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ミニラノベ祭りのようです
1
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:41:08 ID:lXa62M2.0
〜前回までのあらすじ〜
ラノベ祭りが終わって一段落したところで、今日もまた十分絵祭りがそこでは行われていた。
土日ということもあって凄まじい盛況ぶりを見せたそのままのテンションとノリで、なんと司会者はミニラノベ祭りなるものを提案する。
かつて司会者がまだキレッキレの動きをしていた時!に立案した企画らしい。
果たして我らは、前スレが完走した勢いを保ったまま、作品を書き上げ、投下し、了読し、また十分絵祭りへと繋げることができるのか!?
月曜日を撃破した猛者たちが集った。しかし、そこに待ち受けていたのは鯖落ち……
乗り越えるために移住してきた者達が今立ち上がる――
ルール
・エントリーされた絵を元に作品を書き上げること。
・ジャンルは何でも可。ホモでも可。
・投下レスは20レス前後を目安に、30レスを超えないよう気を付けること。
・水曜の18:00までに投下
〜以下エントリー絵〜
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_419.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_420.png
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_418.jpg
http://imepic.jp/20121217/033540
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_421.png
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_422.png
http://vippic.mine.nu/up/img/vp102080.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_424.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_425.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_423.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_426.jpg
http://i.imgur.com/3m8XK.jpg
http://l2.upup.be/lFo9ziSdS3
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_427.png
126
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:11:02 ID:pzwX9izk0
乙
連載で読みたい気分
FMVたんが予想外だったよ
127
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:11:19 ID:yzUBuRB.0
以上です。
ミセリとトソンはそろそろAAテンプレ1に昇格しても良いと思うんだ
128
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:14:57 ID:GnsIvqeo0
乙乙
兄者は無能な振りしてできる奴ってのがよく似合うなー
FMVたんで吹きそうになった
129
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:15:43 ID:cyem.2jQ0
乙!
FMVたんいいな なんかすごく好きなかんじだ
130
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:15:52 ID:InolG/m60
おつっつ
VIPの方も一応復活?したっぽいよーと報告
131
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:16:16 ID:HQCmBs2IO
乙
わくわくするね!もっと読みたい
そんじゃギャグ投下しマウス
132
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:18:07 ID:GnsIvqeo0
しえーん
133
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:18:48 ID:HQCmBs2IO
(゚、 ゚トソン「困りました」
(゚、 ゚トソン「いつも通りに出社準備をして」
(゚、 ゚トソン「化粧をして」
(゚、 ゚トソン「朝食をとって」
(゚、 ゚トソン「そして靴を履こうと屈んだら」
(゚、 ゚トソン「ブラのホックが弾けとんでしまうなんて」
(゚、 ゚トソン はじける巨乳のようです
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_418.jpg
134
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:20:30 ID:arWQCkK60
おっぱあああああい!
135
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:20:34 ID:HQCmBs2IO
(゚、 ゚トソン「困りましたね」
(゚、 ゚トソン「何が困ったっていうと、替えがないんですよね」
(゚、 ゚トソン「このサイズとなると、普通の店では売ってないですし」
(゚、 ゚トソン「可愛いのもなかなかないのです」
(゚、 ゚トソン「ちなみにいつもネットで買っています」
(゚、 ゚トソン「よって出社途中に買うことは出来ないですね」
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚;トソン「……どうしよう」
136
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:21:16 ID:U/S4YvTM0
おっぱい多いなw
このおっぱい星人どもめ!!支援!
137
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:22:02 ID:HQCmBs2IO
(゚、 ゚トソン「とりあえずちぎれた部分を縫ってみました」
+(゚、 ゚トソン「裁縫は苦手ですが、頑張りました」
(゚、 ゚トソン「さて、早速そうちゃーく」
(゚、 ゚トソン「……うん問題なさそうですね」
(゚、 ゚トソン「よいしょっと」プチッ
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン「たこ糸じゃ駄目でしたか」
(゚、 ゚トソン「私の数分を返せ」
138
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:24:15 ID:HQCmBs2IO
(゚、 ゚トソン「今度は装着したあとに、ガムテープで固定してみます」
(゚、 ゚トソン「まずは装着」
(゚、 ゚トソン「ガムテープびーっ」
(゚、 ゚トソン「そしてちぎれた部分ぐるぐるーっ!」
+(゚、 ゚トソン「完成です」
(゚、 ゚トソン「ん、問題ないですね。歩いてもとれませんし」
(゚、 ゚トソン「よし。それでは会社に……」
(゚、 ゚;トソン「……」
(゚、 ゚;トソン「こ、これは……駄目です……」
(゚、 ゚;トソン「歩く度に……擦れる度に来る……」
(゚、 ゚;トソン「圧 倒 的 痒 み … … !」
(゚、 ゚;トソン「うああああああああああああかあああゆううういいいいいいいいいい!!!」
(゚、 ゚;トソン「助けてえええええええええええええええええええええ!!!!」
139
