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ミニラノベ祭りのようです
1
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:41:08 ID:lXa62M2.0
〜前回までのあらすじ〜
ラノベ祭りが終わって一段落したところで、今日もまた十分絵祭りがそこでは行われていた。
土日ということもあって凄まじい盛況ぶりを見せたそのままのテンションとノリで、なんと司会者はミニラノベ祭りなるものを提案する。
かつて司会者がまだキレッキレの動きをしていた時!に立案した企画らしい。
果たして我らは、前スレが完走した勢いを保ったまま、作品を書き上げ、投下し、了読し、また十分絵祭りへと繋げることができるのか!?
月曜日を撃破した猛者たちが集った。しかし、そこに待ち受けていたのは鯖落ち……
乗り越えるために移住してきた者達が今立ち上がる――
ルール
・エントリーされた絵を元に作品を書き上げること。
・ジャンルは何でも可。ホモでも可。
・投下レスは20レス前後を目安に、30レスを超えないよう気を付けること。
・水曜の18:00までに投下
〜以下エントリー絵〜
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_419.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_420.png
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_418.jpg
http://imepic.jp/20121217/033540
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_421.png
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_422.png
http://vippic.mine.nu/up/img/vp102080.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_424.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_425.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_423.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_426.jpg
http://i.imgur.com/3m8XK.jpg
http://l2.upup.be/lFo9ziSdS3
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_427.png
26
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:03:15 ID:pzwX9izk0
乙
あったかくなった。ギコとしぃ以外のキャラも良いなぁ
27
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:03:31 ID:sxcMPRa20
乙、そして支援だ
28
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:03:48 ID:f7GdLveg0
( ゚∀゚)「……」
(゚、゚トソン「……」
( ゚∀゚)「経理部の都村さん、だよね?」
(゚、゚トソン「はい……」
( ゚∀゚)「悪いけど俺、巨乳じゃないとダメなんだ」
( ゚∀゚)「だからBカップの君とは付き合えない」
(゚、゚トソン「……そう、ですか」
( ゚∀゚)「なんかごめんね」
(゚、゚トソン「いえ、気にしないで下さい。それより、あの、明日のプレゼン頑張って下さいね」
( ゚∀゚)「あ、ああ。じゃあ、お疲れ様」
(゚、゚トソン「はい、では」
( ゚∀゚)「うん、また」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン「……はぁ、帰りますか」
29
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:04:30 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン(ただいまっと)
(゚、゚トソン「はぁ……」
(゚、゚トソン(身長は無駄にあるのに、どうして胸は育たなかった……)
(゚、゚トソン(神さま、もしもいるのならどうか私を巨乳に)
(゚、゚トソン「……」
(‐、‐トソン「……」
30
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:05:12 ID:f7GdLveg0
♪アサダヨー アサダヨー
(´、`トソン「うーん……、もう朝ですか……」
(´、`トソン(昨日のことを思うと、胸が重い)
(゚、゚トソン「……んん?」
(゚、゚トソン「というか、なんだか物理的に重いような」
(゚、゚;トソン「……って、ぎゃあああ!! なんだこの物体は!?」
(゚、゚;トソン「揺れる! 揺れてる!」
(゚、゚;トソン「……お、落ち着きましょう、私!」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン「……胸が」
(゚、゚;トソン「あの頼りなかった私の胸が、一晩で脂肪の塊になってる……」
31
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:05:58 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(……D? いや、それ以上あるんでしょうか?)
