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( ´_ゝ`)デザート×キャラバンのようです(´<_` )

191名も無きAAのようです:2013/03/17(日) 22:10:04 ID:T2xLTBNg0


(;^ω^)「ナカジマー、もういいかお?」


中嶋に首をこすりつけられた状況のまま、動けなくなっていたブーンの耳が聞き慣れた声を捉えた。
その声の主は……と、ちょっと考えこんでから、兄者の声かなとブーンは判断する。

“流石”の街の双子たちは、見た目以外で見分けようとするとかなり難しい。
なにしろ違いと言ったら、声の高さがほんの少し違うだけ。
声質も、精霊を見る眼も、魔力を感じ取った時の反応も、おそらく魔力も。そして、何より人を構成する上で最も大切な要素までも同じだ。
見た目が違うのが不思議に思えるほど、あの双子は同じ存在なのだ――と、ブーンは思っている。


(;´_ゝ`)ノシ「おい、ブーン!!!」

ヾ( ^ω^)ノシ「やっぱり、アニジャだお!」


……ブーンの予想の通り、姿を現したのは兄者だった。
そもそも状況から言っても兄者が来るほうが自然なのだが、ブーンは予想が当たったことが楽しいと思ったらしい。
中嶋の周囲を勢い良く飛び回りながら、ブーンは両腕を振った。


(;´_ゝ`)「今からそっち行くから、ちょっと待ってろ」

(*^ω^)「わかったお!」


砂丘の影からひょっこりと姿を表した兄者は、機嫌の悪そうな荒巻を引き連れていた。
兄者は荒巻とともにブーンのもとへと駆け出そうとして、――おもいっきり転んだ。

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