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( ´_ゝ`)二人の旅路は波乱万丈のようです(´<_` )

31 ◆tqhinNTqWw:2013/01/07(月) 23:36:49 ID:Ykk9bmtw0
(,,゚Д゚)「・・・久し振りだな、オトジャ」

 一本だけ揺らめく蝋燭の明かり。それを持っているのは、双子よりも少々年嵩の青年だった。その隣には、妻らしき女性が寄り添っている。
 オトジャとこの二人は知り合いらしい。アニジャが二人にぺこりと頭を下げると、女性の方がにっこりと笑いかけてくれた。

(*゚ー゚)「貴方がアニジャさんね。オトジャ君から話は聞いていたわ。私はシィ、こっちは夫のギコよ」

 ギコは精悍な顔に笑みを浮かべた。

(,,゚Д゚)「薬師をしているギコ・ハニャーンだ。まあ立って話すのもなんだから、とりあえず椅子に座れ」

 二人は勧められた椅子に、倒れこむように座り込んだ。夜通し歩いてきたので無理もない。座った途端に、疲労がどっと押し寄せてくる。

(*゚ー゚)「その恰好じゃ寒いだろうから、この毛布を羽織るといいわ。貴方達の身体に合うような服がないから・・・明るくなったら買ってくるわね」

 シィは持ってきた毛布で二人を包むと、今度は台所に立ってこんがりと焼いたパンと温かなシチューを用意してくれた。美味しそうな匂いに、兄弟の腹が激しく自己主張を始める。

(,,゚Д゚)「さ、しっかり食べろ。食べながらでも話はできるからな」

 その言葉を合図に、二人は勢いよくパンにかぶりついたのだった。


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