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( ^ω^) 2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
1
:
名も無きAAのようです
:2012/11/22(木) 23:10:10 ID:.UzZnagU0
( ^ω^)ラノベ祭り投下及び報告スレだお
開催期間
11月18日(日)0時〜25日(日)23時59分
スレ立てを行った作品については、
作品URL
作品名
使用した絵のURL(任意)
以上のテンプレを使用して投下報告を行うこと
これがなければラノベ参加作品と見なされない
絵のURLについては、RESTさんのところからhを抜いて記載してくれればおk
スレタイに【ラノベ祭り】などの記載をするかは任意(宣伝効果はあるかもわからんね)
次スレは
>>950
を踏んだ人が立ててくれ
初代スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1348068145/
前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1353163378/
416
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 21:44:36 ID:FLuJvn5E0
ξ゚⊿゚)ξつ●「ぶーん! たべなさい!」
( ;^ω^)「や、やだお」
ξ#゚⊿゚)ξつ●「なによっ。あたしのだんごがたべれないっていうの!?」
(; ^ω^)「みたらしだんごだったらたべるけど、どろだんごはやだお!」
ξ゚⊿゚)ξつ●「むー。ぶーんのばかっ」
/ ゚、。 / 「……喧嘩、良くない……」ヌッ
ξ゚⊿゚)ξ「! すずきせんせい……」
417
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 21:46:12 ID:FLuJvn5E0
/ ゚、。 /「……ツンちゃん、ホライゾンくんにごめんなさい、する……」
ξ゚⊿゚)ξ「わたし、わるくないもん。わたしのだんごをたべないぶーんがわるいんだもん」
/ ゚、。 / 「……ごめんなさい、しないと、高い高いして上げない……」
ξ゚ー゚)ξ「むむっ……」
ξ゚⊿゚)ξ「……ごめんなさい、ぶーん」
( ^ω^)「……ぼくのほうこそ、ごめんなさいだお」
/ ゚、。 /「……よくできましたツンちゃん、ホライゾンくん……。ご褒美……」スッ
418
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 21:46:40 ID:ZR6y30xE0
おお!その絵の話見たかったんだ!支援
419
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 21:48:04 ID:FLuJvn5E0
オッオー( *^ω^)⊂/ ゚、。 /⊃ξ*゚⊿゚)ξワー
o川*゚ー゚)o「あー。いーよね、ダイちゃん背が高いからあーいう事できて。あたしゃ未だ小学生と間違われるよ」
( ゚∀゚)「そのおかげでオレのせでもお前のおっぱいを揉めるがな!」モミモミ
o川*゚д゚)o「ぎゃあ!」
( ゚∀゚)「ちっ。Aカップか。しけてんなー。ハインえんちょーはDカップだったぜ」
o川#゚ー゚)o「うるさいわっ。ていうか園長のも揉んだのかよ、このマセガキっ」
( ゚∀゚)「そのあと、げんこつくらったけどなっ。だが、オレのゆめはぜんせかいのすべてのおっぱいを揉む事だっ。きんじょのねーちゃんのもオレは揉みしだいてみせるっ! まずはしんちょーたかすぎてとどかないすずきのを揉むのが目標だ!」
o川#゚ー゚)o「その前に私が、あんたの息の根を笑いで止めてやるわ!」
( ゚∀゚)「おっ? やってみろよ。きのうおっぱいプリンをたべながらあみだしたたわざをみせてやる!」ワキワキ
420
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 21:50:29 ID:FLuJvn5E0
三o川#゚д゚)o マテヤゴルァ 三(゚∀゚)ノ ヤーイヤーイツルペター
( ;・∀・)「……やれやれ。ジョルジュくんは本当わんぱくだね」
ミセ*゚ー゚)リ「モララーせんせー! ままごとしましょー!」
( ・∀・)「ん? いいよ」
('、`*川 「ちょっとまって、あたしがさき!」
ミセ*゚ー゚)リ「なによあとからきたくせに!」
('、`*川 「おそいひとはふりだからおそいひとがさきよ!」
(; ・∀・)「ああ、こらこら二人とも。喧嘩しない。順番順番」
421
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 21:53:12 ID:FLuJvn5E0
ワタシガサキ!ミセ#゚ー゚)リつ〈;・∀・〉⊂ ('、`*川 イイエワタシガサキ!
从 ゚∀从「モララーは本当、年齢問わず、女にもてるよな。まあそれのおかげで主婦への対応が大分楽になったから感謝するが」
( ´_ゝ`)「そぉですよねー。あいつが入ってきてからだいぶ楽になりましたよ」
川 ゚ -゚)「えんちょー」タタッ
从 ゚∀从「ん? どうした、クー」
川 ゚ -゚)つ「おはな、あげる」
从 ゚∀从「お、ありがとよ」ワッシャワッシャ
川 ゚ -゚)「んっ……」
422
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 21:55:36 ID:FLuJvn5E0
( ´_ゝ`)「ハイン。それじゃ、強すぎるぜ。もうちょい、こう……優しく……」
从 ゚∀从「……む。こうか?」ナデナデ
川 *゚ -゚)「ん……」
('∀[壁「くーにゃん可愛いよハァハァ。くーにゃんペロペロしたいよペロペロ」
ノパ⊿゚)「何をしている貴様」
('A`)三壁「……! お前は!」バッ
('A`)「相棒の貞子と共にVIP市のお御庭番として恐れられている女……素直ヒート!」
ノパ⊿゚)「いや、そんな設定ねーよ。私はただの婦警だ」
('A`)「……ふっ。そうか。貴様も俺の邪魔をするのか……」
ノパ⊿゚)「聞けよ」
('A`)「いいぜ。お前がくーにゃんのペロペロを邪魔するっていうなら……。まずはその障害をぶち壊すっ!」
「だから聞けって」ノパ⊿゚)
⊂彡☆ )A`)「はふん」
423
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 21:58:04 ID:FLuJvn5E0
(∩)A`) イタイノイタイノー
∩('A`)+トンデケー
('A`)「……っていうか仮にも夫なのに容赦ないね、ヒーにゃん」
ノパ⊿゚)「そのあだ名で呼ぶな。……ん? というかドクオだったのか。仕事はどうした?」
('A`)「うわぁお。気づいてなかったのかい、ショックだぜ。ちなみに仕事は今休み時間中ナノデス」
ノパ⊿゚)「休み時間でも可笑しいだろ。なぜ此処にいる」
('A`)「休み時間になった途端にダッシュでここに来たのさマイハニー。これも幼稚園のすぐ近くに仕事場があるが故に出来る技!」