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:25:16 ID:GnsIvqeo0
よくたこ糸で縫えたな…
140
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:26:00 ID:HQCmBs2IO
(゚、 ゚トソン「痒みに殺されるところでした」
(゚、 ゚トソンゞ「いやあ、失敗失敗。トソンちゃん一つ学びました」
(゚、 ゚トソン「しかし、これは厄介ですね」
(゚、 ゚トソン「んー……何か他に手はないものか」
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚;トソン「嘘ぉ!? もうこんな時間!?」
(゚、 ゚;トソン「一時間近く余裕あると思ったのに!!」
(゚、 ゚;トソン「まだ何も解決してないよぉ……」
(゚、 ゚;トソン「……」
(゚、 ゚;トソン「……こうなったら」
141
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:27:53 ID:HQCmBs2IO
〜会社〜
(゚、 ゚トソン「おはようございまーす」
( ´∀`)「おはようモナ、トソンちゃん。いつもより遅いモナね」
(゚、 ゚;トソン「ちょっと色々ありまして」
( ´∀`)「そうモナか。まぁ遅刻ではないから……」
( ;´∀`)「! ! ? ?」
(゚、 ゚トソン「? どうかしました、モナーさん?」
( ;´∀`)「い、いや、なんでもないモナ。早く仕事始めろモナ」
(゚、 ゚トソン「? はい、わかりました」
スタスタ
( ;´∀`)「(彼女に何があったモナ……?)」
(`・ω・´)「どうしました、部長」
142
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:29:44 ID:HQCmBs2IO
( ;´∀`)「あ、ああ、シャキン君」
(`・ω・´)「何か鳩が豆大砲喰らったような顔してますよ」
( ;´∀`)σ「豆大砲って何モナ? あれ見たらこんな顔にもなるモナよ」
(`・ω・´)「あれ? トソン君になにか変なところでも?」
( ;´∀`)σ「指差してるところをよーく見るモナ」
(`・ω・´)「指差してるところって……」
(;`・ω・´)「! ! ? ?」
( ;´∀`)「ほら、なった」
(;`・ω・´)「ぶ、部長、彼女に何が」
( ;´∀`)「僕にも分からんモナ」
143
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:30:27 ID:NEMlDRhk0
支援支援
144
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:30:37 ID:arWQCkK60
ほら、なったwwwwwww
145
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:31:44 ID:HQCmBs2IO
ミセ*゚ー゚)リ「おーう、おっはよトソちゃん」
ミ,,゚Д゚彡「珍しいな、俺達より遅いなんて」
(゚、 ゚トソン「そんな日だってありますよ」
ミセ*゚ー゚)リ「ふーん……」
(゚、 ゚トソン「あ、そういえばミセリ。この間話してたケーキバイキングなんですけど」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、どうかし……」
ミセ;゚ー゚)リ「! ! ? ?」
(゚、 ゚トソン「……なので、今度の日曜日なんて」
(゚、 ゚トソン「って聞いてます?」
ミセ; ー )リ「ごめんトソちゃん、その話はまた今度」
(゚、 ゚;トソン「え? はぁ、わかりました」
146
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:33:46 ID:GnsIvqeo0
どうなってるんだ…
147
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:34:07 ID:HQCmBs2IO
ミ,,゚Д゚彡「おいミセリ、どうした。汗がすごいぞ」
ミセ; ー )リ「トソちゃん、一体何が……」
ミ,,゚Д゚彡「トソン? トソンがどうした」
ミセ; ー )リ「フサも見てみ……こうなるから」
ミ,,゚Д゚彡「んー、どれどr」
ミ,;゚Д゚彡「! ! ? ?」
(゚、 ゚トソン「あ、そういえばフサさん。この書類なんですが」
ミ,;゚Д゚彡「お、おう。いいぞ、これで」
(゚、 ゚;トソン「へ? いや、見てな」
ミ,;゚Д゚彡「ま、間違ってたら俺が悪いって言ってくれや。すまんが仕事が溜まってるんだ」
(゚、 ゚;トソン「あ、そうでしたか、すみません」
ミ,;゚Д゚彡「(……一体どうしたと言うんだ)」
148
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:36:39 ID:HQCmBs2IO
〜ちょっと時間が経って〜
(゚、 ゚トソン「ちょっとトイレ行ってきますね」
ミセ*゚ー゚)リ「はいよー」
スタスタ
ミセ;゚ー゚)リ「……」
ミセ;゚ー゚)リ「ねぇ、フサ」
ミ,;゚Д゚彡「……おう」
ミセ;゚ー゚)リ「気付いたよね」
ミ,;゚Д゚彡「あぁ、もちろん」
―――――――――――――――――――
( ;´∀`)「正直、見間違いかと思ったモナ」
(;`・ω・´)「僕もです。まさかと思いました」
ミセ;゚ー゚)リ「トソちゃん(トソン)は……」ミ゚Д゚;,彡
( ;´∀`)「なんで……」(`・ω・´;)
149
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:37:54 ID:HQCmBs2IO
ミセ;゚ー゚)リミ,;゚Д゚彡「「なんでブラジャーしてないんだ……!?」」(´∀`; )(`・ω・´;)
(゚、 ゚;トソン「ふぅ……バレてないですよね……大丈夫だよね……」
150
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:40:06 ID:HQCmBs2IO
ミセ;゚ー゚)リ「本人はバレてないと思ってるだろうけど、完全にバレてるよね」
ミ,;゚Д゚彡「付け忘れてきたとかは……」
ミセ;゚ー゚)リ「あるわけないでしょうが」
ミ,;゚Д゚彡「……痴女に目覚めt」
ミセ;゚ー゚)リ三〇「ミセリちゃんパンチ」
三〇)Д゚彡∴:.「へぶぁ」
―――――――――――――――――――
( ;´∀`)「アレは流石にマズいモナ」
(;`・ω・´)「えぇ。もう完全に乳首浮き出てますしね」
( ;´∀`)「Tシャツいくらか着てるみたいだけど、意味をなしてないモナ」
(;`・ω・´)「自然と目がいってしまいますよ。男の性ってこわい」
( ´∀`)「妻も子供もいるのに、僕欲情しそう。というかした」
(`・ω・´)「アウト」
151
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:42:24 ID:MSPfi8660
しえん
152
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:42:34 ID:HQCmBs2IO
(゚、 ゚トソン「戻りましたー」
ミセ;゚ー゚)リ「……」
ミ,;゚Д゚彡「……」
( ;´∀`)「……」
(;`・ω・´)「……」
ミセ;゚ー゚)リ"ミ,;゚Д゚彡" コク "(´∀`; )"(`・ω・´;)
ミセ;゚ー゚)リ「トソちゃんトソちゃん」
(゚、 ゚トソン「どうしました、ミセリ」
ミセ;゚ー゚)リ「今日ちょっと顔色悪いよ」
(゚、 ゚トソン「へ? そうですか?」
(;`・ω・´)「おや、それは大変だね。早く帰ったらどうだい」
(゚、 ゚;トソン「シャキンさん! でも……」
153
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:45:47 ID:HQCmBs2IO
ミ,;゚Д゚彡「仕事なら気にすんな。俺達が代わりにやっとくからよ」
(゚、 ゚;トソン「それは申し訳ないですよ! というか全然平気ですし」
