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( ・∀・)モララーは隠居暮らしのようです。 双
47
:
◆hCHNY2GnWQ
:2012/07/28(土) 21:34:44 ID:VC0QHqzQ0
王衣も羽織らず、動きやすい普段着のスカルチノフに対し、彼の格好はとんでもなく場違いにさえ見えた。
しかし、ここまでの道のりや他の護衛がない以上は、それくらいの準備は当然のこと。スカルチノフもそれを踏まえて、彼に重曹をさせた。
裏を返せば、彼一人で一個師団ほどの実力があると信頼をしてのこと。
実際に近衛の位を預かっている騎士より動かしやすく、それでいて匹敵する屈強さを備えているロマネスクを、スカルチノフは非常に気に入っていた。
( ・∀・)「ロマネスク団長まで……。お久しぶりでございます」
と、礼節を持って接そうとしたモララーが頭を下げるより早く
ロマネスクはモララーの前に跪き、深々と頭を垂れた。
( ФωФ)「こちらこそ。お懐かしゅうございます。大魔術師、モララー=レンデセイバー殿」
(; ・∀・)「ちょっ……!? ロ、ロマネスクさん!?」
突然の対応にモララーは焦る。
年下であろうと、敬意を払うべき者には徹底的に。
それを地で行くロマネスクだが、ここまでの行為は今まで見たことがなかった。
以前のような、フランクなやり取りを望んでいたモララーとしては、経年劣化のように、ロマネスクが遠い人になってしまったようで寂しさも覚えた。
( ФωФ)「……というのは、冗談である」
(; ・∀・)「え?」
顔をあげ、少しいじわるそうな笑顔を見せたロマネスクは、重量のある金属鎧を纏ってるにも関わらず
衣服でも着込んでいるかのように、軽々と身体を持ち上げてモララーに手を差し出した。
( ФωФ)「とはいえ、本来階級上ではこれくらいの行為は当然なのである。
お主が知らないだけで、吾輩は常に、お主のことをこれぐらいの気持ちで接していたことだけは、知って欲しかったのである」
( ・∀・)「ロマネスクさん……」
( ФωФ)「堅苦しい挨拶はここまでである。モララー殿、本当に久しぶりである。会えて嬉しいのである」
( ・∀・)「こちらこそ。僕も会えて嬉しいです」
かつての戦友(とも)達は、かつてのようにがっちりと熱い握手を交わした。
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