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( ^ω^) 2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
475
:
名も無きAAのようです
:2012/11/25(日) 23:37:28 ID:gFJcYCG20
(* _ゝ)「俺らも正直退屈だったからな。遊びに行くぞ、弟者も来い!」
(<_ ;)「いや駄目だろ。稲荷神様に怒られるぞ」
( _ゝ)「いいじゃん俺遊びたい。今出かけてるし大丈夫だろ」
(<_ ;)「あのなぁ……」
l从・∀・*ノ!リ人「遊ぶのじゃ遊ぶのじゃー!」
能天気な兄と違い真面目な弟者は渋る様子を見せたが、そこはやはりまだ子供。
すっかりその気になってはしゃぐ兄と、嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねる少女を前に
自身も遊びたい欲求には勝てなかった。
(<_ *)「ま……いっか!仕方無い、日が暮れるまでだよ」
l从・∀・*ノ!リ人「やったー!」
(* _ゝ)「決まり!行くぞー」
一番に走り出した兄者を先頭に、3人は次々鳥居をくぐる。
その日は日が沈むまで、近所の公園や森で兄弟と遊んだ。
狐の兄弟は、人に見られても良いようになのか
最初のように尻尾と耳を隠し始終人間の子供の姿をしていたが
それでも時折は、沈みゆく夕日に照らされてうっすらとその輪郭が朧見えるのだった。
鬼ごっこにかくれんぼ。
兄弟は走るのが早かったが、かくれんぼは少女の方が得意だった。
1人ぼっちの心細さは何時の間にか消え去り、笑顔と喜びで彩られていく。
新しい家に貰われてきて、初めて寂しさを忘れた日だった。
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