(゚、゚*トソン「……」
(゚、゚トソン「あっ! それより、早く出社の支度しなければ!」
(゚、゚トソン(パンをトーストする間に着替えて、っと……)
(゚、゚トソン「ぬぬぬ、ブラがキツい……」
(゚、゚;トソン(ホック留められな……、あっ、なんとかいけました)
(゚、゚トソン(とすると、シャツも……)
32
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:06:16 ID:arWQCkK60
支援といこう
33
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:06:29 ID:ce8uBvyQ0
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
34
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:06:41 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン「これは厄介なことになりましたね……」
(゚、゚*トソン「……えへへ」
チンッ
(゚、゚トソン「おっ、トースター君、ナイスタイミング」
(゚、゚トソン(帰りにサイズの合ったのを買わないといけませんね)
(゚、゚トソン「しかし、私の身にいったい何が」
(゚、゚;トソン「あっ、まさか、昨日の願いごとが……」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚;トソン「うおっ! もう、こんな時間ですか、行きましょう!」
35
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:07:09 ID:yzUBuRB.0
支援支援
36
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:07:50 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(*゚ー゚)「……」
(゚、゚*トソン(うおお、道行く貧乳どもの羨望の眼差しが突き刺さってくる)
(゚、゚トソン(地獄とは他人のことだ、なんてサルトルの戯曲にありましたけど)
(゚、゚*トソン(今の私には他人の視線が心地良い……)
(゚、゚トソン(ふっふっふ、見たいだけ見るがよい)
(゚、゚トソン「おはようございます」
( ゚д゚ )「おはようございます」
(゚、゚トソン(心なしか守衛さんの視線も胸に……)
o川*゚ー゚)o「トソちゃん、おはよー」
(゚、゚トソン「あ、キュー。おはよう」
o川;゚ー゚)o「……」
(゚、゚トソン「どうかしました?」
37
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:08:48 ID:f7GdLveg0
o川;゚ー゚)o「キュー、朝からお疲れかも、幻覚が見える……」
(゚、゚トソン「あ、これですか。現実ですよ、キュー」
o川;゚ー゚)o「いやいや、昨日まで確かにそこはのっぺりしてたのに……」
(゚、゚トソン「ええ、おかげで、ブラがキツくてキツくて」
o川*゚ー゚)o「シリコンとかじゃないよね?」
(゚、゚トソン「良かったら触ります? ほら、本物ですよ」
o川*゚ー゚)o「いや、遠慮しとくよ……、キューには自前の胸があるし」
( ・∀・)「都村さん、素直さん、おはよう」
o川*゚ー゚)o「おはようございます。……じゃ、トソちゃん、またあとで!」
(゚、゚トソン「ええ。モララーさん、おはようございます」
( ・∀・)「さっそくなんだけど、第2倉庫の伝票で……」
(゚、゚トソン「はい……」
(゚、゚トソン「……」
38
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:09:45 ID:f7GdLveg0
……………
………
…
(゚、゚トソン(3時……、今頃ジョルジュさんはプレゼンですか)
(゚、゚トソン(……)
(゚、゚トソン(まあ、外見で人を見る輩に未練なんてありませんし)
(゚、゚;トソン(……なぜか人のバストサイズ把握してましたし)
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(さっさと忘れましょう)
(゚、゚トソン「……」
39
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:10:27 ID:arWQCkK60
( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!おっぱい!
40
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:10:29 ID:f7GdLveg0
……………
………
…
(゚、゚トソン(よし、業務終わり)
o川*゚ー゚)o「おーい、トソちゃん、おつかれさまー」
(゚、゚トソン「お疲れさまです、キュー」
o川*゚ー゚)o「ねえねえ、このあとブラ買いに行くんでしょ? キューも手伝うよ!」
(゚、゚トソン「いえいえ、大丈夫ですよ」
o川*゚ー゚)o「まあまあ、もとから巨乳の私がいた方が何かと役立つよ〜」
(゚、゚トソン(むっ)
41
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:11:28 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「いいえ、一人でできますから」
o川*゚ー゚)o「そう? じゃあ、駅まで一緒に帰ろー」
(゚、゚トソン「課長に提出する書類があるので、先に帰っていてください」
o川*゚ー゚)o「……わかった。じゃあ、明日ね」
(゚、゚トソン「はい」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(……巨乳が、偉かったりでもするんでしょうかね)
(゚、゚トソン(5分くらい時間潰して帰りましょう)
(゚、゚トソン(本当はそんな書類なんてありませんし……)
42
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:12:32 ID:f7GdLveg0
( ゚д゚ )「お疲れ様です」
(゚、゚トソン「はい、お疲れ様です」
(゚、゚トソン(外は雨ですか)
(゚、゚トソン(折りたたみ傘、持ってて良かった)
(゚、゚トソン「あっ、キュー……」
(゚、゚トソン(さっきあの子、傘持ってなかったな)
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(走れば、まだ……)
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚;トソン(胸が重い、なんて、走りにくい……)
43
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:13:13 ID:f7GdLveg0
(゚、゚;トソン「……ハァッ、ハァッ」
(゚、゚トソン(……バカな意地を張って、変な嫉妬をして)
( 、 トソン(大切な友人を、私は……)
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(ああ、厄介なことになってたのは、胸なんかじゃなかった)
(゚、゚;トソン(本当に厄介だったのは、私の頭じゃないですか!)
