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( ・∀・)モララーは隠居暮らしのようです。 双
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:
◆mGwfd747EA
:2021/02/21(日) 21:48:26 ID:oLCKM6Z.0
/ ,' 3「まったく、過保護な奴らじゃの。
……まあ、だからこそワシも彼らを気に入っておるんじゃがな」
/ ,' 3「さて、茶でも入れるかの。アージンは好きかね?」
少年は黙って頷いた。
/ ,' 3「そうかそうか。銘柄のこともわかるのか。君は聡(よ)い子じゃの」
言いながら王は、華美な装飾のついたポットを手に取る。
茶葉の入ったそれは、彼の手に触れると突然湯気を噴き出した。
魔法で中に水を生成し、瞬時に適温まで上昇させたのだ。
慣れた手つきで、そのままカップにアージンティーを注ぐ。
近くの椅子にスカルチノフは座るように促すと、少年は従った。
互いの前にカップを置く。
リンゴの果実のような、深い甘みのある香りが空間を満たした。
机を挟んで、二人は向かい合う。
王が勧めると、少年は小さく会釈をしてからアージンを口にした。
/ ,' 3「さて、突然呼び出したりしてすまなかったの。
何事かと、驚いたじゃろ?」
尋ねると、少年はゆっくり首を横に振った。
/ ,' 3「ほ? 想定内じゃったと?」
流石にここまで想定外ではあった、と前置きしつつも彼は続ける。
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