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( ・∀・)モララーは隠居暮らしのようです。 双
249
:
◆mGwfd747EA
:2021/02/21(日) 21:44:55 ID:oLCKM6Z.0
王都NEET。
絢爛豪華な装飾と上品な石造りの土台や外壁で作られた城があった。
都の名と同じNEETという城である。
大陸間戦争の、情報すべてが集められる間接的な最前線。
今、この大陸で最も多くの演算を行っている会議室の扉を
厳しい眉をした男性が仰々しく開けて入っていった。
(`・ω・´)「スカルチノフ国王陛下。お耳に入れたい話が」
/ ,' 3「ほ? なんじゃね、シャキンよ」
初老の男性スカルチノフ国王は、近衛の位を持つ人間たちの間で指揮を執っていた。
南の戦況を、東の水際の戦いを、北の物資の動きを、西の人の増減を。
余すことなく情報を取り入れ、処理していく。
齢二十七にして、聖魔術師という現場で戦う人間として
最高位の称号を持つ青年、シャキン=ノーファルはやや慌てながら
忙しない王の傍へ跪いた。
/ ,' 3「ワシは今取り込み中でな。ナンジェの戦で圧し負けたせいで
人員が一気に足りなくなっての。急ぎ編成を組み直さねばならんのじゃ」
(`・ω・´)「であれば、ちょうど良き話かと。こちらを御覧いただけますか」
シャキンはそう言うと、立ち上がり
脇に抱えていた封筒から紙を取り出して渡した。
それは魔術の込められた用紙で『投影現像用紙』という。
一枚の中に映像や記録を、分厚い魔導書ほど内包できる優れた情報処理器具なのである。
映し出されているのは、とあるテストの結果。
国王の座す王都から、もっともっと離れた僻地で行われた
傭兵を選定するための試験の様子である。
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