( 、 トソン「こんなことなら……、始めから胸なんてっ!」
o川*゚ー゚)o
(゚、゚;トソン「あっ、キュー!」
o川*゚ー゚)o「あれっ、トソちゃん」
44
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:13:57 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「ハァ、ハァ……」
(゚、゚トソン「……風邪、引きますよ」
o川;゚ー゚)o「トソちゃんもほんとに傘差してきたの? ずぶ濡れじゃん」
(゚、゚トソン「入ってください」
o川*゚ー゚)o「折りたたみ傘に二人は無理だよ」
(゚、゚トソン「いいですから」
o川;゚ー゚)o「う、うん」
(゚、゚トソン「……」
o川*゚ー゚)o「……」
(゚、゚トソン「……あの、やっぱりブラ選び、ついてきてくれませんか」
45
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:14:55 ID:f7GdLveg0
o川*゚ー゚)o「……」
(゚、゚;トソン「……」
o川*゚ー゚)o「やっぱりキューの助けが必要だったか! もう、素直にそう言えばいいのにー」
(゚、゚トソン「……その、ごめんなさい。元から胸の大きいキューに、なぜか嫉妬しちゃって……」
o川*゚ー゚)o「よし、いま過去になった! 雨に流そう!」
(゚、゚トソン「……不思議ですね、私の胸が小さかったときは微塵も思わなかったのに」
o川*゚ー゚)o「さっ、早く行かないとお店しまっちゃうよ」
(゚、゚トソン「……キュー」
(゚、゚トソン「あと、フられたので愚痴も聞いてください……」
o川;゚ー゚)o「ええっ!? 初耳だよ!?」
(゚、゚トソン「おいおい話します」
o川*゚ー゚)o「じゃ、まずは下着を買って、それからとことん飲、……って、あれ?」
(゚、゚トソン「どうしました?」
46
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:15:55 ID:U/S4YvTM0
ギャグかと思いきや
47
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:15:59 ID:f7GdLveg0
o川;゚ー゚)o「あのー、言いづらいんだけど……」
(゚、゚トソン「へ?」
o川;゚ー゚)o「その、いつものトソちゃんになってるというか……」
(゚、゚トソン「何を言ってるんですか? 私は私ですよ」
o川;゚ー゚)o「ゴホッ……、バス、ゴホッ、バストのあたりとか」
(゚、゚トソン「えっ?」
o川;゚ー゚)o「……」
(゚、゚:トソン「……む、胸がない」
o川*゚ー゚)o「……」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚;トソン「……か、神様、わ、私の胸を返せえええ!!」
o川*゚ー゚)o「……」
o川;゚ー゚)o「今日は深酒になりそうだ……」
おわり
48
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:16:35 ID:yzUBuRB.0
乙!!
次、投下するぜ
49
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:16:58 ID:MSPfi8660
おつ! トソンの浮かれっぷりがいいねww
50
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:17:05 ID:ce8uBvyQ0
乙ぱい!
51
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:17:52 ID:arWQCkK60
乙ぱい!乙ぱい!
52
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:18:02 ID:f7GdLveg0
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_418.jpg
このイラストからでした、ありがとう!
53
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:18:31 ID:GnsIvqeo0
乙!巨乳になって調子乗っちゃうトソン可愛い
そして支援!
54
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:18:34 ID:lE3s90Js0
乙ぱい!
55
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:19:40 ID:yzUBuRB.0
>>48
感想抜けてた!
トソン可愛すぎるだろ…
俺がもらっていきたい
56
:
ミニラノベ
:2012/12/18(火) 00:20:53 ID:yzUBuRB.0
(;'A`)「兄者!滑り台から落ちてって聞いたぞ!生きてるか!?」
_
( ゚∀゚)「お、思ったよりは大丈夫そうだな」
( ^ω^)「まったくだお!心配したんだお!」
( ´_ゝ`)「おー、お見舞いありがとう」
真っ白な病室の真っ白なベットの上で兄者が笑う。
兄者の友人たちは、わらわらと近寄りその無事を確かめた。
_
( ゚∀゚)「馬鹿だよなwwwなんであんなところから落ちたんだよ」
( ^ω^)「本当だお。骨にヒビ入っただけ良かったお」
( ´_ゝ`)「どうりでそんなに痛くなかったわけか。折れてると思ってた」
('A`)「で、教えろよ。あの滑り台で何してたんだよ」
( ´_ゝ`)「まあ待て、焦るな。ちゃんと教えてやっから」
まるで今から大切な話をするとでも言うように、真面目な声色で兄者は語り始めた。
57
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:21:55 ID:yzUBuRB.0
例の公園。
ニューソク高校近くの公園だな。
あそこに馬鹿デカイ滑り台があるのは、皆知ってると思う。
ジャングルジムと合わさったような滑り台だおね。
そう、その通りだ。何でも高さは五メートルあるらしいぞ。
昨日、お前らと別れた後さ、学校にDS忘れたことに気付いたんだ。
それで慌てて取りに戻ったんだけど、その途中に例の公園前を通ったわけだ。
いつもは公園なんか気にも留めないはずなのに、その日はどうしてかチラッと公園に目をやってな。
そしたら、滑り台の上に誰か一人で立ってたんだ。
少し遠かったけど、それが俺たちの高校の制服を着てることが分かった。
しかも女子な。
で、見に行ったのか?
