち合わせて無さそうですもんね」
('A`)
(,,゚Д゚)「で、今日は何ですか?」
730
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:25:43 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「え、えっとね、昨日頼んどいた資料の件だけど」
(,,゚Д゚)「あぁ、ちゃんと用意しておきましたよ、どうぞ」
つ□
('A`)「どれどれ……」
(,,゚Д゚)「最近この辺で起きた傷害事件で、犯人が捕まってないもの、ですよね?」
('A`)「あぁ……うーん」
(,,゚Д゚)「欲しい情報、ありましたか?」
('A`)「うーん……難しいな……」
(,,゚Д゚)「ちなみに今回はどういう感じで目星付けてるんですか?」
('A`)「いや、最近さ、前に比べて『そっち』の存在の出現のペースが早くなってる気がするんだよ」
(,,゚Д゚)「そうなんですか?」
('A`)「だから、できるだけ危なさそうな奴から対処しておこうと思ったんだけど」
731
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:26:23 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「先手を打つってことですね…それで傷害事件ですか」
('A`)「そ。殺人事件までいくと、仮に犯人が特定されてても退魔局の捜査が入るから俺の出る幕はないし」
(,,゚Д゚)「犯人が分かってるのにわざわざ退魔局が?二度手間じゃないですか?」
('A`)「理由は二つあってな。一つは犯人が『そっち』の存在と関わっていた可能性の調査だ」
(,,゚Д゚)「えっと…『そっち』の力を利用してたり、操られて犯行に及んだり……みたいなケースですか?」
('A`)「そうそう。で、もう一つは被害者側への対処だな」
(,,゚Д゚)「被害者……?殺された人への対処……?」
('A`)「殺人事件の被害者は、多くの場合成仏できず強い未練を抱えた霊になるんだよ」
('A`)「まぁ考えれば当然だよな。自分の意志とは関係なく命を奪われるんだから」
(,,゚Д゚)「で、それをどうにかしないと、ってことですか……」
('A`)「そうだな。強いエネルギーを持った霊は現世に与える影響が強くなるからなぁ」
732
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:27:07 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「じゃあ、殺人事件の被害者はみんな成仏させられてるんですか?」
('A`)「そう上手くはいかないよ。特定の霊を狙って遭遇するのは結構骨が折れるし、出会えても100%成仏させられるわけじゃない」
(,,゚Д゚)「ドクオさんでもですか?」
('A`)「俺は成仏させるってより消滅させちゃうからなぁ……悪霊ならそれでも仕方ないけど、そうじゃないならやっぱり気が引けちゃうよ」
(,,゚Д゚)「色々難儀なんですねぇ」
('A`)「ま、そういう仕事だから仕方ないんだがな」
(,,゚Д゚)「退魔局だけじゃなくて案内所でも霊を成仏させたりするんですか?」
('A`)「職に就きたいって霊だったら頑張って就職させるけど、そうじゃないならそうだな、そうするな」
(,,;゚Д゚)「は、働かざる者すなわち死ねというんですか!」
(;'A`)「いやそうじゃないけどさぁ!成仏させなきゃ悪い霊になっちゃうかもしれないし!!そもそもちゃんと選択権は向こうに委ねてるから!」
733
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:28:08 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「普通だったら働くことを選ばずに成仏選びそうなもんですがねぇ」
('A`)「霊にも色んな奴がいるからなぁ。未完結の漫画を最終回まで見届けるまで死ねない!!みたいなのとか」
(,,゚Д゚)「あー、そういう未練もってたらそりゃ成仏したくないですよね」
('A`)「でも自分の意志だけで現世と繋がり続けるってのはなかなか難しいんだよなコレが」
(,,゚Д゚)「そういうもんなんですか」
('A`)「そ。だから案内所ではそういうやつらに働く、っていう明確なモチベーションを持たせることで現世との繋がりにしてやるんだ」
(,,゚Д゚)「なるほど…」
734
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:29:00 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「それはともかく…この資料、少し借りてもいいか?」
(,,゚Д゚)「何か目ぼしい情報ありましたか?」
('A`)「少しひっかかるけど…今のままだと何とも言えないからな、こっちでも調査するよ」
(,,゚Д゚)「ウス」
('A`)「まぁこの件はあとはこっちで進めとくから」
<どうして!どうしてなんだ!!!
(,,゚Д゚)「じゃあ渡すもの渡したし俺はとりあえず帰りますね」
('A`)「おう」
735
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:30:02 ID:uSXkQ3eM0
(,,゚Д゚)「ドクオさんはまだここにいるんですか?」
('A`)「ここ外界からシャットダウンされてるし、居心地いいから作業捗るんだよな。もうこの映画も覚えちゃってるからBGMみたいなもんだし」
(,,゚Д゚)「なるほど……」
<そんなの決まってるじゃない!!!!!!
('A`)「こいつら、このあと岬でカーチェイスするよ」
(,,゚Д゚)(どんな映画だよ……)
――――――――――――――――――――――――――…………………………………
736
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:30:46 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「もう…ダメ…覚えられない…」
o川*゚ー゚)o「あたしは…あたしは頑張った…イナフ…十分に…」
o川*゚ー゚)o「というわけでおやつ食べちゃうもんねー!!!でへへ!!……ん?」
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o(またあの子だ…いつからいたのかな…)
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「うーす」
( ∵)
( ∵)ゴエ
o川;゚ー゚)o「うおぉ……反応した……」
737
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:31:37 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「……あなたも、何か未練とかあるの?」
( ∵)
o川*゚ー゚)o(こっちをじっと見つめている……)
( ∵)ゴエ
o川*゚ー゚)o「お、返事してくれたのかな」
( ∵)ゴエェ
o川;゚ー゚)o「うーん、返事なのかいつもの鳴き声なのか分からない……」
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「ゴエェ」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「駄目っすね……」
738
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:32:41 ID:uSXkQ3eM0
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「うーんショボンが言ってたように意思疎通は無理みたいだなぁ」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「ごめんね、あたしじゃ何もしてあげられないよ…」
( ∵)
o川*゚ー゚)o(うーん、やっぱり)
( ∵)
o川*゚ー゚)o「……凄く、寂しそうなんだよね……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
739
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:34:00 ID:uSXkQ3eM0
就職案内所秘書官認定試験まで
残り6日!!!
o川*゚ー゚)o「死にそう……」
(´・ω・`)「今日はまだ始めてから2時間だぞ…」
o川*゚ー゚)o「そうはいっても辛いものは辛い…」
(´・ω・`)「ほんとちゃんとやってくれよもう…僕だって辛いんだから…」
o川*゚ー゚)o「この辛さの原因の2割くらいは目の前で楽しそうにゲームをやってる人がいることにあるから…」
(´・ω・`)「おいおいやめてくれよ責任転嫁は!!!アホ!!ばか!!!!」
o川*゚ー゚)o「えぇ…」
(´・ω・`)「ったく最近のわかもんは人のせいにしてばっかで…」
740
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:35:21 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「くっそぉ…こっちはただでさえ色々不安でもやもやしてるのに…」
(´・ω・`)「不安?」
o川*゚ー゚)o「いやほら、あたし手続とか何もしてないじゃない?普通受験とかってそういうのやるもんじゃないの?」
(´・ω・`)「その辺りは僕がちゃんとやっといたから問題ないよ」
o川*゚ー゚)o「おお!…ん?でも何でどっくんじゃなくてショボン?」
(´・ω・`)「閻魔省の採用はコネ関係に厳しいからそういうのバレちゃうと色々面倒なんだよ」
o川*゚ー゚)o「そうなの?でも秘書とかって自分で指名したりするもんだと思ってたけど」
(´・ω・`)「秘書だったり事務だったりは、こっちが申請したら登録されてる候補者の中から人事が選んでその事務所に派遣されるようになってるんだ」
(´・ω・`)「だから今回の受験に合格ってのはイコール即採用ではなくて、その候補者に登録されるってことなんだよ」
741
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:36:51 ID:uSXkQ3eM0
o川;゚ー゚)o「え、じゃああたし合格してもここに就職できないのかもしれないの!!?」
(´・ω・`)「いや、案内所の秘書は今待機候補者が0人だから、今ドクオが申請して君が今回の受験で合格すれば、ほぼここに来ることになると思うよ」
o川*゚ー゚)o「おお!!」
(´・ω・`)「ただもし今回君以外の合格者が出たら話は変わるけどね」
o川;゚ー゚)o「うぎゃ」
(´・ω・`)「そのときは受験時の成績なり人格その他様々な要因から採用が決まるから、できるだけいい点で合格しておきたいね」
o川;゚ー゚)o「うぐぅ」
(´・ω・`)「あ、この話したついでにはい、これ」
o川*゚ー゚)o「ん?なにこれ」
742
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:37:39 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「受験票だよ」
o川*゚ー゚)o「んん?でもこれ白紙じゃない?」
(´・ω・`)「一見ただの紙に見えるけどね、これ不正防止のためにかなり複雑な呪術が仕込まれてるんだよ」
o川*゚ー゚)o「えっそれやばいやつじゃん…あたしかなりグレーなやつだし…」
(´・ω・`)「まぁそこはこの天才フランケンシュタイン様がもうぱぱっと解析してノープロノープロよ」
o川*゚ー゚)oヒュー
(´・ω・`)「で、これに名前書いといて」
o川*゚ー゚)o「名前だけ?」
(´・ω・`)「その他の情報は紙自体に埋め込んでるからね」
o川*゚ー゚)o「じゃあこれを試験会場にもってけばそれだけでいいの?」
(´・ω・`)「いや、あと推薦状が必要かな」
o川*゚ー゚)o「推薦状?でもコネに厳しいって言ってなかったっけ?」
743
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:38:48 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「そう。だから受ける機関とは別の機関の職員の推薦状だよ」
o川*゚ー゚)o「つまり案内所関係を受けるなら、えっと…退魔局と探知部の推薦がいるってこと?」
(´・ω・`)「そうそう」
o川;゚ー゚)o「ででででもあたしそんなの持ってないよ!」
(´・ω・`)「そこはドクオが…」
('A`)「ただいま」ガチャ
(´・ω・`)「お、噂をすればだ」
('A`)「え…また俺の陰口でも言ってたの…」
('A`)「やめてよ………」
(´・ω・`)「いやいや推薦状の話だよ」
('A`)「あ、あぁ…うん、あ、それね、それ…」
744
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:39:34 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「ほい、これ」ピラッ
□⊂
o川*゚ー゚)o「おお!!どっくんにもそういうこと頼める知り合いがいたんだ!!!」
('A`)「だからなんでいちいち君は俺をこう…さぁ…」
(´・ω・`)「いや僕もドクオの交友関係うといから正直半信半疑だったよ」
('A`)「……」
o川*゚ー゚)o「内藤…雷蔵…さん?」
('A`)「ん?あぁ、そいつは信用できる奴だからな」
o川*゚ー゚)o「ほほぉ!!」
745
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:40:57 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「この借りはそのうちしっかり返さないとな」
o川*゚ー゚)o「そうなんだ!じゃあどっくん返しといて!!」
(;'A`)「なんで俺なんだよ!」
o川*゚ー゚)o「ほら、あたし人見知りするし……」
(;'A`)「そんなん言ってたら試験の面接どうするんだよ……」
o川*゚ー゚)o「え?面接?」
(´・ω・`)「え?面接?」
('A`)「え?今回から導入するって…え?ショボンには言ったはずだけど…」
o川*゚ー゚)o「ショボン…?」
(´・ω・`)「え?…ん…?ショボン…ん…?」
746
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:41:52 ID:uSXkQ3eM0
一週間前!!!
