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( ´_ゝ`)デザート×キャラバンのようです(´<_` )
28
:
名も無きAAのようです
:2012/11/23(金) 20:33:16 ID:tFLjG.4M0
石板魔法と言うものがある。
それは今より魔法がはるかに発達していた時代に作られた、石板を媒介とした魔法の一種のことである。
この魔法が優れているのは、魔法が使えない人間でも石板に刻まれた文字列をなぞるだけで効果を発揮できるという点である。
魔力を込められた石板は魔法石板と呼ばれ、便利な道具として日常生活にも使われることも多かった。
(´<_` )「魔法……石板……」
(;´_ゝ`)「そ、そう! 人によってはかなりの高値で買ってくれるんだぞ。
決して、俺が興味津々というわけではなくてだな……」
(´<_`#)「兄者は、俺が……」
l从・∀・*ノ!リ人「わー、妹者も見たいのじゃ!
それをつかえば新しいまほーせきばんとかも作れちゃうのじゃ?」
弟者が言おうとした言葉を遮って、妹者がはしゃいだ声を上げる。
魔法に触れることがほとんどない彼女にとって、魔法という言葉や不思議な現象は興味を惹かれるものだった。
一方、話を邪魔された弟者は顔をしかめ、不機嫌な表情になっている。
(;´_ゝ`)「そそそ、そう。魔法使いにお願いすれば、なんかすっごーい魔法とかも刻んでもらえるぞ。
でも、あくまでも売るんだからな。魔法石板にぴったりっていっても、魔力こめなきゃただの石だし」
(´<_` )「その言葉は確かか?」
(;´_ゝ`)「……はい」
兄者の言葉に、弟者は黙り込んだ。
その場にいた妹者が飽きてあくびをはじめるほど長い時間沈黙した後で、弟者はようやく口を開く。
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