ノハ#゚⊿゚)「戻れ! 今すぐ戻れ!」
('A`)「ほいほーい。あ、今日の夕飯は何が良い?」
ノパ⊿゚)「む……。カレーライス甘口で頼む」
('A`)「オッケィ。そんじゃ、お仕事がんばー」タッタッタッ
ノパ⊿゚)「……全くあいつは。……仕事クビになったらどうする気なんだ。今度きつく説教せねば。……む?」キョロキョロ
ノパ⊿゚)「……そういえば貞子はどこに行った?」
424
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 21:59:31 ID:FLuJvn5E0
川*∀川 「ふふふ、今日も可愛いなあ、内藤くんツンちゃん……」パシャパシャ
川*∀川「あ……ちゃんグフフ、かわゆすなあ」パシャパシャ
ノパ⊿゚)「おーい貞子ー。そろそろ行くからそこから降りろー」
川д川「……えー? もうですかー? まだ撮り足りないですよー」パシャパシャ
ノパ⊿゚)「別にそのまま撮っていても構わないぞ。ただし後でそのカメラ、ぶち壊すが」
川д川「……ちぇー」シュタッ、タン
425
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:01:55 ID:FLuJvn5E0
ノパ⊿゚)「しかし、お前は相変わらず身軽だな」
川д川「くの一に憧れてたんで。頑張りましたよー。おかげで小学生の頃は背後霊で中学生の頃のあだ名は台所の黒いアレでしたが」
ノパ⊿゚)「そうか。それじゃあ行くぞ。あと、写真没収」パッ、バキバキ
∑ 川゚д川「ぎゃああああ!? プリティな子供達の笑顔が詰まったカメラがぁ! 何故に!? ホワイ!?」
ノパ⊿゚)「肖像権のうんたらかんたらが面倒だからな。すまん」
川д川「 謝るならやらないでくださいよー……。うう……仕方ありません……。今度、非番の時に許可貰って撮りますか……」
ノパ⊿゚)=3「その熱意、もっと他の事に生かせると思うんだが……」
426
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:02:54 ID:FLuJvn5E0
( ーωー)グーグー
ξ(ー⊿ー)ξスースー
/ ー、ー /zzz…
( ー∀ー)彡゜オッパイオッパイ
l从・∀・ノ!リ人「おっきい兄者ー!」
( ´_ゝ`)「こらこら。ここでは兄者先生、だろ? 妹者よ」
l从・∀・ノ!リ人「む。そうだったのじゃ。兄者せんせい!」
( ´_ゝ`)「なんだい妹者ちゃん? 今はお昼寝の時間だぜ?」
l从・∀・ノ!リ人 「ねむれぬのじゃ! だからえほんよんでなのじゃ」
( ´_ゝ`)「ウィ、マドモアゼル」
427
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:04:21 ID:FLuJvn5E0
( ´_ゝ`)「……王子様とお姫様いつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ……。めでたしめでたし……っと?」
l从ー∀ーノ!リ人 スースー
( ´_ゝ`)「寝ちゃったか」パタン
( ´_ゝ`)「ハイン毛布ー」
从 ゚∀从「あいよ」
( ´_ゝ`)「センキュー。腹冷やすとあれだからな」パサッ
428
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:05:19 ID:FLuJvn5E0
( ゚∋゚) カァーカァー
センセーサヨーナラー!
( ФωФ)「待たせたな、ホライゾンよ。今日も楽しかったか?」
( ^ω^)「つんちゃんとけんかしちゃったけど……ちゃんとごめんなさいしたお!」
( ФωФ)「そうか、それは結構! 今宵はホライゾンの好きなハンバーグにしてやろう!」
(*^ω^)「やったお!」
429
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:07:11 ID:FLuJvn5E0
ζ(゚ー゚*ζ「今日もありがとうございましたー。ツンちゃんいい子してた?」
ξ゚⊿゚)ξ「ぶーんとけんかしちゃったけど……ちゃんとごめんなさいした」
ζ(゚ー゚*ζ「あらあら。良い事ね」
ξ゚⊿゚)ξ「……ねぇ、おかあさん」
ζ(゚ー゚*ζ「なあに?」
ξ゚⊿゚)ξ「こんど、おだんごのつくりかたおしえて」
ζ(゚ー゚*ζ「あらあら。いいわよぉ。けど、危ないからちょっとずつ教えるわよ? 良い?」
ξ゚⊿゚)ξ「ん。がんばる」コク
430
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:07:57 ID:FLuJvn5E0
('A`)つ⊂川 ゚ -゚)ノシ「またあした……」
从 ゚∀从「おうよ。明日なー」
m9( ゚∀゚)「じゃあな! 明日来る時ゃそのナイチチふくらませとけよー!」
たo川#゚ー゚)o「じゃっかしいわこんちくしょう!」
/ ゚、。 /「……キュート……おちついて……」
431
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:09:59 ID:FLuJvn5E0
( ´_ゝ`)「……しかし、いつもの事ですが、子供達が居なくなると昼間の騒がしさが嘘みたいに静かになりますよね」
从 ゚∀从「そうだなー。早くもあの騒がしさが恋しくなるよなー」
( ・∀・)「ま、その恋しさが、僕達の動力源へとなるんですよね」
/ ゚、。 /「ん……」コク
o川*゚ー゚)o「そんじゃ、ま、明日のために、もいっちょがんばりますか!」
/ ゚、。 /「……うん!」
432
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:16:12 ID:FLuJvn5E0
ちょいと尻切れトンボですが終わりです。そして作中に貼ろうとして忘れてた……。お借りした絵はこちらです。
つ
http://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/34.jpg
素晴らしき絵にこのような粗末な文で申し訳ない。
それでは祭りもそろそろ終いながら、素晴らしき作品が投下される事を願い、ストリキーネ入りコーヒーどうぞ。
つ旦
433
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:26:12 ID:QXb7/AYI0
いいなー、ほのぼのいいなー!!乙乙!!
434
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:50:59 ID:bWGfUuhw0
('A`) My Baby Blueのようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1353846483/
投下終了しますた
完結はしてないので悪しからず
435
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:52:26 ID:eg4sEbdYO
書き終わた!!
投下するよ
推敲してないから文がおかしいかも
そうだったらごめんな!