('A`)『ショボン、案内所秘書試験のことだけど』
(´・ω・`)『あーはいはい頑張ってるから大丈夫はいはい』カチャカチャ
('A`)『前回の会議で面接も取り入れることに決まったらしいから』
(´・ω・`)『よっしゃ純粋ゲット!武器強化するぞ〜』カチャカチャ
('A`)『おい、ちゃんと聞いてるか?』
(´・ω・`)『聞いてる聞いてる面接ね!』カチャカチャ
('A`)『ほんとに聞いてんのか?』
(´・ω・`)『面接でしょ〜!大丈夫だから!完璧な練習プログラム作るから!!この天才が!!』カチャカチャ
('A`)『ま、いいけど……』
(´^ω^`)『お、また純粋じゃん!今日はツイてるゥ〜!』
('A`)『……』
――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
747
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:43:19 ID:uSXkQ3eM0
(;´・ω・`)「あ、あー!うん、ちゃんと組んでるよ、プログラム、うん」
(;´^ω^`)「よぅし、これを機に今日からちゃんと頑張ろうな!!!」
o川;゚ー゚)o「ショボンのアホ!!」
('A`)「まぁ頑張ってな…もう日数ないけど…」
o川;゚ー゚)o「うおおおおおおおおおおおん!!!!!」
(;´^ω^`)「よーしよーし、元気がいいのはいいことだ!!ははは!ハッスルマッスルいってきます!ってな!はは!」
o川*゚ー゚)o
('A`)
(´^ω^`)
(´^ω^`)
(´・ω・`)
――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
748
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:44:08 ID:uSXkQ3eM0
就職案内所秘書官認定試験まで
残り2日!!!
o川*゚ー゚)o「ア……ア……」
(´・ω・`)「ほら次これ!!!これも!!!これも覚える!!!!」
o川*゚ー゚)o「エァッ……ウ……ゥ……」
(´・ω・`)「言語能力無くしてる暇なんてないぞ!!コラ!!!」
o川*゚ー゚)o「そんなこと言ったって無理なものは無理だよ……」
(´・ω・`)「お前な……この一ヶ月、僕がどれだけ尽くしてやったと思ってるんだ……」
o川*゚ー゚)o「いやいやかなりゲームしてたような……」
749
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:45:01 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「そういう問題じゃねえんだよ……この僕が!!無償で!!!」
(´・ω・`)「フランケンシュタインだぞ!!!僕は!!!天下の!!!それが!!タダ働きで!!!家庭教師!!!!」
(´゜ω゜`)「ナアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!ンデェ!!!!!!!!!!」
o川*゚ー゚)o(情緒不安定だ……)
(´゜ω゜`)「オオッオオオオオオオオオオオオオッオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
o川*゚ー゚)o「言語能力がなくなってる……」
(´゜ω゜`)「ンお前がァ!!!!言うなアァンンンンンンンンンンン!!!!!
o川*゚ー゚)o「唾めっちゃとんでくる……ん?」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「おや、今日も出てきたのかい」
750
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:46:11 ID:uSXkQ3eM0
( ∵)
(´゜ω゜`)「ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン」
o川*゚ー゚)o「もはや鳴き声だ……」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「キミにショボンの言語能力を分けてあげたいよ…無駄遣いだよほんと……」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「ん?なんか今日は静かだね……」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「元気ないのかな……」
( ∵)
(´・ω・`)「…もしかしたら消滅が近いのかもしれないね」
o川*゚ー゚)o「……そうなの?」
751
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:47:13 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「この前も言ったろ、現世との結びつきが弱くなれば、その分現世への干渉もできなくなっていく」
(´・ω・`)「こいつにギリギリ残されたのは、もうこの姿かたちだけなんだろう」
o川*゚ー゚)o「そうなんだ……そっか……」
(´・ω・`)「…もしこれから先、君が案内所秘書として働くことができるようになれば、こういう霊を成仏させる手伝いをする機会はたくさんあるだろうね」
o川*゚ー゚)o「……」
(´・ω・`)「君がこいつをどう思ってるかは知ったこっちゃないけど…」
(´・ω・`)「これから先の未来には、君が救える魂がたくさんあるはずなんだ。君だから、君がいたから成仏できる魂が、たくさんね」
o川*゚ー゚)o「うん……」
752
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:48:18 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)「だから、余計なことを考えるより、何よりまず目の前の試験に打ちこむべきなんだ。今はね」
o川*゚ー゚)o「そう……だね……」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「……うん、頑張るよ」
(´・ω・`)「ん」
(´・ω・`)(そうだ…それでいい…)
(´・ω・`)(目の前で消えかかっている魂をどうにもすることもできない己の無力さを嘆いても、今はどうしようもないんだ)
(´・ω・`)(それは仕方のないことなんだ。君には知識も経験も……まだまだ足りない部分が多すぎる)
753
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:50:20 ID:uSXkQ3eM0
(´・ω・`)(だけど、君が試験に合格してここの秘書になれば、ドクオと共にたくさんのお化け、物の怪、そして都市伝説を救っていくことになるだろう)
(´・ω・`)(その中で蓄えた知識や経験が、今君が感じている無力感を打ち消してくれる日も来るはずさ)
(´・ω・`)(だから今は……今はとにかく自分にできることを頑張らなくちゃね)
(´・ω・`)(君はきっと合格できる……いや、合格してもらわなくちゃ困るんだ……)
(´・ω・`)(じゃないといつまでも僕の事務所内のカーストが……家事だってめんどくさいし……)
(´・ω・`)(あっそういえば今日僕が当番だったのに洗濯物干してない……)
(´・ω・`)(夕飯の支度もしてない……)
(´・ω・`)(やっべ……)
―――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
754
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:51:34 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「ただいま」
o川*゚ー゚)o「おっかえりー!!オーッス!!!!」
('A`)「毎度やたら元気だな…試験明後日だろ?大丈夫なのかそれで」
o川*゚ー゚)o「あんまり気負うより自信持って試験受けたいじゃん!」
('A`)「自信持って受けられるような勉強してるのか?」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「六割…いや…五公五民って感じかな……」
('A`)「意味わからんけど言いたいことは分かるがそれ全然勉強できてないじゃん……」
o川*゚ー゚)o「いやまぁほら……そこは機転と経験でカバーカバーよ」
('A`)「面接ならともかく暗記系の問題に機転も糞もないしそもそも初受験だろ……」
755
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:53:06 ID:uSXkQ3eM0
o川*゚ー゚)o「正直絶体絶命って感じですな……」
('A`)「ま、駄目だったら駄目だったで別の仕事探してきてやるよ」
o川*;Д;)o「やだああああああ!!!案内所がいいいいいいいいい!!!!」
(;'A`)「じゃあちゃんと勉強すればよかったじゃねぇか……」
o川*゚ー゚)o「(ぐぅ)」
('A`)「……ん?そういえばショボンは?あいつ今日の夕飯担当だろ」
(´・ω・`)「あっはいでへへでへへ」
('A`)「何故物陰から登場を……」
(´・ω・`)「いやー実はちょいと手違いで夕飯準備できなくて……」
('A`)「は?」
756
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:53:48 ID:uSXkQ3eM0
(;´・ω・`)「いやーほら、アレだアレえっとぉ〜あ〜アレだよ〜……あ!!!」
(´・ω・`)「キュートの勉強を見てやってたんだ。そう。だからね。しょうが……ないでしょうが!!!つって!!!」
(´・ω・`)「はは」
('A`)
(´・ω・`)「はは」
('A`)
(´・ω・`)「ごめんなさい、はい、忘れてました」
(;‐A‐)「はぁ……」
(;´・ω・`)(っべー!!怒られる!!!っべー!!!)
(;´・ω・`)(とりあえずドクオに何かされる前にこの前内緒で買ったゲーム隠して……それからそれから……)
('A`)「今から準備するのもめんどくさいし適当に宅配で何か頼むか……」
(;´・ω・`)(あとこの前ドクオの部屋からパクったヘッドホンも隠して…って…ん?)
757
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:54:41 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「キュート何か食べたいものあるか?」
o川*゚ー゚)o「あたし!!ピザ食べたい!!」
('A`)「おー」
(´・ω・`)「え、怒らないの?夕飯の準備忘れてたのに?」
(;'A`)「昨日徹夜だったし今日はもう疲れたんだよ…ゆっくりしたい…」
(´・ω・`)(ラッキー!!!!!!)
(´・ω・`)「あ、そういや洗濯も忘れてたんだけど……」
('A`)「そっか……」
(´・ω・`)「あと掃除とゴミ出しも……」
('A`)「あー……」
(*´・ω・`)「えへっへ、許してくれるんだよね!!やりぃ!!!」
('A`)「じゃあその分来月の当番増やさなきゃな……」
(´・ω・`)「待って」
(´・ω・`)「聞いてないよそんなの」
758
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:55:27 ID:uSXkQ3eM0
('A`)「怒るかどうかと責任追及はまた別問題だろ…実際今日サボったわけだし…」
(´・ω・`)「(ぐぅ)」
('A`)「とりあえず俺は風呂入るから、キュートは適当にピザ2、3枚頼んどいてくれ」
o川*゚ー゚)o「うっひょーい!」
(´・ω・`)「生きるって難しい」
―――――――――――――――――――――――――――――――………………………
759
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 12:56:28 ID:uSXkQ3eM0
これで!!半分くらいです!!!!!
続きは!!!また今夜!!!!!!!!
よろしくお願いします!!!!!!!!!!!!
760
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 13:43:19 ID:ICym1Dzs0
やっときたー
後半も楽しみに待ってる!!!
761
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 13:46:37 ID:8TNuqjusO
変わらず面白い 楽しみに待ってる
762
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 13:56:11 ID:VCGSlXd.0
おもしろい乙
楽しみにしてる
763
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 14:03:32 ID:spWcmwoA0
乙乙
764
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 15:14:08 ID:MzuNNbuU0
http://urx.red/rNN6
765
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 16:18:18 ID:8McT/BP60
きたあ!!!!!!!
766
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 17:25:29 ID:/4BtOl5U0
乙!!
767
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 20:28:38 ID:iH2Zi7KY0
乙。
後半楽しみにしてる
768
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 21:36:49 ID:vEuuORFI0
次は何年後かな?
769
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 21:54:25 ID:.uk.ax3w0
確かにいつの今夜とは言ってないからな(?)
770
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 21:58:35 ID:MJ20JBqA0
お前、タイムリー
771
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 22:58:51 ID:JE/22mCg0
はよ!!!!!!!!!!!!
772
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:09:07 ID:lanxDxCs0
就職案内所秘書官認定試験まで
残り1日!!!