もちろん。滑り台の上に、しかも一人で立ってるんだぜ?気になるだろ?
そんでゆっくり近づいたんだ。
誰がいたと思う?
勿体ぶんなよ、兄者。
だから焦るなってば。
まあいいや。
そこにいたのは、我が校のアイドル、津出デレだったんだ。
デレのおっぱいはデカイ!
時に落ち着け、ジョルジュ。
それでだ。
結構近くまで寄って行ったんだけど、デレの方は俺に気付いてない様子だった。
そして俺はあることに気付いたんだ。
その時、全身が震えたね。
いてもたってもいられなくなって、俺は音を立てないようにジャングルジムの部分から登り始めた。
あともうすぐ。
あと一歩で真実を知ることが出来ると思った。
58
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:22:47 ID:yzUBuRB.0
「兄者くん、だよね?」
真実を知ることで頭がいっぱいになっていた俺は、気付いてなかったんだ。
デレが俺の存在に気付いていることに。
「今頃気づいても遅いよ?」
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_422.png
くるりとデレが振り向いた。
一瞬目が合った。凄い笑顔なはずなのに、俺の背筋は恐ろしい程冷えていったのが分かった。
それと同時だったかな。浮遊感を覚えたのは。
でも最後に神は俺を見放さなかった。
突風が吹いたんだ。
正直、死んでも後悔しないと思ったね。
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/3m8XK.jpg
59
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:23:50 ID:yzUBuRB.0
('A`)「で!何色だったんあべしっ」
掴みかからん勢いで食いついてきたドクオがぶっ飛んだ。
ζ(゚ー゚*ζ「素敵なお話をしてるようだけど…わたしも仲間に入れてもらえないかな?」
(;´_ゝ`)「デ、レ…」
(;^ω^)「おー…あ、兄者!僕はこれでお暇するお!」
ζ(゚ー゚*ζ「逃がさないよ?内藤くん」
( ゚ω゚)「ドゥエルッ」
ブーンにデレの華麗なるチョークスリーパーが決まる。
_
( ゚∀゚)「隙あり!!」
いつのまにやら後ろに回り込んだジョルジュがデレの胸を揉みしだいた。
ζ(゚ー゚*ζ
デレは無言の玉蹴りを繰り出し、病室に三つの屍が転がることになった。
60
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:25:11 ID:arWQCkK60
おっぱいとは罪深きものよ・・・
61
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:25:32 ID:yzUBuRB.0
(;´_ゝ`)「あの…その…」
ζ(゚ー゚*ζ
(;´_ゝ`)「マジですみませんでした」
無言の圧力に負け、ベッドの上で土下座した。
ヒビの入った足なんか気にしない。
死ぬよりマシだ。
津出デレのルックスは、ずば抜けて良い。
街を歩けば、皆が皆振り返ることだろう。
そう見た目は良いのだ、見た目だけは。
彼女は怒りっぽい性格で、どこにそんな力があるのかリンゴくらい簡単に握りつぶせる程の怪力の持ち主なのだ。
それを知らずに近寄った犠牲者は星の数だけいることだろう。
そんなデレであるから、校内で彼女に近づくような男はまずいない。
たまにジョルジュのような無謀な挑戦者もいるようではあるが。
62
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:26:34 ID:yzUBuRB.0
(;´_ゝ`)「本当にすみませんでした。出来心だったんです。
もうこのようなことは二度としません。お願いです。命だけはお助けを」
シーツに頭を擦りつけながら何度も謝罪と命乞いを繰り返す。
ζ(゚、゚*ζ「もう…別に殺しまではしないわよ」
(;´_ゝ`)「本当に?」
ζ(゚、゚*ζ「今日だって、突き落としたのはやり過ぎだったかなって思って、お見舞いに来ただけのつもりだったし」
(;´_ゝ`)(よ、よかった…)
あからさまにホッとしたのも束の間。
ζ(゚ー゚*ζ「殺しはしないよ、半殺しまでだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「人に話した罰は償わなきゃね」
デレは花が咲いたようににこりと笑った。
63
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:26:46 ID:MSPfi8660
しえしえ
64
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:28:19 ID:yzUBuRB.0
それから一時間後。
l从・∀・;ノ!リ人「な、なにが起きたんじゃー!」
お見舞いに来た妹者が目にしたのは、死屍累々と"黒レース"というダイイングメッセージだった。
スカートから覗く神秘、のようです 終わり
65
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:29:06 ID:ce8uBvyQ0
パン乙! パン乙!
66
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:29:36 ID:GnsIvqeo0
乙wwwデレつえー!!
67
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:29:53 ID:U/S4YvTM0
使い方うめぇw
乙!
