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( ´_ゝ`)デザート×キャラバンのようです(´<_` )

196名も無きAAのようです:2013/03/17(日) 22:21:17 ID:T2xLTBNg0


(;´_ゝ`)ゝ「だいぶ弟者から、離れてしまったようだな」


足元の砂を踏みしめて、兄者は周囲を見回す。
これまで荒巻に乗ることに必死でわからなかったが、どうやらいつの間にやら本格的な砂丘地帯に突入してしまったらしい。
先程まで転がっていた岩たちは姿を消し、周囲には太陽の光に輝く砂ばかりが広がっている。


( ^ω^)つ「おー。でも、ずっとまっすぐに進んできたからすぐに戻れるお」

(;´_ゝ`)ゝ「ふむ。まっすぐか……」


ブーンの指差す方向を見て、兄者はため息をつく。
見るからに越えるのが大変そうな、巨大な砂丘。その砂で形作られた山の上に、荒巻たちの足跡が残っている。
一瞬、回り道はないものかと思ったが、そうすると道に迷ってしまいそうなので、兄者は諦めることにした。


( ´_ゝ`)「がんばれ、荒巻。今の俺達には君が頼りだ。
      ブーン、このまま中嶋のことを頼めるか?」

(*^ω^)「了解だお! ナカジマ、ブーンたちを頼むおー」


兄者の声に荒巻は低い唸りをあげ嫌がり、中嶋はおとなしく首を縦にふり答える。
ラクダたちの足は下が砂地でも関係ないのか、目の前の山にも怯むこともない。
荒巻の高い背に乗っても、視界を塞ぐ砂丘にため息をつきながら、兄者は荒巻の足を進めていく。

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