o川;゚Д゚)o「ハァ…ハァ…」
(´・ω・`)(うーん、なんとかギリギリって感じだなぁ)
o川;゚ー゚)o「あとはまだやってない妖怪の特性を…」
(´・ω・`)「いや、とりあえず休もう」
o川;゚ー゚)o「え!!?いや無理無理まだできてないとこたくさんあるのに!!」
(´・ω・`)「大分疲れてるみたいだし、あとはご飯食べた後に今までやったとこを1時間くらい見直せばそれで十分だよ」
o川;゚ー゚)o「でっでも」
(´・ω・`)「今更新しい知識を付け焼刃で覚えたって大して意味ないよ。それより、今まで覚えた部分を見直して自信をつけた方がいい」
773
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:09:57 ID:lanxDxCs0
o川;゚ー゚)o「でもまだやってないとこから問題が出たら……」
(´・ω・`)「だから、それを今更やったって意味ないんだよ。解答は記述式だから知ったか知識じゃ点をもらえない」
o川;゚ー゚)o「うぅ……」
(´・ω・`)「案内所秘書の試験は全部の範囲を7割覚えるよりも、半分の範囲を9割覚える方がいい結果を出せる」
(´・ω・`)「そしてその範囲を絞るため、超天才のこの僕が問題を予想し君に覚えさせるためのカリキュラムを組んだんだ」
(´・ω・`)「君が勝手に判断するよりは僕に従う方が何倍も正しいよ」
o川;゚ー゚)o「うー……」
774
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:11:09 ID:lanxDxCs0
(´・ω・`)「まぁゆっくり休んでな。ドクオが帰ってくるまで結構時間あるし風呂でも入って……」
('A`)「ただいま」ガチャ
(´・ω・`)「あれ、今日この時間に帰ってくるんだったけ」
('A`)「いや、公園近くの映画館でギコと情報交換する予定だったんだけど今日はやってなくて」
o川*゚ー゚)o「ん?でも今日お休みの日だっけ?」
('A`)「いや、今日はおばちゃんが機材の点検も含めて好きな映画を一人でゆっくり見るんだってさ」
o川*゚ー゚)o「ふ、フリーダムだ……」
('A`)「まぁ客もどうせ俺以外来ないしな……」
775
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:11:59 ID:lanxDxCs0
('A`)「ん?ていうかキュートあの映画館知ってるのか?」
o川*゚ー゚)o「公園近くのとこでしょ?あたしそこの近く住んでたし!人もあんまりいないからちょくちょく行ってたよ!」
('A`)「あ、そっか、お前の家と近かったのか」
o川*゚ー゚)o「そうそう!いやー鬱屈した日々の中でドガーンとしたアクション映画を見るのはいい息抜きになってたよ!」
('A`)「アクション映画……俺が行くときは一回もやってなかったな……」
o川*゚ー゚)o「どっくん大きい音鳴るたびいちいちビクビクしてそうだもんね」
('A`)「そそ、そそそんなことないって…ほんとだから…」
776
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:12:50 ID:lanxDxCs0
('A`)「あ、あとこれ」ガサガサ
o川*゚ー゚)o「あ!内藤弁当!」
('A`)「どうせショボンもこの時間にはご飯の準備してないだろうからせっかくだし買ってきた」
(´・ω・`)「おぉ……なぜ今日はそんなに気がきくんだ……」
('A`)「いやまぁ明日キュートの試験だし、ご飯もさっさと食べて、ショボンには家事に手間かけるより指導の方ちゃんとやってもらいたいしな」
(´・ω・`)「ヒュー!!できるオトコ!!ヒュー!!やるゥー!」
(*'A`)「よせよせははは」
o川*゚ー゚)o「よーし!じゃあちゃっちゃと食べてお風呂入って最後の復習やってはやく寝る!!」
(´・ω・`)「そうそうそれでいいんだよそれで」
('A`)「前日だからってあんまり無理すんなよ」
o川*゚ー゚)o「おうよ!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………………
777
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:13:41 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「ふぃ〜っと、こんなもんかな……」
(´・ω・`)「よし、じゃあもうさっさと寝る!」
o川*゚ー゚)o「あ、明日朝とか早く起きてやった方がいいかな……」
(´・ω・`)「そこまで気合入れて早起きはしなくていいと思うけど…試験は10時からだし、6時くらいに起きれば十分だよ」
o川;゚ー゚)o「うー、でもなんか緊張して眠れなさそう……」
(´・ω・`)「ま、他の受験者も同じ条件なんだから、それも含めて試験ってとこかな」
o川;゚ー゚)o「うぅ……」
(´・ω・`)「まぁどうしても眠れなさそうなら僕が睡眠導入のお香でも焚いてあげるよ」
o川*゚ー゚)o「めっちゃ怪しいやつだ……」
778
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:14:24 ID:lanxDxCs0
('A`)「おーまだやってたのか」ガチャ
(´・ω・`)「あれ、ドクオまだ寝てなかったの?」
('A`)「いや、ちょっと確認しときたい資料ここにあって…お、あったあった」
o川*゚ー゚)o「明日はどっくんが車で会場まで送ってくれるんだよね」
('A`)「いや、無理だろ」
o川;゚ー゚)o「なんで!!!!!!」
(;'A`)「ンオォウ!夜中に大声出すんじゃありません!!」
o川;゚ー゚)o「だって…あたし電車とか乗れないし…」
('A`)「いや、ギコに送ってもらうから大丈夫だよ。あいつちょうど明日会場近くに用事あるらしいし」
779
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:15:31 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「あの警官の…狼男だっけ?」
('A`)「そうそう。あいつなら大丈夫だろ?」
o川*゚ー゚)o「そうだね!…でも何でどっくんはダメなの?」
(;'A`)「いや普通に俺が送ってるの見つかったら色々問題だろ…案内所の秘書試験なのに元から現職の職員と何らかの関係があったらアウトだって」
o川*゚ー゚)o「た、確かに」
('A`)「あと一応会場から少し離れたところで降りてもらうからな。ギコも一応一部職員に顔が割れてるかもしれないし」
o川*゚ー゚)o「おっけー」
780
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:16:11 ID:lanxDxCs0
('A`)「じゃあ俺はもう戻るからキュートも早く寝ろよ」
o川*゚ー゚)o「ほーい」
('A`)))〜□ ヒラヒラ
o川*゚ー゚)o「ん、どっくん何か落としたよ…」キャッチ
('A`)「え?」
o川*゚ー゚)o「これは……映画の半券?」
('A`)「あ」
o川*゚ー゚)o「なになに…『2人の愛〜岬の記憶〜』…?」
(´;ω;`)「ぶっひゃっひゃ!!!!お前!!!ドクオ!!!恋愛映画を!!!見たのかよ!!!ひひゃひゃひゃ!!!!!」
o川*^∩^)o「どっくんでもこういうの見るんだー!!どっくんでも!!」プークスクス
781
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:17:01 ID:2q2sqf8Y0
キュートファイト!
782
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:17:35 ID:lanxDxCs0
(;'A`)「えぇいやめろ!!別に俺はその映画を見に行ったわけじゃない!!打ち合わせしただけなの!!!」
(´;ω;`)「2人の!!!2人の愛!!!!ヒーッ!!!!!ヒーッ!!!!ヒッッ!!!!!」
(;'A`)「だから!!あそこの映画館平日あんまり人来ないから!!それで都合がいいだけだから!!」
(´;ω;`)「ヒーッヒーッヒーッウゥッゲホッゲホゲホッオ゛ォ゛エ゛ッ゛ゲホッ」
(;'A`)「笑いすぎだろ」
(´;ω;`)「ウゲッ、ゲホッ、ゲホッ、オ゛エ゛ェ゛エ゛ッ゛、ゲボォ゛オ゛エ゛ェ゛エ゛゛ェ゛ェ゛ェ゛」
(;'A`)「もはやえずいてんじゃねーか」
783
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:18:28 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「うーん、でもあたし、あそこの映画館でこんなタイトルの映画やってるなんて知らなかったよ」
('A`)「その映画俺が来たときしか流さないからな…何でも超絶糞作品として有名なタイトルらしくて…」
o川*゚ー゚)o「ってことはどっくんそういう系の映画マニアなの?」
('A`)「いや、俺はあそこの映画館行っても映画見るわけじゃないからなぁ…昨日だってギコと会うために使ったわけだたし」
o川*゚ー゚)o「えー!!せっかくお金払ったのに見ないとかもったいな!!!」
(;'A`)「だから、俺が映画館行く目的が人の目につかないところで誰かと逢うためだったり、集中して作業するためだったりだからそれでいいの!」
o川*゚ー゚)o「ぶー!無駄遣い!!財政圧迫!!」
784
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:19:20 ID:lanxDxCs0
(;'A`)「必要経費です!それにおばちゃんだって俺みたいな奴のおかげで普段流せない映画流せてるんだからいいの!」
o川*゚ー゚)o「それにしたってどっくんに恋愛映画は…ププッ」
o川*^∩^)oプークスクス
('A`)(もうどうでもいいや……)
(´;ω;`)「ゥ゛ヴォエッ゛、オ゛ェエ゛エ゛ェェッ゛ウ゛ッ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
785
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:20:19 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「眠れん」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「やばい」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「うおぉ……」
786
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:21:22 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「とりあえず一回水でも飲んで落ち着こう」ガチャ
o川*゚ー゚)o「えーとコップは……」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「……あれ?」
( ∵)
o川*゚ー゚)o「こんな時間にどうしたんだろ……」
787
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:22:11 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「ん?そういやどっくん家にいるのに出てくるのってもしかして初めて?」
( ∵)ゴ
( ∵)ゴエェ…
o川*゚ー゚)o「うお、鳴いた」
( ∵)ゴェ…
o川*゚ー゚)o「でもショボンの話だともう喋れないみたいなこと言ってたような……」
( ∵)ゴエ…
o川*゚ー゚)o「……最後の力を振り絞ってるのかな」
( ∵)
788
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:22:54 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「……やっぱりあたしには何もできないや」
( ∵)ゴェ
o川*゚ー゚)o「幽霊のことは勉強したって、結局自分じゃ何もできることがない」
o川*゚ー゚)o「……」
( ∵)ゴエェ
o川*゚ー゚)o「……あたしね、すっごく嬉しかったんだ」
o川*゚ー゚)o「ずっと自分で、自分のことを諦めてたの」
o川*゚ー゚)o「どうしようもないって、これは、口裂け女でいることはしょうがないことなんだって」
o川*゚ー゚)o「きっとこれが自分なんだ、口裂け女であることがあたしなんだって」
( ∵)
789
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:23:35 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「でもね、それが全部じゃなかったの」
o川*゚ー゚)o「あたしが諦めてたあたしを、助けてくれる人たちがいたんだ」
o川*゚ー゚)o「自分じゃどうしようもできなかったことを、魔法みたいにあっさり、かなえてくれて」
o川*゚ー゚)o「それがね、すっごく、すっごく嬉しくて」
o川*゚ー゚)o「それでね、あたしにも目標ができたんだ」
o川*゚ー゚)o「あたしも、どっくんやショボンみたいに、色んな人とか、人じゃない存在とか、そういうのの力になりたいって」
o川*゚ー゚)o「だからね、ショボンが案内所の秘書にならないかって言ってくれて、もうこれだ!!って思って」
o川*゚ー゚)o「だからね、絶対なりたいって」
o川*゚ー゚)o「だからね、勉強とか大変で、泣きたくなる時もあるけど、でも、目標に近付いてる感じがして……」
o川*^ー^)o「……だからね、今すっごく楽しいんだ」
( ∵)
790
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:24:57 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「……でも、やっぱり今のあたしじゃ何にもできないんだ、やっぱり」
o川*゚ー゚)o「すごく、悔しいな……」
( ∵)ゴェ
o川*゚ー゚)o「……どっくんだったら、何とかしてあげられるのかな…」
( ∵)
o川;゚ー゚)o「……あ!そうだった!どっくん!どっくんを呼ぼう!」
o川*゚ー゚)o「今まで手を打てなかったのもどっくんがいなかったからだし、どっくんに任せればなんと…か…」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「いや、そもそも」
o川*゚ー゚)o「なんでどっくんが家にいるのに、この子は出てこれたんだろ」
791
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:25:38 ID:lanxDxCs0
( ∵)ゴエェ…
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「あ」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「そうだ……」
o川*゚ー゚)o「そうか……」
o川*゚ー゚)o「そうだ!!!!」
( ∵)ゴェ
792
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:26:19 ID:lanxDxCs0
o川;゚ー゚)o「そうだよし、よし、えっと、たしか台所に……」ゴソゴソ
o川*゚ー゚)o「あった!!鍋つかみ!!!もとい幽霊つかみ!!!」
つ∋∋
o川*゚ー゚)o「これを使って……!」
o川*゚ー゚)o
∋( ∵)∈ガシッ
o川*゚ー゚)o「おおっ!!本当につかめた!ショボンやるぅ!!!」
三o川*゚ー゚)o「うおおおお!!このまま移動を……!」ダッダッ
三 ∋( ∵)∈
o川*゚ー゚)o「……ん?」
:o川;゚ー゚)o:
::∋( ∵)∈:: ググググ…
o川;゚ー゚)o「う、動かない…この部屋から出れないのかな…」
793
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:27:18 ID:lanxDxCs0
o川;゚ー゚)o「地縛霊…そうだよね…ここに縛られてるんだ…」
o川;゚ー゚)o「……いや」
o川;゚ー゚)o「存在が消えかかってる今、現世とのつながりは弱くなってるはず」
o川;゚ー゚)o「だったら!この場所という繋がりも!弱くなってるかもしれない!!」
o川;゚ー゚)o「あとは…そう…」
o川*゚ー゚)o「根性!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
:o川;゚Д゚)o:「ぬわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
::∋( ∵)∈:: ググググ…
794
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:28:15 ID:lanxDxCs0
o川;゚ー゚)o「……ショボンがね!言ってたんだ!!」グググ…
( ∵)ゴェ
o川;゚ー゚)o「意志の強い霊は、自分の力で出てきたりできるんだって!!!」
( ∵)
o川;゚ー゚)o「きっと強い思いが、霊としての決まりごとに勝つことだってあるんだよ!!!」
( ∵)
o川;゚ー゚)o「だからあなたも!!!自分の意志で!!」
o川;゚ー゚)o「ここから出ようって!強く思ってみて!!!」
( ∵)
o川;゚ー゚)o「後はあたしが!!連れてってあげる!!!!!」
( ∵)
( ∵)
( ∵)ゴェ
795
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:29:13 ID:lanxDxCs0
:o川;゚ぺ)o:「ふぬううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!」
::∋( ∵)∈:: ググググ…
:o川;゚Д゚)o:「ぐうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!」
::∋( ∵)∈:: ググググ…
:o川;>皿<)o:「ぬわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
::∋( ∵)∈:: ググググ…
三三:o川;゚Д゚)o:「どおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
三三 ∋( ∵)∈ブチィ!!!!