( ;´∀`)「いや、辛そうモナよ? 何なら車で送ってあげるモナ」
(`・ω・´)「いやアンタは駄目だ」
(゚、 ゚;トソン「ぶ、部長まで」
ミセ;゚ー゚)リ「ほら、あたし車だから、あたしが送ってあげるよ! ほら!」
(゚、 ゚;トソン「は、はぁ……ありがとうございます」
ミセ;゚ー゚)リミ,;゚Д゚彡「「(よし!)」」(´∀`; )(`・ω・´;)
(゚、 ゚;トソン「(妙な一体感を感じますね)」
(゚、 ゚;トソン「それにしても、どうなさったんですか、皆さん? 変にお優しいですが」
ミセ;゚ー゚)リミ,;/Д/彡「「(仕事に集中出来ねぇんだよおおおおおォォォォォ!!!)」」(´∀`* )(`・ω・´*;)
154
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:47:42 ID:HQCmBs2IO
〜夜〜
(゚、 ゚トソン「どうしたんでしょう、今日はみんなやけに優しかったです」
(゚、 ゚;トソン「まさかバレてたなんてことは……」
(゚、 ゚トソン「まぁないですよね」
(゚、 ゚トソン「新しいブラも注文したし、寝ましょうか」
ピロリロリン♪
(゚、 ゚トソン「おや? ……あ、ミセリからですね。なんだろう」
『明日からはサラシか何か巻いてきなよ』
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン「バレとったんかい」
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン「バレとったんかい」
155
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:50:46 ID:HQCmBs2IO
〜一週間後〜
+(゚、 ゚トソン「新しいのが届きました」
(゚、 ゚*トソン「いやぁ、付け慣れたものは落ち着きますね」
(゚、 ゚トソン「……」
(゚、 ゚;トソン「どうも今日は体調が優れないですね……」
(゚、 ゚トソン「まぁそんなことも言ってられませんか」
(゚、 ゚トソン「さて、準備、じゅんびーっ……」
(゚o ゚;トソン「……ふぁ、ふぁ」
(>、 <トソン「へくちっ」
ぶちっ
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン
おわり
156
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:50:54 ID:byboAwBI0
バレるわい
157
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:52:34 ID:byboAwBI0
乙〜
無限ループって怖いね
158
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:52:44 ID:HQCmBs2IO
おわりー
支援ありがとうね
自分が出したお題は自分で消化したかったんや……
だいぶやっつけになってすまんかった
159
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:56:58 ID:pzwX9izk0
おつ
豆大砲がくすっときた
サラシもいいよね
160
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:59:36 ID:MSPfi8660
おつ
頑張れトソンというか周りの人たち
161
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:04:17 ID:GnsIvqeo0
乙乙
せめてばんそうこう貼るとかなんとかして下さいトソンさん
162
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:08:49 ID:U/S4YvTM0
水曜の6時までならなんとかいけそうだ
163
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:47:54 ID:MtcAKDNU0
乙乙
シャキンがいい味出してるww
投下します!
164
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:48:56 ID:MtcAKDNU0
( ^ω^)ピコーンピコーン ……。
('A`)ピコーンピコーン ……。
( ^ω^) なぁ、ドクオ?
('A`)ピコーンピコーン ……なんだよ
( ^ω^) 日曜日の昼下がりに寄り集まって、ゲームなんかしてるけれども……
( ^ω^) 僕達、何か忘れてないかお?
('A`) え? 俺達なんか予定あったっけ?
( ^ω^) うーん、僕も思い出せないんだけど、何か引っかかるというか……
('A`) 思い出せないんだったら、たいした用事じゃないだろ
('∀`) さっゲーム再開しようぜ
( *^ω^) おっお、そうだおね。するお、するお
165
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:49:38 ID:MtcAKDNU0
――翌日 放課後
ζ(゚ー゚*ζ 内藤君、鬱田君、ちょっといいかなぁ?
( ^ω^) おっ? 何か用かお? 僕は構わんお
('A`) 俺もだ
ζ(^ー^*ζ 本当!?ありがとー
(´・( ^ω^) いやいや、全然良いお
(´・ω( ^ω^)
(´・ω・`)( ^ω^)
(;'A`) 危ない! ブーン、後ろ!
( ^ω)) え?
166
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:50:23 ID:MtcAKDNU0
――三階 落語研究会部室
(;^ω^) ……。
(;'A`) ……。
('A`) なぁ、ブーン
( ^ω^) 何だお?
('A`) 何で俺達、床に転がされてんの?
( ^ω^) わからんお。
(´・ω・`) ふっふっふ。お目覚めのようだねぇ
('A`) 帰って漫画読みてぇ
( ^ω^)ロープが肉に食い込んで痛いお
(´・ω・`) これは出連さんの二人への復讐だよ……
('A`) 晩飯何かな?
( ^ω^) うちは今晩、コロッケだお
('A`) ブーン家のカーチャン、料理上手いよな。食いてー
( ^ω^) だお?
(´゚ω゚`) ちょおおっと待てや!
( ^ω^) ん?
('A`) 何だ?
(´゚ω゚`) てめぇ等今、のっぴきならない状態だろうが!
( ^ω^) そうなの?
('A`)シラネ
(´゚ω゚`) ショボン様を無視してんじゃねえぞおお
167
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:51:14 ID:MtcAKDNU0
ζ(゚ー゚*ζガラッ そこまでよ、ショボン
(´・ω・`) これは、これは出連様
(;'A`) (おい、何か始まったぞ……)
(;^ω^) (しっ! とりあえず、二人を見守るお! )
ζ(゚ー゚*ζ これ以上卑怯な真似は、落語研究会の沽券に関わります
(´・ω・`) はっ! 出連様
( ^ω^) (ショボン、お前野球部だろ)
(;'A`) (茶番すぎる……)
ζ(゚ー゚*ζクルリ 今日、集まってもらったのは、ほかでもありません
(;'A`) (こっちに矛先が向いたぞ! )
(;^ω^) (ああいう手合いは、目を合わせちゃいけないんだお! )
ζ(゚、゚*ζ デレレレレ……
( ^ω^) (口でドラムロール奏でとる……)
('A`) (ブーン、もう何も言うな)
ζ(゚ー゚*ζ ジャーン!! 題して【爆発メランコリック】を開催します!
ζ(゚ー゚*ζ さあ、咎人よ。掛けなさい。
168
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:51:56 ID:MtcAKDNU0
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_420.png
( ^ω^)('A`) ……。
(´・ω・`) ちなみにコレ、あと10分で爆発するから
(;゚ω゚)(;'A`) はぁ!!?