68
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:30:00 ID:pzwX9izk0
乙乙
黒レースはいいものだ
デレさんかっけぇ…ジョルジュもかっけぇ
>>47
キュート一人称がキューってのがしっくり来たよ
トソンもかわいかったありがとう!
69
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:30:10 ID:I9wlK.NI0
乙乙
デレさんマジこわいっす
70
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:30:34 ID:byboAwBI0
こういう自分に正直すぎるジョルジュが羨ましいわ
71
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:30:54 ID:lE3s90Js0
乙!
ジョルジュさんが猛者すぎるww
72
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:31:00 ID:f7GdLveg0
おつー!
なんというエロい下着を身につけてたんだ……
というかダイイングメッセージって、死んでるじゃないかw
73
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:34:30 ID:MSPfi8660
おつー! 語り部分もどきどきする
じゃあ投下! しちゃうよ!
74
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:35:02 ID:CMy9KlIw0
しかしなぜデレはパンツが見られるようなところにいたのか…
もしや暴力系ツンデレ?
75
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:35:19 ID:MSPfi8660
私はあなたを手に入れた。
.
76
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:36:01 ID:MSPfi8660
ζ(゚ー゚*ζ傍にいるようです( ´_ゝ`)
.
77
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:36:44 ID:MSPfi8660
ζ(゚ー゚*ζ( ´_ゝ`)
いつだって、あなたは傍にいてくれる。
ζ(゚ー゚*ζ「今日も楽しかったね。ふふ、弟者と妹者の顔、見た?」
( ´_ゝ`)「ああ、みたさ」
ζ(゚ー゚*ζ「弟者ったら、本当面白い人だよね」
( ´_ゝ`)「……」
帰り道、兄者と話しながら歩く。
学校だと見られちゃうから、二人っきりにならないと話せないの。
でも寂しくはない。
こうやって一緒に居られるんだもん。
.
78
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:38:02 ID:GnsIvqeo0
支援
79
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:38:08 ID:MSPfi8660
ζ(゚ー゚*ζ「兄者とは全然違う顔するよね。それがいいんだけど」
( ´_ゝ`)「弟者は、駄目だ」
ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、分かってるよー。兄者があんな顔見せるの、私だけだものね?」
( ´_ゝ`)「ああ」
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_422.png
「私もこんな顔するの、兄者にだけなんだから」
.
80
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:38:54 ID:MSPfi8660
( ´_ゝ`)「……しってる」
ああ、楽しい。
何て幸福な時間。
( _ゝ )「デレが、」
素敵な顔。素敵な声。
家族思いで、鈍感で、私にだけの顔を見せてくれる兄者。
.
81
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:39:39 ID:MSPfi8660
( %_ゝ゜)「あの時、そうやって笑った」
.
82
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:39:47 ID:yzUBuRB.0
しえしえ
83
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:40:24 ID:MSPfi8660
忘れられない。
あの時の、兄者の顔。
私しか知らない。
私だけの、あの表情。
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/3m8XK.jpg
「 え ? 」
.
84
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:40:50 ID:yzUBuRB.0
うああああ
85
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:41:16 ID:MSPfi8660
ζ(゚ー゚*ζ「だって、あの時から私だけのものになったんだもの」
嬉しくて嬉しくて堪らなかった。
( _ゝ゜)「きっと、ころしてやる」
ζ(^ー^*ζ「……ふふ」
.
86
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:41:43 ID:arWQCkK60
きゃああああああああああ
87
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:42:06 ID:MSPfi8660
あなたは今も気付かない。
だけどそんな鈍さも、もう許してあげる。
ずぅっと私に近くにいるってことに、気づいてないあなた。
ねえ、大好きよ?
今日も兄者は私の傍にいる。
.
88
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:42:11 ID:U/S4YvTM0
oh…
89
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:42:52 ID:GnsIvqeo0
なんとなくそんな気はしたけどわあああああ
90
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:43:45 ID:MSPfi8660
以上
使用作品
No.6
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_422.png
No.12
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/3m8XK.jpg
丸被りして迷ったけど! 投下したかったんだああああ
91
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:43:54 ID:U/S4YvTM0
お……怨念が(ry
上手いな。数レスでまとめてあって綺麗。乙
92
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:45:27 ID:pzwX9izk0
病みデレもいいな……怖いけど
おつ
93
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:45:51 ID:GnsIvqeo0
乙乙
なんでか兄デレってアブノーマルというか普通じゃないイメージなんだよな…
94
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:45:59 ID:f7GdLveg0
おつですー!
最近デレちゃん、狂気の固まりに見えてきた
95
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:46:02 ID:arWQCkK60
乙!
俺も投下するぞおおおおお!!