o川;゚ー゚)o「い」
o川*゚ー゚)o「いけたああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
( ∵)ゴエェ…
796
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:30:18 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「なんか凄い音聞こえたけど…なんかブチィ!ってヤバそうな音聞こえたけど…」
o川*゚ー゚)o「まぁいっか」
( ∵)エェ…
o川*゚ー゚)o「とにかく急ごう!!もうすぐ消えちゃうかもしれないし!」
o川*゚ー゚)o「だからあなたも、最後の力を振り絞って出てきたんでしょ!」
( ∵)ゴエ
o川*゚ー゚)o「よし!じゃあ……」
(´・ω・`)「…キュート」
797
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:31:18 ID:lanxDxCs0
o川;゚ー゚)o「うおぉ!しょ、ショボンいつの間に後ろに……」
(´・ω・`)「どうしたんだいこんな時間に、玄関に立って」
o川;゚ー゚)o「いやぁこれには深い事情が……」
(´・ω・`)「深い事情ってのは、今君が抱えてるそいつに関したことかな?」
o川;゚ー゚)o「ギ、ギックー!!」
∋( ∵)∈
(´・ω・`)「……まさかとは思うけど、試験の前日のこの夜に、今からどこかに行こうとしているわけではあるまいね?」
o川;゚ー゚)o「う」
(´・ω・`)「この前も言ったけど、君の未来にはこれから救えるたくさんの……」
三o川;゚ー゚)o「ごめんショボン!!!!」ガチャダダダ
(;´・ω・`)「あ!ちょ!!こら!!!」
798
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:32:27 ID:lanxDxCs0
o川;゚ー゚)o「うおおおおおおおおおおおお!!!!」ダダダダダ
<僕の自由がああああああああ逃げていくううううううううううううううううううぅぅぅぅぅぅ……
三o川;゚ー゚)o「なんか聞こえてくるけど無視だ無視!!!」ダダダ
三o川;゚ー゚)o「……」ダダダダ
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「あたしね、ずっと分からなかったんだ」
三o川;゚ー゚)o「あなたが何でどっくんがいない時だけ出てこれるのか!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「でも、やっと分かったの」
三o川;゚ー゚)o「今日、あなたが出てきたから!!!!」
( ∵)
799
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:34:27 ID:lanxDxCs0
三o川;゚ー゚)o「ショボンが言ってたんだ、死ぬ前にどっくんと関わりのなかった霊は、どっくんが出現条件になることはないって!!」
三o川;゚ー゚)o「でもね、でも、そうじゃないって!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「どっくん自体が条件じゃなくても、どっくんが間接的に『きっかけ』になってる場合があるんじゃないかって!!!」
三o川;゚ー゚)o「そう、例えば……『映画』!!!」
( ∵)
o川;゚ー゚)o「『特定の人物』が来たときにしか『その場所』で流されない、映画!!!」
o川;゚ー゚)o「つまり、『とある映画館』で『とある映画』が流されるとき……その幽霊は姿を現す!!!」
o川;゚ー゚)o「どっくんはその条件を満たすきっかけだったんだ!!!」
( ∵)
800
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:35:10 ID:MzuNNbuU0
http://urx.red/rNLl
801
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:35:34 ID:lanxDxCs0
三o川;゚ー゚)o「どっくん言ってたもん!2人の愛…えっと…なんちゃらは、どっくんが来たときだけしか流されないって!!」
三o川;゚ー゚)o「そう、今日まではずっとそうだった!!どっくんが来たときしか、流してなかったんだ!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「そう考えると分かるんだ!あなたが出てきたときに、どっくんに電話がつながらなかった理由!」
三o川;゚ー゚)o「どっくん、携帯の電源切ってたんだよ!!!映画館だから!!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「そして!!何より!!今あなたが出てきてる!!!」
三o川;゚ー゚)o「どっくんによると、今日はお客さんを入れずに、おばちゃんが自分の好きな映画を流してるらしいんだ!」
( ∵)
802
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:36:32 ID:lanxDxCs0
三o川;゚ー゚)o「きっと今、映画館では、2人の……えっと……その映画が流れてる!!!」
三o川;゚ー゚)o「だからあなたはこうやって、出てこられてる!!どっくんが家にいても!!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「だから!!分かったの!!!」
三o川;゚ー゚)o「あなたが、あの映画館で2人の……が流れてる時にだけ、姿を現すことができる霊だってこと!!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「きっと、大切な思い出なんだよね!!その映画も、そして、それが流れてる…映画館も!!!!」
( ∵)
三o川;゚ー゚)o「だからあたしが連れて行くんだ!!!」
( ∵)ゴェ
三o川;゚ー゚)o「あなたにあなたを、諦めてほしくなんてないから!!!!!!」
( ∵)ゴェ
803
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:37:06 ID:.uk.ax3w0
あー、ビコの正体はそういうことか
804
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:37:26 ID:lanxDxCs0
三o川;゚ー゚)o「タイムリミットは映画が終わるまで……それまでに…絶対!!!!!!!!!」
( ∵)ゴエ
三o川;゚ー゚)o「絶対、連れて行くから!!!!!!!!!!」
( ∵)ゴエ
三o川;゚Д゚)o「ぬううううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ダダダダダダダダ……………
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
805
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:38:06 ID:lanxDxCs0
〜映画館〜
o川;゚ー゚)o「はぁ、はぁ……着いた……」
o川;゚ー゚)o「あれ、もしかして入り口……鍵かかってない?」
o川*゚ー゚)o「ええい!入っちゃえ!」キィ…
o川*゚ー゚)o「おじゃましまーす……」
o川*゚ー゚)o「とりあえず、どしよっか……ん?」
o川;゚ー゚)o「あれ……?」
∋ ∈
o川;゚ー゚)o「いつの間にかいなくなってる……」
o川;゚ー゚)o「もしかして映画終わっちゃったとか……」
o川;゚ー゚)o「うぅ……」
o川;゚ー゚)o「間に合わなかったのかな……」
806
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:39:12 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「……結局、何もできなかったんだな、あたし……」
o川*゚ー゚)o
o川*´〇`)oフワァ
o川*うー゚)o「う……気が抜けちゃったら、なんか急に眠気が……」
o川*´〇`)o「あ、ソファー……」
o川*´〇`)o「ちょっとだけ、ちょっとだけ仮眠してすぐ戻ろ……」
o川*´ー`)o「おやすみなさい……」ムニャァ
o川*´ー`)o「……ごめんね……」
――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
807
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:39:53 ID:lanxDxCs0
<あぁ…フレッド!
<どうしてあなたは私の前からいなくなってしまったの!
リハ´∀`ノゝ「ほんとうに、どうしてなのかしらね」
リハ´∀`ノゝ「どうしてあなたは、いなくなっちゃったのかしら」
リハ´∀`ノゝ「子供が自立したら、私たち2人で、あなたのご両親が残してくれた、この映画館を」
リハ´∀`ノゝ「…一緒に…一緒にやっていこうって、ずっと楽しそうに話してたのに」
リハ´∀`ノゝ「売店でどういう食べ物を出したいか、凄くこだわってたくせに料理はからっきしで」
リハ´∀`ノゝ「だからあたしは作ったことも無いポップコーンの味付けを必死に研究して」
リハ´∀`ノゝ「でも、二人で納得した味ができたときは、凄く嬉しくて」
808
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:40:53 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「どういう映画を流したいかも、毎日のように私に、凄く嬉しそうに話してきて」
リハ´∀`ノゝ「春には目の覚める出会いの物語を流して」
リハ´∀`ノゝ「夏にはスクリーンいっぱいの海の前でかき氷を食べて」
リハ´∀`ノゝ「秋には張り裂けそうな恋物語で胸を切なくして」
リハ´∀`ノゝ「冬には下半身が温まるようなエッチな映画を流して」
リハ´∀`ノゝ「そんな風に、楽しそうにずっと話してて」
リハ´∀`ノゝ「…いやバカじゃねぇのか!」
リハ´∀`ノゝ「お前は!両親から継いだ映画館を!ポルノに染めるのか!!!」
リハ´∀`ノゝ「そう言ったらあなたは捨てられた子犬みたいな顔をして」
リハ´∀`ノゝ「それを見たあたしは」
リハ´∀`ノゝ(あぁ…コイツ本気で言ってたんだ…)
リハ´∀`ノゝ「って察してこいつやっぱりバカじゃねぇのって確信して…」
809
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:42:19 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「実際映画館を運営するようになってからも、上映時間は間違えるわ、別のフィルムを流すわ、もう散々で」
リハ´∀`ノゝ「あたしもそのたんびに走り回って…もう大変で…」
リハ´∀`ノゝ「…でも、凄く楽しかったな…」
リハ´∀`ノゝ「もちろん、今も楽しいけど、やっぱり……」
<どうしようもない程!辛い思いをしたの!!
リハ´∀`ノゝ「そうね、どうしようもなく辛くなる時があるの…」
リハ´∀`ノゝ「あなたが、いなくなっちゃってからずっと…」
リハ´∀`ノゝ「……」
「いるよ」
リハ´∀`ノゝ「……え?」
810
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:43:05 ID:lanxDxCs0
「ここに、いるよ」
リハ´∀`ノゝ
リハ´∀`ノゝ「その、声……」
リハ´∀`ノゝ「……」
リハ´∀`ノゝ「……あなた?あなたなの?」
「そうだよ」
リハ´∀`ノゝ「そんな……でも、なんで……だって……」
<どうして!どうしてなんだ!!!
リハ´∀`ノゝ「どうして……」
「結婚記念日だからね、今日は僕たちの」
811
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:43:46 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「で、でも……そんな……だって……」
<そんなの決まってるじゃない!!!!!!
「だって、約束したじゃないか」
リハ´∀`ノゝ「……」
「いつか2人だけの金婚式を、ここでやろうって」
リハ´∀`ノゝ「……覚えててくれたのね」
「忘れるわけないよ」
リハ´∀`ノゝ「……いつか結婚して50年経ったら……2人で思い出の映画を見よう」
「2人が出会うきっかけになった、あの映画を」
リハ´∀`ノゝ「そしてまた出会った時のように」
「もう一度、恋に落ちよう」
812
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:44:34 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「……約束、だったものね」
「あぁ、約束だった」
リハ´∀`ノゝ「……覚えてる?私たちが出会った時のこと」
「覚えてるとも」
リハ´∀`ノゝ「この映画をここで見たとき、お客さんは私たち2人だけで」
「そう…ちょうどこのカーチェイスのシーンだったね」
リハ´∀`ノゝ「あまりの突拍子の無さに、2人とも思わず吹き出しちゃって」
「そして2人は出会ったんだ」
リハ´∀`ノゝ「……そうね……よく覚えてるわ」
813
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:45:32 ID:lanxDxCs0
「それからは毎日が楽しかった」
リハ´∀`ノゝ「私もよ」
「結婚して、子供も産まれて……本当に幸せだった」
<僕は君を愛していた…なのに!
「なのに、僕は事故で死んでしまった」
リハ´∀`ノゝ「私と一生を共にしてくれるって、約束したのにね」
<嘘つき!フレッドなんてもう知らない!