436
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:53:57 ID:eg4sEbdYO
(#゚;;-゚)
薄暗い部屋の真ん中で、一人の少女が人形を編んでいます。
彼女の名前はでぃ。
身体のところどころに傷があります。
布と綿を部屋いっぱいに広げて、チクチク、チクチク。
人形もそろそろ完成。
顔と胴体をつなげて、
(#゚;;-゚) 「……できた」
( ^Д^)
完成です。
出来た人形は四足歩行で、ちょっと歪んだ笑顔をしています。
(#゚;;-゚) 「……まぁいいや」
ちょっと出来に不満があったみたい。
ですが、特に気にならないみたいです。
(#゚;;-゚) 「……おはよう、プギャー」
でぃちゃんは、その人形にプギャーと名前をつけました。
そして、愛おしそうに頭を撫でます。
( ^Д^) 「……ふわぁ。おはよう、でぃ」
すると、人形が産声をあげました。
437
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:55:10 ID:eg4sEbdYO
(#゚;;-゚)は作品に命を吹き込むようです
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/77.jpg
438
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:57:23 ID:eg4sEbdYO
翌日。
(ノシ^Д^)ノシ 「でぃ、構え」
と、プギャーがうるさいので、でぃちゃんは遊び相手を作ることにしました。
(ノシ^Д^)ノシ 「でぃちゃーん」
プギャーがうるさいですが、無視することにしました。
( ^Д^) 「カマッテー」
でぃちゃんは反応しません。
しばらくすると、
( ;Д;) 「構えよお……構ってくれよお……」
遂に泣き出してしまいました。
ですが、人形の完成はもうすぐです。
(#゚;;-゚) 「もうすぐ出来るから、待ってて」
( ^Д^) 「何作ってるんだ?」
(#゚;;-゚) 「おたのしみ」
439
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 22:59:16 ID:eg4sEbdYO
と、話しているうちに、
( ,,^Д^)
完成です。
前回の反省を生かし、同じようなものを作り直しました。
でも、布が少し汚れしまい、模様みたいになっています。
(#*゚;;-゚)
ですが、今回はでぃちゃんは満足そう。
(#゚;;-゚) 「おはよう、タカラ」
でぃちゃんは、その人形をタカラと名付けました。
( ,,^Д^) 「……んぅ、おはようございます。でぃさん」
タカラはどうやら礼儀正しい性格のようです。
(*^Д^) 「よっ、プギャーだ。よろしくな!」
( ,,^Д^) 「タカラです。よろしくお願いします、プギャーさん」
念願の遊び相手ができて、プギャーも嬉しそう。
それを見て、でぃちゃんも顔を綻ばせました。
440
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:01:16 ID:eg4sEbdYO
――――――――――――――――
チクチク、チクチク。
でぃちゃんはまだまだ人形を編みます。
( ^Д^) 「まだ増えるのか?」
(#゚;;-゚) 「人数多いほうが楽しいでしょ」
今度の仲間は二足歩行。
中に綿をつめて、チクチク、チクチク。
( ,,^Д^) 「僕にも後輩が出来るのですね。楽しみです」
タカラはわくわく。
プギャーもわくわく。
でぃちゃんはチクチク。
(#゚;;-゚) 「よし」
完成です。
でぃちゃんは嬉しそう。
(;^Д^) 「……」 (^Д^;, )
ですが、さっきまでわくわくしてた二人は、何故か冷や汗をかいています。
心なしか、顔も青ざめています。
441
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:03:35 ID:eg4sEbdYO
お構いなしにでぃちゃんは、人形を床に置き、
(#゚;;-゚) 「おはよう、ショボン」
と、声をかけます。
「……ん? あぁ、おはよう、でぃちゃん」
それはとても野太い声で。
上半身には何も纏っていなくて。
ふんどし一丁で。
(´・ω・`) 「ウホッ、そこの二人、やらないか」
(;゚Д゚) 「「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」」 (゚Д゚;, )
――筋肉隆々の男でした。
442
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:05:08 ID:YcGqnwFk0
作品URL
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1353847115/
作品名 从 ゚∀从はガラケー派のようです
使用した絵のURL
http://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/123.jpg
投下完了しました!
443
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:05:41 ID:xYGyS26s0
アッー!
444
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:06:05 ID:eg4sEbdYO
―――――――――――――――
(;^Д^) 「女の子を作ってくれ」
プギャーが必死に頼んできたので、でぃちゃんはまた、布を広げます。
タカラはなぜか、お尻を押さえて泣いています。
チクチク、チクチク。
今度は猫のような耳をつけずに、糸で髪をつけました。
(#゚;;-゚) 「できた」
完成です。
出来たのは、二足歩行のセミロングで、
つぶらな瞳が可愛らしい女の子です。
(#゚;;-゚) 「おはよう、ナベちゃん」
この女の子には、ナベと名付けました。
从'ー'从 「……ふわぁ〜。おはよ〜、でぃちゃん」
ちょっぴり気の抜けた喋り方です。
癒し系、という言葉が似合います。
(*^Д^) 「おはよう! 俺、プギャーだ。よろしくな!」
( ,*^Д^) 「僕はタカラです。よろしくお願いします」
二人がナベちゃんにアピールします。
顔を見るだけで嬉しそうなのが丸わかりです。
从'ー'从 「うん、よろしく〜。プギャーくん、タカラくん」
ほんわかとした喋り方で、返事しました。
445
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:08:01 ID:eg4sEbdYO
(´・ω・`) 「やぁ、僕はショボン。よろしく」
ショボンもナベちゃんに挨拶します。
从'ー'从 「よろしく、ショボ……」
言い終わらないうちに、ナベちゃんの顔が赤く染まりました。
从*'ー'从 「うわぁ! すごい筋肉だね! ちょっと触らせて〜」
(´・ω・`) 「はは、おやすいご用さ。どうぞ」
ナベちゃんは筋肉が好きなようです。
ショボンの鋼の肉体を、ぺたぺたと手で触ります。
从*'ー'从 「うわぁ……。すごいよぅ、固いよぅ……」
聞き様によって、とても卑猥に聞こえます。
(;^Д^) 「「(納得いかねええええええええ!!!)」」 (^Д^;, )
その光景を見て、二人は心の中で叫びました。
そしてその二人を見て、でぃちゃんは苦笑い。
446
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:10:17 ID:eg4sEbdYO
―――――――――――――――
そして少し月日がたち、色んな仲間が増えました。
( ´ー`)
ひねくれもののシラネーヨ。
( <●><●>)
とっても真面目なワカッテマス。
( ・3・)
お調子者のぼるじょあ。
/ ゚、。 /
ちょっぴり無口なダイオード。
皆は仲良く、幸せに暮らしていました。
ですが、その幸せも長くは続きません。
突然、でぃちゃんが倒れてしまったのです。
(;^Д^) 「しっかりしろよ、でぃ」
(;・3・) 「おぅわー、大丈夫かYO、でぃ」
( <●><●>) 「安静にしておくべきなのはわかってます」
( ,,^Д^) 「無理をしてはいけませんよ?」
(#゚;;-゚) 「うん、大丈夫。ありがとう」
しかし、でぃちゃんはわかっていました。
自分の命がもう長くないことに。
447
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:12:17 ID:eg4sEbdYO
( ´ー`) 「ったく、自分の体調くらい管理できねーのかヨ」
(´・ω・`) 「……おい」
( ´ー`) 「フン、事実だーヨ」
シラネーヨが悪態をつきました。
それをショボンが咎めます。
(#゚;;-゚) 「いいの。本当のことだから」