さっくりしたものを
96
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:46:18 ID:U/S4YvTM0
兄デレというと夏に恋する思い出すなぁ
97
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:46:57 ID:GnsIvqeo0
支援するぞおおおおお!!
98
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:47:03 ID:arWQCkK60
( ´∀`)ふんふん♪ふふん♪
テクテクテクテク
(゚、 ゚トソン あ、兄さん
( ´Д`)!?
( ´Д`)お前、馬鹿かモナー!
(゚、 ゚トソン 何がですか?
( ´Д`)冬の家の中とはいえ、年頃の女の子がブラジャーせずに服を着て
乳首立ってるのが丸分かりじゃかいかモナー!!!!
( ´∀`)妙な兄妹の苦難のようです(゚、 ゚トソン
99
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:47:53 ID:arWQCkK60
( ´∀`)という事に一週間前に気が付いたモナ
(゚、 ゚トソン まあ、そんなに前からですか
( ´∀`)そんな兄ちゃんの迫真の演技何点だったモナ?
(゚、 ゚トソン 85点といったところでしょうか?
( ´Д`)惜しい、あと1点でハム点だったのに・・・
( ´∀`)とりあえず、アマゾンで適当に買っておいたからそろそろ届くはずだモナ
ピンポーン!
(‘_L’)ちわー宅配便でーす
(゚、 ゚トソン 届いたようですね
( ´∀`)代金は兄ちゃんが払っとくからさっさと試着してくるモナ
(゚、 ゚トソン はい、わかりました
100
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:49:13 ID:arWQCkK60
(゚、 ゚トソン とは言ったもののブラジャーの付け方など皆目見当が付かないのですが・・・
|扉|<説明書付きのも注文したから探してみるモナ!
(゚、 ゚トソン どれでしょう?
(゚、 ゚トソン あ、ありました
|扉|<サイズはC〜Eを取り揃えたモナ!
(゚、 ゚トソン はあ・・・?兄さん?
|扉|<衛生兵、どうしたモナ
(゚、 ゚;トソン これは厄介ですね
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_418.jpg
|扉|<衛生兵、応答するモナ!
(゚、 ゚トソン とりあえずEのブラジャーを着てみたのですが、説明書通りに締まらなくって・・・
|扉|<トゥルルルル・・・アパーム!F、F持ってこーい!
101
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:50:14 ID:arWQCkK60
( ´∀`)という訳でFカップを持っているであろう肉屋の姉ちゃん連れてきたモナ
('、`;川 あんたねえ、肉屋だから巨乳って発想そろそろ止めなさいよ
( ´Д`)まさか、Fカップ持ってないモナ!?おばちゃんもあんなに巨乳なのに!?
('、`*川 いや、まあ持ってきたんだけどさあ・・・
( ´∀`)ほ〜ら、やっぱり肉屋に生まれた運命なんだモナ
(゚、 ゚トソン 不躾な兄がすみません
('、`*川 良いのよ〜こいつは昔からこうだから
それよりあたしのお古になるけど良いのかな?
(゚、 ゚トソン はい、私は特にこだわりは無いので
( ´∀`)心配ご無用!既にF〜Gをアマゾンで発注済だモナ
それまでの繋ぎと言う事で親御さんによろしく!
('、`*川 相変わらずねえその態度と行動力、まあいいけど
さっさと試着してみましょ!
('、`*川 さっ男は出てっ・・・
|扉|<さあ、早く妹のクーパー靭帯を守るモナ!
102
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:50:50 ID:MSPfi8660
兄さん苦労してんなw しえん
103
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:51:27 ID:GnsIvqeo0
無駄に行動力あるなモナー
104
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:51:29 ID:arWQCkK60
('、`*川 しっかし、あいつも言ってる通り、よく今までその胸でブラ着けなかったわね〜
(゚、 ゚トソン そう?なんですか?
('、`*川 ちゃんとしたブラ着けてないと、簡単にうちのお婆様もといアフリカの
民族みたいな乳になっちゃうわよ
(゚、 ゚トソン それは自然体で良いという事なのでは?
('、`;川 むう、今時それじゃモテないよ〜
(゚、 ゚トソン なるほど、じゃあ兄さんは私をモテさせる為にブラジャーを着けろとうるさいのですね
|扉|<残念!無念!また来年!
('、`*川 ええっと今のを意訳すると・・・
( ´∀`)それは違うモナ、他の男連中にくそぅあとちょっとで!と思わせたいそれだけモナ
そんでこの前のコロッケ美味かったモナ!来年ちゃんとツケは払うモナ
('、`*川 って感じね、利子10%つけるから覚悟しておけ!
|扉|<電話相談だけなら無料だから良いモナ!