リハ´∀`ノゝ「ほんと、嘘つき」
「ははは、手厳しい」
814
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:46:58 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「……でも、こうやって、また言葉を交わせてよかった」
「僕もだよ」
リハ´∀`ノゝ「……どうして、ずっと会いに来てくれなかったの?」
「色々、事情があってね」
リハ´∀`ノゝ「ふふ、あなたはいつもそうやってはぐらかしてたわね」
「あぁ、でも……」
<一生君だけを見ていたいんだ…
「ずっと君と一緒にいたかったという気持ちは、忘れなかった」
リハ´∀`ノゝ「私も、あなたのことを忘れた日はなかったわ」
「……そろそろ映画が終わってしまうね」
リハ´∀`ノゝ「……そうね」
815
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:49:05 ID:lanxDxCs0
「僕がこの映画を大好きなのは……」
リハ´∀`ノゝ「すべてが終わった後のこのやりとりが、冒頭の出会った時のやりとりと同じところなんだ…でしょ?」
「その通り…って、何度も話したんだっけ」
リハ´∀`ノゝ「そうね…何度も、繰り返すように、この映画のように」
「2人の物語は繰り返していく、ずっと2人は一緒にいられる、そういうところが」
リハ´∀`ノゝ「大好きだったのよね」
「……でも、僕はもうここを離れなくちゃいけない」
816
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:51:03 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「いなくなってしまうの?」
「……いや、最後にどうしても見届けなくちゃいけないものがあってね」
リハ´∀`ノゝ「あら?浮気かしら?」
「そうじゃないさ…ただ」
「僕らをこうやって出会わせてくれた、かわいいキューピッドをね」
リハ´∀`ノゝ「そう……ふふ、妬けちゃうわ」
817
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:51:19 ID:2q2sqf8Y0
泣かせにきやがって……!
涙が止まらないぞ!
818
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:54:11 ID:lanxDxCs0
「安心して……いつか」
「いつか、必ず会いに来る」
リハ´∀`ノゝ「……そうね」
<愛してるよジーナ……
「愛してるよ」
<フレッド……
「私もよ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
819
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:00:11 ID:.wFzZtMU0
o川*-。-)o「むにゃ……んぅ……」
o川*゚ー゚)o「はッ!!!!!!!!!!」
o川*゚ー゚)o「起きた……あれ……」
o川*゚ー゚)o「ここどこ……?……何で映画館に……」
o川*゚ー゚)o「……あっ、そうかあたし昨日ここに来て……」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「……外…明るい……」
o川*゚ー゚)o「……時計……」チラッ
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「く、九時……」
820
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:01:15 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「たしか会場までは車で1時間とちょっと……試験開始は10時……」
o川*゚ー゚)o「事務所に戻るまで20分弱……」
o川*゚ー゚)o「そして準備もろとも……」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「終わった……」
o川*゚ー゚)o「この世の終わりだ……」
821
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:01:59 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「終焉……」
o川*゚ー゚)o「the end……」
「ぁぁぁ……」
o川*゚ー゚)o「ふふ……心の断末魔が聞こえる……」
「ぁぁぁぁああぁあぁぁぁああ…」
o川*゚ー゚)o「あたしの心が死んでいく声が……」
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ」
o川*゚ー゚)o「なんか心なしか大きくなってるような……」
「あああああああああああああああああああ!!!」
o川;゚ー゚)o「って幻聴じゃないじゃん!これ外から聞こえてきてるって!!」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
o川;゚ー゚)o「なんだなんだ」ガチャッ
822
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:02:52 ID:.wFzZtMU0
n .
... ⊆ ⊇
 ̄U ̄
キ ィ _, ========、.==== 、.、
イ ィ イィ _/ // ヽヽ____<姐さああああああああああああああああああん!!!!!!
イ___/_( ;^ν^)//|/二) |ヽヽ__/ノ
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/ - ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ― ´ /;;;;;;ヽ o .| イ ィ ノ ,-‐-、 0.| (´⌒(´⌒(´⌒;;;
( ニ |゚ ゚̄| ニフ //  ̄ヽ| _ | イ / / ,.- .、.、_ ) (´´(´⌒;; イ ィ
・;’.、 .>ヽ 二二二フ エニフ_|;:I ノ |└┴―――― ´ _|::( ◎) |_/ イ ィ⌒(´⌒;;;イイ イ イ イ イ
・;’.、)\)\人 ̄ ̄ゞゝ;;;;ノ ̄ ̄ ̄ゞ_ゝ ー,ノ ̄ゞゝ ̄ノ ̄ ̄ ̄ゞ_ゝ ーノ人/(・;’(´イ イ;;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「へ」
o川;゚Д゚)o「変態がきたあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
823
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:04:35 ID:.wFzZtMU0
(;^ν^)「いた!姐さん!!!早くこの車に乗ってください!!!」ガチャ
o川;゚ー゚)o「何だ姐さんって!何かキャラ変わりすぎでしょ!!!!」
o川;゚ー゚)o「しかも!!服着てるし!!!」
(;^ν^)「そんなのどうでもいいからとりあえず乗ってくだせぇ!!」
o川;゚ー゚)o「何で!!?正直今のあんたへの信頼度マイナス999億万ポイントくらいなんだけど!!」
(;^ν^)「ドクオの兄貴に頼まれたんです!!姐さんを会場まで送ってくれって!!!」
o川*゚ー゚)o「…どっくんが!?」
(;^ν^)「必要なものは全部車に積んであります!!だから早く!!」
o川*゚ー゚)o「……わかった!!!ありがと!!!!」ガチャ
ブロロロロロロロロロロ…………………
――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
824
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:04:44 ID:KrU1jPAg0
変態のニュッくんだ!!!存在忘れてた!!!
825
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:05:26 ID:.wFzZtMU0
ブロロロ………
o川*゚ー゚)o「でもよくあたしがあそこにいるって分かったね」
( ^ν^)「ドクオの兄貴に映画館付近に行ってくれって言われたもんで!」
o川*゚ー゚)o「あれ?あたし事務所出る時ショボンに行き先伝えたっけ……」
( ^ν^)「あ、そうだ!後ろのカバンにスーツと筆記用具、受験票、推薦状、その他諸々必要なものは入れてあるので!」
o川*゚ー゚)o「おぉ……本当だ……」
( ^ν^)「近くのネカフェで降ろしますんでそこで着替えなり化粧なりはやっちゃってくだせぇ!!」
o川*゚ー゚)o「で、でもそんな時間は……」
826
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:06:06 ID:.wFzZtMU0
( ^ν^)「大丈夫でさぁ!!俺は天才的なドライビングテクを持ってるんです!!」
( ^ν^)「人間の腕は2本…生物的な限界がある…しかし!!!」
( ^ν^)「俺には!!腕に加えこの舌がある!!!!つまり!!!」
( ^ν^)「手でハンドルを細かく動かしながら!!!舌でギアを華麗にさばく!!!」
( ^ν^)「通常の運転をはるかに上回るドライビング!!テク!!!」
( ^ν^)「必ず間に合うように送り届けて見せまさぁ!!!」
o川*゚ー゚)o「おぉ……」
o川*゚ー゚)o「ん?……そういやどっくんが言ってたけど、あかなめは今レンタカーやってるんだよね?」
( ^ν^)「はい!!」
827
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:06:44 ID:39CifzlM0
まさかのニュッw
828
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:07:36 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「……一応聞いとくけど、その、舌を使って運転した車をレンタルに出してたりしないよね?」
( ^ν^)「もちろん!これは社用車ですから!!」
o川*゚ー゚)o「よかった……」
( ^ν^)「……こんな俺でも、思うようになったんです」
( ^ν^)「仕事をやるからには、全力でやりたい!!!お客様に出す車は、最高の状態であるようにしたい!」
( ^ν^)「だから、レンタルに出す車には、お客様を不快にする要素は絶対に与えないようにしたいんです!!」
o川*゚ー゚)o「おぉ……!」
o川*゚ー゚)o「なんか、ほんとに変わったね…こう、言葉遣いとかだけじゃなく……」
( ^ν^)「それはやっぱり……鈴木の兄ィと……ドクオの兄貴のおかげです」
829
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:08:15 ID:ve5NfrLY0
最近ぶっきらぼうなニュッ君しか見てなかったからすげー新鮮
830
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:08:23 ID:.wFzZtMU0
( ^ν^)「最初こそきつくてきつくて辛かったけど、でも」
( ^ν^)「今は凄く充実してるんです……!こんな自分が、誰かの為に、誰かの笑顔の為に働くことができてるんだって…!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ…!」
( ^ν^)「それに、給料でブラジャーやパンツを通販で山ほど買うこともできますし!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ……」
( ^ν^)「とはいっても限度ってものを知りましたからね!自分の欲望はある程度コントロールできるようになりました!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ…!」
( ^ν^)「まぁパンツ買っても月200枚が限度ってとこですよ!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ……」
831
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:09:43 ID:.wFzZtMU0
( ^ν^)「…そんな風に自分が変われたのは、さっきも言ったようにドクオの兄貴との出会いがあったからなんです」
( ^ν^)「そして姐さんも、その仕事を手伝いたいって、そう思ってるんですよね」
o川*゚ー゚)o「…うん!」
( ^ν^)「だったら!!俺は全力で力になりますよ!!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ…!」
( ^ν^)「だから試験に合格して、俺みたいなのを、たくさん助けてあげてください!!!!」
o川*゚ー゚)o「…任せて!」
( ^ν^)「じゃあしっかり間に合わせるために……ちょいとトばしますよ!!!」
o川*゚ー゚)o「おっけー!!!!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………
――――――――――――――――――――――――――………………………
832
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:10:09 ID:uwgs4KQs0
あかなめwww
833
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:10:32 ID:.wFzZtMU0
会場!!!
( `,_´)「そろそろ10時か……まだ一人来てないみたいだけど、そろそろ問題を配って……」
「まってぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええ」
( `,_´)「…ん?」
o川;゚ー゚)o「ぬおおおお!!セーフ!!!」ガチャリコ!!
( `,_´)
o川;゚ー゚)o「……あ」
シ――ン……
o川;゚ー゚)o(う…受験者の視線が痛い……)
( `,_´)「……席に着きなさい」
o川;゚ー゚)o「あ、はい」
834
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:11:28 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o(まぁなんにせよ間に合ってよかった…!)
o川*゚ー゚)o(結構人いるな……30人くらい……?)
o川;゚ー゚)o(うぅ、緊張する……)
( `,_´)「試験は120分で……問題用紙に不備が……落し物をしたら……」
o川*゚ー゚)o(大丈夫、大丈夫だよ!正直もう今日イチの山場は超えた感あるし!!サンキューあかなめ!!)
( `,_´)「こちらの時計で……ちょうどから……」
o川*゚ー゚)o(後はもう全力で!!!落ちてくだけ!!!)
o川*゚ー゚)o(ん……?落ちてくのはアカンのでは……?)
( `,_´)「では……はじめ!!」
ザザッ!!
カリカリカリ…
カタカタッ!
o川*゚ー゚)o(ええい!!!ままよ!!!!!)ザッ!!
――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………
835
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:12:08 ID:.wFzZtMU0
('A`)「おーす」
( ^ω^)「お!ドクオかお」
('A`)「あれ?この時間なのに今日はお前の父ちゃんがレジやってないのか」
( ^ω^)「父ちゃん昨日転んでちょっと怪我しちゃって……」
('A`)「あー……」
( ^ω^)「まぁ大事じゃないみたいだし2日もすれば大丈夫みたいだお」
('A`)「そりゃ何よりだ」
( ^ω^)「ドクオは父ちゃんに用でもあったのかお?」
('A`)「いや、どうせお前を呼んでもらうつもりだったしむしろ手間が省けたよ」
836
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:13:00 ID:.wFzZtMU0
( ^ω^)「あー、件の」
('A`)「…今朝は早くからすまんかったな」
( ^ω^)「まぁ普段からあの時間には僕も起きてるから気にするなお」
('A`)「おう」
( ^ω^)「それにしても何があったんだお?突然『前に俺の家にあった小さい方の反応が今どこにあるか探してくれ!』だなんて」
('A`)「まぁ色々あってな……」
( ^ω^)「かなり反応が小さくなってたから探すの結構苦労したお……」
('A`)「しかしこっちで色々手を加えて都市伝説としてのほぼ名残りは消したはずなんだがな、やっぱりお前の能力はすごいよ」
( ^ω^)「でへへ」
('A`)「まぁ実際そのおかげで助かったわけだしな」
837
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:13:52 ID:39CifzlM0
良くも悪くもメリハリがついたなあかなめwww
838
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:13:55 ID:.wFzZtMU0
( ^ω^)「で、なんでそれを追ってたんだお?」
('A`)「いやぁ、この前お前に推薦状もらった時、元口裂け女に使わせてもらうって言ったじゃん?」
( ^ω^)「あー、そうだったおね」
('A`)「そいつがウチに居候して勉強してたんだけど、受験前日の昨日の夜に急にウチを飛び出してさ……」
( ^ω^)「お、おぉ……」
('A`)「まぁてんやわんやでお前の力を貸してもらったってわけだ」
( ^ω^)「なるほど…で、ちゃんと受験には間に合ったのかお?」
('A`)「おう、車で送った奴が連絡くれたよ。結構ギリギリだったみたいだけど」
( ^ω^)「それはよかったお」
('A`)「あぁ…今回は本当に助かったよ。この借りはちゃんと返すから、なんか困ったことでもあったら相談してくれよ」
839
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:14:42 ID:.wFzZtMU0
( ^ω^)「お!多少は頼りにしてるお!」
('A`)「ん!……あ、から揚げ弁当1つ頼むわ」
( ^ω^)「お!5分くらいで出せるからちょっと待っててお」ガサ…
('A`)「おっけ」
ジュワァ〜
('A`)「ふぅ…っと、もうこんな時間か」
('A`)「筆記試験が正午までだから…そろそろ休憩か」
('A`)「……頑張れよ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………
840
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:15:39 ID:.wFzZtMU0
o川;゚ー゚)o(もう時間がない!最後の見直し!!)