(´・ω・`) 君達には今から10分以内に、そろいのカードを当てて貰おうと思う
(´・ω・`) カードは二人同時にオープン。
同じ組を作れなくても、爆弾は爆発するよ
(´・ω・`)フフン 仲良しの君達のことだ、ガードを揃えるくらいわけないだろう?
( ^ω^)('A`) (ドヤ顔が死ぬほど腹立つ……)
(;゚ω゚)そ いやいやいや、何なのコレ!?
何でこんな恐ろしげなもんがあるのん!?
てか、何でわてら拉致られたん!?
(;'A`) 落ち着け、ブーン!!
テンパって関西弁になったって、自体は何一つ解決しない!
169
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:52:41 ID:MtcAKDNU0
ζ(゚ー゚*ζ ふふふっ、さすがは鬱田君。冷静ね。
ζ(-、-*ζ ……。いいわ、あなた達に復讐するわけ、教えてあげる。
ζ(゚ー゚*ζ お姉ちゃーん!
ξ゚⊿゚)ξガラッ ……。
(;^ω^) ツン?
(;'A`) 何でこんな所に……
ξ#゚⊿゚)ξ ちくわ大明神
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_427.png
(;゚ω゚)そ こここ、これはぁ!??
(;'A`)そ すっげー怒ってんぞ!?
説明しよう!出連デレの双子の姉、出連ツンは怒りが頂点まで達すると、
ちくわ大明神としか喋らなくなるのだ!!!
170
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:54:04 ID:U/S4YvTM0
どういうことだwww
171
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:55:43 ID:MtcAKDNU0
ζ( ー *ζ ふふふっ……
ζ(^ー^*ζ 今頃気づいても遅いよ?
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_422.png
(;'A`) (何か思い当たる節はあるか、ブーン?)
(;^ω^) (出連さんが決め科白言ってるとこ悪いけど、何も思いつかんお)
ξ#゚⊿゚)ξ ちくわ大明神
(;^ω^)そ つつつ、ツンちゃーん!?
何かわからんけれども、ほんとごめんだお!
(;'A`) 俺の安っい土下座なら、何遍だってしてやる!
だから、許してくれ!
ξ゚⊿゚)ξ ちくわ……
ξ;⊿;)ξ だいみょ……
Σζ(゚Д゚;ζ お姉ちゃんが泣いたー!!
(´゚ω゚`) 出連さん落ち着いてえええ!!
(;゚ω゚)そ 様付け、かなぐり捨てやがったお!
設定作ったなら、最後まで突き通せやああ!!
(;'Д`) 爆発まであと、1分切ってるうう!!!
(;゚ω゚)(;'A`) 爆発するうう!!
白<ピッピッ……
172
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:56:40 ID:MtcAKDNU0
白<シーン
( >ω^) ……あれ?
(;'A`) 爆発しない……
ζ(゚ー゚*ζ 当たり前だよ。それ、ただの目覚まし時計だもん
(´・ω・`)バーン 【ドッキリ大成功】
(;^ω^) ドッ……
(;'A`) キリ……?
173
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 03:01:00 ID:Ax3lKThw0
('A`) なるほど。そういうことか
ζ(゚ー゚*ζ 1ヶ月前、お姉ちゃんが内藤君に勇気を出して映画に誘ったのに、
内藤君、忘れて鬱田君と遊んでたんだもん
(;^ω^) 1ヶ月も前じゃ誰だって忘れちまうお!
(;^ω^) 大体あの時は、『行きたいねー』くらいのノリだったお!
ζ(゚、゚*ζ それをきちんと覚えておくのが、男の子でしょ?
女の子の心を踏みにじった罪は重いの!
('A`) オレ、カンケイナクネ?
ζ(゚ー゚*ζ あっ、お姉ちゃんが内藤君を誘った時、鬱田君も隣にいて聞いてたから、同罪ね
(;'A`)そ ええー!!?
(´・ω・`) ツンさんが一人待ちぼうけを食らっていたときの、再現VTRがこれだ
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_426.jpg
(※画像はイメージです)
( ^ω^) お前一番関係ないだろ
('A`) 帰れ
(´・ω・`) 困っている出連さんとツンさんを放っておけなくてね!
(´・ω・`) 僕の粋な計らいってやつぅ?ちょっとした茶目っ気を出したのさっ!
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_422.png
( ^ω^)('A`) (果てしなくウゼぇ……)
こうして僕達はツンに誤って、何とか許してもらった。
174
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 03:02:25 ID:Ax3lKThw0
――帰り道
ξ゚⊿゚)ξ ……。
( ^ω^) ツン、もう怒ってないかお?
ξ゚⊿゚)ξ 別にそこまで起こってたってわけじゃないの。
デレが騒いじゃったから、あんな大事になっちゃったけど……
( ^ω^) おっ……
( ^ω^) ツン、明日一緒にどっか行こうお!
ξ゚ー゚)ξ ……。
ξ^ー^)ξ うん!
HAPPYEND?
( ^ω^)('A`)しっちゃかめっちゃかのようですζ(゚ー゚*ζ(´・ω・`)
175
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 03:03:16 ID:Ax3lKThw0
以上です!
ありがとうございましたー
176
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 03:04:48 ID:Hc9W7z8MO
おつ リア充爆発しろ
絵も大分消化されたな
177
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 03:52:27 ID:Ax3lKThw0
誤字脱字がああ
誤って→謝って
やっぱり慌てて書くもんじゃないな…
178
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 15:13:16 ID:arcjc3/s0
VIPの方、落ちた?
179
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 15:16:58 ID:tXgWdVOQ0
落ちたみたいだな
180
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:31:34 ID:arWQCkK60
誰もいない予感・・・
('A`)
( )
. ||
いざ、さっくり作品投下へ!!
ヘ( 'A`)ノ
≡≡ (┐ノ
:。; /
181
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:33:17 ID:JsFETB3E0
見てるよ支援
182
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:33:23 ID:arWQCkK60
('A`)俺の姉ちゃんは練り物が好きだ
('A`)彼氏の脂肪を練るように揉むのも好きらしい
('A`)夕飯も姉ちゃんが作るとおかずは必ず
笹かまぼこのバター焼きとちくわの味噌汁だ
('A`)そんなある日、姉ちゃんはとち狂った事を言い出した
ξ゚⊿゚)ξちくわ大明神
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_427.png
('A`)え?
