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( ^ω^)男は可愛く美しくのようです
481
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:04:51 ID:8GmGfFBgO
頬を撫でる暖かな風、春の香りが僕達の鼻腔をくすぐる。
耳に入るのは噴水から噴き出す水の音と、互いの吐息だけ。
穏やかな時間が流れていく。
l从・∀・ノ!リ人「……静かだね」
从 -∀从「なんか学園に俺達だけしかいないみたいだよな」
l从・∀・ノ!リ人「三年生も卒業しちゃったし、今はまだ春休みだからね」
从 -∀从「わざわざ庭園まで来て昼飯を食おうなんてやつはいないか」
l从・∀・ノ!リ人「でもそろそろ新入生で早い子達は、寮に先乗りして来る時期じゃないかな」
从 -∀从「家が遠いやつなんかは、春休み中に寮に入って来るんだっけか」
l从・∀・ノ!リ人「あっ、もしかしてあの子達そうなんじゃない?」
.
482
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:05:55 ID:8GmGfFBgO
*(‘‘)*「やはり独学では限界があるからな。しかし、まさかこのような場所に女装術の総本山があるとは思わなんだわ」
ミ*゚∀゚彡「ヘリカルちゃん、言葉遣いが素になってるの。ふーは完璧にキャラ作れてるよ」
*(‘‘)*「ククク、必要に応じて私もキャラを作る。それでよかろう」
ミ*゚∀゚彡「相変わらずヘリカルちゃんは往生際が悪い子なの」
l从・∀・ノ!リ人「あの、君達新入生?」
*(‘‘)*「きゃるーん、アタシ新入生のヘリカルっていいまーす」
ミ*゚∀゚彡「ぶっ!!」
*(‘‘)* (なにを笑っておるのだ、山中に埋まりたいか!)
ミ*゚∀゚彡 (なんだ、人前でオレ様とやる気か?)
483
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:08:00 ID:8GmGfFBgO
从 ゚∀从「あん、新入生だあ?」
l从・∀・ノ!リ人「こっちのお姉さんは怖そうに見えるけど、実はいい人だから安心してね」
从 ゚∀从「実はってなんだよ、見た目からして完全に友好的じゃねえか」
*(‘‘)*「はい。路地裏にいるやつらはみんな友達ってぐらい、友人の多そうな友好的な見た目です」
ミ*゚∀゚彡「そこいらの通行人に『ねえ、お金貸して?』って頼んだら、快く貸してくれそうなぐらい友好的な感じですの」
从;゚∀从「えっ、マジで俺ってそんなんか?」
l从・∀・ノ!リ人「実際素顔で路地裏歩くと、結構ハインって有名人だし」
从 ゚∀从「そこはほら、黒歴史というか負の遺産がさ」
l从・∀・ノ!リ人「まあハインの見た目は置いておくとして、寮に案内してあげるから着いておいで」
*(‘‘)*「はーい!」
ミ*゚∀゚彡「わかりましたの!」
.
484
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:09:25 ID:8GmGfFBgO
――真の男たるもの、なによりも美しくあれ。
諸兄が思い浮かべる美しい女性、または可愛い女性とは誰だろうか?
アイドル、モデル、女優、etc.