o川;゚ー゚)o(あっ、この文字ちょっと潰れて読みにくい!!書き直さないと……)
ジリリリリリリ
o川;゚ー゚)o(あ)
( `,_´)「ペンを机に置いてください」
o川* Д )o「んあぁああぁぁぁぁ……」
( `,_´)「解答用紙は通路側に……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――………………………
841
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:17:00 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o(あぁ……もう不安しかない……)
o川*゚ー゚)o(……でも、ベストは尽くせた!うん!ショボンの予想も的中してたし……ショボンのくせにやるもんだね……)
o川*゚ー゚)o(あとは……一時からの面接!!)
o川*゚ー゚)o(面接はあんまり練習できなかったけど、もう腹くくるしかないよね……)
o川*゚ー゚)o(あ、お腹といえば……)ゴソゴソ
o川*゚ー゚)o(よし!ちゃんと貼れてる!対探知部プロテクト!ショボン特性『都市伝説の反応を消すシール!』)
842
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:17:48 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o(しゅじゅちゅ…手術後も微妙に残ってるあたしの口裂け女としての反応を、これでシャットダウン!!)
o川*゚ー゚)o(車の中にいたときに貼ったけどはがれたりしてないみたいだし……)
o川*゚ー゚)o(よしよし!!!安心して面接に臨めますな!!!!)
o川*゚ー゚)o(ようしあと一息……頑張るぞ!!!!)
o川*゚ー゚)o(……お!コンビニのサンドウィッチまで用意してくれてたんだ!!やるぅー!)
――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
843
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:18:33 ID:.wFzZtMU0
('A`)「ただいまー」
(´・ω・`)「おかえり」
('A`)「ほい昼飯」ガサッ
(´・ω・`)「おーありがと」
(´・ω・`)「あれ、1つしかないよ」
('A`)「あー、俺はまたこれから出かけるから」
::(´;ω;`)::「プ…ドクオお前…また…ププッ…2人の…愛の…プププププッツ……」プルプル
(;'A`)「あぁもうそうだよ!!」
(´;ω;`)「ブヒィイイイ!!!ブワハハハハハハ!!!!ッヒィーッ!!!ヒィーッ!!!ン゛ッ゛!!!!」
(;'A`)「あぁもううるせぇな……しかし今回はお前にも迷惑かけたしな……」
844
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:19:14 ID:.wFzZtMU0
(´;ω;`)「ンフッ…ヴォェッ…迷惑?なんかあったっけ……ププッ……」
('A`)「ほら、面接のときの探知部対策、最初対三重プロテクトって言ってたけど、急遽四重に変更してもらったろ?」
(´;ω;`)「ププ…ン…四重……?」
('A`)「まぁ今回はお疲れさん」
(´;ω;`)「ン……ン……?」
('A`)「じゃあ俺は出かけてくるから、ちゃんと当番の仕事やっといてくれよ」
ガチャ
(´;ω;`)「ン……?」
(´・ω・`)「……ん?」
845
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:20:03 ID:KrU1jPAg0
またショボンか……
846
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:20:21 ID:.wFzZtMU0
3日前!!!
('A`)『ショボン、試験のプロテクトのことだけど』
(´・ω・`)『あぁ、それならちゃんとやってるから大丈夫だよ』
('A`)『……今回は面接の話の時みたいにならないよう、ちゃんと聞いてほしいんだが』
(´・ω・`)『わかったわかった、で、どうした?』
('A`)『対探知部プロテクトは三重で、って話だったじゃん』
(´・ω・`)『あぁ、そうだったね』
('A`)『ただ今回から面接時により精密な探知部の検査があるみたいで、それが今までのより厳しくなってるみたいなんだわ』
(´・ω・`)『あー』
847
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:21:08 ID:.wFzZtMU0
('A`)『とはいってもさすがに高岡さんクラスは来ないから、せめて四重くらいにしておいて欲しくて』
(´・ω・`)『了解』
('A`)『……ほんとに了解してる?』
(´・ω・`)『大丈夫だよ。今回の話はヘマったらもしかすると僕にまで危害が及ぶかもしれない話だからね』
('A`)『まぁバレたら俺らもろとも終わりだろうからな』
(´・ω・`)『だからドクオは安心してていいよ』
('A`)『なんか妙に説得力あるな…まぁ取りあえず任せたから』
(´・ω・`)『ん』
――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
848
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:22:01 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)「おかしい……回想だとちゃんと了解している……」
(´・ω・`)「なのになぜ僕は忘れていた……」
(´・ω・`)「ハッ!」
(´・ω・`)「そうか……この直後……」
849
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:22:23 ID:39CifzlM0
あちゃー……
850
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:22:45 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)『よーしプロテクトいじるか……』
(´・ω・`)『っとその前に、頑張る自分へのご褒美にガチャをまわそう』
(´・ω・`)『それ』ポチ
(´・ω・`)『……ん?』
(´゜ω゜`)『おおおお!!??!トップレアきたああああああああ!!!!えっ!!!まじかよ!!!!!!!』
(´゜ω゜`)『え!?マジ!!?!?え!!?!』
(´゜ω゜`)『っぉおおおぉ……』
(´゜ω゜`)『やべぇ……めっちゃ興奮してる……』
(´・ω・`)『…よし、取りあえず早速運用してみよう……』
(´・ω・`)『プロテクトは…明日でいっか……』
(´^ω^`)『……ようぅし、遊び倒すぞぉー!!!おー!!!ヒュー!!!!!』
――――――――――――――――――――――――――――…………………………
851
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:23:26 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)「…そっかー」
(´・ω・`)「そのまま忘れちゃってたかー」
(´・ω・`)「あー……」
(´・ω・`)「んー……」
(´・ω・`)「……」
(´・ω・`)「いや、よく考えろ」
(´・ω・`)「僕に悪い点あったか?」
852
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:24:18 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)「どう考えてもガチャが悪くない??」
(#´・ω・`)「いや絶対そうだよ!!!ガチャが悪いって!!!!」
(#´・ω・`)「あんなタイミングでトップレアを……わざとかな!?!わざとでしょ!!?!?!」
(#´・ω・`)「くっそ……絶対ガチャ許せん……!」
(´・ω・`)「ドクオもきっとそう思ってくれるだろう」
(#´・ω・`)「もうガチャ絶対許さんからな……覚えてろよ……!!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
853
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:26:39 ID:.wFzZtMU0
( `,_´)「えー、1時になりました。ただいまより番号順に面接をしていきます」
o川*゚ー゚)o(きた…!)
( `,_´)「えー、本年度より面接を採用した理由としましては、合格者の中に人格的な問題が酷すぎる人間が多々いたことが問題となり…」
( `,_´)「上司のサケフレークを勝手に食べる者や、女性に会うだけで悲鳴をあげてのうたちまわる者…」
o川*゚ー゚)o(後半の人絶対どっくんだ……)
( `,_´)「これからはそういうことがないよう、しっかり見極めていきますので、どうぞよろしく」
o川;゚ー゚)o(……)
854
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:27:23 ID:.wFzZtMU0
( `,_´)「それでは1番の方から……」
o川;゚ー゚)o(あたしは……3番か……結構早いな……)
o川;゚ー゚)o(でも大丈夫!!シールもちゃんと貼れてる!恐れるものはない!!)
o川;゚ー゚)o(ファイト!ファイトだ!)
「それでは2番の方…」
――――――――――――――――――――――――――………………………
855
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:28:11 ID:.wFzZtMU0
o川;゚ー゚)o(うぅ、そろそろだ……)
「それでは3番の方」
o川;゚ー゚)o「!はい!」
「こちらへどうぞ」
o川;゚ー゚)o「はい」テクテク
「では奥の部屋で」
o川;゚ー゚)o(大丈夫、きっとできる!!)
o川;゚ー゚)o(まずノックの回数は、3回!3といえば口裂け女の大好物!)
o川;゚ー゚)o(そう!絶対できる!!落ち着け…落ち着け…)
o川;゚ー゚)o∂コンコンコン
<どうぞ
o川*゚ー゚)o「……失礼します!」キィ……
856
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:30:00 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o(あれ……面接官がいない……?)
o川*゚ー゚)o(部屋の真ん中に椅子が1つあるだけ……)
o川*゚ー゚)o(……まぁそりゃ普通の面接とは違うよね)
o川*゚ー゚)o(なんたってこれは…閻魔省の面接なんだもん!!ビビったら負けだぞ!!あたし!!!)
o川*゚ー゚)o(とりあえず椅子の隣に立って……)
<では、名前と受験番号をお願いします
o川;゚ー゚)o「…はい!受験番号3003番!素直弓十です!!」
<わかりました……どうぞ、座ってください
o川;゚ー゚)o「失礼します!!」ガタッ
<はい、では、さっそく質問を始めていきますね……
―――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
857
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:30:56 ID:.wFzZtMU0
( '〜`)ポリポリ
つ゜Щ
(,,゚Д゚)「どもっす」
( 'A`)「悪いな、日曜に呼びだして」
つ゜Щ
(,,゚Д゚)「いえ、俺もこれから出かける予定だったんで」
('A`)「そっか…ほい」
(,,゚Д゚)「お、あの資料すっか…どうでした?」
('A`)「やっぱり気になる点がいくつかあってな……近いうちにお前の手を借りることになりそうだ」
(,,゚Д゚)「言っときますけど俺はもう空を飛びませんからね……」
('A`)「うん……ほんとごめんね……ほんと……ほんとね……」
858
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:32:19 ID:ULo4QvZU0
これバレたら洒落にならねえな
859
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:32:37 ID:.wFzZtMU0
(,,゚Д゚)「そういや今日があの口裂け女の子の試験の日なんですよね」
('A`)「おう。車出してくれる約束までしてたのになんか悪いな」
(,,゚Д゚)「いや俺としては時間ができて嬉しいですしし気にはしてないですよ」
(,,゚Д゚)「で、どうっすか?いけそうっすか?」
('A`)「どうだろ……半々…いや…五公五民ってとこかな」
(,,゚Д゚)「意味は分かんないっすけど言いたいことはわかりますがそれって微妙なんじゃ……」
('A`)「まぁ、今日の頑張り次第ってとこだろ……」
860
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:33:19 ID:.wFzZtMU0
(,,゚Д゚)「まぁ、俺としても自分がかかわった案件だし、応援してますからね」
('A`)「おう、結果でたらお前にも知らせるよ」
<ギャギャギャギャギャ!!!
<甘いわフレッド!コーナリングが甘い!!!!
(,,゚Д゚)「……カーチェイス……ほんとに始まりましたね……」
('A`)「ほんと意味わからんよな……この映画……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
861
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:34:24 ID:.wFzZtMU0
<それでは最後の質問です
o川*゚ー゚)o「はい!」
o川*゚ー゚)o(よし、今のとこ特に大きな失敗はない!!)
<……とその前に面接官、私からよろしいですか?
o川*゚ー゚)o(…ん?)
<探知部の……ええ、どうぞ
o川;゚ー゚)o(た、探知部!!!?!?)
o川;゚ー゚)o(なんで?え!?だって……)
<はい、単刀直入に申します……
<素直さんから……『そちら側』の反応を感知しました
o川;゚ー゚)o「!!?」
862
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:35:56 ID:.wFzZtMU0
o川;゚ー゚)o(そんな!!だってシールもちゃんと…!!)
