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从 ゚∀从は鋼鉄の処女のようです Яeboot
201
:
◆fkFC0hkKyQ
:2012/08/08(水) 19:53:03 ID:WbucYHaY0
組員達の恐慌した叫び声。
風切音。肉の弾ける湿った音。
「邪魔、邪魔、邪魔、邪魔だよ邪魔あ」
場違いな程に間の抜けた、女の声。
硝煙の臭いと、それに混じる血の臭気。重金属酸性雨の湿り気。
ひと際高く銃声が響いた後、不気味なまでの静けさが訪れた。
<ヽ●∀●>「……」
遥か後方で、トレーラーが横転して爆発する音が聞こえてきた。
ニダーは、両掌に握ったベレッタM76の感触を確かめる。
恐らくは、今ので全てのダミー車両がやられた事だろう。
<ヽ●∀●>「――舐めた真似、してくれるじゃあねえか」
混沌する脳核通信で、ニダーが唯一確認できた現状の襲撃者は一人。
一人。たった一人に、自分達の部下が、恐らくは全滅させられた。
腹の底から赤黒い炎にも似た感情がせり上がり、ニューロンを焼けつく舌先で舐める。
ニダーは、昨年の冬の事を思い出していた。
たった一人の殺し屋崩れに、陣龍そのものが地獄の釜の上でジルバを踊らされた、あの時の事を。
知らず、噛みしめていた奥歯から、ゆっくりと力を抜く。
もう終わった事だ。あの悪夢は、もう冷めたのだ。
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