ξ゚⊿゚)ξちくわ大明神にお参りに行くわよ!ドクオ!
ξ゚⊿゚)ξ練り物ガール此処に在りのようです('A`)
183
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:33:35 ID:Hc9W7z8MO
ところが居るんだな! 支援!
184
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:34:17 ID:arWQCkK60
新幹線にて
( ^ω^)ドクオ君、ツンがトイレに行っている間に君には話しておきたいことがあるお
('A`)なんでしょうか?
( ^ω^)僕の脂肪の8割はツンに無理矢理食わされた練り物によるものなんだお
('A`)・・・すみません
( ^ω^)まあ、別に良いんだお。たまに食べる肉や野菜の美味さが格別になったから
( ;ω;)でもね・・・たまに普通だったあの頃のツンに戻って欲しくなるんだお
('A`)分かります、五年前の俺達の不要な発言でこのような事態を招いてしまった
( ^ω^)なんか太ったんじゃない?('A`)
('A`)姉はその後、練り物ダイエットを始め成功・・・今に至りました
( ;ω;)早く、早く練り物に飽きて欲しいお
('A`)内藤さん・・・それは無理そうです
185
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:35:30 ID:arWQCkK60
後方から鮮麗されたメロディが流れてきた
ξ゚◎゚)ξプップップー♪プルル♪プルルルルルー♪
姉がちくわを吹きながら戻ってきたのだ
ξ゚⊿゚)ξくはーやっぱりちくわ笛は良い音色ねー
ξ゚⊿゚)ξ二人とも!後方車両でちくわのわさび味買ってきたわよ!
ξ゚⊿゚)ξモグモグパクパク
吹き終わったちくわを食べ始めた・・・周りの視線が痛い
( ;ω;)ドクオ君、わさびが沁みるおね
(;A;)ええ、何かパッケージに3倍わさびって書いてありますよ
186
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:36:46 ID:arWQCkK60
島根県某所ちくわ大明神
('A`)出雲の国は何でもありだな
ξ゚⊿゚)ξさっ早く行きましょう!毎年限定2000万本の大明神ちくわが売り切れちゃうわ!
(;^ω^)(それは限定と言って良いのかお?)
ξ゚⊿゚)ξすみませーん!大明神ちくわ下さーい!
( ´∀`)残念!無念!また来年!つい先ほど今年の分は売り切れたモナ
(;'A`)嘘だろ!?
( ´∀`)可憐なお嬢さんが大型トレーラーを何台も引き連れて製品から
倉庫の材料、機材まで買い占められたモナー
テクテクテクテク川 ゚ -゚)
( ´∀`)ほら、其処をテクテク歩いているお嬢さんだモナ!
ξ゚⊿゚)ξつ川;゚ -゚)ガシッ
(;^ω^)(これは不味いお、相手はちくわ大好きな大金持ち)
(;'A`)(一方此方は練り物狂の変人)
(;^ω^)(何かしらのケミストリーが起きる!!)('A`;)
187
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:38:23 ID:arWQCkK60
ξ゚⊿゚)ξちょっと貴女、ちくわでおでんの汁を飲んだ経験は?
川 ゚ -゚)無論、ある
ξ゚⊿゚)ξちくわでYMOを演奏した経験は?
川*゚ -゚)勿論!ある
ξ゚⊿゚)ξ最後に!
(;^ω^)ゴクリッ('A`;)
ξ*゚⊿゚)ξオススメの笹かまぼこの食べ方は?
川*゚ -゚)素材そのままの味を楽しんでから後はお好みで!ξ(゚⊿゚*ξ
川*゚ -゚)ああ、これが運命か!練り物占いでちくわ大明神の大明神ちくわを
買い占めれば友に出会うと出たので早速買い占めてみればこれだ!
ξ*゚⊿゚)ξなんて事!私もよ!練り物占いはやっぱり奇跡の占いね!
(#^ω^)#'A`)占い師の野郎!!!
188
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:40:03 ID:arWQCkK60
川 ゚ -゚)それからどうした(´∀` )
ξ*゚⊿゚)ξいやー!一本一万円の大明神ちくわを四本も譲って貰えるなんて!
メルアドも交換出来たし、流石お金持ち、流石練り物占いね!
(;^ω^)そんなにするのかお
ξ゚⊿゚)ξ当たり前よ、最高級オキギス100%だもの
('A`)なあ、姉ちゃんそろそろ止めにしないか?
ξ゚⊿゚)ξ何をよ?
('A`)練り物好きという体の良い俺らへの復讐
ξ゚◎゚)ξフガッフ?(私は本当に練り物が好きなだけよ?愛してさえいるわ)
(#'A`)だったら!内藤さんに練り物を強制するのは止めろよ!!
( ^◎^)フガッフガッ!(ドクオ君、いいんだお!僕も好き好んで食べているだけなんだお)
(#'A`)畜生!こんなもの!
(#'A`)つ 三 (三◎
ポチャン!
189
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:41:16 ID:arWQCkK60
ξ;゚◎゚)ξフガッフー!!(大明神ちくわが池に落ちゃったああ!!!)
(;^◎^)フッフガー!!(一本一万円がああああ!!)
('A`)これで良いんだ、これで
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
(;'A`)な、なんだ池が・・・
ぴょこん!
(´・ω・`)やあ、ちくわの神様だよ!誰だい?こんなオナホールみたいなちくわをお供えしたのは?
理由も述べないと今以上に時間を止めてぶち殺すぞ
(;'A`)すみません、僕です。実はカクカクしかじかで
(´・ω・`)なるほど、ちくわが原因とあっちゃ僕も黙っちゃいられないな
(´・ω・`)ほい!
(‘_L’)ちくわ大明神
ξ;゚⊿゚)ξ誰よ、今の?
( ^ω^)お?なんだお、このオナホールみたいなちくわの食いかけは・・・
ξ゚⊿゚)ξ流石に無いわね〜
190
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:42:49 ID:arWQCkK60
('A`)姉・・・ちゃん?内藤さん?
(二人とも普通のちくわ好きに戻してあげたから安心しな)
('∀`)ありがとう!神様!
ξ;゚⊿゚)ξあんた、何大声で神様とか言ってんの!恥ずかしいから止めなさい!