(゚、 ゚トソン 伊藤さん、こんな感じで良いでしょうか
('、`*川 おお、良いんじゃない?
105
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:52:40 ID:arWQCkK60
( ´∀`)つ|扉|ガラッ!
('、`*川 まだ開けるのが早い!
(゚、 ゚トソン 何がですか?
('、`;川 着るのも早い!?
( ´∀`)おおう!これで妹の乳首を服の上から見ることも無くなるモナ!
( ´∀`)そして妹のクーパー靭帯よ!永遠に引力に逆らい続けるのだ!!
('、`*川 何を大仰な、んじゃあ私はこれで帰るわよ
店の手伝いもあることだし
( ´∀`)ま〜た純然たる豚さんの注文かモナ?
('、`*川 昨日はメンチカツ500個と豚カツ300枚、利益出るから良いんだけどね
まあ、そういうことで
(゚、 ゚トソン お世話になりましたー
( ´∀`)世話になったモナー
106
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:52:51 ID:pzwX9izk0
ペニサスと肉屋さんが似合いすぎて支援
107
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:53:42 ID:arWQCkK60
数日後
( ´∀`)さっさどうぞ我が家に
( ・∀・)へーここがモナの家かー
( ФωФ)お手頃感が染み渡っているような家であるな
( ´∀`)はやくこっちにくるモナー!
( ・∀・)はいはい
テクテクテクテク
(゚、 ゚トソン あ、兄さんとそのお友達、こんにちは
( ・∀・)あ、こんにちは
( ´∀`)・・・
(´∀` )・・・
( ФωФ)何であるか?
108
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:54:43 ID:arWQCkK60
( ´∀`)・・・
(゚、 ゚トソン どうしました?兄さん
( ´∀`)任務完了モナー!
(;・∀・)え?
(;ФωФ)む?
( ´∀`)二人とも今日はご苦労さんだモナー!
寄り道せずに帰れ!
(;・∀・);ФωФ)えええええええ!?!?
(゚、 ゚トソン 何もお出し出来ませんで、すみません
( ´∀`)さ〜て!来週のモナエさんは〜!
完
109
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:57:02 ID:arWQCkK60
ええ・・・以上になります・・・
110
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:57:08 ID:MSPfi8660
見覚えのある単語が
おつ!
111
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:57:16 ID:pzwX9izk0
おつ
モララーとロマ可哀想にww
モナーとトソンの兄妹っていいな!
お手頃感が染み渡っているような家ってのが妙に合ってるわ
112
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:58:32 ID:GnsIvqeo0
乙!
全然似てないけど上手いことかみ合ってる兄妹で良いな
このマイペースなモナー好きだわ
113
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:59:49 ID:yzUBuRB.0
乙!!
モララーとロマwwww
114
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:00:46 ID:yzUBuRB.0
よし、寝る前にもういっこ投下するわ!
115
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:01:48 ID:Aq0cQTV2O
おつー!
このすっとぼけた兄弟はなんなんだw
面白かったw
116
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:02:04 ID:yzUBuRB.0
('e')「おい、そこのお前!」
爪'ー`)y-「怪我したくなかったら止まりな」
( ´_ゝ`)「俺のこと?」
爪'ー`)y-「お前以外、他に誰がいる?」
ぐるりと見渡しても目に入るのは、高く積まれたゴミばかりだ。
そんなゴミ山の中、一人の青年と彼に銃口を向ける男が二人。
('e')「その右手の義手と右足の義足。
1軍・流石兄者で間違いはないな」
男の一人が青年を指さす。
兄者と言われた青年は"1軍"という言葉に、ああ、と一つ頷き理解する。
( ´_ゝ`)「そちらさんは2軍、かな?