でぃちゃんは、最後の力を振り絞って、人形を一つ作ります。
ですが、身体が思うように動きません。
(#゚;;-゚) 「……ハサミ」
ハサミに手を伸ばしますが、届きません。
( ´ー`) 「……ほらヨ」
すると、さっきまで悪態をついていたシラネーヨが、ハサミを差し出しました。
(#゚;;-゚) 「……! ありがとう、シラネーヨ」
( ´ー`) 「フン、礼なんていらネーヨ。さっさと完成させろヨ」
ぷい、とシラネーヨはそっぽを向きました。
言葉は乱暴ですが、ところどころに優しさが感じられます。
448
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:14:46 ID:eg4sEbdYO
/ ゚、。 / 「……心配なら素直にそう言えばいいのに」
从'ー'从 「そうだよ〜」
( ・3・) 「おぅわー! シラネーヨったらツンデレだNE!」
( ´ー`) 「……そんなんじゃネーヨ」
ああ言ったシラネーヨですが、
心の中では自分に何が出来るか、と考えていたのです。
(#゚;;-゚) 「……優しい子たちばかりでよかった」
でぃちゃんは微笑みます。
そして、最後の人形が完成しました。
( ^ω^)
とても元気そうで、満面の笑顔。
今にも走り出しそうな人形です。
(#゚;;-゚) 「おはよう、ブーン」
でぃちゃんは、色んな所を走り回れるほど元気でいてほしいという願いをこめて、
ブーンと名付けました。
( ^ω^) 「……お。おはようだお、でぃちゃん!」
思った通り、元気いっぱいの人形です。
449
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:18:20 ID:eg4sEbdYO
―――――――――――――――
数日後、でぃちゃんは全く動けなくなってしまいました。
皆がでぃちゃんのそばに集まります。
/ ゚、。 / 「でぃ……」
( ω ) 「でぃちゃん起きてお。僕、まだ会ってちょっとしか経ってないお」
( ;Д;) 「……」
みんな表情は暗いです。
プギャーはもう既に泣いています。
(;・3・) 「おぅわー……」
ぼるじょあも、この時ばかりは黙っています。
(#゚;;-゚) 「みんな、もっと明るくしてて。私は平気だから」
口ではこう言っても、身体はいうことをききません。
でぃちゃんの顔が苦痛に歪みます。
( <●><●>) 「……無理をしていることはわかってます」
ワカッテマスの言葉に、みんな頷きます。
無理をしているのは、みんな分かっているみたいです。
450
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:20:36 ID:eg4sEbdYO
(#゚;;-゚) 「そんなことないよ。大丈夫」
( ー ) 「……大丈夫じゃネーだろうがヨ」
シラネーヨの声は震えています。
( ;ー;) 「嘘つくんじゃネーヨ!!」
从;'ー'从 「シラネーヨくん……」
(#゚;;-゚) 「……」
シラネーヨが叫びました。
それと同時に、目から涙がこぼれ落ちます。
(#゚;;-゚) 「……そうだね、ごめん。私、もうダメみたい」
( ,;^Д^) 「でぃさん……」
(´ ω `) 「やめてよ……でぃちゃん……」
でぃちゃんが一度、目をつぶります。
そして、呼吸を整えました。
451
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:21:10 ID:ZR6y30xE0
うわあああああああでぃいいいいい
452
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:22:24 ID:eg4sEbdYO
(#゚;;-゚) 「最期までみんなと一緒にいれて、楽しかったよ」
( ;Д;) 「やめろよ……最期とか言うなよ!!」
プギャーの涙が激しさを増しました。
頬を伝い落ちて、カーペットに染み込みます。
(#゚;;-゚) 「短い間だったけど、ありがとうね」
もう、誰も言葉を発せませんでした。
(#゚;;-゚) 「それじゃ」
(#-;; -) 「おやすみ、みんな」
453
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:24:26 ID:eg4sEbdYO
―――――――――――――――
「ねぇママ、なにしてるの?」
「荒巻おじいちゃんの遺品を整理してるのよ」
「いひん?」
「うん。死んじゃった人が持っていた物のことよ」
「ふーん。あ! このおへや、お人形さんがいっぱい!」
「本当ね。……おじいちゃん、こんなに人形作るの好きだったんだ」
「ママ、みてみて! おっきいお人形さん!」
「あら……。それ、私が小さい頃に作って貰った人形よ」
「へぇ、だからこんなにボロボロなんだ!」
「いつも一緒に遊んでたからね。それにしても、懐かしいわ、でぃちゃん……」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)もまた、命を吹き込まれた作品のようです
おしまい
454
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:26:22 ID:trNTJxwg0
泣いた・・・まさかこのラストは予想できなかった
455
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:27:06 ID:gFJcYCG20
乙ぅ!切なかわいいええ話や
456
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:27:43 ID:eg4sEbdYO
最後超特急でしたが、おわりです。
絵本っぽく書いてみました。
時間あればもっとちゃんと書けたんや……
もう一つ投下したい絵があったが、書けなかったんだぜ
№77さん、素敵な絵をありがとうございました!!
457
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:27:47 ID:3LEc4/iw0
おつ!
そして
作品URL
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1353849643/
作品名( ;∀;)死 のようです
絵は後で出ます
前半投下しました
458
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:28:32 ID:ZR6y30xE0
遅レスですが私の絵で書いてくれてありがとうございました!
笑ったり泣いたり忙しかったですw
しょぼいですがおいていきます
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_330.png
459
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:28:54 ID:PjimLmGU0
乙乙
好きだこの感じ
460
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:30:27 ID:iTWu7Hvo0
>>402
ほぎゃあああああああああああああなんだこの可愛い弟クーはぁぁぁぁあああ
あああああああ!!!!絵描いた生物です!!ありがとうございますありがとうございます!
これで今日も良い夢見られる!!ありがとうございますありがとうございます!!
マジ可愛かった!!
461
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:30:49 ID:QXb7/AYI0
作品URL
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1353850315/
作品名
( ´_ゝ`)君の道、僕らの世界、のようです(´<_` )
使用した絵のURL
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/11.jpg
作品投下完了しました。
皆さんラストスパートがんばって下さいー!読むぞー!
462
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:31:05 ID:YcGqnwFk0
乙です!とても面白かった!
463
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:31:21 ID:gFJcYCG20
ややややべあと30分
投下しま!!
464
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:31:32 ID:QVTfw8CE0
乙っお
>>432
やたー!ほのぼのだー乙!