( ^ω^)おっ?帰りの新幹線の時間が近づいてきたお!
ξ゚⊿゚)ξさっ帰るわよ、お土産の練り物もたくさん買った事だし
('A`)え?
(僕、ちくわの専門で練り物全般は専門外なんだよね〜すまんこ)
('A`)え?
その日の夕飯はかまぼこと秋刀魚のつみれ汁だった
完
191
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:45:35 ID:arWQCkK60
以上になります
明日までにもう一本書けるかな〜
192
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:49:17 ID:xTrj54dE0
おつ
これからもドクオの受難は続くのか……
193
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:49:59 ID:arcjc3/s0
乙乙
腹いてえwwwwww
194
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:59:22 ID:U/S4YvTM0
乙www
ちくわ大明神がここまで広がるとは
195
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:14:37 ID:HQCmBs2IO
投下しマウス
196
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:15:55 ID:JzuOaAKk0
支援
197
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:17:00 ID:HQCmBs2IO
街の至るところに工場が偏在する。
ロボットが街を闊歩する。
人造人間も数知れず。
それが、機械に支配された街、ニューソクだ。
( ´_ゝ`)ガラクタの街のようです
http://vippic.mine.nu/up/img/vp102080.jpg
198
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:18:32 ID:HQCmBs2IO
ここ数年、機械化が急速に進んだニューソクでは、
大抵のものは機械で賄われるようになったせいか、
次第に人間の居場所が無くなっていった。
ふいに、轟音が鳴り響き、建物の一角が爆発した。
爆風ともに、一人の男が転がってきた。
( ´_ゝ`)「いちち……ったくもー」
おどけた風に、男は呟く。
この男、ぱっと見普通の人間だが、
右手右足が改造され、ところどころ配線がはみ出ている。
この街で改造された人間だ。
( ´_ゝ`)「なーんで俺なのかねぇ」
男は、自分が飛ばされてきた方向を見据えながら、肩を竦めた。
199
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:19:18 ID:HQCmBs2IO
瓦礫の中から、ロボットが現れる。
人型で、男よりも少し大きい。
( ´_ゝ`)「どうして俺を狙うんだ」
男はロボットに問い掛ける。
「……」
ロボットは答えない。
( ´_ゝ`)「だんまりか。ま、当たり前だわな」
男はロボットに届くくらいの声で呟き、更にまた、口を開くが、
それが声にならないうちに、ロボットが男に飛び掛かった。
( ;´_ゝ`)「うおっ」
突き出された右手を間一髪でかわす。
ロボットは、男の後ろの壁に右手ごと突っ込んでいった。
( ;´_ゝ`)「あっぶね」
後ろ姿のロボットを見ながら、男は考える。
今の力任せのパンチを見るに、恐らく細かい動きは出来ないだろう。
それならば。
200
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:20:26 ID:HQCmBs2IO
ロボットが再び男に向き直り、パンチの構えをとり、駆け出した。
( ´_ゝ`)「人の話は、」
向かってくる右腕を受け流し、強く踏み込む。
( #´_ゝ`)「最後まで聞くもんだ!!」
機械の右手で、鳩尾部分を穿つ。
が、思ったより装甲が固い。
ダメージは通ってないようだ。
( ;´_ゝ`)「うおぉ!?」
引っ込めることを忘れた右腕を掴まれ、振り回される。
( ;´_ゝ`)「おわあああああああああ!?」
そしてそのまま、すぐそばの工場に投げつけられ、
男は壁にたたき付けられた。
外壁は崩れ、男に瓦礫が降り注ぐ。
201
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:21:54 ID:HQCmBs2IO
( ;´_ゝ`)「いってぇ……今のは効いたわ……」
数十秒後、瓦礫を押しのけ、男が姿を現した。
右足の部品はところどころ外れており、
右手は配線が切れている部分がある。
男は、右手、右足の順に少し動かした。
ちゃんと動作するか、チェックをする。
( ´_ゝ`)「……ん、まだ大丈夫だな」
男が再び身構える。
( ´_ゝ`)「……お。いいもんあるじゃん」
しかし、すぐに意識が他のものに向けられた。
男は、地面を見る。
そこには、工具と部品が一つずつあり、男は両方拾いあげた。
( ´_ゝ`)「さて、ラウンド2といきますか」
機械の右手には顔くらいの大きさの歯車。
生身の左手にはチェーンソー。
両手に持って、再度構えた。
202
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:23:28 ID:HQCmBs2IO
先に動いたのは男だ。
チェーンソーを振りかざし、駆ける。
あまりにあからさまな特効過ぎた故、ロボットは攻撃を避けようと、体を動かした。
ロボットが足を浮かせた瞬間、
( #´_ゝ`)「せやああああああ!」
右手の歯車をフリスビーのように投擲し、同時にロボットに突撃した。
歯車が直撃したロボットは、バランスを崩す。
追い打ちをかけるように男がタックルをかまし、男がロボットに覆いかぶさるように倒れ込んだ。
チェーンソーを右手に持ち替え、電源を入れた。
そして、刃が回転し始めたチェーンソーを、ロボットの首元に押し付ける。
金属が擦れあう、不快な音が響いた。
( ;´_ゝ`)「うぐ……」
ロボットの抵抗も激しいが、男は耐える。
203
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:24:18 ID:arWQCkK60
支援といこう
204
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:24:46 ID:HQCmBs2IO
しばらく当てつづけると、首元の金属が赤く光り始めた。
摩擦熱により、高熱を持ったのだ。
( ;´_ゝ`)「!!」
今が好機。
そう思った男は、チェーンソーの電源を切り、左手に持ち替える。
そして、赤熱した部分を右手でえぐる。
思ったよりも金属は薄く、すぐに内部の配線が隙間から姿を現した。
( #´_ゝ`)「くたばれっ!!」
作った隙間にチェーンソーを深く突き刺す。
そして再び、電源を入れた。
刃が回りだす。
さっきよりも甲高い音。
ロボットの抵抗も更に激しくなった。
が、男は既にロボットの上にはいなかった。
数メートルほど離れたところで、跳ね回るロボットを見ていた。
205
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:25:53 ID:HQCmBs2IO
しばらくロボットはのたうち回っていたが、
やがて、その動きを止めた。
完全に止まったことを確認して、男は近寄り、チェーンソーの電源を切った。
男は、ふと右手を見た。
( ´_ゝ`)「うげ」
指先が溶けてしまっている。
赤熱した金属を長時間触ってしまったせいだろう。
( ´_ゝ`)「修理してもらわないとな。まーたハカセに怒られるな」
そう呟きながら、ロボットに向き直る。
( ´_ゝ`)「言っておくが」
そして、口を開いた。
( ´_ゝ`)「この街では、俺は最弱なんで。本当に。だから――」
206
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:26:52 ID:HQCmBs2IO
――俺達が簡単にやられると思うな。
動かなくなったガラクタの塊に向けて、そう啖呵を切った。
男はそのガラクタから背を向け、空気の淀んだ街の中心に歩きだした。
( ´_ゝ`)ガラクタの街のようです
Fin.