二人とも銃持ってるけど、それが武器?」
爪'ー`)y-「俺たちのことなんかどうだっていいんだよ。
1軍の最弱さん?」
('e')「今の俺たちはあんたの命しか興味がないからな」
117
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:02:12 ID:MSPfi8660
あとvipも復活してるっぽいよお知らせ
118
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:02:56 ID:MSPfi8660
おっとすまん支援
119
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:03:25 ID:GnsIvqeo0
支援
120
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:04:08 ID:yzUBuRB.0
( ´_ゝ`)「ふむ」
兄者が考えるように顎をさする。
( ´_ゝ`)「俺のことを知って戦いを挑むんだな?」
爪'ー`)y-「もちろん。
逃げるしか能のない最弱のお前を殺して俺が1軍に入るんだよ」
('e')「そんであんたの死体でも使って、弟も始末しよう。
そうすれば、俺の分の席も空くしな」
( ´_ゝ`)「なるほどなるほど。
俺を殺して弟者も殺すか…。
まぁ、そう上手くはいかんと思うが」
('e')「うっせえな!さっさと死ね!」
男が発砲する。
放たれた弾丸は氷を纏い、更に威力を増して兄者に襲いかかった。
121
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:05:18 ID:yzUBuRB.0
( ´_ゝ`)「ほう、当たれば死ねるな」
弾丸が胸を貫かんとした、その時。
(;'e')「な、なんだと!?」
弾丸は、兄者を守るように飛んできた鉄板によって遮られた。
( ´_ゝ`)「そう、俺は最弱だよ。
女の子よりも体力ない自信あるし、能力だってどこでも使えるわけじゃない」
( ´_ゝ`)「もし、あんたらが俺の能力をちゃんと知っていたなら。
ここが何もない場所だったら、俺は負けてたね」
( ´_ゝ`)「折角だから最期にあんたたちに俺のとっておき、見せてやるよ」
( ´_ゝ`)「おいで、FMVたん」
122
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:06:42 ID:yzUBuRB.0
兄者が言葉を発すると、三人を囲むゴミ山から耳障りな音が響き始めた。
錆びた鉄板、曲がった釘、ボルト等が兄者の元へ集まっていく。
不意に恐怖を覚えた二人は、ありったけの弾を兄者へ放つ。
一方は氷の、もう一方は炎の弾丸だが、どれもゴミ山から飛んでくる鉄クズに防がれてしまう。
二人の弾丸が尽きた頃、兄者がトンっと地面を蹴った。
爪;'ー`)y-「なんの…冗談だよ……そりゃあ…」
爪;'ー`)y-「そんなもん出せるなんて聞いてねーぞ!!!」
宙に浮かぶは、巨大な魚。
その上に兄者が座っている。
魚は目をギョロギョロと動かし、鉄板の皮膚が鈍く光る。
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/vp102080.jpg
( ´_ゝ`)「可愛いだろ?
ぱっと見た感じ鉄クズから出来てるなんて想像もつかなくね?」
兄者がへらりと笑い、茫然と立ち尽くしている二人を見下ろす。
( ´_ゝ`)「これが格の違いだよ、2軍ども」
魚が口を開ける。
眩い光が彼らを包んだ。
123
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:06:48 ID:arWQCkK60
支援といこう
124
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:07:31 ID:yzUBuRB.0
( ^ω^)「おいすー」
('A`)「よう、兄者」
( ´_ゝ`)「おう、ブーンにドクオじゃないか」
('A`)「兄者が力使ってるなんて珍しいな」
( ^ω^)「本当だお!疲れるからって使わないくせに」
( ´_ゝ`)「いやー、2軍の連中に絡まれてな」
( ^ω^)「そうだとしてもだお!いつもは逃げるじゃないかお」
('A`)「だよな。戦わないから"最弱"なんて言われるんだぜ?
今日はどういう風の吹きまわしだ?」
( ´_ゝ`)「んー…気分?」
(;'A`)「気分て」
( ^ω^)「まあ、兄者らしいっちゃあ、らしいおね」
大昔、国々が幾度も戦争を繰り返していた頃。
ここ、VIP国は多くの人体実験・生物兵器開発を行ってた。
それが原因なのか、いつの頃からかそこに住む人々の中に、特殊能力を身に付けた者たち――Templater――が現れ始めた。
戦争が終わってもなお、彼らはその力を持って争い続けた。
今では多少なり落ち着きを取り戻しつつはあるが、争いが無くなったわけではない。
それは、Templaterたちを1軍から3軍に分けているためであろう。
強いものから1軍に所属し、力関係を表している。
また、上のクラスになればなるほど、VIPでの待遇は良くなるのだ。
そのため、先程のような上位クラスの席を巡る争いが続いている。
125
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:08:49 ID:yzUBuRB.0
( ´_ゝ`)「そういや、こんなゴミ山に何か用でもあったのか?」
( ^ω^)「弟者に頼まれたんだお。兄者がまた絡まれてるって」
( ´_ゝ`)「あー…今さっきのか。あいつが来れば良いのに。悪いな、わざわざ」
('A`)「弟者は弟者で10人くらいに絡まれてたからな」
(;´_ゝ`)「またか!全く血の気が多い奴だな」
( ^ω^)「まあ僕たちの用事も無くなったし、さっさと帰ろうお」
( ´_ゝ`)「そうだ、折角だから俺のFMVたんに乗せてやるよ」
( ^ω^)「おっおっおっ、じゃあよろしく頼むお!」
('A`)「そいつ硬いから尻が痛くなるんだよなぁ」
( #´_ゝ`)「ドクオ!FMVたんの悪口は許さんぞ!」
二人が兄者の後ろに跨ると、鉄の魚は優雅に空を泳ぎゴミ山を後にした。
Templaterのようです 終わり
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