絵を使ってくれてありがとうございます
465
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:31:49 ID:Vl0SjOJQO
乙乙
プギャー達も子供のところに向かうのかな
投下報告
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1353848295/
川 ゚ -゚)退廃都市の占い師だったようです
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/108.jpg
466
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:32:28 ID:gFJcYCG20
身寄りを無くし、貰われてきた先は古い神社の家だった。
馴染みの無い土地。馴染みの無い景色。なにもかもが見知らぬものばかり。
優しく接してはくれるものの、自分を引き取った老夫婦はどこか他所他所しかった。
新しい家族とは名ばかり、遠い親戚というだけで面識など皆無に等しい。
仲の良かった友達とも離れ離れになってしまった。
越してきたばかりのこの地に、当然友達などいる筈も無い。
朱色に塗られた鳥居の中心、『流石稲荷神社』と彫り込まれた金看板のその下で
田畑の続く畦道を眺めながら石階段に腰掛ける少女の胸の内は
決して面には出さないが、孤独と淋しさでいっぱいだった。
l从・∀・ノ!リ人
だから。
フと気づいた時には自分を通り過ぎて、鳥居をくぐり抜け境内へと入っていった
同じ年頃の子供の姿を見つけた時、迷わずその後ろを追ったのだ。
友達になれるかな?一緒に遊んでくれないかな?
そんな、縋るような期待を胸に込めて。
l从・∀・ノ!リ人と神社のお狐様のようです
.
467
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:32:30 ID:DWr2LJjUO
投下報告します
作品URL
http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/internet/13029/1353411116/1-
(
>>121
から)
作品名
lw´‐ _‐ノv愛するものの為なら何だってするようです
使用した絵のURL(任意)
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/3.jpg
468
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:33:09 ID:gFJcYCG20
( _ゝ)「おのこごなら良かったが」
(<_ )「めのこだったか」
( _ゝ)「世継ぎはどうなる?」
(<_ )「婿を宮司にするしかないな」
( _ゝ)「そうだなぁ、それしかないなぁ」
同じ背丈に同じ声、それに、揃いの振袖袴。
唯一違う髪の色を除いて、どこからどこまで鏡写しの2人の子供は
ぼそぼそと、同じ調子で呟きながら同じ歩調で参道を進んでいく。
l从・∀・ノ!リ人「ねーねー」
( _ゝ)(<_ )
2人の子供が同時に振り向く。
こちらを向いたその顔に、少女は文字通り面食らった。
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/169.jpg
何故なら振り返った2人の顔は、それぞれ
大きな一つ目の描かれた色違いの面で、目元が覆い隠されていたからだ。
469
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:33:53 ID:gFJcYCG20
面に描かれた不気味な一つ目がぎょろり、身長の低い少女を見下す。
( _ゝ)「お、弟者、俺らに話しかけてきたぞ。どうしてだ」
(<_ )「落ち着け兄者。こういう事も稀にある」
( _ゝ)「どうしよう?逃げようか」
(<_ )「このまま逃げ隠れしても無駄だと思うが。
それに、この姿なら大丈夫の筈だ」
少女を置いて、何やらごそごそ相談しだす。
兄者と弟者と呼び合う名前からして、2人はどうやら兄弟らしかった。
l从・∀・ノ!リ人「ねーねー」
Σ( _ゝ)
兄だか弟だか分からないが、そんな2人のうち片方の袖の裾をくいくいと引っ張る。
470
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:34:37 ID:gFJcYCG20
l从・∀・ノ!リ人「一緒に遊ぼ!」
(; _ゝ)
(; _ゝ)「あ……あーあーなんも聞こえない。気のせい気のせい」
(<_ ;)「うんうん。聞こえない聞こえない。聞こえないなー」
同じ仕草で露骨に目を天に向け、少女の脇を通り過ぎると
拝殿の方へそそくさと歩み去ろうとする兄弟。
l从・∀・ノ!リ人「待つのじゃ!」
ぎゅ!
Σ(; _ゝ)「「ぎゃっ!」」(<_ ;)そ
咄嗟に伸ばした左右の手が、もふもふした感触の“何か”を掴んだ。
l从・∀・ノ!リ人「のじゃ?」
細やかな毛の手触り。
掴んだ手元をよく見てみると、その”何か”は兄弟の尻の辺りから伸びている。
ふさふさで、仄かに暖かく、手の下でもにょもにょと動く。
それは、先程までは確かに存在しなかった筈の―――獣の尻尾だった。
471
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:34:39 ID:7K6RtDDk0
でぃちゃんのお話泣いた・・・
乙でした・・・!
472
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:35:17 ID:gFJcYCG20
(; _ゝ)「あわわわ……どどどうしよう弟者、尻尾がちぎられる!!」
(<_ ;)「おおおおちけつ兄者、完璧に隠した筈なのに何故ばれた!?」
途端慌てふためく兄者と弟者。
尻尾を掴んだまま、さらによくよく目を凝らしてみると
そんな2人の頭にはひょっこりと、獣の耳らしきものまで生えてきた。
l从・∀・ノ!リ人「お耳も生えてきたのじゃ」
(; _ゝ)「「わあああああっ!!」」(<_ ;)
頭を抑え、ますますパニックに陥る兄弟。
獣の耳と尾を生やし哀れな悲鳴をあげる、可笑しな2人の姿を見て少女は首を傾げた。
l从・∀・ノ!リ人「猫さんなのじゃ?」
(; _ゝ)「違う!狐だ!」
l从・∀・ノ!リ人「きつね?」
(<_ ;)「ちょ、兄者おま」
l从・∀・ノ!リ人「……狐さんが人に化けてるのじゃ?」
Σ(; _ゝ)「ぎくぅ!何故バレた!?」
(<_ ;)「馬鹿なのか兄者は?」
473
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:35:57 ID:gFJcYCG20
l从・∀・ノ!リ人「狐が化けるって話、本当だったのじゃ……」
(; _ゝ)「むうう……だ、だが、俺らをそこらの野良狐と一緒にしてくれるなよ!」
(<_ ;)「どこまで開き直る気だ兄者」
( _ゝ)「我ら兄弟は他でも無い!此処流石稲荷神社に奉られた
辰狐王菩薩様にお仕えする神聖なる使わs……フゴッ」
そこまで一気に語ったところで、すかさず弟者の手がその口を塞いだ。
l从・∀・ノ!リ人「?」
⊂(<_ ;)「そこまで名乗る必要は無いだろ。もう行くぞ兄者」
(; _ゝ)「むう……そ、そうだな。行こう弟者」
l从・∀・ノ!リ人「待つのじゃー!」ギュッ!