207
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:28:24 ID:HQCmBs2IO
おわりー
支援ありがとでした
もひとつ書き溜めてくるぜぃ
208
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:33:42 ID:arWQCkK60
乙!
209
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:07:15 ID:JzuOaAKk0
落ちる兄者の絵を描いたものです
>>56
さん
>>75
さん、ほんとありがとうございました!
>>56
スカートから覗く神秘、のようです
http://i.imgur.com/lhTP4.jpg
>>75
ζ(゚ー゚*ζ傍にいるようです( ´_ゝ`)
一応グロ注意
http://i.imgur.com/fOaqM.jpg
210
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:08:36 ID:iyblDBwI0
乙乙 バトルかっこいいぜ
211
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:15:04 ID:iyblDBwI0
よし、こっちも投下行きます
212
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:16:52 ID:iyblDBwI0
むかしむかしというほど、むかしではない時。
あるところに女の子と、猫がいました。
ξ゚⊿゚)ξ「どうしたの? いじめられたの?」
(;д;,,)ニヤー
二人が出会ったのは、まだほんの小さな時。
女の子は泣いていた猫に、名前と、赤い首輪と、暖かいお家をくれました。
ξ゚⊿゚)ξ「ほら、きょうからあんたはうちのこよ」
(・д・*,) …
女の子の名前はツン。猫の名前はギコ。
二人はいつも一緒で、一番の仲良しでした。
.
213
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:18:08 ID:iyblDBwI0
ξ*゚⊿゚)ξ「ひっさーつ、猫じゃらし!」
(,,゚Д゚)+
それはツンが学校にあがっても。
ギコが人間の言葉を覚えるくらい大きくなっても、ずっと変わりませんでした。
ξ*゚⊿゚)ξ「ほらギコ見て、これ家庭科の授業でつくったの!」
(,,*゚Д゚)「ふくろ! 入っていい? ペシペシしていい?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あー! ダメにしちゃった。いいわ、それギコにあげる」
ギコの言葉はツンには通じません。
それでも、ツンとギコはたくさんのおしゃべりをして遊びました。
ξ゚⊿゚)ξ「ギコ、今日はねブーンといっしょに遊んだのよ」
(,,゚Д゚)「よかったな!」
ξ*゚⊿゚)ξ「ギコ、今日はねぇ……」
.
214
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:18:12 ID:arWQCkK60
しえ・・・ん?
215
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:19:31 ID:iyblDBwI0
...(,,゚Д゚)
ξ゚⊿゚)ξ「……パパ、本当に行っちゃうの?」
( ´∀`)「そうモナ」
ξ;゚⊿゚)ξ「……」
(;´∀`)「ほらほら、そんな顔しちゃだめモナ。
そう、春になれば! 春になれば、ちゃんとパパは帰ってくるモナ」
ξ゚⊿゚)ξ「まだ、秋だよ」
( ´∀`)「だから、それまで頑張れるモナ?」
ξ ⊿ )ξ「……うん」
ξ;⊿;)ξ「ばいばい、パパ」
....(,,゚Д゚) ?
.
216
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:20:35 ID:iyblDBwI0
だけどもある日から、ツンの元気がなくなってしまいました。
いつものようにギコと遊んだり、お話をしてくれることもなくなりました。
(,,*゚Д゚)「ツン、遊べ!」
ξ ⊿ )ξ「……」
(,,;゚Д゚)「ツン、ツンー」
ギコがいくら話しても、ツンはしょんぼりとしたまま。ずっと悲しそうな顔をしています。
お家のなかもなんだか、いつもよりもしんとしているようです。
ξ゚⊿゚)ξ「……春、か」
(,,゚Д゚) !
ξ゚⊿゚)ξ「春になれば、……か」
(,,*゚Д゚)「ツン! 遊ぶか! 遊ぶのか?!」
毎日のようにツンは「春になれば」と、言います。
それから、窓の外を見るとため息を一つつくのです。
ギコはツンの悲しそうな顔を見るたびに、しょんぼりとしてしまいました。
.
217
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:21:28 ID:iyblDBwI0
(,,-Д-)
そんな日々が続いたある日、ギコはあることに気づきました。
ツンがしょんぼりしているのはきっと春じゃないからだ、そう思ったのです。
(,,゚Д゚)「――よしっ、春になればいいんだな!」
ギコは、ツンが昔つくってくれた袋を口にくわえました。
そして、お家の扉をカリカリとひっかきました。
ξ゚⊿゚)ξ「ギコ、どうしたの?」
(,,#゚Д゚)「春ー! どこだぁぁぁ!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「え、何? どうしたの?」
(,,゚Д゚)「外、出るぞ!」
ギコは扉をひっかくのをやめません。
ずっと扉をひっかくギコに、ツンは小さくため息をつきました。
ξ゚⊿゚)ξ「ちゃんと、帰ってくるのよ?」
.
218
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:22:36 ID:iyblDBwI0
(,,*゚Д゚)「行くぞ、ゴルァ」
青色の毛並みをフサフサと揺らして、ギコはツンのあけた扉から外に出ました。
トンっと塀の上に上り、屋根をひょいっと上り、テクテクと歩いていきます。
(,,*゚Д゚)「どこだー、春!」
(゚、゚;トソン「誰っ!?」
ギコがひらひらとした白いカーテンに興奮して飛びつくと、そこには毛皮を脱いだ女の人がいました。
人間には毛皮がありません。だから、本当は服を脱いでいるだけなのですが、ギコにはそんなことはわかりません。
(゚、゚トソン「何だ、猫さんですか」
(,,゚Д゚)「春、知らないか!」
(゚、゚*トソン「おいでー、猫さんー。こんなところで、どうしたのー?」
女の人はいきなり現れたギコにビックリしましたが、にっこりと笑いました。
着替え中の服はそのままで、窓際にあらわれたギコの元へやってきました。
.
