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( ・∀・)モララーは隠居暮らしのようです。 双
54
:
◆hCHNY2GnWQ
:2012/07/28(土) 21:49:47 ID:VC0QHqzQ0
それは、言語変換魔法だ。
初めてトソンに会った時、ラウンジの言葉は全くもって通じなかった。
それをいち早く察知したモララーは、彼女へ言語変換の魔法をかけていたのだ。
常時発動型の魔法であるそれは、今も尚トソンにかかっている。
発生魔力自体は非常に微量であっても、スカルチノフにとっては警笛でも鳴らしていることと同然であったのだ。
トントンと階段を上がっていくモララー。
ベッドのシーツに包まっている人型の隆起に向かって、彼は声をかける。
( ・∀・)「トソンさん。もう、良いですよ」
(゚、゚トソン「……はい」
内容は筒抜けだったし、気配も感じていた。
だからトソンはゆっくりと衣擦れの音を立てつつシーツを捲り、立ち上がった。
モララーはその動作を確認すると、振り返ってゆっくりと階段へ向かい、降りて行った。
その後ろを、トソンはついていく。
少し、怯えながら。
( ・∀・)「ご紹介が遅れて大変申し訳ありません。彼女は都村トソンといいます」
テーブルの前に立ち、手のひらをトソンへ向けながらモララーは紹介をした。
それ以上、言葉は要らなかった。それだけで、一体何者なのか戦争経験者の二人にはわかったはず。
スカルチノフは、黙ってトソンを見ていた。
ロマネスクは、階段から降りてくる時点で既に目を見張り、口をポカンと開けていた。
そして、名前を聞いたと同時にその表情を変える。気づいたのだ。
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