<……素直さん
o川;゚ー゚)o「ち、違います!私は!!!」
<異議を唱えることは許可されていません
o川;゚ー゚)o「…そ、んな……」
<今すぐその場に伏し、両手を頭の後ろ組んで
o川;゚ー゚)o
( ∵)
<待機……を
( ∵)ゴエェ
o川;゚ー゚)o「!?」
<!?
863
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:37:45 ID:.wFzZtMU0
( ∵)ゴエェ
<……霊!?
o川;゚ー゚)o(な、何で…!?!?)
<じゃ、じゃあこの反応は……
<……モナモナモナ、素直さんはどうやら『憑かれて』いたようですモナ
( ∵)ゴエェ
<しょ、所長……!
<おそらくその反応も、その霊によるものじゃないかモナ?
<た、確かに反応を見る限り、その子と霊は結びついている……
<モナモナ、それにその霊……悪いものではないようだし……特に問題はないんじゃないかモナ?
<悪性反応は!?
<出てません……それに反応を見るに、おそらくもう消失寸前の霊かと……
o川;゚ー゚)o「…!」
864
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:39:02 ID:.wFzZtMU0
<モナ、このくらいの反応なら、すぐになくなるモナね
<……というわけで
<このまま試験を続けてもいいモナ?
<しかし局長…!どんな小さな反応であっても、規則では…!
<形式ばっかりを気にして今まで散々失敗してきた結果、今回のように面接を導入することにしたんだモナ
<せっかくだし、僕はこれを機に現場を変えていきたいモナ
<…どうモナ?
<そう……ですね……
865
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:40:20 ID:.wFzZtMU0
<……わかりました。ではこのまま試験を続行します
o川*゚ー゚)o「!!はい!!!」
( ∵)ゴエ
o川*゚ー゚)o(……ありがとね!)
( ∵)ゴエェ
<……では素直さん、改めて……最後の質問です
o川*゚ー゚)o「はい!」
<あなたはなぜ、就職案内所の職員になりたいと考えたのですか
o川*゚ー゚)o「はい!それは―――――――――――――」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
866
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:41:13 ID:.wFzZtMU0
o川*´ー`)o「ふぃいいいいいいい!!!おわったああああああああ!!!!」
o川*´ー`)o「この解放感…やばい…うおおおぉ…」
o川*゚ー゚)o「まぁ不安もいろいろあるけど…気にしたってしょうがないもんね!!」
o川*゚ー゚)o「……でもあの時、もしあの子が出てきてくれなかったら……」
o川*゚ー゚)o「……ほんとに、ありがとね」
o川*゚ー゚)o「……よし!切り替え切り替え!前向いてなくちゃ!!」
o川*゚ー゚)o「……えーと、確かこの辺で……」
( ^ν^)ノシ「姐さああああああああああん!!!!」
o川*゚ー゚)oノシ「お!いたいた」
867
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:41:53 ID:.wFzZtMU0
( ^ν^)「迎えに参りやした!」
o川*^ー^)o「ウス!!ありがと!!」
ガチャ バン
ブロロロロ……
( ∵)
( ∵)
( ∵....;:.
( ;::: .:.;:
::;::: .:.;:;:
――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
868
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:43:24 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「あ、この辺で降ろしてもいいよ!」
( ^ν^)「まだちょっとありますぜ?」
o川*゚ー゚)o「なんかちょっと歩きたい気分だから」
( ^ν^)「わかりやした!」ヴゥン…キッ…
o川*゚ー゚)o「ブレーキ上手いね……」
( ^ν^)「へへ!当然でさぁ!」
o川*゚ー゚)o(欲望のブレーキもこのくらい上手ければ……)
( ^ν^)「では!お疲れ様でした!!」
o川*゚ー゚)o「うん!今日はありがとね!」バタン
869
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:44:40 ID:.wFzZtMU0
ブロロロロロ……
o川*゚ー゚)o「さて、歩きますか」
('A`)「……あれ、キュートか?」
o川*゚ー゚)o「ん…あれ!どっくん!ヒュー!偶然!」
('A`)「ちょうど帰ってきたところか?」
o川*゚ー゚)o「うん!あかなめの車に乗せてもらったの!」
('A`)「そうだなぁ…今度あいつにもちゃんと礼に行かないとな」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「……どっくんは凄いね」
(*'A`)「え、ちょ、な、なんだよ急に…もう…なんなの!」
870
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:46:30 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「だって、あのあかなめが……あのあかなめだよ!?」
o川*゚ー゚)o「あんなパンツ被るわ全裸で走るわ仕事したくないって騒いでたあのスカポンタンのあかなめが」
o川*゚ー゚)o「あんな風になるなんて」
('A`)「ボロクソ言うな…」
o川*゚ー゚)o「あかなめも言ってたもん、どっくんのおかげなんだって」
(;'A`)「まぁどっちかって言うとあいつの場合雇ってる奴…鈴木の影響がでかいんだけどな」
o川*゚ー゚)o「でも、言ってたよ。どっくんとの出会いがあったからだって」
('A`)「でも頑張ったのはあいつだからな。俺はそのための機会を提供しただけだ」
o川*゚ー゚)o「……そっか」
871
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:47:17 ID:.wFzZtMU0
('A`)「キュートもそうだろ?俺はほんとに何にもしてないし、頑張ったのはキュート自身なんだし」
o川*゚ー゚)o「でも、やっぱりどっくん達がいなかったら、どうしようもなかったよ」
('A`)「まぁなんでもいいや。キュートも就職案内所で働くようになればわかるさ」
o川*゚ー゚)o「まぁ正直なれるかどうかはあやしいけど……」
('A`)「まぁその時はその時だ。また考えればいい」
o川*゚ー゚)o「……うん」
('A`)「ほら、着いたぞ」ガチャ
(#´゜ω゜`)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!死ね!!!死ね!!!!ガチャ死ね!!!!!」
(#´゜ω゜`)「ガチャ皆殺しじゃコラ!!!!ギャッ!!!ギャッ!!!!!!
o川;゚ー゚)o「うおぉ!?」
872
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:48:02 ID:.wFzZtMU0
(#´゜ω゜`)「キル!!!!!キル!!!!!キル!!!!ガチャ!!!!!!マンマミーア!!!!!
(;'A`)「どうしたどうした」
(´・ω・`)「おや、ドクオ、いいところに」
(;'A`)「いやどうしたんだよお前……」
(´・ω・`)「いやさ、僕は全く悪くないんだ。1ミリも、ほんとに全然僕のせいじゃないんだ」
(´・ω・`)「全部ガチャが悪いんだ。僕じゃなくてガチャが」
(;'A`)「だから何の話してるんだよ……」
(´・ω・`)「いやぁ実はキュートのプロテクト四重にするの忘れてて」
(;'A`)「いやいや!!!おいウソだろ!!!!!」
873
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:48:49 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)「いやでもね、僕が悪いんじゃないの、悪いのはガチャなの」
(´・ω・`)「マジ許せん…ガチャ殺すしかない…」
(´・ω・`)「ね?ドクオもそう思うでしょ」
('A`)「おい」
(´・ω・`)「はい」
('A`)
(´・ω・`)
('A`)
(´・ω・`)「正直マジでやばいと思ってる」
874
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:49:48 ID:.wFzZtMU0
(;'A`)「キュート!!今日の面接の時なんか変なこと言われなかったか!!?」
(´・ω・`)「死ぬかもわからん」
o川*゚ー゚)o「変なこと?…あ」
o川*゚ー゚)o「なんか、探知部の人があたしから『そちら側』の反応があるって言われて」
(;´゜ω゜`)「ほぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!」
(;゜A゜)「ぶぎゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
(;´゜ω゜`)「やべぇよ…やべぇよ…死んだって…やべぇって…おい…おい…」
(;゜A゜)「ピギャ…ピ…ピギャ…ア…ァア…」
o川*゚ー゚)o「でもね、あの子が助けてくれたの」
(;゜A゜)「プギャ……ん?あの子……?」
875
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:50:41 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「うん、どっくんは知らないだろうけど……」
o川*゚ー゚)o「あたしね、昨日の夜ここにいた地縛霊を連れて映画館まで行ってきたんだ」
o川*゚ー゚)o「その子が、きっと行きたがってたから……」
o川*゚ー゚)o「でも、だめだった、あたしは何もしてあげられなかった」
o川*゚ー゚)o「でもね、その子はあたしを助けてくれたの」
o川*゚ー゚)o「探知部の人にバレたとき、あたしの反応を上書きするように憑りついてくれて」
o川*゚ー゚)o「それでね、なんかモナモナ言ってる人がこれは霊の反応だからセーフ!(意訳)って言ってくれたの」
(;'A`)「しょ、所長か……助かった……」
876
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:51:23 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「…昨日、ほんとに消えかけだったんだ、だから」
o川*゚ー゚)o「最期の力を、振り絞ってくれたんだと思う」
('A`)「そんなことが……」
o川*゚ー゚)o「……あたしはあの子に、何にもしてあげられなかったのに」
(´・ω・`)「……前にも話したよね。霊の性質について」
o川*゚ー゚)o「……え?」
(´・ω・`)「幽霊になってから、それまで関わったことのないはずの人間に憑りつくって話」
o川*゚ー゚)o「あの家族が殺されて、ってやつ?」
(´・ω・`)「そう。その時言ったはずだ」
(´・ω・`)「憑りついたりとかそういうのは特別な思念があってからこそ起こるもんだって」
o川*゚ー゚)o「……」
(´・ω・`)「きっとあいつも、君になんらかの強い感情を抱いてたんだと思うよ。僕はそれが……君への感謝だったんだと思うけどね」
o川*゚ー゚)o「……でも」
877
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:54:07 ID:.wFzZtMU0
('A`)「……そういや、今日も映画館に行ってきたんだがな、おばちゃんから妙な話を聞いたよ」
o川*゚ー゚)o「え…?」
('A`)「昨日の夜、何年も前に死んだはずの夫と一緒に、思い出の映画を見ることができたんだってさ」
o川*゚ー゚)o「それって……」
('A`)「で、朝フロントに行ったらソファーで眠りこけてる女の子がいたんだってよ」
o川*゚ー゚)o「……」
( 'A`)「ほら、これ」スッ
つ□
o川*゚ー゚)o「?手紙……?」
('A`)「俺がそいつの知り合いだって言ったら、渡してくれって」
o川*゚ー゚)o「……」
('A`)「読んじゃえよ」
o川*゚ー゚)o「……うん」ピリピリ
878
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:56:14 ID:.wFzZtMU0
こんにちは、そしてお久しぶりです
昨日は、本当にありがとうございました
貴女が、あの人を連れてきてくれたのでしょう?
あの人が、そう言っていたから
何年も前に、あの人が事故で亡くなってしまった時、私は心から辛い思いをしました
そしてよりにもよってその場所が、よく事故が起こる場所だったから
私はその場所に巣食うおぞましい何かに、あの人が連れて行かれてしまったんだと、そう思っていました
だから、そんな場所があるこの街が憎いと、恨んでやるとさえ、思っていました
……でもね、できなかったの
あの人が愛した街だもの
私はそれから、ずっとこの映画館をあの人の形見として大切にしてきました
そうすれば、いつかあの人がふらっと帰ってくるような気がして
でもそんなことは起こりようもなく、数十年間、ずるずると
だから諦めていたの
何もかも
879
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:57:31 ID:.wFzZtMU0
でも!そうじゃなかったの
あの人は逢いに来てくれた!
あの人は覚えていてくれた!
私たちの約束を、私たちの思い出を
そして、そう、貴女なのよね?あの人を、うちまで送ってくれたのは
あの人は言っていたわ、貴女を見届けたいと
私にはその意味が解らなかったけど、きっと大切なことなんでしょう?
だから私も、心から祈っています
貴女に、最高の祝福があらんことを
私たちの、キューピッドへ
追伸 ぜひまたうちにアクション映画を見に来てくださいね
とびきりおいしいポップコーンをサービスしちゃうから!