219
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:23:26 ID:iyblDBwI0
(,,゚Д゚)「春にしたいんだ! どうすればいい?」
ギコは女の人にたずねました。
でも、ギコの声は女の人にはニャオニャオとしか聞こえません。
クシュン (>、<トソン
(゚、゚;トソン「……風邪?」
(,,*゚Д゚)「風だな! ありがと!」
窓の向こうからやってくる冷たい風に、女の人はくしゃみを一つ。
風邪かなと思い顔を上げた時には、ギコはひらりと窓の外へと跳んでいました。
(゚、゚;トソン「あーあ、行っちゃいましたか」
白いカーテン、小さな鉢植え、お気に入りの置物。
女の人がどれだけ見渡してもそこにはもう、ギコの姿は見えませんでした。
.
220
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:24:10 ID:iyblDBwI0
(,,゚Д゚)「風! 風! 風があればいいんだな!」
塀をぴょんぴょんと跳び下りながら、ギコは走ります。
人ではなかなか入れない道を通り、猫にしか見えない道を通り、ギコは春のあるほうへと進みます。
(,,゚Д゚)「どーこーだー」
今にも人が落ちそうな、高いビルを通り。
なんだかよくわからない生き物と、機械の人のそばを通り。
難しい顔をした二人の男がいるテーブルの下を通り。
変なポーズを決めたおじさんの横を通ります。
(,,-Д-) ぐぅ
疲れたら休んで、水を飲みます。
目が覚めたらすぐに出発。ぐうぐうとお腹がすけば、ご飯を探します。
川*゚ 々゚)「ぬこー、ぬこー」
ご飯が落ちていないかなぁと思いながら、道を歩いていたギコは箱に入った女の子を見つけました。
でも、春でもご飯でもツンでもないので、ギコはがっかりしました。
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221
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:25:21 ID:iyblDBwI0
o川*゚ 々゚)o「くるうのおうちはいるですか?」
(,,゚Д゚)「やだ」
がっかりしているギコに、箱のなかの女の子は言いました。
そして、ギコの返事を聞くと、女の子は首をかしげて、また言いました。
川 ゚ 々゚)「くるうぬこすきです」
(,,゚Д゚)「オレはメシのほうが好きだ!
でも、ツンのほうがもっと好きだ!」
ギコの返事に女の子はんーとうなると、箱のなかをごそごそと動きました。
それから顔を上げると、女の子の手にはほかほかとしたご飯がありました。
ご飯の上にはニボシさんがのっていて、ギコの大好きなカツブシさんもいっしょにのっています。
川*゚ 々゚)「くるうのごはんなりますか?」
(,,*゚Д゚)「メシ!」
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222
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:26:30 ID:iyblDBwI0
ご飯を食べたギコは、箱のなかの女の子と別れました。
お腹がいっぱいで、元気もいっぱい。
ギコはどんどんと先に進んでいきます。
(,,゚Д゚)「春ー、風ー」
泣いている女の子と、男の子のそばを通り。
ギコみたいな耳の生えた男が、小さな男の子を慰めている横を通り。
羽の生えた生き物と、変な二人組の間を通り。
(,,゚Д゚)「春風はどこだー」
ツンそっくりな女の子からは、ちくわをご飯にもらいました。
ちょっと悲しそうな笑顔の女の子は、ギコの袋に枝をつけて尻尾に持たせてくれました。
朝になれば休み。
昼になればご飯を食べ。
夜になれば歩く。
ギコはずっと歩き続けて、小さな魔女のもとにたどり着きました。
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_424.jpg
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223
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:27:39 ID:iyblDBwI0
川 ゚ -゚)「おや、これは随分と変わった世界からのお客様だな。
……ふむ。猫の道を使って、ここまでたどり着いたのか」
とんがりボウシに、ひらひらと伸びたマント。体の大きさはギコより小さいくらい。
だけど、魔女の小さな体にはすごい力があることが、ギコにはわかりました。
すぐそばにいるだけで髭がピクピク動き、毛並みがブワッと逆立つのです。
こいつはすごいやつだと思い、ギコは小さな魔女に言いました。
(,,゚Д゚)「春風が欲しいんだ」
川 ゚ -゚)「どうして、春風がほしいんだ?」
どうしてだっけ、とギコは首をひねって。
ギコは自分の頭のなかに、ぴったりな答えを見つけました。
(,,゚Д゚)「春風をつかまえて、それを持っていけばきっと春になるはずだ」
だから、オレは春風をつかまえてこのふくろに入れるんだとギコは言いました。
ギコは自分の思いつきのすごさにシッポをブンブンとふりました。
しかし、小さな魔女はギコの言葉に首を横に振りました。
川 ゚ -゚)「帰れ。春を探して持って帰っても無駄だ。
お前の願い事はそんなものじゃない」
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224
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:27:49 ID:xTrj54dE0
しえん
225
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:29:24 ID:iyblDBwI0
――――‐―‐‐‐‐‐‐‐
ギコはとぼとぼと、歩いていました。
どこをどう歩いてきたのか、はっきりと思い出せません。
それくらい、ギコはしょんぼりとしていました。
そんな落ち込んだギコを抱き上げたのは、ひろってくだちぃ。と書かれた箱に入った女の子でした。
ttp://imepic.jp/20121217/033540
o川*゚ 々゚)o「ぬこーくるうといっしょですー」
女の子はぎゅっとギコを抱きしめます。
ギコは逃げようとして、しっぽをふくらませ抵抗しますが、逃げられませんでした。
川 ゚ 々゚)「どうしたですか?」
(,, Д )「春を探して持って帰っても無駄だって。帰れって、言われた」
川*゚ 々゚)「じゃあくるうといっしょしますか?」
(,, Д )「やだ」
ギコの首ががくりとたれ、首輪についた鈴がチリンと音を立てました。
それは、とても大切にされていることがわかる古い首輪でした。
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