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( ・∀・)モララーは隠居暮らしのようです。 双

46 ◆hCHNY2GnWQ:2012/07/28(土) 21:33:04 ID:VC0QHqzQ0
/ ,' 3「久方ぶりじゃのう、モララーくん」

枯れた喉から発されたのは、柔らかくも気高さを感じさせる言葉。
懐旧のこもったその言葉にはどこか優しさも覚える。

(; ・∀・)「何故……こちらが……?」

/ ,' 3「まぁ、それは追々話すとしよう。立ち話もなんじゃ、キミさえよければ上がらせて頂きたいのじゃが」

ドアノブを手にしたまま、半身になってモララーは対応していた。
その余りの不敬さに、モララーは自分を恥じると同時に謝罪の言葉を紡ぐ。

(; ・∀・)「し、失礼しました。どうぞ、何分窮屈な場所でございますが……」

/ ,' 3「そこまでかしこまらなくて結構じゃよ。
    ワシはキミに、国王と匹敵するほどの位、大魔術師の称号を捧げたつもりじゃ。
    昔のように、盟友(とも)として接してくれればよいぞ」

ほっほっほっ、とスカルチノフ国王は、嫌味さを感じさせない笑いでモララーを許した。
いや、元より不敬などとは、彼は思ってもいない。
立場上、その厳しさを見せることはあれ、平時の彼は王ではなく一人の老人なのだ。

( ・∀・)「……ありがとうございます。では、改めて。いらっしゃいませ」

/ ,' 3「うむ。お、そうじゃ。ロマネスクくん、キミも入りなさい」

( ФωФ)「ハッ!」

キレのある返事と共に、扉の影からヌッと大男が出てきた。
黒騎士に与えられる、金の装飾が入った墨色の全身鎧を着こんでいる。背にはVIP大陸の紋章が刻まれたマントも着用していた。
背中には身の丈ほどもある大剣を携えた彼は、有事のロマネスク・ホライゾネルに他ならない。


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