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( ´_ゝ`)デザート×キャラバンのようです(´<_` )

342名も無きAAのようです:2013/04/21(日) 21:24:44 ID:M.Sc.APo0

  _,
(,,;゚Д゚)「よりにもよって弟者が精霊ねぇ……とうとう、趣旨替えでもしたのか?」


しぃが笑いかける方角を見て首をひねりながら、ギコは言う。
どうやら彼は精霊が見えない質らしく、半信半疑といった表情を浮かべて弟者の顔を見やった。
弟者が魔法や、精霊や幻獣といったわけのわからない生物を毛嫌いしているのは、兄弟と親しい人ならだれでも知っている。
だから、なおさらギコには弟者が精霊を連れているということが信じられないようだった。


(´<_`#)「……」

(,,゚Д‐)「怒るのはいいが刀は抜くなよ。こっちも武器は振り回したくない」


ギコの手には未だ長柄の槍斧が握られている。
相も変わらず木箱の上に座り込んではいるが、いつでも動けるような姿勢が取られている。
弟者はギコの顔を無言で睨みつけると、大きくため息を付いた。


ε=(‐<_‐ )「趣旨替えなんてとんでもない。こいつらのせいで今日は散々だ」

(;´_ゝ`)「えー、でもちゃんといいこともあっただろー、弟者」

(´<_` )「どこがだ。市に行けば兄者が迷子、砂漠に出れば盗賊に出くわす。散々じゃないか」


お茶をずずっと飲みながら、兄者は「そうかー?」と、声を上げる。
しぃの入れたお茶は香草と砂糖だけで作ったさっぱりとした味だ。
うん。こいうのも美味いなと思いながら、兄者はさらに言葉を続けた。

.


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