そこには多様の返答があるだろう。
しかし、その人物は本当に女性なのだろうか。
もしかしたら彼女達は……、
いや彼等は、一流の女装師かもしれない。
女装、誰もが一度は耳にしたことのある言葉だろう。
世間からは異常な性癖の一種と、偏見を持たれるあれだ。
しかし、その道を極めし漢達がいた。
その者達の名は女装師。
今や彼等は、世界のあらゆる場所に潜んでいる。
それこそアイドル、モデル、女優。
上げればきりがないほどだ。
そんな一流の女装師を、育て上げる学園が存在する。
その学園こそが、この物語の舞台となる場所だ。
完
485
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:13:30 ID:8GmGfFBgO
【おまけコーナー・座談会】
o川*゚ー゚)o「夜空に瞬く星は数あれど」
ζ(゚ー゚*ζ「己の力で輝いているのは一握りだけ」
o川*゚ー゚)o「「今、君は輝いているか!!」」ζ(゚ー゚*ζ
o川*゚ー゚)o「新入生コンテスト開幕だよー☆彡」
ζ(゚ー゚*ζ「司会進行を務めるのはキュートとデレでーす!」
ζ(゚ー゚*ζ「とまあ、本編も終わったんで、やる機会のない私とキュート先輩の司会から入ったわけですが」
o川*>ー<)o「ええええぇぇぇ!! 絶対にキュートの出番の足りなさに不満を覚えている人がいるはずだー★」
ζ(゚ー゚*ζ「ミセトソ先輩の出番とか凄いですよね。私もこの作品が18禁でしたら無双状態だったんですが」
o川*゚ー゚)o「そんな無双はコーエーさんもお断りします」
486
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:15:02 ID:8GmGfFBgO
川д川「キュートさんは、いつもおまけコーナーで出番があったからいいじゃないですか……」
lw´‐ _‐ノv「そうだそうだー!」
川д川「生徒会の面々なんてヒートさん以外は……」
lw´‐ _‐ノv「高層ビルの建設反対ー!」
川; д川「そんなことに憤っていたのですか!?」
从 ゚∀从「そんなこといったら俺達だって」
川; д川「主役級のキャラはこんなところにまで来ないでくださいよ」
( ^ω^)「そんなこといったら僕がタイトルAAの理由が――」
川; д川「持ちネタにするのやめてください!」
ζ(゚ー゚*ζ「まあまあ、いいじゃないですか。生徒会のメンバーなんて一話限りの使い捨ての予定だったんですし」
川; д川「衝撃の事実過ぎるでしょう!」
487
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:17:33 ID:8GmGfFBgO
o川*゚ー゚)o「でもミセトソ先輩って、途中から急に出番増えた気がする。なんかあざとーい★ブラックスター」
(゚、゚トソン「言い掛かりはやめてもらおうか。ボクとミセリの出番は始めからこんなものだよ」
ミセ*゚ー゚)リ「全学年に二人づつメインキャラを用意するって予定だったからね」
川д川「確かにクーさんやツンさんも出番は多いですけど、お二人は専用話をもらい過ぎではないかと」
川 ゚ -゚)「私は皆に歌舞伎の素晴らしさを広められたなら、それで十分だ」
ξ゚⊿゚)ξ「クーはメイン話のインパクト勝ちってところもあるわよね」
川д川「幼馴染みが亡くなって、その想いを叶えるために女装師になったとか狡いんですよ」
川;゚ -゚)「別に狡くはないだろう」
川д川「必要とあらば私も神社の設定とか、政府付きの兄の話とか陰陽寮の設定とか出しますよ」
lw´‐ _‐ノv「設定なんて口に出さないから映えるもの、そいつがわからねえうちは甘ちゃんだ」
ζ(゚ー゚*ζ「渋い! 最後の辺でポンと渋沢さんが出て来た気がするけど忘れるぐらいに渋い!」
lw´‐ _‐ノv「アタイに惚れると蒸発するぜ?」
川; д川「火傷どころの熱量じゃないですね!?」
488
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:19:17 ID:8GmGfFBgO
o川*゚ー゚)o「ところでこんな機会なのに、生徒会長は出て来ないの?」
ノハ-⊿-)「あの人は出番より怠けたいんだと、まったく」
ζ(゚ー゚*ζ「そういえば私常々思ってるんですけど、ギャルゲーとかだと最後に困難を乗り越えて結ばれるじゃないですか」
ξ゚⊿゚)ξ「詳しくないけど、そういうものなのかしら」
ζ(゚ー゚*ζ「でも個人的には、結ばれた後のイチャイチャがもっと見たいわけですよ。ED後に後日談がない作品なんて以ての外です」
o川*゚ー゚)o「はう?」
ζ(゚ー゚*ζ「つまり妹者とハインなんて、これからイチャイチャしまくるに決まってるじゃないですか」
ζ(゚ー゚*ζ「それを見ずして終わるのはなんか勿体ないなーって」
川;゚ -゚)「最後に十分イチャイチャしていたと思うが」
ζ(゚ー゚*ζ「ぶっちゃけ、ただ私が後日談見たいだけなんですけどね」
o川*゚ー゚)o「よーし、ここから無理矢理後日談に突入だー!」
.
