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( ´_ゝ`)デザート×キャラバンのようです(´<_` )
159
:
名も無きAAのようです
:2013/02/20(水) 21:46:32 ID:UWFaEmzk0
( ;゚_ゝ゚)「ちょ、弟者!!!」
暴れまわるラクダの背になんとかしがみつきながら、兄者は弟者の姿を探す。
隣のラクダの背にはいない。だとしたら……
振り落とされないように必死でしがみつきながら、兄者は後ろに視線を向ける。
(´<_` )「……」
いた。
弟者はすでに曲刀を抜き放ちながら盗賊に向けて走り出している。
風と弟者自身が作り出す動きによって、薄紫のマントが鮮やかに翻る。
(;^ω^)「オトジャが行っちゃったお」
(;´_ゝ`)「わかってる。あいつ戦うつもりだ」
黄色い砂の大地を、疾駆する弟者の姿――それを、完全に見送ることができずに兄者は顔を伏せる。
ラクダは完全に暴走し始めている。このままでは、振り落とされるのは時間の問題だ。
( ;゚_ゝ゚)「ひぃぃぃぃぃいいいいいい!!!!!」
そんな状態なのに、弟者のラクダの紐を持たされるなんて正直洒落にもならない。
手綱を手にした腕が、千切れそうなほどに痛む。
兄者の腕では落ち着きを失ったラクダ二頭を同時に操ることなど出来はしない。
自分の乗っているラクダと、暴走するもう一頭のラクダに引っ張られて兄者の手は今にも引っこ抜けそうである。
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