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( ・∀・)モララーは隠居暮らしのようです。 双

51 ◆hCHNY2GnWQ:2012/07/28(土) 21:43:35 ID:VC0QHqzQ0
かつて、戦い敗れたことのあるロマネスクは真剣に悩んだ。
今の自分で、果たして勝てるのだろうか。モララーが撃退してくれたのは嬉しい限りだが、果たして後継者などは存在するのか。
たった一つの戦闘から炙り出された心配事はたくさんあった。

/ ,' 3「なぁに。大丈夫じゃろう。その戦闘狂とやらも心が折れておる。特注の具足ということは、つまり高コストの製品じゃろう。
    正直に言うが、ラウンジ大陸の文明力よりも我々VIP大陸の方が文明は栄えておる。
    それほど高コストの製品を量産できるほど文明が発達しているとは到底思えぬよ」

( ФωФ)「……そうですね。少なく見積もっても、文明の差は10年以上は見受けられますから心配には及びませんね」

/ ,' 3「さて、続きはもうないのかね?」

ロマネスクと安否の話をしていたスカルチノフは、ふいにモララーへ話を振った。
モララーは一瞬のうちに、考える。
言うか、言わざるべきか。

――――ところで、彼が一体何を話していないのか、だが……。

それは、都村トソンのことだった。
何故話さないのか、といえば至極当然。
彼女はラウンジの人間だからだ。
記憶を失っているとはいえ……というところがある。

間違いなく、容姿を見せるだけで国王とロマネスクならば一発でわかるだろう。
この大陸の人間はない、と。
どんな反応を示すだろうか。無条件に忌み嫌っている人たちと違い、哀しき戦争の最前線に立った人たちだ。
少なくとも、拒否反応は示してくるはず。それをどう言いつくろえばいいのだろう。

そして、再び思うのだ。

例えば、話したとしよう。包み隠さずに。

……で、どうして欲しいのだろう。


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