880
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:58:13 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「……」
('A`)「中身は読んじゃいないが大体察しはついたよ」
('A`)「……よくやったんじゃないか」
o川*゚ー゚)o「……そう、かな」
(´・ω・`)「少なくとも、君にしかできない事だったんじゃないかな」
o川*゚ー゚)o「……うん」
('A`)「……よし!!じゃあ今日は受験終了祝いってことでパーッとやるぞパーッと!!!!」
(´・ω・`)「お、いいじゃんいいじゃん!!!太っ腹ァ!!」
('A`)「完全に俺のおごり前提だなお前……」
881
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:59:22 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「えーでも言い出しっぺのどっくんがおごってくれるんでしょ!!」
('A`)「またそういう……」
o川*゚ー゚)o「あたし、ピザが食べたい!!!」
(;'A`)「またかよ!!2日前もだったろ!!」
(´・ω・`)「いいじゃん、ドクオもちゃんと太れるような食事しないと、じきに骨と皮だけになっちゃうよ」
(;'A`)「余計なお世話だ!!」
o川*゚ー゚)o「よーしじゃあもう勝手に頼んじゃうもんねー!!!」
(;'A`)「あっこら!!」
o川*^ー^)o「ふふーん!!!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………
882
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:01:34 ID:.wFzZtMU0
2日後!!!
o川;゚ー゚)o「発表やっぱり早すぎるよね……2日て……」
('A`)「まぁ人数が人数だしな…」
o川;゚ー゚)o「うぅ……やっぱり緊張してきた!!」
('A`)「ほら、もうそろそろだぞ」
o川;゚ー゚)o「しかしインターネットで発表とはやけにオープンだよね……」
('A`)「まぁセキュリティはちゃんとしてるから問題ないよ」
(´・ω・`)「あ、番号出た!!」
o川;゚ー゚)o「う、うわ」
('A`)「えっと、キュートは3003番で……」
883
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:03:59 ID:.wFzZtMU0
合格者番号
3003
3016
計2名
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「う」
o川*゚ー゚)o「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「よっしゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
o川*゚ー゚)o「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「ひゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
o川*^ー^)o「やった!!!やったよどっくん!!!!」ギュッ
(゜A゜)「グエッ」
884
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:04:58 ID:pkkET.Ac0
2名か…
885
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:05:23 ID:.wFzZtMU0
o川*^ー^)o「やったやった!!」グググ…
(´゜ω゜`)「ひひひひひひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!」
(゜A゜)「キュート…なぜ俺の首を……グエ…ェ…」グググ…
o川*゚ー゚)o「はっ!ごめんなんかつい……」パッ
(;'A`)「ゲホッ、オエェ…しかし、今回は合格者2人出たのか」
(´・ω・`)「となるともしかするとここには3016番の人の方が来るかも……」
o川;゚ー゚)o「う゛」
プルルルルル
('A`)「あ」
(´・ω・`)「……人事部からかな……」
o川;゚ー゚)o「うぅ……」
('A`)「もしもし……」ガチャ
886
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:10:28 ID:.wFzZtMU0
('A`)「はい、はい……」
o川;゚ー゚)o
('A`)「はい、あーはい」
(;´・ω・`)
('A`)「はい、わかりました、はい、それでは」ガチャッ
o川;゚ー゚)o「どっくん!!!」
(;´・ω・`)「ドクオ!!!!!」
('A`)
('A`)b
o川*゚ー゚)o「うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「ッシャ!!!!ッシャ!!!!!ッシャ!!!!ッシャあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
887
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:11:22 ID:.wFzZtMU0
('A`)「ん゛っ、ん゛っ、コホン」
('A`)「えー、というわけで」
('A`)「素直弓十さん」
o川*゚ー゚)o「はい!!!!」
('A`)「本日より、よろしくお願いします!」
o川*゚ー゚)o「はい!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「うほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「ッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
888
:
<^ω^;削除>
:<^ω^;削除>
<^ω^;削除>
889
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:13:48 ID:.wFzZtMU0
「本当に彼の方に素直さんをやってよかったのですか?彼は確か女性が……」
「モナモナ、これを機に克服してもらいたいモナね」
「ですが今回は長岡の方も秘書申請をしていますし、そちらに……」
「似てたんだモナ」
「は?」
「彼女の瞳と、どっくんの瞳が」
「それはどういう……」
「だからきっと彼らは、うまくやっていけるモナ」
「はぁ、またそうやって勝手に…」
「モナモナモナ……」
「はぁ……」
――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
890
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:14:07 ID:39CifzlM0
二人目は誰じゃろな
891
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:15:06 ID:.wFzZtMU0
リハ´∀`ノゝ「とてもいい天気ね……」
リハ´∀`ノゝ「きっとどこかで、何かとても幸せなことが起きてるような。そんないい天気」
リハ´∀`ノゝ「……」
リハ´∀`ノゝ「私も幸せに生きなきゃね」
リハ´∀`ノゝ「もうちょっとだけこの映画館、続けてみようかしら」
リハ´∀`ノゝ「……あの人がきっと、逢いに来るから」
ゴエェ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………
892
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:16:43 ID:.wFzZtMU0
死!!!!!!!!!!!!!!
誰しもが味わう平等な未来!!!!!公平!!!!!!人生の終着点!!!!!!!!!!!
しかし!!!!!!それは!時にあまりに耐えがたく!!!!!受け入れがたく!!!!!!!!理解しがたい!!!!!!!
怨念がおんねん!!!!そう!!!!それがまさしくそうなのだ!!!!!!
しかしそこは!!!生けるものにとってアンタッチャブルな領域!!!!!!!
想いを巡らせ!!!!!巡り巡らせ!!!!!!!されど届かず!!!!!!!!
しかし!!!
時には!!!!
届き想いの花が咲く!!!!!!
恋!!!!!それはまさしく恋そのもの!!!!!!!!
だから何だというのか!!!!!何でもないのだ!!!!!!!!!!!!
893
:
<^ω^;削除>
:<^ω^;削除>
<^ω^;削除>
894
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:17:32 ID:.wFzZtMU0
・第4話〜地縛霊( ∵)〜
おわり
895
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:18:05 ID:y3L./f420
相変わらずこの突然のテンション好き
896
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:18:52 ID:KrU1jPAg0
おつ、本当面白かった
待った甲斐があったよ
次はいつだろう(チラッ
897
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:19:11 ID:6XfYDxrU0
乙乙
898
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:19:46 ID:.wFzZtMU0
遅くまでお付き合いいただき!!!ありがとうございました!!!!
度重なる延期!!!申し訳ない!!!
しかし!!!必ず!!!
次の投下も!!!頑張ります!!!!!
ではまた!!!!近いうちに!!!!
アディオス!!!!!!!!!!!!!!!
899
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:20:21 ID:pkkET.Ac0
久しぶりにこのノリが見れて最高だった
次も気長に待つおつ
900
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:22:31 ID:39CifzlM0
くっそwww
良い話で良いオチついたのに、突然の怨念がおんねんで吹いたwww
キュートが地縛霊助けなかったら面接もうまくいかなかったわけだし良いことして良かったな!
ショボンは許しちゃいけない
おつ!
901
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:23:13 ID:LGrP91Oo0
乙
久しぶりなんで完全には覚えてなかったがやっぱり面白いものは面白かった
とりあえず全部読み返して次の話も待ってるよ
902
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:24:16 ID:Zpdtlmq20
乙いい話だった
903
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:49:22 ID:q8Uw4yIY0
http://urx.red/rNMm
904
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:55:25 ID:kqLWOkkA0
乙
ショボンは一回痛い目を見ておくべきだと思うの
905
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 02:36:41 ID:50brlKIM0
乙
やっぱおもしろいわ
906
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 02:40:13 ID:IHH5fNHE0
乙
面白かったよ
907
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 06:31:07 ID:vkgjQ1S20
今までの話で断トツに楽しかったよ。乙。
908
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 06:36:15 ID:7k96O1GY0
ガチャ許すまじ
慈悲はない
909
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 10:04:08 ID:q8Uw4yIY0
http://urx.red/rNLl
910
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 11:41:51 ID:PJWcZgzw0
乙 最高だ
911
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 14:42:46 ID:kgo09DtI0
キュートのこれからが楽しみだ
912
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 19:25:54 ID:AqiuXgfYO
乙
あかなめもキューちゃんも良かったなあ
913
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 19:47:27 ID:VQvyIkc20
読み終わった、乙
関係ないけど
>>892
の地の文をジョジョのナレーション役の大川透で再生したらめっちゃしっくりきてワロタ
914
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 20:14:19 ID:KrU1jPAg0
「!!!!」→「……!」
こう変換するとカイジっぽくなる
915
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 20:25:57 ID:kgo09DtI0
俺はいっつも有吉マツコ・デラックスの三大◯◯のナレーションで再生してる
916
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 20:26:44 ID:kgo09DtI0
>>914
カイジは二点リーダだろうが‥‥っ!
917
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 00:14:09 ID:.LCIeGlc0
乙
マイペースで頑張って下さいな
本当に楽しみにしてます
918
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 00:45:12 ID:BADqmNZk0
死‥‥!
誰しもが味わう平等な未来‥‥‥‥公平‥‥‥‥人生の終着点‥‥‥‥っ!
しかし‥‥!それは‥‥時にあまりに耐えがたく‥‥‥‥受け入れがたく‥‥‥‥理解しがたい‥‥‥‥っ!
怨念がおんねん‥‥‥‥!そう‥‥‥‥それがまさしくそうなのだ‥‥‥‥っ!
しかしそこは‥‥‥‥生けるものにとってアンタッチャブルな領域‥‥‥‥っ!
想いを巡らせ‥‥‥‥巡り巡らせ‥‥‥‥されど届かず‥‥‥‥っ!
しかし‥‥‥!
時には‥‥‥!
届き想いの花が咲く‥‥‥‥!
恋‥‥‥‥それはまさしく恋そのもの‥‥‥‥っ!
だから何だというのか‥‥‥‥!何でもないのだ‥‥‥‥っ!
919
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 00:45:52 ID:BADqmNZk0
試しにやってみたら思いの外カイジだった
920
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 00:54:28 ID:OBKk1BJM0
2行目が完璧すぎるwww
921
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 01:10:57 ID:You2.AUw0
http://urx.red/rNMm
922
:
<^ω^;削除>
:<^ω^;削除>
<^ω^;削除>
923
:
<^ω^;削除>
:<^ω^;削除>
<^ω^;削除>
924
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 02:17:52 ID:C7mW6Kqw0
☆★☆★号 外★☆★☆
この中に昔の過去が見れる。
探してね!
【浜崎あ○み】高校時代の画像GET・・・。
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【ベッ○ー】大学時代の画像GET・・・。
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【倖田 ○未】高校時代の画像GET・・・。
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925
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 15:47:20 ID:7wOCoIyk0
完全に高木文人で再生されたわww
926
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 16:19:20 ID:LPuHYb5U0
もしかして#立木文彦
927
:
名も無きAAのようです
:2016/02/07(日) 21:02:37 ID:rV.EaV1s0
http://i.imgur.com/Avsrz8h.jpg
928
:
名も無きAAのようです
:2016/02/16(火) 03:36:47 ID:8RE80b6Q0
あかなめ……
929
:
名も無きAAのようです
:2016/02/17(水) 23:20:08 ID:lnoYYLg.0
続きまだ?
930
:
名も無きAAのようです
:2016/04/10(日) 05:02:22 ID:oYWD7R4E0
シエーン
931
:
名も無きAAのようです
:2016/04/10(日) 05:03:09 ID:oYWD7R4E0
sage忘れた…すまそ
932
:
名も無きAAのようです
:2016/05/03(火) 21:32:03 ID:Y8ChxPsk0
まだかな・・・
933
:
名も無きAAのようです
:2016/10/22(土) 21:11:42 ID:dCP13.rg0
来てくれよ��
934
:
名も無きAAのようです
:2017/02/01(水) 23:24:46 ID:IlOEP1tM0
続きを・・・
935
:
名も無きAAのようです
:2017/02/02(木) 18:11:04 ID:BAL6RZG20
連載でなくてもいい…生存報告を…
936
:
名も無きAAのようです
:2017/06/07(水) 22:48:08 ID:44HkZbjY0
待ってる…
937
:
名も無きAAのようです
:2019/01/14(月) 04:56:12 ID:aeDLmKHk0
ほ
938
:
名も無きAAのようです
:2021/06/25(金) 00:33:27 ID:1lAm/r.20
作者生きてたのか
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