(; _ゝ)「「ぎゃー!!」」(<_ ;)
踵を返し、さっさと歩み去ろうとする兄弟の尻尾を再び掴む。
愛らしい外見に反して、小さな少女の力は意外にも強かった。
思わず後方へ引っ張られバランスを崩した2人は、兄弟仲良く地面へと雪崩れこむ形となる。
474
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:36:37 ID:gFJcYCG20
(; _ゝ)「なんなんだお前はー!」
(<_ ;)「離せー!」
l从・∀・ノ!リ人「狐さん達、お友達になってほしいのじゃ!」
(; _ゝ)「……え?」
l从・∀・ノ!リ人「遊び相手がいなくてつまんなかったのじゃ。
だから、一緒に遊んでほしいのじゃ!」
虚を突かれた兄弟は、きょとんとした様子で互いの顔を見合わせた。
l从・∀・ノ!リ人「一緒に遊ぼ!」
少女のきらきら輝く真っ直ぐな瞳に見つめられ、兄の方は何か考えるように押し黙る。
( _ゝ)「……」
(<_ ;)「兄者?」
そして数秒後、仄かに頬を紅くさせニヤッと牙を覗かせた。
(* _ゝ)「そ、そんなに言うなら仕方が無い……遊んであげてもいいんだからねっ!」
(<_ ;)「兄者!?」
l从・∀・*ノ!リ人「わーい!」
475
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:37:28 ID:gFJcYCG20
(* _ゝ)「俺らも正直退屈だったからな。遊びに行くぞ、弟者も来い!」
(<_ ;)「いや駄目だろ。稲荷神様に怒られるぞ」
( _ゝ)「いいじゃん俺遊びたい。今出かけてるし大丈夫だろ」
(<_ ;)「あのなぁ……」
l从・∀・*ノ!リ人「遊ぶのじゃ遊ぶのじゃー!」
能天気な兄と違い真面目な弟者は渋る様子を見せたが、そこはやはりまだ子供。
すっかりその気になってはしゃぐ兄と、嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねる少女を前に
自身も遊びたい欲求には勝てなかった。
(<_ *)「ま……いっか!仕方無い、日が暮れるまでだよ」
l从・∀・*ノ!リ人「やったー!」
(* _ゝ)「決まり!行くぞー」
一番に走り出した兄者を先頭に、3人は次々鳥居をくぐる。
その日は日が沈むまで、近所の公園や森で兄弟と遊んだ。
狐の兄弟は、人に見られても良いようになのか
最初のように尻尾と耳を隠し始終人間の子供の姿をしていたが
それでも時折は、沈みゆく夕日に照らされてうっすらとその輪郭が朧見えるのだった。
鬼ごっこにかくれんぼ。
兄弟は走るのが早かったが、かくれんぼは少女の方が得意だった。
1人ぼっちの心細さは何時の間にか消え去り、笑顔と喜びで彩られていく。
新しい家に貰われてきて、初めて寂しさを忘れた日だった。
476
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:38:08 ID:gFJcYCG20
カァー カァー
3人仲良く手を繋いで歩く、影の差した田舎道。
充分遊び駆け回ったあと、もう暗くなるからと、神社までの道のりを辿る。
その途中、少女はフと立ち止まって
自分を間にして歩く兄弟に疑問を投げかけた。
l从・∀・ノ!リ人「兄者、弟者」
( _ゝ)「ん?」
(<_ )「なんだ?」
l从・∀・ノ!リ人「2人とも、どうしてそんなお面をつけてるのじゃ?」
( _ゝ)「む……」
(<_ )「……」
l从・∀・ノ!リ人「お顔を見せてほしいのじゃ」
純心な少女の願いに、2人は暫し口を噤んだ。
477
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:38:48 ID:gFJcYCG20
l从・∀・ノ!リ人「……駄目なのじゃ?」
―――だが、それも束の間のこと。
結んだ口元を崩し、柔らかな笑みを浮かべる。
( _ゝ)「……じゃあ、友達になった証!」
(<_ )「……そうだな。
尻尾と耳は隠せても、こればかりは化けきれないから面で隠してたけど……」
( _ゝ)「友達だから、特別だ」
そう言って笑い、二人同時に同じ仕草で面をめくった。
沈みゆく日の光に照らされて、細く煌く金色の輪。
少女は思わず、あっと息を呑む。
仮面の下から現れた、金の光を宿して輝く黒曜石のような瞳は
人では無い―――正真正銘、獣のそれであった。
眩いその煌きを受けて、瞬きをしたほんの数秒後
既に2人の姿は目の前から消えていた。
遠く、楽しげな笑い声が風に乗って聞こえてくる。
478
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:39:31 ID:gFJcYCG20
何時の間にあの長い石階段を登ったのだろう。
手を繋ぎ、赤く聳える鳥居をくぐる2人の後ろ姿を見つけて
取り残された少女もまた階段を駆け上がり、兄弟の後を追った。
l从・∀・ノ!リ人「……あれ……、兄者?弟者?」
息を切らしつつ、きょろきょろと辺りを見渡すも2人の姿は無い。
その代わり、少女の視界に2つの影が飛び込んできた。
左は巻物、右は球。それぞれを口に銜えて鎮座する、一対の狐の石像が
拝殿を背にして静かに佇み、兄弟の代わりに少女を迎え入れた。
l从・∀・ノ!リ人「……」
狐の像を見上げる彼女の元へ、1人の人影が近づいてくる。
('、ヽ`*川「はーちゃん?もう夕ご飯の時間だよ」
l从・∀・ノ!リ人「あ、……おかあ、さん」
('、ヽ`*川「……体冷えたでしょ。早くお入んなさい」
そう言って養母は、ぽつんと佇む少女に向けてそっと手を差し出した。
少女は一瞬戸惑いを見せつつも、その手をしっかりと握る。
昔から知っている、温もりとは違うけれど。
手から伝わる体温は暖かく、そして、紛れも無い優しさが込められていた。
479
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:40:47 ID:gFJcYCG20
…………………………………………………
………………………………
…………………..
