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( ´_ゝ`)デザート×キャラバンのようです(´<_` )

151名も無きAAのようです:2013/02/20(水) 21:30:19 ID:UWFaEmzk0

鼻を利かせながら、体勢を低くし周囲を見回す。
足音を殺しながら、所々にある大岩を超え進み――

やがて、待ち構えた獲物の姿を、見つけた。


まだ若い男の二人連れ。
片や20代になるかならないかくらいの、背の高い男。
もう片方は、それよりも年下――おそらくは弟であろう、顔のよく似た男。
間違いなく市場で見つけた、二人連れだった。


<*`∀´>「ここであったが百年目。一網打尽にしてやるニダ……」


二人連れの姿を、男は観察する。
乗り物はラクダ。その背には水であろうか、荷が括りつけられている。
兄らしき人物の腰には刀と鞄。弟らしき人物に武装は無し。
そして、二人の手には――カップが1つずつ。

やはりというか、なんというか。あの臭いの主はこの二人連れだったらしい。


<ヽ;゚Д゚>「アイゴー!!! 何、ニダ!
      何であのチョパーリたちは茶なんて飲んでるニダァァァ!!!」


獲物たちはすでに火の始末を終え、荷物を片付け始めている。
兄が指示を出し、弟がそれに従う。どうやら、ここから離れようとしているらしい。


<#ヽ゚∀゚>「許さん! この屈辱、決して許さんニダァァァ!」


許せないと男は思う。
男が暑さにあえいでいたというのに、あの獲物たちは呑気に茶を飲んでいた。それが許せない。
――二人連れを獲物と呼び、勝手に待ち伏せしていたのは男なのだが、それに彼は気づかなかった。


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