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( ´_ゝ`)デザート×キャラバンのようです(´<_` )
561
:
名も無きAAのようです
:2013/06/23(日) 22:15:27 ID:OeiHTfo.0
魔法陣を描く光が白から黄。そして、緑から青と色を変えていく。
それと時を同じくして低い音が――、そしてそれを打ち消すように甲高い音が鳴り響く。
高く低くを繰り返す音達は狂った調子に鳴り響き、とてつもなく耳障りだ。
それでも、兄者は動かない。
かわりにその顔は発熱で赤く染まり、汗が一筋、二筋と地面へと吸い込まれていく。
( _ゝ )「還れ、還れ、還れ」
('A`)「……」
魔法陣の光は幾筋にも残像を増やし、そこに流れ込む魔力はどんどんと増えていく。
魔力混じりの風が兄者の足元から吹き上がり、ドクオの体は流されそうになる。
聞こえる音はドクオが耳を塞ぎたくなるほどに大きい。
兄者の体がぐらりと、大きくゆらいだ。
慌てて足を踏みしめ体を支えるが、兄者の顔色は今や紙のように白い。
壁に添えられた手は小さく震え、それでも流れだす汗は止まらない。
(;'A`)「……兄者、もういいやめろ!!」
( _ゝ )「……おもしろい冗談ですな、と」
楽ではないのだろう。兄者の顔からは表情がごっそりと抜け落ちている。
分が悪いのは明白だった。
それでも兄者は壁を睨みつけ、魔力を止めようとはしなかった。
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