…………
l从・∀・ノ!リ人「兄者達ー、かけっこするのじゃ!」
―――あれから時は流れ。
幼かった少女は神社の娘として逞しく成長し、めでたく一人の男性と結ばれた。
今は、結婚と共に宮司の務めを引き継ぐことを受け入れてくれた夫と共に
立派に流石稲荷神社を継ぎ、守り続けている。
(;´_ゝ`)「おいおい、そんなに走ると危ないぞ妹者!」
(´<_` )「転んだりしたら大変だ。もっとおしとやかな遊びにしよう妹者」
愛らしい笑顔で参道を駆ける巫女装束の少女。
そしてそんな少女と戯れる、双子の白狐が二匹。
成長した彼らは、もう人の姿に化けてはいない。
l从・∀・ノ!リ人「レース優勝者には景品も用意されているのじゃ」
( ´_ゝ`)「ほほう」
(´<_` )「してその景品とは」
l从・∀・ノ!リ人「勝った方に油揚げ一枚多くあげるのじゃ!」
( ´_ゝ`)「「のった!!」」(´<_` )
l从・∀・ノ!リ人「妹者が勝ったら、妹者の言うこと一日なんでも聞くのじゃー」
480
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:41:51 ID:gFJcYCG20
数年前に結ばれた、優しく頼もしい夫との間には
めでたいことに元気な女の子を授かった。
ずっと前から既に家族同然であった狐の兄弟に因んで、妹者と名付けられた神社の一人娘は
結われた髪に光る和鈴をちりんちりんと鳴らしながら、今日も元気に走り回っている。
l从・∀・ノ!リ人「よーい、どん!なのじゃ!」
( ´_ゝ`)「手加減しないぞ妹者!」
(´<_` )「流石兄者大人気ない。だがこればかりは譲れんな」
l从・∀・ノ!リ人ノ□サッ
「ここで秘密道具!あ〜ぶ〜ら〜あ〜げ〜(大山の●代ヴォイス)」
(*´_ゝ`)「「もらったあああああ!!!」」(´<_`*)
迷わず、パック入りの油揚げに突っ込む二匹。
レースそっちのけで油揚げ強奪戦を始めた兄弟を尻目に
長い石階段をトントンと降りきって、地面に着地した妹者は余裕のVサインを掲げた。
l从・∀・ノ!リ人v「妹者の勝ちーなのじゃ!」
481
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:42:31 ID:gFJcYCG20
(#´_ゝ`)「ずるいぞ弟者!ここは俺に譲るべきだ!」
(´<_,` )「先に取ったもん勝ちですー。一足とろかったな兄者!」
(#´_ゝ`)「キー!怒るよ!お兄ちゃん怒っちゃうよ!!喰らえ!妖術・狐火…」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんた達、それ以上喧嘩するなら毛皮剥いで冬用のコートにするよ」
(;´_ゝ`)「「!!?」」(´<_`;)
もつれ合う狐達の上に巨大な影が落ちる。
やたら逞しい体格に清楚な和服を着こなした、屈強な女性が二匹の傍らに聳え立っていた。
そしてその右手には、ぎらりと光る一丁の刃物。
兄弟は元々白い毛並みを更に青白くさせて震え上がった。
(;´_ゝ`)「ひいいぃ!!すいませんもう止めますどうか命だけはお助けを!!!」
(´<_`;)「毛皮反対!!だめ、絶対!!!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「分かれば良し」
実際は、境内の庭木を手入れしている途中だった為それに使用していた剪定鋏なのだが
その女性が纏う常人離れした威圧感の恐ろしさと相まって
先程の毛皮狩り発言が洒落にならない雰囲気を醸し出している。
482
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:43:19 ID:gFJcYCG20
(;´_ゝ`)「うう……っ昔はあんなに愛らしい娘子だったというのに……」
(´<_`;)「一体どこで異次元の穴に落っこちてしまったんだ……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「な ん か 言 っ た か い」
(;´_ゝ`)「「ぎゃああああああ!!!」」(´<_`;)
二重に響く哀れな絶叫。
それを遠くに聞きながら、参道の落ち葉を箒で掃いていた宮司はのほほんと呟いた。
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「いやー、今日も平和だなぁ」
l从・∀・ノ!リ人「父者、父者」
くいくい。
袖を引かれて視線を下げれば、最愛の一人娘が円らな瞳でこちらを見上げている。
483
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:43:59 ID:gFJcYCG20
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「おや妹者。どうした?」
l从・∀・ノ!リ人「あのね、兄者達借りてってもいいのじゃ?」
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「うん?どこか出かけるのかい?」
l从・∀・ノ!リ人「妹者が勝ったから、今日は一日中兄者達に遊んでもらうのじゃ!」
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「そっかそっか。じゃあ思いっきり遊んでおいで」
l从・∀・*ノ!リ人「うん!」
嬉しそうに返事を一声、赤い下駄をからから鳴らして石畳を駆けて行く。
柔らかい秋の日差しと紅葉に彩られて
今日も流石稲荷神社は明るく賑やかです。
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/190.jpg
484
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:45:22 ID:gFJcYCG20
以上です。イラストが素敵すぎて恐れおおかったけどどうしても使いたかった。
使用させて頂いたNo.169とNo.190の絵師さんありがとうございました!
485
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:46:34 ID:DUGA01rE0
おっつん
486
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:46:51 ID:NWYDI2pIO
ほのぼのした
乙
487
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:46:53 ID:6I/8ozgA0
乙!
母者こええよwww
488
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:47:13 ID:trNTJxwg0
成長したら・・・時の流れとは残酷なものだな
乙ー
489
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:47:25 ID:DWr2LJjUO
途中すみませんでした
乙。時の流れは残酷だな…
490
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:48:04 ID:7K6RtDDk0
はーちゃん・・・
この話の妹者もああなってしまうのか・・・
491
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:48:41 ID:75IOYz4o0
投下する
492
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:48:46 ID:7K6RtDDk0
すまん言い忘れた
乙!
493
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/25(日) 23:51:22 ID:75IOYz4o0
ある研究所に
从* ゚∀从「あにじゃー!」
白衣の似合う綺麗な女性と
( *´_ゝ`)「はいーん!」
永遠の命を手に入れた継ぎ接ぎだらけの男性がいました。
ttp://boonrest.web.fc2.com/maturi/2012_ranobe/e/89.png
494
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/25(日) 23:52:49 ID:75IOYz4o0
(´<_`# )「お熱いようでなにより」
ちなみにこちらも永遠の命を手に入れた弟です。
(* ´_ゝ`)「へへーん、羨ましいだろ!だから俺は100年前に言ったんだ、『今時流行りでナウくて流石な不老不死の体が欲しいなら肉体改造が1番!』と」
(´<_,` )「…その面でか?」
( #´_ゝ`)「あ?」
肉体改造の際にどうしても切れ目などが入ります。
そんなことでお兄さんのご自慢だった整った顔が継ぎ接ぎだらけで多少なりとも後悔していることは双子の弟である彼にはちゃあんとわかっていたのです。
495