489
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:22:02 ID:8GmGfFBgO
【後日談】
川 ゚ -゚)「久し振りだな」
ξ゚⊿゚)ξ「まだ一か月振りだけどね」
川 ゚ -゚)「調子はどうだ、もう慣れたものか?」
ξ゚⊿゚)ξ「教師の仕事自体は慣れたんだけどねえ。つー先生としぃ先生が、今度から私に寮の管理人をやってほしいっていうのよ」
川*゚ ー゚)「寮の管理人か。つー先生のフォックス先輩をボコってる姿が、今でもありありと目に浮かぶな」
ξ*゚⊿゚)ξ「ふふ、さすがにフォックス先輩みたいな生徒はいないけどね」
490
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:23:32 ID:8GmGfFBgO
o川*゚ー゚)o『みんなお待ちかね、キューキューラジオの時間だよ☆バキューン』
o川*゚ー゚)o『今日はゲストに来て頂いておりまーす。アーティストでお馴染みの渡辺さんと』
从'ー'从『よろしくね〜』
o川*゚ー゚)o『ベストセラー作家として話題沸騰中のシュールさんでーす』
lw´‐ _‐ノv『ごまんたれぶー』
o川*゚ー゚)o『なぜにフランス語! さて、共通点のなさそうなこの三人ですが、実は関係があるのです☆』
lw´‐ _‐ノv『そう、肉体関係が』
o川;゚ー゚)o『ないない。スキャンダルを作りあげないの★』
从'ー'从『同じ高校に通ってた、そういうことだよ』
lw´‐ _‐ノv『渡辺先輩だけ二つ上でしたけどね。よく購買にパシらされたもんすよ、TVとかを買いに』
从;'ー'从『パシらせてなんかないよ、ってTVとかどうやってパシらせるの!? 購買で売ってるの!?』
491
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:24:50 ID:8GmGfFBgO
ξ;゚⊿゚)ξ「シュールを止められる人間がいないとああなるのね」
川 ゚ -゚)「しかし、本当にそれぞれの人生を歩んだんだなあ」
ξ゚⊿゚)ξ「トソン先輩なんて親の会社を継いだのよね」
川 ゚ -゚)「あれだけ嫌がっていたのに、どういう心境の変化があったのだろうな」
ξ゚⊿゚)ξ「ちゃっかりミセリ先輩が秘書になってるのは、相変わらずというか」
川 ゚ ー゚)「あの二人は切っても切れんということだろう」
ξ゚⊿゚)ξ「ヒートも就職したし、生徒会長も実家の和菓子屋で頑張ってるそうだし」
川 ゚ -゚)「私を含め家業を継いだ者が多いな。貞子も今は神主として勉強中だそうだ」
ξ゚⊿゚)ξ「後はあの子達ね」
川 ゚ -゚)「そろそろ開店時間だ。いってみるか」
.
492
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:26:26 ID:8GmGfFBgO
l从・∀・ノ!リ人「ハイン、どうしよう。ヘッドドレスが上手く決まらないよ!」
从 ゚∀从「俺が着けてやるからこっち来い」
l从・∀・*ノ!リ人「うん」
从 ゚∀从「これでよし、バッチリだ」
l从////ノ!リ人「可愛い、かな?」
从 ゚∀从「もちろん可愛いに決まってんだろ」
ζ(^ー^*ζ「そのままキスでもしちゃう?」
l从・∀・ノ!リ人「しないよっ!」
从 ゚∀从「むー、時間がねえ!」
ζ(゚ー゚*ζ「オープン記念日からてんやわんやだねー」
l从・∀・ノ!リ人「中のことは厨房組に任せて、そろそろ接客の準備しないと」
从 ゚∀从「全員、用意はいいな? いくぞ」
「「お帰りなさいませ、御主人様」」
.
493
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 01:34:22 ID:8GmGfFBgO
以上で投下終了です
長らくお付き合いくださりありがとうございました
2010年の年の瀬に短編として始まったこの作品が
こうして長編として完結出来たのも皆様のおかげです
私個人の趣味が粉塵爆発を起こしたような作品で非常に楽しく書かせて頂きました
百合やらBLやら男の娘やら訳のわからぬ作品ですが
少しでも皆様の記憶にとどまれば嬉しく思います
もし何か質問等がございましたら答えさせて頂きたいと思います
最後にもう一度、ありがとうございました
494
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 11:02:52 ID:WwZ88asgO
乙!
もっと後日談してくれても……
495
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 11:35:10 ID:Y763cAAwO
『天使と悪魔と人間とのようです』
本当に作者同じ人なの?
496
:
名も無きAAのようです
:2012/04/08(日) 11:59:10 ID:8GmGfFBgO
>>494
御愛読ありがとうございました
あまり長くなると名残惜しくなりますので
>>495
違いますよ
ミセリとトソンはそういうタイトルの没作品からの流用キャラで
まずそちらの作品が日の目を見ることはないですねという話でした
497
:
名も無きAAのようです
:2012/04/09(月) 11:29:45 ID:uETYu9BoO
乙! 良い最終回だった。
次回作も期待してるよ。
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