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/25(日) 23:54:56 ID:75IOYz4o0
( ´_ゝ`)「まあ、お前には…」
お兄さんは大好きな彼女さんを自分の膝に座らせ、彼女さんの白衣の襟から手を入れて胸を揉みました。
从//∀从「はぅっ!」
( ´,_ゝ`)「こんなイイコトできないがな!」
(´<_`# )「くっ…やしくないし」
100年前に弟さんは『ふっ、甘いな兄者、今時流行りでナウくて流石な不老不死が欲しいならデータ変換が1番だ。脳の情報をそのままパソコンに突っ込んでしまえばいい、遠い未来に完全な不老不死の体が手に入った時にも役立つに違いない』と豪語したため、彼は今、お兄さんの目の前にいるパソコン内に意識として生きているのです。
496
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/25(日) 23:55:52 ID:75IOYz4o0
从 ゚∀从「オレもあと7年したら不死身になるー!」
( *´_ゝ`)「そうかそうか、一緒にいつまでも生きようか」
从* ゚∀从「じゃあ7年経ったら兄者が手術してな!」
( *´_ゝ`)「あたり前田のクラッカー!」
(´<_` )「おっと、甘いなハイン。肉体改造で不死身になってしまったがために後悔してる奴がまさに目の前にいるではないか。しかも兄者に手術を任せるなんて俺がした時よりも顔が継ぎ接ぎになるぞ?」
从; ゚ー从「えっ…」
497
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/25(日) 23:56:53 ID:75IOYz4o0
(# ´_ゝ`)「騙されるなよ、ハニー、こいつの腕が悪いから俺はブッサイクなってしまっただけで俺は可愛いままのハインに
して見せるぞ?」
(´<_` )「やめとけ、127年で兄者が女振った回数は100越えたぞ。自分でブッサイクに手術しといてブッサイクと一緒に暮らせないだの言って捨てられるぞ」
从;∀从そ「!!」
(# ´_ゝ`)「でまかせを!まだ99回だ!」
498
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/25(日) 23:57:48 ID:75IOYz4o0
(´<_` )「ほらご覧、『まだ』ってことは更新の予定があるということだ」
从。;∀从「うわあああああん!弟者とパソコンで生きる!!」
( ;´_ゝ`)「やめろおおお!ハインが弟者と密室で二人きりなんていやだあああ!俺があんなことやこんなこと出来ない!」
(´<_` )「結局放送局お前の欲求の為じゃねぇか」
(# ´_ゝ`)「うっさい!」
おやおや、兄者君は可愛い可愛い可愛い弟のいるパソコンに何かふっかけたようです。
499
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/25(日) 23:58:32 ID:75IOYz4o0
( ゚_ゝ ゚)「なあ、ハイン、お前、このテーブルになんか置いた?」
从う∀从「うう…黄色い液体…実験終わってソッコー兄者に会いたかったから…」
( ゚_ゝ ゚)
弟君の顔の映るディスプレイは黄色になってました。
( ゚_ゝ ゚)「ぎゃあああああああ!!!!」( ゚<_ ゚ )
500
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:59:39 ID:cuCcocSYO
>>432
この間、総合で子供が出る作品聞いてた人かな?
501
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/26(月) 00:00:05 ID:d5hMSGoY0
从; ゚∀从「なんの効果が出るかわからなかったから試験薬『WHAT-7ABE3』って名前にした!」
( ゚_ゝ ゚)「なんてCOOLな名前はんだ…」
ーーー
( <_ iii )「名前はいいから早くなんとかしてくれ…腐臭が辛い…」
弟のため息がフシューっと漏れました。腐臭だけに。
( ´_ゝ`)「大丈夫だ弟者、こんな時の為に」
(´<_`iii )「まさか…解決策を考えててくれたのか?!」
弟の目に光が戻りました。
( ´_ゝ`)◆「バックアップのCDがある!」
( <_ iii )
弟の目はまるで死んだ魚のようです。
502
:
名も無きAAのようです
:2012/11/26(月) 00:00:14 ID:pm.C.ltw0
この作品で終わりか?
503
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/26(月) 00:02:45 ID:d5hMSGoY0
すまない…慌てすぎて間違って消しちまった…
無かったことにしてくれ…
504
:
名も無きAAのようです
:2012/11/26(月) 00:05:15 ID:RKx3Ojko0
書き溜め消失したからもう続き投下できない、ってことか?
505
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/26(月) 00:05:48 ID:d5hMSGoY0
そうだ…すまない…よりによって大事なところがががが…
506
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/26(月) 00:08:51 ID:d5hMSGoY0
ごめん、今更戻ったから続けるって言ったらダメ?
507
:
名も無きAAのようです
:2012/11/26(月) 00:09:25 ID:Sgsc0Kck0
かまわん。続けろ!
508
:
名も無きAAのようです
:2012/11/26(月) 00:10:02 ID:RKx3Ojko0
大丈夫だろ
最後の作品が尻切れトンボなんてそっちの方が後味悪いじゃないか
509
:
名も無きAAのようです
:2012/11/26(月) 00:10:05 ID:E3oH0vNo0
続けてくれ!
510
:
名も無きAAのようです
:2012/11/26(月) 00:10:28 ID:AUDthjeU0
MADな兄者とハインの絵描いた奴だよ
続き読みたい読みたい続けてくだせえ!
511
:
名も無きAAのようです
:2012/11/26(月) 00:10:28 ID:pm.C.ltw0
何という寸止め…
512
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/26(月) 00:10:39 ID:d5hMSGoY0
( ´_ゝ`)「いいじゃん、お前100年前にデータ変換の利点としてバックアップとれるって言ってたし」
(´<_` )「楽しかったなー」
从; ゚∀从「死ぬ準備してる!」
(´<_` )「ごめんなーずっと一緒にいられなくてー(棒)」
( ∩_ゝ∩)「えーんえーん」
从# ゚∀从「兄者!お別れぐらいちゃんとしなさい!」
ハインは知っていました。
兄者は危ない手術を弟に託すほど弟を信頼していたこと。
弟も途中で消されてしまわれたかもしれない自分の脳のデータの全てを兄に託すほど兄の腕を評価していたこと。
127年ずっと作ってきた絆がこんなことで壊れることがないこと。
513
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/26(月) 00:12:02 ID:d5hMSGoY0
从# ゚∀从つ ( #)_ゝ )ペシン
从# ゚∀从「兄者!」
ハインは兄者の手を引っぺがしました。
( ;_ゝ;)
兄者は泣いてました。
(;<_; )
弟も泣いてました。
从。∀从「……」
ハインも泣きながら、兄者の頭を撫でました。
兄者は頭に温かいものを感じてもっと泣きました。
するとなぜか弟者の頭にも温かいものを感じました。
(´<_; )「あれ?」
从'ー'从
( ;_ゝ`)「へ?」
从。 ゚∀从「はれ?」
514
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/26(月) 00:13:06 ID:d5hMSGoY0
謎の女性が弟の頭を撫でながらディスプレイに居ました。
年はハインと同じくらいに見えます。
謎の女性はハインをみるとニコッと笑ってこう言いました。
从^ー^从 「まま!」
从 ゚∀从
( ´_ゝ`)
(´<_` )
515
:
从 ゚∀从( ´_ゝ`)流石な研究所のようですwithハインリッヒ
:2012/11/26(月) 00:14:31 ID:d5hMSGoY0
ー
ーー
ーーー
( ´_ゝ`)「俺の素晴らしい脳みそで計算した結果、弟者、そのかわい子ちゃんは俺の美人恋人のハインの愛娘、『WHAT-7ABE3』だ」
(´<_` )「はあ、で、なんで俺壊れなかったの?」
( ´_ゝ`)「お前の頭はいつも壊れている」
(´<_` )「だまれ」
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